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2011年05月 アーカイブ

2011年05月08日

11/05/08 スウィーニートッド オケ付通し稽古レポ

2011年5月8日(日)
ブロードウェイミュージカル『スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師~』
オーケストラ付き通し稽古レポ

先日、公開稽古と囲み取材の様子をお伝えしたミュージカル「スウィーニー・トッド」。
いよいよ5月14日(土)に初日を迎えます。

今回なんと!
本番直前の稽古場にて、オーケストラの入った通し稽古を取材させていただくことが出来ました。
かなり貴重なこの機会。
張り切ってレポさせていただきます♪
長文レポートですがお付き合いくださいませ!

劇場入り目前のオケ付き通し稽古。
キャスト、スタッフ、オーケストラメンバーの方々で
通路ぎりぎりまで埋まった稽古場は熱気と緊張感とでいっぱいです。

スウィーニー役の市村正親さん。
通しが始まるまで、何度も何度も入念にオーケストラ演奏とのタイミングを確認していました。

ラヴェット夫人役の大竹しのぶさんは、とても集中した表情。
確かめるようにシーンを繰りかえし、徐々に役に入っていきます。

そして音合わせをするオケメンバーの皆さんの楽譜が分厚い。
音符の層(?)も分厚い!
音楽監督は山下康介さん、指揮は西野淳さんです。
みなさん音をチェックしながら真剣な表情。

とにかくこの「スウィーニー・トッド」はスティーヴン・ソンドハイムによる楽曲の難易度が半端じゃない!
ほとんどオペラ並みと言いますか、
素人からするとオペラより難しいんじゃないのと思ってしまうような曲が全編に散りばめられています。
変拍子も多く、思わぬ音の連続で、気軽に鼻歌なんて絶対無理。
美しい旋律が、気が付くと不協和音に変わっている。
覚えられないけれど耳に残る。また聴きたくなる。
そんな想いを見透かすように繰り返されるメロディ。
観る側からするとゾクゾクする悪夢的なソンドハイム・マジックにどっぷりと浸れる幸せがありますが、
演じる(歌う)側にしてみれば、これはまさしく悪夢のような楽曲なのではと思ってしまいます。

以前からソンドハイム愛を公言し、彼の作品を多数演出している
宮本亜門さんですから求めるレベルの高さも容易に想像できます。
皆さんの緊張した様子にも納得。

幕開けはアンサンブル陣による「スウィーニーのバラ-ド」。
暗いロンドンの街角で、これから始まる復讐と狂気の物語を予感させるオープニング。
オケの音、そしてアンサンブルの皆さんの声の厚みが凄いです!
男性の高音が不気味に響き、追ってすぐに低音が・・
これは劇場で聴いたら凄い迫力に違いありません。
出演者の皆さん、クラシックの素養がある方も多く、歌唱力のレベルが高い!
聴いていて気持ちがいいです。
気持ち悪い旋律だけど気持ちがいい。

セットがくるりと回ると、そこは港に着いた船の上。
セットの使い方、全編を通してとっても印象的でした。
場面から場面へと流れるようにセットがくるりくるりと・・。
実際の舞台の上でどんな見え方をするのか非常に楽しみ。

さて、船上にはスウィーニー市村正親さんとアンソニー田代万里生さん。
アンソニーは物語の中でほとんど唯一の「まともな人」のはずなんですが、何故か笑えます。
スウィーニーの迷惑顔にも気付かず、常に前のめり。思い込んだら命がけ。
まっすぐでイヤミが無いアンソニー。
田代万里生さん、はまり役だと思います!
ソニンさん演じるジョアンナとの相性もばっちり。
万里生さんがジョアンナを想って切なく歌い上げるナンバー、その名も「ジョアンナ」。
バルコニーを見上げて恋する人の名前を繰り返す。美しくて力強い名曲です。
(ウェスト・サイド・ストーリーの名曲「マリア」を思い出しますね。
それもそのはず。ウェスト・サイド・ストーリーの作詞もソンドハイム先生なんです。天才!)

名曲といえば、大竹しのぶさん演じるラヴェット夫人が
スウィーニーとの未来を夢見て歌う「バイ・ザ・シー」も素晴らしい♪
ラヴェット夫人の可愛らしさ、切なさ、そして狂気が存分に表現されています。
ものすごーく難しい曲ですが、大竹さんが歌うとさすがの演技力で歌に引き込まれます。
スウィーニーの復讐に協力しながらも、過去に執着する彼に腹を立てたり甘えたり。
大竹さん可愛い。でも骨を持ってたりしてやっぱり怖い。
ラヴェット夫人、劇場でまだまだ化けそうな予感が致しました。

そして、ソニンさん演じるジョアンナ。
ほんっとーに、美しいです。
衣装もメイクもなしでこの美しさ。
これ、実際の舞台上ではどうなっちゃうんでしょうか。
安崎求さん演じるターピンがメロメロになってしまう気持ちがよくわかります。
(安崎さん「薄いモスリンのドレスがよく似合うよ」って何度も!
危ない親父っぷりが素敵でした。十字架を前にするシーンは必見!)

