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2009年09月 アーカイブ

2009年09月01日

09/09/01 ジェーン・エア@日生劇場

2009年9月1日(火) 18:00
ジェーン・エア プレビュー公演
@日生劇場

芯のあるジェーン・エア、松たか子さん♪
めちゃめちゃあってます。
でずっぱりです。
見事です。
声がいいですね。歌声もいいですし、
台詞の声のアップダウンも好きなんです。
そしてまた表情がいいんです!

相手役の橋本さとしさんも、ジェーン・エアをひきたてる感じの
ロチェスターでございました。

そーしーて!子役が素晴らしい!
天真爛漫さ、無邪気さ、ステップ、声、歌、
かわいらしさも満点!!!
演じてる自分に酔ってるような演技(よくいらっしゃいます)ではなく、
”演じている自分に酔ってる子”を演じている感じなのです。
しかも前に出すぎず、心地いい演技。
舞台的にすごく自然。素晴らしい。
アデールが袖に小走りで跳ねながら去っていくその姿もいい!
ただ、結婚式シーンで、アデールの衣装がそのままだったのが私的に残念。

ちなみに観る前までは、暗い感じのミュージカルを想像していたのですが、
否!
ジェーン・エアの、子供の頃から一貫した芯のある強さをひしひしと感じます。
前向きなエンディングのミュージカルでした♪

一幕はちょっと展開が淡々とした感じで、少しうとっと
してしまったりもするんですが、二幕の展開は魅入りますよ。

一幕も二幕も老婆シーン楽しいです(笑)

グランドサークルからの観劇でしたが、
舞台ステージが前方へせり出しているので、
とても近く感じ、ほぼオペラグラスなしで観てました。

また、オーケストラピットどこにあるのかなぁと
思っていたら、そ、そこでしたか!という場所から指揮棒が!

リピートして楽しみたい舞台です!
子役もう一度観たい!

2009年09月03日

09/09/03 ブラッドブラザーズ@シアタークリエ

2009年9月3日(木) 18:30
ミュージカル ブラッドブラザーズ
@シアタークリエ

一幕藤岡正明さんの登場にびっくり!
無邪気でワンパクなガキんちょがそこにいる!感じ。
(この森の時の印象に比べてかなりスリムに感じました!)

おぼっちゃんエディの田代万里生さん
おかーちゃん(TSUKASAさん)
の胸でエンエンワンワンと大泣きです。

いやーすごい。
この一幕のこの7歳!の子供シーンは
まさに”役者”ならではの演技力が必要ですね。

しかも
あっという間に成長するのかと思っていたら
この7歳シーンがたーぷりと描かれていて、
見ごたえたっぷりの楽しい楽しい一幕です。
鈴木亜美さんもかわいーです。

二幕は、そんな二人が成長して十代になり
またまわりの登場人物それぞれの思いも
いろいろな形で交差して描かれていきます。

これがですね、ぐっと切なくなるのですが、
もう一度観たいっと思うシーンの連続で、展開が実にうまいんです。
客電がついて、そしてあのラストシーン。。これもいい!

主人公は双子の二人ですが、二人の母親(TSUKASAさんと
久世星佳さん)がすごく重要な役どころで
二幕で彼女たちの嘘のない心情がぐさぐさと伝わってきました。

そして、久々に拝見した下村尊則さん、
チラシみてナレーターってどんな役なのかなぁと思っていたのですが、
役どころとしては夢から醒めた夢の、夢の配達人的なんですが、
観る人をひきつける、また笑わせてくれる、あの魅力、さすがです。
太く響く歌声も素敵♪

アンサンブルまで含めてキャストの歌唱力と演技力が高く、
傾斜のあるセットや舞台上のオケピ(マルチプレイヤーぶりにもご注目)
客席絡みや客席からの登場などもあり、
最初から最後まで引き込まれる舞台でした!

これはリピートしたいっ。
ってか、武田さんと岡田さんのバージョン観ておくべきだった。。。後悔。

2009年09月04日

09/09/04 トリツカレ男@銀河劇場

2009年9月4日(金) 19:00
トリツカレ男
@銀河劇場

ゆるーい♪
ゆるゆる、ゆらゆら、まるでマリモが
水槽の中で上下しているのを眺めているような2時間半でした。

不思議少女なペチカ(クラムボンの原田郁子さん)が
活きるように演出されていて、原田さんご自身は、そのままな印象です。
それがこの舞台の特徴であり、雰囲気を本物にしてると思います。
音楽劇というより、原田郁子さんのコンサート劇♪(お得!)

そしてそのペチカの気をひこうと一生懸命な
トリツカレ男の坂元健児さん、
その一生懸命な感じの演技が好感でした。
高い歌声も気持ちよくて、原田さんと坂元さんのデュエットは
もうなんとも楽しそう!
原田さんのピアノも素敵ですよ♪

ペチカの恋人タタン先生役の小林正寛さん、
ガブリエルシャネルにも出演されていましたね!
おっきーです(191cm!!)。演技もおっきーです。

原田郁子さんがすごく強い世界をまとわれているので、
その雰囲気を愛せる人にはこれはオススメ!

p.s.あのネズミは・・・

2009年09月07日

09/09/07 北島三郎特別公演@青山劇場

2009年9月7日(月) 14:00
北島三郎特別公演
@青山劇場

コマ劇場から青山劇場に移っての
北島三郎さんの座長公演の初日にいってきました♪

第一部は人情芝居。
登場とともに1階席に大きな拍手!
と思ったら客席後方からの登場で、もみくちゃです。
北島三郎さん、存在感ありますねー。
お話もわかりやすく、えー男です。
饅頭は一口でほおばってました。

第二部は、歌謡ショー。
1コーラス歌って次の曲、といった形でどんどん展開するので
テンポ感がとってもよくてあっという間でした。
ほぼ全ての曲の合間に話されるプチトークも楽しいですよ。
嫁いだ娘さんに送ったという曲はお父さんの顔で歌われてました♪

そして、後半にいくに従って演出がこってきます。
ステージ上を漁船が走ってる!
さらに躍動する太鼓からはじまる
"まつり"の盛り上がりはめちゃすごかった!

