2006年01月28日(土) 12時開演
2階B列44番@日生劇場
「ベガーズオペラ」
出演者陣にとてもひかれていたものの、
なんとなく、興味がもてなかった演目。
たまたま前日にオケピで直前に譲っていただけることに
なり、本日観て参りました。
ひとりひとりの役者さんは素晴らしい!
役者さんは、内野さんはいいですね!素晴らしい演技。
コミカルさもいい感じ!
森クミさんは最高ですね。この方は天才だと思います。大好きです!
笹本さん島田さんペアは素晴らしかった!二重唱とかも最高!
(ちょとアンサンブルの歌声が大きすぎるところもあったけど)
ただ、この劇中劇が結構バタバタした感じなので、
落ち着いて歌や演技を楽しめないってのが、
ちょっと残念でした。島田歌穂さんの
歌はもっと落ち着いて聴きたい。この舞台、ちょと
叫んだりする系の歌が多かった気がします。
あとは、
ううむ。うううううむ。ううううううううううううううううむ。
以下ネガティブコメントです。まだ観てない方は
読まないで下さいねー。
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1727年に初演され、世界最初のミュージカルと
いわれている作品であることや、もろもろの背景を把握
していたら、また違ったような気もしますが、今回は
内容に関する事前知識「0」で挑みました。その感想でーす。
(気を悪くしてしまった方がいたらごめんなさい・・・読まないで・・)
まず、私の中でなんかなんとなく雰囲気と
終わったあとの印象が、ミュージカルキャバレー
にちょっとだぶる。台詞のひとつひとつは面白かったりも
するんだけど、全体的なストーリー展開や内容に
面白みがあまりなく、かといって笑い転げる舞台でもない。
そして出だしもかなり地味。踊りも少ないし、
ストーリーも単純そうなわりには把握しづらい。
風刺がきいてたり、舞台に独特の重さ暗さがあるんだけど、
劇中劇ってなんか陶酔できなくて、舞台に入り込めない。。
最後の終わり方も。。。そして音楽がまったく頭に残らない。。
私の中で今日一番頭に残った音楽が、カーテンコールの
最後で橋本さんが一言口づさんだ「最後のーダンスをー」ですから・・
観客席をうろちょろする演出とか。。CATSやエリザベートみたいに
ちょこっと観客とやりとりがあるのはいいと思うんですが、
ここまでやりすぎると、逆に観客に媚うってるように感じられて。。
ちょっとひねくれてますね私・・・
ちなみに観客とのやりとりが超楽しかったのは
ブロードウェイでみた THE BOY FROM OZの
HUGH JACKMAN。あれはすさまじかったです。
ちょっと横道にそれましたが、でも幕前や
幕間に観客とやりとりがあると、休憩時間も
楽しめるし、いいんですけどね。
そして最大の問題は、長すぎる。3時間半。
休憩2回。しかもですね、なんか1幕と2幕で
出てくる役者さんががらっと変わるんですが、
逆にいうと1幕の間では出てくる役者がほとんど固定。
ほとんど3人だけ。この3人のシーンが長すぎる。。。
めちゃめちゃ長い。。時間の経過を感じる舞台って
やっぱりどうかなーと・・・
カーテンコールは楽しかったです。ただ、客を
舞台上に上げて、最後に一緒に踊るってのは、ちょっと
興醒めしてしまう点はあります。。。やるならもうちょっと
他の客も楽しめるように考えてほしかったなーと。。
でもやっぱり舞台には陶酔したい。劇中劇やこうした観客を
絡めた演出には陶酔できなかったです・・3時間半、長かった・・・
でも、観て損したとは思わなくて、こういう舞台も
あるんだなーという感じで、そういう意味では観れて
よかったです。
次はレミゼが観たい。。
おまけ:
先輩のブログで紹介されてた「中村屋」 。
合の手が笑えます(笑)