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2009年11月 アーカイブ

2009年11月01日

09/11/01 *pnish* マハラジャモード@サンシャイン劇場

2009年11月1日(日) 19:00
*pnish* マハラジャモード
@サンシャイン劇場

*pnish*でしたが、
楽しかったー。

テンポ感と、ライブ感満載のノリが楽しいです。
ゲスト陣も魅力的で、
セインカミュさん、めちゃめちゃいい味出されてます。
そして、innerchild の小手伸也さんのキャラクターが
私的にツボにはまり、かなり爆笑。

ストーリー的なネタも面白かった。
オープニングのムービーも、
一つ一つの決めポーズがすごくかっこよく
あっという間の2時間。

衣装がはっきりしてるので遠くからでもよくわかります。
アクションもかっこよく、セットや照明をうまく使っていてうまいなーと。

でまた客席が若い!
最後はお見送りもあったりして、
その前を通るわけなのですが、
なぜかドキっとしてしまう管理人でした。

次回公演もぜひ観に行きたいです。

おまけ:
 稽古場レポ (最後のシーンだけ拝見したので、内容にほとんど触れれなかったのが残念)
 FM世田谷に出演されたオンエア(全部おけぴで聴けます♪)

2009年11月03日

09/11/03 今泉りえ ソロライブ@キックバックカフェ

2009年11月3日(火) 18:30
今泉りえ ソロライブ
ぱれっとカフェ Vol.2 ミュージカルに魅せられて
キックバックカフェ

「いきまーす!」
という元気な声でスタートした
今泉りえさんのソロライブ♪

ミュージカルネタ満載のトークがとても楽しく、
選曲もとっても素敵です♪
ウエストサイド、マンマミーア、リトルマーメイド、マイフェアレディ
と続く”ヒロインメドレー”、よかったー。

そして恒例!?の参加型ナンバーは
プチゲストに村上由香さんを迎えての
サウンドオブミュージックの「ひとりぼっちの羊飼い」。
結構皆さん声出されてました(私も小さく歌ってました)。

また、今回は私の個人的都合で第一部しか聴けなかったのですが、
今年の第二部スペシャルゲストはなんと照井裕隆さん!
聴きたかったなぁ。。

そしてこの日、
今泉りえさんのファーストアルバム「Petit A Petit」が
リリースされました!ぱちぱちぱちぱちー!

2009年11月06日

09/11/06 花形歌舞伎@新橋演舞場

2009年11月6日(金) 11:00
花形歌舞伎
新橋演舞場

大詰の、あの張り詰めた緊迫感と、
その後の、ぱーっと明るくなって解き放たれる感がすごかった!
盟三五大切。
かみかけてさんごたいせつ
と読むんですが、
見終わった後、このヨミの意味でちょっとジーンとしてしまいます。

それにしてもすさまじいお話でした。
大詰の、あのえーっというシーンの数々。
見得とテンポ感で、
次々、というより、あっという間に展開していきます。

時にはその見せかたにびっくり。
ご飯食べるシーンのあの動きには私の後ろに座ってた女性は
かーなーりーびっくりしてました!(私もびびった)

市川染五郎さんの二役は、イヤホンガイドの
解説がなければ、同じ染五郎さんが演じてるっておそらく
気づいてなかったと思うほど。
(この盟三五大切は、イヤホンガイド絶対借りてほしい)

尾上菊之助さん、声がいいです。好きな声です。
そしてラストのあの登場もお見事。

ほんとあの大詰シーンの、
市川亀治郎さんから伝わってくる息呑む緊迫感はすごかった。

第三幕の、舞踊、弥生の花浅草祭は、
片岡愛之助さんと尾上松緑さん。
最後の毛振りはすごいです。
特に私、上手側だったのですが、松録さんの毛振りの
毛の動きがすんごくダイナミックで美しかったです♪

2009年11月07日

09/11/07 劇団扉座サツキマスの物語ブログライター会見レポ

2009年11月7日(土) 13:00
劇団扉座 サツキマスの物語 ブログライター会見レポ


作・演出の横内謙介さんと出演者の皆さん。
温かい空気に包まれたアットホームな雰囲気が面白い会見でした♪
はじまる前にたい焼きいただきまして、食べてる私に
お茶を出してくださったのは鈴木里沙さん(上記写真中断左端)。
(ドリル魂の時のお弁当の歌や、メモリーズ4のおばちゃんキャラが
今でも脳裏にこびりついてます。今回はチームあまごでご出演)

