07/05/19 演劇公社ライトマン@シアターZOO
2007年5月19日(土) 14:00
シアターZOO演劇祭 ZOO7
演劇公社ライトマン「行き止まりに吹き溜まる澱んだ空気は何処から流れ来たるのか」
自由席 \1,500@シアターZOO (札幌)
札幌のプリン出張を1日伸ばして、札幌で何か舞台観れないかなぁと
思って検索してたら、ちょうど最終日に、札幌で演劇祭を
やっているという情報をみつけて、早速当日券で観てきました。
どういう作品でどういうテイストなのか、まったくわからないまま劇場へ。
こういう場合、だいたい最初に受付で終演時間聞いておくと
心づもりができるので聞くんですが(あと飛行機の時間もあるので)、
1時間40分休憩無しとのこと。うん、ちょうどいいかも、と。
ところで、舞台のチラシって上演時間とか終演時間書いてるチラシってまずないですよねー
特に夜公演とかだと、何時に終わるのかとか大事だと思うんだけどなぁ。
あと、別公演でマチソワする場合とかは、例えばマチネが2時でソワレが6時開演
とかの場合もすごく終演時刻が重要になってくるんですよねぇ。
すみません、話がずれました。
劇場は、中島公園駅から少し歩いたところにある劇場で、
ちょっと前についちゃった私はパークホテルのロビーで読書。
ちなみに、札幌まだまだ寒いです。上はおるもの必要!
で、開場後に入ると、小さな地下の劇場の客席は結構埋まってました。
最初、作・演出の
終わりきる前に役者さんたちが舞台に登場して、じゅうどう氏の
顔にいきなりケーキ(?)をぐちゃっと押し付けて、舞台スタート。
観てる方もそうくるとは思ってないから、つかみ、うまいなぁと(笑)
北海道の学校の教室が舞台なんだけど、小さな街の人間関係が
いろいろ絡み合って、そこに思春期の男子学生達や悩みを抱える人たちが・・・・・
って感じなんですが、面白かったです! 人間関係がわかりやすく
びしびしつながっていくので、おおお、これ、どうなるなどうという感じで興味持って
舞台に見入ってました。こうくるのかな?って期待したらそうこなかったり
(こたつで先生の免許証籠の中に入れたのはカナエが見つけると思ったんだけど)
いきなりロッカーががらがらくずれたり、黒ずくめの男は彼なの?みたいな、
伏線がからみあいそうになったりして、このあとどうなるのかなぁというところで、
急展開! あり? 礼? あれ? 休憩?じゃなくて終わり?
でも高校生の時って、確かにそういうものかも、みたいな感じで幕。
後味が悪いわけじゃいので、舞台みた後みんなで話すネタに事欠かない系で、
これはこれで楽しい気がするんだけど、続編がみたいです。
人間関係、恋愛関係、先生があの後どうしたのか、先生の貯金は
いくらあったのか(笑)、お姉さんは南国にいけたのか、クニとワコウの関係は?などなど。
決して下ネタばりばりではなく、内輪ネタとかもなくて、
アドリブっぽい演出もあったり(あれは毎回変わるのだろうか)、
演じてる登場人物の個性がすっごくよく出ていて楽しかったです。
また、カツゲンやセイコーマートといった私がわかるレベルの北海道ローカルネタもいい♪
クニ(
金髪のロシアンハーフ(
ナカサ(
vs ワコウ(
という構図が実にわかりやすくて、しかもそれぞれの
キャラのノリと演じ方が見事にはまってるなぁと思ってみてて気持ちよくて、
そこにカナエ(
舞台中で、合唱祭のシーンがあって、皆さんで歌うたってたんだけど
(歌い終わった時拍手したかったんだけど、客席シーンとしてたので拍手できなかった私)
それがなんとCDで売ってるとのこと。多分千円位とかだろうなぁと思ってたら、
300円!おおおおお、いや、300円だったらね、買いますよ。記念だし。
ということで、買ってしまいました。これ作曲は今日出演されてた
でですね、この合唱の曲の歌詞再度聴いてたら、そっか、この舞台は、あえてそれぞれの
結論をはっきりさせる必要ないのかもなぁと。
「ゆとりの心で育まれた僕等」とい部分のセリフなどは、考えさせられるものがありますね。
見てみたい という曲も、げやひろしさんという出演者の作曲だったんですねー。
こうした曲も自分達で作って、しかも重唱にしちゃうあたりのこだわり、好きです。
こうして新しい劇団と偶然出会って、当たりだった時ってとても嬉しいです。
というわけで、ちょっと感想長くなっちゃいました。これから東京戻ります。明日はMA♪