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2007年04月 アーカイブ

2007年04月03日

07/04/03 宝塚宙組A/L(アール)@日本青年館

2007年4月3日(火) 14:00
宝塚歌劇団 宙組 A/L(アール) -怪盗ルパンの青春-
1階D列28番@日本青年館

めっちゃ楽しい!
見所満載!これでもかってくらいサービス精神旺盛で
おいしいところ詰め込みまくりで楽しい楽しい3時間でした♪

まず、最初に1幕のはじめに、シャーロックホームズの北翔海莉さんと
ワトソンの春風弥里さんが登場して、客席に下りてくるんですが、
こうした客席に降りてきて、しかもお客さんにどこから来たの?みたいに
声かけて、みたいなのは、私の中では宝塚でははじめてだったので
(そんなに観てないのでなんなんですが・・)、かなりびっくりでした。

ストーリー、いい、こういうストーリー大好き。
歌あり踊りあり笑いありで、
最初のダンスシーンも、たーっぷり魅せてくれるし、
いろんな人にスポットがあたっていて気になる人どんどん出てくるし、
小芝居も満載(二幕最後なんてそこまで小芝居しまくりますかって感じ:)!

なんと今日はD列28番。
センターブロック4列目! すごい!近すぎます!
1幕最初、A/Lの大和悠河さんが登場して去る瞬間の
あのウィンク、このウィンクのためだけにもう一回観てもいい位。
ほんとにお綺麗ですねー。髪型、衣装、とーっても美しい~。

そしてアニエス役の陽月華さん。いいわー。ほんといいわー。
踊りがきびっとしててうまいのに加えて、演技も素敵~。そしてかわいい。
みとれてしまいます。1幕の白鳥のシーンとか好きです。
そして2幕最後のあのピンク色の髪!去年観た公演のショーの時にも
こういう髪されてましたが、めっちゃめちゃ似合いますね。
もっと踊ってーっと心の中で叫んでました。

そーしーてー、竜馬伝の時に大好きになった和音美桜さん!
エヴァ! 顔、塗ってはったので最初気づかなかったんです。
でも声がすっごく綺麗で演技も面白くて、誰なんだろうって思って
幕間にパンフレット見たら和音さんだ、と。しかも、1幕二回目の
カゲソロの声も気になってて、これもパンフレット見たら和音さん。
素晴らしい! 二幕最後の方は小芝居いっぱいしてはったので、
そっちばかり見てました。顔黒く塗ってはったためかもしれないけど
顔、少しほっそりされたのかな。。

その和音さんのまわりにいる女性陣の華凛もゆるさん、
すごい、いいキャラだー!! そして髪を三つ編とアップにした
少ーしふっくらした娘役さん二人、似てますよね。
私はこの二人をどうしたら区別できるだろうと思いながら観てました。
三つ編とアップのシーンはそこで分かるんですが、
それ以外では、どっちだー、どっちなんだーって考え込んでました。
今日の時点での私の判断ポイントは背の高さくらいかなぁ。。。

今回のマイヒットキャラは、ホームズ役の北翔海莉さん!
竜馬伝で粉雪の~を歌っていた、桂小五郎ですよね!
声もいいし、ルックスも演技もいい! ホームズぴったりでした。

そして二幕最後、出演者の方達が客席に降りてくるのですが、
私のすぐ近くにいらっしゃったのが、警部役の初嶺麿代さん。
舞台上では単純な奴みたいなキャラだけど、近くにきたら、
さすが、どきっとしちゃいます。

そうそう、二幕、アニエスが、結婚式に現れたA/Lに向って叫ぶ、「アール」
という声が、全部「ラウール」に聞こえ、なんでA/Lがラウルって
わかったんだろう、どうしてだーって頭が混乱してました。
結構観てる側としては重要なポイントだけに、なんで!なんでわかったの?って。。

あと、開演前に私の4席ほど左の席にやたら客席の視線が集まるなぁと
思ってたら、花組の方達がいらしてたようで、パリのカフェのシーンでは、
タキシードジャズ、黒蜥蜴、東京で公演中の~、みたいなセリフが入ってて
面白かったです。大和さんそのシーンではかみかみだったけど(笑)
カーテンコールの後の挨拶でも、軽く紹介したはりました。

いやー、ほんっとに大満喫、楽しい楽しい3時間でした。
あ、一人この方の名前が知りたいという人が。。
ラウルと同じ研究室の二人、エヴァに恋してるのは、ドニス役の早霧せいなさんですよね。
では、喘息で眼鏡かけた研究熱心な方はどなたでしょう??パンフレットみてもわからなくて・・

日本青年館、はじめて行ったのですが、駅から遠い・・・
どの駅からも遠いですねここは・・・

隣のおばちゃん、ガム、噛むなとはいわないけど、そんなに大きく
ずーっと口モグモグさせてたら、やっぱり気になっちゃいます。。
あと、誰だー、二幕の静かなシーンで携帯鳴らしたの・・・

そうそう、今日は手拍子するシーンがいっぱいあったんですが、個人的には
手拍子すると気が散るので、できれば手拍子せずに舞台に集中したい
んだけど、一人だけ手拍子してないのも変だし、少し遅れて参加してしまうんですよね。。
また、トップの方とかが登場するたびに拍手がおきますが、これも同じく、
都度拍手というのは、どうしてもそっちに気がとられる。。
それが自然におきるようになってこそファン・・・なのかなぁ。。。

観劇ノススメ

2007年04月07日

07/04/07 マリーアントワネット@帝国劇場

2007年4月7日(土) 12:00
マリー・アントワネット
1階M列45番@帝国劇場

昨年のクリスマス以来のM・A。
演出ちょっと変わったらしいよと聞いていたので、
少しわくわくしながらいってきました。

最初、山口さん登場して、くるっと振り返って顔を
見せた時に会場の一部から拍手が。。おおお、ここで拍手なのかー。宝塚っぽい。

今日のマルグリットは新妻聖子さん。す、すすす、素晴らしい!
声が透き通っていて、体の中に浸透するように気持ちいい。
1幕で横になりながら歌うシーン、アニエスとのシーン、
そして1幕後半の群集シーン・・・特にアニエスとのシーンでは鳥肌がたちました。

