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2011年06月 アーカイブ

2011年06月03日

11/06/03 ミュージカル座「ロイヤルホストクラブ」稽古場レポ

2011年6月3日(金)14:00
ミュージカル座ミュージカル★コメディ
『ロイヤルホストクラブ』通し稽古レポ

ホストクラブ「パラダイス」が4年ぶりにリニューアルオープン!ということで、
おじゃまして来ました稽古場へ!
衣装付き通し稽古ってことでホストの皆さん、かっこいい!


(No3ホスト維舞聖夜役の松原剛志さん、No1ホスト白金豪役の藤浦功一さん、No2ホスト花咲愛人役の大塚庸介さん)

そしてテニミュ出身のイケメン俳優、渡辺大輔さんがまさかの「ダメホスト役」です!!
『トラブルショー(リンク)』で「実は二枚目だけじゃなさそうだ!」
なところを見せてくれていた渡辺さん、
ダメホストっぷりとその後の展開がおもしろい!!

舞台は、新宿歌舞伎町のホストクラブ「パラダイス」。
そこで毎月の売上げナンバー1を競うホスト達…と、かすりもしないダメホスト達。
店に来る女性客とのやりとりを爆笑の連続で描きつつ、
それだけではない男達のドラマが待っている休憩込みの3時間。
セリフのないところでも笑わせてくれるキャスト揃い!

ダメホストの皆様↓


(左から麻田キョウヤさん、尾花宏行さん、渡辺大輔さん、菊地まさはるさん)

女性客にも色々いまして…
見て下さい、尾花さんの「お前の方がでかいんかい」と言いたげな目。最高です!
こういう小芝居が舞台上のあちらのテーブルでもこちらのテーブルでも。
ちなみに、一番左奥の紫スーツは鮫島鉄矢役の川島大典さん。。。
この方の存在感と高い声は絶妙~。

No1ホストの手練手管と隠れた努力とは!?


(No1ホストの藤浦さんとローズ役の杵鞭麻衣さん)

(No3ホストの松原剛志さんとセレブな女、川田真由美さん)

こんなことじゃダメだ!ダメホストたちは努力を始める。
「これだ!これさえあれば俺らはモテる!…?」

この一連のシーンめっちゃいい!
剣士郎役の黒澤尚子さん(右)、丈二役の柴崎咲子さん(左)が本当にかっこいい。
何故、そんなに女性の心を見破れるのか!?それにはわけが。
ここもセリフなしで、笑わせてくれるシーン含みます。
※ピンクTシャツを着た武者真由さんはKAZZさんの代役で入っておられます。

お腹がいたかったのはお局OL金子民子役の渡辺希望さんの振る舞いっぷり。
と、五大輝一さん。。。五大さんが「オーケーオーケー」っていうだけで、
ほんっとうにに可笑しくておかしくて!
五大さんが笑うだけで、箸がころがったように可笑しいんですよ。
(あ、箸が転がっただけじゃもう笑えないお歳でございますか?
大丈夫、間違いなく笑えます。)


(五大さんとオーナー役の上條恒さん)

ホストクラブという場所で積み上がるのはお金だけじゃない。
人間関係やプライド、友情だって積み上がっていく…
そして、静かに愛情も積み上がって
行くのかもしれない。ラストはジーン。音楽にも泣かされます♪

ジーンした後の歌、歌、歌~♪♪♪

ミュージカル座といえば、元気が出るオープニングも見所。
これから始まる物語がどんな世界なのか、
ヒントをくれるオープニングはいつも楽しい♪
今回は女性の声が重なりあっていくところがキレ~イ。
シーンの間にある女性達の踊りと歌にもうっとり。シャラララ~
再演されるにあたって、
全部で4曲も新たに追加されている気合の入れようでございます。
女性キャストは連日ダイエットに励んでいるんだとか。
初日はもうすぐ!是非、劇場でご覧下さい!

2011年6月9日(木)から12日(日)までシアター1010にて。
脚本・作詞・演出 竹本敏彰
公式ホームページはこちら

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おけぴ稽古場取材班:nats 撮影:nats 監修:おけぴ管理人

11/06/03 ミュージカル「風を結んで」ゲネレポ@シアタークリエ

2011年6月3日(金)18:00
ミュージカル「風を結んで」ゲネレポ
@シアタークリエ

「激変の時代をどう生き抜くか」
大きいテーマを扱いながら、
ここまでユーモラスに描いていることに驚き!
実力派の役者陣の見事な舞台に加え、
脚本・演出に巧みさを感じずにはいられない作品です。

ストーリーの軸となるのが
平吾(中川晃教さん)、郡兵衛(藤岡正明さん)、弥助(小西遼生さん)、
この若者3人組が実に息ぴったりでユーモラス!

中川晃教さんの平吾…不器用だけど自分の頭で考える若者。
ピュアな歌声、まっすぐでコミカルな演技、
当時の人らしい純朴さがにじみ出ている感じ!

