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2010年06月 アーカイブ

2010年06月01日

10/06/01 ピーターパン製作発表レポ

2010年6月1日(火)13:00
ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』
製作発表レポ

世代を超えて愛され続ける
永遠のファンタジーミュージカル『ピーターパン』。
今年は30周年で、ピーターパン生みの親ジェームズ・バリの生誕150年!
(昨年までに1433回の上演回数!)

そんなピーターパンメモリアルイヤーの今年のピーターパンは
5代目ピーターパンの笹本玲奈さんと
8代目の高畑充希さんのダブルキャスト!

「またピーターパンに帰って来れたことに感謝しています。心から楽しんで演じたい」
と8年ぶりに再びピーターパンを演じる笹本さん。
最近大人な役も結構多い笹本さんですが、
笹本さんの「今だからこそのピーターパン」を観てみたくなりました!

そして、今年でピーターパン役4年目を迎える高畑さん
「小学生のときに笹本さんのピーターを観ていたので、
今回一緒に演じられることが不思議。前回にも増してパワーアップした舞台を観て欲しい!」
と、先輩ピーターパンの横で意気込みを語る高畑さん。めちゃ元気がいいっ!

去年に引き続きウェンディを演じる神田沙也加さん。
神田さんのためにあるのではないかと感じさせる、
衣装のネグリジェドレス姿は、とーてもかわいー!!
物語の世界からひょっこり飛び出してきたようです♪

そしてこちらも昨年大好評だったフック船長の橋本じゅんさん。
「とにかく『ピーターパン』に関わりたかった!」と、
憧れのフック船長役を、誰よりも楽しんでいるご様子!
「劇場にお運び頂ければ、最高のおもてなしをさせて頂きます!」
老若男女問わず観て頂きたいと、
「ろうにゃくにゃんにょ・・」と何度も噛みながら(笑)熱く語るフック船長。

今回の会見では、高畑さんと神田さんが“ネバーランド”を、
笹本さんが“アイム・フライング”を熱唱♪
高畑さんの透き通る力強い歌声に、
神田さんのキュートな歌声が気持ちいい~♪

笹本さんの伸び上がる歌声は、やはり生で聴くとすごい迫力です!
今にも、ピーターパンとなって飛び立ちそう!

「子供時代の信じるエネルギーを大切にしたい」
「一瞬一瞬がキラキラした楽しみに満ちた作品。少しも休ませないぞ
という臨場感を絶えさせずに、最後には切なさも持ち帰って頂きたい」
と語る演出・潤色・訳詞の松本祐子さん。
ピーターパンの演出で2005年に千田是也賞を受賞された松本祐子さん演出版の
ピーターパンとしては、今回がラスステージとのことです!

また、「生の感動は、豊かな人間関係を作るエッセンス。
ピーターパンは、人間本来が持っている素晴らしいものをみなさんに与えられる作品。
ずっと続くことを願っている」と話すホリプロファウンダー最高顧問の堀威夫さん。
その堀さんがNYでピーターパンを初めて観た時、多忙と時差ボケで
上演中はかなりウトウトしていたにも関わらず、カーテンコールでのフライングのすごさに
日本上演を決められたというエピソードで会場が和んでました(笑
(日本ではじめてフライングを使ったのがこのピーターパンなのです)

囲み取材の際、高畑さん&笹本さんのピーターパンと、
神田さんのウェンディの、仲の良さを感じるやりとりも印象的でした♪
神田さんは、「稽古場ではウェンディ役に入り込んでしまって、
二人を目の前にするとドキドキしてしまう」と、
二人のピーターパンにすっかり恋模様!

橋本じゅんさんも「ネバーランドを必ず見せてあげます!」
と自信を持ってオススメする『ピーターパン』。

迫力あるアクションの数々や、心に残るミュージカルナンバー、
いつまでも忘れられないビックフライング(空中遊泳)、
躍動感あふれるダンスシーンなどなど、見どころ満載の舞台です。

子供はもちろんのこと、大人の人もぜひ観て欲しいピーターパン。
夢と希望、たくさんの感動を体感してください!

東京公演は、7月19日(月・祝)から8月1日(日)まで、東京国際フォーラム ホールCにて。
大阪公演は、8月7日(土)・8日(日)の二日間、梅田芸術劇場メインホールにて。
愛知公演は、8月13日(金)に、中日劇場にて。
福岡公演は、8月19日(木)に、北九州芸術劇場・大ホールにて。
宮城公演は、8月22日(日)に、名取市文化会館・大ホールにて。


おけぴ稽古場取材班:ごまクリーム1号&おけぴ管理人

10/06/01 大奥ゲネレポ@明治座

2010年6月1日(火)16:00
『大奥』ゲネレポ
@明治座

大奥感激!
各幕ごとにドラマがあり、
特に第三幕は瀧山(浅野ゆう子さん)の見所満載!
美しさと涙に感涙涙涙でした。

第一幕、幕があいたらそこは華やかな宴!
きらびやかな世界が目の前に広がり
いきなり興奮状態に突入。
奥行き感のある雰囲気満点の舞台セットにも必見!

でもこの華やかな豪華絢爛な大奥には、
女たちの憎しみ、恨みつらみが渦巻く
ドロドロの世界でござります。
まずはそれを一幕たっぷりとご覧下さい。
おそのーーー!と叫びたくなった管理人でした。

浅野ゆう子さん演じる瀧山の花道登場シーンは
あまりにも堂々たる風格に、鳳凰の刺繍が恐ろしいほどに映えます。
黒地に金刺繍の鳳凰の打掛!

その瀧山と将軍家茂の生母である実成院役の多岐川裕美さんとの
バトルシーンは、二人のものすごいオーラに包まれ、その迫力にピリピリ!