鈴木綜馬さんオルレアン公、いい、いいです。高嶋さんオルレアン公の時は、
見た目が強烈だったので、綜馬さんだとどうなるのかなって思ってたんだけど、
綜馬さんオルレアン公、目がいっちゃっててよかったです。そして歌がうまい!!
ただ、二幕、オルレアン公のマイク調整がひどい。。。
音が割れてて・・・せっかくの歌声が。。。もったいなすぎる。

今さんのフェルセンは、自然な感じでよかったんです
が、前回の井上君フェルセンがあまりにも貴公子的な感じで輝いてたので、
今さんをみてても井上君が浮かび上がってしまうこともしばしば。
それだけ井上君の印象が私の中に強烈に残りすぎていたんだと思いますが、
今日はちょっとフェルセンの存在感が薄くなったようにも感じました。

2幕、山口祐一郎さん、すごく登場機会増えてますよね。
歌もセリフもギャグも。歌、これ、一曲丸ごと増えてます?
また、3人が幕の前に登場する流行がなんとかかんとかっていう
シーン(トリコロールカラーがどうのっていう部分)も、
前みた時は、あんまり好きじゃなかったんだけど、今日はいい感じでした。
ボーマルシェによる、ロアン大司教登場シーンでのつっこみはなくなったのかな。
好きだったのに。
あ、女装行進シーンの最後で、鈴木綜馬さんオルレアン公が女性の声を
まねて高い声でいきなり叫んだのにはちょっとびっくりしました。
あと、子役の女の子が、なんかいい味出してましたねぇ。

今日一番印象に残ったシーンは、処刑前のマリーアントワネットとマルグリットのやりとり。
なんかすごくいい感じ。マルグリットが手を差し伸べたら
アントワネットが、すっと、王妃モードになってその手をとる感じとか、
マルグリットが何か語ろうとするのを、すっと突き放す感じとか、
すっごく伝わってきます。演技素晴らしい!

そしてギロチンシーンの後、前は、マルグリットがアントワネットを
おこしにいってましたが、今日は暗転の後、アントワネットは舞台上に
いませんでした。ギロチンのイメージをあまり引きずらないようにってことなのかな。

あと、歌い終わった後のシーンとかで、拍手が起こらない時が多いのは、
内容的に拍手しない方がいいからとかなのでしょうか。素晴らしいシーンの後、
拍手があっても不思議でない余韻や暗転が、シーンとしてるのは少し寂しい。
何人かの人がぱちっと拍手しそうになってましたが、誰もしてないので
すぐやめたはりました。
また、カーテンコールの後、オケピの演奏、あの演奏中も手拍子したいような・・・
でも誰もしてないし。。ただ、お客さんみんな帰りません。
その後2度目のカーテンコールがあるってもうわかってるんですねー。
で、演奏が終わったら、マルグリットに続いて、宮廷衣装に身をつつんだ
マリーアントワネットが出てきて、マリーアントワネットがばっと手を広げて、
それに飛び込むマルグリット。ほー。そうきたか。いいかも。

この演目、曲もいい、歌もいい、キャストも豪華、歌唱力も見事!演技もいい~。
前回と違って今日は終わってからしばらく口づさんでました♪
最後、確かにギロチンという終わり方は悲しいけど、それ以上に見所が多いです。
もう一回は観にいこ♪

p.s. 一幕で長椅子が下手にひっぱられる時、紐が見えちゃうのだけはやめてほしいー。

観劇ノススメ

2007年04月10日

07/04/10 明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴@東京宝塚劇場

2007年4月10日(火) 18:30
宝塚花組 明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴 & タキシードジャズ
1階18列36番@東京宝塚劇場

小林少年最高!
小林少年役の桜一花さん、とっても小柄で、最初お芝居で
登場した時、一瞬ほんとに子役かって思った位。
動きがほんとに少年っぽくて、かわいいのです。
少年探偵団のシーンも、小刻みなステップとか、とても可憐。
この少年探偵団のシーン、今回特に好きなシーン。みんな子供みたい♪
(舞台背景ががばっとあいて、上手と下手にクルマがでてくるのも楽しい)
そして、後半のショーでは、彼女のダンスがめっちゃいいんです!
ショーの冒頭で男役に囲まれての金髪のアメリカンガール、
私の目はショーはほとんど彼女ばっかりみておりました。
だって動きやダンスがみててほんとに気持ちいいんです。
小柄なので、どこにいてもすぐにわかるし。
ショー後半のタップからロケットにいくシーンも、
彼女のタップ&ダンスがたっぷり楽しめます。お見事。
このタップからのロケット、衣装も振り付けもすごくいい!

と感想冒頭から小林少年一色ですが、
以下、ちょとネタばれになるかもです。

お芝居は、最初はじまった時は、ん?なんかスローモード?
ちょっと地味? キャラわかりにくい?って思ったんですが、
じょじょに、じょじょに、入りこんでいきまして、
最後の方ではちょっとお涙シーンもあり、最後は、
なんと!そうきますかー!という感じ。
いや、途中そういうシーンがあるので予想はしていたんだけど、
なかなかの終わり方でございました。最後小林少年がいい形で出てくるし♪

春野寿美礼さんは、太い声で、ここちよく耳に残りますねー
(今回、メロディーはあまり残らないけど)。
桜乃彩音さんは、衣装変えるたびに全然違う見た目になってびっくりでした。

早苗役の野々すみかさん、プログラムで探したら、すっごく
後ろの方にお顔が。聞いたら、この方まだ入団三年目位なんですね!
すごーい、大抜擢なんだ。。確かに演技すごくよかった。
ファントムの時の子役ファントムと聞いて、あ、なんとなく覚えてるぞと。。。
ちなみに、結局、本物の「早苗」は一回もでてないんですよね?
途中、いつから葉子だったんだろうって頭が混乱したんですが、
最後終わってから、あぁ最初から葉子だったのかなと。

そうそう、このお芝居、指揮の方が金髪の日本人女性なんですが、
後姿が宝塚っぽくて、銀橋中央にスポットがあたってる時は、
オケピでもう一人の男役スターが指揮棒ふって共演してるように
見えてしまいました。振り方も、なんかそれっぽくて。楽しい♪

事前に友人から、ショーで金色のダルマ姿3人役に注目って聞いてたので、
いつかないつかなって楽しみにしてたら、おおおおお、男役の女装ですね♪
前に維新回天竜馬伝のショーの時も男役の女装に惹かれたんですが、
楽しいです。この3人に注目すると、舞台のほかのシーンが目に入らなく
なりますが、ずっとおっかけているだけでも楽しいです♪

あ、最後、もしこの方がわかれば。。。どうか教えて下さいませー
・ショーで後ろにベースがおいてあるバーみたいなシーンの手前で
 男役さんが白いコートで踊るシーン、一番最初に銀橋でびしっと
 決めてはった男役の方はどなた? すっごくかっこよかったので。。
・ショー最後、青い衣装で後ろの階段で中央にいらっしゃる綺麗な娘役の方はどなた?

