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2007年05月 アーカイブ

2007年05月02日

07/05/02 マリー・アントワネット昼@帝国劇場

2007年5月2日(水) 13:00
マリー・アントワネット
1階P列53番@帝国劇場

素晴らしい!MA最高!素晴らしく豪華なキャスティングですよねほんとに。
歌的にも、演技的にもこの最高のキャスティング、
これはやっぱり観れる時にもっともっと堪能しておかなければと思っちゃいます。
あの人があぁだったらなぁとかそういうのがない!全員がいい!
どのシーンもいい!そして曲もいい!去年観た時は終わり暗いしと思ったりもしたけど、、
その暗さを上回る熱意や愛や感動が伝わってきます。そして終わった後のすごい満足感。
頭にこびりつきまくっているメロディ。休憩時間、つい音楽に足をとめてしまうのです。。
終演後、あの曲で送り出されたら、きっとまた戻ってきてしまう。。

というわけで本日幸せのマチソワ観劇の第1弾。マチネ編です。

凱旋公演では私、初観劇の笹本玲奈さん。
マルグリットがすみれをボーマルシェに売るシーンの
ナンバー「なぜ」(であってます?)で、どきゅーん・・
透き通るような笹本さんの歌声を聴いて、
この時点であぁもう今日くることができてよかったという満足感。
二幕処刑シーンの直前のナンバー(曲名なんでしょう・・)がこれまたよかった。
なんて綺麗な声なんでしょう。。。心に響いてきます。

涼風真世さん、美しすぎます。はぁっというため息がまた素敵。
あの時の表情がたまりませんです。展開に応じて、髪型も次々と変わっていき、
一つ一つの動きが綺麗なので(手の動きやお辞儀、歩き方、ふるまい等)、
オペラグラスで観がいがあります。
カーテンコールでの、あの後ずさりが、これまたおちゃめでかわいい♪

そして今拓哉さんのフェルセンがよかった!
一幕でパンがないならケーキをといった女性に
一言いうシーンや、パーティの後マルグリットを
追いかけるシーンでは、紳士的な態度と声がもうぴったり。
二幕、フェルセンの愛、びしびし感じます。
マリーアントワネットの後ろで影で歌うシーンは、かーなーりー素敵でした。

で、今日もですね、私的に、子役お姉ちゃん役の奥村優希さんに注目。
一言もしゃべらないんですが(しゃべりそうになるのに・・)、
その表情やルイ16世と一緒に本を読むシーンは、何をしゃべってるか
想像しながらみてると面白いです(ここはメインでアントワネットと
マルグリットが「流れ星のかなた」を歌ってるので普通そっちみるんですが)。
本に黄色い円が描かれてるのを指さして、奥村さんの黄色いリボンと一緒だね
みたいなしぐさをしたり。。そして弟が連れていかえれるシーンでは涙が!
そして振り返ったところで、暗転。。。見がいがあります。

首飾り事件で山口祐一郎さんが上手舞台下に降りるところでは、
山口さんかなり遊んじゃってますね。手ふったりVサインしたり。
でも2幕の山口さんの新曲は、めっちゃめちゃいい。
山口さんの声の素敵さがすごく伝わってくる曲だなぁと。
凱旋2日目に観た時はそこまで思わなかったんですが今回は特に感じました。

そして林アキラさん、私、てっきり、ロアン大司教だけとばっかり
思ってたんですが、レオナール(アントワネットのヘアメイクさん)
林アキラさんだったんですねー。おおお、今回ではじめて気づいた私。
で、しかも後半で、3人が流行について舞台手前で踊り語るシーンは
1幕最初のガラス背景のシーンの3人と一緒だったんですねー。
何度目で気づいているんだ私。。。。

そしてランバル公爵夫人の河合篤子さん、好演♪
最初のちょっとおばかっぽい演技から、後半一点真面目な演技、
今日気づくまで私はてっきり別の人かと思っておりました。

あ、オルレアンが椅子をけるシーン、椅子をひっぱる紐がめだたなくなってたね。
その分下手袖にひっこむスピードは落ちてたけど。

今日はなんか客席の拍手が少なかった感じで寂しかった。
連休谷間で団体客が多かったせいや、平日昼間で年配の方が多かったこともあるかも。
年配の方が多くなると、途中退席の方も多くなるようで、今日は私の前の席のおばさんが
1幕のめっちゃいいシーンで、いきなり立ち上がり、目の前をさえぎられてしまったのは
とても悲しかったです。。。せめて退場するなら、場面を選んでほしい。。。

で、ですね、今回私の左後方のおばさん、この方の二幕のマナーがひどかった。
二幕がはじまったと同時に、後ろで、パリ、パリパリパリというビニール袋音+
プラスチックのがさがさ音。耐えかねた私の友人が「静かにしていただけませんか」と注意。
が、その後も、パリ、パリパリパリという音がえんえんと続く。
友人が再度注意。その後友人の横の女性が注意。それでもやめない。
なんか、もぐもぐという音も聞こえてくる。ん?食べてる?
どうやら、後ろで、サンドイッチ等のまわし食べをしていたらしい。
信じられん。なぜ休憩時間に食べない。しかも、サンドイッチが
なかなかプラスチックケースから出しにくいようで、ずーっとパリパリパリパリ。
舞台上が静かなシーンであろうがうるさシーンであろうが関係なし。
私も何度か振り向いたんだけど、声をかけるにはちょっと遠くて断念
(注意ってすごく勇気がいる&神経消耗するんですよね。なので振り向いた時点で気づいてほしい)。
いっこうにおさまる気配がないので、友人が、身を少しのりだして、
ケースを押さえ、大きくバッテンマーク。ナイス。
これでやっとわかったらしい。が、その後は、その隣の連れが、カバンを頻繁に
上げ下げしたり、チャックを開いたりで、その都度カバンにつけた鈴が鳴る。
リンリンリン。やーめーてーーーー。途中、舞台の音楽の中の鈴の音か、後ろから
聞こえる鈴の音かわからなくなってしまいましたよ。ただ、二幕途中からは、
そんな音を上回るくらいの感動に包まれていったので、終わってから別に文句を
いったりするほどではないんですが、観劇中のマナーはほんと気をつけてほしいなと。

追伸:ただ、普段あまり観劇しない人で、特におばーちゃんおじーちゃんなんかだと、
昔観劇したはった時とかは飲食OKとかだったのかもなぁと思ったり。
なので、音とか飲食のこととか、前のめりのことは、会場内でしっかりアナウンスして
ほしいなと強く思います。

