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2013年01月 アーカイブ

2013年01月03日

13/01/03 ミュージカル「光化門恋歌」舞台公開レポ

2013年1月3日13:00
ミュージカル「光化門恋歌」レポ

明治座創業140周年記念として2013年元旦に開幕!
ミュージカル「光化門恋歌(こうかもんこいうた)」のレポートをお届けします。

ひとつひとつの言葉が、目の前に広がる景色が、優しい歌声が・・・
全てが美しい舞台です。
そんな印象を抱く韓国オリジナルミュージカル「光化門恋歌」。
一人の女性を深く深く愛した男・サンフン、愛と痛みを与えた男・ヒョヌ、
そして二人の男に愛された女・ヨジュ。
三人の切ないラブストーリーが今は亡き韓国ポップ・バラードの父
イ・ヨンフン氏の珠玉のナンバーによるミュージカルに!

今回舞台の様子を少しでもお伝えできればと思い
おけぴ映像レポを作ってみました!

中央に逆三角形の八百屋舞台、両サイドに2台の真っ白なピアノ、
シンプルな舞台は小道具や照明などで現在と30年前、「民主化の春」と呼ばれた
学生運動の盛んだったころの光化門の街を行き来します。

それをとってもわかりやすく、しかも効果的に見せてくれるのが、
過去のサンフンと現在のサンフン、一人の登場人物を二人の役者が
演じるというアイデア!!


こちらの写真中央で二人の役者さんが重なり合っていますよね!
それが(手前)現在のサンフンと(奥)過去のサンフンです。

物語は大成功をおさめた作曲家サンフンのもとを一人の青年が訪ねるところ
から始まります。

青年とサンフンの会話はやがて思い出の中の若き日のサンフンの物語へと
シフトしていきます。流れが美しい!
物語の簡単解説は公式サイトさんにわかりやすく紹介されています!
(若干ネタバレあり)
光化門恋歌簡単あらすじ(公式HP )


ヒョヌ役ソンジェさんと若き日のサンフン役イ・チャンヒさん

それぞれの役の印象は
サンフンは想いを打ち明けず、言葉ではなく音楽で伝えようとする
恋に臆病な男性。そしてヒョヌを弟のように可愛がるサンフン。
不思議ともどかしさは感じないのです。。。彼の中でしっかりと納得して
彼の道を歩んでいるから?
それとも、音楽を作り出すことで、彼の想いは昇華されていたのでしょうか。
ただそれだけに、そんなサンフンが葛藤し感情を露わにする
シーンは彼の痛みが自分のことのように胸に突き刺さります。

ヒョヌはちょっといたずらっ子、典型的年下ボーイ!
と見せかけて、男らしいところもあったりして、ドキッとしてしまうのは
ヨジュ姉さんだけでないはず!
なんかわかるーー、そのギャップに弱いのよねぇ!
という方も多いのでは?
同朋との絆は強く、決して仲間を裏切らない、そして民衆のために戦う。
なかなかどうして魅力的な男性です。

ヒロイン、歌姫ヨジュはキラキラした笑顔の可愛らしい女性。
歌手になることを夢見ていた彼女は憧れの作曲家サンフンに
見いだされ、その才能を開花させ・・・物語の中で一番“変化する”のが
彼女かもしれません。
少女から女性にそして・・・ヨジュの決断に涙です。

他にも彼らの周囲の音楽プロデューサーやマネージャーのシーンは
もう一つの恋物語。
芝居はポップでキュートでコミカル路線ですが、歌の迫力やうまさは
半端ないです!!

他にもサンフンを訪ねたジヨン青年の若さあふれるステージ、学生運動の
仲間たちの激しさ、闘争をダンスで表現するアンサンブルのみなさん。
見どころ聞きどころ満載の舞台です!
歌い上げの印象の強い韓国ミュージカルですが、こちらはバラードの
名曲ぞろい。穏やかなナンバーでの豊かな歌の表現力も
お楽しみいただけます。じわじわきます!


舞台も客席も一緒になって盛り上がるカーテンコールも大好き!

そして!冒頭でもご紹介したカーテンコールではキャストのみなさんは
ノリノリで歌&ダンスを披露してくださいます。
いつも一歩引いて遠くで見守っていたサンフン役から離れ、
ダンスダンスな姿にも癒されました♪
カーテンコールは全公演撮影OK!
マナーを守って楽しい思い出にしましょう。
拍手とカメラ、両立させる技を磨きたい・・・笑

公演後にはハイタッチ会が開催される日もございます。
こちらは1月3日に開催された、東京にいらっしゃる
東日本大震災で被災した方々を招いての観劇会&ハイタッチ会の様子です。


国、言葉を越えて人を笑顔にする、舞台の素敵な力ですね。

最後に2008年に49歳という若さで亡くなった、この作品の楽曲を
生み出したイ・ヨンフン氏の言葉を一つご紹介。

「何かを手に入れるためでなく、作り出す喜びを持って
音楽を続けられますように。」

どこか劇中のサンフンと重なるような、美しく崇高な言葉です。

明治座創業140周年記念 ミュージカル「光化門恋歌」(こうかもんこいうた)

<公演日程>
2013年1月1日~26日

<キャスト>
現在のサンフン役/パク・ホサン、コ・ヨンビン
過去のサンフン役/イ・チャンヒ、ユン・ヒョンリョル、ユンホ(東方神起)
ヨジュ役/リサ、チャン・ウナ
ヒョヌ役/ジオ(MBLAQ)、スンホ(MBLAQ)、ソンジェ(超新星)、キム・テフン
ジングク役/キム・テハン
ジョンスク役/キム・ヨンジュ、ヤン・コンニム
ジヨン役/キム・テフン、パク・ヒョンシク(ZE:A)、
チェ・ミンファン(FTISLAND)、ソンギュ(INFINITE)、ウヒョン(INFINITE)

※配役はステージによって異なります。
※韓国語上演・日本語字幕あり

明治座HP内 公演特設ページ

光化門恋歌公式HP


コ・ヨンビンさん、イ・チャンヒさん、リサさん、ソンジェさん(超新星) 劇場でお待ちしています!

おけぴ取材班:chiaki 動画撮影&編集:yoshida 監修:おけぴ管理人

2013年01月07日

13/01/07 The Bodyguard Musical @ Adelphi Theatre

祝おけぴロンドン観劇コーナー誕生!
このコーナーでは、英国ロンドンの最新観劇事情を
おけぴ特派員“マスギ”レポーターに報告していただきます!
まずはマスギレポーターからのご挨拶と一本目のご報告をご紹介!


初め まして、おけぴロンドン支部特派員のマスギです!
日々名作・新作の舞台が上演されるここロンドンから、
この一覧表にあるミュージカルを実際に観劇しながら
ご紹介していきたいと思います。目指すはロンドン全劇場制覇!