ソニンさん、歌も高音がきれいに出ていて声がよく通ります。
籠の中の小鳥と自分の境遇を重ねて歌うソロナンバーの悲しげな可憐さ。
もっと聞いていたいと思ってしまった・・。歌詞も切ないです。

切ないといえば武田真治さん。
ちょっと頭が足りない少年トバイアスを演じています。
彼が大竹さん演じるラヴェット夫人を母のように姉のように慕い、必死に彼女を守ろうとするんです。
武田真治さん・・本当に少年に見えます。
身毒丸から16年。サックスをかっこよく吹いちゃう武田さん。
ついこの前まで「ピンクスパイダー」でロックしていたはずなのに。
真っ直ぐな目で純真に笑うトバイアスの表情。
役者さんってすごいです。
ラヴェット夫人のまずーいミートパイを食べる演技も可愛い!
物語の終盤、トバイアスは重要な役割を果たします。要チェックです!

2幕目の始まりは肉が変わって美味しくなったラヴェット夫人のミートパイを
ロンドンの群集が「ヤムヤム~♪」と食べまくるシーン。
ここでもアンサンブルパワー炸裂です。
思わずこちらも食べたくなっちゃう楽しいシーンです。
でも観劇の際にミートパイを持参するのはお勧めしませんよ。
何故って・・。それはここでは言えません。

ここから終盤にかけて言えないことはたくさんありますが、
まだまだお伝えしたいことは山ほどあるんです。
斉藤暁さんのオルガンとか、中西勝之さんのカミソリとか、
キムラ緑子さん演じる女乞食の不吉な切なさとか、
弁護士と法王と牧師なら、牧師がお勧めだとか・・。

でも観劇の楽しみを減らさないように・・あともう一つだけ!

市村正親さんのスウィーニー。
剃刀を研ぐ姿が似合いすぎです!!
復讐心を胸の中に隠し、紳士的な物腰と笑顔で客の髭を剃る。
恐ろしい役なのに何故かだんだんスウィーニーだけがまともな人間に思えてきたりして・・。
ジョアンナを見る目の切なさって言ったら!

複雑で難解なのは音楽だけではなく、人間の心の中も同じ。
きっと劇場ではさらにそれぞれの役柄の深みが増していることと思います。

ブロードウェイミュージカル『スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師~』は
5月14日(土)~6月5日(日)まで青山劇場にて上演。
さらに7月まで大阪・広島・長崎・名古屋・横浜をツアーで回ります。

「生き抜いてやる!」
人間のパワーがたっぷり詰まった異色ミュージカル。
ソンドハイムメロディーと亜門演出にどっぷりと浸かりましょう♪

公式HPはこちら
前回の公開稽古レポはこちら

くれぐれも!観劇のお供はパイ以外で!

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おけぴ稽古場取材班:mamiko、おけぴ管理人  写真提供:ホリプロ

2011年05月09日

11/05/09 氷川きよし特別公演 制作発表レポ

2011年5月9日(月)11:00
氷川きよし明治座・初座長公演
『氷川きよし特別公演』制作発表レポ

「やだねったら、やだね♪」
力強いこぶし回しと爽やかなキャラクターで
幅広い世代から人気を集める氷川きよしさん。

新世紀を迎えた2000年に演歌界の新星として颯爽と登場。
さわやか、可愛い、息子にしたい、孫にしたい・・
と大人気の氷川さんも今年でデビュー12年目。
ついにファン待望の明治座での初座長公演が決定したとのことで、
先日都内ホテルで行われた制作発表にお邪魔してまいりました!

今回の公演は第一部が「銭形平次~きよしの平次・青春篇」と銘打たれたお芝居、
第二部が「氷川きよしコンサート2011in明治座」という二部構成。

氷川きよしさんの銭形平次ということで、もしかして和装で登場?と思っていたら・・
氷川さんこちらの意表をついた全身「白」!のスーツ姿でご登場です。
ネクタイもチーフも靴もベルトも真っ白で壇上の氷川さんがまぶしい!
もちろん一番まぶしいのはその「スマイル」!

4年ぶりの座長公演、しかも初の明治座登場。
「久しぶりで緊張していますがせいいっぱい自分らしく舞台に立たせていただきたい。
震災で被害にあわれた皆さんに元気や勇気を・・氷川きよしも頑張っている。
自分も頑張ろうと思っていただけたら」と真摯に語る氷川さん。

今回の「銭形平次」は青春篇。
平次18歳の設定だそうです。
これには氷川さんも
「僕、33歳なんですけど・・足腰鍛えて頑張ります」。

脚本を手がけた堀越真さんいわく今回のコンセプトは
「ハートウォーミングな推理劇」。
「殺人や痴情的事件は起きません。どんな犯罪が起こるのかは観てのお楽しみ。
物語の背景は神田祭り。
(震災の影響で中止になった)今年の神田祭りの代わりに
明治座で楽しんでいただければ・・」とのこと。

