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2004年10月 アーカイブ

2004年10月09日

04/10/09 ラ・ボエーム@新国立劇場

2004年10月9日(土)
新国立劇場 2階1列
ラ・ボエーム

暴風雨がきそうな中、
新国立劇場にてオペラ「ラ・ボエーム」観劇。

作品の内容は、あらかじめ貸してもらった漫画で頭に入れておいたのでばっちし。
いざ始まると、最初の出だしはなかなかいい感じ。
出だしがいい舞台はいいはずという期待と共に舞台を見つめる。。
オケの音が大きく台詞が結構掻き消される。
ミュージカルはマイクで拾ってるけどオペラって生声なんですね。
ということは席の位置によって聞こえるバランスかなり変わってきますよね。
新国立劇場の一番前と一番後ろではぜんぜん違うはず。。

さてこの演目、ストーリーはとてもわかりやすい。
RENTってラ・ボエームを一応ベースにしてるんですかね。
クリスマスとかミミとかストーリーとかも見ててかぶって面白かったです。
男の歌手さんたち、結構ハンサムで個性的でなかなかよい。
歌もそこそこいい感じ。で、女性陣が。。ミミはふくよかすぎ。。。
そしてムゼッタは華やかなオーラがない・・
思うに今回の配役、ミミとムゼッタを入れ替えた方がよかったのではと思うくらい。
ミュージカルって容姿などの見た目も結構配役に影響すると思うんですが、
オペラは「歌」がかなり重要なんですね。
でもそれはそれでまたそのギャップを楽しめたりして私的には面白いんだけど。

そして驚いたのは二幕、人多すぎ。
あんなにたくさんいる必要あるのかと思うくらい多い。
子供もたくさん。しかもこの二幕にしか出てこない。
うーん、もーちょっとバランスってものがあった方が。。
あと、カーテンコールがしつこい。。。
観客の盛り上がりでカーテンコールするなら嬉しいんだけど、
「必ず」カーテンコール、
しかも休憩前の幕の終わりには必ずカーテンコールってのもどうかと。。。

最後の4幕の熱演はなかなかよかったです。
ただ、ブラボーってさけびたくなるまではいかず...
といろいろ書きましたが、
こういろいろ書きたいことがあるってのはある意味いろいろ感じたので
いってよかったなーと思ったりもしてます。
オペラの観劇経験も積んでいきたいです。

おすすめ度(1-10)→ 6.5
もう一度観にいきたいか→ 違う演出とキャストで観たい。

2004年10月11日

04/10/11 南十字星

2004年10月11日(月)
1階4列24番
劇団四季「南十字星」

今日は劇団四季の新作オリジナルミュージカル「南十字星」を観て来ました。
舞台チケット譲渡掲示板で譲っていただいた、かなりの良席(実質2列目通路側)。
しかも定価以下で譲っていただきました。

泣きました。ほんとに。よい!よい作品でした。
1幕は、メッセージ性が強すぎる風に感じられたけど、
2幕では、あぁあの1幕があってこその2幕なんだなと思わされる展開で、
役者さんの発するメッセージが自然に胸にじーんと伝わってきました。
特に最後の監獄でのあの語りのシーンは見事としかいいようがないです。

歌や踊りが中心のミュージカルというよりは、
台詞や演技力を中心とした演劇的要素が強い作品のような気がします。
俳優座のお二人の役者さんもそういう意味ですごく存在感が大きかったと思います。
音楽の方は、李紅欄の音楽がかなり頭をかすめる旋律でしたが、
うーん、あの河の歌はいまいち好きではないかなー。
でも終わった後頭の中にがんがん響いてたけど。
ちなみに日本人・インドネシア人・オランダ人役が全員日本人顔で同じ背格好なので、
役柄を把握するのに少し苦労しました。
この作品、2回観たい!っとは思わないけど、
一回は観ておいた方がいい作品だなと思います。
ちなみに悲劇なので、異国の丘と同じく、帰り道の足取りはめちゃくちゃ重くなる作品です。
そうそう、舞台の上で水を使ったりするんですが、
一階席からはほとんど見えませんでした。
舞台装置と照明を堪能するには二階席かな。

おすすめ度(1-10)→ 8.0
もう一度観にいきたいか→ 2階席から大平敦子さん版を観たい

2004年10月14日

04/10/14 はなびらの骨@下北沢駅前劇場

2004年10月14日 (木)
下北沢駅前劇場 前売3,000円
しずくまちb「はなびらの骨」

一緒にお仕事をしている会社の方が、
役者さんとして下北沢の舞台に出るということを耳にして、
ぜひ観たいと思い、いってきました。

劇場は百数十名くらいの客席の小さめの劇場。
うん、演劇はこのくらいの大きさがいい。
でもこの舞台、なんと舞台上右手にも客席があり、しかも左奥にオケピまである。
オケピもチェンバロ(?)、ピアニカ、ヴァイオリン、チェロ等の生演奏。
休憩無しの1時間45分
(この劇場の椅子、この時間ずっと座り続けは少しつらい。
そういう意味では途中少し休憩があってもよかったかも)。
でもこの劇場のこういう独特の雰囲気、好き。

最初の出だしはぬいぐるみを使って、
しかもちょっと話がややこしそうで、
「ん?もしかして複雑なお話?」と少し構えてしまったんだけど、
物語が展開するに従い、個性豊かな役者さんたちが、
その複雑そうにみえた話をどんどんわかりやすく紐解いていく展開で、
次どうなるんだろう次どうなるんだろうと思いながら、
役者さんの迫真の演技や目の動き、挙動などをとても楽しめました。

しかもこの作品、オリジナルなんですね。すごいです。
先がなかなか予測できない展開で最後まで一息つく暇がありませんでした。
ただ、「ん?あれは結局なんだったんだろう?」という
疑問が残った状態で幕が降りたので、
もしこの舞台、一人で観ていたらちょっと消化不良という印象が残ったかも。
一番思ったのは、なぜお母さんを○○したのかかな。。
最後の暗転の後、まだ続きがあるかなってちょっと期待してしまったくらいなので。
でも、今回私は数人でみてたので、
「あれはあぁなんだよ」「そっか、そうかも。でもこうかも」みたいに謎解きができて、
逆にそういう楽しみ方があるのかもなーと思ったりしました。

こういうまた次回作をみたくなる劇団と出会えるのって嬉しいです。
アンケート書けばよかったなあ。

おすすめ度(1-10)→ 7.0
もう一度観にいきたいか→ はなびらの骨が再演されたら是非観たい

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