10/06/01 大奥ゲネレポ@明治座
2010年6月1日(火)16:00
『大奥』ゲネレポ
@明治座
大奥感激!
各幕ごとにドラマがあり、
特に第三幕は瀧山(浅野ゆう子さん)の見所満載!
美しさと涙に感涙涙涙でした。
第一幕、幕があいたらそこは華やかな宴!
きらびやかな世界が目の前に広がり
いきなり興奮状態に突入。
奥行き感のある雰囲気満点の舞台セットにも必見!
でもこの華やかな豪華絢爛な大奥には、
女たちの憎しみ、恨みつらみが渦巻く
ドロドロの世界でござります。
まずはそれを一幕たっぷりとご覧下さい。
おそのーーー!と叫びたくなった管理人でした。
浅野ゆう子さん演じる瀧山の花道登場シーンは
あまりにも堂々たる風格に、鳳凰の刺繍が恐ろしいほどに映えます。
黒地に金刺繍の鳳凰の打掛!
その瀧山と将軍家茂の生母である実成院役の多岐川裕美さんとの
バトルシーンは、二人のものすごいオーラに包まれ、その迫力にピリピリ!
瀧山の「ここ(大奥)は、おなごの牢獄じゃ!」のセリフに背筋が凍りつきました。
女性って。。ホントすごいですね。。。こわいぃ。。
将軍家茂役は金子昇さん。和服ちょんまげ姿が素敵です。
その家茂に嫁いできた和宮役が安達祐実さん。
はんなりとやわらかい京ことばが似合っていて凛♪
家茂が初めて和宮を「親子(ちかこ)」と名前で呼ぶ場面で、
安達さんの大きな瞳から大粒の涙が!!!
初島役の中山忍さんの色鮮やかな打掛も、美しさを引き立ててました。
そして、おなじみ大奥スリーアミーゴスが
(久保田磨希さん、鷲尾真知子さん、山口香緒里さん)
張り詰めた場面が連続の舞台に、ホッと息抜きを与えてくれます。
(あの瓦版が欲しい。。。)
登場のたびにどんどんかわる美しい打掛。
その色や柄の変化にもぜひご注目下さい。
また、それらを着こなす豪華女優陣の見事な裾さばき、所作、表情。
凝った襖絵、そして奥行きを感じる舞台美術、照明などなど
豪華絢爛雰囲気満点の大奥。
その大奥という女の牢獄で、彼女たちはどうクライマックスを迎えるのでしょう?
目が離せませんよ。オペラグラスも離せません。
時代のはざ間を懸命に生きた女性たちの物語は、
きっとあなたの心を強くしてくれるはず!
東京公演は、6月27日(日)まで、明治座にて。
福岡公演は、7月3日(土)から27日(火)まで、博多座にて。
大阪公演は、11月3日(水・祝)から28日(日)まで、松竹座にて。
おけぴ稽古場取材班:ごまクリーム1号&おけぴ管理人 写真提供:明治座