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2005年11月 アーカイブ

2005年11月11日

05/11/11 プラハ観劇レポ

11月12日より私、オケピ管理人はプラハに
観劇旅行に出かけて参ります。

先月は、オケピのリニューアルもあり、
一本も観れなかったため、プラハでは
毎日観劇!三昧の予定です。

現地から観劇レポをお届けする予定ですので、
よかったら時々のぞいて下さい。

あ、もしプラハいったことある方いらっしゃったら
おすすめのスポットとか教えて下さい。
観光スポット等まったくチェックしてないので・・・

2005年11月13日

05/11/13 オネーギン@プラハ国民劇場

prague.jpg

やってきました。プラハ。
東京からロンドン経由で14時間!!
飛行機でもよう寝ました。ホテル着いたのが夜23時。
そして一応ドリエル飲んで、ネットの接続を確認して
横になったら熟睡(宿は安いペンションですが、
部屋は綺麗でネットはつなぎ放題。ベッドからは空が見えます)

tenjo.jpg

そして初日。
まずはホテルでたっぷり朝食を摂って
ミュシャ博物館へ。思ったよりこじんまり。
ミュシャは、オペラ歌手のサラ・ベルナール
を描いたポスター等で有名な人。

mucha.jpg

その後はプラハ中心部をぶらぶらした後、超有名で
予約しといた方がいいというビアホール「ウ・カリハ」へ。

beer.jpg

客。。。いません。。まー日曜の4時ということもあった
かもしれませんが、途中、我々だけという状態に。。。 
全体的に味は薄くボリュームがあるといった感じ。
デザートも頼んでみましたが、みよこのクリームの量。
メインであるはずのクレープは見えません。
満足感はそこそこ!でもまたいくことはないかというのが正直なところ。

dekai.jpg

そして夜は本日のメイン、今回の初回を飾る演目は
「オネーギン」。バレエです。場所はプラハ国民劇場。
なかなか雰囲気のある建物です。お客さんも皆結構
ドレスアップしてます。今回は前から5列目に座りましたが、
一人結構ラフなシャツの人がいて浮いてました。
やはり1階やボックスで観劇するならそこそこの服装で
いった方がいいと思います。

少しびっくりしたのは幕間の飲み物。ジュースや駄菓子が
売ってるんですねー。意外でした。コーラやジュースが
30コルナ(約150円)と、安くていいんだけど。
さて、ではじまりましたオネーギン。事前予習0でのぞみました。

national.jpg

1幕。なかなか綺麗な出だし。音楽もなんか聴いた
ことある曲だし心地よい。そしてテンポ感がいい!
スピード感があります。また、感情をしぐさや表情で
実によく表現されていて、なんかバレエっぽくない。
アンサンブルのダンスなんてまるでミュージカル。
そう、このアンサンブルのダンス、特に1幕の男性ダンサーの
ダンスとそれに続く男性と女性のアンサンブルのダンスが
とっても楽しくてよかった。
最後の退場の仕方、あれ、もう一度見たい!
ペアでちょこちょこ走ってぴよーんってジャンプしながら舞台の
端から端まで次々に過ぎ去っていく退場シーン。楽しい!

主人公のオネーギン。いかしてます。
もみあげが長く、最初は彼がオネーギンだとわからないので
頭の中で「黒もみあげ」と呼んでました。

細かなバレエの小技などもかなり楽しめます。
タチアーナが後ろ向きにちょこちょこと走り去る
シーンは見事でした。

2幕も、結構コメディ絡みの演出なども多く、
かなりお気に入りになるかと思いきや。。。

3幕は少し違いました。オネーギンも1,2幕の
独特の雰囲気が消え、普通のおっちゃんになってました。
(設定上、十年後ということらしいので頭も白髪交じりになる)
ソロやペアのバレエが中心で、プリンスもなんか魅力的じゃなく、
1,2幕のテンポ感に比べたら3幕はなんだか間延び感がある。。。
うーん、でもあの睡魔がなければソロやペアのダンスを堪能
できてた気もする。。ダンスの意味や微妙な表情や感情を
堪能すればまた今回の観劇の感想も違ってたのかも。
でもあの3幕の睡魔は尋常じゃなかった。いつみても同じ
シーンに見えてしまった(まだ二人で踊ってるのね・・みたいな)。。