第二部は、コンサートなので、二階から観てると、
一階でペンライトがかなり光ってるんですが、
サブちゃんもプチトークで
”みると間違えそう(笑)”と言ってましたが
ほんとその通り、タイミングが皆さん思い思いな(笑)感じでした。

合計約4時間のステージなんですが、あっという間でした。
全コーラス歌わずに、1コーラスだけでいろんな曲や雰囲気を
堪能できるってのはいいっ!
(歌う方はちょうと気持ちが入ってきたところで終わっちゃうと
おっしゃってましたが。。)

あと、歌舞伎の大向こうさんもそうですが、
コンサートでも、掛け声のタイミングって重要ですよね。
うまいっ!っていうタイミングが何度かあって気持ちよかったです。

客席は元気なおじーちゃんおばーちゃんがたっくさん。
ステージからも、客席からもパワーをいただいてまいりました♪

2009年09月08日

09/09/08 ブック・ショップ稽古場レポ

2009年9月8日(火) 14:00
ブック・ショップ稽古場レポ

9月18日からシアターサンモールで上演される
「ブック・ショップ」のお稽古場を訪問してきました。

ブックショップ、日本語で本屋さん。
新装オープンした本屋さんを舞台にした、
優しくておかしくてこころあったまるファンタジーな舞台です♪
(日本語の舞台で、お子さんにもわかりやすく楽しめるお話です!)

本が大好きでついに本屋のオーナーになったジェーン(麻乃佳世さん)。
お隣のチョコレート屋のサミュエルに一目ぼれをしてしまったジェーン。
でも恥ずかしくて気持ちを伝えられないジェーン。
そこに!!ヘンな中年の幽霊(川井康弘さん)が!この幽霊が実は!?

今日拝見したのは舞台中盤部分のお稽古シーンだったのですが、
ジェーンとこの幽霊の掛け合いがとても楽しい!
幽霊はジェーンの背中を押すのですが、果たしてジェーンは・・
というところで、今日のお稽古終了。続き見たい!

「ブック・ショップ」が生まれたのはカナダのケベック州。
ケベックといえばカナダで唯一、公用語が仏語の
とてもヨーロッパ的な芸術センスの秀でたところ。
その繊細さは日本人に、とっても馴染みやすいと思います。
気持ちの運びや、表現の度合いとかがとっても心地良くて
共感できると思いますよ。
仏語、英語、スペイン語版等、世界各国で上演されていて今回はその日本語版初演!

お稽古拝見中、芸術監督のキャロル・カッシスタさんに、
ごにょごにょと小声でいろいろと教えていただいたのですが、
演出家のフレデリック・デュボワさんをはじめスタッフ陣は、
頭ではフランス語で考え、それを英語で言葉にして、
通訳を介して日本語に翻訳され、役者はそれを日本語で演じているんです。
これがですね、みていると、
意思の疎通のためにお稽古の流れが止まるということはなく、
身振りや動き、間、テンポ、強弱などを、通訳の言葉で捕捉する、
そんな感じで進行していました。時には通訳を飛び越えて会話したりも!

演出のデュボアさんも、毎日日本語をお勉強中。
今日は「もういちど」という言葉を覚えられておりました。

主人公ジェーンは、元宝塚歌劇団月組娘役トップスターの麻乃佳世さん。
彼女の醸し出すいろいろな表情が、この舞台の持つ素敵な雰囲気を
さらに魅力的にしています!さらに、かわいいだけじゃなくて、
ヴィクターへ啖呵切ってきっと睨みあげる姿もいいっ!

ヴィクター役の川井康弘さんは
幽霊ならではの理屈の通らない真面目さがコミカル♪

ウクライナ語を話すぺトラ役明美見枝子さん(あけみみえこ)は、
巻き舌とカタコトがとっても「ぽい」です(笑)

仏語の歌を口ずさむサミュエルの溝呂木賢さん(みぞろぎけん)の
コミカルな!?動きに、演出のデュボワさんは毎回楽しそうにご満悦。
不思議と愛らしいキャラクターなんです。ぜひお楽しみに!

観心地がよくて、本の中の舞台といった感じの独特の世界観がある
ファンタジックなロマンティック・コメディ☆
本の世界に遊んだ記憶や、幼き頃の空想などが、ふっと蘇ってきそうです。

公演は9月18日から27日までシアターサンモールにて。
毎公演、アフタートークが有るとのこと!
作品が出来上がるまでのいろいろな裏話やエピソードが聞けると思いますよ。
公式サイトはこちら
(小学生にも楽しめるようにと、わかりやすい「観劇ガイド」が無料ダウンロードできます)

今回稽古場で拝見して、
ドアに手をかけ、ふっとつぶやいたヴィクターの言葉がとても胸に残った管理人です。
好きな人に好きって気持ちを伝える。
単純なことだけど、なかなか難しいんですよね。これが。

09/09/08 水木英昭プロデュース虹色唱歌稽古場レポ

2009年9月8日(火) 19:00
水木英昭プロデュース
虹色唱歌 -眠れぬ夜のオールドメロディー- 稽古場レポ

まずは、この超楽しいノリの出演者メッセージ映像を(最後まで)ご覧下さい。
見所も全部わかります!す、素晴らしい!!