そう。銭形平次と言えば神田明神下に住む生粋の江戸っ子。
氷川さんは福岡出身の九州男児、
「銭形平次」原作者の野村胡堂は東北・岩手の出身ということで
「日本の北と南が一緒になって理想の江戸っ子像を作りたい」
と演出の北村文典さんも意気込みます。

久々の時代物の扮装に
「髷をつけると懐かしいなという感じでテンションが上がる!」という氷川さん。
今回公開された平次の扮装も紺色に縞模様の着物が素敵です!
十手を持つ姿もびしっと決まりそうですね。

氷川さんの公演と言えば客席のファンの方が、
(芝居上で)危険が迫っている氷川さんに
「きよし君危ない!」と声をかけたり、
女性との恋愛がらみのシーンでは悲鳴があがったりという
"客席と舞台との一体感"が有名ですが、
これには素直に「うれしい、ありがたいです」と語ってらっしゃいました。
立ち回りのシーンでも背後から敵が迫ると、
客席から氷川さんに「後ろ!危ない!」と教えられてしまうので、
スタッフの方は頭を悩ませるんだそうですよ。
そしてこれを逆手に取って面白い立ち回りを作りたいとのことです!

写真撮影では平次の決めポーズ「銭投げ」をかっこ良く決めながらも
「お金は投げるもんじゃないと言われて育ったので・・
後でちゃんと拾いますから!」とお茶目な氷川さん。
元気で正義感溢れるNew平次、ご期待ください!

『氷川きよし特別公演』は6月2日(木)~6月30日(木)まで明治座にて上演。
企画・監修 長良じゅん神林義弘
第一部「銭形平次~きよしの平次 青春篇」
演出 北村文典
脚本 堀越真

<出演>
氷川きよし 大空眞弓 横内正 太川陽介 山田スミ子 西山浩司 瀬川菊之丞 比企理恵
中田博久 高松あい 脇 知弘 前川泰之 佐野圭亮 高橋あゆみ 他

第二部「氷川きよしコンサート2011in明治座」
(新アルバム「演歌名曲コレクション14」収録の「きよしの銭形平次」を要チェック♪)

公演公式HPはこちら



おけぴ取材班:mamiko、おけぴ管理人 撮影:おけぴ管理人

2011年05月12日

11/05/12 アンタッチャブル ゲネレポ@シアター1010

2011年5月12日(木)
『アンタッチャブル』ゲネレポ@シアター1010

笑って笑って、そして温かい気持ちになる
松平健さん主演のラブコメディ。
テーマは「ファミリーの結束」

ゴージャスな、お茶目な、そして、もちろんカッコイイ、
いろんな松平健さんを見ることができる舞台です。

舞台は1930年代、禁酒法時代のアメリカ・シカゴ。
松平さんが演じるのは街を牛耳るマフィアのボス、ご存知“アル・カポネ”

カポネが弟ディノ(大至さん)の経営するコットンクラブで、
ブロードウェイを目指す日雇いショーガール、マリアと出会い。。。
マリアを演じる花影アリスさん(OSK日本歌劇団の朝香櫻子さんとのWキャスト)、

歌声もダンスも目線も佇まいも、キュート!

ワシントン財務省からカポネ検挙のために送り込まれた
特別調査官のエリオット・ネスを演じるのは貴水博之さん
(下の写真右。後ろは春風ひとみさん)。
歌声もお楽しみに♪

エリオットとコンビを組むのは歌舞伎役者の尾上松也さん
(StudioLifeの荒木健太朗さんとWキャスト)(写真左)
新米刑事の初々しさと人の良さがピッタリ。

コットンクラブにたまたま居合わせたセキュリティガード志願の
男ジミーを演じるのは治田敦さん。この役所最高!
カポネの弟ディノ(大至さん)も憎めないキャラクター♪

名高達男さん演じるのは、なにやら曲者の香り漂う警察署長。
もうひとつの顔は愛妻家?恐妻家?
渋い声にしびれます!!

コメディ担当 ちょっと抜けた殺し屋 山田幸伸さん(左)、
ハードボイルド担当 カポネの参謀 キレ者のカルロ 栗原英雄さん(右)の格好良さ!
ちなみに上の写真と下の写真に写っているもう一人の方は、
さぁ誰でしょう?(このレポで既にお名前登場済の方です)

光枝明彦さん演じる謎のホームレス ジミーパパ。
カポネに語りかける姿がとても温かく、雰囲気たっぷりの謎めいた役所です。

BOY MEETS GIRL、スリリングな追いかけっこ、
ファミリーの絆のドラマ、夢に向かう青春、男の友情、
そしてそして、大勘違いから人間関係はもつれにもつれるコメディ要素あり。
盛りだくさんながら、それが心地よくちりばめれらたあっという間の2時間半。
とっても王道で、それが気持ちいい!
肩肘張らずに見られる作品ですよ♪

脚本・演出は、LEMON LIVE主宰の斎藤栄作さん。
カーチェイスシーン スピード感あるスリリングなシーン、
照明も美しいダンスシーンもお楽しみに!

