おけぴ管理人の観劇感激レポ

ミュージカル「ZANNA」稽古場レポ 「3150万秒と、少し」稽古場レポ
ミュージカル「アンナ・カレーニナ」囲み&公開リハーサルレポ 13/02/10 DIAMOND☆DOGS「MOON LIGHT」@博品館劇場
Google
 


おけぴ管理人が管理している"おけぴ"はこちら。観劇速報は管理人ツイッターから

11/05/19 「雨」公開稽古&囲み取材レポ

2011/05/19(木)
新国立劇場2010 /2011シーズン<演劇>
井上ひさし作・「雨」公開稽古&囲み取材レポ

市川亀治郎さんと永作博美さんが新国立劇場に初出演!

井上ひさしさんが残した傑作戯曲「雨」を、
栗山民也さんが演出する注目舞台の公開稽古&囲み取材に伺ってまいりました。

舞台は江戸時代、他人になりすまし大金を手に入れようとする
主人公・徳(市川亀治郎さん)と彼を取り巻く人々、
そして運命の女・おたか(永作博美さん)との日々。

井上ひさしさんの紡ぐ美しい日本語の向こうに描かれるのは、
ただひたすらに生きる人々の苦しみ、悲しみ、そして喜び・・。

亀治郎さん、昼間に明治座での舞台を務めた後の稽古場入りです。
(しかも義経千本桜で宙乗り!役者さんって本当にタフです・・)

永作博美さんは地方随一の器量よし・おたか役。
本当におきれいです!
可愛さの中に色っぽさ。お稽古着の浴衣もまぶしい。

本日拝見したのは「雨乞い」のシーン。

記憶をなくしたふりをして東北の紅花問屋の当主・喜左衛門になりすましている
徳(市川亀治郎さん)の正体が何度もばれそうになるのを、
おたか(永作博美さん)がナイスなフォローでその都度助ける、というシーンです。

人々の追及に苦しい言い訳をする徳。

植本潤さん(花組芝居)演じる金七が厳しく問い詰めます。

宮司(山本龍二さん)も見つめる中・・

とにかく、みなさんの東北弁が美しい!
これはどこか特定の地方の言葉ではなく、いわば「井上語」とのこと。
それだけに演じる側にとってはハードルが高そうですが、
聞いている分には流れるような日本語が耳に心地いいです!

雨乞いの歌。日本の東北の風景が目に浮かんできます。
永作さん、読み合わせでこの歌を聴いたときに少し涙ぐんでしまったとか。


女房しか知らないある秘密で見事に徳の窮地を救うおたか

初めて挑戦する井上作品。
「ここまで色々なものがギュッとつまっていたとは。
喜劇であり、悲劇であり、ミステリーでもある。
どのシーンも楽しみにしてていただきたい」と意気込みを語ってらっしゃいました。

一方の亀治郎さんは「好きなシーンは?」の問いに「まだありません!」ときっぱり。

とにかくセリフの量が多く、役者泣かせの井上作品。
しかも江戸から東北へと微妙に変化していく方言に
「多少まいっております」と記者の笑いを誘います。

リラックスしたお二人の様子から稽古場の雰囲気の良さが伝わります。

取材を受けるお二人の感じも、夫婦っぽい?

「しっかりと作品で見せる、歌舞伎に近い芝居らしい芝居。
暗中模索している最中だが、(演出の)栗山先生がさらに上を望んでおられる感じが伝わる。
初日から千秋楽まで進化していきたい」と語る亀治郎さんでした。

井上ひさし作・栗山民也演出「雨」は新国立劇場・中劇場にて
2011年6月9日(木)から29日(水)まで上演予定。

意表をつくスピーディな展開と、あっと驚くどんでん返し。
色と欲に目がくらんで東北へ旅立ち他人になりきるため方言を会得し、
やがて大きな謀略に飲み込まれていく男の姿を通して
「人間とと言葉」「中央と地方」という骨太なテーマを問う、井上戯曲の真骨頂です。

<おはなし>
江戸は両国、大橋のたもと。雨宿りに入った金物拾いの徳(市川亀治郎)は
老いた浮浪者から「喜左衛門さまでは・・?」と声をかけられる。
どうやら東北・平畠の紅花問屋「紅屋」の当主と間違えているらしい。
莫大な財産と平畠随一の器量よしの女房「おたか」を残し
行方が分からなくなっていると聞き、
本物の当主になりすまそうと江戸をあとにする徳。
北に向かうにつれ変わっていく言葉に戸惑いながらも、
喜左衛門として一世一代の大勝負を打つ日々が始まった・・。
(チラシより抜粋)

ふたりっきりだとこんなシーンも。
永作さん、可愛すぎです!

「雨」のチケットをおけぴで検索する



おけぴ稽古場取材班(&撮影):mamiko、おけぴ管理人


コメントを書き込む

お名前:
ホームページ: (なければ空欄で構いません)
コメント:

コメントの掲載について

コメントは内容を確認した上で反映されますので多少お時間がかかります。内容によっては、通知することなくコメントを受け付けないことがあります。ご了承ください。なお、もしエラーになるようでしたら直接 cs@okepi.jp にコメントをメールいただけると嬉しいです。










最近の観劇レポ

観劇レポ全一覧

おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

おけぴはこちら

RSS

送料
早見表