皆の歌声の中から中川さんのピュアな声が
一筋聞こえてくると心打たれるんです。
菊地美香さんとのデュエットでは、
お二人ともに抜群の透明度を持っているので呼応し合って
思わず目を細めてしまうほどキレイ...


(左から中川さん、菊地さん)

藤岡正明さんの郡兵衛…メガネ、センス!?カンペキなお調子者キャラ!
藤岡さんの演技の幅のすごさに目が向いてしまう郡兵衛ですが、
歌唱力の安定感も抜群です♪
二幕の歌と笑顔は何度でも観たい!
劇中、客席にむかって語ったり、喜ぶシーンもいいっ!

小西遼生さんの弥助…弟キャラで心優しい弥助のA型っぽいところがたまりません。
縫い針の穴に糸が通ったときの小西さんのこの笑顔↓

このシーンの小西さんの芸の細かさは
稽古場見学の頃から数段アップ!
おそらく3人の中で一番縫い物が上手なのは弥助でしょう(笑)
弥助の笑顔はときに切ないほど。
二幕、彼が選ぶ"道"にも納得。
役作りがとても丁寧だなーと感じました。

対照的に、剣術の達人にして、武士のプライドだけをよりどころに生きている男
橘右近(大澄賢也さん)の存在も時代を象徴する存在。
舞踊のように美しい殺陣にもご注目下さい。

そして、謎の男 捨吉の奥行きのある存在感!
山崎銀之丞さんのお声、めちゃめちゃめちゃめちゃいいです!
二幕、ジーーーンと胸が熱くなりました。

大和悠河さんが演じる開明的な由紀子との出会いを通して、
3人は自分たちの行き方を考え、未来を思い描いていきます。
登場から大和悠河さんの華ありまくりのオーラ!!

「♪風を結んで」
希望に満ち溢れたいいナンバーです♪
(生オケです♪)

作品中では、男たちの生き様と同時に、女性の生き方も描かれています。
女性の自立、幸せ。
可憐な静江(菊地美香さん)と、いつも凛とした由紀子(大和悠河さん)、
この二人の場面にもぜひご注目下さい。

信じていた武士の道、突然価値観がひっくり返った世の中、
時代が間違っているのか、時代の流れが早すぎるのか。
やがてそれぞれの道を選び、歩み始める若者たちの姿を通して、
変わっていくことと守ること、自分の生き方を見つめなおすことが出来る作品と思います。

「生きて生きて、生き抜いていこう」
今も平吾の、作品のメッセージが心に響いてきて、リピートしたくなってます。

公演は2011年6月4日(土)~6月19日(日)まで日比谷シアタークリエにて(公式HP)
その後、6月26日(日)に名古屋・中日劇場、
6月28日(火)~6月30日(木)までイオン化粧品シアターBRAVA!にて上演。


白虎隊シーン

5月14日の公開稽古レポより、中川晃教さんインタビューと稽古場映像を再度ご紹介♪

<中川晃教さんインタビュー!三人組、はかま、ぞうきん(!?)について等>

<二幕冒頭部分の稽古場ハイライト映像>
(管理人的ツボシーンを中心に編集してみました♪)

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おけぴ取材班:nats、chiaki、おけぴ管理人 撮影:おけぴ管理人

2011年06月05日

11/06/05 コクーン歌舞伎『盟三五大切』公開稽古&囲み取材レポ@シアターコクーン

コクーン歌舞伎『盟三五大切』公開稽古&囲み取材レポ
2011年6月5日
@Bunkamura シアターコクーン

「現代人の心に刺さる歌舞伎」を追い求め、
1994年からスタートしたコクーン歌舞伎、
2011年6月公演は待望の『盟三五大切』の再演です!

1998年第三回公演で上演されたこの作品、
忠臣蔵の世界を背景に、一人の浪士が引き起こす悲劇。
作は鶴屋南北、有名な五人切りなど
南北特有の陰惨なシーンを歌舞伎ならではの様式美で見せる人気演目です。

浪人 薩摩源五兵衛を13年ぶりに中村橋之助さん、
売れっ子芸者 小万にコクーン歌舞伎初登場の尾上菊之助さん、
その夫三五郎に初役で中村勘太郎さんという人気役者そろい踏み!

どの場面を切り取っても絵になるシーン満載ですが、
歌舞伎の様式美、所作や姿の美しさだけでなく、
芝居としてものめりこめる作品です。
忠義に燃える一浪人が皮肉な運命に操られ、復讐の鬼と化す。
源五兵衛という男の虚しさが橋之助さんの芝居から、
これでもかというほど伝わってきます。

そして、今回の目玉とも言えるのが、コクーン歌舞伎初参加の尾上菊之助さん。
橋之助さんの言葉を借りると「薫るような美しさ」の小万。
まさにそのひと言に尽きます、惚れた弱み、騙され甲斐があるってものです。

夫のため、その美しさを武器に源五兵衛を騙す小万。
ちょっとすねたり、困らせたり、甘えてみせたり・・・
本当に女性の可愛らしさが全開。仕草と目線、その豊かな表現力にうっとり。

小万の夫 三五郎に挑戦するのが中村勘太郎さん。
お父様の中村勘三郎さんの当たり役に次々挑み続ける勘太郎さん。
勘太郎さんの登場はコクーン歌舞伎ならではの“おっ”という場所から。
一挙手一投足、そして発する台詞、目が離せません。
勘太郎さん登場からストーリーも一段階テンポアップし、
舞台全体に心地よいスピード感が生まれます。
勘当を解いてもらうため、その一心で突き進んだ三五郎が迎える結末。
そのシーン迫力を是非、劇場で見届けていただきたいっ!

