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2006年11月 アーカイブ

2006年11月03日

06/11/03 ハナオフ相対的浮世絵通し稽古

2006年11月3日(金) 15:00
ハナオフ(花組芝居OFFシアター)相対的浮世絵
通し稽古
特等席 @ 花組芝居稽古場

百鬼夜行抄2を観て桂さんファンになった私ですが、
ハナオフに桂さんが出ることを知り、来週の初日を
楽しみにしていたところ、通し稽古を見せていただける
ことになり♪ 行ってきました♪

稽古場のドアを開ける前に透明なドアの隙間から
桂さんがみえました。どきどき・・
そして稽古場に入ると、あ、青嵐が!!
演出の水下さんが気さくに声かけて下さいまして感激♪

そして劇場でいうなれば特等席の位置に座らせて
いただきまして、コーヒーを入れていただき、ミルクを
入れてかき混ぜてそっとカップを置いたら、プラスチックの
スプーンがぽーんと前方に飛んでいってしまい、
そのスプーンをひろおうとした時に、スタート。
はじまってしばらくはスプーンが気になっていたのですが、
すぐに舞台にのめりこんでいきました。

最初は、スローテンポな出だしなんですが、遠山さん(桂さん)と妹亜希さん
の登場したあたりからのめりこみはじめて、お目付け役の登場で
ドライブがかかって、遠山さんの台詞にじーんとしたりして、
あっという間の1時間45分。

最初休憩あるのかなないのかなと思ったりもしてたんですが、
途中から、これ、きっとないに違いないと思ったらなかったです。
最後まで、一冊一気に読みきった感じ。

実は今日、一箇所、とちられてたようですが、私も一瞬
お?って思ったけど、その後のフォローがうますぎて、
まわりのスタッフの人の笑いがなければ、
あのとちりも演出なのかと思った位。
でも最後、「とちったとちったー」っていって
はけていったのが面白かった♪

お、山藤さん、私と同郷だ。茨木という名前を見ると嬉しくなります。

ストーリー的には、現世の2人、よくよく考えてみると、
結果的にはかなり対照的ですよね。
詳しくはネタばれになっちゃうので初日観劇後にでも。
それにしても何故スコットランドまで羊を観に・・・・

花組芝居のHPに役者さんインタビューのこととか
詳しくいろいろのってるのでぜひこちら

ちなみに、これ↓、本番では何になるんだろう・・・


2006年11月10日

06/11/10 ハナオフ@THEATER BRATS

2006年11月10日(金) 19:00
自由席 @ THEATER BRATS
「ハナオフ 相対的浮世絵」

先日稽古場訪問させてもらった花組芝居さんの
ハナオフ初日、行ってまいりました。

この小劇場の役者さんとの距離感、いいですねー。
桂さんのスコットランド帰りの衣装、登場からすごいインパクト。
また、北沢さんの学ラン姿、すごい、似合ってて怖かった(笑)

会場は、結構コアなファンの方も多かったようで、
笑うタイミングとかがそれぞれ違ったりして、そういうのも
面白かったです。花組芝居の役者さんが客席に散らばってた
のもおおおって感じでした。

最後の二人がさっていくところ、二人残された会話、
前向きに生きよう感が伝わってきました。過去から逃げてるだけ
じゃだめで、向きあって、気持ちに整理つけて新しくスタートきる
勇気も大事だなってことを教えてくれた気がします。

場面転換がないのに、あまりそれを感じさせないのはさすがです。
途中、お?っという間もあったり、
送り出した後の、エピローグもたっぷり楽しめました。

次回のハナオフもぜひいきたいです。

明日からはNY!♪ いまだスーツケースはからっぽです。

2006年11月11日

06/11/11 RENT@Nederlander Theatre

2006年11月11日(土)20:00
1階C列18番 @ Nederlander Theatre
RENT

rent20061111.jpg

本来、NY初日の今日は何も観ない予定でした。が、
16:00NY到着。17:00ホテル到着。18:00劇場のBOX OFFICE到着。
間に合ってしまいまして。しかも、前から3列目の一番端っこの
見切れ席を55ドルで売ってくれるというので、観てきました。