瀧山の「ここ(大奥)は、おなごの牢獄じゃ!」のセリフに背筋が凍りつきました。
女性って。。ホントすごいですね。。。こわいぃ。。

将軍家茂役は金子昇さん。和服ちょんまげ姿が素敵です。
その家茂に嫁いできた和宮役が安達祐実さん。
はんなりとやわらかい京ことばが似合っていて凛♪
家茂が初めて和宮を「親子(ちかこ)」と名前で呼ぶ場面で、
安達さんの大きな瞳から大粒の涙が!!!

初島役の中山忍さんの色鮮やかな打掛も、美しさを引き立ててました。
そして、おなじみ大奥スリーアミーゴスが
(久保田磨希さん、鷲尾真知子さん、山口香緒里さん)
張り詰めた場面が連続の舞台に、ホッと息抜きを与えてくれます。
(あの瓦版が欲しい。。。)

登場のたびにどんどんかわる美しい打掛。
その色や柄の変化にもぜひご注目下さい。
また、それらを着こなす豪華女優陣の見事な裾さばき、所作、表情。
凝った襖絵、そして奥行きを感じる舞台美術、照明などなど
豪華絢爛雰囲気満点の大奥。
その大奥という女の牢獄で、彼女たちはどうクライマックスを迎えるのでしょう?
目が離せませんよ。オペラグラスも離せません。

時代のはざ間を懸命に生きた女性たちの物語は、
きっとあなたの心を強くしてくれるはず!

東京公演は、6月27日(日)まで、明治座にて。
福岡公演は、7月3日(土)から27日(火)まで、博多座にて。
大阪公演は、11月3日(水・祝)から28日(日)まで、松竹座にて。


おけぴ稽古場取材班:ごまクリーム1号&おけぴ管理人 写真提供:明治座

2010年06月02日

10/06/02 コクーン歌舞伎佐倉義民傳 公開稽古レポ@シアターコクーン

2010年6月2日(水)16:00
2010渋谷コクーン歌舞伎
佐倉義民傳 囲み取材&公開稽古レポ
@シアターコクーン

涙ボロボロ!!心にズドーン!
百姓たちと、宗吾とその家族の魂の叫びが胸に響いてとまらない大傑作舞台。
中村勘三郎さんに圧倒されました!

渋谷の街から常に新しい歌舞伎を発信し続けている『コクーン歌舞伎』。
「15周年・第十弾」という節目の今年は
5年ぶりの新演目「佐倉義民傳(さくらぎみんでん)」。

今回の注目ポイントが「ラップ」!
そう、あの韻を踏みながらリズミカルに喋るように歌うラップです。
いとうせいこうさんが新たに書き下ろした歌詞で、
何十人もの百姓たちが随所でラップを歌います♪

「聞いていると泣けてきますよ。」
「江戸時代にラップがあったら、
歌舞伎はラップを取り入れていると思うんです。そういう発想ですよ。」
と話す中村勘三郎さん(囲み取材にて)。
そして「自然にラップを思いつきました」と話すのは演出(&美術)の串田和美さん。

ラップは、人種差別を受けていた黒人たちの叫びであり、
"伝える"っていうところでは百姓たちの叫びも一緒ということに納得!

「舞台があつくなっているのがわかる」と片岡亀蔵さん。
「歌舞伎はさいこうだぜっ」と即興ラップを突然ご披露された
笹野高史さん(写真上段右上)に一同笑。
(笹野さんは劇中でも、肩に入った力をふっと抜いてくださいます)

舞台は千葉県の佐倉で江戸時代に実際あったお話です。
領主の圧政に苦しんだ領民のために名主(なぬし)木内宗吾(きうちそうご)が
強い信念と理想を持って、自らの命を棄てる覚悟で直訴に向かいます!
この宗吾役を演じるのが中村勘三郎さん。
まっすぐな宗吾のあきらめない気持ちに心が洗われ、
理想と現実との葛藤、そして最後のあの叫びに胸がギュっと締め付けられました。

コクーン歌舞伎ならではの印象的で美しい場面も幾度となく登場します。
その一つがこの空気の温度さえ変わったように感じるシーン。ここ大好き!
(え?写真が小さい?ぜひ劇場にてご体感下さい!)

そして子役!子役に号泣です。
私の瞳からも大粒の涙がこぼれました。

二幕は、糸が絡み合うように展開。
宗吾の言葉一つ一つが突き刺さるように響く一方で、
冷めた言葉を吐き捨てる駿河弥五衛門(中村橋之助さん)が
見る側の心の声を代弁しているおかげで、さらにのめり込めるんです。
この役がいてこそ理想主義者の宗吾がまた引き立っているんですね。

そして最初聞いたときには想像ができなかった「ラップ」や
「エレキギター」の音、これが実際に体感すると、本当にしっくりくるんです。
むしろストレートに、心に繰り返し響いてきて熱くなりますよ!

大人数の百姓が一点を見つめて同じ言葉を繰り返し。。
 繰り返し。。
  繰り返し。。。
「走れ宗吾、ひた走れ!走れ宗吾、ひた走れ!」
今でもレポを書いていて胸が熱くなります。

1階桟敷席は、舞台上の土が飛んで来るくらい舞台に近いです!
舞台の高さも50cmくらいで、実際土の匂いも飛んできます。
歌舞伎座や演舞場にはない臨場感と迫力。
今回も客席通路を使った演出もたっぷりとありますので、
そのあたりもどうぞお楽しみに。

まさに魂な舞台、佐倉義民傳。
ラップ×歌舞伎というよりも、
『佐倉義民傳』だからラップなんだということ、
またそのパワーのすごさを体感できる舞台です。

出演は、中村勘三郎さん、中村橋之助さん、中村七之助さん、
笹野高史さん、片岡亀蔵さん、板東彌十郎さん、中村扇雀さんほか。
公演は6月27日まで、渋谷のシアターコクーンにて。



おけぴ稽古場取材班:NATS&おけぴ管理人  /写真撮影:おけぴ管理人

2010年06月05日

10/06/05 ちはやぶる神の国@俳優座劇場

2010年6月5日(土)14:30
ちはやぶる神の国 ~異聞・本能寺の変~
@俳優座劇場

本能寺の変は実は・・・
という内容で、
特に後半の信長(大沢樹生さん)、
明智光秀(東武志さん)のシーンは熱い、熱かった!