観劇ノススメ

2007年04月14日

07/04/14 NewOSK春のおどり@大阪松竹座

2007年4月14日(土) 12:00
NewOSK日本歌劇団 春のおどり 初日
1階7列1番@大阪松竹座

昨年の秋のおどり以来のNewOSK。
ずっとトップをはってきはった大貴誠さんのサヨナラ公演。
初日、いってまいりました。

12時の開演前に、松竹座の前に、団員の方達が外に出てきて、
ご挨拶をされて、歌わはったんです!(初日だけらしい)、
開演前から幸せなひととき♪

NewOSK日本歌劇団、お芝居ではなく1幕2幕ともレビューなんですが、
踊りが美しい~。各シーンごとに、若干のセリフと背景設定やストーリー的な
ものは感じられるので、うっとり、どきどき、ひたってる間に、あーもう幕なの~という感じです。
また、全体を通じて、さらに今回は春のおどりということもあり、カラーが「ピンク」。
ピンク色で、ひらひらした衣装での女性群舞、すごくいい~。
また、ずっとしなやかな踊りというわけではなく、随所にダイナミックさが飛び出して、
しかもぴたーっと決まってるんですよね。誰が前に出すぎるってこともない。美だ~。
1幕が「和」で着物・ちょんまげで大阪の橋を舞台にしたレビューで最後は獅子の毛振りも!
2幕が「洋」で、ストリートダンスから、フォーマルパーティ、ショー等1幕とはがらっと違った演出でした。

まずしょっぱな、花道に登場した大貴誠さんの去り際の流し目にノックアウト。
すごい、伏せ目がちのあの流し目はズキューンときます。

途中場面転換時に幕の前で小ネタが行われるんだけど、
いじめられている子。。。あ、あの方は、
梅の橋役の娘役さん、珂逢こころさんですね~!
秋のおどりの時の記憶がよみがえりました。
二幕も、珂逢こころさん、かわいいーー!
ずーっと笑顔ですね。そして右側のえくぼがまたいい。
踊りも気持ちいいし、まばたきがお美しい~。
二幕は彼女中心にみてたのですが、パーティシーンの後、
上手の端の方で、お盆を両手でもてあそんで机にバタンキュー・・
でとんとんっとおこされる小芝居、いいわ~♪

また、1幕で冬ソナの曲にのって登場する鶴橋!こと桐生麻耶さん!
いい~。声もいい、演技もいい、間もいい、存在感もいい!
前回以上にファンになりました♪
「でっかいの」って言われてるのがまた楽しい。

そして今回、1幕の着物シーンで、舞台と花道の間にいて、
頭をちょこんと結んで、いい声と動きと立ち姿で目をひいたのが、
爽加凛(さわかりん)さん(ちょうど私の席からよく見えた)。
笑った時にきらっと光る歯もいい♪ その後も、男役の中では
ずっと目でおってしまいました。すらっと背も高くて顔も小さくてとっても素敵です。

水無月じゅんさんの歌声がまた素晴らしい。かわいらしい声を歌ったかと
思ったら別のシーンではがらっと声質が変わり。でも端の方で歌われて
すっとひっこまれてしまうので、あーもっとでてーって感じ。

今回は大貴さんが上手通路側のお客さんを舞台に連れて行こうとする
シーンがあったんだけど、ついていっていいのかなと思ったお客さんに
大貴さんが「明日ね」みたいな感じに言って席に戻すシーンがありました。
ちょっとドキドキして楽しいかった。

一幕、二幕とも、大貴さんが旅立つといった感じの演出が多くて、
少し寂しさを感じながら、でもとっても楽しくてあっという間。
また、前の秋のおどりの時も感じたんですが、
観客の方の年齢が少し高め。で男性比率も高い。
私のいた列4席は、なんと全員男性。サラリーマン風の方から強面の方から
いろいろ。でも横にいて拍手がとっても優しくて、同じ男性として、
あぁ好きなんだなぁってのが伝わってきました。
あと、オペラグラス使う人少ないなーと。

カーテンコールの傘使った曲(桜ファンタジア?)は、客席でも傘が
ぐるぐるまわるんですよって聞いてたんですが、あまりまわってなくて残念
(休憩時間私も買おうかどうか迷ってしまってた)。千秋楽とかはすごくなるんですかね。

今日は初日ということもあってか、マイクがうまく入ってなかったりすることもしばしば。
一幕の梅ちゃんのシーンでのこころさんや桐生さんの速いセリフ部分や、カーテンコールの
桜花昇さんの歌が全部マイク入らなかったのはちょっと残念。でも生歌が聴けたのはラッキーかも。

そして、桜の会に入会してしまいました~♪
ちゃんと会員証も発行されて、早速マイニュー携帯用にストラップを購入。
でも直後に携帯を床に落とした際、リングの表面がとれてしまい・・・orz

2階席からみると、フォーメーションがすごく綺麗に見えると後で聞いて、
今度は上からみてみたくなりました♪ もう一回観たい。。

観劇ノススメ

07/04/14 HONOR@シアタードラマシティ

2007年4月14日(土) 18:00
TEAM NACS 「HONOR 守り続けた痛みと共に」
9列34番@シアタードラマシティ

NewOSK春のおどりに続いて本日二本目の観劇「HONOR」。
ハケンの品格に出ていた大泉洋さんが出てることと、
HONOR はすごく面白いという噂を聞いていたのだけど、
どういうタイプの舞台なのかは予備知識一切なしで観劇。