そして最後の終わり方は。。あぁぁぁぁ。びりびりびりびり。。

onegin.jpg

ストーリーは事前にぜんぜん把握してなかったですが、
なんとなくわかります。またみてみたい作品の一つにはなりました。

明日はウィーン日帰りで1年ぶりのエリザベートを観劇してきまーす。

2005年11月14日

05/11/14 エリザベート@ウィーン

erizabeto.jpg

昨年10月にウィーンで観て感動したミュージカル「エリザベート」。
あの感動をもう一度味わうべく、プラハから日帰りの旅程で
行ってまいりました!

正午にプラハを出発して、とことこと列車でウィーンへ。
ウィーンに4時半着。しばし散策をして、6時半に劇場入り。

めーちゃーめーちゃよかったです!スーパー大満足!
これを観るためだけにウィーンにいってもほんとに後悔しません。

ってか、去年の10月に観た時と演出や美術も(多分)変わっていて、
役者の演技や歌、ノリもかなりパワーアップしてました。

まずルキーニが最高です。日本の高嶋さんもいいですが、
このウィーンのルキーニは、のりがめちゃめちゃいい。
特に2幕最初のエリザベートグッズのやりとりでは、
観客をおどかしたり、カードをばらまいたり、観客との
やりとりが結構あって、面白い。最前列との女の子との
やりとりでは、「カードがさかさまになってるよ」という
観客の女の子の手のジェスチャーが実に決まっていた。
で、ルキーニが逆さにするとその女の子がOKサイン。
まるで打ち合わせているかのような流れでした。
また、フランツヨゼフの登場シーンでは、観客に「彼は誰?」と聞いて、
観客が「ヨゼフ!」と答えるシーン、あれ、去年はなかった気が。

観客ののりもめっちゃよくて、ルキーニ、トート、エリザベートの
歌唱後は、ヒューヒューという歓声と共に大拍手の連発。
終演後は、総立ちのカーテンコールです。
トートは、ほんと、かっこいいんですよね。昨年よりも、
動きがより俊敏でダイナミックになってる気がしました。
また、エリザベートとの見た目の年齢差も、今回は気に
ならなかったです(実年齢は多分エリザベートが相当上かと)。

1幕最後の、エリザベートのあの有名な肖像画に扮するシーン
では、ほんとのエリザベートかと見間違うくらいあの絵にそっくり。
驚きました。また、トート、エリザベート、ソロがめっちゃうまいのです。
聞き惚れます。ずーっと聴いていたい。。トートは声が少しハスキー
な感じで、日本の山口トートや内野トートと全然違ってこれがいいのです。

その他思ったこと。。
 ・トートダンサーに優しそうな女性が2人入っていて少し意外
 ・姉のヘレネ、侍女アンサンブルとして登場します? なんか変な感じ。
 ・エリザベートの顔型の幕や結婚式な赤絨毯は去年なかった気が。
 ・ミルクのシーンは、演出去年と変えたのかな。でもこのミルクのシーンは
  日本の振り付けがいちばん好きです。
 ・エリザベートとフランツの食事のシーンの奥行き感のある美術効果など、
  大道具を実に効果的に使ってる
 ・精神病院のシーン、去年に比べてかなり短くなった気がする。この方がいい。
 ・ルドルフの青年役の人が。。。どうみても30才位にみえる。。子供ルドルフは
  さらさらヘアなのに、青年ルドルフがちりちりヘアになるのはやはり違和感あり。
  トートにすがる青年ルドルフが登場した時、一瞬フランツヨゼフ(お父さんの方)かと思った。
 ・ルドルフが仲間と革命を企てるシーンはカット。これ、日本版だけ?
 ・ソフィーの死のシーンがなかった気がする。これも日本版だけ?
 ・舞台上でのトランペットソロ、かっちょえー。

前回は1階の平土間でしたが、今回は2階のBOX1列目。
席の値段は72ユーロ(1万円くらい)。この席、めっちゃいいです。
平土間だと下から見上げる形になるけど、BOXだと目線が舞台と
平行なのでまったく疲れません。

boxseki.jpg

ちなみにウィーンのエリザベート、12/4までのようです。
そして、なんとなんと、12月にライブ版DVDが発売される
とのこと。25ユーロ。安い!これは買いです!