観劇ノススメ

07/05/02 マリー・アントワネット夜@帝国劇場

2007年5月2日(水) 18:00
マリー・アントワネット
2階A列29番@帝国劇場

幸せのMAマチソワ第2弾。ソワレ編です。

帝国劇場の2階最前列ってはじめてだったんですが、
すっごく観やすい。しかも今回どセンターで、
役者さんの視線がびしばし飛んできます。

でなんといってもこの席で観たことによる新発見が
たっくさんありました。1階席で観ていた時には気づかなかったことが。。
 ・光/照明の素晴らしさ
  →円盤上の回転舞台になってるんですがここがうまく
   光で色分けされてたり、光でビルの窓をを表現してたり、
   十字架を表現したり。。。2幕でカリオストロが火花を
   飛ばすシーンがありますが、あの火花シーンがとっても印象的に
   みえてびっくりしました。火花と照明で一瞬で舞台が変わったんですよね。。
 ・セットの奥行き感
  →向こうの方から群集が行進してくるシーンとか。。
 ・アンサンブルのフォーメーションの綺麗さ
  →動きが綺麗なんです。1階席では何も感じなかったちょことしたしぐさが
   実は全員共通だったりとかして、それが2階席だと綺麗にみえるんですよね

そしてこの舞台、2階、おいしいです。先ほども書いたのですが
役者さんの視線がばんばん飛んできます。
訴えかける時は、たいていこっちの方をみてる気がしました。
オペラでみてるとどきっとします。ルイ16世が謁見シーンで、
耳を2階に傾けた時には何かいいたくなってしまうくらいでした。
そして2幕の裁判や処刑のシーンでは、群集と同じ視線になるので、
気持ちがかなり舞台に入り込みます。

鈴木綜馬さんのオルレアン公が1幕、気球シーンの後で独唱するところで、
最後、観客に拍手あおるようになってますね!あれ、面白い!
その後、山路さんボーマルシェが、その拍手をびしっととめるしぐさを
するんですが、そこで観客席の拍手がぴたっとやむのも面白い!

今日は山路さんの独り言は、「連休ですね。私に休みはないですが。フランス人ですから」
みたいなちいさな独り言、おもしろい、おもろいわーこの方。あの聞こえるか聞こえないか
の微妙な独り言、いいですよねー。さらにこの独り言シーンの後、アンサンブルダンスの中に
ボーマルシェが入っていきますが、その時、下手の女性に絡みますよね。その絡み方が、
今日のマチネとソワレでは全然違って、ほっぺを人差し指でぴっとちょっかいだしたり、
キスしようとしたり、で、そうされた女性の反応がまた面白くて、ここは次回観劇の際も
要チェックポイントになりました。

今回のソワレでは、土居裕子さんアニエスと、
北村岳子さんラパン夫人の声が、
すごく伝わってきました。MA、観るたびに好きな点や好きな人がどんどん
増えていって、しかも毎回、「今回のが最高だった!」って思えてるんですよね。

新妻聖子さんは、心の歌、すばらしい!最後の高い声、びんびん響いてきます。

あ、キャストでいうと、子役の水谷一弥君を見てみたいなと。
幕間に聞いてびっくりしたのですが、彼がオルレアン公の愛人、
グレースエリオット家の子孫だと。。すげーーー。
確かに、公式ブログにもそう書いてました。。
そして奥村さんの演技はもう素晴らしいのですが、黒沢さんの方も観てみたくなりました。

ちなみに、私、双眼鏡を忘れてしまったんですが、幕間に借りにいったら、
400円なんですね!(保証金は5000円しますが) 思ったより
全然安くて、しかも観やすくて(自分のよりみやすかった)
これだったら、今度から忘れた時毎回借りようと思ってしまいました。

マチソワ、おすすめです。特に1階、2階のマチソワ、最高♪

観劇ノススメ

2007年05月07日

07/05/07 不思議なラヴ・ストーリー(ミュージカル座)稽古場訪問

2007年5月7日(月) 13:00
ミュージカル座 不思議なラヴ・ストーリー稽古場訪問レポ


1月のスウィングボーイズが忘れられず、ふと、ミュージカル座さんに
次の作品のお稽古場見に行ってもいいですかと連絡したところ、
夜中の2時頃に嬉しいお返事♪ 早速お伺いしてまいりました!
( マークはクリックすると動画がみれます)


まずは事務所へ。稽古場ってこのドアコンコンがすっごく緊張するんですが、
とても気さくに出迎えてくださいまして、ちょうど午後のお稽古が始まったばかりとのこと。今回の公演、「不思議なラヴ・ストーリー」と「コンチェルト」という二本立てなんですが、不思議なラヴ・ストーリーの方が月組・星組、そしてコンチェルトが、空組・夢組・虹組と合計5組あって、どれを見ます?と言われて、即答で「全部」と答えた私♪



まずは不思議なラヴ・ストーリーの稽古場へ。
「マスター」(マスターが何かというのは舞台を観てのお楽しみ♪)3人のシーン。
舞台上特等席でお稽古拝見。すさまじい近さです。生声のボリュームに圧倒されます!月組と星組は一緒にお稽古してるので、まずは月組の3人が演じてそれを星組の3人が横でみていてという感じの流れ。真剣な中、とても雰囲気がよくて笑い声にあふれてるんですよね。また今回もカメラの手が止まり、じーっとみいってしまい。。ハマナカトオルさんの演出指導は、みている私までぐっと熱意が伝わってきました。


今回はキャスト非公開とのことで、映像や写真をあまりお見せできないのが残念ですが、
後ほどメインキャストの方達からのコメントを動画でいただきましたので、ぜひご覧下さい!