前半は、信長が寵愛したお小姓の視点から
描かれていて、そこも面白ポイントでした。
お小姓達の間でも、我こそが信長様の寵愛を!
みたいなライバル心がすごくあるんですね。
そして信長への献身ぶりがまたすごい。
本能寺の変の時の、
森蘭丸(颯太さん)をはじめとするお小姓達の想い、
ここも見所ポイントでございます。

出演キャストは結構多く
立廻りの場面もたっぷりなのですが、
今回最前列で観たのですが、
剣がこっちに飛んでこないか、
ヒヤヒヤドキドキしながらの観劇でした。
なにしろ舞台が近く、
とても贅沢な怖さでございました。

それにしても、私が、あれを依頼されたら、
んー、さすがに、あぁはできないだろうなぁ。。
いやいや、すごい展開で驚き、胸が痛かったです。

2010年06月08日

10/06/08 宝塚星組 ロミオとジュリエット製作発表レポ@梅田芸術劇場

2010年6月8日(火) 13:30
宝塚歌劇団星組
ミュージカル「ロミオとジュリエット」
製作発表レポ
@梅田芸術劇場

7/10 ロミジュリ観てきました!(写真付)

こ、これは観に行きたいっ!
シェイクスピア「ロミオとジュリエット」の
フランス版ミュージカルとして2001年に初演され
世界各地で500万人以上を動員したバージョンが
宝塚星組で、小池修一郎さん潤色・演出での上演です!

これだけでもかなり観たい度高いのですが、
今日の製作発表を聞いて、
来月も大阪に必ず来ようと決意いたしました
(あぁ東京には来ないのです・・)。

まず製作発表が始まる前に会場に流れていたナンバー
「Herrscher Der Welt (世界の覇者)」に
私のテンションはかーなーりーヒートアップ♪

そして製作発表冒頭から、
柚希礼音さん、夢咲ねねさん、凰稀かなめさんによる4曲の熱唱!!
最後に柚希さんと夢咲さんがデュエットで歌った「Aimer 愛」最高です♪
見つめ合うロミオ柚希さんとジュリエット夢咲さん。

ロックテイストな音楽がぐいぐい身体に浸透してきます♪

柚希礼音さんの眼力はものすごい!
シャッター越しに目線があうとびくっとします。

ティボルト役の凰稀かなめさんによる「ティボルト」、熱い。
まるで内面から燃え上がる炎のようなティボルト!
ティボルトの眼力もすごかったっす。
ジュリエットの従兄弟のティボルトの密かな恋が、
強調されて描かれてるのも宝塚版の特徴の一つとのこと。
ティボルトの愛にもご注目下さい!

歌が中心になる傾向がある海外ミュージカルに比べて
宝塚版の魅力は、歌・踊り・演技、この3つのバランスがとれているところと話す
潤色・演出の小池修一郎さん。
宝塚版ではそうしたドラマ的要素や踊りの要素にも重きを置かれてるそうです。
その一つが、”愛”という役名のダンサー(礼真琴さん)。
この役柄はほかの海外版にはなく今回の宝塚版で初登場とのこと。
”死”という役名のダンサー(真風涼帆さん)と共にどう描かれるのか乞うご期待!

ちなみに会場にいらしていた浜村淳さんから、映画版との違いの質問の流れで
「ヌードのシーンはどうなるのでしょう?」との質問も飛び出して
会場がとても沸く一幕も♪

史上最高のラブストーリーといわれるロミオとジュリエット。
そのロミジュリの、2001年フランス初演のスペクタクルミュージカルバージョン。
CDとDVDの売上は700万枚以上!!! (会場で売ってたら私も必ず買うっ♪)
宝塚版として日本初上演のこの機会、これは観に行かねばです。

大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて7月10日から26日まで。
博多公演は8月2日から24日まで博多座にて!
公演詳細はこちらからどうぞ


赤い糸!?

おけぴ稽古場取材班:chorooon & おけぴ管理人  /写真撮影:おけぴ管理人

2010年06月10日

10/06/10 OSK日本歌劇団 レビュー in KYOTO IV 稽古場レポ

2010年6月10日(木) 13:00
OSK日本歌劇団
京都南座「レビュー in KYOTO Ⅳ」稽古場レポ

ステップ、ステーーップ!!
なんて気持ちいいステップ♪
口をあけて見とれてしまうほどの怒濤の群舞!

OSK日本歌劇団の京都南座「レビューin Kyoto IV」の二部レビューショーの
麻咲梨乃さんによる振付シーン初日のお稽古場にお伺いしてきました♪

男の子と女の子(麻咲先生がそう呼ばれてたのでそう書いてみます)
をまずは別別に振付。

男の子の振付は、めちゃめちゃキマってかっこよく

女の子の振付は、とても弾力性があってしなやか〜

そしてこの男の子達と女の子達が一緒になると。

おおおおぉぉぉぉぉ!
速い!高い!美しいっ!
振付が音楽にピタリとあっていて超気持ちいいっ!
(音楽はバッハのトッカータとフーガのジャズアレンジ♪)


(手前は桜花昇ぼるさん)

横一線のラインの美しさや、流れるフォーメーション。
群舞大好きな私ですが、スピーディな群舞とステップ、高さに大魅了されました。
またちょこっとした腰の動きや、つま先の動きが心地良く、
特にあのつま先と膝の角度と飛び跳ねる弾力性がMYツボ!!