で、このエリザベートを観終わったのが22時過ぎ。
急いでバス停に戻り、23時発ブラチスラバ行きのバスに
乗り(片道9ユーロ。安っ)、バスで1時間かけてブラチスラバへ。

途中入国チェックなどがあって、ブラチスラバのバス停に
到着しようとした時、一台のバスが出て行きました。
それをふと眺めていたのですが、まさかあのバスが・・・

バスを降りて、プラハ行のバス停を聞き、そこにバスが
とまっていて乗り継ぎ成功と信じ込んで乗り込もうとすると、
To PRAHA ではなく From PRAHA であることが判明。

がーん・・・

しかも前のバスはたった今出たとのこと。
そう、さっきのバスがプラハいきだったのです。
そんなー。時刻表では乗り継げると思ってたのに。。
待ってくれないなんて・・・

時刻は午前0時半。しかもめちゃ寒です。

bus.jpg

バス停で次のバス(1時間半後)を待とうかとも考えたけど、
待合室は閉鎖されてるし、風邪をひいちゃうと考え、
たまたまとまっていたタクシーに話しかけると。。

ユーロが使えない。。

スロバキアの通貨でないとあかんねんと。。。
またまたがーん。。。仕方がないので、近くの
ホテルまで連れて行ってもらい、そこで両替して支払うことに。
でもこの運転手、親切でした。

というわけで急遽スロバキアで一泊とあいなりました。。
(このホテルの朝食は結構豪華だった。
 ビジネスマンっぽい人ばかりでした。ちなみに一部屋約7000円)
明日はウィーンに戻って、オペラ「魔笛」です。

2005年11月15日

06/11/15 魔笛@エステート劇場

mateki.jpg

昨日ブラチスラバで一泊してしまったので、午前中は
ブラチスラバで少し観光。ドナウ川でたたずんだり、
オペラ劇場をみにいったりしてました(ちとしょぼい。
でも演目はすさまじい。有名演目をことごとくやってる)。

12時40分のEuroCity でプラハに戻り(17:20着)、
着替えて、エステート劇場へ。演目は「魔笛」。
1階平土間5列目2番。値段は
昨年バイエルン国立歌劇場で初めて観て大感動したオペラです。
観客の人は、地元の人がちょっとおしゃれをしてきてる感じでした。

まずびっくりしたのが、開演前に幕がおりてない。
幕はあがったまま。で出演者とみられる人が舞台上で
ストレッチをしている。宮廷の服装をした人も舞台上を
うろうろ。しかもダンサーとみられる出演者が、客席の
知り合い(?)に手をふったりしている。なんなのだー
と少しだけ不安になる。

で、そのままの勢いで舞台ははじまりました。
ストレッチをしていた人はほぼそのままの姿勢で
バックダンサーのような形で、最初の序曲にあわせて
踊ってはりました。もしかして最後までダンスのみ?と
不安になりましたがちゃんと侍女3人組が登場して安心。
でもタミーノが襲われるモンスターの登場に私は気づかず。。
布で蛇を表現していたみたいなんですが。。

さて、で今日の魔笛、まず美術装置が基本的に大きな「布」のみ。

nuno.jpg

この布を山に見立てたり、宮廷に見立てたりします。
これはよくできてるんだけど、2幕も同じような感じの
演出が続いたので、ちょっとあきるというか最後の方は
新鮮味が消えてたかなー。

そして実は今日の魔笛、「チェコ語」だったんです。
そう、このエステート劇場ってチェコ人のための劇場らしいんですよね。
なので、チェコ語なのか。。でもなんか歌曲にぴったりと
はまってる感じがしました。あれが日本語だったらあわないんだろうなー。

