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09/09/08 ブック・ショップ稽古場レポ

2009年9月8日(火) 14:00
ブック・ショップ稽古場レポ

9月18日からシアターサンモールで上演される
「ブック・ショップ」のお稽古場を訪問してきました。

ブックショップ、日本語で本屋さん。
新装オープンした本屋さんを舞台にした、
優しくておかしくてこころあったまるファンタジーな舞台です♪
(日本語の舞台で、お子さんにもわかりやすく楽しめるお話です!)

本が大好きでついに本屋のオーナーになったジェーン(麻乃佳世さん)。
お隣のチョコレート屋のサミュエルに一目ぼれをしてしまったジェーン。
でも恥ずかしくて気持ちを伝えられないジェーン。
そこに!!ヘンな中年の幽霊(川井康弘さん)が!この幽霊が実は!?

今日拝見したのは舞台中盤部分のお稽古シーンだったのですが、
ジェーンとこの幽霊の掛け合いがとても楽しい!
幽霊はジェーンの背中を押すのですが、果たしてジェーンは・・
というところで、今日のお稽古終了。続き見たい!

「ブック・ショップ」が生まれたのはカナダのケベック州。
ケベックといえばカナダで唯一、公用語が仏語の
とてもヨーロッパ的な芸術センスの秀でたところ。
その繊細さは日本人に、とっても馴染みやすいと思います。
気持ちの運びや、表現の度合いとかがとっても心地良くて
共感できると思いますよ。
仏語、英語、スペイン語版等、世界各国で上演されていて今回はその日本語版初演!

お稽古拝見中、芸術監督のキャロル・カッシスタさんに、
ごにょごにょと小声でいろいろと教えていただいたのですが、
演出家のフレデリック・デュボワさんをはじめスタッフ陣は、
頭ではフランス語で考え、それを英語で言葉にして、
通訳を介して日本語に翻訳され、役者はそれを日本語で演じているんです。
これがですね、みていると、
意思の疎通のためにお稽古の流れが止まるということはなく、
身振りや動き、間、テンポ、強弱などを、通訳の言葉で捕捉する、
そんな感じで進行していました。時には通訳を飛び越えて会話したりも!

演出のデュボアさんも、毎日日本語をお勉強中。
今日は「もういちど」という言葉を覚えられておりました。

主人公ジェーンは、元宝塚歌劇団月組娘役トップスターの麻乃佳世さん。
彼女の醸し出すいろいろな表情が、この舞台の持つ素敵な雰囲気を
さらに魅力的にしています!さらに、かわいいだけじゃなくて、
ヴィクターへ啖呵切ってきっと睨みあげる姿もいいっ!

ヴィクター役の川井康弘さんは
幽霊ならではの理屈の通らない真面目さがコミカル♪

ウクライナ語を話すぺトラ役明美見枝子さん(あけみみえこ)は、
巻き舌とカタコトがとっても「ぽい」です(笑)

仏語の歌を口ずさむサミュエルの溝呂木賢さん(みぞろぎけん)の
コミカルな!?動きに、演出のデュボワさんは毎回楽しそうにご満悦。
不思議と愛らしいキャラクターなんです。ぜひお楽しみに!

観心地がよくて、本の中の舞台といった感じの独特の世界観がある
ファンタジックなロマンティック・コメディ☆
本の世界に遊んだ記憶や、幼き頃の空想などが、ふっと蘇ってきそうです。

公演は9月18日から27日までシアターサンモールにて。
毎公演、アフタートークが有るとのこと!
作品が出来上がるまでのいろいろな裏話やエピソードが聞けると思いますよ。
公式サイトはこちら
(小学生にも楽しめるようにと、わかりやすい「観劇ガイド」が無料ダウンロードできます)

今回稽古場で拝見して、
ドアに手をかけ、ふっとつぶやいたヴィクターの言葉がとても胸に残った管理人です。
好きな人に好きって気持ちを伝える。
単純なことだけど、なかなか難しいんですよね。これが。


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名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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