不思議なラヴ・ストーリーを30分ほどみせていただいた後、お隣のコンチェルト空組の稽古場へ。
ドアをあけると、先ほどとは雰囲気が一転。全員が縦横無尽に動き回る中、演出の竹本さんの声が大きく響き渡る緊張感のある稽古場。歌のキーが合わないという設定の子に突っ込みをいれるシーンだったんですが、竹本さんの演出がうまいというか、見事というか、面白いというか、なるほどなー、面白さのツボってこういうところにあるんだなと。今でも思い出し笑いをしてしまうほど見事でした。

30分ほど拝見して、お次は、下の階に移り、コンチェルト夢組の稽古場。男性2人女性5人、演目は同じだけど、役者さんも全員違うので、全然違ってみえますね。っと、先日スクール生発表会の時に主役をやってられた三原さんと少しご挨拶。今回はちょっとたよんない役だそうです♪


お次は、コンチェルト虹組の稽古場。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
ご指導なさっているのは片桐和美さんではありませんか。
指導される時の「声」が素晴らしく心地良いです。
そして言っておられる内容が、例えばこう動くと客席からはどう見えるか、
そういう動きをすると客はどう思うか、みたいなこともおっしゃっていて、
一言一言、なるほどーなるほどーと私もじーっと聞いてました。




(左の写真、左端が片桐さん♪ 右の写真の方が持ってるのはポッカのなめらかプリンだ!)

最後に再び不思議なラヴ・ストーリーの稽古場へ。
実に動きが美しくて楽しい~。ぜひ本番で堪能して下さい♪


気づいたら5時。なんと、4時間近くも稽古場におりました。
こんなに長くお邪魔させていただいて、すみませんと思って
おりましたら、なんとですね、ミュージカル座さんのご厚意で
不思議なラヴ・ストーリーのメインキャストの4名
(高野絹也さん、竹本敏彰さん、会川彩子さん、青島凛さん)
にお話を伺うことができました!!!



ここで簡単に私の方から作品をご紹介しておきましょう。
今回の「不思議なラヴ・ストーリー」は劇団主宰のハマナカトオル先生の新作。「スウィングボーイズ」でも劇中でキャスト自身が演奏をしていましたが、今度は俳優バンド!つまり、全ての演奏をミュージカル座の劇団員の皆さんがされるということなんです!しかも、チラシを見ると、月組と星組があって、自分が役者として出演しない方の組で演奏を担当…。す、すごい。。


そしてなんとなんと女性陣の大半はこの「不思議なラヴ・ストーリー」が決まってから
楽器の練習をスタートされたとのこと。(「スウィングボーイズ」で楽器演奏をしていた女性は数名でした)そういうわけで、会川さんも青島さんもアイリーン役のお稽古をしながらの楽器の猛練習。会川さんはアルトサックス、青島さんはトランペット。練習を始められたのは2月だそうです。



そこで、そのあたり突っ込んで聞いてみました!


(会川)ぶっちゃけ…楽器の演奏、大変です(笑)。
こんなことがないとやりたいと思っててもなかなかやれないから、
強引なきっかけがあってよかったんですけど~(苦笑)。
とりあえず音を出すだけなら、吹けば出るのでアルトサックスは楽なんですけどね。

(青島)トランペットは音を出すまでが大変!
(会川)でも、サックスはこのこう10個くらいついてるのをこんなこんなってやるのが大変!(アルトサックスって指で押さえるだけじゃなくて側面についてる「何か」も操作しないといけないんですね!身振り手振りで教えてくださいました。)
(青島)その点、トランペットは(指を使うところは)3つしかないしね。
(竹本)そこから入ったんだけど(やってみたら難しくて)大失敗だったね。でもどっちが難しいって一概には言えないですよね。
(会川)でも、楽器ってどういう仕組みで音がでるの?とか、ドラムの音符ってどうなってるの?とかいろんなことに興味が湧くようになりましたよ。
(青島)最初は無茶だと思ったんですけどね。
(会川)(間髪いれず)今でも思ってますけど…(笑)
(青島)でもね、これで公演が成功したらすごい自信になるって思うんです。なんかすごいことをやってる気は…する。(一同・笑)
(竹本)なかなか役者がステージで演奏して…なんてないからね。
(青島)このまま上手くいけばの話ね。でも、相当怖いものはなくなる気がするな~。(一同・笑)

振付に歌練習、芝居のお稽古…それらの他に楽器の練習ってことになるわけで、 皆さんは早出、特打ち、居残り…で練習時間を作っているそうです。こりゃ大変だ~(>_<)

そして、「不思議なラヴ・ストーリー」は全編ジョージ・ガーシュウィンの楽曲で構成されています。 その曲にストーリーに合わせてハマナカ先生が詞をつけているんですね。 お稽古を観ていると、ストーリーと歌詞とメロディが実にマッチ!上手くできてるんです。 そこで、キャストの皆さんに好きなナンバーを聞いてみると…。

(高野)今日稽古場で竹ちゃんとやった「オー・レディ・ビー・グッド」(本作でのタイトルはヒ・ミ・ツ。以下同じ)、好きなんだよね。

(竹本)僕も結構好き!ノリがよくてね。でも、僕、原曲聞いたことないんですよね。音楽監督が聞くなって言うんですよ。もとのものとは全く違う編曲にしてるんで、聞いちゃうと元のイメージになってしまうから聞かない方がいいってね。

(会川)アイリーンの曲でひと舞台で4回「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」って曲を歌うんですけど、それがメロディとか綺麗だな~って思いますね。でも…歌うのは大変。

(青島)曲っていうよりも好きなシーンがあって「ファッシネイティング・リズム」を使った2幕冒頭のシーンが一番好きですね。
(高野)そこで出てくる3人がどんな存在かっていうのも、最後になってわかるんだよね~(ニッコリ)。
(全員)そうそう。
(竹本)ガーシュウィンはやっぱり「あ!聞いたことある、聞いたことある」ってなることが多くて、「これもガーシュウィンだったんだ!初めて知った!」なんてこと、僕もありますよ。かっこいい曲が多いですよね。





やっぱり作品でガーシュウィンの曲に触れていると、コマーシャルで流れてもパッと反応しちゃうそうです。
あらためてガーシュウィンの曲をオーケストラで聞いて「あ!これをやるのか(驚)!かっこい~!」と
思ったりもしたそうですよ。
今回、竹本さんは「ま、僕は(今回、演奏は)やらないですけどね。」なんて、
女性陣にさりげなくプレッシャーをかけていらしたような(笑)。