わきあいあいとしたこのカンパニーの雰囲気と魅力を
手にとるように感じ取っていただけましたでしょうか。
これ、事前打ち合わせ無しなんです。すごいです!
入絵加奈子さんの100点の見所解説に続き、
”さらなる見所を”という水木さんのフリ、うまい!
それに答える土居裕子さんのこの声質の切り替えが素晴らしい!!
そして白土直子さんへお決まりバトン(笑!)
この雰囲気がそのまま舞台で活きまくってる感じです!
(動画後列は左から曾我泰久さん,宮本大誠さん,PaniCrew山本崇史さん)
(なお、この動画撮影のための机の配置で、劇中にはこういうシーンはありません)

廃校になった田舎町の高校が舞台。
そこに集う個性が豊か過ぎる同窓生たち。

仏壇!?

山本崇史さんの役柄設定が新鮮で面白いです!(松竹梅の反応が!)

鍵となるのは「双子」。

幽霊「きよこ」にぜひご注目下さい。
いろーーんな「きよこ」が堪能できます。
キャラクターが一貫してるところがめちゃめちゃ楽しい。
”憑依”のすごさ、必見です(演技力のすごさを改めて感じました)

土居裕子さんの演技の切り替えが本当に素晴らしい!
また、声、この声が、それはもー心地よくて心地よくて♪
歌声になると、身がとろけます♪♪
さらに曾我泰久さん(生演奏!)とのハモリが超気持ちいい~!

めちゃめちゃ表情豊かな松竹梅の三姉妹♪
テンポ最高、息もあいまくりです!
特に入絵加奈子さんの表情からは目が離せません!

幽霊「きよこ」に翻弄され、
右往左往する同窓生たちが可笑しくて、
観ていて笑いが止まりませんでした。

この抱腹必至なスピード感のあるコメディは
終盤で予想外な展開をみせます。
そこから一気にクライマックスへ!

誰もが胸の奥に秘めている学生時代の甘い恋や、
辛く苦い経験、楽しい仲間・・・
そんな青春群像が暖かく心に残る、どこか懐かしい雰囲気がありますよ。

レッド宮本大誠さん,かっこいー♪

最後にもういっぺん動画紹介しておきましょう。
いいなぁこのノリ。めちゃ楽しい。
この雰囲気を楽しみたい方はぜひ劇場へ!

公演は9月17日から27日まで、新宿の紀伊國屋ホールにて。

出演:
宮本大誠曾我泰久
山本崇史 (PaniCrew)/白土直子 (劇団スーパー・エキセントリック・シアター)
椎名鯛造横関咲栄
大橋光ひとし松田沙希阿部未来
佐藤浩之原育美相澤一成
水木英昭
入絵加奈子
土居裕子

2009年09月09日

09/09/09 Nine The Musical 製作発表レポ

2009年9月9日(水) 11:00
Nine The Musical 製作発表レポ

9月9日、ナインナインな日に、ミュージカル「Nine」の製作発表。

女性陣の赤いドレスが実に目映い製作発表でした。

最初に主人公の映画監督役の松岡充さんがご登場。
それに続いて登場された貴城けいさん。
う、美しい!まぶしいー!

女性陣から視線がこっちの方向に集まるとドキっとします!

イタリアヴェニス近郊のスパリゾートにやってきた
世界的映画監督グイド(松岡充さん)と妻で映画女優のルイーザ(新妻聖子さん)が、
スパのマドンナ(樹里咲穂さん)、愛人カルラ(シルビア・グラブさん)、
女優クラウディア(貴城けいさん)、女優マリア(入絵加奈子さん)、
評論家ネクロフォラス(寿ひずるさん)、プロデューサのリリアン(紫吹淳さん)、
亡き母(今陽子さん)、幼き頃に出会った娼婦(浦嶋りんこさん)と出会い
人生が変化しながらも、男として形成されていき、迷い、崩壊し、再生していくお話です。
こうずらっとお名前を並べただけでも実にゴージャスで個性豊かなな女性陣。
ミュージカル的にもいろんなキャラクターが揃っていて実に楽しみです♪

製作発表はこんな雰囲気。

"ミュージカルタイタニックの時は主演だったんですけど、
ほとんど歌う曲がなかった(笑)ので、今回は歌いまくりたいです"
と話す松岡充さん。聞かせてください!
座ってる椅子はまさに映画監督の椅子ですね。

記者からの「ミュージシャンと役者の切り替えは」という質問に、
マネージメントの窓口が違うのでギャラが違います(笑)と会場の笑いをとった後の言葉で、
SOPHIAの場合は自分自身で全て決められるけれども、役者の場合は、
松岡を観にきたんじゃなくて、(Nineの主人公)グイドを観に来た、
グイドの歌を聴きに来た、というようにならなければいけない
とおっしゃっていた松岡充さんがとても印象的でした。

エンシュツは、日本人がビビッドに感じることのできるミュージカルに仕上げて行きたいと話すG2さん。
「The Light in the Piazza」「COCO」に魅せられた人は、この Nine The Musicalも
きっとお気に入りになるように思います。
音楽は、まさにライブハウスのように、ビンビンに伝わってくる感じになるとのこと♪

この舞台は、イタリア映画界の名匠フェデリコ・フェリーニの自伝的作品
「8 1/2 (はっかにぶんのいち)」を原作に作られたミュージカルで、
1982年にブロードウェイにて初演。トニー賞10部門でノミネートされ、
作品賞、作詞/作曲賞、助演女優賞、衣装デザイン賞、演出賞の5部門で
最優秀賞を受賞した作品です。さらに2003年の再演版では、
最優秀リバイバルミュージカル賞と、最優秀ミュージカル助演女優賞を獲得。
そして今回、豪華キャストでの日本版です。

公演は2009年12月11日から27日までルテアトル銀座にて、
1月9日と10日は大阪シアターBRAVAにて。

2009年09月10日

09/09/10 宝塚星組 太王四神記II@東京宝塚劇場

2009年9月10日(木) 18:30
宝塚星組 太王四神記II
@東京宝塚劇場

すごい!
すごかった!