さてこの公演名にもある”サツキマス”は、
鮭と同じように、川から海に出て、また川に戻ってくるお魚。
なんですが、面白いのは、同じサツキマスでも、
海に出ていくサツキマスと、海に出ず一生川にいるサツキマス(アマゴと呼ぶそう)に分かれるそう。


(これはサツキマスではありません。タイ焼きです。)

このあたりを、ふるさとに残る人、ふるさとを離れてまた帰ってくる人、
みたいな軸で描かれたのがこの舞台です。

このふるさとを離れて帰ってくるサツキマス(のような人)を演じるのが
伴美奈子さん。
役柄は、世界第3位!のプロビリヤード選手(三軒茶屋の古いビリヤード屋で特訓されてるそう)
そしてマネージャー役には累央さん。

ビリヤード場オーナーには近藤正臣さん。
(サツキマスという不思議な魚のネタを横内さんに提供したのも近藤さん)
今回の会見には衛生中継!?で声でご登場。
このあたりのノリも扉座、おもしろいです。
(左側で携帯持ってるのが横内さんで、その携帯の相手が近藤さん)

会見で釣り竿を披露(下の写真)していたのは、
釣り師の弟子役の犬飼淳治さん。

町役場の課長昇平役に有馬自由さん、
その友人役に菊池均也さん
(菊池さんは公演中に44歳に!?お若い!)
東京の大企業のサラリーマン(岡森諦さん)が
どう絡んでいくかも興味深いところです。

チラシに

故郷を出るあまごは志なんか持って海を目指すんじゃないと思う。
生まれた川に居場所がなくなって、
止むにやまれず、泣きながら川を下るんだ、きっと……

と書いてありますが、

ちなみに私も故郷大阪を出て今東京にいるわけですが、
記念受験したこっちの大学に受かってしまい、
就職で大阪で戻ろうとしたところ震災で希望部署が閉鎖、
でそれ以来、ずーっと東京在住の管理人です。
そういう意味で私も意志を持って海に出たサツキマスではないわけですね。

でも戻れる川があるというのはいいものです。
ちなみに川に戻ってこないサツキマスもいるんでしょうか。。。

すみません脱線しました。

それぞれの人生が、アマゴとサツキマス、田舎と都会などを軸に
”飛び込みの橋”、”ビリヤード”、”チームあまご”が
どうふるさと活性化につながっていくのか、
またそれを、どういうタッチで描かれていくのか、
それはぜひ劇場にて!

10年の構想を経た扉座の新作です。
12月2日から6日まで、@紀伊國屋サザンシアター。

あ、チラシの裏面にある写真、よーくみると出演者の方の若ーい時のお写真が!
(どなたかわかりますか?)



この魚もサツキマスではありません
(前回公演の百鬼丸で使われてた鮭!?)

2009年11月09日

09/11/09 和音美桜ソロライブ@六本木STB139

2009年11月9日(月) 19:30
和音美桜ソロライブ
@六本木スイートベイジルSTB139

待ちに待った和音美桜さんの
ソロライブに行ってきました♪

一部はジャズナンバー等を中心に
ちょっと大人の雰囲気でスタート。

そーしーてー休憩挟んでの第二部!
登場からめちゃめちゃかわいい。
歌声はもちろん、衣装、髪型もとってもキュート♪
ミュージカルナンバー、さらに宝塚メドレー!!

宝塚メドレーは、冒頭からあのエトワールでのお姿が
目に浮かんできました。

そして、めちゃめちゃうっとりーっと浸っていたら、
すぐさま声質、歌い方をがらりと変えて別の曲を歌い始める
その切り替えのすごさも堪能♪

曲の合間のトークも、
歌っている時とのギャップがすごくて楽しいんです。
客席につぶやきかけるように、さばさばと語られるんですが、
これが実にかわいい。前ディナーショーの時も思ったんですが、
お水を飲むタイミングが、ちょっとずれていて、
そのお水を飲む時にできる、微妙な「間」も楽しい(笑)
しかもお水を飲む時に、ちょっと失礼して。。みたいに
一言挟まれるのがこれまたかわいらしい♪