また、この公演では、東京公演13日以降毎公演ごとに 
30名の被災者の皆さまを避難所から送迎つきでご招待されいます。
終演後はキャストによる募金の呼びかけなども行われるとのことです。

<公演情報> 
東京公演 2011年5月12日-15日@シアター1010
追加公演  6月15日、16日@シアター1010
名古屋公演 2011年5月21日、22日@中日劇場
大阪公演 2011年5月28日、29日 森ノ宮ピロティホール
※Wキャストスケジュールなどは公演HPをご覧ください。

公演HP
おけぴ管理人の制作発表レポ

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おけぴ取材班:chiaki 撮影:chiaki 監修:おけぴ管理人

2011年05月14日

11/05/14 ミュージカル「風を結んで」稽古場レポ&中川晃教さんインタビュー

2011年5月14日(土)
ミュージカル「風を結んで」稽古場レポ

☆本レポ最後に中川晃教さんへの動画インタビュー、稽古場動画有!

江戸から明治への激動の時代。
侍が刀を持てなくなり、武士という身分がなくなっていく時代。
ひたむきに生き抜こうとする人達の姿を描いたミュージカル「風を結んで」。
オリジナルミュージカルを創り続ける演出・振付家の謝珠栄さん率いる
TSミュージカルファンデーションの屈指の名作が、
2005年の初演からキャストも新たにシアタークリエにて来月上演されます!
その熱い熱いお稽古場を拝見してきました♪

今回拝見したのは、2幕の冒頭。
(本レポの写真・文・動画はすべてこの2幕冒頭部分)
2幕冒頭だけでこの見所満載的満足感!

まずは出演者の皆さんの剣の動き!
息ぴったりの迫力!

平吾・郡兵衛・弥助の見習いトリオが実にいい味出まくりです。
平吾役の中川晃教さんは、4年ぶりのミュージカル。
どこまでも届きそうな中川さんの澄んだ歌声をたっぷり聞けますよ♪

お調子者でトラブルメーカーの郡兵衛役は藤岡正明さん、
温厚で柔軟な性格の弥助役は小西遼生さん。
この見習い三人組がとっても面白くて笑わせてくれますよ♪
表情みてるだけで楽しすぎです!
繕い物をする姿一つにも三人の性格がでてる!

平吾にちょっかいをだす郡兵衛↓

弥助にもちょっかいをだす郡兵衛↓

そして・・・

お美しすぎる大和悠河さんが演じるのは、洋行帰りの商人由紀子。

由紀子は昔からの価値観に縛られない開放的な女性で、
武士であろうと男性であろうと、言いたい放題!きっぷの良さが気持ちいい!

剣術の達人で、武士の在り方だけをよりどころにする右近役の大澄賢也さん。

殺陣は、ただの殺陣ではございません!
音楽にノった舞踊のような殺陣は、さん(演出・振付)ならでは!

こちらは捨吉役の山崎銀之丞さん、若者をからかってるあたりが兄貴的!

美しい静江(菊地美香さん。歌声にもうっとり♪)にドギマギする平吾もいいっ!

価値観のがらっと変わった激動の時代。
その時代を駆け抜ける若者達の姿。
夢を持ち続け、諦めない人だけが咲かせることのできる「幸せの種」とは。


↓お、このシーンは!?

そして、お待たせいたしました、中川晃教さんへの管理人インタビューです!

<中川晃教さんインタビュー!三人組、はかま、ぞうきん(!?)について等>

<二幕冒頭部分の稽古場ハイライト映像>
(管理人的ツボシーンを中心に編集してみました♪)


公演は2011年6月4日(土)~6月19日(日)まで日比谷シアタークリエにて。 公式HPはこちら

その後、6月26日(日)に名古屋・中日劇場、
6月28日(火)~6月30日(木)までイオン化粧品シアターBRAVA!にて上演。

こちらはフォトセッション時の様子。雰囲気がとってもいいです♪

前列左から、
山崎銀之丞さん,大和悠河さん,謝珠栄さん(演出・振付),中川晃教さん,大澄賢也さん
後列左から、
加藤貴彦さん,小原和彦さん,菊地美香さん,藤岡正明さん,小西遼生さん,照井裕隆さん,俵和也さん


いい笑顔!

左から大和悠河さん、謝珠栄さん(演出・振付)、中川晃教さん

おけぴ稽古場取材班:ayano、nats、おけぴ管理人  撮影:おけぴ管理人

2011年05月19日

11/05/19 「雨」公開稽古&囲み取材レポ

2011/05/19(木)
新国立劇場2010 /2011シーズン<演劇>
井上ひさし作・「雨」公開稽古&囲み取材レポ

市川亀治郎さんと永作博美さんが新国立劇場に初出演!