最初から最後まで堪能!
たたみかける展開で
いつのまにか大きな岩が出現してるし、
村人シーンはとても楽しいし、
どのシーンもいいーー。

高句麗一武道会、こういうシーン
とっても好きなのです!
殺陣アクションの槍遣いもかっこいいです
細かなシーンでのちょっとした表情などをはじめ、
ひとりひとりの声や歌声もよくて、
アンサンブルまで、ほんと隅々までレベルが高く、
大興奮であっという間の夢のようなひととき。

柚希礼音さんと夢咲ねねさんの
デュエットダンスはもう鳥肌でした。素晴らしい!

オケもかっこいい。指揮、塩田明弘さんなんですね。
タイミングがびしっとあって、引き締まるオケ!
ちょうと塩田さんのお顔が見える位置だったのですが、
やわらかい表情で指揮されてました。

ラストのショーがこれまたMY好みで♪
これはDVD買わねば。

2009年09月22日

09/09/22 青年座千里眼の女稽古場レポ

2009年9月22日(火) 13:00
青年座 千里眼の女 稽古場レポ

「千里眼」。遠く離れたものを透視する力。
その透視能力を持つという御船千鶴子のお話です。
(小説リングに登場する貞子の母のモデルが御船千鶴子なのだそうです)

まずは上の写真。帝国大学の教授達が、千鶴子に、
透視の公開実験のお願いをしている場面なのですが、
実際、明治43年、東京大学の総長をはじめ、
そうそうたる人物の立会いによる透視実験が行われました。

この実験を巡る騒動は「千里眼事件」と呼ばれた実話なのですが、
この舞台「千里眼の女」は、千鶴子を取り巻いていた男たちのお話です。
(”千鶴子を取り巻いていた敗北していく男たちの美学の話”by 演出の宮田慶子さん)

まずはお稽古場で、舞台冒頭のシーンを拝見。

福来友吉先生(檀臣幸さん)と新聞記者橘四郎(蟹江一平さん)のシーン。
意味深な言葉のやりとりが続きます。

さらに、演出の宮田慶子さんの言葉の泉によって、
この二人の距離感がどんどん変化!
最初は”年上、年下”という感じがした距離感が、
”つめよれる関係”になり、”ただの関係じゃなくなり”、
そして最後は”恋敵!?と思えるなるような距離感”に
(言葉は全て宮田さんの言葉)。
続きがとーっても気になる幕開けです。


続いて(少し飛んで)第四場を見学。
東大総長(山野史人さん)が部屋に入ってきました。
透視実験に東大総長が立ち会った(実話)ってすごいことですよね。


お稽古をみてるうちに、
福来友吉という人物にとっても興味を持ってしまいました。
そしていろいろ検索などで調べていきますと。。。
東京帝国大学で心理学の研究をしていた福来先生は、
この透視実験の後、大学を追われ、その後は「福来心理学研究所」を設立して、
オカルト現象の研究に没頭していくんですね。
めちゃめちゃ優秀な研究者であったそうで、
wikipediaによると、彼の博士論文「催眠術の心理学的研究」は、
日本における催眠の学術的研究の嚆矢なのだそうです。さらに
彼の膨大な実験記録は、まだ充分な再検証がなされていないとのこと。
もしかして再び彼の記録が注目を浴びる日がくるのかもしれません。

そんな福来先生を演じている檀臣幸さん(下の写真)がとっても素敵!
なんて若くてかっこいい先生だこと!!
管理人的予想ですが、この福来先生は、千鶴子が好きだったのかなーと。
そして千鶴子も!?もしそうだとしたら、きっと純愛なんだろうなぁ。
福来先生と千鶴子が絡むシーンが今日は観れなかったので、ここはぜひ劇場で観たい!
ちなみにでろんでろんに酔っぱらった福来先生も見れるかもですよ。

そしていよいよ千鶴子(勝島乙江さん)登場!
めちゃめちゃ雰囲気を感じます。ドキっとしますよ。


有平糖(あるへいとう)を食べてる時の千鶴子の顔がほんとに嬉しそう。
さっきまで泣いてたのに!(それが千鶴子なんですね)

そんな千鶴子にまわりの男達が翻弄されていきます。

合間に宮田慶子さんとお話させていただいたのですが、
「久々にこんな純粋なラブストーリー」という言葉が!
すんごいロマンチックな純愛なのだそうです!!

今日のお稽古場ではそのラブストーリー的な場面はみれませんでしたが、
福来先生かな?そしてもしかしてあの記者さんも!?・・
とちょっとワクワクして気になってる管理人であります。

ちなみにこの稽古場レポと同時に宮田慶子さんにインタビューも
させていただいたのですが、そちらはかなり興味深い内容なのですが、
あまりにもボリュームがあるため、編集作業にちょっと時間がかかって
おりまして、こちらはもう少々お待ち下さい!
公演初日までにはUPしたいと思ってます。

公演は、10月10日から18日まで、新宿の紀伊國屋ホールにて。

詳細は劇団青年座のホームページにて。

おまけ↓オフショット!表情がいいっ!