ではもろもろの感想を
 ・主人公のタミーノが見た目もろザラストロ!
  おなかがでっぷりとした悪役系の顔付きなので(笑)、最初夜の女王の侍女に
  発見されるシーンや、パミーナと出会うシーンでは少し違和感が。。
  でも声はいいテノールでした!
 ・開演前、白いドレスをきた、やたら落ち着いた綺麗な女性が私の右後方に座ってるなー
  と思ってたら、開演後、いきなりそこにスポットライトがあたり、パミーナとして舞台上
  にでていかはりました。このパミーナ、めっちゃセクシーで美人でした。
 ・ザラストロがちょっと普通すぎて。。声もあまり低くない。
 ・舞台上方にドイツ語と英語の字幕がついてたのはちょっと嬉しかった。
  日本で日本語のオペラを上演する時ってまず英語字幕はないんだろうなー。
 ・夜の女王のアリアは・・・やっぱりこれ難しい曲ですよね。。厳しい
  でも彼女の台詞の声は好き♪
 ・私が大好きな天使3人組は・・・ なんか振り付けやせりふをちゃんと
  覚えてないっぽいのでは? 横をちらちらみたり、オケピのある一点をずっと
  見続けてる(そこに台詞が書いてるのかーもしかして!?)
 ・オケもいまいちな気が。。低弦と管が・・・
  あまり音が揃ってないと思うんですよね。。
 ・パパゲーノとパパゲーナが出会う私が大好きなシーンがすごくあっさりと
  流されていた。うーん、時間的にカットしたんだろうか。でもここはカット
  してほしくなかったなー。

今回の舞台、確かに少し新鮮ではあったんだけど、
満足度的には低い。。でも軽めという意味では庶民的でいいのかも。

明日はプラハ国立歌劇場にて、ミッテルロージュから
オペラ「ナブッコ」を観劇します。

下の写真はスロバキアのホテル「KYJEV」からの部屋からの一枚。
bura.jpg

2005年11月16日

05/11/16 NABUCCO@プラハ国立歌劇場

kokuritukageki.jpg

今日はプラハ国立歌劇場(国立オペラ劇場)で
「ナブッコ( NABUCCO)」を観劇。
席はなんとミッテルロージュ最前列ど真ん中。
ちょっと席が狭く、お尻も痛い。
でも、目の前になんの邪魔もない!
す、素晴らしい。ちなみにここです↓

mitteru.jpg

結構まわりは普段着の人多かった気が。。
ただ、やはりオペラ劇場はそこそこお洒落して
いった方が楽しめると思います。でもこのオペラ劇場、
ホール自体はすごくいい感じだけど、なんか劇場自体に
格式の高さがあまり感じられない。。そういう意味では
去年行ったミュンヘンのバイエルン国立歌劇場が群を
抜いてすごかったです。また行きたいなー。。

で、今日のこのベルディのオペラ、ナブッコ、演目が
あまり有名じゃないせいか、かーなーりーガラガラ。
BOXは3分の1しか人が入ってないし、一階席も
端の方は空きまくりでした。

kokuritu.jpg

さてこのナブッコ。一応少し事前にざっとストーリーを
把握してはいたものの、わかりにくい!
まず1幕でフェネーナとアビガイッレが、どっちがどっちか
わからなくなりました。。また、ナブッコとザッカリア、
イズマエーレとフェーナ、ベルの祭司長?など、
わからなくなる要素が満載・・・
しかも、歌はイタリア語で字幕はチェコ語。
昨日のエステート劇場は英語字幕があったので期待したんだけど
さすがにチェコ語ではまったくわからず。

でも、序曲のあの曲調はいいメロディーだし、出演者皆
歌がうまい。オケもいい感じ。なので、普通に楽しめました。
でも個人的にいちばん気にいったのは、フェネーナの声でも
アビガイッレの声でもなく、ザッカリアの姉アンナの人の
高くて綺麗な歌声。覚えている限り二箇所でしか聴け
なかったんだけど、私の好きな非常に綺麗な歌声でした。

今日は午前中はオケピのサポート。午後は、ビアホール
(めちゃ安い!やまもり食べてビール飲んで一人700円!)
で昼ごはんを食べてカレル橋へ。カレル橋をのぞむこの
景色が絶景(写真では伝えるの難しいですね。とても綺麗でした)↓

karerubasi.jpg

でもカレル橋自体は、4時という遅い時間と寒さもあった
せいか、露店やストリートパフォーマンスの人はほとんど
おらず、絵をうってる人達がちょこちょこいた程度でした。
というわけで一応一往復だけして観光終了。
(途中キリストの像は皆が犬とマリア?さんを触って
 たので私も触っておきました)

明日は同じくプラハ国立歌劇場の最前列でカルメンです!