ベテラン坂東彌十郎さん、笹野高史さん、片岡亀蔵さんがしっかりと脇を固め、
坂東新悟さん、中村国生さん(橋之助さんのご長男。下の写真後ろ)ら若手も好演!

そして達者な役者さんもさることながら、
コクーン歌舞伎のもうひとつの見所は串田和美さんの演出。

まず、この紗幕。印象派の絵画のような色調、
タッチのおよそ南北の世界とは結びつかない幻想的な世界が広がります。

紗幕の向こう側に一組の男女と浪人。なんとも幻想的な幕開きです。

そこから一転、様々なキャラクター、
色とりどりの衣装を纏った役者達が登場すると、
あたかも色を重ねられた油絵のような立体感が生まれ、
作品の息吹を感じることができます。串田マジックです!

BGMもお馴染みの邦楽に加え、チェロなどクラシックの管弦楽が共演。
チェロの調べが、物語の物悲しさ、無常観が心にじわりと染みてきます。
人の因果、業の深さ、皮肉な運命・・・
壮絶な展開ながら、最後はまるでうたかたの夢を見ていたような
ラストシーンがとーっても印象的ですよ!!

囲み取材は笑いが絶えず、
一丸となって作品作りに挑んでいるチームワークの良さが滲み出てました。

串田さんからは
「お芝居って不思議なもので、色んなエネルギーがある。
みんなが一番苦しんだり、迷ったりしているところが一番良かったりね。」

橋之助さん
「コクーン歌舞伎も12弾!ずっと再演希望のあった盟三五大切が
念願かなって再演となりました。初出演の菊之助さんの香り立つような美しさが
新しい息吹を吹き込んでくれていますし、
それに刺激を受け僕達も一生懸命取り組んでいます!」
そして、
「勘三郎のお兄さんも居ても立ってもいられず、お稽古を見にきてくださって。
いろいろなアドバイスをくれました。自分も出たそうな顔していましたよ、
いい気味です(笑)」と茶目っ気たっぷりに話されてました。

コクーン改装工事前の最後の演目です!
是非、劇場でお楽しみください。


怯えた小万(尾上菊之助さん)

2011年6月27日までBunkamuraシアターコクーンにて(公式HP)

公演製作 松竹株式会社


コクーン歌舞伎『盟三五大切』の製作発表レポはこちら

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おけぴ稽古場取材班&撮影:chiaki 監修:おけぴ管理人

2011年06月07日

11/06/07 宝塚雪組「ハウ・トゥー・サクシード」制作発表レポ

2011年6月7日(火)13:30
宝塚雪組ミュージカル
『ハウ・トゥー・サクシード ~努力しないで出世する方法~』制作発表レポ

ブロードウェイのヒットミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』
1996年に花組で上演された作品が今回、雪組で再演です!

舞台は1950年代アメリカのビジネスマン社会。
窓拭き青年・フィンチが「努力しないで出世する方法」という本に出会い、
そこに書かれる指示に従って大会社で出世街道を邁進していくというコメディミュージカル♪
現在、ブロードウェイではあの「ハリー・ポッター」のダニエル・ラドクリフ主演で上演中で、
なんとNY・宝塚の同時公演が実現!

冒頭ワンシーンを拝見したのですが、キャラクターがとーっても魅力的!

主人公フィンチ役は雪組男役トップスター音月桂さん。

アメリカのミュージカルはエネルギッシュでパワーがあって好きと話す音月さん。
会見中、まわりの出演者達を見る音月さんの笑顔もとっても素敵でした♪

女子社員ローズマリー役は舞羽美海さん。
とにかく明るく、周りを楽しませたいと話す舞羽さん。
会見中にサプライズで、純名里沙さんが96年の公演で使用した、
赤いハンドバック(私物!)をプレゼントされて、
「が、がんばります・・・」と感激されてました。

早霧せいなさんは髪型爆発でかなりコミカルな3枚目役!
ここまではじけた役は久しぶりとのこと。

会見でも発言されるたびに会場から笑いが巻き起こってました!

人事部長ブラッド役に未涼亜季さん。
典型的なサラリーマンの真面目さと、少し調子のいい部分を
膨らませていきたいと、クールで素敵な笑顔で話す未涼さん。

ウォンパー会長を演じる緒月遠麻さん。
濃いキャラクターしか出てこないこの作品の中で、
自分が埋もれないように、個性を出して演じたいと
力強く語られて会場も沸いてました(笑

フィンチの上司で、女癖が悪い企画推進部長ギャッチ役に沙央くらまさん。
沙央は、客席でこの作品を観て感動し、
宝塚に入るきっかけになった作品なのだそうです。
作品へ愛がひしひしと伝わってきました!