そして、肝心のストーリー。
これが、チラシやHPを見ても載っていない…ってことでこちらもここぞとばかりに(笑)伺いました。



ニューヨークで脚本家になる夢を持ちつつも、なかなかうまくいかない現実の前に
悩むジョージ(高野絹也)とジム(竹本敏彰)。そんな彼らの前に、突然、現れた女性アイリーン(会川彩子と青島凛のダブル・キャスト)。2階に祖母の介護のために越してきたと言うが、この女性と会った時、ジョージはすぐに思った、「前に会ったことがある」…と。アイリーンの方もジョージと会ったことがあると言う。ジョージが感じている以上に、アイリーンはジョージとの間にある何かについて知っているらしい…。2人で話す時間を持ってみると、このアイリーン、実は自分の前世を旅したことがあると言う。そして、その前世で経験したことのトラウマで今も自分は苦しい思いを抱えていると…。
それは、『彼女』の『愛する人』にまつわる哀しい記憶…。
アイリーンの導きで前世を旅することになったジョージはそこで何を見るのか…。
21世紀の現代から15世紀の間を3代に渡って旅をするジョージ。
その中でジョージは悟った、今なぜ自分がここにいるのか、今なぜ自分が本を書こうとしているのかを。


ちょっとスピリチュアルな要素もありつつ、でも、そんなこともあるのかもしれない…
と感じさせてくれる素敵なストーリーではないですか!
もう~、うまく文章にできないのがまどろっこしいっ!
ジョージ役の高野さんも「本を読んだ時、『これは面白い』ってすぐに思いました。でも、この面白さを
伝える難しさも同時に感じたんですよね。きちんと伝えられるかは僕たちにかかっている。
そう思って今、必死に稽古をしているところなんです。」とおっしゃってました。

そして、「観終わった後、どんな気持ちになる作品だと思いますか?」とお聞きしたところ、
こんな答えが返ってきました。



(竹本)自分の周りにいる人、自分の人生に関わっている人に対して、何かの縁で結びついているってもっと大事に思うんじゃないかな。あったかくなるような…早く家に帰って…みたいな…ハハハッ(笑)。早く家族に会いたいなとかマジマジと顔を見てみたいなとか思うかもね。
(会川)自分が苦手にしていることとか自分が毎回「何でこうなっちゃうんだろう」みたいなことも、それを克服していくのに何か意味があるのかなと、あらためて自分のことを見直すきっかけになるかもしれない、そんな風にも思いますね。

お稽古を拝見して、こうしてお話を伺ってみて、「不思議なラヴ・ストーリー」はダンスあり、笑いあり…で、
舞台を観た後、きっとあったかい気持ちになって帰れる、そんな舞台じゃないかと本当に思います。


そして、なんと皆さんにコメントをいただいてきました!
ぜひ動画をチェックしてみてくださいね。



高野絹也さん
高野絹也さん


竹本敏彰さん
竹本敏彰さん


会川彩子さん&青島凛さん
青島凛さん & 会川彩子さん
  

斉藤恵子さん
コンチェルト紹介 斉藤恵子さん

そして今回の稽古場訪問は、おけぴ企画スタッフのakkiと一緒にいったんですが、
彼女のサイトでは、こことはまた違った視点でのレポがUPされていますので、
ぜひこちらもご覧下さい!

■akkiのミュージカル座稽古場レポ
http://red-black-akki.seesaa.net/article/42368057.html
■akkiのミュージカル座インタビューレポ
http://red-black-akki.seesaa.net/article/42375908.html

リンク♪
青島凛さんのblog
ミュージカル座ホームページ

2007年05月10日

07/05/10 キャッツ@キャッツシアター

2007年5月10日(木) 18:30
劇団四季 キャッツ
2階1列85番@キャッツシアター

木村花代さんグリドルボーン!!!
これは観なければ、ということで急遽いってきました。
そしたら、バストファージョーンズの声がめっちゃよくて、
誰だーって思ったら村俊英さんではないですか。おおおおお!

ということは、そう、二幕のアスパラガスとジェリーロラムのシーンが
村さんと花代ちゃん!めっちゃ酔いしれてました。すばらしいデュエット♪
このたっぷりとあるデュエットシーンがキャッツで一番好きなんです。
もちろん見せ場はその回想シーンなんですが、このグリドルボーンになる前、
ジェリーロラムが、客席に拍手あおるシーンあたりが一番好きなんですよね。
なんか、小学校の時の遠足の前の晩みたいな、そんな感じ。

キャッツは、このアスパラガス→スキンブルシャンクス→ミストフェリーズ
という3連荘が大好き!

スキンブルシャンクスの岸佳宏さん、いいですねー。声も動きもぴったり!
シラバブの南めぐみさん、2月観た時も彼女だったんだけど、シラバブっぽくていい!
ミストフェリーズは、杜彦昊さん、踊りはさすがにきれがあるけど、セリフと歌がんばれー。
ラムタムタガーの金森勝さんは、キム・スンラさん??
えー、キムスンラさんは名前そのままがよかったなぁ。今日のタガーは、盛り上げ方は
よかったんだけど、足が全然あがってなくて、歌やセリフも元気がなくて、
ちょっとやる気のないタガーにみえてしまいました。でも客とのやりとりはうまい!
そしてカーテンコールの盛り上げ方はうまかった!
あれ、役者さんによって全然違うんですね。
それとも日によって変えたりもしてるんでしょうか。
今日は拍手をあおっといて、一瞬止めて、ライトをばしっと手ではらいのけて
会場真っ暗という終わり方でした。

そして木村花代ちゃんのジェリーロラム、グリドルボーン!
サイドにいる時のしぐさや、甘え方、動き、お姉さん猫ですね。余裕があります。
カーテンコールでジェリーロラムがグリドルボーンのしっぽで遊ぶのがまたたまりません。
グリドルボーンの握手席に座りたい。。。今日はビクトリアと握手できました♪

ちなみに今日は高校生だらけ。
私が座ったブロック、私と隣以外、全て女子高生。
とってもマナーよかったです。素晴らしい。
拍手とか、一般のお客さんより大きいです。歓声もひときわ大きいです。
また、手拍子も、誰もやってないとこでも小さくたたいてたりして、
それはそれで好感もてます。ねー楽しいよねーっていいたくなる感じ。
でもやっぱり前のめりになってしまうのは仕方ないのかなー。