いやー、めーーーっちゃすごかった。素晴らしい~、感動しました泣きました。
終演後、客席がいっせいにどばっとたち、
総立ちスタンディングオベーション。普段遠慮がちな私もすぐ立ってしまった位。

最初はじまって、正直、客席の層がちょっと若めで、彼女達の反応をみて、
笑いのポイントとかにちょっとついていけるかなって不安さが若干あったんです。
が、最初のシーンの後、大泉さんが声のトーンを切り替えて、
舞台上手で、今からはじまりますみたいな宣言を真面目なトーンで宣言された時、
あ、この舞台、いいかもっていう予感に変りました。
そしてこの最初いっけんはちゃめちゃにみえたセリフや演技が全て
ちゃんとストーリーにつながり、すごい、うまいっと感動の連続。
脚本がとてもよくできてるんですおね。

そしてですね、小学生から83歳のおじーちゃん、娘役、妻役などを
たった5人だけで全て表現してるのがびっくり。
また、その見せ方・登場の仕方もうまくて、こんがらがらない。
キャスティングも見事。一人一人の役者さんの高い演技力に脱帽です。
今回のマイベストキャラは5人全員。5人全員素晴らしかった。

また、今回、3回涙ぐみ、最後の背景が変わるシーンで感動してついに涙こぼれました。
近くの席からは、嗚咽の声が聞こえてきたくらい。客席が涙した一体感ってのを感じました。
これって映画で感じる一体感と違って、舞台ならではの感じだなと思います。
同じ客同士に感情のリンクが起きてるんですよね。。
そんな涙シーンの後に、すっと笑いをもってきたりして、これがまたうまい。
心地よい笑いなんですよね。

途中、ここで終わりかなっていう部分があったんですが、そこでは全然終わらず、
暗転の後さらに舞台は続いて、素晴らしい感動のラストシーン。
最後の「ちえ」の登場のさせ方とか、ほんとうに素晴らしい。

最後のカーテンコールの挨拶を聞いていても、すっごく好印象。
今までの舞台、もう一度全部やってほしいって思ってしまいました。

カーテンコールで、今日のトップランナーで放送されるって聞いて
放送みたのですが、このタイミングで放送みれたのもラッキー。
5人の人柄、いいですねー。
北海道を拠点にしてるってのもなんかいいなって思いました。
また、途中、公演のシーンが少し流れたけど、
あの生のよさを、映像で伝えるのはとっても難しいなと思いました。
やっぱり舞台は生に限るなと思わせてくれる舞台です。
オーロラを創り出すシーン、オーロラが現れるシーン、
そして最後の背景が落ちるシーン、こうした感動はライブでないと体感できない!!

ミュージカルじゃないのに、帰り路、流れていた曲を口ずさんでました。
この感動で5800円とは。
次回公演、がんばってチケット入手してみたいです!

観劇ノススメ

2007年04月15日

07/04/15 さくら&シークレットハンター@宝塚大劇場

2007年4月15日 11:00
宝塚星組 さくら & シークレットハンター
1階10列90番@宝塚大劇場

初めての宝塚大劇場。
阪急宝塚線の終着駅。
電車を降りる時には、これから宝塚観劇と
思われる方達の会話があちこちから聞こえてきて、
わくわく感が高まってきます。
駅から降り、もう少し前だと桜満開だったであろう花のみちを通り、
いよいよ宝塚の緑色の門へ。おおおおおおおおおおお!
写真でみていた通りだ!(あたりまえですが)。

そして大劇場の建物に入るも、お店お店お店で
ホールの入り口ははるか先。すごい、この劇場、
めっちゃめちゃ大きいんですね。
「ムラ」と呼ばれたりする理由がちょっとわかった気がしました。

最初今年入った新人さん50名のお披露目&口上(ご挨拶)があって、
その後レビューショー「さくら」が一幕、二幕がお芝居(シークレットハンター)、
そして再びショーという順番。この構成もいい!
ショーを二度楽しめて嬉しさ倍増って感じです。

1幕は、舞台上に桜が満開。美術、衣装、そして舞いが非常~に美しい。
歌はあまりなくて、日本的和の舞いに、酔いしれてました。
時間も45分なのであっという間。
2幕はお芝居。すごくいい~。好きですこういうお芝居。
今回は、アンサンブルさん達の小芝居云々ではなく、
純粋に安蘭さんを中心に追ってるだけで楽しい感じ。
筋もわかりやすいし、キャラがはっきりしてるし、混乱もしない。
そして安蘭けいさんと遠野あすかさんの声にうっとり~。
遠野さんの声は夢の別世界に連れて行ってくれます。

芝居後のショーは、バトンをどんどん渡していくシーンはスピード感あってもーのすごく見事。
ロケットは新人さん達圧巻。新鮮さがみなぎってますね。初々しくてみてて気持ちいい。
最後の「ヤッ」がいつも以上にかわいかったです。

セルジオの柚希礼音さん、ダンスがいい~。和涼華さんは顔ちっちゃくてかっこいー。
マックス役の涼紫央さん、そしてお父さんの英真なおきさん、回想シーンには見入ってました。
あ、この回想シーンの両親に注目してると面白いです♪

あと、ちょっと感じたのは、
マイクが響きすぎてセリフが少し聞き取りにくかったことと、
客席に意外にご年配の男性が多かったことかな(同じ男性としては嬉しい)。

今日は開演直前、会場内の視線が同じ列のセンターブロックに
集中しているって思ったら、雪組トップコンビがいらしたそう。
2幕のショー終了直後、拍手してた人たちの視線が一斉にその席の二人の方向に
ぴくって向いたのが面白かったです。
終演後、劇場横に小さなミュージアムがあると聞いて行きたかったんだけど、
次の用事まで時間がなく、今回は断念。次回、ぜひいってきたいと思います。
宝塚。マチネからソワレまでずっとここで過ごしたい気持ちが少しわかった気がしました。

今回の観劇遠征、大興奮の三連荘、終了~♪ 来月またきたいな。。

観劇ノススメ

2007年04月17日

07/04/17 龍宮物語@麻布 die pratze

2007年4月17日(火) 19:00
劇団BOOGIE★WOOGIE「龍宮物語」初日
麻布 die pratze

2年ぶり位の麻布 die pratze。
再開発の影響で今年一杯で閉館とのこと。
客席に置かれていた冊子の
「麻布 die pratze閉館について」という記事が
なかなか興味深かったです。