席は確かに、舞台中央から右半分がかなり隠れます。とはいえ
右前方に役者さんがきた時なんて目があいます。予想外
だったのは、スピーカーの大きさですかね。時々ドカーンときます。
ただ、2幕の舞台右前方でのダンスシーン(Ando さんと
黒人男性2人が踊るシーン)は、すごい迫力でした。

RENTは、今まで、日本→シカゴ→NY→NYと観てきて今回これで4回目
なんですが、いい!何度みてもいい。やっぱ曲がいいんでしょうね。
頭に残りますもん。これ書きながら、口づさんでます。

また、ミミ役の人、上の方の声がちょっとかすれぎみだったみたいですが
感じはとてもいい! 二幕で最後あっちから戻ってくるシーンがちょっと
あっけなさすぎで私としては拍子抜けだったんだけど、あぁいう演出になっちゃったのかなぁ。

マークは、熱い感じでよかったです。

RENTはオケピのあの指揮者さんもなにげに好きなんです。
自分自身でメロディーや旋律を刻みながら、指揮するって素敵。。

今回は、普段のモウリーンがなんかかわいかったです。
モウリーンのコンサートシーンは、東京で初めてみた時は、
このシーンいらんのんちゃうのーって思ったけど、
今日は客席のノリもすごくて、かなり楽しめました。
ムーっと叫ぶシーンはかなり圧巻。カモーンっていう前に客席が叫んでましたからね。
お客さん、リピータもかなり多いはず。でも年齢層は結構高め。
おばちゃんが多いです。近くにいた40位のビジネスマンが、
手を前でにぎりしめてうるうるしながらみてたのが印象的でした。

それにしてもやっぱり2幕最初の歌のシーン。いいわー。
1列に並んで Seasons of Love。
黒人のおばちゃんもとってもいいけど、
その次に歌う一番右側の黒人のお兄さんの声にうっとり。

ロジャー、最後のお母さんからの電話( Just Kidding がある電話)で
受話器受け取った後の暗転直後、電話機がちゃって落としたりしてたっけ・・
おおって思うくらいの音でした。
演出や台詞や衣装や振り付けも、2年前に観た時から結構変わってる気がします。
エンジェルの台詞やニ幕の衣装も違った気がするし、
モーリーンのパーティの後の宴会の配置が前回と逆だったのでは。。などなど、
2年のうちにいろいろ変わったのか、私の記憶が飛んでしまってたのか。。

今日のお気に入りは、電話でお母さんの声とかやってた方。チャーミングな方です。
ちょっと小西真奈美に似てはります。
あそこまで早口でしゃべれるのってすごい。

舞台終了後、歌のうまい黒人のおばちゃんから、チャリティーオークションの説明
があったりして、そのノリもちょっと楽しめました。10周年記念だそうで、
RENTに「出演できる権」とかもあるようです。

明日はスパマロットとオルターボーイズです。

2006年11月12日

06/11/12 ALTAR BOYZ@NEW WORLD STAGES

2006年11月12日(日) 15:00
1階A列102番 @ NEW WORLD STAGES
ALTAR BOYZ

altarboyz2006.jpg

初のオフブロードウェイ観劇。
しかも最前列センター。

劇場に入ると。。おおお、小劇場って感じの空間。
が、舞台が異様に狭く、舞台の奥にオケピがある。
ん?もしかして・・・とちょっと嫌な予感。

カウントダウンのアナウンスの後、5人の若者登場。
ラフな格好で2曲ほど熱唱。この振り付けが。。超ベタベタ。。。
でもやたらうける観客達。ヒューヒューとか、振り付けに
笑ったりする声が響き渡り、最前列の私はちょっと氷付け状態・・

3曲目からは、ストーリーに突入するんだけど、肝心な部分の
英語が全然わからなくて、あの機械はなんなのか、何をカウント
ダウンしてるのか、なぜスパニッシュは悲しんでるのか、がわからず。。
でも英語がわかっても面白かったかどうかは微妙・・・