木村・村ペアの二幕、ぜひDVDにしてほしい!
あのシーンだけでもいいので・・・

観劇ノススメ

グリザベラ 奥田久美子
ジェリーロラム=グリドルボーン 木村花代
ジェニエニドッツ 高島田薫
ランペルティーザ 磯谷美穂
ディミータ 遠藤瑠美子
ボンバルリーナ 南千繪
シラバブ 南めぐみ
タントミール 高倉恵美
ジェミマ 王クン
ヴィクトリア 宮内麻衣
カッサンドラ 大口朋子
オールドデュトロノミー 種井静夫
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ 村俊英
マンカストラップ 青山祐士
ラム・タム・タガー 金森勝
ミストフェリーズ 杜彦昊
マンゴジェリー 百々義則
スキンブルシャンクス 岸佳宏
コリコパット 王斌
ランパスキャット 張沂
カーバケッティ 劉志
ギルバート 范虎
マキャヴィティ 赤瀬賢二
タンブルブルータス 張野

p.s. カーテンコールコーナーにあったブログパーツ、ちょっとはってみました

2007年05月11日

07/05/11 オンディーヌ@自由劇場

2007年5月11日(金) 18:30
劇団四季「オンディーヌ」
2階3列18番@自由劇場

昨日のキャッツに続き、2日連続の四季観劇。
久々の自由劇場♪ 以下、ちょいとネタバレモードです。

二階、舞台までが近くてオペラ無しでも全然OK。
舞台は3幕構成で、途中20分休憩が2回。

舞台装置がすごかった。
1幕は、湖のほとりの小屋のセットで動きはほとんどなく、
このまま3時間なのかなぁと思ってたんだけど、
2幕最初でセットがぐぉんぐぉん動き出し、真っ二つに
なったり、後ろから滝が現れたりして、ドキモを抜かれました。
3幕は奥行き感ある舞台で、最後、後ろにある広大な湖に
帰っていく姿とか、すっごくいい感じ。

そしてオンディーヌの野村玲子さん、すばらしい、まさに水の精!
透明感ある声、そしてお姿、15歳まであと一ヶ月の少女でした!
ハンスの石丸幹二さんも、オンディーヌが一目みて綺麗っていうのが
すっごくうなずけるお美しさ。貴公子~。ただ浮気性のこのハンス君ですが、
1幕でハンスがオンディーヌとの結婚を決断するのが早すぎる気がするのですが。。
でも3幕のオンディーヌとのシーンは見ごたえ、聞きごたえあります。

ベルトラム、深水彰彦さん、いい味出したはります。
ただ、ベルトラム、なんかかわいそうだ。。。
ベルトラムをもうちょっと描いてほしかったなぁと。。

詩人、味方隆司さんだー。彼の夢の配達人も好きでした。今回はなんか若返ってみえた。
王妃イゾルデ大橋伸予さん、いいですねー。あの落ち着きがいい。
ベルタの坂本里咲さん、こちらもあそこまで極端な描き方でなければ、
ちょっとかわいそうな役柄。しかも最後は全て失ってしまう。。
そして個人的には大平敦子さんベルタもみてみたい。。
日下武史さんは、決して登場シーンは多くないけど、ぴりっと舞台が引き締まりますね。

2幕の純粋なオンディーヌのシーンは、とっても見ごたえあります。
3幕最後の語りシーンは、長いですが深い。いろいろ考えさせられます。
ただ、3幕はじまってしばらく、おいてきぼりをくらいました。
2幕と3幕の間の20分間にいろんなことがおこりすぎだー!

アンサンブルの青いひらひら衣装がとっても綺麗。
でもアンサンブルの役者さんの経験値にちょっとばらつきがある気がしちゃったのですが。。。

キャストが変わったらまた観てみたい演目です♪

観劇ノススメ

オンディーヌ 野村玲子
騎士ハンス 石丸幹二
水界の王 日下武史
ベルタ 坂本里咲
ユージェニー 木村不時子
オーギュスト 維田修二
王妃イゾルデ 大橋伸予
山口嘉三
ベルトラム 深水彰彦
侍従 鈴木周
ウルリッヒ 香川大輔
裁判官I 川口啓史(劇団俳優座)
裁判官II/劇場支配人 高林幸兵

2007年05月12日

07/05/12 LUV@ル・テアトル銀座

2007年5月12日(土) 18:00
ミュージカルコメディ LUV
18列11番@ル・テアトル銀座

今宵はル・テアトル銀座。
この劇場、客席急勾配で観やすくて好きです。

最初、なんとなく幕があいてスロースタートな出だし。
森山開次さんと、
貴水博之さんのやりとり。
この二人のやりとりを興味深くみていたのですが、
じょじょに、じょじょに森山開次さんの動きに釘付けに。
動きひとつひとつが面白い。綺麗。かっちょいい。そしてよくわかる。
相手の耳が聞こえないという想定シーンでのジェスチャーでの表現が
見事で、あのシーン、もう一度リピートしてみたいと思ったくらいです。
そして、ゴルフのパットシーンがこれまた擬音と演技と動きが見事。
後から聞いたところによると、この森山開次さん、すごいダンサーさんとのこと。
今後要注目の方となりました♪

ってかですね、2幕最初に、安寿ミラさんとのデュエットダンスや
ソロダンスが盛りだくさんなんですが、こーれーはー見事ですよほんとに。
かっちょよくて面白い。2幕で、舞台中央で貴水博之さんが紙袋と対話
してるシーンで、上手で安寿さんと森山さんがサングラスかけて、
見守っているんだけど、この二人のやりとりが面白いんです。
とにかく森山さんは動きが面白い。声もそれにあってて、んー、いいっ!

安寿ミラさんも、お綺麗。スカートがひらってなるのがとっても綺麗。
安寿ミラさんと森山さんのデュエットシーンはほんとに美しかった~。
そして円周率の歌、すごいですねー。とても覚えられないわー。

ストーリー的には、最後、そ、そうなるんだ~って感じですが、
歌よりも、演技と声、そして特にダンス&動き!!見ごたえある舞台でした。

観劇ノススメ

2007年05月15日

07/05/15 夏の夜の夢@星陵会館

2007年5月15日(火) 18:00
夏の夜の夢@星陵会館(永田町)
自由席

お誘いを受けていってきました。
ウィリアム・シェイクスピア
A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM
そう、夏の夜の夢。

実はこの演目をみるのははじめて。
で、今日はロンドンのシアターカンパニーの公演。
そう、つまり全部英語。そしてお客さんほぼ外国人。

前半は、前から2列目に座りました。
前半は字幕のパワーポイントが落ちまくりだったんですが、
字幕が上手にあって、右左を首を動かしまくる形になるので、
後半は、舞台上手最後方へ。ここがすごく見心地よかった。
しかも後半は、舞台展開も面白く、特に妖精キャストが印象的で
王オーベロンと、召使(?)のパックは動きが面白かったです。

3時間超の舞台。舞台セットはすっごくシンプルで、最初は
大味な熱気と観客席の笑い声とタイミングにちょっとついて
いけないかもという思いが正直あったんですが、休憩後の後半は、
ぐいぐい入り込んで観てました。

