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2006年06月 アーカイブ

2006年06月07日

06/06/07 メタルマクベス@青山劇場

2006年6月7日(水)
18:00 @青山劇場
1階F列33番 (12000)
「メタルマクベス」

オケピで譲っていただいた良席♪
(偶然同じ日に同じくオケピでチケットをとった友人と観劇しました)

終わってみて感想。めっちゃ面白かった!!
3時間50分とすごい長いけど、
そんな長さを感じさせないすっごく見所満載の舞台でした。

以下ねたばれ含みます。

まず、最初の電光掲示と音響効果、うまい。
舞台って最初が肝心と思うんですけど、
期待感をかなりあおられました。
基本的にこういう電飾系好きじゃないんだけど、
今回のメタルマクベスは使い方がうまかった。

で、その直後、釜をまぜる3人の女性が登場。
ん? なんか服がださいぞ。なんか普通の
そこらへんの演劇っぽい雰囲気だ・・・

と思ったんだけど、真ん中の人がカレーの林氏・・
とわかって、じょじょに舞台にはまりこんでいき・・・
この3人がマクベスの魔女なのかとわかると、
予言等も含めその存在も自然にすっと入ってきました。
ただ、私もマクベスは前にオペラで一回みただけだけど、
マクベスのストーリーを知ってなくても、十分楽しめます。

この舞台、2206年の現在と1980年のシーンがかなり
交差するんだけど、その流れがかなり自然に入って
くるんですよね。大きなストーリーの流れも登場人物も
かなりわかりやすい。脚本のくどかんってやっぱすごいのかも。
マクベスもライオンキングも、大きいストーリーは親殺されて
追放されて復習で戻ってくるという感じですよね。そこに現在と過去
がうまーく交差して、意味のないシーンもうまく取り入れ、時には
ぐっとあるシーンもあったりして、ほんとお見事でした。

そして音楽もすごい。生のバンドもうまいけど、役者の
歌唱力もいい感じ。特に王専属シンガーの冠君、いい!
彼の報告の歌はも一度聴きたい♪

あと、さっきも書いたけど後ろの巨大電光画面の使い方がうまい。
時にはライブカメラになったり、時にはバイクシーンの見事な演出
で使われたり(背景にあわせてバイクが回転するのはめっちゃ見事)。
バイクもそうですが、各種小道具の使い方も見事でした。

キャスティングも見事でとても面白いんだけど、最高なのは松たか子。
すごい! うまい! キスをチュッチュするシーンから
狂ったシーンやシリアスなシーン、まじめなシーン、演技といい
歌といい存在感といいほんとにお見事でした。魅力的すぎます。
内野さんもとってもよかったんだけど、松たか子さんは
他の出演者とレベルが全然違うぐらいずばぬけてよかったです。

あと印象に残ったのは森山未来。タップ、ダンス、かっこいい。
はやい、やすい、うまいの吉野屋もよかった。
そして4人のダンサーの存在も、各シーンでぴたっとはまってていい♪

ちなみに門番の人とか、大人計画で有名な人らしいんだけど、
1幕ではちょっとついていけなかった。。
二幕でも、あのお尻出したりするのって、うーん、ひいてしまいます。
DVD出てもあのシーンはみたくない。
今回がとくにそうというわけではないけど、その役者のキャラを
知ってることを前提にした演出をされると、はじめて見る人には
つまらないなと思ったりします。

今日はテレビカメラが入っていて、
会場には芸能人も結構いらっしゃってました。
12000円は安いと思いました。
もう一回観たいけど、チケットとるのは難しそうだ。。
今日の録画、DVDになるのかなぁ。。
DVDになったら買いたいなぁ。

2006年06月10日

06/06/10 夕陽通りにいつもの声が@東京芸術劇場

2006年6月10日(土)
19:00 @ 東京芸術劇場小ホール
東京アンテナコンテ
「夕陽通りにいつもの声が」

私の大好きな劇団東京アンテナコンテナ。
前の劇団 I-CHI-MI の時に観てから
ずっとウォッチしてる劇団です。

ロンドン旅行でみれなかった時を
のぞいて、全て観てるんだけど、今回は
ちょっと久々だっただけにとても楽しみにしてました。

出だしは、いいっ♪ 出だしにスピード感あって
ひきこまれる舞台ってほんと素敵です。
ペットがほしいのくだりもめっちゃ笑いました。
そして坂口真紀さん、この方ほんと綺麗で花がある。