演目劇場開演時間上演時間
(休憩含)
金額
Billy Eliot-The MusicalVictoria Palace Theatre木&土:14:30〜、月〜土:19:30〜 約3時間£19.50〜£65
The Bodyguard MusicalAdelphi Theatre 水&土:15:00〜、月〜土:19:30〜約2時間20分£20〜£67.50
CabaretSavoy Theatre水&土:14:30〜、月〜土:19:30〜約2時間30分£35〜£85
Dreamboats And PetticoatsWyndham's Theatre木&土:16:00〜、月〜土:19:30〜 約2時間30分£10〜£55
Jersey BoysPrince Edward Theatre火&土:14:30〜、日:17:00〜、火〜土:19:30〜 約2時間30分£20〜£67.50
Kiss Me, KateOld Vic Theatre水&土:14:30〜、月〜土:19:30〜約2時間45分£11〜£58
Disney's The Lion KingLyceum Theatre水&土&日:14:30〜、火〜土:19:30〜約2時間30分£25〜£65
Mamma Mia!Novello Theatre木&土:15:00〜、月〜土:19:45〜約2時間35分£15〜£67.50
Matilda The MusicalCambridge Theatre水&土:14:30〜、日:15:00〜、火:19:00,水〜土:19:30〜約2時間35分£20〜£62.50
Les MisérablesQueen's Theatre水&土:14:30〜、月〜土:19:30〜約2時間50分£20〜£65
Monty Python's SpamalotPlayhouse Theatre水&土:14:30〜、月〜土:20:00〜約2時間£15〜£59.50
The Phantom Of The OperaHer Majesty's Theatre木&土:14:30〜、月〜土:19:30〜約2時間30分£21〜£65
Rock Of AgesShaftesbury Theatre土:16:00&20:00〜、日:15:30&19:00〜、火〜金:19:30〜約2時間30分 £20
Shrek The MusicalDrury Lane Theatre木&土&日:15:00〜、木〜土:19:30〜約2時間30分£20〜£65
Singin' In The RainPalace Theatre水&土:15:00〜、月〜土:19:30〜約2時間30分£15〜£65
Thriller Live Lyric Theatre土:16:00&20:00〜、日:15:30&19:30〜、火〜金:19:30〜約2時間20分£27.50〜£59.50
Top HatAldwych Theatre火&木&土:14:30〜、火〜土:19:30〜約2時間35分£20〜£65
Viva ForeverPiccadilly Theatre土:15:00〜、金:17:00&20:30〜、月〜木、土:19:30〜約2時間30分£20〜£67.50
We Will Rock YouDominion Theatre土:14:30〜、月〜土:19:30〜約2時間45分£32〜£64
WickedApollo Victoria Theatre水&土:14:30〜、月〜土:19:30〜約2時間45分£15〜£65

今シーズン特に注目なのは映画「ボディガード」のミュージカル化!
昨年11/6からプレビュー公演が始まりしたが、プレビュー初日と年明け1月7日の
公演を観て参りましたので、早速レポートしたいと思います。

やってまいりました。Adelphi劇場!

この劇場は「オペラ座の怪人」の続編「ラブ・ネバー・ダイズ」を上演していた事でも有名です。
プレビューの時は下の写真のように看板もシンプルでしたが、

2013年1月現在は舞台写真も入って↓このようになっています。

プレビューの時は最初に演出家のThea Sharrockが挨拶の為舞台に上がって
「これが本当に初日の初日なので、とても緊張しています。
何か気づいた事があれば終演後ロビーにいるので何でも教えて下さい。」
とコメントしていました。
しかし、そんな演出家の緊張を吹き飛ばすかのごとく、
舞台は2発の銃声とRachelのガガ様ばりのド派手なコンサートで幕を開け、
その後は怒濤の展開に客席全てが引き込まれていきます。

このミュージカルの最大のみどころは
何と言っても物語の随所にちりばめられたホイットニー・ヒューストンの楽曲です!
特に二幕ラスト「I will always love you」では客席からすすり泣きも聞こえました。
ホイットニーの偉大さを再確認しつつ、
この歌が現代の歌姫によって歌い継がれる事に感謝しつつ、
RachelとFrankの別れによって舞台は幕を閉じます。

全体の構成としては台詞のシーンは若干少なめで、
かなりの割合で歌とダンスがテンポよく入ります。
台詞が聞き取れなくても何となく流れは掴めるし、
歌も劇中のコンサート形式で披露される事が多いので、
ノリノリのライブ感覚で楽しめるミュージカルだと思います。
特にカーテンコールの最後のショーでは、
劇中では台詞だけで全く歌っていなかった出演者たちも
激ウマな美声とダンスパフォーマンスを披露、
客席は総立ち状態に!

物語のみどころはRachelとFrank、
そしてRachelの妹で事務所のマネージャーでもあるNickiの三角関係。
自らも歌手を志しつつ、姉の才能に夢を打ち砕かれ、
そのマネージャーに甘んじるNicki、
自分に優しくしてくれたFrankに心惹かれるも
彼の気持ちはRachelに向けられていた...
そんな彼女のジレンマは物語の一つの軸になります。

そして影のMVPはRachelを付け狙うストーカー(役名もそのまんまストーカー!)!
コンサート会場でRachelに接触しようと試み、
時には警備員に化け、そして狂気がつのりにつのって
Rachelたちの隠れ家にまで現れる姿は、
何と言うか良い意味で凄くキモチワルイ!
彼が現れる度にお客さんが悲鳴をあげてしまうという...
そんな彼にはカーテンコールの際、
彼の演技への賞賛と親しみもこめて客席からブーイングが飛んでいました。

映画「ボディガード」は未見で、
ホイットニーの曲も殆ど知らずに観劇したのですが、
構成が奇をてらわずに王道だったのと、
楽曲も何となく聴き覚えのあるものばかりだったので、
物語に入り込みやすかったです。

チケットはプレビューの時は前日に、1月は平日夜の部で、
当日開演3時間前くらいに劇場で購入しました。
(一階席は後ろの方は割と空いていました)
当日券を割引で販売するTKTSではまだチケットの取り扱いはないようです。
一階席後ろは多少上の方が見切れますが、
それでも劇場全体が小さめなので、
演者を観るにも全体を見渡すにも充分よく見えます。
前の方であれば、舞台中央がRachelやダンサーのパフォーマンススペースとして
前につき出てているので、かなり臨場感を楽しめます。
二階からは未見ですが、演者がゴンドラやせりを使うシーンや
所々に挟まれるストーカーの独白シーンは、
かなり高い場所で演じられるので、そういった意味では楽しめると思いますよ。

それでは今回はこの辺で、Have a nice time at theatre!

<<あらすじ>>
NEVER LET HER OUT OF YOUR SIGHT
NEVER LET YOUR GUARD DOWN
NEVER FALL IN LOVE

アメリカの有名歌手、Rachel Marronの事務所は近頃執拗に届く彼女のストーカーからの脅迫状に頭を悩まされていた。そこで雇われたのがボディガードのFrank Farmerだった。
四六時中側にいるFrankに最初は反発するRachelだが、彼の身を挺した仕事と献身的な態度に心を開き、Frankもまた己の孤独を見抜いたRachelに惹かれるようになる。やがて二人はボディガードとクライアントという立場の違いを超えて愛し合うようになった。しかし、ストーカーの魔の手は着実にRachelに忍び寄り、とうとう最愛の息子と妹まで危害が及んでしまった。緊迫した状況の中、命を賭してアカデミー賞の授賞式で歌う事を決意したRachel。彼女のステージが始まると同時に銃口は確実に彼女に向けられていた。Frankは最後までRachelを守り抜けるのか...!



