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10/06/27 ミュージカル座ひめゆり稽古場レポ

2010年6月27日(日)15:00
ミュージカル座「ひめゆり」稽古場レポ

ミュージカル座「ひめゆり」の通し稽古を見学してきました。
太平洋戦争末期の沖縄、ひめゆり部隊の悲劇のお話しですが、
ひめゆり部隊のひとりひとりが、賢明に生きていたことが
胸いっぱいになる位伝わってきました。

米軍に上陸された沖縄では、いつ部隊が攻撃を受けるかも
しれないというその緊張感の中で舞台は進行します。
3時間という長さですが、時間軸は完全に劇中の時間軸で観ている感覚。
その緊張感の中で、心に響いてくるのが素晴らしいオリジナル楽曲の数々♪
(作曲編曲は山口ひで也さん)

物語の中心となるキミ役は、沖縄出身の知念里奈さん。
心の優しい、そして強さもある学徒隊の少女そのもの!
「生きてこそ」と希望も忘れず、「お国のために」「一緒に戦っている」と
怪我をした兵隊さん達の治療をする姿も、友人と話しをする姿も、
ひめゆり学徒隊の姿そのものなのだろうと感じました。

上原婦長役の井料瑠美さん。
学徒隊の中で、先生、お姉さん、母‥全てに当てはまる存在でした。
透き通るような存在感と歌声、とっても優しい表情を見せる婦長。
上原婦長が登場すると、優しい空気が流れるんですよね。

檜山上等兵役の原田優一さん。
戦場での悲惨さを歌うシーンでは、
その歌声に圧倒され、歌詞に圧倒され、
歌を聞いた後は、少し放心状態になってしまった私管理人です。

滝軍曹役の岡幸二郎さん。
滝軍曹はとにかく震えるくらい怖い!
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いです。
ドーーンッ!とした存在感、
そして眼差しはどこか遠い先を見つめてるよう。

ソロがあるのですが、滝軍曹の沖縄の地や母への想いがつまったナンバーで、
岡さんの力強い声で滝軍曹の想いを感じ、思わず息が止まりそうになりました。

この「ひめゆり」、舞台上にはたくさんの兵隊さんや学徒達が登場します。
ひとりひとりに名前があり、ストーリーがあります。
彼女たちの思い、行動、そんなところにもぜひ注目して観てみて下さい。

学徒達は、月組公演と星組公演でキャストが変わります。
(メインキャストは同じ。全キャストスケジュールはこちらをご参照下さい)
例えば、今回拝見した星組公演では、「小鳥に〜♪」のナンバーを
高田亜矢子さんが歌われて、管理人的には、もううっとり♪でしたが、
月組公演ではこのナンバー、浦壁多恵さんが歌われるんですね。
どっちも聞きたい!じっと見つめながら聴き入りたい素晴らしいナンバーです♪♪

ちょっぴりおてんばな3人娘にもご注目です。
重い空気を、この3人がふわっと持ち上げてくれます。
今回拝見した星組では天野朋子さん、宮崎しょうこさん、田宮華苗さんが
イキイキと演じられてました(写真左から3名)

決して暗いだけの悲劇でなく、”生きる”ということの尊さを
まさに直に感じることのできる舞台です。

お稽古場、「彼も戦争の被害者なんだ」と話してくださった岡さん。
この言葉を聞いてから、あのソロナンバーを聞くと
滝軍曹への感じ方も変わってくる気がします。

公演は7月8日から13日まで、シアター1010にて。


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
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好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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