会見後の囲み取材では、
「雪組ならではの所、アピールポイントは?」という質問に、

団結力!目がいくつあっても足りないくらいお芝居を頑張るところ(音月桂さん)、
明るいところ!(舞羽美海さん)、
それぞれの持ち味をスパイスとして盛り上げるところ!(早霧せいなさん)、
若さ弾けるところ!(未涼亜季さん)、
休憩中のトークも面白い、間がいい!(緒月遠麻さん)、
コツコツ土台を作った上でかっと明るく!(沙央くらまさん)

また、今回のお稽古が始まった時に、
脚色・演出の酒井澄夫さんが
「お稽古場を明るく、みんなで楽しく!」
とおっしゃったそうで(舞羽さん談)、そんな雰囲気、笑顔があふれでていた会見でした♪

脚色・演出は1996年花組でも演出を手がけた酒井澄夫さん。
96年版から振付、衣裳も変化、
新しい場面もありの梅芸特別演出!
大阪公演のみでDVD化も無。お見逃し無く!


舞羽さんのこのポーズがかわいい♪

<キャスト>
フィンチ  音月桂
ローズマリー  舞羽美海
バド  早霧せいな
ビグリー  汝鳥伶
ブラッド 未涼亜季
ミス・ジョーンズ  舞咲りん
ウォンパー  緒月遠麻
へディ・ラルー  晴華みどり
ギャッチ  沙央くらま
スミティ  愛加あゆ
(ほか、雪組生39名が出演)

<原作>
シェパード・ミード
<脚本>
エイブ・バローズ
ジャック・ウェインストック
ウィリー・ギルバート
<作詞・作曲>
フランク・レッサー
<脚色・演出>
酒井澄夫

公演は2011年7月1日(金)~2011年7月17日(日)@梅田芸術劇場メインホール

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おけぴ取材班:megu、おけぴ管理人 撮影:おけぴ管理人

2011年06月09日

11/06/09 G.G.R~グレンギャリー・グレン・ロス ゲネレポ@天王洲銀河劇場

2011年6月9日(木)
「GGR~グレンギャリー・グレン・ロス」ゲネレポ
@銀河劇場

石丸幹二さん&坂東三津五郎さんW主演!
成功を求める男たち。
駆け引きや強がり、はたまたプライドを捨ててライバルにすがりつく男たちの姿が
なんとも生々しいノンストップ会話劇。
俳優さんたちの演技合戦に息をのみます!

石丸幹二さん演じるローマは不動産会社のトップセールスマン。
強引な手口で顧客と契約を結び、のし上がった男。
野心に目をぎらつかせ、口を開けばスラング連発・・こんな石丸さん初めてです!
ロマンチック要素はゼロですが、それでも滲み出てしまう男の色気。
石丸さんの新しい魅力が炸裂です!

対する坂東三津五郎さんは元トップセールスマンで、
今ではすっかり落ちぶれてしまったレヴィーン役。
年下の上司に取り入り、必死になる姿が悲しくも滑稽で胸に迫ります。
昔の輝かしい自分のイメージを捨てきれないプライド、
しかし、今の現状から年下の上司にすがりつくしかないジレンマを、
さすがの演技力で細やかに表現します。
三津五郎さんの声がまた素晴らしい!
早口なセリフも完璧に聞き取れ、もちろん決めるところはバシッと決まります。

彼らの上司・ウィリアムソン役の今井朋彦さん(左)もいい!
「いやな奴」を抑制のきいた本当にイヤ~な演技で好演(?)です。
いざとなると何も出来ない年下上司。うまいっ。
レヴィーンを軽くあしらう様子がなんとも嫌な感じです!

加藤虎ノ介さん演じるモス。ストレスためまくり&爆発させまくり!
厳しい男たちの争いの世界。それは疲れますよね・・。
今の自分に満足できない男の苛立ち。パワフルに演じています。

そしてモスに「あること」をそそのかされるアーロナウ(大鷹明良さん)。
気弱な彼はどんな行動に出るのか。
この大鷹さんの押し切られる感じの演技も良かった。断れないんですよねー。

契約を取るために言葉巧みに顧客リンク(テイ龍進)に迫るローマ。
おとなしい彼を逃すまいとローマとレヴィーンが一芝居打つシーンは、
石丸さんと三津五郎さんの演技が息もぴったりで見ごたえあり!

こちらは捜査中の刑事、坂東八大さん

そう、この作品の見どころは何といっても俳優たちによる「演技合戦」。
途切れることのない台詞の応酬と騙しあい。
登場するセールスマンたちのそんなやり取りが、
そのまま舞台上の俳優たちの演技のやり取りに重なります。

後半の三津五郎さん、セリフはもちろんですが、
階段を上る足取りや振り返る肩の動きなど、
ちょっとした体の動きでレヴィーンの心の動きを巧みに表現。
歌舞伎界で培った技を、30年ぶりに出演の翻訳劇で大いに魅せてくれます。
これは贅沢!