おけぴロンドン特派員:マスギ

2013年01月08日

13/01/08 『教授 ~流行歌の時代とある教授の人生~』制作発表会

2013年1月8日
『教授 ~流行歌の時代とある教授の人生~』制作発表会

時代に寄り添う歌謡曲と、風変わりなある学者の人生。
五木寛之さん原作、鈴木勝秀さん演出、
椎名桔平さん主演の舞台『教授』の制作発表会が行われました。


(写真左から
佐々木喜英さん 高橋一生さん 椎名桔平さん 田中麗奈さん 岡田浩暉さん 中村中さん)


五木寛之さんのエッセイ『わが人生の歌がたり』をもとに、
昭和の時代を彩った名曲と、
風変わりな生き方を貫く免疫学教授、
そしてその助手との奇妙な純愛が描かれる舞台『教授』。

これまでにも『ベント』『レインマン』『異人たちとの夏』など
数々の舞台でタッグを組んできた椎名桔平さんと鈴木勝秀さん。
今回の舞台は、おふたりが“いつか芝居にしたい”と話し合っていた世界観と
五木寛之さんのエッセイが融合した
初のオリジナル作品とのこと。

正式タイトルは
『教授~流行歌の時代を、独自の価値観で生きた歌好きの免疫学者、そして、観念的な恋愛に己を捧げた助手~』
と、内容の説明がバッチリ入った驚きの長さです!

長い、と言えば椎名桔平さん演じる教授は、
実際にお腹の中に長―い寄生虫を飼っている設定ということで・・。
なにやら色々と謎が深まる世界観に期待が高まりますね。

さらに!
全公演後に豪華ゲストを迎えた「昭和クロニクル」アフターライブ付きという
ゴージャスな試みも楽しみなこちらの舞台。
一体どんな作品となるのか、
出演者の皆さんと演出の鈴木勝秀さんのコメントから、
そのヒントが見つかるかもしれません。



【演出・鈴木勝秀さんコメント】
1960年代の安保闘争、70年代の大阪万博など
日本が経済成長を遂げた時代を
3つのパートに区切って取り上げています。
日本全体が浮かれてどんどん成長をしていく中で、
ひとりそれとは関係なく“寄生虫学”を研究していた教授に焦点を当てまして、
社会の動きとは関係なく、
経済が全ての人間活動の中心ではない、というところで生きている人間の姿を通して、
今の日本社会の問題点を浮き彫りに出来ればなと思っています。

<椎名さんの役柄について>
椎名さんには寄生虫の研究をずっと続けている男を演じてもらいます。
彼と社会との繋がりは“流行歌が好き”ということ。
当時は老若男女、国民誰もが同じ歌を同じように歌えたという時代であります。
また彼の背景には謎めいた部分もありまして、
その謎は芝居の最後の部分で明らかにされますのでお楽しみにしていただきたいですね。

<田中麗奈さんの役柄について>
彼女は学生運動に参加していて、そこで教授と出会うんですね。
そしてなぜか、なぜだかはわからないけれども(笑)、
教授に惹かれていき、その後12年間にわたって教授の助手として仕えていきます。
“プラトニックを全うしたふたり”というのがこの芝居の大きなテーマ。
とにかく何もしないんです!
何もしないんだけれども恋愛感情を持ち続けて
最後まで貫くというのがこの芝居の縦軸ですね。

<高橋一生さんの役柄について>
彼が演じるのは全学連の活動家でありながらも、
すぐに体制側に転向して厚生省の役人になった男です。
体制側に身をおいて時代の動きの中で自分になにができるのだろうかとずっと考えている男。
そのことを“臆病者のとる手段だ”なんて言ったりもするのですが、
日本の経済、国が大きくなっていくのにあわせて育っていった青年を演じてもらいます。

<佐々木喜英さんの役柄について>
彼が演じるのは・・若い男です(笑)。
役柄はいまはまだ謎のまま明かせませんが・・最後に大暴れしてもらいます!

<中村中さんの役柄について>
昭和の歌謡曲の中から“名曲”といわれるものを7~9曲ピックアップして
生でピアノの弾き語りをしてもらいます。
楽曲も当時のまま再現するのではなく、ジャジーにしたりロックにしたりと相談中です。
五木寛之さんに1曲、詩を書いていただきたいなと思いお願いしたところ、
あっという間に9曲も書いていただきまして。
「1曲でいいんだけどな・・」と嬉しくも困りながら、涙をのんで1曲に絞らせていただきました。
これに中村中さんが曲をつけまして、
懐かしく感じのよい流行歌の雰囲気を持つ曲が出来上がりました。
もちろんこの曲は劇中で使っていきます。
もしかしたら出演者の中でも歌う人が出てくるかもしれません。
そのあたりはこれから稽古をしながら作っていこうと思っております。



五木寛之さん作詞の劇中歌『グッバイ・Love Song』を取材陣に披露する中村中さん
(どこかレトロな感じの歌詞と、甘さとほろ苦さのバランスが絶妙なメロディ。
深くて、暖かくて、ふっと力が抜けるような、
独特の艶のある歌声に聴き惚れてしまいました♪)




【椎名桔平さんコメント】
3年くらい前から、またスズカツさん(演出の鈴木さん)と一緒になにかやりたいね、と言っていたんです。
ある映画に非常に触発されまして
“こんな世界を表現したい、こんな人物が出てきて、
舞台構成はこんな感じで・・”と話し合っていたのですが、
なかなか実現せずに半ば諦めかけていたところ、
五木寛之先生のエッセイをベースに
僕達が話し合っていた世界観を融合させた舞台を上演できる運びとなり、
本当に嬉しく思っています。
(ある映画とは?)
『リービング・ラスベガス』という映画です。
ニコラス・ケイジが主演でアカデミー賞をとった作品ですね。
(教授の役について)
1960年代、戦争の名残があったり学生運動があったりという時代に、
なぜ寄生虫学だったんだろうというところが興味深いですよね。
彼は自分の体に寄生虫を入れていて、
自分の寿命を少しずつ寄生虫に分け与えながら人生を与えていくことを選んだ人間です。
その生き方、生き様をこれから稽古場で戦いながら表現していきたいと思っています。
ノーベル賞の山中教授に負けないような教授像を作って行きたいと思います!