彼女の歌声でも特に、高音への伸び上がり、伸びきり歌いきりが
とっても好きなのですが、このライブでもまさに
「スコーーーーーーン!」という聴いてて爽快&鳥肌な気分を味わえました。

ビールとおつまみも進み、ほろよい気分で幸せな一夜でした。

2009年11月17日

09/11/17 晩秋@明治座

2009年11月17日(火) 16:00
晩秋
@明治座

すんばらしかった!
マキノノゾミさんぐっじょぶ!です。
こういうお芝居大好きです。

冒頭の看護師達の楽しい入り方、
テンポ良い展開、 次のシーンが非常に気になっての暗転、
飽きさせない進行、わかりやすくて気持ちいい伏線、
そしてなんといってもラストの森光子さんの見せ方!

4時開演8時終演という長い時間を 感じさせない、
スタオベな舞台でした!
さらに明治座、お弁当も美味しかった~。

板東三津五郎さん、お父さん役の時はほんと別人!
お見事というしかないです。
そして、星野真里さん、ほんとかわいい先生!
ゼブラの時も素敵な役者さんだなと思いましたが、たたずまいが好きです。
八千草薫さん、お若い! 窓際での沈黙シーンはぐっときます。
米倉斉加年、渋い。校長先生~。さようならってセリフが好き。
中田喜子さんは変わらずおきれいです。
馬渕英俚可さんはいつもほんと気持ちいい演技されます。
森光子さんのラストの衣装、登場だけで、ナイス!と思わず心で叫びました。

また、冒頭の看護師達から、登美島の人達まで、
まわりを取り囲む役者さんがグッドです。
そして病院の中庭セットなどが私的にはツボでした。印象に残ります。
病院のあの事件の後味だけちょっと気になるところですが。

第三部は休憩中にONにされたと思われる
携帯があちこちで鳴りまくり、しかも
携帯に出ちゃう人!、まったく切らない人、
それを止めに行くスタッフの音。。。
いいシーンでなると少し滅入りましたが、
そんな携帯音をはねのけるすばらしい舞台でした。

2009年11月22日

09/11/22 音楽座ミュージカル泣かないで稽古場レポ

2009年11月22日(日)14:00
音楽座ミュージカル/Rカンパニー「泣かないで」
稽古場トライアウト@都内某稽古場

12月に上演される音楽座ミュージカル/Rカンパニー「泣かないで」の
トライアウト公演に行ってきました!
トライアウト公演は、稽古の段階でお客様から感想・意見を得てさらにクオリティを高め、
最高の初日を迎えるためにとカンパニーが企画しているものです。
「泣かないで」は、"無償の愛"をテーマにした
遠藤周作氏の「わたしが・棄てた・女」を原作としたオリジナルミュージカル。
数々の演劇賞を受賞し、また遠藤氏が「自分の作品で、こんなに泣いたのは初めてだ」と口にされた作品でもあります。

「泣かないで」の世界が始まると、そこは戦後間もない東京。
決して豊かではなかったけれど、なんとかのし上がってやろう…そんな活気が溢れていた時代。
おお~!稽古場にいっぱいいっぱいに入っている鏡張り
(?でも向こう側が透けるシーンも)のセットが、
いろんなものに変身するじゃないですか!
セットが抽象的だからこそ、どんなものにも見える!
時には満員の通勤電車、時には地下酒場、吉岡が勤める会社、電車(!!!)などなど…
そして、2幕でのハンセン病患者が入院している復活病院も同じセット。
照明などの力が加わった時、このセットはどう見えるんでしょうね。

金も女もないと嘆く大学生の吉岡(安中淳也さん/Wキャスト・藤岡正明さん)は
雑誌の文通欄で森田ミツ(高野菜々さん/Wキャスト・安彦佳津美さん)と出会うのですが、
昔はインターネットや携帯どころか、電話でさえ普及してなかったのよね~と思いつつ見てました。
当時、中卒、高卒が多い中、大学生といえば、それだけで憧れをもって見られたんじゃないかしら。
(1936年生まれの私の父は高卒ですが地元では決して多くはなかったんですって。)
「♪こんなの初めて」ふふふ、ミツ、舞い上がってます(笑)。
でも、ミツはどうもどんくさいんですよね。