2005年11月17日

05/11/17 カルメン@プラハ国立歌劇場

carmen.jpg

初カルメンです。昔ピアノ伴奏をしたことはあったけど、
オペラとして生で観るのははじめて。今回はストーリーを
じっくり予習してみました。

そこで注目したのが「ミカエラ」。
三つ編の純情な女の子。
ホセの幼馴染でホセを慕って田舎から出てきて、
山奥までホセを追いかけていく一途な女の子。
もともとのオペラの原作にはなかったのに、
カルメン、エスカミーリョ、ホセの3人だと皆悪人
だらけになるということで急遽追加された登場人物。
衛兵達の会話では「綺麗な子がきてたぞ」との台詞。
三つ編で、綺麗で、純情な女の子。おおおお!
しかもプラハ、美人が多い。これは楽しみー!

っとかなりの期待をいただいて観てまいりました。

1幕。ホセの母親からの手紙を握り締めてホセを
探しているおばーちゃんが登場。

おばーちゃん?

えーーー? 

も、もしかして、ミカエラ???

でした。。。ショーーっク!
確かに、三つ編です。でも・・・でも・・・目が・・・・皺が・・・
ホセの母親そのものがきてしまったのではないかと。。
ソプラノの歌声もいまいちはりがなく。。これだと、ホセも
田舎に戻りたくないのは当然と思ってしまう。。
カルメンにほれてしまうのもわかる。こんなおばーちゃんに
山奥まで追ってこられても・・・ って思ってしまう。。

オペラってミュージカルと違って見た目より歌というのは
わかります。でも。。。やっぱり年齢は考慮してほしい。
カルメン、ホセ、エスカミーリョにベテランを起用したのなら、
せめてミカエラは若手を起用してほしかった。。

gekijoyosu.jpg

そのカルメンは、木の実ナナって感じでよかった!
声はめっちゃ大きくて澄んでて通る!オーラも
あって頼りがいもあって、うまいなって思いました。

そのカルメンと同じくらいよかったのが、カルメンに
付き添う二人の女性役のうちソプラノの方。
結構若めなんだけど、しぐさもかわいいし、
歌声がめっちゃ澄んでて綺麗。特に高音は聞きほれます。
この人いいなー!って人ができると観劇もとても楽しく
なります。彼女にミカエラやってほしい・・・

今日のカルメンは、こうした女性アンサンブルの歌声
がとてもよかったです。

一方。。ホセですが。うーん、ずんぐりむっくり小柄なホセ。
声にもいまいちパンチがありません。でも声ののびはよくて、
最後のストーカーと化すホセの演技はなかなかの熱演でした。

一幕最初の子供たちは、なんだかカチコチ。
ダンサーも、なんだかリズムにのりきれてない。
オケは、結構ずれるしはずすし。。

そして、指揮者の背が高い!
昨日ミッテルロージュ最前列でしたが、今日は1階最前列
センターだったんです。つまり指揮者の真後ろ。席に座った時は、
おおお、すごい、邪魔者が何もないと思っていたんだけど
甘かった。。指揮者の背が高くて、オケピから肩がでてるんです。
もう頭が邪魔で邪魔で。。。最前列だと、センターじゃなくて左右
をとった方がいいですね。。

でもカルメンって楽しい!序曲からいきなりあの有名な曲だし、
間奏曲もなかなか切なくていいし、4幕のにぎやかな出だしも最高。

ホテルに帰ってから、メトロポリタンのカルメンの映像を観たんですが、
ミカエラ最高・・・でした。うーん、今日のカルメンは、ミカエラのイメージ
ダウンが影響したためか、いまいちな感じでした。残念。

purahamati.jpg

今日は、土産屋さんめぐり。ボヘミアグラスやウッドクラフト、
スーパーなどでいろいろ物色。お昼ごはんは昨日もいったテスコの横
にあるビアホール「ウ・メドヴィク」。安い、美味い、最高ですここ。