【田中麗奈さんコメント】
学生運動の最中に教授に出会い、魅了され、
とことんプラトニックに教授を愛する女性の役です。
教授の中に寄生虫が棲んでいて、命が短くなっていくことを知りながらも
全てを受け止めて教授を愛し抜くという女性。
暖かくて優しいところもあるのですが、
大きなエネルギーを持っていてどんな男性にも負けないような心の強さのある女性ですね。
今はまだ稽古場でついて行くのに必死ですが、
これからどんどん役を体になじませて、本番では舞台上で心を解放して表現できれば。
舞台出演が久しぶりで、(舞台作品への)出演自体がまだ3回目なので緊張しています。
椎名さんと鈴木さんがこれまで何度も組んでいらっしゃるとのことなので、
まずはそこについていこう!と作戦を練っています(笑)。




【高橋一生さんコメント】
行政側から改革をしようとする青年の役です。
時代背景などいろいろありますが、
台本を読んで感じた“若者”というものを、
そのままやって欲しいと鈴木さんから言われました。
普遍的な「若者」「青年」というものを表現したいです。




【岡田浩暉さんコメント】
助教授役を演じます。
この役は高度成長期における「平均的な日本人」という立ち位置かなと思っています。
僕も昭和の生まれなので、高度成長期に向かっていた自営業の両親の背中など
その頃のことを思い出しつつ作品に投影して行きたいですね。



【佐々木喜英さんコメント】
教授に関係する若い男を演じます。
物語の最後の最後に出てきて、大暴れをして帰っていく役です(笑)。
ちょっとでも話すとネタバレになってしまうので、あまり多くを語れないんです。
椎名さんと絡むことが多い役で、プレッシャーも感じていますが、
稽古や本番を通して出演者の皆さんのお芝居を近くで見て、感じて、
僕自身も成長して行きたいと思っています。




【中村中(あたる)さんコメント】
シンガー役を演じます。
“中村中”と書いて、上から読んでも下から読んでも“なかむらあたる”でございます。
・・・記者の皆さん、お静かですね(笑)。
みなさんにとって「歌」ってどんな時に聴きたいものですか?
私は「歌」というのは、病めるときも健やかなる時もいつでもそばにいて、
必要なときに力を貸してくれるものだと思っています。
今回私が演じるシンガー役は「歌」と同じようにみんなのことを見守っています。
加えてお芝居の後にはアフターライブがありまして、こちらも大きな見どころだと思います。
ゲストの方もとても豪華です。
そして何よりも!今回、原作の五木寛之さんとの共作でテーマ曲を書き下ろさせていただきました。
今、音楽を作る現場ではデジタルなデータのやり取りであったり、メールで要件を済ませたりと、
共同作業者の顔も見られず相手の温度も感じられないという場合があったりもします。
でも五木さんとは何度も何度もお会いして、
会えないときにはお手紙でやりとりさせていただき、
心をこめて曲を作りました。
この曲にもぜひ注目をしていただきたいです。




助手の女性から見た、奇妙な教授との12年間の中から、
“昭和35年(1960年)”“昭和41年(1966年)”“昭和47年(1972年)”をピックアップして、
三部作形式で描かれるという舞台『教授』。

公演の終了後には毎回、昭和歌謡の名曲を1曲取り上げ、
日替わりの豪華ゲストと中村中さんが曲にまつわるエピソードをレクチャー、
最後に演奏を披露するというアフターライブ「昭和クロニクル」が開催されます。

こちらの日替わりゲスト、本当に豪華です!
山崎育三郎さん、石井一孝さんといったミュージカルファンにお馴染みの方から、
独自の世界観を持つ歌姫・一青窈さん、元ちとせさん、そして山崎ハコさん!
さらに中尾ミエさん、由紀さおりさん、木の実ナナさんら大御所の皆様の出演回もあり♪
さらにさらに鈴木雅之さん、加藤登紀子さん、クミコさん、ジェロさん・・etc、etc・・と、
時代を駆け抜けた著名なシンガーのみなさんの顔ぶれに圧倒されます!
お芝居&アフターライブで、ゴージャスな昭和にひたることができそうですね。


最後に、「思い出に残っている昭和歌謡は?」という質問への
出演者のみなさんの答えをご紹介。
みなさん、けっこうキャラクターが出ているような気もします。
ぜひ観劇前に曲のチェックを♪

【椎名桔平さん】
母親が大好きでよく口ずさんでいた「ブルー・ライト・ヨコハマ」。
当時はあまり意味も考えずに大声で歌っていましたね。

【田中麗奈さん】
中島みゆきさんの「時代」が好きです。大変なことがあっても、
時が流れてきっと過去になるからというメッセージにとても励まされたことがありました。

【高橋一生さん】
「グッド・ナイト・ベイビー」ですね。
祖母がよく口ずさんでいました。

【岡田浩暉さん】
山口百恵さんの「ひと夏の経験」。
“♪あなたに~女の子のいちばん大切な~ものをあげるわ”ですね。
小学校1年生くらいの時に聴いていて、
内容はわからなくてもなんだかすごい曲だなあと思っていました(笑)。

【佐々木喜英さん】
僕は昭和生まれといっても、昭和の時代を1年しか生きていないので・・(笑)。
父が山口百恵さんが好きで「赤いスイートピー」などを聴いていた記憶があります。
(それは松田聖子さん!と周りの皆さんからツッコミがありました(笑))

【中村中さん】
初めて買ったCDが研ナオコさんの「泣かせて」という小椋佳さんが書いた曲でした。
研ナオコさんが歌われると本当にモテなさそうといいますか(笑)、
本当に悲しい曲に感じられて、歌い手と曲がマッチした時に曲が化ける、
名曲が生まれるということを初めて知った曲でした。


劇中で歌われる曲については秘密とのことでしたが、
1曲だけ「アカシアの雨」というキーワードだけが明かされました。
西田佐和子さんが歌い、
数々の歌手にカバーされている名曲「アカシアの雨がやむとき」のことと思われます!
鈴木さんによれば“かなり大きくテーマに絡んでくる”とのこと。
いったいどのように劇中に登場するのか、
教授と助手の“プラトニックな純愛”にどのような彩りを与えてくれるのか・・?

是非劇場で、目、そして耳でクールな“昭和”を感じていらしてください!

<公演情報>
2013年2月7日(木)~2月24日(日)  Bunkamura シアターコクーン

スタッフ
Based on:五木寛之作 「わが人生の歌がたり」角川書店刊より
構成・演出:鈴木勝秀
音楽監督・弾き語り:中村 中

キャスト
椎名桔平/田中麗奈/高橋一生 /
岡田浩暉 坂田 聡 伊達 暁 佐々木喜英 上條恒彦 /中村 中

「昭和歌謡クロニクル」Special Guest
2月7日(木)19:00 中尾ミエ
8日(金)19:00 山崎育三郎
9日(土)14:00 佐々木喜英/19:00 鈴木雅之
10日(日)13:00/18:00 山崎ハコ
11日(月)14:00 元ちとせ
13日(水)14:00 園まり/19:00 坂井邦先
14日(木)19:00 由紀さおり
15日(金)19:00 松原健之
16日(土)14:00/19:00 クミコ
17日(日)14:00 加藤登紀子
18日(月)19:00 五木寛之(スペシャルアフタートーク)
20日(水)14:00 石井一孝/19:00 木の実ナナ
21日(木)19:00 一青窈
22日(金)19:00 ジェロ
23日(土)14:00 尾藤イサオ/19:00 岡田浩暉
24日(日)14:00 上條恒彦

アトリエ・ダンカン プロデュース『教授』公式サイトはこちら!