休憩なしで1時間20分。最前列は役者さんと目あいまくりですが、
こうした小劇場だと、舞台全体を観るにはもう少し後ろの方がいいのかもなーと。

ヒッピー系やスペイン系やユダヤ系などもいて、ちょっと個性的な感じの
5人の役者さんでしたが、声はいいし、動きもいいと思うんだけど、
なにかどこか学芸会的な雰囲気を感じてしまうのはなぜなんだろう。
お金も全然かかってないし、それがオフブロードウェイというもの
かもしれないですが、とても軽い舞台だったなぁというのが
観終わった後の印象です。それにしては高すぎる。80ドル。
オフブロードウェイで賞も受賞してるみたいですが、曲はいいと思うけど・・

あ、でも、アリーマイラブのフィッシュに似た男の子はダンスも演技も◎でした!
(ただ、男の子っていっても、皆20後半か、30くらいな気はするのですが・・)

p.s. 昨日のRENTに続き、強面だけど素敵に弾いてる指揮者さんもまいお気にいりです

[NY観光メモ]
結構人が並んでたダイナに昼食を食べにいってバーガーを
頼んでみたものに、ボリュームもすごかったけど、肉はぱさぱさ、味もない・・・


06/11/12 SPAMALOT@SCHUBERT THEATRE

2006年11月12日(日) 19:00
1階A列3番 @ SCHUBERT THEATRE
SPAMALOT

spamalot2006.jpg

素晴らしい! 
顔がゆるみっぱなしであっという間の2時間!

実は、事前に映画版で予習をしたのですが、
映画、見はじめてすぐ、チケットをとったことを後悔したのです。
ドタバタ喜劇みたいな感じで最後まで展開するんですが、
とにかく、なんかホームビデオで撮ったような映画で、
今日の公演は全く期待してませんでした。

が!今日、最初のシーンで、これは面白いぞってピーンときました!
出だしがいい舞台は最後までいいという法則、この作品でもまさにそう!
最初、イングランドをフィンランドと聞き間違えて
おおいに盛り上がるフィンランドのお祭りのシーンからはじまるんですが、
その後は基本的には映画と同じ展開なんだけど、映画より脚色や演出が
とてもうまいんです。随所で登場するアンサンブルの人たちの
好演が支えているというのも大きいかも。

Lady of the lake という映画にない女性も登場しますが、この方が
また歌がうまくて、それでいてコミカルな演技もこなせて、なかなか
いい助演ぶりでした。

そして今日もっともいいって思ったのは、最初瀕死の役で登場して、後半で
ゲイのひ弱な王子として登場した方。この方、多才だー。
とてもひきつけられます。そしてこのゲイのひ弱な王子を、王女からの
助けと思って助けにいく騎士が、ゲイになっていくシーン、ここの
演出とダンスがかなり面白くて、うーん、リピートしたい。

観客席もほぼ常時大爆笑。言葉遊びもかなり多く取り入れられてて、
例えば台詞の中でシンボルと発音したら、オケピのシンバルが
ジャーンといって(間違えて)応えたり、そういう簡単なのは
わかるんですが、あぁここ何いってるのか知りたいっていうシーンのオンパレード。

観客の参加もあったりして、例えば、聖杯のありかが、「D101」
って表示されて、それは何の数字だーみたいな謎解きになり、
座席番号ではないかということで、Dー101に座ってる人を
どけたらその下に聖杯があって、その座ってたお客さんをステージ上
につれてきて記念撮影パチリとか、最後の結婚式のシーンで花嫁が
ブーケを客席にポーンと投げて若い女性がそれをキャッチとか、
楽しむということにとことんこだわってできた素晴らしい作品。
さすがトニー賞受賞作!
終わった後も、舞台上部に歌詞がでてきて、みんなで熱唱でした。

原作とかよりも、やはりそれをどう舞台化するかってとこがポイント
なんだなーと改めて思いました。

2006年11月13日

06/11/13 セビリアの理髪師@メトロポリタンオペラハウス

2006年11月13日(月)19:30
Dress Circle B列23番 @ メトロポリタンオペラハウス
IL BARBIERE DI SIVIGLIA 「セビリアの理髪師」

metro2006.jpg

初のメトロポリタン歌劇場。
劇場についたら、あたり一面パトカーの嵐。
すごかったです。車線の左側どこも全部パトカーが
つらなってました。なんだったんだろう。。

今日観たのはオペラ「セビリアの理髪師」。
たまたまやってたからチケットをとったという感じだったのですが、
いえいえ、とんでもないです、めっちゃすごかった!