休憩なしの2時間。セットは一見シンプルなように
見えるんだけど、照明と、あと客席の方向をうまく
使った演出で、龍宮城や砂浜、家の中といった設定が
特に説明なくてもすっと入ってきました。
また、龍の登場シーンや飛行機のシーンなど、
小道具を使わずに、人間の体と光と演技だけで
うまーく表現されていて、みてて気持ちいいです。

乙姫が地上にいっちゃうあたりから、ストーリーが
ぐっと展開しはじめて、サンゴ礁が破壊されているという
メッセージが、ストーリーの展開と共にすっと伝わってきます。
押し付けがましくなく伝わってきたので募金箱とか置いてあったら募金した気がします。

乙女役の和田真由子さんの「あいたかっ  た」ってのとか、
あの入り込み方、いいわ~。
また、マキシの小川信太郎さんが面白い。劇中のアドリブとか
つっこみが随所にあるんだけど、彼のギャグは外してもその後の
フォローや間がうまいので笑えます(笑)
個人的にこのマキシと部下役の山口篤司の絡みが面白かったです。
小劇場は、こうした役者さんと客席の近さがほんとに魅力ですよねー。

最後、終わった後の佐藤秀樹さんの一発ギャグ、
汚いけど(笑)いい締めだったような。。明日は別のギャグするのかな。。

観劇ノススメ

2007年04月19日

07/04/19 コンフィダント・絆@パルコ劇場

2007年4月19日(木) 19:00
コンフィダント・絆
G列30番@パルコ劇場

す、すばらしい。なんて最高のキャスティング。
(三谷さんって最初に俳優さんを決めてから役を当てはめていくんですね)

登場人物5人で場面転換無し、音楽はピアノオンリー、2時間40分、
って聞くと、最後まで集中してみれるかなって思っちゃうんだけど、
最後まで舞台にひきつけられてました。
三谷幸喜さんの演出を100%以上に演じきっている
役者さんたちがほんとーに素晴らしかったです。
特に、セリフの間と、モードの切り替えが見事!
堀内敬子さんが、これまた紅一点の素晴らしい演技と歌。
最初、ピアノ伴奏にのせた堀内敬子さんの語り
からはじまるんですが、ステージにぱっとのった瞬間に、
おばーちゃんから娘さんにぱっと変身、
これでぐっと舞台に吸い込まれていきました。
やっぱり舞台って最初が大事。
堀内敬子さん、今回の舞台でとってもとってもファンになりました。
歌、演技はもういうことなしなのですが、
動きがかわいくてみてて気持ちいいです。去って行き方とか、
少しおどけるシーンとか、走り回るシーン、闘牛シーン、
そしてカーテンコールの紹介の仕方!私的にはあの紹介シーンが
一番ドキュンときました。すごく身が軽い!!!!
ただ、二幕最後のシーン、涙する堀内さんをオペラでみすぎて
「星」を見逃したのはいたかった。。星輝いてたんですね。。

さて、この舞台、随所に笑いのポイントがあって笑いもかなりおきますが、
ストーリー的には、後半、考えさせられる内容になってきます。
芸術家たちの間に友情は成り立つのかというテーマのようですが、
「天才」や「才能」という言葉を日頃意識しているような人
にとっては、特に二幕、少し重く感じるかもしれません。
(二幕の3人から一斉に言われるシーン、その前の、僕は○と○の間位
 といった表現や、ゴッホの絵を選ぶシーンでの演出など、あぁした
 少し勘違い君的な表現がなければ、もっと重く感じたと思います)

中井貴一さんは基本真面目なスーラなんですが、時々でる
おちゃめさがたまりません。一方で、一肌脱ぐといって話し始めた
シーンは、真面目に聞き入ってしまいました。
苦悩する天才ゴッホ役の生瀬勝久さんは、
今日の舞台で一番はまってる感がありました。というかはまりすぎ♪
ピリリとくるゴーギャンの寺脇康文さん、ゴッホとゴーギャンの関係は
見所の一つです。そして最後二幕、気持ちがとても
伝わってくるシュフネッケル役の相島一之さん。役柄としてはこの
シュフネッケル役が今回の舞台、一番ポイントな気がしました。

ところで三谷さん自身がパンフレットで、自分自身をスーラに例えてはりましたが、
となると、三谷さんにとって天才ゴッホは誰?というのが気になるところだねと
一緒にいった友人と話しておりました。

ちなみに、舞台上方にはってあった線は何の線?
この線、何かに使われましたでしょうか???

あと、ピアニストの荻野清子さんが素敵。
舞台下手でピアノを弾かれているんですが、音色が優しくて綺麗。
また、曲が素敵なんですが、この方の作曲なのでしょうか。
舞台上で乾杯のシーンで、暗~い中一緒に小さく乾杯されてたのが好印象でした。

それにしてもさすがだ三谷幸喜さん~。
しかも二幕はじめに三谷さんが登場して
いきなり演奏始められたし。。昨日も弾かれたと
聞いたんですが、毎日登場されてるんでしょうか。

観劇ノススメ

2007年04月22日

07/04/22 ミュージカル座スクール生発表会@さいたま市民会館浦和

2007年4月22日 19:00
ミュージカル座スクール生発表会
「I HAVE A DREAM」@さいたま市民会館浦和8階コンサート室

前に友人が、どこかの学校の卒業公演を観にいって、たった1回に
かける情熱がすごくいいといっていたのを思い出し、ふとそうした
公演がみたくなり、何かないかなぁと思っていたところ、
ミュージカル座のスクール発表会が今日あると知り、
さらに職場から結構近かったので、ひょこっといってきました。

さいたま市民会館浦和、伊勢丹が邪魔して(笑)、なかなか道順が
よくわからず、開演直前に入場。 受付横に片桐さんが!おおおおおー。
会場後ろに竹本さんが!おおおおおおおお~。