そしてひときわ光る男役が3人。
桜花昇ぼるさん、高世麻央さん、桐生麻耶さん、
この3名の魅力のバランスがまた素敵♪

今日のお稽古シーンはわずか数分のナンバーなのですが、
そのナンバーを丸一日かけて繰り返し繰り返し、体に染みこませてる感じでした。

休憩時間になったのかなっと思っていると、目の前を桐生さんが
「ラッタッターっちゅうことやな」とつぶやきながら通り過ぎ、
男の子だけのシーンを休憩時間中ずーっと自主稽古。

熱いです、実に熱い稽古場でした!


そして、場所は京都に変えての会見場へと移り、今回の公演の見所を伺ってきました。
(場所は桂小五郎ゆかりの幾松にて)

二部構成のレビューショーのまず第一部は、「みやこ浪漫 〜Ryoma〜」。
日本もの、幕末もののレビューです。作・演出は飛鳥峯王さん。
(振付は飛鳥左近さん。下記写真右のお二人です)。
祇園祭の時期にちなみ、祇園祭のシーンからはじまります。
坂本龍馬を桜花昇ぼるさん、桂小五郎を高世麻央さん、勝海舟を桐生麻耶さんが演じます。
薩長同盟は、こんなことをOSKでさせていいかという位切迫した芝居場面とのことですよ!

第二部「ダンシング・ラプソディ」は、
ミュージカルやポップスの名曲や、クラシックのジャズアレンジなど
様々なジャンルの音楽で、品のいい正当派レビューと話す
作・演出の吉峯暁子さん(上の写真左端)。
ダンスバトルのようなナンバーもあるそうですよ。
さらに今回主題歌の作詞作曲も吉峯暁子さん!
(吉峯さんはマツケンサンバIIの作詞家でもあるんです!)


(左から桐生さん、桜花さん、高世さん)

そして、お待たせいたしました、
桜花さん、高世さん、桐生さんのお三方へのミニインタビュー映像!
途中からハンディカメラにスイッチしておりまして、
思わずついうなずく私の手に連動してカメラが上下してしまっていてすみません<(_ _)>
第一部龍馬の見所トークや、第二部のお稽古場映像もありますよっ!
"群舞力"(by 高世さん)、いい言葉だなぁ。

そしてYoutube の松竹チャンネルで昨年の南座公演の様子が公開されていましたので
ご紹介しておきますね♪

OSK日本歌劇団は、関西を中心に活動する、女性だけの歌劇団。
特徴は、今回のレポやインタビュー動画でも雰囲気がおわかりいただけると
思いますが、元気で美しくノリのいいダンスと迫力の群舞!
1922年に創設された歴史ある歌劇団ですが、
2003年の解散ニュースはテレビでご覧になった方も多いかもしれません。
その後、劇団員達により再結成され、
この夏の京都のレビューin Kyotoは今年で4回目!
(ちなみに去年の稽古場レポはこちら)

公演は来月7月10日から16日まで、京都南座にて!
ぜひ暑い京都の夏を、熱いレビューを観て吹き飛ばしましょう!

2010年06月12日

10/06/12 石川剛×港幸樹ALMOST DUET plus 1@Studio K

2010年6月12日(土)18:00
石川剛×港幸樹ジョイントライブ
ALMOST DUET plus 1
@Studio K

トーク最高!
いや、もちろん歌もなんですが、
まさかここまでトークがすごいとは
予想していなかっただけに、
トークが超楽しかったです。

特に、スウィーニートッドを歌われる前の
石川剛さんのストーリー解説と、
港幸樹さんによる15分の音楽解説!
説明もうまい!楽しすぎです。
ずーっと聴いていたい(歌もトークも)。

ノリノリのオープニング「ファンタスティポ」から
Plus1のゲスト(安田貴和子さん)も加わり、
RENT の Seasons of love もすばらしかった!
(冒頭、3人ともマイク忘れて引き返されたのも爆笑)
そして最後のラストソングは
客席にいらっしゃった川口竜也さん、穴田有里さんも
加わっての We are the World。大・堪・能!!

次回はぜひ宇宙戦艦ヤマト聴かせてください!!!!!!

2010年06月15日

10/06/15 TSミュージカル タン・ビエットの唄稽古場レポ

2010年6月15日(火)
TSミュージカル 「タン・ビエットの唄」稽古場レポ

迫力と厚みがすごい!
勢いあるダンス!迫りくる歌声!



ベトナム戦争を舞台に、離ればなれになった姉妹と、
小さな命を守り続けた解放民族戦線の5人の男達を描いたミュージカル
「タン・ビエットの唄」。
その迫力の稽古場におじゃまして参りました。

まずはお稽古のはじめ、TSミュージカル名物のウォーミングアップ!
「女子は田植え~」次は「走って逃げる」次は「走って追う~」、「側転~」と
身体といっしょに顔や演技のウォーミングアップ。
これがスローモーションで行われるんです。
身体的にはかなり辛そうですが、なんて豊かで気持ちいい表情!



そしてお稽古スタート。
今日のお稽古は、主にダンスや演技を固める日だったので
お歌場面は残念ながら少なかったのですが、
時々聞こえてくる歌声は鳥肌ものでした!