一夜を過ごした後、就職した吉岡と、吉岡に会える日を楽しみにしているミツの生活が、
イキイキとダンスシーンも織り交ぜながら描かれていきますが、これがまた楽しい!
それにしても、マリコ(井田安寿さん)、素敵な女性~。笑顔にキュンときます♪


ミツはクリーニング工場で働く女工さんですが、この工場シーン、
とっても素敵♪シャツにアイロンをかける作業が、こんなダンスになるなんて!
いいシーンだなぁ~♪

他にもオススメのダンスシーンが!
吉岡の会社のシーンでの「オフィス・ウォーズ」というナンバー。
これ、本当にカッコイイ!こんな会社、勤めてみたい(笑)!

それにしても、吉岡の心にはミツはいないんですね~。ふとした拍子によぎるだけ。
ミツはといえば、吉岡への想いは募るばかり。切ないなぁ。

1幕は、ミツが手首のあざの検査を受け、復活病院での精密検査が必要と告げられ、
街中をさまようところで幕。「神様なんて…いない!」…
あぁ、胸が…痛い(涙)。

ミツはどうなってしまうんだろう…。
吉岡は?この後の展開が気になるじゃないですか~!

ダメ出しの後は、「オフィス・ウォーズ」のシーンをひたすら繰り返し稽古。
これ、本当に生で見てほしいです!
ここでプチ解説!男性陣が2つのグループに分かれて踊るのは、
派閥を表してるんですって!そこに新入社員で入る吉岡。ほほ~ぉ。

結果的に1幕だけの見学でしたが、歌、芝居、ダンスとたっぷり見どころがあります!
「泣かないで」には重厚な"無償の愛"というテーマがありますが、
ダンスをふんだんに取り入れることで、エンターテイメント性も高めていると思いました。
始まる前に、「今日は見せたくない部分、ありのままの稽古をお見せします」との説明がありましたが、
この決して一筋縄にはいかないだろうテーマを、
カンパニー全員で突き詰めて突き詰めて形にして行くんでしょうね。
まさに産みの苦しみの姿を垣間見た気がします。

主役もWキャストで組まれていて、
森田ミツ役は透明感のある歌声と作品ごとに大きく成長をしている高野菜々さん、
「マドモアゼル・モーツァルト」での温かい歌声への感情の乗せ方が印象的だった安彦佳津美さん、
吉岡役は高い歌唱力を持ち「ブラッド・ブラザーズ」での好演が記憶に新しい藤岡正明さん、
前回の「泣かないで」では吉岡の悪友・長島役を演じダンスも持ち味の安中淳也さんと、
楽しみなメンバーが揃っていますよ!
役者が人として持っているものがそのまま舞台に乗るとよく言われますが、
"無償の愛"そして吉岡の心に残った小さな傷を、それぞれがどんな風に私たち観客に届けてくれるのか…
美しい歌詞やメロディとともに「泣かないで」の世界に早く浸れることを楽しみに待ちたいです!

ここからは、トライアウト公演ならではのもうひとつのレポをお送りします!

なんと今回は製作室、キッチン、衣裳室を見学できちゃったのです!
フツーは絶対見られないですよね!製作室にチケットの売行が表にして貼られていたり、
キッチンではまかないを作っていたりするのが、そのまま見られました。

まかないは、お米40合、肉1.5キロ、じゃがいも30数個ほか大量の食材がお鍋でグツグツ~!
この日は豚汁~♪役者さんもスタッフさんも、同じご飯を召し上がるそうです。
また、玄米を精米しているところまで!
ファンの方たちがまかないのためのお米を送ってくださるそうです。
Rカンパニーはとても気さくだと思うのですが、ファンの方もまたあたたかい!
劇団の日常を見せていただいちゃいました!

そして、衣裳室!「泣かないで」の衣裳がハンガーにズラッと所狭しとかかっています。
当時のファッションを再現するために、その頃のファッション雑誌も机にたくさん!
スーツの肩がごつかったり、ちゃんと時代に合わせた衣裳です。レトロ感満載!