会場はスクール生のお友達とかご両親とか、そういう方達も多かった
ようで、かなり席は埋まって熱気がありました。

狩俣さんによるアナウンスの後、ステージが暗くなり。。
お!なんか皆さん、目が輝いてます。いい、いいですねー。
みてて気持ちいいです。

そしてすごいなと思ったのはキャスティング。
多分、スクール生って年齢も個性も経験も違った人達が
集まってると思うんですが、ナイスなキャスティングだなーと終わった後思いました。

中でも印象的だったのは、スパイクの三原さん、安定した演技と心地よく響く生声♪
タイガーは熱く、サンシャインはいつラップがはじまるだろうとドキドキ、リンは助演女優賞ですねー。
あと、赤に白いシャツを着た女性の方のセリフの言い方が綺麗でした。
そして本日のマイヒットは、フィリス役の堀内さん。第一声から私の大好きな声質♪
細いようでしっかりしてて声に張りがあって、聞いてる方としては何かにつつまれたような、
そんないい声でした♪ (&演技もよかった)

ちなみに今回のスクール生発表会、第12期生とのことなんですが、
毎週日曜日の午後、三ヶ月間、ミュージカル座のスタジオで練習して
今日がその発表会だったようなのです。毎週日曜日だけでここまで、
しかもほとんどとちらず、すごいなーと感心しっぱなしでした。

今日のアイハブアドリームは、1時間に抜粋されたものだったんですが、
うまーくまとめられていて、ちゃんとストーリーがつながってました。
ノーカット版が観たい!

2007年04月24日

07/04/24 ユタと不思議な仲間たち@四季劇場秋

2007年4月24日(火) 18:30
ユタと不思議な仲間たち
1階9列8番@四季劇場秋

今からちょうど6年前に相模大野で観て以来のユタ。

二幕で、小夜ちゃん(ペドロの発音風。ヨにアクセント)の声にうっとり。笠松はるさん、
澄んだいい声したはります♪ 登場機会が少ないのでもっと出て歌って~って感じ。

一幕は、最初いじめシーンからはじまるのですが、これは6年前もそうだったんだけど、
いきなりそこまでいじめちゃいますかというくらいのいじめシーン。
子供の喧嘩レベルと考えると別に深刻ではないかとも思うんだけど、役者さんの年齢が
明らかに10代ではないので、ちょっとひどいいじめに見えてしまうんですよね。
かばんでばしばしなぐったり、蹴ったりしてますからねぇ。。。

ユタの藤原大輔さんは、セリフの話し方が独特というか、語尾までしっかりはっきり、
あまり感情出さず抑揚付けずに話す感じなので最初ちょっと違和感あったんだけど、
歌はいい声してるし(最初全部歌でセリフ言って欲しいって思ってしまった)、
身のこなしがとても軽やかで、二幕は全然気にならなくなって、
逆に彼の話し方がユタの個性みたいに思うようになってました。

今日の一番のマイヒットはもうダントツ小夜子役の笠松はるさんなんですが、
次に注目してたのがダンジャ役の増本藍さん。キャッツではよく拝見
してたのですが(ディミータだったかな)、5人で歌うシーンでは
とっても歌声が綺麗に響いてきました。
また、空中シーンでは、回転がすっごく綺麗で会場からも拍手が。

ペドロの田代隆秀さんはなかなか味があってよかったです。
今6年前のキャスト表みてたら、ペドロ(光枝明彦さん)、ゴンゾ(芝清道さん)、
ヒノデロ(下村尊則さん)、うわー、すごい面子だなぁと。

カーテンコールの後、キャストが客席に降りてきて、みんなで「友だちはいいもんだ」を熱唱。
今日は結構おじさん達が多かったのですが、まわりはほとんど歌ってました。
で、その後、キャストがだーっと客席後方に走っていって、ロビーでまってますーとの声。
ん?と思って、ロビーに出ると、おおお、ロビーにキャストの方達が。
お客さん一人一人と握手してはるではありませんか。これはユタ2007版の演出みたい。
おおおおっと思い、ロビー出るところで、ダンジャ役の増本藍さんに握手。
そして、劇場出るドアのところで、おおおおお!小夜ちゃんだ!小夜ちゃんと握手できて
一言話せました♪ 小夜ちゃん舞台で観るよりもちっちゃくてすっごくかわいかったです。

あとは、いくつか感想小ネタを少々(ネタバレあります)

・3時から雨が降るシーン、3時前に二度程雨が天井からぱらついてました・・
・3時に降った雨が、雷がおちて雨が止むというシーンは今回もやはり抵抗が・・・梅雨の間中やまないのかと。
・途中から小夜子が弟背負わなくなりましたね。
・梅雨前なのにユタが長袖だったり大作が冬服なのは東北だから?(考えちゃだめですよねこの辺は)
・クルミ先生の丹靖子さん、棒で叩くシーンはラフィキがシンバを叩くシーンをつい連想してしまった
・座敷童子の登場シーンのゆらゆらレーザー、かっちょいいですよね。先日のNACSのオーロラもあれでした。
・空中シーンにいく前に、どうしてもつってるケーブルが見えてしまう。あれ見えないようにしてほしいなぁ。
・二幕最後に、あの小夜子が歌う曲、昭和の名曲みたいな感じの曲、小夜ちゃんの声はいいんだけどなぁ。。
・最後、見送ったところで、さっと幕が降りてくるのは、えーもーちょっとーって思ってしまいますね

でも、今日は小夜ちゃんの歌声、これで大満足♪
いい声聴くと、その後のご飯も美味しい~♪

観劇ノススメ

2007年04月25日

07/04/25 雨に笑えば@東京芸術劇場

2007年4月25日(水) 19:00
東京アンテナコンテナ「雨に笑えば」 初日
H列16番@池袋芸術劇場小ホール

GO-JAPの時になんて面白いの!って注目して、
その後劇団I-CHI-MIをみにいくようになって、
そこから東京アンテナコンテナの旗揚げ公演から
ほぼ毎回観にいってるお気に入りの劇団。

イジリー岡田さん、ほんっとに安定感抜群で、
すっごく面白いんです。女性の人には、ギルガメの影響で
あまりいい印象がないみたいなんですが、彼の舞台、
ぜひ一度みてほしい。めっちゃ面白いです。