ベトナムの田舎風景で「普通の幸せ」を望む純粋なティエン役の
土居裕子さんの澄んだあたたかな歌声♪うっとりがエンドレス♪♪



そして畠中洋さんの声の”のび”がめちゃめちゃ気持ちいい~♪
今このレポを書いていて、土居さんと畠中さんの歌声が
まだ頭の中にコダマしてます♪♪



この日、皆さんが一気に集中力を高めて臨まれていたのがこの
「もしも自由を手にしたなら」の場面。



長い棒を使った振付はとても複雑で、めちゃめちゃスピーディ!
この棒、持たせていただいたのですが、
すごく重くはないんですが、決して軽くもないんです。
全員が棒を持ち、その棒を床に打ちつけたり(棒の音がドンドン響いてきます)、
振り回したり、投げたり、軸にしてジャンプしたりするのですが、
一歩間違えば大怪我ですから緊張感も高まります。

その上で、夢を語る希望のシーンとしても見所のこの場面では
演出・振付の謝珠栄さんから
「観てる方が恥ずかしくなるくらいキラキラして」の言葉も。
ダンス・歌・演技が同時進行し、大きなうねりとなるこの迫力、
ぜひ劇場にてご体感ください!



謝さんに先日インタビューさせていただいた時
「きまりを作らずに、みんなで一緒になって、
いいものをつくるのが一番いいと思うんです。」と
おっしゃっていたのですが、今回拝見していてまさにその通りなお稽古場でした。



「これはどうなんかな?ここはどうしたらええと思う?
あ、それはできるできる!信じたらできるから!笑)」
と、関西弁でキャストの皆さんとどんどん対話していく謝さん。
キャストの方達も、ノビノビ、それでいてキビキビという
絶妙の緊張感でお稽古が進行していきます。

ちなみに今回の舞台は前回の公演時よりもステージの傾斜がきついんだそうで
吉野圭吾さんが回転するシーンで、
"軸足を床につけて回転"するとバランスを崩しやすいので、
「"ジャンプして回転"しちゃった方がいいかもしれない!」と謝先生。
この時、「今回は傾斜がきつい」という情報に役者さん達がざわついておりました。
私たち観客にとっては見やすくて迫力も出る舞台の傾斜、役者泣かせなんですねー。

その吉野圭吾さん、キレのある動きがすごく好き!



稽古場の雰囲気を作っていた宮川浩さん♪(前から2番目)



戸井勝海さんの眼差しもあつい!



滝沢由佳さんのソロダンス!



そしてほんとにキャストの皆さん一人一人の表情がいいっ!
(今日のお稽古には超残念ながら安寿ミラさんと駒田一さんがお休みだったのですが、
ここにお二人が加わったら…と思うと、さらに期待は膨らみました!!)








ちなみに前回公演を見逃している私管理人ですが
(チケットを持っていたのに行けなくなってしまって・・)、
まわりから「なにがなんでも観るべきだった」「絶対観て欲しかった」
と責められ、私自身も再演を切に希望していた作品です。

その年(2008年)、この作品で謝珠栄さんは紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞されましたが、
その時の公演の動画がyoutubeにございますのでご紹介しておきますね。
音楽は玉麻尚一さん。この音楽がまたいいんでございますよ♪



再会の喜びと哀しみ、家族や故郷が与える勇気、
無情にもそれらを奪って行く戦争。
それでも、夢を諦めないことが人をたくましく成長させる
といったメッセージも込められています。

「果てしない苦しみの中、また会おうね、という言葉は消えた…」

"タン・ビエット"は、ベトナム語で"さよなら"。
涙もろい方は、ぜひバスタオル持参でご観劇下さい!

出演:
安寿ミラ土居裕子畠中洋吉野圭吾宮川浩駒田一戸井勝海
川本昭彦福永吉洋滝沢由佳島田邦人小林遼介
長尾純子久積絵夢彩橋みゆ


公演は東京公演は東京芸術劇場中ホールにて(公演詳細はこちら
2010年8月13日から15日のわずか3日間!
兵庫公演は8月29日、宇和島公演は8月27日です。
(演劇鑑賞会主催の地方公演もあり)

この機会を逃されませぬように!!


おけぴ稽古場取材班: nats & おけぴ管理人 / 写真撮影:おけぴ管理人

2010年06月18日

10/06/18 マシューボーンの白鳥の湖@青山劇場

2010年6月18日(金) 19:00
マシューボーンの白鳥の湖
@青山劇場

今まで、アダムクーパーさんのDVDでしか
観たことのなかったマシューボーンの白鳥の湖、
生で観てきました!

ちなみに私のこの作品との出会いは、おそらく
同じパターンの方も多いと思いますが
リトルダンサーを観る
→ラストのアダムクーパーにものすごく興味を持つ
→新宿南口のバレエ専門店で白鳥の湖のDVDを買う
→通常の白鳥の湖を観にいって違和感を覚える(笑
という感じです。

さてこの男性が白鳥を演じるこの白鳥の湖、
上半身裸の白鳥達は、筋肉隆々で、
腕のしなりや動きは、ほんとに白鳥の動きようです!
早速お気に入りの白鳥さんも何匹かできました♪

そして本日の イケメンスワン(The Swan)は
リチャード・ウィンザーさん。
最初の登場シーンのインパクトがちょこっと弱い気もしましたが、
後半のStranger役の場面では、実にかっこよくセクシー!で肉食的!
”や、やるなスワン・・”と思ってしましました。

王子役は、ドミニク・ノースさん。
ナイスな王子でした。
この王子とスワン、そして白鳥達の攻防のラストシーンは、
チャイコフスキーの音楽にのり、
圧倒のクライマックスへと向います。
セリフは一切ないんですが、
感情がジンジン伝わってくるんですね。
ラストは客席で泣いている方も多数。