石丸さんのこの表情!それぞれのネクタイの柄も要チェック。

リアルに作りこんであるセットや、役柄の個性が表れた衣裳も必見。
映画監督であり、今回舞台演出に初挑戦した
青山真治さんのこだわりが随所に感じられました。

悲しくも滑稽な男たちの姿を、激しい言葉の応酬で極限までみせる
「GGR - グレンギャリー・グレン・ロス」は天王洲銀河劇場にて6月10日~19日まで上演中。
その後6月22日・北九州芸術劇場、6月25・26日・兵庫県立芸術文化センターでも公演予定。
詳しくは公演HPをチェック

おけぴ管理人の制作発表レポはこちら

石丸さんならではのこんなシーンも。
What a wonderful worldの調べが皮肉に哀しい。。。

ロビーでは登場人物のイメージに合わせた
7種類のオリジナルドリンクやポストカードも販売していますよ!



おけぴ取材班&撮影:mamiko  監修:おけぴ管理人

2011年06月15日

11/06/15 アトリエセンターフォワード「刃、刃、刃!」稽古場レポ

2011年6月15日(水)16:00
アトリエ・センターフォワード
『刃、刃、刃!』稽古場レポ

TPT や the company などで活躍する俳優・矢内文章さんが
「硬質でいて軽やか、精緻かつダイナミックな表現」
を目指して結成したアトリエ・センターフォワード。

その第5回公演「刃、刃、刃!(ha ha ha!)」の
お稽古場を拝見してきました。

戦国時代・関ヶ原の合戦前夜に
武将・小早川秀秋の眠る部屋の天井裏で暗躍する忍びの者たち。


眞藤ヒロシさん

甲賀忍者や伊賀忍者、真田忍者が入り乱れて、
天下分け目の決戦を前に目にするものは・・・・・

出演は、青年座の椿真由美さん、

同じく青年座の大家仁志さん、

元・花組芝居の広田豹さん(右)

文学座の佐藤麻衣子さん

などなど、バラエティに富んだ顔ぶれの忍者達!

暗い天井裏で忍びの者たちの心がどのように動くのか、
センターフォワード流・エンターテイメントをお楽しみに!

<おはなし>
関ヶ原の合戦前夜。
天井裏で忍びたちの暗躍がはじまる。
下で眠るは、小早川秀秋。
裏切るのか?
刃を握り、闇に溶け込むいくつもの影。
だが、彼らが目にしたものはがんじがらめの自分の姿。
聞こえてきたのは、ざわめく自身の心の声。
天下が激しくうごくなか、
歴史に埋もれた人間たちの生き様が交錯する。
「覚えておけ、足を引っ張るのも身内じゃ。」

公演は6月23日から30日まで、
下落合のシアター風姿花伝にて。
公演HPはこちら

<出演>
椿真由美/眞藤ヒロシ/佐藤麻衣子/進藤健太郎
カトウシンスケ/堀口和也/瑞木健太郎/広田豹/大家仁志
矢内文章


作・演出・出演の矢内文章さん

おけぴ取材班&撮影:おけぴ管理人

2011年06月20日

11/06/20 水木英昭プロデュース「蘇州夜曲」通し稽古レポ

2011年6月20日
水木英昭プロデュース「蘇州夜曲」龍組通し稽古レポ

水木英昭プロデュースの
ハードボイルド“任侠”コメディ「蘇州夜曲」(そしゅうやきょく)。
シリアスとコミカルのバランスが絶妙で、あっという間の1時間50分です!

メインキャストはすべてダブルキャスト、
この日は龍組の通し稽古を拝見して、おおいに笑って参りました!


虎組

龍組

大掛かりな装置転換はせず、
スポットライトをうまく使った場面演出!
(舞台下手側に親分の事務所、上手がバー、
真ん中には水槽!?その水槽の中には本物の****が!)

物語の舞台は、とある事件が起こって5年後の大都会東京の裏社会。
そこに事件以来姿を消していた
伝説の男 氷村玲司(宮本大誠さん。虎組では石垣佑磨さん)が戻ってくることから
色々な歯車が動き始めます。

宮本大誠さん、渋いっ!

かつての兄弟分 坂崎を演じるのが津田英佑さん(虎組では林剛史さん)。
ご登場からもう、津田さんの魅力炸裂!

歌って踊って笑わせて・・・この歌がメチャメチャ上手いのですっ!
(津田さんは2000年の東宝「レ・ミゼラブル」マリウスですね♪)

そして街を仕切っているかつての親分・郷田を演じるのが
水木英昭プロデュース主宰の水木英昭さん!