小浦一優さん、この方の動き、ダンス、ギャグ、ボケ、
見た目、そして歌! 面白いんです。
イジリー岡田さんが、(多分アドリブで)ギャグを要求する
シーンが結構あって、それに見事に答える小浦さんが面白すぎ。
こういうアドリブがいきなり舞台に入ると、出演してる役者さんも
気が抜けないだろうなぁと思ったり。でもそういう要素がこれまた観てて楽しい。
アドリブ的セリフも多くて、でもその使い方とタイミングがうまいんですよね。。

また、今回は昔GO-JAPの時に見た人事部の歌が歌われるシーンがあるんだけど
(GO-JAPの時と同じかどうかはちょっと記憶にないんだけど)、
この曲の歌詞と動き、めっちゃ面白いです。
小浦さんの後ろにいるスーツ姿の女性ダンサーもばっちし決まっていました。

そしてメインキャスト3人目の下平ヒロシさん、この方のなのともいえない
ちょっと抜けた感がよくて、この3人のキャラが見事なんですよね。

なのでこの3人をもっと全面に出して欲しい、というかそれを期待して
観にいってるんですが、前回、そして今回の公演ともに、他の男性役者さんを
前に出すシーンが多かったように思います。このメイン3人が絡むシーン
と絡まないシーンでは、笑いや表現のパワーが全然違うように感じます。

あとは、タップシーンや全体ダンスのシーンが結構多いんだけど
(これは前回の公演でもそうだった)、多い割にはちょっと完成度
としてはどうなのかなぁと思ったり。。最初に「コメディとしてみて下さい」
みたいなアナウンスがあったかと思うんですが、それだったらこうした
真面目系のタップやダンスを頑張るより、コメディ要素満載の
人事部みたいな歌とか、「変死」のシーンのような描写とか、
あぁいった爆笑系のコメディ要素でもっとガンガンせめてほしい。。
とここまで書くのは、旗揚公演の演目「上海 J'triangle」があまりにも強烈で、
あのレベルを期待してしまうからなんですが・・・・

一方で、女性役者さん達はいいっ。
坂口真紀さんは、いつもとっても素敵な女の子を演じられるし、
深見恭子さんは、今回は性同一性障害の女性役なんだけど、
男性の服を着た時のお姿がとっても素敵♪かっこいい~。
変死のシーンを演じていた女性の方、よかった~。あのシーン今回一番好きかも。

ストーリー的には、いつもの公演の奥深さやうるるん的要素があまりなくて、
最後は、え?いつのまにかみんな戻ることになるの?みたいな感じで
ちょっとはしょられちゃった感があるように感じてしまいました。

と、期待が高すぎる分、こういう風に書いちゃったんですが、
でも、全体を通してみると、やっぱり面白いし、好きですこの劇団。
次回公演も必ずみにいきまっす!

あ、いつもカーテンコールの後の最後の挨拶で声聞くのが楽しみなんですが、
今日はなかったですね。ちょっと残念。

観劇ノススメ

2007年04月26日

07/04/26 NeverSleep@日本青年館

2007年4月26日(木) 18:00
宝塚宙組「Never Sleep」
1階A列41番@日本青年館

最前列♪ 最初座る時ちょっと緊張します。

面白かった!!!
ショーの部分が、お芝居の続きって感じで、最後また
お芝居の衣装で舞台に登場するので、終わりも楽しい感じで、
観終わった後気持ちよくなる舞台です。
途中、誰が敵なのか味方なのかよくわからくなったり、
ストーリーの流れがちょっとよくわからなくなったんだけど、
そうなっても、最後は自然に引き戻してくれます。

二人の亡霊、ジェイムズの一樹千尋さんとロスタインの美郷真也さん、
面白い!すごくいいコンビ。一樹さん、声がよくて歌がうまい♪
ショーではこのお二人と七帆さんが一緒に踊るシーンもあって見所満載。
一樹さんはほんとにナイスミドルって感じで
今までみてきた宝塚のどのおじさん役よりもかっこいいおじさんでした。
蘭寿とむさんとの絡みもばっちし。

そして私の中では徳川慶喜のイメージになっていた蘭寿とむさん、
今日も最初は慶喜に見えたんだけど、どんどん役柄にはまっていきました。
かっこいー、そして愛嬌もある。声もいいし、歌もいい。
少し女性っぽく感じる太い声なんだけど、男役ならではのかっこよさもある歌声♪
目をぱちっと見開く瞬間がすごくいい。あと、ぴたっと決まる振り向き方が素敵です。

本日のマイヒットキャラはマイルズ役の七帆ひかるさん!
シャワーを浴びて眼鏡をとって出てきた時におおって思って、
その後ずっと注目してました。最後の蘭寿とむさんとのコンビシーンもいい感じ。
花影アリスさんは、ほ、細い!&綺麗。少しこもった感じの声、好きです。
美羽あさひさんは、笑顔がとってもチャーミングですね~。
蘭寿とむさんが、美和あさひさんを持ち上げてぐるぐるまわるシーン、
すっごく綺麗でみとれてました。

最後、カーテンコールの後、蘭寿とむさんがご挨拶。
今日は貴城けいさんが観にいらしてたようで、
「今日は宙組3代目貴城けいさんがいらしています。とても
嬉しいです。(中略)明日の千秋楽も貴城スピリッツを引継いで
がんばります」みたいな感じでご挨拶されて、さらに後味がよかったです。

観劇ノススメ

2007年04月28日

07/04/28 代官山春花祭日本のうたコンサート

2007年4月28日 14:00
代官山春花祭・日本のうたコンサート
代官山アドレス・ザ・タワー 1階サロン

今泉りえ(歌)
土屋英範(キーボード)
田中基博(フリューゲルホーン)
楢村美香(バイオリン)

春、夏、秋、冬という四季を中心にした
日本の歌を今泉りえさんが歌い綴るコンサートにいってきました♪
会場はご年配の方が結構多かったようですが、小中学生も何人か来てました。

元四季の今泉りえさんの、特に高音部が美しい歌声を堪能できて幸せな1時間。
特に旅愁、母さんの歌がよかった。
幸せなら手を叩こうは、10番まで歌われて、それを会場の方達と
一緒にやったり、もみじはみんなで輪唱。私も思わず歌ってました。
劇団四季の時の今泉さんの舞台を観たかったなぁ。
最後のアンコールはなんとレミゼのオンマイオウンの英語版♪
今までの歌い方とはがらっと変わってこれまた素敵な魅力。
もっと聴きたい~。