おけぴ取材班 文・撮影:mamiko  監修:おけぴ管理人

2013年01月11日

13/01/11 「4Stars」制作発表レポ

「4Stars One World of Broadway Musicals」制作発表レポ
2013年1月11日13:00


(写真左より)ジェイソン・ロバート・ブラウン、ラミン・カリムルー、
レア・サロンガ、城田優、ダニエル・カトナー

これはスゴイことになりそうです!!
世界のミュージカルファン垂涎のワールドプレミアムショー♪
「4Stars」製作発表の様子をお伝えいたします。

まずはスターのみなさんをコメント共にご紹介!


☆レア・サロンガさん☆

17歳で「ミス・サイゴン」初代キムに抜擢!
「レ・ミゼラブル」10周年記念コンサートでエポニーヌ、
25周年記念コンサートでファンティーヌを演じているので
CDやDVDでその歌声に親しんでいる方も多いのでは!

「コンニチハ!日本に来ることができ、嬉しいです。
今回は幅広い楽曲を歌います。
キャリアを積んでも、2時間の中でこれだけいろいろな作曲家の歌うチャンスは
なかなかありません。
日本のオーディエンスのみなさんは素敵な時間を過ごしていただけると思いますよ!
楽しみという言葉では表しきれないくらい楽しみです!
早く6月になって欲しいくらい!ぜひ、6月にお目にかかりましょう。」


☆ラミン・カリムルーさん☆

「オペラ座の怪人」25周年記念公演でのファントム♪
「レ・ミゼラブル」25周年記念コンサートでの凛々しいアンジョルラス!
さらに2011年にロンドン・ウェストエンドでジャン・バルジャン役も
演じました。アンドリュー・ロイド=ウェーバーと
クロード=ミッシェル・シェーンベルグ、
ミュージカル界の二大巨匠の音楽を今、最も観客にアピールできる俳優さんです!

「コンニチハ!手短に言いますね(笑)
こうしてここにいることが出来、光栄です。
日本滞在と偉大な音楽をみなさんとシェアできることを楽しみにしています。」


☆城田優さん☆

日本からも!「エリザベート」トート役、「ロミオ&ジュリエット」
ロミオ役で一躍ミュージカル界のスターに!

「この奇跡のようなショーに出演できることを幸せに感じています。
お客様にこの幸せな気持ちを歌として、音楽としてお届けできるように、
素晴らしいステージにしたいと思います。楽しみにしていてください。」

☆シエラ・ボーゲスさん☆
「オペラ座の怪人25周年記念公演」「ラブ・ネバー・ダイズ」で
クリスティーン役をつとめた魅惑のソプラノ・ヴォイスの持ち主!
シエラさんは現在ブロードウェイで上演中の「オペラ座の怪人25周年記念公演」に
クリスティーンとして出演中のため欠席でした。

レアさんによるシエラさんの印象は
「本当にラブリーレイディ、素敵な方で、夢のような歌声をお持ちです。
「リトルマーメイド」のアリエル役から「オペラ座の怪人」の
クリスティーン役まで幅広いご活躍をされています。
その多彩な才能には驚かされました。」

まさにミュージカルスターたちの夢の競演です!

お互いの印象については、
それぞれに「最高!」とのこと、レアさんと城田さんは1年半ほど前から
ツイッター仲間で楽しいやり取りをされているそうです。
城田優さんツイッターアカウント

ダニエルさん、ジェイソンさん含め、みなさん気さくでとても良い関係が
築けている様子が会見の最中も垣間見られました!
城田さんからは「YouTubeで見ていたスターがこんなに気さくだとは!」
とのコメントも!
 


コミュニケーションもばっちり!

そんな才能豊かなキャストを導くのは、こちらも旬な才能!


構成・演出:ダニエル・カトナーさん

ブロードウェイの巨匠ハロルド・プリンス(「オペラ座の怪人」演出など)の
一番弟子!一昨年の「All My Sons」演出で日本デビュー。

「スターがスターたるゆえん、ミュージカルの世界ではその方が
これまで演じてきた役とは切っても切り離せないものです。
(レアやラミンなら)「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」「オペラ座の怪人」、
その部分はしっかりとお見せしようと思っています。
さらに、この4人ならではの構成、たとえば4人がブロードウェイミュージカル黄金期、
1950年代に生きていたなら。
きっとロジャースアンドハマースタインの作品に出演し、同様にスターだったでしょう。
そのようにブロードウェイの歴史をなぞるような形でいろんな楽曲をお届けします。
ソンドハイムやロイドウェバー、そしてジェイソンの楽曲まで多彩なナンバーをお届けいたします。」


音楽監督・アレンジ:ジェイソン・ロバート・ブラウンさん

ソンドハイム以来の才能と言われる作曲家ジェイソン・ロバート・ブラウン氏。
「13」「ラスト・ファイブ・イヤーズ」「ソングス・フォー・ア・ニューワールド」の作曲家です。

「私はミュージカルが大好きです。
なぜかというとミュージカルにはいろんなジャンルの音楽があるからです。
そんな多岐にわたるミュージカル音楽を一緒に分かち合いましょう。
私は911の直後に初来日し、日本のみなさんから癒しと温かい励ましをいただきました。
また、その時、音楽はなんて素敵な対話の方法なんだろうと感じました。
その後311の東日本大震災が起きましたが、私の心はみなさんとともにありました。
こうして再び音楽を介して気持ちを分かち合えることは何よりの幸せです。」

この日はラミンさんによる楽曲披露もありました!
なんとピアノはジェイソンさん♪

「オペラ座の怪人」よりMusic of the night♪
しなやかで張りのある歌声にゾクゾクしました!
「レ・ミゼラブル」よりBring Him Home♪
祈りの崇高さ、決意の力強さが感じられる歌声に涙。

どちらも一気に作品の世界へ誘ってくれるような、様々な表情を持った
歌声をご披露いただきました。

最後にちょっとオチャメな見どころ紹介(レアさん)
「女性のみなさんは来ていただければ入場料以上のものが
お持ち帰りになれると思います。
男性お二人、歌が上手なだけではございません。
見た目もカッコいいでしょ(笑)
真面目な話をすると!
いろんな年代のいろんなジャンルのミュージカル楽曲を旅するような、
一つの旅路と思っていただけるとうれしいです。」

【ダニエル・カトナーさん、ジェイソン・ロバート・ブラウンさんの
合同取材会の模様は後日UPいたします!
そちらもワクワクが倍増するような素敵なお話満載ですよ♪】


笑いの絶えない会見でした!

<公演情報>
「4Stars One World of Broadway Musicals」
2013年6月15日~23日 青山劇場
2013年6月27日~30日 梅田芸術劇場
公演公式HP
<キャスト>
レア・サロンガ、ラミン・カリムルー、城田優 / シエラ・ボーゲス ほか
<スタッフ>
演出:ダニエル・カトナー
音楽監督・アレンジ:ジェイソン・ロバート・ブラウン


おけぴ取材班:chiaki / 監修:おけぴ管理人

13/01/11 「4Stars」合同取材会レポート

「4Stars」合同取材会レポート
2013年1月11日16:00

「4Stars」のクリエイターに聞くプレミアムショーの魅力!
演出ダニエル・カトナーさん、音楽監督・アレンジ ジェイソン・ロバート・ブラウンさん
合同取材会レポートをお届けします。
制作発表の模様はこちらです。


ジェイソン・ロバート・ブラウンさん、ダニエル・カトナーさん

ミュージカルファン注目のプレミアムショー「4Stars」にて4人のスター、
素晴らしいナンバーをどう束ね、そしてどう“魅せて”くれるのか。
誰よりもその魅力を知るお二人、演出のダニエル・カトナーさん、
音楽監督・アレンジのジェイソン・ロバート・ブラウンさんに
お話を伺いました!