ド迫力の親分さんですが、
そこから180度ひっくり返ってこれでもかとお茶目なシーン、必見です!
このお茶目な親分が超ツボにはまった我がおけぴ取材班は、
"笑いすぎです"とういつっこみを受けてしまいました(笑)
この場面、ぜひ劇場お楽しみ下さい!!
ちなみに水木さんはシングルキャストで虎組、龍組どちらもご出演です♪

そして、その親分郷田の女となった亜矢子を
妖艶に、気高く、美しく演じるのが高嶺ふぶきさん(虎組では横関咲栄さん)。
この色っぽさ!

ひょんなことから氷村と出会い、行動を共にする借金を抱え誰かに追われた女
頼子を演じるのは劇団スーパー・エキセントリック・シアターの
白土直子さん(虎組では齊藤来未子さん)。
白土さんのコミカルな演技の中には可愛さいっぱい!
終盤、そっと見つめる視線やちょっと節目がちになる一瞬、
そのお芝居も目が離せませんよ。

物語の鍵を握る!? 謎のバーのマスター健人を演じるのが
PaniCrew山本崇史さん(虎組では青柳塁斗さん)。
沖縄出身の健人の愛くるしい台詞回しに癒されます。
絶妙のタイミングで会話にカットインしてくる、その外しが笑いを誘うこと数知れず(笑
パフォーマンスシーンでは
キレキレのダンス&アクションがみれますよ!

郷田側の山ちゃん(竹匠さん。虎組ではひとしさん)の存在感も物語を盛り上げます。
そして原育美さん率いる裏社会に生きる女性達。
真面目におバカな様子が面白すぎるっ(笑


(手前、松田沙希さん、左から竹匠さん、紗久真弓さん、原育美さん、宇野真由美さん)

見せ場のひとつ、仁義を切るシーン!
平たく言うと「自己紹介」。
大橋光さん、佐伯太輔さん達(虎組では白石隼也さん、馬場良馬さん達)が
ビートを刻むようなアップテンポのリズムに乗せて、
それぞれのカラーでそれぞれが仁義を切っていきます。

果たして、それぞれの運命はいかに?!
「男は、大義名分のために死ねるんでしょ?…女は、惚れた男のために―――」
激しい殺陣、息を呑む展開。
キーワードは「筋を通す!!!」

2007年「眠れぬ夜のストレイドッグエレジー ~蘇州夜曲~」から4年、
”龍組”と、フレッシュな顔ぶれ“虎組”二つのチームで蘇る!!
公演期間が前半(龍組7/6-12)後半(虎組7/13-18)と分かれております、
両組ともお見逃し無くっ!!!

<龍組、虎組のキャストさん達から動画メッセージいただきました!虎組若いっ!>

公演期間:2011年7月6日(水)~18日(月・祝)
紀伊國屋ホールにて
ダブルキャスト詳細は水木英昭プロデュースのホームページをチェック!


やくざがたむろするバーでの会話も面白い!!

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おけぴ稽古場取材班:chiaki、nats 撮影:nats 監修:おけぴ管理人

2011年06月22日

11/06/22 大規模修繕劇団「血の婚礼」フォトコール@にしすがも創造舎体育館特設劇場

2011年6月22日(水)15:00
大規模修繕劇団「血の婚礼」フォトコール(公開舞台稽古)
@にしすがも創造舎体育館 特設劇場

7月より半年間の設備改修工事に入るBunkamuraシアターコクーン。
ホームグラウンドから飛び出した芸術監督・蜷川幸雄さん率いる
“大規模修繕劇団”旗揚げ公演「血の婚礼」のフォトコール
(ほとんどゲネプロ同様の舞台稽古でした!)
写真満載レポをお届けいたします!

なんといっても衝撃的なのは、
90分ほぼ全編にわたって舞台に降り続ける雨・・雨、雨!
使用する水の量は、なんと約7トン。

東京公演の会場となるのは、
廃校となった中学校の体育館を利用した客席数300席あまりの濃密な空間。

目の前に、肌で感じる俳優の息づかい、雨のしずく、温度・・。
これぞまさにライブパフォーマンスである演劇の醍醐味。
「生きている」舞台に圧倒されてまいりました!

鼓笛隊の叩く太鼓の音が響きます。

劇作家・清水邦夫がスペインの詩人ロルカの作品「血の婚礼」にインスパイアされて執筆、
盟友・蜷川幸雄によって再演が重ねられているこの作品。

花嫁を奪って逃げた男と、奪われた花嫁、そして花嫁を奪われた男を中心に、
その血族と土地の風土もからんで、宿命的な結末を迎えるという悲劇が、
清水邦夫による詩情あふれるセリフと、独特なユーモア、そしてダイナミックな蜷川演出で展開していきます。

主役である“花嫁を奪った男・北の兄”を演じるのは、独特なたたずまいと繊細な演技で、
日本映画界になくてはならない俳優となった窪塚洋介さん。

蜷川幸雄さんの演出による「血は立ったまま眠っている」に続いて、
2度目の舞台挑戦となる窪塚さん。
感想をひとことで言うと・・・素晴らしかった!
自然な演技でありながら、圧倒的な存在感。
「華がある」というのは、こういうことなのだと思わされました。

ご覧下さい、このながーい手足を。
とにかく舞台に映える!