ちなみにセット、これ(↓)、まわるんです!!お楽しみに!


2009年09月24日

09/09/24 ブックショップ@シアターサンモール

2009年9月24日(木) 13:30
ブック・ショップ
@シアターサンモール

本が大好きなジェーン(麻乃佳世さん)。
そんなジェーンの本好きがわかるオープニングがとっても素敵♪
もうね、本がとーっても好きだなぁというのが
伝わってくるんです。カバーの触り方ひとつから。

そのジェーンですが、
隣のチョコレート屋さんのイケメンサミュエル
溝呂木賢さん)が気になるんだけど、
なかなか話せない。

そんなジェーンの背中を押すヴィクター(川井康弘さん)。
そのヴィクターはぺトラ(明美見枝子さん)が忘れられない。

この4名の出演者による舞台なんですが、
アフタートークで知ったんですが、その他の出演者をはじめ、
転換やいろいろなところから聴こえる声の表現なども、
全てこの4名だけでされているらしいのです。

つまり、ステージの脇にはこの出演者4名しかいない!
(あとは音響さんと照明さんだけだそうです)。

大小さまざまな本が山積みになったセットは、とってもファンタジーな感じ。
この本達はそこそこ適当に置かれてるようで、
そんなあたりのジェーンの性格も好印象でした(笑)
ちなみに、その本の間や隙間から、まるで飛び出す絵本のように
ビクターが飛び出してきますよ。

サミュエルはフランス語の歌をチョコレート作りながら口づさむんですが、
それにあわせて、ふわっと口ずさむジェーンの歌声が
めーちゃーめーちゃー心地よかったです♪

エンディングがこれまた素敵。
最後のサミュエルの「二人」の仕草がいい!!

さらにこの舞台、全日程、アフタートークがあるんですが、これが楽しい。
今日は、川井康弘さんの司会で、まずは出演者4名から
一言づつあってその後客席からの質問が三つほど。
お一人お一人のちょっと素な部分がみえてとても楽しかったです♪

1時間20分の舞台。ふわっとした、優しいひとときがおくれます。
公演は27日まで、新宿御苑前のシアターサンモールにて。

ちなみに稽古場レポはこちら

2009年09月25日

09/09/25 スタジオライフ 音楽劇十二夜稽古場レポ

2009年9月25日(金) 14:00
劇団スタジオライフ 音楽劇「十二夜」稽古場レポ

スタジオライフのシェイクスピアシリーズ第三弾となる
音楽劇「十二夜」の稽古場を訪問してきました。喜劇!

言うまでもありませんが、スタジオライフの俳優はすべて男性!
男性が女性を演じながら男性(男装)を演じるという滑稽さは
まさにシェイクスピアの時代さながらの真骨頂!
(宝塚の男役の方の女装がとても好きな管理人です)

本日のお稽古では4つのシーンを"魅"せていただきました。
Wキャストでの上演になるため、
まず最初にαチーム(写真上)、続いてβチーム(写真下)という形で二度♪堪能!!

まずはオープニング!
重厚な夜明けをイメージさせるような曲がいいっ♪
フェステ(山﨑康一さん/倉本徹さんのWキャスト)のソロから一気にお祭り騒ぎ!
かーなーりー盛りだくさん。
めちゃめちゃ楽しい!
あっという間にその勢いに巻き込まれます!
このあとのハチャメチャぶりを象徴している感じ。
盛り上がりの後は、袖で「ハーハーハーハー」という息がリアルに伝わってきました。

お次は、ヴァイオラ(山本芳樹さん/松本慎也さん)がシザーリオに男装して、
オーシーノ(曽世海司さん)の恋の使いに行く場面。
山本芳樹さんの所作の美しさには目を見張るものが有ります。
松本慎也さんは仕草ひとつひとつがとにかく、かーわーいーいーーっ♪
公演チラシだけみてもとってもかわいいんですが、ステージで動けば更なる衝撃っ!
曽世海司さんの壊れっぷりも素敵っ(笑)
そして家来3人組(5人組!?)のゴーカなこと。絶妙な間です(笑)
このシーンも写真で紹介しようと思ったんですが、
劇場でのお楽しみにとっておいてください!!

次にオリヴィア(舟見和利さん/及川健さん)がシザーリオに恋をし、
コーラス隊(鳥たち♪結構管理人的ツボですこの鳥たち)と共に歌い踊る場面。
ヴァイオラの曲に並ぶ、恋する乙女の曲です♪
αチームとβチームではこの鳥たちの数が異なる為、
フォーメーション的にもかなり違った印象になりますよ。

生きていたセバスチャン(奥田努さん/関戸博一さん)とアントーニオ(牧島進一さん)の場面。
牧島進一さんの男気たっぷりの体育会系演技に稽古場じゅう大爆笑!

今回唯一の客演、坂本岳大さんのマルヴォーリオが恋の使いとなる場面。
客演最多4回目ともなれば当然のことながら!?
すっかり劇団員に馴染んでいらっしゃいました。

本日お稽古見学最後の場面は、
みんなが狂喜乱舞する十二夜、夜中の祝宴っ!
まずはアドリブ!?と思える、お題の振り合いに大笑い。
マライア(石飛幸治さん/林勇輔さん)とサー・トービー(笠原浩夫さん/船戸慎士さん)、
サー・アンドルー(青木隆敏さん)のアホアホなやりとりがたまりません(笑)

林勇輔さんの千鳥足っぷりは芸術的ともいえる完成度でした(笑)

演出の倉田淳さんのお話で印象的だったのは
シェイクスピアの時代、庶民が楽しんだお芝居。そこに持っていきたい」
という言葉。今回のこの舞台、小難しく考えず、思い切り庶民的に楽しめるお芝居だと思いますよ!
また音楽がその敷居を下げていい効果を出してると思います!