ちなみに前半は思わず笑ってしまう場所も随所にあり
(劇中劇で携帯電話鳴ったりしますからね。
 ガールフレンドのマドレーヌブレナンさんの動きナイスでした)、
初めてみる白鳥の湖がこの作品というのも(私がそうでした)、
アリでオススメだと思います。

2010年06月22日

10/06/22 宝塚月組 スカーレットピンパーネル@東京宝塚劇場

2010年6月22日(火) 16:00
宝塚月組 スカーレット・ピンパーネル
@東京宝塚劇場

霧矢大夢さんと蒼乃夕妃さんのお披露目公演。
前回の星組スカピンは1階席で2回観て、
今回はストーリーわかってるし、
後方でもーとB席最後列で観てきました。

霧矢大夢さんパーシー、まっすぐなパーシー!
龍真咲さんのショーヴラン、若い!
今回の月組公演は、全体的にすごく若くて
まっすぐなスカピンな印象でございました。

ちなみにこのショーヴラン役は明日海りおさんとの役替わりなんですが、
今日はアルマンを演じていた明日海りおさんが
どんなショーヴランを演じるのかは観てみたくなりますね。

ただ、今回事前の期待感がちょっと自分の中で高すぎた感もあり、
観終わった後、そこまでの興奮はなく、若干、トーンダウンして劇場を後にしました。
S席で観ていればまた感想も違ったかもしれませんし、
この日、財布の中にお金が200円しか入ってなくて、
公演プログラムが買えなかったのも一因かも。。。

いや、それよりも、最近は私自身、ショーの方を
中心に観たくなってるかも、そんな気がしました。

2010年06月23日

10/06/23 熱海五郎一座「男と女と浮ついた遺伝子」@サンシャイン劇場

2010年6月23日(水)19:00
熱海五郎一座
「男と女と浮わついた遺伝子」
@サンシャイン劇場

「いわしの頭も信心から!」
あの全身使った表現が頭にこびりついてます!
水野真紀さんがピシっとした姿勢で
あの振りをされるのが、
気持ちいい!インパクトが大きい!

伊東四朗一座の公演で、伊東四郎さんが出演されない時は
伊東が熱海に、四郎が五郎になるこの一座。
今回は、熱海五郎一座としては初のラブストーリーなのです。

ヒロインの水野真紀さんは、いや、もう、なんといいますか、
お綺麗です。それであの振りをあれだけ気持ちよくやってしまう
わけですから、さすがでございます。
そのヒロインの相手役は、春風亭昇太さん。
浮いたサラリーマンを好演!
歌わはります!熱唱です!!

開演前の前説からたのしく、渡辺正行さん、東貴博さんらの
持ちネタで会場も沸き、三宅裕司さん、小倉久寛さん、河本千明さんの
どこまでが台本でどこまでがアドリブかまったくわからない
やりとりが軽快で楽しい!

管理人的には、ウエイトレス役の良田麻美さんのキャラクターと、
ダンサー陣のキレのある鰯ダンスがツボでございました。
特に松村真知子さんの動きが気持ちよかった!

あったかい雰囲気につつまれる中での笑い、
みていくうちにどんどんはまっていく笑いです。
声を出して笑い、手をたたいて笑い、
老若男女、みなガハガハ!そんな客席でした!

2010年06月25日

10/06/25 Gen's kitchenプレビュー伴奏レポ@マエストローラ音楽院

2010年6月25日(金)18:30
Gen's Kitchen プレビュー公演
@マエストローラ音楽院

岩田元さんのミニライブ Gen's Kitchenのプレビュー公演に、
私管理人、ゲストピアノとして伴奏させていただきました!
(本番は10月頃を予定されているとのことです)


(案内看板を手書きする岩田元さん。管理人の名前も!!)

今まで学生時代から、弦楽器やオーケストラやオペラの
ピアノ伴奏をしたことはあったのですが、
ミュージカル俳優さんのピアノ伴奏は初めて!

しかも、その曲がどれも自分が大好きな曲ばかりだったので、
本当に弾いていて幸せなひとときでした♪

今回私が伴奏した曲はこんな感じ
伴奏としての感想を一言づつ♪

♪ロミオとジュリエットより「AIMER」
 岩田元さんとゲストの大星かほるさんが寄り添いながら歌うデュエット♪
 この曲、しかも歌詞の邦訳がオリジナルでそれも素敵でした!
 とっても好評でアンコールで再度演奏!

♪レミゼラブルより「星よ」
 最初は岩田元さんのギターからIN。
 ピアノが入って岩田さんもギターから解放され、立ち上がって
 ノビノビと歌われて、最後の伸びが気持ちよかった!
 元さんめちゃめちゃ声が伸びる!

♪モーツァルトより「愛していれば分かり合える」
 再び岩田元さんと大星かほるさんが見つめ合いながら歌うデュエット♪
 年末のモーツァルトの公演がますます楽しみになりました!
 自分が弾いている旋律に、コンスタンツェの声が乗り、そこに
 ヴォルフガングの声が優しくかぶさってきて、感動しましたー!   