衣裳室でうかがったお話ですが、「泣かないで」の2幕は主に復活病院でのシーンとなります。
作品中、筒状のセットが何本も降りてきて、それがシーンによって涙、雨、そして竹を表すそう。
竹林は復活病院のモデルとなった場所にもあり、
このミュージカルでは、竹林に彼岸と此岸の境目という意味をつけて表現したそうです。
また、患者役の役者さんは緑色の服を着ているのですが、形や素材がそれぞれ違っているのだとか。
ひとつひとつ染めて作られたもので、素材が違うため、緑色の出方も全て違うんですって。
初演当時から大事に使っている衣裳で、案内をしてくれた清田和美さんの
「患者さんの想いを大切にして演じていきたい」という言葉が胸に沁みました。

「泣かないで」前回公演舞台映像つき公演案内

音楽座ミュージカル/Rカンパニー「泣かないで」
★公演日程
・東京公演 12/19(土)~12/29(火) 池袋・東京芸術劇場中ホール
・神奈川公演 2010/1/16(土)・17(日) グリーンホール相模大野
・兵庫公演 2010/2/6(土)・7(日) シアターBRAVA!
音楽座/RカンパニーHP「泣かないで」作品詳細ページ


おけぴ稽古場取材班:akki

2009年11月29日

09/11/29 暗くなるまで待って通し稽古レポ

2009年11月29日(日)
『暗くなるまで待って』通し稽古レポ

朝海ひかるさんのストレートプレイ、めっちゃいいです。
スリリングなサスペンス劇と聞いていたのですが、
見終わった後の満足感は保証します!

オードリーヘップバーンの再来かと思わせるような、スレンダーで颯爽とした雰囲気。
(映画版ではオードリーヘップバーンがスージーを演じてました)
盲目の役なのですが、登場した瞬間からそのことを自然に感じます。
スタスタとした歩き方や、感覚を研ぎ澄ましている様、
頭がぐるぐる回転して考えてる様、気づいてハッとする瞬間の表情をはじめ、
イライラしたり、スネて怒ったり、夫サムに必死に言い訳して甘える様子などまで魅力たっぷり。

このスージーに愛情を持って対等に接する夫サム役に山口馬木也さん。
イギリス人らしい理屈っぽさなのに決して嫌味がなく、とても素敵に演じておられます。
自立させようと甘やかさない様子から、逆に愛情が溢れ出ています。
余談ですが、基本的に山口さんの背中越しにお稽古を観ていたわけなんですけれども、
その背中になんとも男の色気を感じてホレボレしておりました(笑)

さて物語は、スージーの夫サムが、旅先から持ち帰ったある物を
怪しい男たち3人(ロート、マイク、クローカー)が、奪い取ろうと狙ってくるという展開。

ロート役には加藤雅也さん。
ロングコート姿がお似合いのクールなワル。不気味で怖いです、おそわれそうです(汗)
そのくらい雰囲気が出てらっしゃいます。

マイク役には葛山信吾さん。
心優しいワルのマイク。
根は優しい、いいひとなんですねきっと、葛山さんのお人柄が滲み出てる感じです。

クローカー役には窪塚俊介さん。
カッとなったら後先考えない、チーマー的ワルを好演。
スコットランドヤードの刑事には居ないであろうキャラなのがまた面白い。

この3人が次々とスージーの家を訪ずれ、
巧みな言葉で騙しにかけて、”ある物”を手に入れようとします。

一幕と二幕の休憩時間には、おそらく、
ね、あれってあぁいうこと?いや、こうこうじゃない?みたいに
いろいろ話したくなると思いますよ。
二幕でそれらが全て解かれていきますので、そこもお楽しみに!

その二幕冒頭の30分が怒涛の展開!!
彼らの言動に不審を抱いたスージーは少女グロ―リアの協力を得て、
男たちの本当の狙いとその正体を暴いていきますが…。
追い込まれたスージーの、頭脳フル回転凄いです。超賢い!