――まだ構想段階かと思いますが、どんなショーになりそうですか?

ダニエル)
日本のお客様にとってスペシャルなことをやりたいと思っています。
日本人のミュージシャンにもそして城田優さんにも参加していただき、
ジェイソンと僕とそして日本の観客のみなさんと
ご一緒するのを楽しみにしています。

ジェイソン)
構成なども徐々に決まり、これなら世界のどこへでも持っていけると
手ごたえを感じるほどエキサイティングなショーになりそうです。
それを日本のお客様が世界で初めて見ることが出来るんですよ!
※ジェイソンさんによると14,5名のオーケストラとジェイソンさん
ご自身もピアノ&指揮&場合によっては歌♪で参加されるとのことです。

――日本のファンはとてもラッキーですね。

ジェイソン)
我々もラッキーだと思っています!
みなさんチャンスは15回ですよ(笑)!

――さらにお話しできる範囲で、もうちょっと具体的に 内容を聞かせていただけますか。。。(笑)

ダニエル)
では、内部情報を(笑)
とはいえ、最終調整前なのであまりはっきりしたことは
言えないのですが。。。
レアなら「レ・ミゼラブル」、「ミス・サイゴン」、
ラミンなら「オペラ座の怪人」などの代表作にはもちろん触れますし、
その点でがっかりはさせません。
さらにきらりと光る素晴らしいサプライズもいつくかご用意します。

カンパニーナンバーとして4人で歌う歌もありますし、
デュエットのコンビネーションも様々なパターンで、
そして素晴らしいソロもね!
場合によっては5人歌っちゃったりね。
(といってジェイソンさんをちらりと見るダニエルさん)

ジェイソン)
この4人が「レ・ミゼラブル」のどこかしらのパートを歌うんですよ。
「レ・ミゼラブル」一曲一曲がそれぞれあり得ないくらい素晴らしいものに
感じられるドリームキャストです。
それだけでもすごいのに、それってこのショーの中のたった15分程度。

想像してみて、そんなことが「ミス・サイゴン」、「オペラ座の怪人」、
「ウィキッド」、「リトルマーメイド」そして僕の作品などでも
繰り広げられるんです。

何でもできるパフォーマーっているんだな、
それを感じるだけでもすごいことなんです。
ただ、それを「どう?すごいでしょ!」と届けるのではなく、
「この音楽素敵だな。一緒にシェアしましょう♪」
そんな自分たちの中から自然に出てくる気持ちを一緒に分かち合う、
そんなショーにします。

ダニエル)
加えて、ショーですから、ミュージカルのように台本があって
ストーリーが進んで…という舞台ではありません。

でも、全体を通してのストーリーというか感情の旅路は
味わっていただきたいですね。
みなさんをいろんな音楽でいろんな場所へお連れする。
そこまでの作業は大変と言えば大変ですが、
ジェイソンはアレンジやカットの才能に長けています。
グレイトにやり遂げてくれるでしょう!

ジェイソン)
ワクワクする挑戦だね!

――ちなみに言語については、全編英語詞になるのでしょうか?

ダニエル&ジェイソン)
No!!

ジェイソン)
ミュージシャンとして全員が自分たちの母語にこだわらず、
観客の言語に寄り添いたいと思っています。
日本語で歌う場面もお見せします。
なにより彼らは流暢に音楽という言葉を操りますからね♪

――(この取材会の前に行われた)制作発表会見では城田さんが
「緊張する」とおっしゃっていましたが。

ダニエル)
城田さんに関しては音源を聴いたり映像を見たりはしていましたが、
実際彼がどこまで出来るかというのは未知でした。
そして公式には今日、初めてお会いしたのですが、
ご挨拶をした後でジェイソンがピアノを弾き彼に歌ってもらうという
セッションをしました。
すぐにホッとしましたよ、全然問題ないです!

ジェイソン)
はい、彼なら大丈夫です!!
体格もたいへん大きな方ですが(笑)、
それに見合った大きな才能を持った方です。

――では最後に、楽しみにしている日本のミュージカルファンにメッセージを!

ジェイソン)
我々が日本に来たのは、日本のみなさんがミュージカルを愛してくれているからです。
これから先、何年も語り継がれるようなショーにしたいと思います!
待ちきれない思いです!!

ダニエル)
ミュージカルの世界は一つ!
どんな文化の違いも乗り越え普遍的に届くと信じています。
それをみなさん一緒に祝いましょう!
多少でもミュージカルがお好きでしたら(笑)、
是非劇場へいらしてください!

――ありがとうございました!

<公演情報>
「4Stars One World of Broadway Musicals」
2013年6月15日~23日 青山劇場
2013年6月27日~30日 梅田芸術劇場
公演公式HP
<キャスト>
レア・サロンガ、ラミン・カリムルー、城田優 / シエラ・ボーゲス ほか
<スタッフ>
演出:ダニエル・カトナー
音楽監督・アレンジ:ジェイソン・ロバート・ブラウン


構想を話し出すととまらないお二人!頭の中はアイデアでいっぱい?笑

おけぴ取材班:chiaki / 監修:おけぴ管理人

13/01/11 「ウェルテルの恋」初日前囲み取材レポ

「ウェルテルの恋」初日前囲み取材レポ
2013年1月11日17:30


キム・ダヒョンさん、キム・ジウさん、チョン・ドンソクさん

「後悔なんてしない。ただ心が命ずるままに恋をしたのだから。。。」
美しく狂おしいまでの愛の物語が繰り広げられる韓国ミュージカル
「ウェルテルの恋」初日前の囲み取材が行われました。

原作はドイツが世界に誇る文豪ゲーテの名をヨーロッパ中に轟かせた
「若きウェルテルの悩み」。
ゲーテ自身の青春時代の恋をモチーフにしたこの物語を
美しくドラマティックなミュージカル作品にしたのが
この「ウェルテルの恋」なのです。

会見にはダブルキャストでウェルテルを演じるキム・ダヒョンさんと
チョン・ドンソクさん、そしてウェルテルが恋に落ちるロッテ役のキム・ジウさん
(キム・アソンさんとのダブルキャスト)が登場!

作品の中から飛び出してきたような、麗しきウェルテルズです♪
それぞれのウェルテル像、ロッテ役のジウさんのコメントを添えてご紹介!


