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10/06/15 TSミュージカル タン・ビエットの唄稽古場レポ

2010年6月15日(火)
TSミュージカル 「タン・ビエットの唄」稽古場レポ

迫力と厚みがすごい!
勢いあるダンス!迫りくる歌声!



ベトナム戦争を舞台に、離ればなれになった姉妹と、
小さな命を守り続けた解放民族戦線の5人の男達を描いたミュージカル
「タン・ビエットの唄」。
その迫力の稽古場におじゃまして参りました。

まずはお稽古のはじめ、TSミュージカル名物のウォーミングアップ!
「女子は田植え~」次は「走って逃げる」次は「走って追う~」、「側転~」と
身体といっしょに顔や演技のウォーミングアップ。
これがスローモーションで行われるんです。
身体的にはかなり辛そうですが、なんて豊かで気持ちいい表情!



そしてお稽古スタート。
今日のお稽古は、主にダンスや演技を固める日だったので
お歌場面は残念ながら少なかったのですが、
時々聞こえてくる歌声は鳥肌ものでした!

ベトナムの田舎風景で「普通の幸せ」を望む純粋なティエン役の
土居裕子さんの澄んだあたたかな歌声♪うっとりがエンドレス♪♪



そして畠中洋さんの声の”のび”がめちゃめちゃ気持ちいい~♪
今このレポを書いていて、土居さんと畠中さんの歌声が
まだ頭の中にコダマしてます♪♪



この日、皆さんが一気に集中力を高めて臨まれていたのがこの
「もしも自由を手にしたなら」の場面。



長い棒を使った振付はとても複雑で、めちゃめちゃスピーディ!
この棒、持たせていただいたのですが、
すごく重くはないんですが、決して軽くもないんです。
全員が棒を持ち、その棒を床に打ちつけたり(棒の音がドンドン響いてきます)、
振り回したり、投げたり、軸にしてジャンプしたりするのですが、
一歩間違えば大怪我ですから緊張感も高まります。

その上で、夢を語る希望のシーンとしても見所のこの場面では
演出・振付の謝珠栄さんから
「観てる方が恥ずかしくなるくらいキラキラして」の言葉も。
ダンス・歌・演技が同時進行し、大きなうねりとなるこの迫力、
ぜひ劇場にてご体感ください!



謝さんに先日インタビューさせていただいた時
「きまりを作らずに、みんなで一緒になって、
いいものをつくるのが一番いいと思うんです。」と
おっしゃっていたのですが、今回拝見していてまさにその通りなお稽古場でした。



「これはどうなんかな?ここはどうしたらええと思う?
あ、それはできるできる!信じたらできるから!笑)」
と、関西弁でキャストの皆さんとどんどん対話していく謝さん。
キャストの方達も、ノビノビ、それでいてキビキビという
絶妙の緊張感でお稽古が進行していきます。

ちなみに今回の舞台は前回の公演時よりもステージの傾斜がきついんだそうで
吉野圭吾さんが回転するシーンで、
"軸足を床につけて回転"するとバランスを崩しやすいので、
「"ジャンプして回転"しちゃった方がいいかもしれない!」と謝先生。
この時、「今回は傾斜がきつい」という情報に役者さん達がざわついておりました。
私たち観客にとっては見やすくて迫力も出る舞台の傾斜、役者泣かせなんですねー。

その吉野圭吾さん、キレのある動きがすごく好き!



稽古場の雰囲気を作っていた宮川浩さん♪(前から2番目)



戸井勝海さんの眼差しもあつい!



滝沢由佳さんのソロダンス!



そしてほんとにキャストの皆さん一人一人の表情がいいっ!
(今日のお稽古には超残念ながら安寿ミラさんと駒田一さんがお休みだったのですが、
ここにお二人が加わったら…と思うと、さらに期待は膨らみました!!)








ちなみに前回公演を見逃している私管理人ですが
(チケットを持っていたのに行けなくなってしまって・・)、
まわりから「なにがなんでも観るべきだった」「絶対観て欲しかった」
と責められ、私自身も再演を切に希望していた作品です。

その年(2008年)、この作品で謝珠栄さんは紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞されましたが、
その時の公演の動画がyoutubeにございますのでご紹介しておきますね。
音楽は玉麻尚一さん。この音楽がまたいいんでございますよ♪



再会の喜びと哀しみ、家族や故郷が与える勇気、
無情にもそれらを奪って行く戦争。
それでも、夢を諦めないことが人をたくましく成長させる
といったメッセージも込められています。

「果てしない苦しみの中、また会おうね、という言葉は消えた…」

"タン・ビエット"は、ベトナム語で"さよなら"。
涙もろい方は、ぜひバスタオル持参でご観劇下さい!

出演:
安寿ミラ土居裕子畠中洋吉野圭吾宮川浩駒田一戸井勝海
川本昭彦福永吉洋滝沢由佳島田邦人小林遼介
長尾純子久積絵夢彩橋みゆ


公演は東京公演は東京芸術劇場中ホールにて(公演詳細はこちら
2010年8月13日から15日のわずか3日間!
兵庫公演は8月29日、宇和島公演は8月27日です。
(演劇鑑賞会主催の地方公演もあり)

この機会を逃されませぬように!!


おけぴ稽古場取材班: nats & おけぴ管理人 / 写真撮影:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
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現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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