井上ひさしさんが残した傑作戯曲「雨」を、
栗山民也さんが演出する注目舞台の公開稽古&囲み取材に伺ってまいりました。

舞台は江戸時代、他人になりすまし大金を手に入れようとする
主人公・徳(市川亀治郎さん)と彼を取り巻く人々、
そして運命の女・おたか(永作博美さん)との日々。

井上ひさしさんの紡ぐ美しい日本語の向こうに描かれるのは、
ただひたすらに生きる人々の苦しみ、悲しみ、そして喜び・・。

亀治郎さん、昼間に明治座での舞台を務めた後の稽古場入りです。
(しかも義経千本桜で宙乗り!役者さんって本当にタフです・・)

永作博美さんは地方随一の器量よし・おたか役。
本当におきれいです!
可愛さの中に色っぽさ。お稽古着の浴衣もまぶしい。

本日拝見したのは「雨乞い」のシーン。

記憶をなくしたふりをして東北の紅花問屋の当主・喜左衛門になりすましている
徳(市川亀治郎さん)の正体が何度もばれそうになるのを、
おたか(永作博美さん)がナイスなフォローでその都度助ける、というシーンです。

人々の追及に苦しい言い訳をする徳。

植本潤さん(花組芝居)演じる金七が厳しく問い詰めます。

宮司(山本龍二さん)も見つめる中・・

とにかく、みなさんの東北弁が美しい!
これはどこか特定の地方の言葉ではなく、いわば「井上語」とのこと。
それだけに演じる側にとってはハードルが高そうですが、
聞いている分には流れるような日本語が耳に心地いいです!

雨乞いの歌。日本の東北の風景が目に浮かんできます。
永作さん、読み合わせでこの歌を聴いたときに少し涙ぐんでしまったとか。


女房しか知らないある秘密で見事に徳の窮地を救うおたか

初めて挑戦する井上作品。
「ここまで色々なものがギュッとつまっていたとは。
喜劇であり、悲劇であり、ミステリーでもある。
どのシーンも楽しみにしてていただきたい」と意気込みを語ってらっしゃいました。

一方の亀治郎さんは「好きなシーンは?」の問いに「まだありません!」ときっぱり。

とにかくセリフの量が多く、役者泣かせの井上作品。
しかも江戸から東北へと微妙に変化していく方言に
「多少まいっております」と記者の笑いを誘います。

リラックスしたお二人の様子から稽古場の雰囲気の良さが伝わります。

取材を受けるお二人の感じも、夫婦っぽい?

「しっかりと作品で見せる、歌舞伎に近い芝居らしい芝居。
暗中模索している最中だが、(演出の)栗山先生がさらに上を望んでおられる感じが伝わる。
初日から千秋楽まで進化していきたい」と語る亀治郎さんでした。

井上ひさし作・栗山民也演出「雨」は新国立劇場・中劇場にて
2011年6月9日(木)から29日(水)まで上演予定。

意表をつくスピーディな展開と、あっと驚くどんでん返し。
色と欲に目がくらんで東北へ旅立ち他人になりきるため方言を会得し、
やがて大きな謀略に飲み込まれていく男の姿を通して
「人間とと言葉」「中央と地方」という骨太なテーマを問う、井上戯曲の真骨頂です。

<おはなし>
江戸は両国、大橋のたもと。雨宿りに入った金物拾いの徳(市川亀治郎)は
老いた浮浪者から「喜左衛門さまでは・・?」と声をかけられる。
どうやら東北・平畠の紅花問屋「紅屋」の当主と間違えているらしい。
莫大な財産と平畠随一の器量よしの女房「おたか」を残し
行方が分からなくなっていると聞き、
本物の当主になりすまそうと江戸をあとにする徳。
北に向かうにつれ変わっていく言葉に戸惑いながらも、
喜左衛門として一世一代の大勝負を打つ日々が始まった・・。
(チラシより抜粋)

ふたりっきりだとこんなシーンも。
永作さん、可愛すぎです!

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おけぴ稽古場取材班(&撮影):mamiko、おけぴ管理人

2011年05月22日

11/05/22 DIAMOND☆DOGS DOKIDOKI SAMBA NIGHTゲネレポ@博品館劇場

2011年5月22日(日)14:00
DIAMOND☆DOGS 2011
「DOKIDOKI SAMBA NIGHT」ゲネレポ
@博品館劇場

先ほどゲネを拝見してきましたが、
ノンストップでダンス!歌!ACT!
息をつく暇もないくらいの怒涛の90分!

舞台に現れたシルエット。その正体は・・・
「運命」を呼ばれるjewelを求めて旅する愉快で陽気な5人の泥棒たち。

コードネームは・・

ROSE(東山義久さん)

SOUTHERNCROSS(森新吾さん)

RUBY(小寺利光さん)

ANGEL(中塚皓平さん。めっちゃ飛んでます)

PANTHER(和田泰右さん)

ボーカリストのお2人は人々の感情を操る
CHAOS(TAKAさん。写真左)とGOD(咲山類さん。写真右)。

彼らが求めるJewelを表現するのはゲストダンサーの長澤風海さん。
時に妖しげに時に美しく5人を惑わします。
まるでミステリアスな妖精のよう!