キム・ダヒョンさん

韓国では花のウェルテルと呼ばれるキム・ダヒョンさん
「優しさの中にある強さを繊細なお芝居でみせてくれます。
守ってあげたくなるウェルテルです。」(ジウさん)
 


チョン・ドンソクさん

韓国ミュージカル界のブライテスト・ホープ チョン・ドンソクさん
「“そのまま”ウェルテル!フレッシュなウェルテルです。
ドンソクさんご自身はお若いのですが、彼のウェルテルに
慰められているような感覚です。」(ジウさん)

まったくタイプの違うお二人とのこと、それぞれの魅力を見てみたくなりますね!

ちょうど初日前のドレスリハーサルを終えられたばかりのダヒョンさん、
今のお気持ちは?

「とてもときめいています。
日本のお客様にどう伝わるか少し心配ですが、同時に期待もしています。
字幕を通じて届けられる台詞に不安を感じますが、ポイントはしっかりと
伝わるように配慮して演技しますので、内容が少しでもわかるようでしたら、
字幕をあきらめて目線や息づかい、演技に集中してください。」

おおおお!確かな自信の表れですね!
実際、初日を拝見しましたが、おっしゃる通り。
こ、これが噂のディテール・キムか!(←芝居の繊細さからこのような名も)
表情や動き、意味は分からなくとも台詞の抑揚、そしてもちろん
情感豊かな歌声でウェルテルの心情はしっかりと伝わりました!
そして、観ている私たちが・・・ウェルテルにときめきました。
(細かな展開、エピソードはやはり字幕を追いましたが・・・)

続いて、後半日程で登場されるドンソクさん。

年末年始のシアタークリエでのコンサートで一足早く日本の舞台に
立ったドンソクさんからは。
「まず、日本の劇場施設は音響など素晴らしいので音楽的な面でも
心配していませんし、原作はご存知の方も多いかと思いますので、
しっかりと伝わると信じています。
そして、恋をする気持ちは国境を越え共感していただけると思いますので、
難しく気構えず、気楽にいらしてください。」

お話しされる声も甘美なドンソクさん。クラシック仕込みの歌唱力と
身長186cmの華やかなルックス、後半日程のウェルテルにも期待が膨らみます。
ドンソクさんからはウェルテルを演じていると初恋の苦い思い出が
蘇るのが辛い(笑)
というお話も飛び出しました!!

こちらはロッテ役のキム・ジウさん。
ちなみに「お口の恋人・ロッテ」のキャッチコピーでおなじみのロッテの
社名の由来も「若きウェルテルの悩み」のこの“シャルロッテ”なんですよ!

というまさに愛される女性を演じていて・・・

「みんなに愛されるとても幸せな役です。まるでお姫様みたい。
明るくて純粋なロッテを演じるのはとても楽しいです。
ただ、幸せから絶望まで感情の振れ幅が大きいのでその点は演じていて
苦労します。ダブルキャストの方ともそう話しているんですよ。」

フォトセッションの間もとても和やかで素敵なカンパニーなんだなと
感じました。
冒頭の決めショットまでのキュートな展開をどうぞ!


ダブルウェルテルがハートポーズに挑むも・・・

ウェルテルとロッテのハートちょっと離れすぎでは?笑

そして冒頭ショットの完成と相成りました!!

また、韓国では作品によってカーテンコール撮影OK!ということが
あります。そして、「ウェルテルの恋」もなんと全公演
カーテンコール撮影OKという大盤振る舞い。
というわけで、カーテンコールの様子をどうぞ!

<公演概要>
ミュージカル「ウェルテルの恋 ~原作:ゲーテ 若きウェルテルの悩み~」
※韓国語上演。日本語字幕付き。 
※オーケストラは入りません。
2013年1月11日〜1月26日@赤坂ACTシアター
公演公式HP

<イベント>詳細は公式HPをご覧ください。
【アフタートークショー】
1月13日(日)18:00の終演後はキム・ダヒョン
1月25日(金)19:00の終演後はチョン・ドンソク
【サイン会】
1月14日(月・祝)、16日(水)、17日(木)、
21日(月)、23日(水)、24日(木)の終演後サイン会開催!

<キャスト>キャストスケジュールはこちら
キム・ダヒョン(18日まで)/チョン・ドンソク(19日より)(ウェルテルダブルキャスト)
キム・ジウ/キム・アソン(ロッテダブルキャスト)
イ・サンヒョン/ホン・ギョンス(アルベルトダブルキャスト)
ソ・ジュヒ
オ・スンジュン

<スタッフ>
原作:J.W.Goethe
演出:キム・ミンジョン
音楽監督:イ・ソンジュン

<あらすじ>
中世ヨーロッパ。ある舞踏会でウェルテルは美しき女性、
ロッテに出会う。
彼女の黒い瞳に運命的な愛を感じたウェルテルは、
一晩をかけて彼女の絵を描き、ロッテに婚約者がいる事を知っていながらも、
その絵を渡す。
ロッテはウェルテルに友情の印として本とリボンをプレゼントするが、
純情なウェルテルはそれを愛の印だと信じ込んでしまい。。。
そこからウェルテルの苦悩と深い哀しみが始まる。


おけぴ取材班:chiaki / 監修:おけぴ管理人

2013年01月15日

13/01/15 東京バレエ団「ベジャール・ガラ」稽古場レポート

2013年1月15日(火)16:30
東京バレエ団「ベジャール・ガラ」稽古場レポート

20世紀後半のバレエに革命的変革をもたらしたモーリス・ベジャールの
没後5年記念シリーズ第二弾<ベジャール・ガラ>!


不思議な物語の不思議な空気を作り出すアンサンブルのみなさん
いったいどうなっているのでしょうか?

今回、注目の競演となるのが「中国の不思議な役人」。
初日19日には元ベジャール・バレエ団の小林十市さん(現在は役者さんとしてもご活躍中)が
十八番と言われた“中国の役人”で1日限りベジャール・ダンサーとして復活!
(春から生活拠点をヨーロッパに移される小林さんの貴重なステージです!)

そして二日目に同役を演じるのは東京バレエ団の木村和夫さん
(12月の「くるみ割り人形」でのM役も印象的でした!語る肉体です!!)。
本役最後の演技となる木村さんバージョンにも期待が高まります!

今回、その「中国の不思議な役人」19日キャストの
リハーサルの様子をお伝えします。


小林十市さん

30分ほどの小作品ですが、不可思議さとえもいわれぬ高揚感、
作品から発せられる“気”に圧倒されました!!

あらすじは

無頼漢の首領と“娘”、仲間たちが次々と人を襲い、
身ぐるみ剥がしていく。
だが、3番目に現れた“中国の役人”だけは、何をしても息の根を
止めることができず、無頼漢たちに恐怖が走る。
ついに娘がとったある行動によって、役人は自らの熱い思いを
遂げることができ、ようやく瞑目する。

まず、作品の面白さ、異次元な感覚を感じさせる仕掛けは・・・
無頼漢の娘を男性ダンサー(小笠原亮さん)が、
娘が襲う“若い男”を女性ダンサー(西村真由美さん)が演じるというところ!!


娘(小笠原亮さん)、獲物を狙う目?!