それにしてもこの公演、6人で全キャストを演じていたのでしょうか!!
す、すごすぎです。そのことを最初に知っていたら見方が全然違ったかも。
カーテンコールで、ん?これだけ?って思った時は仰天でした。
Gareth Radcliffe さん、私てっきりパック役だけかと思ってたんでですよねー。
ちょっと、もう一度みて確認したいかも。

2007年05月19日

07/05/19 演劇公社ライトマン@シアターZOO

2007年5月19日(土) 14:00
シアターZOO演劇祭 ZOO7
演劇公社ライトマン「行き止まりに吹き溜まる澱んだ空気は何処から流れ来たるのか」
自由席 \1,500@シアターZOO (札幌)

札幌のプリン出張を1日伸ばして、札幌で何か舞台観れないかなぁと
思って検索してたら、ちょうど最終日に、札幌で演劇祭を
やっているという情報をみつけて、早速当日券で観てきました。

どういう作品でどういうテイストなのか、まったくわからないまま劇場へ。
こういう場合、だいたい最初に受付で終演時間聞いておくと
心づもりができるので聞くんですが(あと飛行機の時間もあるので)、
1時間40分休憩無しとのこと。うん、ちょうどいいかも、と。
ところで、舞台のチラシって上演時間とか終演時間書いてるチラシってまずないですよねー
特に夜公演とかだと、何時に終わるのかとか大事だと思うんだけどなぁ。
あと、別公演でマチソワする場合とかは、例えばマチネが2時でソワレが6時開演
とかの場合もすごく終演時刻が重要になってくるんですよねぇ。

すみません、話がずれました。
劇場は、中島公園駅から少し歩いたところにある劇場で、
ちょっと前についちゃった私はパークホテルのロビーで読書。
ちなみに、札幌まだまだ寒いです。上はおるもの必要!
で、開場後に入ると、小さな地下の劇場の客席は結構埋まってました。

最初、作・演出のじゅうどうげんきさんが前説。っとその話が
終わりきる前に役者さんたちが舞台に登場して、じゅうどう氏の
顔にいきなりケーキ(?)をぐちゃっと押し付けて、舞台スタート。
観てる方もそうくるとは思ってないから、つかみ、うまいなぁと(笑)

北海道の学校の教室が舞台なんだけど、小さな街の人間関係が
いろいろ絡み合って、そこに思春期の男子学生達や悩みを抱える人たちが・・・・・
って感じなんですが、面白かったです! 人間関係がわかりやすく
びしびしつながっていくので、おおお、これ、どうなるなどうという感じで興味持って
舞台に見入ってました。こうくるのかな?って期待したらそうこなかったり
(こたつで先生の免許証籠の中に入れたのはカナエが見つけると思ったんだけど)
いきなりロッカーががらがらくずれたり、黒ずくめの男は彼なの?みたいな、
伏線がからみあいそうになったりして、このあとどうなるのかなぁというところで、
急展開! あり? 礼? あれ? 休憩?じゃなくて終わり?
でも高校生の時って、確かにそういうものかも、みたいな感じで幕。
後味が悪いわけじゃいので、舞台みた後みんなで話すネタに事欠かない系で、
これはこれで楽しい気がするんだけど、続編がみたいです。
人間関係、恋愛関係、先生があの後どうしたのか、先生の貯金は
いくらあったのか(笑)、お姉さんは南国にいけたのか、クニとワコウの関係は?などなど。

決して下ネタばりばりではなく、内輪ネタとかもなくて、
アドリブっぽい演出もあったり(あれは毎回変わるのだろうか)、
演じてる登場人物の個性がすっごくよく出ていて楽しかったです。
また、カツゲンやセイコーマートといった私がわかるレベルの北海道ローカルネタもいい♪

クニ(三島祐樹さん)&
金髪のロシアンハーフ(フレンチさん)&
ナカサ(あんどうけいすけさん)
  vs ワコウ(重堂元樹さん)
という構図が実にわかりやすくて、しかもそれぞれの
キャラのノリと演じ方が見事にはまってるなぁと思ってみてて気持ちよくて、
そこにカナエ(武田のぞみさん)がうまーく絡んでて、うん、やっぱり続きがみたいな。

舞台中で、合唱祭のシーンがあって、皆さんで歌うたってたんだけど
(歌い終わった時拍手したかったんだけど、客席シーンとしてたので拍手できなかった私)
それがなんとCDで売ってるとのこと。多分千円位とかだろうなぁと思ってたら、
300円!おおおおお、いや、300円だったらね、買いますよ。記念だし。
ということで、買ってしまいました。これ作曲は今日出演されてた三島祐樹さんなんですね。すごい。
でですね、この合唱の曲の歌詞再度聴いてたら、そっか、この舞台は、あえてそれぞれの
結論をはっきりさせる必要ないのかもなぁと。
「ゆとりの心で育まれた僕等」とい部分のセリフなどは、考えさせられるものがありますね。
見てみたい という曲も、げやひろしさんという出演者の作曲だったんですねー。
こうした曲も自分達で作って、しかも重唱にしちゃうあたりのこだわり、好きです。

こうして新しい劇団と偶然出会って、当たりだった時ってとても嬉しいです。
というわけで、ちょっと感想長くなっちゃいました。これから東京戻ります。明日はMA♪

2007年05月20日

07/05/20 マリー・アントワネット@帝国劇場

2007年5月20日(日) 13:00
マリー・アントワネット
2階F列18番@帝国劇場

おそらくこれがマイ楽になるであろうMA。
観てまいりました♪

前回観た後に、CDをiPodに入れて、聴きまくりまして、
各曲がかなり頭に入ってるつもりだったんですが、
実際観るとまたこれが新鮮でCDとは全然違う!
(もちろんCDの時とは歌詞やセリフの変更もあるんだけど、
やっぱり録音と生は違うなーと)。

ちなみに、私がCDの中で一番好きなのは、
幻の黄金を求めて。なんだけど、山口祐一郎さんの声はもちろんなんですが、
その後ろのタンバリン。この音がたまりません。
でもこのタンバリン、生で聴くとそこまでこないんですよねー。
でもCDできくとすごく気持ちいい♪
でも一幕も二幕もカリオストロの曲、いいわー。
あの独特の声の太さと立ち姿、そしてあの閃光。いつもびくっとするけど。
ちなみに、あの逃亡を静止する歌のシーン(黄色い旗を出す直前)に、
「おぉ?」って高い声でいいますよね? すこしふざけてるふうにもとれる声で。
あの「おぉ?」は何に対する「おぉ?」なんでしょう。。?