台詞無し、ダンスと歌と動きで魅せられまくりです。
小芝居も満載!掛け合いもドツキも息ぴったりで、
めちゃめちゃ楽しそうです(動きもとっても楽しい!!)

こちらは森新吾さん、小寺利光さん、和田泰右さんの3人による
陽気なスペイン語風のおしゃべりしまくりジャンプしまくりの場面!

とにかく全編ノンストップでダンスが止まりません。
汗の量がすごい!
ジャンプも高い!
2メートルくらい飛んでいるように見えます!

白いスーツでコパカパーナ♪

管理人の個人的ツボは東山さんと中塚さんのDUET!
トートダンサーのようなお二人、美しく幻想的な舞!

足先まで美しい~

それぞれのシーンに合わせた衣装やアクセサリーにもぜひご注目ください。

先日メジャーデビューを果たしたD☆Dの
1stシングル「カルバナル~禁じられた愛」も熱唱!
煌めく汗がまぶしい、いつにも増して熱いステージ、一緒に燃えてきてください!
公演は2011年5月22日から29日まで、銀座の博品館劇場にて!

客席絡みもありそうな気配ですよ
↓ゲネでは客席のスタッフからカメラを取り上げた和田さんが東山さんをパチリ

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おけぴ稽古場取材班:mamiko、おけぴ管理人  撮影:mamiko、おけぴ管理人

2011年05月28日

11/05/28 花組ヌーベル「番町皿屋敷」稽古場レポ

2011年5月28日(土)14:00
花組ヌーベル「番町皿屋敷」稽古場レポ

加納幸和さん率いる芸達者男優集団によるネオかぶき「花組芝居」。
本公演とは別に、少人数&小スペースで濃厚な舞台を作り上げる
番外公演・花組ヌーベルの第4弾「番町皿屋敷(ばんちょうさらやしき)」、
衣裳付き通し稽古を拝見して参りました。


お菊ちゃん役の加納幸和さん

皿屋敷と言えば、幽霊になったお菊さんが井戸のほとりでお皿を数える
「1ま~い、2ま~い・・」でお馴染みの怪談が有名ですよね。

が、今回は怪談ではなく岡本綺堂作の「純愛もの」!

今回は、事前にさらっとあらすじをわかっておくとよりいいかもです。
ということで簡単なお話(チラシより)

旗本・青山播磨(はりま)には、腰元のお菊という恋人がいた。
彼女を心から愛する播磨は数々の良縁を受け入れぬまま独身を通している。
お菊も一心に播磨を信じているのだが、ふとしたお見合い話に動揺し、
彼の真心を試そうとお家の重宝である皿をわざと割ってしまう・・。

歌舞伎にしては比較的モダンな演目ですが、
まずオープニングから、花組芝居らしい状況設定!
さらに小ネタ・小芝居を、随所に織り交ぜつつ、
気が付くと思いもかけない場所に心を連れて行かれてしまう、そんなお芝居です♪

では今回の出演者10名をご紹介!

青山播磨を演じる小林大介さん。
権六(丸川敬之さん・左)と権次(美斉津恵友さん・右)と3人そろって"青山ブラザーズ"♪


羽織の模様にもご注目下さい。袖口からチラリと見える水色も効いています

そんなブラザーズといざこざを起こす「並木の長吉」松原綾央さん。

橋場の仁助・磯村智彦さん。弁慶スタイル!

北沢洋さん演じる放駒四郎兵衛の登場はジャストアモーメント♪



こちらは休憩中・・ではありません!
加納幸和さんのお菊ちゃん、自由すぎるキャピキャピぶりが可愛い♪
紫色のお着物はお仙役の堀越涼さん。

谷山知宏さんは2役おつとめ。
小石川のおば様こと真弓役が、かなりツボ!!

昼も夜もバイトに明け暮れる勤労少女は二瓶拓也さん。
こちら夜バージョン↓

音楽は、三味線の杵屋邦寿さん率いる
唄・三味線・鳴り物のメンバー(杵屋佐喜さん、杵屋佐助さん、福原百貴さん、橘内幹さん、望月太意三郎さん)が担当。
福岡公演ではなんとライブ生演奏付きで上演されるそうですよ。
他公演は録音ですが役者さんの動きにぴったり合わせて演奏されているので、
何とも言えない贅沢な音空間が広がります♪

立ち廻りも、ツケの音と動きが合って迫力あります!


蹴りっ!

豪華な衣裳や小道具。思いがけない色や模様の組み合わせ、
役者さんの役者紋などをじっくりと見られるのも小さなスペースならではのお楽しみ♪
こちらは北沢洋さんの役者紋「左二つ鯨巴(ひだりふたつくじらどもえ)」。

細かなところまで、ぜひ劇場でチェックしてみてくださいね!