今回も懐かしい系のストーリー展開だったけど、
やぱりイジリー岡田さんさいっこー!
つっこみのタイミング、笑いの安定感、
台詞のわかりやすさ、ぼけ具合、自虐的ネタ、
アドリブ、全てが大好き!!
特に彼の安定感は舞台をしっかり支えてる感じで
どのシーンもにこにこしてみてられます。

そしてゲスト出演の山川恵里佳さんがびっくり。
DHCやテレビでのイメージと違って、すごく透き通った声
としっかりした役柄で、例えるならば広末涼子的な感じで
とても綺麗でした。舞台映えしはる方ですね。

下平さんと小浦さんは(もちろんイジリー岡田さんも含め)
もうどうくるかどうくるかという感じで(おそらく毎日違うであろう)アドリブ
もとても楽しみなんですが、今日は茶の間のシーンで小浦さんが
饅頭を食べてて台詞をいえないシーンでのつっこみが面白かったです。
こういう部分や、台詞でつまったりしたら、すかさずつっこむシーンが
舞台随所に満載なのがこの劇団の面白さでもあるんですよね。
ただ、ちょっと小浦さんにいまいちパワーがないというか、
台詞も聞こえづらかったりつまる場面が多かった気がします。
なんか心配なくらい。。

あと、今回、タップを多様してて、例えばなわとびしながらタップとか、
バスケットボールを持ちながらタップとかのシーンが多いんだけど、
うーん、前の上海トライアングルの時のイメージが強烈すぎるせいか、
タップは確かにいいし面白いんだけど、すごい!というより
「頑張れー!」みたいな目でみてしまったり。。でそのわりには
このタップシーンのウェイトが大きかったんですよね。
でも楽しかったからいいです♪

替え歌はほんとに面白い。でも私の中ではあのエビカニ三昧
を超える曲にはまだ出会えてないので、それにいつ出会えるかが
とっても楽しみです。

あ、あとゲストの萩野崇さん、最初の登場シーンで、結構きりっと
登場するシーンと思うのにずっとはにかんで笑ってる感じだったので、
ちょっとふぬけた印象になってしまいました。。舞台全体を通して
照れがみえてしまって。。。

ジェイソン・ハンコックさん、私の中ではエビカニ三昧の人という
印象なんだけど、彼のダイナミックさ、好きです。今日はよくわからない
間のシーンも多かったけど、彼の歌、また聴きたい。。。

最後に、個人的に好きだったシーンが、ボクシングのシーン。
あのシーン、音と同期してて、すごく面白かった。そしてあの
ギターを弾くよっちゃん。「そうねー」、あの台詞の間と演技、
あれは面白かった。ナイスキャラ♪

次回公演も必ずいきまーす♪

2006年06月15日

06/06/15 ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?@シアターコクーン

2006年6月15日(木)
18:30 @ シアターコクーン
1階N列8番
ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?

劇場に入ってまずびっくり。
青山円形劇場のように、舞台をぐるりと
囲みこむ客席。そして舞台のそばにも客席が。

6時半開演で終演は9時40分頃。
2回の休憩を挟んでの長丁場の舞台でした。

今回もまた全くの事前知識なしで臨んだんだけど、
1幕:いまいちのりについていけず途中うとうと
2幕:演技が白熱してきて、面白くなる
3幕:演技の意味やストーリーに興味が出てきた
という感じで、じょじょに面白くなってきました。

ただ、長かった。冗長的に長い感じではないんだけど、
4人だけの舞台で3時間となると・・・

でも、役者さんはとても素敵でした。
まず大竹しのぶ。さすがです。見事な表情と演技力。
そして段田さん。いい感じです。この夫婦の演技は
ほんとに見事でした。目の動きひとつとってみても
すごかった。

もう二人のともさかりえと稲垣吾郎。
ともさかりえは登場からびっくりした。
言葉と動き、途中の壊れ具合。新鮮でした♪
稲垣吾郎ちゃんは、他の3人に比べると、
ちょっとまともというか、距離を置いてる感が
あったんだけど、それも演出的に考えれば
あってるのかなと思ったり。