でも!やっぱりマルグリットがいい!
100万のキャンドル、もう出だしから最後まで釘付けでした。素晴らしい!!!

今日は、なんかいろいろな部分で、遊びが多かった気がします♪
ボーマルシェのロアン大司教の紹介シーンでは、大きな妖怪とうがらしだったかな。。
ボーマルシェの一人トークも、結構長かった。ここ、私は長くても、最後に
「フランス人ですから」っていうあの一言でずーっと入り込んだままでいけます!
ロアン大司教も、首飾り事件の最後、上手から舞台に登場する時の声、遊んでました♪
そしてオルレアン公さまの「私こそがふさわしい」、すごい、もうなんかどんどん
パワーアップって感じ。今日は指先の拍手のあおり、なかったけど、
客席の拍手がやまなくて、そこはいつもながらボーマルシェがカット。楽しい楽しい。

今日特にいいなって思ったのは、フェルセンの今拓哉さん。
いいわー。最初の、「恥を知るべきですよ、マダム」の時の動きや
セリフからいい。その後の気球、二幕のシーン、うーん、いいっ。
うまくいえないけど、いい。

そして今日は終わった後にトークショーが♪
指揮者の塩田明弘さんが司会。塩田さんと涼風さんと新妻さん。
涼風さん、めっちゃ声が多彩。素の声って新鮮で面白いです。
新妻さんは思ったとおりの声だったけど、涼風さんにとにかく驚いてしまった。
そして男役の声をしてくれはったんですが、すげー、もっと聞きたいーって感じ。

というわけで、大満足なマイ楽(多分)でした。

ところで、今日は2階に初見の団体さんがいらっしゃったようで、
私の前の方が、1幕、ずーっと前かがみになってはって、
さらに、左右に動きまくられるので、上手が全然見えず。。。
で、さすがに幕間にちょこっと注意させていただいたら、
「あらー、もっとはやくいってくれればー」とおっしゃって、
二幕は、ぴたーーっと背もたれにくっついてらっしゃいました。
いや、そこまでくっついていただかなくても。。。って思ったんですけど。。
開演前や幕間のアナウンスの時とかってその人席にいなかったし、
やっぱり四季みたいに開演直前に、席の近くでアナウンスしてくれるといいのかもと。

観劇ノススメ

2007年05月23日

07/05/23 コンチェルト@東京芸術劇場

2007年5月23日(水) 18:30
ミュージカル座祭り「コンチェルト」空組 初日
K列5番@東京芸術劇場小ホール

オフィスから電車で15分、うん、こうして会社帰りに
ミュージカル観劇、素敵です。いい時間だー。ホール入ったら
ほんと、祭りって感じで浴衣やハッピを着た座員の方達がたくさん。
たいことかもどんどん鳴ってました。

さて、このコンチェルト、芸能学校を卒業して2年という同窓生が
再び集まって作品を作っていくというものなんだけど、それぞれ
いろんな事情やドラマがあり。。。という演目ですが、今日は
マキさん!このマキさんがツボでした♪。

マキさんは、はい、役名です。お名前は、中里裕美さん。
そう!この方、先日お稽古場訪問した時にポッカのなめらかプリン持ってた方!

舞台がスタートして、しばらくしてから登場しはるのですが、
登場から目ひきます。細い方なんだけど、衣装と動きで、少しふっくら見せてるんですよね。
そして登場から持ってたパンを美味しそうにかじりまくってます。
そしてマキさん中心にダイエットの歌を熱唱ー。
で、このマキさん、表情がめっちゃめちゃ多彩。基本的におちゃめモードなんだけど、
ある時はドキっとするように美しく、ある時はしわくちゃになったり、
そしてまた、漫画のように面白くゆがむんですよねお口が。。
特に、屋根の上に登場した時に目に涙ためて語ってたシーン、このシーンの
表情は、ずっとオペラグラスでみてたのですが(まわりほか誰もオペラ使って
なかったのですが・・)、堪能♪ 私がはまる役者さんって、
声と目と思ってたんだけど、今日、口も加わりました♪

9人がそれぞれ個性を持った役を演じるこの演目、
他の組も見比べてみると、面白そうです。

2007年05月24日

07/05/24 うそつき弥次郎@明治座

2007年5月24日(木) 16:00
うそつき弥次郎
1階10列21番@明治座

ソワレ公演、16時開演。
普通のサラリーマンにはなかなか難しい時間。
いってきました! 会場の年齢層は高めだけど、
ちらほらと若い方も。そう、多分今回、キャストに
要潤さんがでてたからかな。

さて、開演直後、おおおお、いきなり蒲田行進曲
(映画蒲田行進曲の風間杜夫さんと
平田満さんが主演なのだ!)
あのテーマ曲が流れて風間杜夫さん登場~。
早口で落語をしゃべりまくります。弥次郎キャラがとてもいい感じ♪

で、今日は平田満さんの黄門さま!?がよかった!
ナイス変装!そして助さん角さんの二人も好演。
(要潤さんは、初舞台なんですね!新鮮な感じでした!)

ストーリーは、うん、3幕がいい!
全体的には小ネタ、くすくす笑いという感じなんだけど、
3幕は、いろいろつながって、見せ場も多くて楽しめました。
個人的には仇討のシーン、もうちょっと深くやってほしかったけど。

安倍麻美さんは、とってもかわいらしくていい感じなんだけど、
ちょっと見せ場的な出番が少なくて残念かなぁ。
観る方としては混乱してしまうくらい、脇役キャラの方達の数が多すぎる気が。。。

今日一番私がうけたのは、かっこうのカモ(笑)

それにしても3時間半の舞台で休憩30分x2回というのはすごい。

2007年05月26日

07/05/26 NewOSK La.fleur @世界館

2007年5月26日(土) 17:00
OSKカルチェラタン「世界館」 5月公演 
「ラ・フルール La.fleur~咲き誇れ華やかに~」
E列10番@OSKカルチェラタン世界館