今回拝見した通し稽古は、メイク・カツラがない状態ですから、
本番では、さらにセット・照明も入り、どのようになるか、お楽しみに!


この黄色いのは?

花組ヌーベル第4回公演「番町皿屋敷」は
2011年6月2日から7日まで座・高円寺にて上演。
上演時間は休憩なしの90分。

6月11・12日 福岡・筑前一之宮 住吉神社能楽殿
6月18・19日 名古屋・テレピアホール

あと、花組オリジナル団扇も今回劇場で販売(\500)、
一本につき250円を被災地に寄付されるとのこと。
さらに終演後には役者さんによるサイン会もあるそうです!

詳細は花組芝居HPで。


誰でしょう?

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おけぴ稽古場取材班&撮影:mamiko、おけぴ管理人

2011年05月30日

11/05/30 ミュージカル三銃士製作発表レポ

2011年5月30日(月)12:00
東宝ミュージカル『三銃士』製作発表@帝国劇場

オランダ、ドイツで大ヒットした「ミュージカル 三銃士」が
2011年7月17日より日本初上演!

カンパニーがまるでファミリー!
仲のいい親戚の集まりのような楽しい"三銃士"製作発表でした!

というのも、今まで数数の
東宝ミュージカルに出演されている実力派キャストが勢揃い!豪華ですっ!

まず主人公ダルタニャン役には井上芳雄さん!

今回は、今までの”品のいい王子様”イメージとは一新、動きまくる熱い銃士役!
この様子はぜひ ustream (12:20頃)をご覧下さい!

その井上さん、「♪ひとりは皆のために」を熱唱中に。。。



ご存知の通り、レ・ミゼラブル上演まっただ中の帝国劇場。
舞台袖にはバリケードあり、地下道に続くマンホールあり!
つい、手が伸びてしまった井上芳雄さんでした。

井上さん演じるダルタニャンがあこがれる三銃士役の三人は
身長高、見目よし、歌よし、ノリよし!!!


(左から橋本さとしさん、井上芳雄さん、石井一孝さん、岸祐二さん)

銃士達による歌唱披露「ひとりは皆のために」。
♪ひとりは皆のために、皆はひとりのために
♪いますすめ~な~か~ま~た~ち~ぃ ↑
日本語が音にしっかりハマッてて気持ちよく、
ちょっと戦隊モノっぽいところもかっこいいんですよね♪

勇気ある銃士たち(原作だと22~23歳)の友情を
清々しく描いた音が帝劇に響く体験は新鮮です!

カンパニーのノリがこれだけ良いのは
橋本さとしさんの、抑揚のある関西弁の”つっこみ”効果も大きいように思います(笑)

今年3月に出演していた「ZORRO THE MUSICAL」では、歌がなかったという石井さん。
ZORROではフェンシングの個人レッスンに通っていらっしゃったのだそう。

むかし、”後楽園で地球を守っていた”アクションも得意な岸さんは
フェンシングだけではないアクションを見せてくださるそうです!


(左から橋本さとしさん、石井一孝さん、岸祐二さん)

"三銃士とダルタニャンのわきあいあい、楽しそうな様子を羨ましそうに見つめている"のは
孤独な敵役作り中の山口祐一郎さん。

そして「謎の女、悪役に初挑戦」の瀬奈じゅんさん。
三銃士たちがフェンシングのお稽古で筋肉痛に苦しむ中、
瀬奈さんは、殺陣を楽しみながらお稽古されてる感じとのことで
現段階では一番殺陣がうまいのは瀬奈さんとのこと!
(この場面の会見の様子もとっても楽しいです。ustream で24:30頃)

囲み取材では冒険活劇である三銃士にちなんで「最近、冒険中のこと」を聞かれ、
(リードする側だった宝塚時代を振り返りながら)
「リードされる側、相手役に身を任せるということを学ぶために、
最近アルゼンチンタンゴに挑戦中」だそうです!

フェンシングのアドバイスをする山口祐一郎さんのトークに会場はこの日一番の盛り上がり。
殺陣が上手になるほど飛んでしまう可能性もあるというフェンシングの剣の"先"。
山口祐一郎さんによると、レミゼのカーテンコールのお花のようだとのことですが(!?)
先は丸くとも、積極的に当たりに行かないように皆様お気をつけ下さいね(笑)


(ちなみにこの写真のトークの場面はustream 21:00頃)

この日、オーディエンスは満席で、
Ustreamの閲覧数もライブで4000人を超えたそう!
ミュージカルファンの期待がビシビシ伝わってきますね。

レミゼのファンテーヌの歌声の興奮が忘れられない和音美桜さんや、
吉野圭吾さん、坂元健児さん、今拓哉さんをはじめ、
シルビア・グラブさん、伊藤明賢さんもご出演で、
本当に豪華キャストな三銃士。アンサンブルの方達も、実力派の方達ばかり。

「ひとりは皆のために、皆はひとりのために」
まさに今の日本にふさわしいメッセージなのではないでしょうか。
("三銃士"は東日本大震災のチャリティ公演で収益の一部が寄付されます)

公演は約一ヶ月半。是非お見逃しなく!