それにしてもあの舞台真横の最前列、あれは
すごくいい席だけど緊張するだろうなー。
舞台と段差ないですしね。役者の視線もそうですが、
客席も視線もすごいと思う。

あ、ちょっと残念だったのは音響。
なんかぶーんって音とか(あれはわざと?)とか、
なんか休憩前の曲の入り方とか、音量の調節が
急すぎてとても不自然な感じでした。

あと、私、ほとんどお酒飲めないんだけど、
この舞台みてると、ブランデー飲みたくなります。
いや、ほんとに。。。いいなーって。

気にいったミュージカルみたいに、明日もまた観たいー!
みたいな感じではなかったけれど、たまにはこういう舞台を
みるのもいいな的な舞台でした。
あ、あとキャスティングが変わってそのキャスト次第では
また観たいかも。

2006年06月16日

06/06/16 ツィメルマン@東大安田講堂

2006年6月16日(金)
18:00 @ 東大安田講堂
クリスチャン・ツィメルマン

後輩からこういうコンサートがあると聞いて、
応募したら当選したんだけど、このコンサート、
知らない人が多かったんじゃないかなぁ。
なぜか東大の大学院の医学科主催。
曲はモーツアルトとショパン、それにアンコールで
ガーシュウィンとショパン。幸せな40分でした。

チケット交換してから列に並ぶこと1時間。
前から4列目といういい席に座れました。

ツィメルマンは、学生の頃、シューマンのピアノ協奏曲を
演奏した際、30人のピアニストを聴き比べたんだけど、
だんとつで彼の演奏がよかったので、それですっごく
記憶に残ってるピアニストだったんですよね。音がクリアで
綺麗で・・・・

で、今日のコンサートは、会場のせいか、モーツァルトは
いまいちピアノが鳴ってなくて、トリルもなんか不発気味
(こういう弾き方なのかな)でした。でも心地よくて、
すやすやと寝てしまいました。。
ショパンはよかったです!特に後半。
きらびやかに動くところはさすがですね。
でもやっぱり音の響きという点で音がにごったりして、
そういうのがちょっと残念だった気がします。

アンコールは、4回くらい拍手でカーテンコールがあって、
もう出てこないかなと思った5回目くらいに、ガーシュウィン
を弾いてくれました。気軽にガーシュウィンみたいなのりで楽しかったです。

久しくピアノを弾いてないので、またピアノ弾きたいなと
思わせてくれる、いいひとときでした♪

2006年06月17日

06/06/17 ミー&マイガール@帝国劇場

2006年6月17日(土)12:00
1階M列4番 @ 帝国劇場
ミー&マイガール

楽しかった♪
ちょっとハイテンションです♪
以下ネタばれ含みます。ご注意を。

開演前から、階段のところでパフォーマンス。
そして席につくと、なんとオケピがた、高い。
あれじゃぁ1列目の人みえへんのでは・・
と思ってたら、最初の曲で盛り上がった後、
ずずずっと降りていくではあーりませんか。
おおおお! しかも指揮者の塩田さんののりが
めっちゃ面白い。こういう楽しそうに弾くオケピっていい♪

主演の二人、井上芳雄君と笹本玲奈さん、素晴らしいっ!
井上君はルドルフやモーツァルトの時とはぜんっぜんちがって、
最初登場してきた時から、おっこれは楽しめそうだっと思えました♪
そして笹本さんがこれまた、演技、衣装、そして歌声、
素晴らしかった。彼女は今後の活躍がめちゃめちゃ楽しみですね。
最後のドレスシーンではまた全然イメージ変わってびっくり。

純名りささんは、イメージと全然違って新鮮でした。
そして私的ヒットは涼風真世さん!声の変化、演技、
歌声、すばらしー。ファンになりましたです。
村井国夫さんはさすがですねー。決めるところは
きめ、おちゃらけるところはとってもかわいくおどけたりして
男としても惹かれます♪

パンフレット見てて、おっと思ったのは、中村友利子さん。
この方、夢醒めみまくってた時に先輩が彼女の大ファン
だったこともあり覚えてました。二幕舞台中央で踊ってた子だろうか。。

そしてアンサンブル大好きな私としては、1幕のあの
キッチンのシーンとか、とても好き♪ アンサンブルの人達
が一同にでてきて、いろんな表情で、一緒に踊るシーン、
大好きなんですよねー。で、パンフレットみてふと思ったんですが、
振り付けの方、ダウンタウンフォーリーズに出てた玉野さんなんですね。おおお。

1幕最後のランベスウォーク、これ、
めっちゃ楽しいですね。客席にどんどん降りてきて、
客席を巻き込んでの大パーティ。こういう客席への
降り方、とてもいいですー!ほんとに楽しかった。
カーテンコールの時なんて客席もほぼ全員総立ちでした。