16:00に茨木を出て、余裕~と思いながらJR大阪で
環状線に乗り換えたところまではよかったのですが、
なーんーとー、逆にのってしまいまして、あれ、まだ
かなと思って気づいた時は森ノ宮駅。近くの人に聞くも、
引き返した方がいいかこのままいくべきかわからず、
とりあえずこのまま乗車することに。。
で、弁天町に着いたのが 16:55。開演5分前。。
しかも!この駅、北口と南口の二つ改札がある。
しかも、ホームの端と端・・・そんな・・・
案内版をみても、「世界館」は出てない。。どっちやねんと。。
(改札で道聞こうと思っていた私の狙いが甘かった。。)
いちかばちかで北口改札へ。ここで改札のお兄ちゃんに聞いたら、
出たところ車と反対方向にまっすぐですっということなので、
ラッキーと思い、「何分くらい?」って聞いたら「10分位」と。。
えー。。。と思い、走りました。結構距離あったと思います。
5分遅れで到着。受付で会員証出して当日券を購入すると
(事前に買おうと思って電話しても通じなかったんですよね。。それもどうなんだ)
パイプ椅子と通常の席のどちらがいいですかと。
そっと入って座りやすい席がいいって言ったんですが、
パイプ椅子だと超前方席だったみたい。しまった。。
あー幕開きが観れなかったのは痛いです。。痛すぎです。。くやしい。。

E列10番は、ゆったり全体をみれる感じでこれはこれでよかったです。
この劇場、200席くらいの大きさなので後ろの方でもオペラなしで楽しめます。
(誰もオペラグラス使ってないし)
えらい前置きが長くなりましたが、休憩なしの1時間10分位。

楽しかったです! NewOSKの娘役の方5人によるダンスショー。
朝香櫻子さん、
春咲巴香さん、
牧名ことりさん、
平松沙理さん、
珂逢こころさんの5人。

客席と舞台がとっても近く、またこの5人の方がパイプ椅子と固定席の
間の通路のところまで降りてきたり、途中トークで、パイプ椅子席のお客さんに
話しかけたりもあったり。パイプ椅子に座らなくてよかったー。
多分ずっと下向いてた気がする(笑)

5人がそれぞれ人形になるストーリー仕立ての歌・ダンスのショーも面白く、
(バービー人形の方の関西弁、そして朝香櫻子さんの瞳パワーがいい!
 →バービー人形がこころさんと思ってたんですが、春咲さんとのこと。
  なんと、そうでしたかー!逆にこころさんがアンティークドールの男の子と
  聞いて驚いてます!)、
その後に続くダンスはシルエットがとっても綺麗。みごたえありまくりです。

あっという間の1時間弱。カーテンコールで、昨日の初日は緊張して誰も
話せなかったとおっしゃってましたが、今日はお二人が、一言づつ
話された感じ。でももっと声聴きたかった。できれば5人が一言づつでも
話してくれれば。。。ぐっとファン度もあがった気がします。
でも今日の公演で5人の方の本公演にもとても興味でました。

男役だけのダンス・ショーも観てみたいな。。

2800円(会員は2500円)で、1時間弱、ふらっといって観る感じで
楽しめます。ただ、皆さん、環状線は逆にのらないように気をつけて!

観劇ノススメ

2007年05月28日

07/05/28 MAYA HAKVOORT @ブルーノート大阪

2007年5月28日(月) 15:00
MAYA HAKVOORT
マヤ・ハクフォートスペシャルソロライブ
サービス席@ブルーノート大阪

大阪四季劇場の入ってるビルの地下。
阪急梅田からは結構遠いですねー。
少し迷いながら到着。

会場に入ると、年齢層は比較的高めで、
圧倒的に女性が多かったです。
このことが後で私にハプニングをもたらすのですが。。

舞台上にはグランドピアノとソファ。
ソファ?と思ったんですが、MAYAが時々リラックス
したり、演出でタバコすったりする時にソファ使ったはりました。

マヤ・ハクフォートさん、そう、エリザベートさんです。
私は日本では結局1回も舞台みれなかったんですが、過去2回
ウィーンで観てるので、出てきた瞬間おおおおっと思い出しました。

今日の舞台は前半後半で約2時間。
もともと今日のライヴ、どんなものか把握してなかったのもなんなんですが、
エリザベートの曲を歌うのではなく、彼女が歌いたい曲を歌うみたいな感じ。
ポップス、ジャズ、ラテン。。などなど。。
前半は、正直個人的についていけ。。なかったです。
後から考えると、彼女自身ののりもまだそこまでいってなかった気がします。
あとは、笑いのポイントや演出がちょっと外国的だったこともあるのかも。
前半最後に Mozart の Gold von den Sternen (星から降る金貨) を歌われたのですが、
これを聴いてもまだ私としては入り込めず(歌い方がちょっと独特だったからかなぁ。
いや、それはそれでいいんですけどね。でも会場は大盛り上がりでした)

でですね、休憩後の後半、ここからはどんどんよくなっていきました!
大きな転機が、客席との絡みで、私がからまれちゃったこと。。。
舞台から降りてきて、上手の男性にちょこちょこと指で遊んでからんで
いたのを楽しくみてたのですがまさか私のところにくるとは思いませんでした。。
私の椅子にぐいっとお座りになり、私の肩を手でなでながらお歌いに。。。
というわけで、エリザベート様と触れあってしまいました。。
これはとてもいい思い出になってしまった。

その後は、トークも、お声ものりがよくなってきて、ナビゲーターの稔幸さん
と、夜のボートを歌って下さいました! やっぱりエリザベートの曲は抜群!
素晴らしいっ! 続いて「私だけに」。これも最高~。あーやっぱりコマの
コンサートバージョンいっとくべきだったと少し後悔。でも今日聴けてよかった。

その後は、Wicked 1幕最後の曲、Defying Gravity を!
すばらしい!!!!かなり興奮してしまいました。
そしてさらに RENT の Seasons of Love を!
これはちょっとテンポはやすぎちゃんと思いましたが、うーん、いいお声だ。

最後のご挨拶で、エリザベート役はこれで終わり、演じるにはもう歳だしね
っていって笑いを誘っておられました。今年で40歳になられるそうですが、
いやいや、まだいけますよ。次はエビータに出られるようです。

という感じで終わってみれば思い出に残るライブでした。

ピアノの Aaron Wonesch さん、タッチが強いのでうっとり聴ける音色ではない
んだけど、音の広がりを感じるピアノでした。こういう弾き方もあるんだなぁと。
ただ、有名なナンバーのさびの部分とかを、本来とは違うコードで伴奏しはるのは、ちょーっとなー。

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