リハーサルではお稽古着ですので、そこにいらっしゃるのは
そのまま小笠原さんですが!
始まると・・・そこにいるのは怪しく男を誘う“娘”そのものです。


娘(小笠原亮さん)に最初に襲われるジークフリート(柄本弾さん)

もちろんバレエなのですが、登場人物の間での駆け引きなどはまさに芝居!
大柄な柄本さんに怪しく近づき誘惑していき・・・
ドキドキしてしまいます。


続いては若い男(西村真由美さん)が引き入れられます

そして3番目にやってくるのが中国の役人、


十八番!中国の役人、小林十市さん

登場シーン冒頭はやや無機質な印象の役人。
それが、何をしても決して息絶えず、起き上がる様子に無頼漢たちは
戸惑い、恐れる。役人も次第に気持ちを高ぶらせ、頬を高潮させてゆきます。


濃厚です!

麗しい女性たちが登場するも・・・

終盤の後藤晴雄さん演じる無頼漢の首領と役人の戦いもものすごい
迫力です!観ているだけで心臓バクバク、息切れしそうでした。


写真中央、娘を肩に乗せているのが無頼漢の首領役 後藤晴雄さんです。

緊張感、高揚感、恐怖感・・・その果てにあるもの。
登場人物のダンス=演技とアンサンブルのみなさんが生み出す
不思議な動きで、観る人によってどう見えるか、何を感じるかが変わってくる
奥行きのある作品です。

さらに、本番では衣装、照明、セットなど様々な効果が加わります。

例えば、このお稽古場での印象が実際の舞台ではこのようになります!
最後に、舞台写真と合わせてご紹介いたします♪


稽古場でのこのシーンが!

舞台では!コスチュームも女性そのもの。
美しさと筋肉質な肉体のミスマッチでくらくらしそう!

今回ご紹介した「中国の不思議な役人」に加えて、
両日上演される「ドン・ジョヴァンニ」もベジャールさんらしい作品です!
オペラでも有名な名うてのプレイボーイ“ドン・ジョヴァンニ”が
あるときは照明で、あるときは椅子を置くことで表現され、
女性ダンサーたちは、そんな見えざる“憧れの君”のために
愛と情熱を注ぐという、とってもチャーミングな作品です。

加えて19日のみの演目はベジャール3大傑作のひとつ、ドラマティックな「火の鳥」、
20日は力強い生命力を感じる「ギリシャの踊り」と本当に多彩なプログラム構成♪

それぞれの作品に共通しているのは物語としてのエネルギー!
「言葉のない演劇」ともいえるバレエ。
ベジャール氏の遺した作品の魅力、
そしてそれを表現する東京バレエ団の卓越した表現力に触れて、
新しい感性の扉を開けてみてください!

東京バレエ団「ベジャール・ガラ」公演概要
2013年1月19日(土)、20日(日)15時@上野・東京文化会館

【19日】
「中国の不思議な役人」
「火の鳥」
「ドン・ジョヴァンニ」

【20日】
「中国の不思議な役人」
「ギリシャの踊り」
「ドン・ジョヴァンニ」
キャストはこちらでご確認ください。

公演公式HP


引き込まれます!

おけぴ取材班・撮影:chiaki / 監修:おけぴ管理人  舞台写真撮影:長谷川清徳

2013年01月26日

13/01/26 ミュージカル「ZANNA ザナ」公開稽古レポ

ミュージカル「ZANNA ザナ」公開稽古レポ
2013年1月26日13:00

ミュージカル「ZANNA ザナ」のお稽古場にお伺いしてきました!

同性同士のカップルがあたりまえ!
異性間の恋愛はタブー!
そんな街で、
女の子同士、男の子同士のカップル作りに余念がない
魔法の力を持つ高校生ザナ(田中ロウマさん)。

という最初のイントロダクションを読んだだけでも、
とってもおとぎ話のようなストーリーなのですが、
演出の小林香さんは、2002年にオフオフブロードウェイでこの作品を観て
これを日本で上演したい!と強く思われたのだそう。

というのも、「ZANNA」は、セクシャルマイノリティについて描き、
全ての少数派の人達がより住み良い世界をつくろうよと強く訴えている作品なのですが、
そのメッセージを“ミュージカルとして”伝えることで、
世界を変えることが出来るのではないかと信じさせてくれた作品なのだそうです!
そういうパワーがあるミュージカルと聞いただけでもワクワクしますよね♪

さらに!じゃぁどのようにして、そういう世界を作るのかという方法も
作品の最後で鮮やかに提案しているのだそう!(これはとても気になります!)

“愛したい人を愛せる世界にしようぜ!ベイベー!”

小林香さん、お稽古がはじまり、キャストの皆さんの台本にこう書かれたそうです。
この“ベイベーッ!”という言葉がなんとも自然と出てきそうなキャストの皆さんがこちら!


上段左より東山光明さん、Spiさん、岡田亮輔さん、千葉直生さん
下段左より渡部豪太さん、高垣彩陽さん、田中ロウマさん、上木彩矢さん

“世界のどのプロダクションにも引けをとらない素晴らしいキャスト”
と小林さんも太鼓判を押す8人のメンバー!
お稽古場も、まるでアメリカのハイスクールのような雰囲気のテンションではじけてました!
(皆さん高校生役なので役年齢は17歳♪)

今回、ミュージカルの冒頭シーンをはじめ、いくつかの場面を
拝見させていただいたのですが、公式HPにもその様子が掲載
されていましたので、まずはこちらをご覧下さい!

オープニングナンバー「Extra Love」は、
ハイスクールに通う個性溢れる仲間達が次々に登場するナンバー!
映像ではちょっと音が聞き取りにくいですが、
小鳥のさえずりを聴いてるうちに、どんどん気分が盛り上がっていく感じで、
音楽のノリ、テンポ感がめちゃめちゃ楽しくて心躍るんです!
きっと自然と身体が揺れてしまうと思いますよ♪

ミュージカルはオープニングの印象がかなり
ワクワク度を高めるのに重要と思うのですが、
この作品、このオープニングを聞いただけで、
「あ、これ、あたりだ!」
と思える、そんなクオリティです!!(楽しい!)

自分のことを“少数派である”、“マイノリティである”、
“私は世間から肯定されてない”と感じてる人に対して、
あなたはあなたのままでいいよと強く伝えます。

あべこべの世界を舞台にしたおとぎ話で、
痛烈な風刺、パロディでもあり、
とても漫画ちっくな笑いの連続もあり、
そして恋愛に限らず、
ありとあらゆる“愛”“LOVE”についての物語です。
後半におこる展開は必見とのこと!
それは!ぜひ劇場でご覧ください!!

上演は、2月18日から23日まで、シアタークリエにて!
(クリエのハコにもぴったりと思います)
公式ホームページはこちら
公式の公開稽古レポはこちら(キャストコメントも♪)

学校一の人気者マイク(東山光明さん)が、
ザナ(田中ロウマさん)の魔法にけしかけられて、
転校生のスティーブ(渡部豪太さん)に告白を・・・


取材・撮影:おけぴ管理人 集合写真提供:東宝演劇部

About 2013年01月

2013年01月にブログ「おけぴ管理人の観劇感激レポ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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次のアーカイブは2013年02月です。

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