途中メンバー紹介の時、キーボードの土屋さんのパフォーマンス
がとても楽しかったです。My Favorite Things だったかな、あの曲を
キーボードで、ギター編、人の声編、ストリングス編といろいろ
演奏されて、最後は琴の音色でひかれたんだけど、アドリブ演奏
とかも入ってて、あぁ楽しそうだなぁと私も久々にピアノを
触りたくなってしまった。

フリューゲルホーンの土屋英範さん、音色が綺麗~。普通のトランペットだと
もっと音がめだっちゃうと思うんだけど、裏の旋律とか吹くと
すっごくいい感じでとけこんでいて、心地よかったです。

バイオリンの楢村美香さんは、ソロでチャルダーシュを弾いてくれはったんですが、
かっこいー。今日は全部ゆったり目の曲だったので、このチャルダーシュが
すごくテンポ感あって、すかっとした気分になりました。
ところで、楢村さん、どこかで見たことあるお方だなと思ってたら、
先月の紫陽花KABUKi の時に生演奏をされてた人だっ。

アンコールとほぼ同時に雷雨。えー、めっちゃはれてたのにー。。
30分ほど雨宿り。でもそのおかげで、会場にいらっしゃってた
紫陽花KABUKi に出てたダンサーの石岡さんとお話できたりして、
楽しい時間が過ごせました。

ところで、今泉さんもおっしゃってたんですが、日本の歌って結構短い。
でも短いんだけど、どこか物悲しく印象的でいい旋律が多い。こうした日本の歌を、
私はジャズピアノでいーろーんーなー風にアレンジしたいなってずーーっと思ってるんです。
数年前に理論をちょっとがんばって覚えようとしてみたんだけど、志なかばで中断。
まずはピアノの蓋の上に詰まれた本を片付けることからしなければ(笑)

あ、このコンサート、写真や動画が、akkiさんのブログにUP
されてました。よろしければどうぞ♪

07/04/28 モダンミリー@新国立劇場

2007年4月28日 17:30
モダン・ミリー
1階14列49番@新国立劇場中ホール

数年前にブロードウェイで観たんだけど、内容をすっかり忘れていたと
思っていた作品。でも最初はじまってしばらくして、あぁ!っと思い出しました。
であの時は英語で、あまりわかってなかったことが、
今日わかって、そうだったのかーと(特に最後の今陽子さんのセリフ)。
数年前の時の感想読むと、「ネタをしってる人にわかる笑い」「英語が難しい」、
「最後の登場した子はミリー?」「華やかさはなくて地味」という感想だったみたい。
3番目の「最後に登場した子」だけど、これは今日もいまいちわからず。
あの子の登場の意味はどういう意味?同じような子が今日もまたってこと?

ミリーの紫吹淳さん、スタイルがいい!
演技素晴らしい!笑いのポイントとかもいいっ!!
キャラ的にもあっていて、とってもかわいい!衣装も似合う!
ただ、高い音域でちょっと歌がつらそう。。

樹里咲穂さんは、歌、演技、素晴らしい!今日のマイベスト賞!
最初ミリーとドロシーのソファーでの絡みで、ミリーがドロシーの
膝をこちょこちょっとこそばせてたのはアドリブ?それとも毎回なのかな。
あの後、ドロシーは笑いをこらえながら歌ってるように感じたんだけれども。

今日は14列でそこそこ観やすい席ではあったんですが、
オペラなしで最初みてたんですが、岡さんと川崎さんが両方ともスーツで、
ぱっとみ、区別がつきませんでした。
いや、もちろんすぐにわかるんですけどね。タイプ打ちの会社に就職した時出てきた上司が、
あれ、道で出会った人とここで再会するんだっけって思っちゃったくらいですから。。

まわりでは結構好評みたいなんだけど、個人的には、うーん。といった感じ。
ま、これは好みですからね。仕方がない。
結局はNYで観た時と同じ感想になっちゃったみたい。
ストーリー的に大きな見せ場がなく、一つ一つのシーンもだらっと長く、
でも長いわりには各シーンごとの盛り上がりがなく、次のシーンにいっちゃったりして、
舞台セットも地味で、聞かせる歌というよりは、ちょっとちゃかした歌という印象で、
笑いも大笑いというよりは、くすくす系が時々、わかった人には笑えるというネタも結構あり
(チンホーのセリフでの笑いや、岡さんの花も月も雪も星も宙も~とか面白いんだけどね)
感情があまり上下しなかったので、客観的に観てる感じで、後半ちょっと時間が気になったりも・・
ミュージカルが苦手だった時代の私がみたら、さらに苦手になっちゃってたかもなぁと。。。

でも、岡さんと樹里さんのオーバーアクションはすっごく面白かった。
岡さんの「アハハハハ」は最高~♪
前田美波里さんは、すばらしい安定感。楽しんで演じてるってのが伝わってきます。
(役どころ的にはひどい役なんですが)

アンサンブルの中のお一人の方のタップはお見事でした!(拍手おきてた)
また、女性のアンサンブルの中のお一人の方の声がすっごく私の好み。
タイプの職場シーンで上手奥にいた方だったように思うのですが誰かわからず。

ドロシーが最後、チンホーと単純に結ばれるのはどうなのよ(笑)
チンホー役の方、最後樹里さんと見つめ合ってるんだけど、樹里さんはすっごく自然
なんだけど、チンホーはみててこっちが緊張する感じがあったんだけど、
そこまで含めての演技なのかな。。。

あと、今日感じたのは・・・
 ・セリフや歌の歌詞が聞き取りにくかった
 ・最初のエレベータ前でのタップ。なんであそこだけ録音使っちゃうんだろう。
 ・暗転の時、スタッフさん見えすぎ。気をつけてほしいなぁ。
 ・パーティのシーンでシャンパンのグラスをとる時の「ピタッ」って音はすごく興ざめ。
  (トレイにひっついていたのがとれた音ですよね多分)

でも、宝塚の元男役スターさんが、こうして、キュートな女性を
演じられるってすごいなーと。男役の時の紫吹さんや樹里さんをみてみたくなりました♪

観劇ノススメ

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