軽薄なようでありながら、強列な孤独感がにじみ出る“北の兄”役。
窪塚さんの個性とあいまって、
今まさにそこに生きている人間として、舞台の上に存在していました。
飄々としたユーモアもよかった。
(北の兄の“パスタレシピ”、劇場で要チェックです)
板の上(舞台上)でみんなの命を響かせたいと語っていた窪塚さん。
ぜひ、彼の「命の演技」を目の前で体験していただきたい!

“奪われた花嫁・北の姉”を演じるのは、中嶋朋子さん。

結婚式場から逃げたものの、決して幸せとは言えない日々を送る彼女の、
いらだち、あきらめ、その中にもある明るさ。
抑えた演技でもなく、やりすぎでもなく、
やはり「今ここに生きている」ように自然に感じられる中嶋さんの演技。さすがです。

2人を追ってやってきた“花嫁を奪われた男・ハルキ”(左・丸山智己さん)と
兄想いの“北の弟”(右・近藤公園さん)。
丸山さん演じるハルキの情けなさ、優しさが泣ける!
そして、その優しさは劇後半になると狂気に変わります。

物語の舞台になるのは日本のどこかであろう街の、とある路地。
左手にはコインランドリー、右手にはビデオショップ。
セットもとても凝っていて、細部まで必見。
リアルでありながらも、決して現実ではない不思議な世界・・。

その店先で人々の運命を見つめるのは、長い春も忘れかけた腐れ縁のふたり
“姉さん”(伊藤蘭さん)と

高橋和也さん演じる “兄さん”。

おふたりの息が合っていて、とても良いコンビでした!
伊藤蘭さんはさすが元トップアイドルの美しさ。
細い体で煙草をくゆらしながら、人々を見つめる姿がカッコイイです!

場末の路地のドン詰まり感。
やまない雨。
ふたりの微妙な関係が煮詰まっている様子。ヒリヒリと伝わってきます。
今回のレポでは写真をお見せできませんが、
後半での伊藤さんの独白シーン。
鬼気迫る、ぞくっとするような迫力。圧巻でした!

壊れたトランシーバーで誰かと交信し続ける“トランシーバー少年”役に抜擢されたのは、
蜷川舞台に連続して起用されている田島優成さん。
彼が一番「雨にうたれて」いました。
もう、全編を通して「ずっと雨が一番強く当たる場所にいた」という印象。
若さ溢れる熱演!
つい、がんばれ!と応援したい気持ちになってしまいました。
蜷川さんの「愛のムチ」で若手俳優が大きく成長する姿は必見です。

足元もグショグショに濡れております。

追いかけて来た親族に見つかってしまった“北の兄”と“北の姉”。
ここから物語の後半にかけて、人間の野性が目覚める衝撃の展開が・・!

自殺した妻の葬儀を抜け出してきた教師を演じる青山達三さん。
彼とその生徒たちが見つめる「電車」は幻なのか、それとも・・。

そして雨が止む時・・・!!!

今回、撮影出来たのはここまでですが、
ここから先の後半はまさに圧巻のひとこと。

雨がやんだ路地でいったい何が起こるのか、
人々の運命に決着はつくのか。

こたえを求めるのではなく、この空間・この時間に身をゆだねる快感。
目の前で息づく命を感じられる、まさに衝撃的な「演劇」体験でした。

生前の井上ひさしさん命名による
“大規模修繕劇団”という名前には、今の演劇をそして日本を、世界を「修繕」していく
という決意が込められているとのこと。

「過激な挑戦。我々の激しい試みを支援してもらいたい」と語る蜷川幸雄さん。
3度目となる再演ですが、今回が一番いい!と言いきってらっしゃいました。

Ustream生中継もされていた今回の舞台稽古ですが(現在は配信終了)、
この迫力は映像では伝わりません!
劇場に行くことでしか味わえない、異次元に連れて行かれるような感覚。
五感を使って体験するNINAGAWAワールド。
取材班も絶対にリピートするつもりであります!

東京公演は2011年6月24日(金)~7月30日(土)まで、
にしすがも創造舎体育館・特設劇場(西巣鴨駅徒歩1分)にて。
その後、新潟公演8月6日(土)、7日(日)りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場、
大阪公演8月18日(木)~21日(日)森ノ宮ピロティホール、
福岡公演8月27日(土)、28日(日)北九州芸術劇場 大ホールで上演されます。


雨にうたれる窪塚さん。水も滴る・・です。

Bunkamuraによる公演HPはこちら
出演者の皆さんへのインタビューなど読みごたえあり!

にしすがも創造舎・HP

世界の果てから届く、雨の匂い。
ぜひ劇場で体験して下さい!

「血の婚礼」のチケットをおけぴで検索する



おけぴ取材班&撮影:mamiko 監修:おけぴ管理人

2011年06月27日

11/06/27 東京アンテナコンテナ「ハイリスクHighSchool」稽古場レポ

2011年6月27日(月)
東京アンテナコンテナ第10回本公演~芋洗坂係長卒業公演~
ハイリスクHighSchool 稽古場レポ

2004年にイジリー岡田さん、小浦一優さん(芋洗坂係長)、下平ヒロシさん
を中心に結成された“演劇お笑いテイメント集団 東京アンテナコンテナ”の
お稽古場にお邪魔してまいりました!!