ちなみにチェコにきて覚えた言葉は2つ。
「イーペーパブロバ I.P.Pavlova」。ホテルがある駅の名前です。
この言葉はかなり流暢にいえるようになりました。で、トラムで
降りる時いっつも「ナメトロ」っていってるので、ナメトロってどういう
意味かなって地球の歩き方で調べたりしてものってなくて???
って感じだったんですが、今日判明ナメトロじゃなくて、ナ・メトロ
でした。つまり、メトロに乗り換えができるということだったんですねー。

というわけで、チェコ語のこんにちはもありがとうも覚えず、
イーペーパブロバ ナメトロ しか覚えずにチェコを発つことになりそう。

2005年11月18日

05/11/18 人形劇ドンジョバンニ@王の道マリオネット劇場

donjo.jpg

人形劇は当初まったく興味なかったんだけど、
(私が人形嫌いというのもあるけど)
結構おすすめということで観てきました。
オペラが7時からなので、
8時からの国立マリオネット劇場のはみれず、
その近くにある小さい小屋みたいなところで
やっていた人形劇「ドンジョバンニ」のチケットを買う。

490コルナ(約2500円)。
いざはじまり・・・・

人形の動きはなかなかすばやくて、うまい。
だけど、正直、つまらない。ドタバタした動きや
低レベルの下ネタでひっぱりつつ(会場は結構うけてたけど)
の1時間15分はかなり苦痛。さらに椅子がすっごく
座りにくい。最前列に座ったことを後悔。
オペラの音楽も録音だし。。

40~50人くらい入る小屋でしたが、観光客で満席。
日本人の人も多かったです。これで2500円は高い。
一回の公演で10万円でしょ、で1日2回で20万、
月600万ですよ。おいしいなー・・・

国立マリオネット劇場の方だったらまた違う感想だったのかなぁ。。

ちなみにそのままオペラ鑑賞にいく予定だったので
スーツ姿で鑑賞したのですが、結構浮いてたかも・・

今日のお昼ご飯は、またまた違うビアホール「ウ・フレク」。
ちょっと交通の便的には不便なところにあるけど、入口はいい感じ。

ufure2.jpg

小さなビールを注文しようとすると、400mlの黒しかないというので
それを注文。これはとっても飲みやすくて美味しかった。すると、
アペリティフをがんっと店員が置いていった。いらんよっといった
んだけど、まわりはみんな飲んでるし、いいから飲めよといわれ、
まいっかと思って飲んでみたらすごくきつい。さらにこれ、500円
もする(チェコ的には高い)。というわけで今回のお会計二人で
1100コルナ。うー、ウ・メドヴィクに3回いけるぞ・・・

ufure.jpg

しかもこの店、注文しようとした品が結構「今日はもう売り切れ」
と言われてしまったんだけど、午後3時で売り切れってなんやねん
って感じでした。ちなみにこのお店で隣に座ったイタリア人と
少し交流。昔半年間だけ習ったイタリア語が少しだけ活きた感じ。
イタリア、またいきたいなー。

05/11/18 トスカ@プラハ国立歌劇場

okepichan.jpg

ついに今回のプラハ観劇旅行の最後の演目「トスカ」。
人形劇が終わって、ちょっと道に迷ったので、ぼられる
と評判のタクシーに乗る。350コルナ(1500円)は
プラハにしてはめちゃ高だが、この際仕方がない。
無事10分もかからずに劇場到着。

到着すると、いつもプログラムを買うんだけど、
この3日間、いつも同じおばちゃんから買っていた。
このおばちゃんがまた艶美というか、あまーくゆったり
した声で案内してくれるおばちゃんでいい感じなんだけど、
いつも若い女の子と一緒にいるので、聞いてみたら、
なんと娘さんだという。オペラを勉強しているの?と
聞いてみたら、そうではなく、単にお母さんを待ってる
だけだと。いやーそれにしても、こう毎日、オペラを堪能
できるっていいなーと思いながら、我々の席へ。
(ちなみにプログラムの価格は日によって変動するけど
 だいたい50~70コルナ。300円前後。安い)