<キャスト一覧(敬称略)>
ダルタニャン     井上芳雄
アトス        橋本さとし
アラミス       石井一孝
ポルトス       岸祐二
ミレディ       瀬奈じゅん
リシュリュー枢機卿  山口祐一郎
アンヌ王妃      シルビア・グラブ
コンスタンス     和音美桜
ロシュフォール    吉野圭吾 
バッキンガム公爵   伊藤明賢
ルイ13世      今拓哉
役者/ジェームズ   坂元健児

<男性アンサンブル>
青山航士安部誠司奥山寛加賀谷一肇川口竜也島田邦人杉山有大
橋本好弘原 慎一郎東山竜彦藤田光之松澤重雄山名孝幸横沢健司

<女性アンサンブル>
石田佳名子碓氷マキ柏木ナオミ樺島麻美久路あかり
鈴木結加里水谷祐紀安田貴和子

原作:アレクサンドル・デュマ
演出:山田和也さん


地球を守っていた岸さん(一番右)、立ち方が戦士!カッコイイ!

2011年7月17日(日)~8月26日(金)@帝国劇場
2011年9月3日(土)~9月28日(水)@博多座

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おけぴ取材班&撮影:nats、おけぴ管理人

2011年05月31日

11/05/31 『大奥・第一章』制作発表レポ

2011年5月31日(火)14:30
『大奥・第一章』制作発表レポ@八芳園

ドラマ「大奥」の舞台化第2弾「大奥 第一章」制作発表。
期待にたがわぬ豪華さに感嘆ため息の連続でありました!

まず、制作発表の始まりからサプライズ。
公募で選ばれた大奥ファン100人と報道陣が見守る中、
会場のカーテンがスーッと開くとそこには、
美しいお庭を背景に、奥女中たちを従えた女性の姿が・・こ、これは。

春日局役、ドドーンと豪華な打掛で登場の松下由樹さん。貫禄です!

そして、会場後方の花道からは・・
お江与を演じる木村多江さんが、春日局をじっと見据えながらしずしずと・・。

おふたりがすれ違う瞬間の緊迫感!これぞ大奥!
正直に言います。怖かったです!

今回の舞台は大奥の黎明期。
三代将軍家光の乳母・春日局と、
二代将軍秀忠の正室にして家光の実母であるお江与との激しい女の戦いと、
二人の波乱に満ちた生涯を描く豪華絢爛の時代絵巻!

春日局というと、強い女・怖い・女帝というイメージがありますが、
「今回は春日局になる前のおふくの時代もボリュームを持って描かれるので、
彼女がどのように生き抜いたのか、平和を願い、
子を守るという思いも感じてほしい」と語る松下さん。
ドラマで演じた強烈な春日局役のせいで会う人みんなから、
こわい!しびれる!と言われたそうですが
「いい意味に取っています」と不敵な笑みを浮かべます。

木村さんは
「女ならではの陰険さも自分の中にあるそういう部分を膨らませて楽しみます。
いじわるな役をやると楽しくなっちゃうんですよね」と可愛らしい声で怖い事を。
ちなみにカツラが重くて筋肉痛になるので「本番までに首を鍛えます」とのこと。

家康役の近藤正臣さん。
開口一番「(江戸幕府の)トップです。気持ちいいです!」
そして「秀忠君はかわいそうだなー。私はひとことだけでおさめます。よろしく」
とお茶目ダンディー♪

その秀忠を演じるのは原田龍二さん(左から二人目)。家光役に田中幸太朗さん(左端)。
おふたりとも、女性陣の迫力にタジタジという様子で「たっぷりと尻にしかれます」。

前回の舞台版「大奥」では総額数億円という豪華な衣裳が話題になりました。
今回もドラマで使った衣裳が「見ていた方には、
あ、あれ、とわかる形で(松下さん談)」で何着か登場するそうです。
会場内に展示されていた打掛も美しかったです~。

八芳園の美しいお庭で並んでの写真撮影では、
役柄から離れるときゃっきゃと仲の良さそうなお二人でありました。

テレビドラマよりももっと深くて濃い、絢爛豪華な「女たちの戦い」が繰り広げられる、
舞台版「大奥 第一章」は
10月2日~27日まで東京・明治座にて、
11月4日~27日まで名古屋・中日劇場にて上演。

出演
松下由樹 木村多江 原田龍二 田中幸太朗
上原美佐 鷲尾真知子 山口香織里 近藤正臣ほか
「ありがたや~ありがたや♪」大奥スリーアミーゴスも登場しますよ!
(美味でございます~の浦尾役・久保田磨希さんは出産準備のためにお休みです)

スタッフ
脚本 浅野妙子
演出 林徹
音楽 石田勝範
プロデュース 保原賢一郎

公演HPはこちら

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おけぴ取材班&撮影:mamiko  監修:おけぴ管理人

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