芝居あり、歌あり、パフォーマンスありのとっても賑やかな舞台のその舞台裏。
予想どおり?いや、予想以上に!笑いが絶えない稽古場でした!

まず始まったのは、パフォーマンスパートのお稽古。
今回ゲスト出演される田代さやかさん(ピンクTシャツに紺ジャージ)と
アンコンダンサーズ(MUTSUMIさん、HIDEMIさん、優希さん、AYA..さん)のダンスシーン。

続いて、芋洗坂係長のナンバー(ご自身で振付・演出もご担当)。
もう、カメラを持つ手が震えるほどの面白さ!!
どこか懐かしい、どこかで聞いたような?!メロディ・・・
でも、面白すぎるその歌詞。
楽しげに、でも大真面目に熱唱するその声は超美声。
もう、書いていると、今も思い出し笑いしていまいます。
芋洗坂係長の弾むようなダンスも注目!!

この日、出来立てほやほやの歌詞を受け取り、笑いをこらえつつ歌う田代さやかさん。
わかります、その気持ち!!こちらの歌詞もメチャメチャ面白いのです。

こちらは客演で参加される30-DELUX清水順二(オレンジTシャツ)さん。
動きのキレが素晴らしい!芝居では、熱血風だけど事なかれ主義な担任の先生を演じます。
男性陣の振付は力強くてカッコイイ!!

全体でのパフォーマンスシーンで、
決めポーズも、細かくポジションを確認し、そして、音にあわせてバシッと決まった!
と思いきや、イジリー岡田さんが決めポーズをキープ出来ず・・・
その奇妙な動きに、稽古場大爆笑!イジリー岡田さんはナチュラルに面白い方です。
今回は役柄が役柄なだけに(その辺りは是非劇場でお確かめください)さらに面白さUP!

ここからは、お芝居パートの稽古スタート!

今回は“学園ドラマ”。思わずあるあると頷いてしまう教室の雰囲気、
ワイワイガヤガヤ、先生の話を全然聞かなかったり。
清水さん演じる先生はとても爽やか~!でも口癖は・・・(苦笑)

そんな教室にイジリー岡田さん、芋洗坂係長さん、下平ヒロシさんが。
なんだか訳ありな雰囲気。
彼らは高校生?先生?保護者?それとも・・・?!

このお三方の役どころ、キャラクターの作りこみが最高です。
ちょっととぼけた言動ながら、実は指摘鋭く、ただ者ではない雰囲気を醸し出す下平さん。
ちょっと気弱で悩み多き芋洗坂係長
常にマイペースなイジリー岡田さん。
何をしていても、どのシーンでもそれぞれのキャラを貫きます。
より面白いやりとりを目指してアドリブもバシバシ飛び出したり、
ちょっとした“間”の変化で面白さが増したり!笑いを生み出すのって才能ですね!!

教室で見せる田代さんの笑顔もとってもキュート!
でも、役柄はちょっと憂いを秘めていたりして!?

こちらは教育現場へカンフル剤として転校生を送り込むプロジェクトの仕掛け人を演じる深見恭子さん。
一体その狙いは?果たして成功するのか?と引き込まれるお芝居です。

アッと驚く展開あり(二人のシンクロがお見事!!)

学園ドラマ・・・んんっ?!?!これはいったい何のコスチューム??
芋洗坂係長のなんとも嬉しいような、困ったような表情がツボです。
でも、何かを抱えているその“影”に興味津々。
物語の後半明かされるであろう、その真実とは!?!?

みなさんも是非劇場でコトの成り行きをお確かめください。
歌って踊ってそして笑って笑って!!
まずは難しいことは考えず、楽しい時間を過ごせます♪
さらに、その先にきっと“何か”が待っていますよ!

「お笑い要素が充実!」なイメージで稽古場に伺いましたが、
ドラマ部分もとっても興味深く、次の展開が気になって気になって。
そこに前半で紹介したパフォーマンスがちりばめられるなんて、
本当に盛りだくさんな作品です。
皆さんが大真面目にふざけている姿がとーっても印象的な稽古場でした。

そして、この公演を持って芋洗坂係長が東京アンテナコンテナを卒業されます!!
この機会をお見逃し無く!

2011年7月16日から18日(公演は15日からですが、15日は貸切公演となります)
銀座・博品館劇場にて
公式HPはこちら

なお、この日は客演される剣持直明さんはお稽古をお休みされていました
出演者がリレーで執筆している稽古場ブログもご覧くださいね!
稽古場の楽しさが伝わってきますよ。


稽古場狭しと踊ります!駆け回ります!

おけぴ取材班:chiaki 撮影:chiaki 監修:おけぴ管理人

About 2011年06月

2011年06月にブログ「おけぴ管理人の観劇感激レポ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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