ただ、最後の終わり方は、ん?なに、ここで幕?
って思ったんだけど、その後のカーテンコールで、
なるほど、これがあるから、あぁいう終わり方なのかなと。
でも、やっぱりそれにしても、あそこで幕ってのはあまりにも
唐突なのでは・・・

楽しくって、幸せにしてくれるミュージカルでした♪
曲自体がいいとかいうよりも、「のり」が楽しくて、
あの劇場にいた人だけが味わえる生の楽しさ
を実感できる舞台でした♪ 
終わらないでーっと思う舞台ってとても素敵です。
もういっぺんみたいな。

2006年06月20日

06/06/20 こうもり@新国立劇場

2006年6月20日(火)
18:30 2階R1列10番 @ 新国立劇場
「こうもり」

koumori.jpg

す、素晴らしい! 楽しかったー!
オペラと思ってましたが、
「オペレッタ」という方が多いみたいですね。

台詞の遊びが多く、ドイツ語の中に日本語も
ふんだんに取り入れられて、面白い。
途中、バレエシーンなどの踊りも素晴らしい(拍手!)
こういうの大好きです♪

1幕ではあまり日本語も登場せず、
「わかりました(いきなり召使が日本語を話す)」
「日本人のテノールの男はいい声をしてる(ドイツ語で)」
みたいな台詞くらいだったんだけど、2幕からは、日本語で
会話が行われたり、焼酎がしょっちゅう登場したり、
かなり遊びが入ってきました。

オペラだと、台詞が原語で厳格に決められたりする
ようですが、オペレッタって、こういう台詞部分の
遊びがかなり多いらしいです。おもしろーい。

こうもりは、私が大学に入ってオーケストラに入部
した1年生の時に、演奏してた曲なので(私はのってないけど)、
曲は結構覚えてたんだけど、ストーリーも楽しかった。
演奏と舞台上の動きが結構シンクロしたりしてるのも面白い。

そして今日一番のヒットは、オルロフスキー公爵。
だりーって感じでやる気のない王子(女性が演じてる)
なんだけど、歌い始めると、これがめちゃめちゃいい声。
思わず拍手しそうになって聴き入ってました。
しかもこの人、綺麗。私の左側がブラボー席(っていうのか
どうか知らないけど)で、そこのおっちゃんがブラボー
ブラボーって叫びまくってました。

ロザリンデは衣装によって全然イメージが変わってびっくり。
アルフレートは、日本人!って感じだったけど、なんか
これはこれで面白かった。アデーレ役の人は、ドイツ語も
うまくて最初外人かと思ったんだけど、二幕でいきなり
日本語をぺらぺらと話し始めておおって思ってしまった。

二幕の舞踏会シーン、あれはもう一回観たい。
王子の歌のシーンや、バレエダンスのシーン、楽しかった。
さすがバレエダンサーを抱える新国立劇場♪

ただ、二幕と三幕の間、あの間、休憩入れてほしかった。
休憩時間に二幕のことなどを話して理解を深めたりっていう
効果もあると思うし、なんでゆっくり舞台を楽しもうという
ふうに組んでくれないのかなぁと。。。
飲み物などの売上げもあがると思うし、二幕で登場した
出演者絡みでパンフレットやCDも売れると思うんだけどなぁ。

こうもり、好きな舞台の一つになりました!
あの王子(今回はエレナ・ツィトコーワさんでした)、
他の演出ではどうなるのか観てみたい!

2006年06月29日

06/06/29 純粋人@下北沢駅前劇場

2006年6月29日(木)
F列7番 19:30 @ 下北沢駅前劇場
LEMON LIVE Vol.1
純粋人 ~ Juliet ~

1068_MA.jpg

久々の下北沢。そして久々の演劇。
面白かった!
特に楽しかったのが有馬自由さんのシェークスピア。
面白くて魅力的で自然すぎて面白い♪
ふくろう、かなりうけました(笑)

シェイクスピアの時代の話なのに、ヘリ(?)や
最近の時事ネタなどをうまく絡み合わせてるあたり、
それがとても楽しい。役者さんの演技がうまいんでしょうねー。

ストーリー的には前半の展開に比べて、最後の方の展開が
はやすぎた気がしたけど、でもストーリーよりも役者一人一人
の個性が楽しくて満足の舞台でした♪ しっかりとした役者
さんたちに支えられて有馬さんと西ノ園さんがきらりと光る、
そんな感じの印象でした。

また観たいです。

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