♪Time To Say Goodbye
 岩田さんちからFAXが送られてきて、直前に演奏することが決まったのですが、
 2コーラス目、ピアノが入る Time to ~の入りのタイミングが、ぴたーっと
 一致して気持ちよかったです♪

♪ジキルとハイド「時がきた」
 さすが今までのジキハイに全部出演されている元さんです!
 気持ちいいーー!
 このときにーーすべてかけーーー!すばらしいーーとーーきーへーーーー!!
 元さんの声、伸びまくりです!
 最後、もうちょっとピアノひっぱってもよかったなぁと反省
 (元さんの声があそこまで伸びてびっくりしながらの伴奏でした)

そして一曲、ピアノソロで大学時代の先輩(阿部由貴子さん)が作曲した
Comme la Neige (日本語にすると"雪が降ってきた"みたいな感じでしょうか)
という曲を弾かせていただきました♪

マエストローラ音楽院、新宿御苑から徒歩5分くらいの位置にある
スタジオなんですが、とっても綺麗で設備も整ったスタジオで、おすすめです!
ピアノもスタンウェイ社(ちょっと鍵盤はまだ固いけど)!

なにより、今回、生声でのミニライブだったのですが、
マイクを通さない生声のインパクトって本当にすごいです。
ぜひまた機会があったら伴奏させてくださいー!

2010年06月27日

10/06/27 ミュージカル座ひめゆり稽古場レポ

2010年6月27日(日)15:00
ミュージカル座「ひめゆり」稽古場レポ

ミュージカル座「ひめゆり」の通し稽古を見学してきました。
太平洋戦争末期の沖縄、ひめゆり部隊の悲劇のお話しですが、
ひめゆり部隊のひとりひとりが、賢明に生きていたことが
胸いっぱいになる位伝わってきました。

米軍に上陸された沖縄では、いつ部隊が攻撃を受けるかも
しれないというその緊張感の中で舞台は進行します。
3時間という長さですが、時間軸は完全に劇中の時間軸で観ている感覚。
その緊張感の中で、心に響いてくるのが素晴らしいオリジナル楽曲の数々♪
(作曲編曲は山口ひで也さん)

物語の中心となるキミ役は、沖縄出身の知念里奈さん。
心の優しい、そして強さもある学徒隊の少女そのもの!
「生きてこそ」と希望も忘れず、「お国のために」「一緒に戦っている」と
怪我をした兵隊さん達の治療をする姿も、友人と話しをする姿も、
ひめゆり学徒隊の姿そのものなのだろうと感じました。

上原婦長役の井料瑠美さん。
学徒隊の中で、先生、お姉さん、母‥全てに当てはまる存在でした。
透き通るような存在感と歌声、とっても優しい表情を見せる婦長。
上原婦長が登場すると、優しい空気が流れるんですよね。

檜山上等兵役の原田優一さん。
戦場での悲惨さを歌うシーンでは、
その歌声に圧倒され、歌詞に圧倒され、
歌を聞いた後は、少し放心状態になってしまった私管理人です。

滝軍曹役の岡幸二郎さん。
滝軍曹はとにかく震えるくらい怖い!
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いです。
ドーーンッ!とした存在感、
そして眼差しはどこか遠い先を見つめてるよう。

ソロがあるのですが、滝軍曹の沖縄の地や母への想いがつまったナンバーで、
岡さんの力強い声で滝軍曹の想いを感じ、思わず息が止まりそうになりました。

この「ひめゆり」、舞台上にはたくさんの兵隊さんや学徒達が登場します。
ひとりひとりに名前があり、ストーリーがあります。
彼女たちの思い、行動、そんなところにもぜひ注目して観てみて下さい。

学徒達は、月組公演と星組公演でキャストが変わります。
(メインキャストは同じ。全キャストスケジュールはこちらをご参照下さい)
例えば、今回拝見した星組公演では、「小鳥に〜♪」のナンバーを
高田亜矢子さんが歌われて、管理人的には、もううっとり♪でしたが、
月組公演ではこのナンバー、浦壁多恵さんが歌われるんですね。
どっちも聞きたい!じっと見つめながら聴き入りたい素晴らしいナンバーです♪♪

ちょっぴりおてんばな3人娘にもご注目です。
重い空気を、この3人がふわっと持ち上げてくれます。
今回拝見した星組では天野朋子さん、宮崎しょうこさん、田宮華苗さんが
イキイキと演じられてました(写真左から3名)

決して暗いだけの悲劇でなく、”生きる”ということの尊さを
まさに直に感じることのできる舞台です。

お稽古場、「彼も戦争の被害者なんだ」と話してくださった岡さん。
この言葉を聞いてから、あのソロナンバーを聞くと
滝軍曹への感じ方も変わってくる気がします。

公演は7月8日から13日まで、シアター1010にて。

2010年06月28日

10/06/28 つばき、時跳び制作発表@明治座

2010年6月28日(月)13:00
「つばき、時跳び」制作発表@明治座 

人力車でご登場!!

主演の福田沙紀さんのお着物姿が
それはもうお似合いでお似合いで、まるで咲いたばかりのお花のよう!
永井大さん、目を細めた笑顔がまぶしい〜!
みずみずしいお二人の笑顔に、この日の暑さを忘れてしまったくらい。

明治座八月公演「つばき、時跳び」
熊本を舞台とした幕末タイムトリップ恋ものがたり。
その制作発表に行ってきました♪

"黄泉がえり","この胸いっぱいの愛を"等のヒット作を生んだ
SF作家、梶尾真治さんの原作を、
演劇集団キャラメルボックスの成井豊さんによる脚本・演出。
キャラメルボックスはファンタジー、時代劇、ラブストーリーを得意とし、
息もつかせぬスピーディーな展開が人気ですが、
「(キャラメルボックスの)普段の演出と変えようとは思っていません、
きっとそれを期待されているはず。」と話す成井さん。
まさに明治座とキャラメルボックスのコラボで異色SFワールドの実現!