まず開演前に、下に降りてたシャンデリアが一斉に上がって
いくんですよ。これがもうすぐ始まるよーみたいな合図に
なっていて、とても洒落てます(休憩時間にまた降りてくる)。

もうどれをとっても最高レベルという感じ。
まず、伯爵とRosinaの歌唱力に圧倒されて、役者全員のキャラクターが
とてもぴったりあっていて、みーんなうまかった。
さすがメトロポリタン。大興奮の3時間。
美術セットも、豪華そうじゃないんだけど、どれも凝ってて抜かりない感じ。
1幕最後のシーンでは、ハンマーで台車がつぶされたり、
また実際にロバがでてきたのにもびっくり。そして意外だったのが銀橋(?)。
オケピの前に宝塚風の舞台が出てるんです。で、そこに頻繁に
役者さんが出てきて歌ったり演技したりするんですよねー。びっくり。

理髪師役は、体格も声もいいフィガロ。そして今回特にお気に入りは伯爵。
2幕最初で、伯爵がピアノの先生に扮するところでは、
伯爵だと気づかなかったくらい。彼のコミカルな演技がまた面白い。
ピアノを弾いてるところは、観てるだけで楽しくて笑っちゃいました。
ドクターバルトロも、2幕最初のシーンでは、客席に話しかけたりして
客席からかなり受けてました。で、バルトロがオケピの指揮者に
話しかけたところで、指揮者がチェンバロを指差し、チェンバロが
弾き始めてバルトロが歌いだすという素晴らしい流れ。いい♪

今回、ちゃんとストーリーとキャストを把握してなかったため
客席前にある英語字幕に結構目を奪われてしまったんですが、
この字幕と舞台の目の往復運動ってかなり疲れて眠くなってしまう。
しかも字幕、かなりタイミングがずれたりして、2幕の最初は
字幕すら表示されないまま10数分たってました。それなのに
お客さんは結構笑ったりしてたのは、イタリア語で内容をもう
わかってるってことなんでしょうねー。

ちょっとなぁと思ったのは劇場のクローク。
地下の目立たないところに小さな受付があって
そこにスタッフが二人。これで全部まかなえるのかと心配に
なってたら、案の定終演後、長蛇の列。手際はかなりよかったけど。。
でも確かに考えてみたら、地下鉄からつながってる入り口からは
とても近い位置にあるし、人の流れ的には、この位置にある方が
いいのかなとも。ちなみに1個につき2ドルとられます。
傘とコートを預けると4ドル。スーツケース1つでも2ドル。

あとは観客のマナーがどうなのかなぁというのはありました。
私の横の人は、ニ幕で何かを食べ初めてとてもにおってきたし、
私の前に座っためっちゃでかい女性はマナーがひどくて、
頻繁に身を乗り出すわ、頭のカールが放射線状になって飛び出していて
私の視線に入ってくるわ、落ち着きが全くないわ、隣の人と話すわで。。
また、私の隣の席の人が休憩で席をはずしてたら、おばさんがやってきて、
「ここ、空いてるの? YES?NO?」と強引に聞いてきて、
いるといってるのに、強引に座ったり(後でもちろん本人に注意されてました)。