また、いつもは代表の河内喜一朗さんがナイスなBGMを選曲されているそうですが、
今回は全てオリジナル曲!
スタジオライフ ジュニ7のユニット「雪月花」を手掛ける
林有三さんの作曲なんですが、この曲がオープニングからすっごくいい!

元気でハッピーで、ちょっぴり切ない恋のかけひき、
美形の俳優たちが謳いあげる“人生の祝祭”、ぜひ劇場でたーっぷりとご堪能下さい♪

東京公演:10月15日~11月8日 シアターサンモール
大阪公演:11月12日~11月15日 ABCホール

最後に耳寄り情報です。
スタジオライフ ジュニ7のユニット雪月花のデビューミニアルバムが10月14日発売。
これを記念して何公演か、開演前にプラットホームパフォーマンス
(雪月花のミニライブ)が開催されるとのことです。
当日の公演チケットで入場できるそうですよン♪

おけぴ取材班:rika & おけぴ管理人

09/09/25 水木英昭プロデュース 虹色唱歌@紀伊國屋ホール

2009年9月25日(金) 19:00
水木英昭プロデュース
虹色唱歌 ~眠れぬ夜のオールドメロディ~
@紀伊國屋ホール

笑いました笑いました(笑)
楽しかった!
そしてラストはホロリ。

まずは土居裕子さん。
清子と潔子の二役の演じわけのほか、
ラストのあの一曲。この歌声♪♪
この超気持ちいい日本最高品質の歌声を
堪能できて、もうなんと幸せなこと♪

そして松竹梅三姉妹。
この三姉妹はすごいです。
歌のハモリがこれまためちゃめちゃ気持ちいい。
そして清子の”乗り移り”具合が最高なのです。
ほんとに別人、というか清子が乗り移るんです。
特にトップバッターの横関咲栄さんの乗り移り具合がお見事でした!
(ここで外すと面白さのインパクトが全然違ってきますもんね)
そして入絵加奈子さんと白土直子さんからは目が離せません。
おもろすぎです(笑)

好感度UPだったのが寿司屋!
劇中でも「寿司屋!」と呼ばれるので、寿司屋でINPUTされてますが、
椎名鯛造さん。
ネオロマンスステージやpnish の舞台にも出演されてる方なんですね。
最初の空気椅子もお見事でしたが、乗り移りっぷりも楽しかった!

先日お稽古場で拝見した時から、もうテンポ感が数倍変わっていて、
さらに髪型も皆さんすごいことになっていて(ひとしさんの頭が!)
さらにラストの展開にはハートをつかまれました!!
ハートフルな小ネタが散りばめられてます♪♪

そしてあのカーテンコール!おおおお。

ちなみに公演プログラムがかなりナイスです。
出演者の高校時代の写真がとても面白く、
佐藤浩之さんがめちゃめちゃ怖い!)
またこの”ノート”ってのがいい!
これはいいプログラムでございますよ!

2009年09月26日

09/09/26 宝塚雪組リオデブラボー@東京宝塚劇場

2009年9月26日(土) 15:00
宝塚歌劇雪組 リオデブラボー
@東京宝塚劇場

ボンボン振ってきました!
最初ロビーで購入(@500円)する時ちょっと恥ずかしかったですが(笑
結構ボンボンを振ってる方も多いです!
しかも簡単な振りもあったりして、
これが楽しいのでございますよ♪

しかも水夏希さんが私の目の前を通られました!大きい!
(残念ながら顔は向こうを向かれてましたが)

それにしても華やかでラテンな香り満載のショー。
キャビンアテンダント達がかわいいです。
冒頭の飛行機のセットの動きも面白い!

とにかくステージのテンションが高くて
客席も楽しい♪
リーオッ!リーオッ♪♪

ヒップホップ系のダンスがこれまたかっこよくて、
ピラニアピラニアなロケットもめちゃ楽しかった!

あーっという間におわってしまいました。

今回残念ながら前半のお芝居が観れなかったのですが、
ショーだけでもたーっぷりと堪能できたー!!!

2009年09月27日

09/09/27 DIAMOND☆DOGS 美しき背徳ゲネレポ@博品館劇場

2009年9月27日(日) 13:00
DIAMOND☆DOGS
美しき背徳 - Beautiful Magic - ゲネレポ
@博品館劇場

岩﨑大さん(StudioLife)、加藤良輔さん、
DIAMOND☆DOGSのメンバー
東山義久さん、森新吾さん、小寺利光さん、原知宏さん、中塚皓平さん、咲山類さん、TAKAさん)
が、それはもうめちゃめちゃ素敵です。

今回のストレートプレイを観て、DIAMOND☆DOGSメンバーの
一人一人のかっこよさ、その持ってる雰囲気の魅力を
今まで以上に感じた管理人であります!

そして、この出演者一人一人を、
たーっぷりと、みとれるくらいに堪能できるステージでした!