そして!座長は、
明治座では、黒木メイサさん以来の「10代の座長さん」となる福田沙紀さん。
舞台好きの方は、舞台「フラガール」の主演でご記憶の方も多いと思います。
剣術を嗜むために今期を逃しつつある幕末期の武家の娘、柳井つばき役を演じます。

「主人公"つばき"の最初のイメージは理想の女性、オードリーヘップバーンさんでした。
ヘップバーンさんより10倍くらい魅力的な福田さんがやってくれるから嬉しい。」と
原作の梶尾さんがおっしゃった後、マイクを手にして
「今までプレッシャーを感じていなかったけれど、今感じました!笑)」
と福田さん。明るい口調で大きい目をパチパチ!!

お相手役のサラリーマン兼SF小説家の伊納惇(じゅん)役には永井大さん。
”スポーツ”の印象がつよい永井さんが、”作家”という役で、
性格は”内気でのんびり屋”とのことですから、
ちょっと違う永井さんが見れそうですね!
ストールもお似合い~!

勝野洋さんは、実在の思想家で元熊本藩士"横井小楠"役。
酒癖が極端に悪い人物らしく、
勝野さんご本人が熊本出身でいらっしゃることから、
「酔ったときに熊本弁でしゃべろうかな(笑)。」とお話されていました。
ちなみにこの舞台、坂本竜馬(渡邊紘平さん)も出てきますよ!

紫吹淳さんが演じるのは、
婚期を逃しつつある娘つばきを心配する、お母さん!!役。
美しすぎる親子だー!!

「もし、時を跳べるとしたらいつの時代に跳んで何をしたいですか?」
の質問に『老後をみたい!!』と答えた紫吹さん!!会場(笑)
声がセクシー、字も素敵です。
私も30年後の紫吹淳さん観たい!

金子貴俊さんは、惇の友人役で、せっかちで情に厚い役所。
「男っぽいところをみせるチャンスかな!?」と話す金子さん、
中性的な魅力の印象の金子さんとは違った”男”がみれそうです!

そしてツイッターでフォロワーが1万人を超えるという
真野恵里菜さんは、惇の従妹役。本作品の宣伝部長に任命され、
「若い人にもたくさん、この舞台を見てほしい!」と早速、活動開始!
145年の時を超えて現代にタイムトリップした"つばき"が、
真野さん演じる綾と一緒に熊本の街へ繰り出すシーンが管理人的に楽しみです♪

今回の制作発表では、ツイッターとの連動企画
つぶやき、時跳びon Twitter」キャンペーンも発表され、
早速出演者の方が答えた「いつの時代に跳びたいか」がツイートされてます。
ツイッターアカウントをお持ちの方は、
「#tokitobi」という文字(ハッシュタグ)をつけて
「いつの時代に跳びたいか」をつぶやくと、
素敵な時跳びツイートには舞台初日に10組20名様ご招待!のプレゼントが!
早速私管理人もつぶやいてみました

現代の熊本と幕末の熊本、場所などは忠実に描かれてるそうです(原作の梶尾さん談)。
現代と幕末をどうやってタイムトリップするのか、
奇想天外な見せ場も多く、サプライズがいっぱいという舞台装置もお楽しみに。
果たしてタイムトリップの先にある二人の恋の行方は!?

出演は敬称略で
福田沙紀 永井大
勝野洋 金子貴俊 真野恵里菜
紫吹淳

渡邉紘平 永池南津子 溝呂木賢 敦士 山田幸伸

坂口理恵 岡田さつき 多田直人 小多田直樹
(演劇集団キャラメルボックス)

山田幸信 高木トモユキ 橋本望
櫂作真帆 高松みわ 八木のぞみ 高杉真宙

明治座にて2010年8月11日(水)から29日(日)まで。
詳細は明治座公式ホームページをご参照下さい。

そして、今回、おけぴ会員の皆様にこの公演を特典付で
ご案内できることになりました(8/26は舞台裏見学ツアー付!!)
詳細はこちらからどうぞ!

p.s. 明治座、行くとわかりますが売店の多さに驚かれるかも。
そしてぜひ休憩時間には、劇場内で販売している幕の内弁当で
明治座名物の西京漬けをご賞味あれ!めちゃめちゃ美味しいです!


おけぴ稽古場取材班: nats & おけぴ管理人 / 写真撮影:おけぴ管理人

2010年06月30日

10/06/30 サウンド・オブ・ミュージック@四季劇場秋

2010年6月30日(水) 13:30
劇団四季 サウンド・オブ・ミュージック
@四季劇場秋

芝清道トラップと井上智恵マリアのデュエットダンスが
とーっても素敵でした♪
コンクールシーンでの芝パパ、歌うますぎです!

子供達の”さよなら、ごきげんよう”のポッポーの振り付けも楽しい!
まるまるとしたシスターマルガレッタ矢野侑子さんの
声・動き・表情も気持ちよかった!
(カーテンコール、ずーっと笑顔で笑ってはりました(笑)

修道院長(秋山知子さん)の歌声も気持ちいい。
私のお気に入り(My Favorite Things)、
この曲大好き!(でもこの曲の邦題は好きじゃない)

子役は7人。
いやー7人も育てるのって大変なんだろうなーという
余計な心配しながら観てました(笑
私が家庭教師としてあの家にいったら、
最初7人の名前が覚えられないです。

子役も7人いればいろんな子役がいますが、
一人とか二人とかだったら結構子役の演技も気になるのですが
7人いると、全体としてのバランスみたいな感じになるし、
また各子役にスポットがあたる場面はそんなにないので、
子役7名をひとまとめとして楽しめました。

1階席はほぼ満席。
帰りに劇場出る際、観劇した子供達は
思い思いに歌いまくってました。
こういう影響はみてて気持ちいい!

さくさくと展開して全体的にテンポ感がよく、
セットの出来やセットの動きも気持ちいいです♪

予想以上によかった!



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