この少女グロ―リア役/伊藤有沙さんの活躍が見もの。
登場は憎ったらしい子供なのに、気持ちが切り替わる瞬間の表現が見事でした。

レトロでキュートな家電がかわいいお部屋のセットも雰囲気を出しています。

スージー朝海さん、おそらくかなり打ち身のキズなどもあるのではないでしょうか。
そう思ってしまうくらい、地面を這ったり、当たったり、全身での熱演でした。

公演は
プレビュー公演:2009年12月12日 シアター1010
大阪公演:2009年12月15日~12月18日 シアター・ドラマシティ
東京公演:2009年12月20日~12月29日 東京グローブ座

公演ごとに終演後のトークショー、音楽担当のNAOTOさんの生演奏、
プレミアグッズプレゼント、クリスマスイベント、
出演者がナビゲートするバックステージツアーと、イベントが目白押し。
詳細はホームページで確認をお忘れなく!


真っ暗に・・・!?

おけぴ稽古場取材班:rika & おけぴ管理人

2009年11月30日

09/11/30 Nine The Musical 稽古場レポ

2009年11月30日(月) 13:30
Nine The Musical 通し稽古レポ

美女9名に圧倒された管理人です。
ひとりひとりが輝きと個性を持ってる方ですから、
ステージ上から伝わってくるオーラがものすごかった。。

主役にはイタリアの映画監督グイド役のSOPHIAの松岡充さん。
苦悩しつつも女性を翻弄し翻弄されていくグイドの雰囲気がとても自然で、
美女9名の美声をリードするような歌声も心地いい♪
グイド・コンティーニという役名や、あらすじのイメージからすると
つい「濃ゆい」役を想像してしまいますが、
”濃くない”感じが、9名の美女をより綺麗に美しく引き立ててます!


(グイド役の松岡充さんと、クラウディア役の貴城けいさん)

通し稽古を観た後思ったのは、どのシーンを切り取っても素敵で、
もう一度観たいシーンが詰まった舞台だなと。
9名の女性一人一人にスポットがあたるシーンは間違いなく見所なんですが、
脇や後ろの方で、たたずんでいたり、演奏!?していたり、動いてたり、
そんな様子もついチェックしてしまいたくなるくらい見所です。
オペラグラスを使ってしまうと、他の人が見れない、みたいな。嬉しい悩みですね。

1幕最初の方の、樹里さんの”ラララララー”ではじまる曲を聴いた瞬間、
あぁすごいいい舞台~、この時点で満足ー!!と早くも思ってしまった管理人です。

ここで美女9名の管理人一言感想をご紹介。

貴城けいさん:後ろ向きでツカツカ歩いてて振り返った瞬間のお顔がスーパーキュート!!
新妻聖子さん:語りかけるような高音部の歌声、こりゃ記者(役)も酔うってもんです。
シルビア・グラブさん:下手からの「グイードゥ~」。すんごい色気!
樹里咲穂さん:めちゃめちゃチャーミング。声大好き。いやされます。
入絵加奈子さん:動きがかわいく楽しい。後ろで指揮してるシーンなどもお見逃しなく!
浦嶋りんこさん:パンチのきいたタランテラ with タンバリンで、い~ち~こ~ろ~さー。
今陽子さん:お風呂~あがりの~、このメロディーが好き♪パジャマを~着なさい~♪
寿ひずるさん:ずばっと指摘していく評論家ぶりや、アッハッハという笑い声も気持ちいい!
紫吹淳さん:目と顔の動き観てるだけで楽しい。リリアンには盛大な拍手を!

子役はダブルキャストなのですが、子供ならではの高音の歌声がこれまた素敵です。

そして、音楽!
今回の通し稽古ではピアノがめちゃめちゃかっこよかったです。
本番はどこまでがピアノでどこまでが他の楽器になるのかわかりませんが、
和音連打、あの和音進行がとーってもMY好みなのです。
フレーズの抑揚が気持ちいい音楽、耳も喜ぶ音楽です♪

さらには客席絡みが!
そこで私管理人、なんと紫吹さんに絡んでいただきました!
距離50cmくらいのところから、
「なんで怖がってるのよ」
と言われまして..その目線にドキドキでした。
この部分はお客さんの反応もとっても超楽しみ!

開演直後も、導入部としては面白い嗜好のオープニングです。
開演5分前に、何かが9回鳴りますので、それもお聞き逃しのなきよう。

公演は12月12日から27日まで。
ルテアトル銀座にて。
演出はG2さんです。


稽古場からの一人の帰り道、「グイーーードォーーー」って
つい口から出てしまっていた管理人でした。

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