初日がミッテルロージュ最前列センターで、
2日目が1階平土間最前列センター、
そして今日3日目が5番のBOX席。
5番。そう、オペラ座の怪人でファントムの
指定席。5番のBOX。とっちゃいました:)

5ban.jpg

3人のBOXなんだけど、今日もガラガラの
(多分半分くらいしか入ってない)国立オペラ劇場、
もう一人は当然入ってこないため、この快適な
BOXが堪能できました。

5番BOX、かなりおすすめです。
まずオケピの全貌が見えます。
舞台は左端がみきれますが、役者の顔もくっきり。
そして右を向けば、どんなお客さんがきてるか、
どんな服装の人がいるかもひとめでわかります。

ちなみに、開演前に、例のプログラム売りの娘さんが
こっちを双眼鏡でみてたので、小さく手をふったら、にこって
笑って手を振り替えしてくれたので、楽しくて何度か
やりとりしてましたが、BOX席の人が手をふってたら
平土間の人には結構注目されてしまってた気もします(笑)

さて、そんな感じではじまった「トスカ」でしたが、よかった!
最後にふさわしいオペラでした。まず役者が素晴らしい。
トスカ、そしてマリオ、いいです。いいコンビでした。
悪代官も、悪キャラの顔をした歌手の人で(笑)、
なかなかのはまり役。今日はオケも結構パンチがきいてて
いい感じで、2度目の休憩後の4幕は、最高の盛り上がりで
終わりました。結構スタンディングオペレーションしてる人も
いました。

そう、今日オケピみて思ったんですが、弦楽器に日本人の
女性の方がいらっしゃいました。しかも幕間も一生懸命
さらってらして、好印象でした。

というわけで、トスカでいよいよ今回の観劇旅行も終わり。
帰り道、なんと雪が降ってました。明日積もるといいなー。

↓ って書いて寝て朝起きたら ↓

yukihuru.jpg

積もってました。おおおおお。
部屋の天窓からの写真です。

昨日雪降ってたら買い物つらかったなーと思いつつ、
雪のプラハとお別れです。7泊で7本観劇。うん、満足♪

2005年11月26日

05/11/26 としま立会演舌会@みらい座いけぶくろ

2005年11月26日 (土) 18時開演
みらい座いけぶくろ 全席指定 2300円
1階17列17番
「シリーズ爆笑い としま立会演舌会」

久々のお笑いに行ってきました。
場所は池袋東口の近く。公会堂のようなところなんだけど、
いい感じのホールになっている。席はほぼ最後列だったけど
舞台はとてもよく見えた(客席があまり埋まってなくて、
私の前に人が座ってなかったというのもでかいかも)。

で、司会はルー大柴。おおお、生ルー大柴は初めて!
うまいですねー司会。客席に降りてきて、いい感じで話してました。

さて、この演舌会、前半が若手3組、後半がベテラン3組
という構成で休憩無しで2時間。

楽しめました! 笑いました!
特に最高だったのがユリオカ超特Q。自らを題材にした
ハゲネタだったんだけど、最後に歌ってくれたハゲラップが最高♪
これは面白いです。歌もうまいし、またライブで聴きたい♪

その他は、大輪教授、いとうあさこ、清水宏、寒空はだか、
モロ師岡という人が出てたんだけど、皆面白い。でも、正直長かった。
もち時間を有効にうまく伝えてたのはユリオカさんだけだった気がする。

寒空はだかの森本レオの歌や、いとうあさこさんのネタも
面白いんだけど(年齢オークションはいい!)、
なんか持ち時間のために延ばしている感も
あったりして、ちょっと残念。清水宏の映画のネタは特にそう感じた。
面白いんだけどね。

個人的には、最後に出演者一同が並んだ時に、ユリオカ超特Qが
ゆったりめのファッションだったいとうあさこさんにぽっといった一言
「妊娠してるかと思った」(そんなニュアンス)で、いとうあさこさんが
ずっとおなかのまわりを最後まで気にしてたのが面白かったですー。

お笑いっていいですよね。笑うとなんか楽しくなります。

About 2005年11月

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