-加々美悠平役の岩﨑大さん-
-加々美悠平(岩﨑大さん)に迫られる水村音(加藤良輔さ ん)-

全員ほぼ出ずっぱり。
ステージの脇で何気なくたたずんでる姿も自然で絵になるんですね。

セット的には同じ部屋で展開するんですが、
舞台上手側・下手側で、また一幕と二幕で、
たたずむ位置にも変化があって、見所も散りばめられてますよ。

ファンの方だと、誰を一番観続ていたいかで、
客席MYベストポジションってのが生まれてくるのかもしれません。
(でも全体的に出演者の位置は、一幕と二幕で結構バランスとれてると思います)

特に一幕は、一人一人にかなりSPOTがあたって
描かれていますので、各メンバーの新たな魅力を発見できます!

東山義久さん。
その美しさにみとれっぱなしでございました。

ズームしてみました。
おおおお、こんなアクセサリーを!

目線がこっちに!

この姿勢を自然にこなす東山義久さん。すごいです。
さっき私もトライしましたができませんでした。

後半は、東山義久さんと岩﨑大さんの掛け合いが熱いです。絶叫です。

カモメ、狼の遠吠えが遠くに聞こえる、函館のある古びた建物での物語。
お互いの心の闇の部分を探りながら、"父親の死"の秘密を探っていきます。

お芝居で歌・ダンスがない分、
カーテンコールはもうブレイクしまくってます!
どうぞお楽しみに!かっこいーーーっ!

公演は9月28日から10月4日まで。銀座博品館劇場にて!

09/09/27 ファニーガール制作発表レポ@赤坂ACTシアター

2009年9月27日(土) 14:00
ミュージカル「ファニーガール」
制作発表レポ@赤坂ACTシアター

♪Don't Rain on My Parade♪
出演者四名の熱唱ではじまった制作発表会。
(左から綱島郷太郎さん,春野寿美礼さん,田中利花さん、阿部裕さん)

バーブラ・ストライサンド主演のアカデミー賞受賞作『ファニー・ガール』が
ファニー役、春野寿美礼さんで甦ります!

「顔で笑って心で泣いて、伝説の喜劇女王ファニー・ブライスの明るく前向きな半生」
を描いたストーリー。
「その顔でお芝居は無理よ!」なんて言われても舞台女優の夢を追い続け、
理想の男性「ニック」と結ばれ人生の絶頂を向かえるが、
ファニーが舞台で成功すればするほどニックとの夫婦仲にはすれ違いが目立ち、
ニックはついにとある事件で18ヶ月の禁固刑に...
ファニーとニックはどうなるのか!?

このミュージカルの演出は、正塚晴彦さん。
正塚さんといえは宝塚歌劇団の名演出家!
宝塚歌劇団以外の公演を演出されるのは初めてのことだそうで、
元花組主演男役の春野寿美礼さんを「女性」として演出するのもこれまた初めて♪
お互いに期待をふくらめていらっしゃるようでした(楽しみ!)

こちらが正塚晴彦さん。雰囲気も素敵です。

司会者「退団後の春野さんを初めてご演出なさるわけですがいかがですか?」
正塚さん「そうですね。。。今までは『男性』だったからねぇ。」
…会場爆笑…
「女性として顔をどこまでさらけだしてくれるか、たのしみですよねー。」

その女性としての顔を最大限引き出してくれる相手役ニックに綱島郷太郎さん。
ハリウッド映画にも出演を果たした劇団青年座の新鋭です。
先日青年座の舞台、その受話器はロバの耳で拝見した時は、
もてもてで優柔不断なサラリーマンの上司役でしたが、
今日はひとまわりワイルドになられた印象!

とにかく男前です!
囲み取材では、ちょっぴり天然さんな素顔がちらり!
その綱島さん、実は初ミュージカル!
今回の制作発表会では、劇中の歌をみなさまで1曲、春野さんが1曲
ご披露いただく場面があったのですが、綱島さんはとても緊張しているご様子。
来年の舞台ですが、歌稽古は既に始めていらっしゃるようです。気合い入っています!!

春野さんと綱島さんの囲み取材中、こんな一幕が。
「ファニー・ガールは喜劇女優ファニーの半生についてのお話なので、
ご自身の面白い部分を出していかれるのですか?」との質問に対して。
実は主役のお二人とも「本人はまじめにやっているつもりが他の人から見ると
おかしくてたまらない」ということがよくあるそうで。
天然なにほんわかムードという素顔を垣間見ることができました。

そして主役2人の脇を固めるキャストが個性的!

レミゼのテナルディエ夫人などでも皆様ご存知の田中利花さん。
「その顔でお芝居は無理よ!」と、舞台上とはいえ、
春野さん(ファニー)へ向けて暴言をはくことを会場のファンの皆様に
先に謝っていらっしゃる様子がとっても面白かったです(笑)

「この作品はとても愛情深い作品だと思います。」と
おっしゃっていた、阿部裕さんもとてもチャーミングな雰囲気を持った方。
歌声も素敵です♪

そのほか、ファニーの心を支える振付師の友達役に橋本じゅんさん、
お母さん役で剣幸さんがご出演(今回はビデオメッセージで登場されてました)。

春野さんは、ファニーガールをはじめて観た時、
まさか自分自身がファニー役になれるとは思っていなかったとのことで、
ファニー役に決まった時はすごく興奮されたそうです。
とにかく春野さんご自身、このミュージカルファニーガールが
すっごく大好きということが伝わってくる制作発表でした。

質問で、ファニーガールを好きな理由はと聞かれ
「曲の素晴らしさと、バーブラの歌声」と答えた春野さん。
2010年1月にファニーガールを観たあなたは、きっと同じ質問に
「曲の素晴らしさと、春野さんの歌声」と答えていると思います♪

最後は、会場のファンの方達と一緒にパシャッ!

公演は2010年1月に東京と大阪にて!お楽しみに♪

文章・写真:おけぴレポ隊 nats。監修:おけぴ管理人

2009年09月29日

09/09/29 バケレッタ!稽古場レポ

009年9月29日(火) 14:30
バケレッタ! 稽古場通し稽古レポ

今回の稽古場レポは、
勝田演劇事務所×海のサーカス
「バケレッタ!」。
稽古場最後の通し稽古を見学してきました。

写真のこのBOXみたいなのは「トイレ」です。
このトイレの向こう側にあるものとは!?

この上の写真、劇中に登場する劇団のお稽古のワンシーンなのです。
つまり、おけぴ管理人が稽古場取材をしている舞台の劇中の劇団が稽古しているシーン
なのであります。

前半は、この劇中劇を中心に、演出家ナカヤン(若松武史さん)が
灰皿を飛ばし、バケツが袖にぶっ飛びます。そんな熱血ナカヤンが。。。
という展開。

このナカヤンが演出する舞台がこの劇中劇「ゴースト - 学校のおばけたち-」。
余談ですが、公演チラシにも載っているのですが、
この劇中劇、その作品自体が姫路の劇団「プロデュース・F」の
座付作家、小谷史郎さんの遺作の作品なんだそうです。

この劇中劇の中で描かれているのが冒頭の写真のトイレ、
「開かずの便所」。
便所の花子さん、管理人の小学校でもありました
(体育館の横のちょっと古い便所でした)。

なぜこの作品を、演出家ナカヤンは作ったのか。
そんなナカヤンをはじめ、まわりの劇団員たちが、
ユーモラスに描かれていきます。
一幕冒頭から、劇中劇へと誘導されるのですが、
観ているうちに、あっあっとつながっていく感じで、
劇中劇と現実との”リンク”が面白いです。

吉田麻起子さんの「ポッ」がかわいい♪

My Heart will go on!のペア(笑)。近い!

二幕冒頭は劇中劇団ホームランのルーキーズが大活躍(笑)
「切るっ!」

果たして(劇中の)公演はどうなるのか。公演中止か。。
開かずの便所の向こうにあるものは。
みんなの視線の先にあるものは・・・

ラスト、劇中劇とリンクして、いい言葉です。

椅子の背には「ナカヤン」の文字が(涙)

鄭義信さんは、楽日まで、ダメ出し、稽古をするタイプだそうです。
初日と楽、ぜひ見比べてみよう!

出演:
村松恭子佳梯かこ若松武史品川徹みのすけNYLON100℃
朱源実荒谷清水吉田麻起子双数姉妹
塩田貞治早川大介山元文雄吉橋央朗塙育大矢ヶ部哲橋本考世

公演は10月2日から10月8日まで、吉祥寺シアターまで。
上演時間は、途中休憩含めて2時間20-30分くらいかと思います。

2009年09月30日

09/09/30 古代カルタゴとローマ展除幕式レポ

2009年9月30日(水) 14:00
チュニジア世界遺産
古代カルタゴとローマ展
きらめく地中海文明の至宝

10月3日から25日まで、大丸ミュージアム・東京で開催される
古代ローマとカルタゴ展。
この開催会期中、六本木のテレビ朝日の1階に、
巨大モザイクが展示されるのですが、
今日はその巨大モザイクの除幕式にいってきました。

除幕!

おおおおおおおお!出たー!

5.3m×5.3mのこの巨大なモザイクには、
今から千数百年前の、3-4世紀の古代地中海の十二島々が描かれています。
しかも地名まで描かれているのはとても珍しいのだそうです。
さらにはこのモザイク、世界初公開(なんとチュニジア国内でも公開してないらしい)。

もともと、このモザイクは、カルタゴのお金持ちのお屋敷の床だったそうなのです。
解説されていたカルタゴ博物館館長のファトヒ・ベジャウィさんによると、
描かれている都市や島々は、ヴィーナスの信仰に由来のある土地とのことで、
このモザイクの持ち主は、おそらく、こうした土地を全て巡りたいという思い
があったのではないかとのこと。

見上げるほどでかい!

左下をズームしてみましょう。おっ魚!

さらにズーム。目と口はこんな感じのモザイクに!

ちなみにこのモザイク画が発見された邸宅は、海から300kmくらい
内陸部に位置するそうです。つまり、東京と名古屋くらい
海から距離があるわけです。ということは、
この持ち主の方は、もしかしたら海というものを見たことなかったのかもしれませんね。

お、これは何の魚でしょうか。

このモザイクが展示されている六本木テレビ朝日の会場には
期間中、カルタゴケーキセット(\1050)というケーキセットが!
サンプルをいただいてきました♪

おおおお、モザイク模様です。
ケーキは、チョコムースと、ヘーゼルナッツクリームが
お口の中でとろけます。
ハーブティでその美味しさが体中に浸透しそう。
座ってゆったり浸って食べてきてください♪

この巨大モザイクの展示は、六本木のテレビ朝日本社1階ですが、
この古代カルタゴとローマ展は、大丸ミュージアム・東京(大丸東京店10階)
で10月3日から25日まで無休で展示されます(10:00-19:30)。

謎の海洋大国カルタゴの内幕に迫る展示で、
なぜカルタゴがローマを脅かす存在だったのか、
なぜ歴史上から姿を消すことになったのか、
そして奇跡的再生とは。。といった歴史物語が紐解かれていきますよ。

質・量・サイズともに圧巻のモザイク・コレクション。
ぜひ堪能してきてくださいませ!

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