お客さんの服装は、そこまでドレスアップしてる人は少なかったですが、
ラフな格好のお客さんも少なかったです(ちなみに今までのドレスアップ度の
最高はミュンヘンのバイエルン州立歌劇場。あそこは劇場からスタッフから
お客さんまでもうびしっときまってました。一方でウィーン国立歌劇場は
観光客が多くて劇場内でカメラもとりまくり)。でちょっと思ったのが
休憩時間の少なさ。短いです。平日で開演7時半で終演11時近くだから
まーあまり休憩時間とれないということなんですかねー。でも、そんな中
でも劇場内のおしゃれなレストランでフルーツとティーを嗜んでる人達も
いて、豊かにいきてるなぁと思ったりしておりました。

カーテンコールは意外なまでにあっさりしてました。
2回くらいやって終わりで、あのカーテンをちょこんとつまんで
とかいうカーテンコールもなかったです。ちょっとさびしい。

でもとにかく大満足のメトロポリタン初日。この後は蝶々夫人とトスカ、
両方とも1階最前列♪ 楽しみです。その前に明日はメリーポピンズ♪

おまけ:
知り合った日本人の子が フィガロ役の Peter Mattei の大ファンで、
出待ちしてサインをもらったらしく、めちゃめちゃ喜んでたので記念に撮影。
この彼女、8日間でオペラ8本。オールスタンディング!すごい。
METのオペラって毎日スタンディングシートが20ドルで売り出される
らしく、並べばまず手に入るそうです。
Mattei、確かにいいフィガロでした。きりっとした表情、伸びのある歌声、
堂々とした存在感と背の高さとまじめで頼もしい感じ。来日したら要チェック♪
ちなみに楽屋口は劇場の地下から地下鉄に向かう途中ちょっとドアを外に
出たところにあって、毎日セビリアの時で5,6人が出待ちしてたそうです。
一緒に撮影したり、パンフレットやCDにサインしてくれたそうで、それがこちら↓
signs2006.jpg

[NY観光メモ]
お昼は、同じホテルで知り合った方に、ジャクソンハイツにあるという
美味しいカレー屋さんに連れてってもらいました。めちゃうま!
ナンはほとんど食べず、細長いパサパサライス、これがカレーと
めっちゃ合う。6種類位のビュッフェで一人8ドル位。おすすめ。だけど名前忘却・・
午後はWTC跡地~自由の女神という王道コース。でも自由の女神のある島
まで船でいったにも関わらず、寒いということで、上陸せずに退散。
ま、今どうせ冠まではのぼれないみたいですしね。荷物チェックかなり厳しかったです。

2006年11月14日

06/11/14 MARY POPPINS@NEW AMSTERDAM THEATRE

2006年11月14日(火) 20:00
バルコニー3階B列102番 @ NEW AMSTERDAM THEATRE
MARY POPPINS

marypoppins2006.jpg

昨年、上演開始直後のロンドンで観て大興奮した「メリーポピンズ」。
アメリカでも上演開始ということで、どんなメンバーなのか、
またどんな演出なのかとても興味があって観てきました♪

席はバルコニー席。3階の前から2列目。
この劇場、すごい急勾配なんですが、3階席でも舞台が結構近くて
ほとんど双眼鏡なしで楽しめます。

感想ですが、1幕が終わった時点では「あれ、子供向けアレンジ?」
とちょっと落胆してたんですが、2幕終了後は、絶賛! すーばーらーしーーい!

キャストは、バートはなんとロンドンと同じ人!(多分)
メリーポピンズは、違う人でしたが、歌はとてもよくて
ロンドンの彼女にかなり近い(ロンドンの彼女の方がもう少し高かったと思う)
ただ、うーん、ロンドンの彼女のイメージが強すぎて、
ブロードウェイのこの方は、ちょっとぱっと見た目が
おばさま風(失礼。多分年齢は若いと思う)で、少ーしどたどたした印象
なんですよね。ロンドンのメリーは、姿勢がよくて、顔も体系も
オードリーヘップバーン並みで、階段を上半身が上下動せずに
ススーって感じでのぼっていったのがめちゃめちゃ気持ちよかったんだけど、
アメリカのメリーは、上半身が普通に上下動するので、普通な感じでした
(逆にそこでちょっと滑稽なしぐさをして観客の笑いを誘ってましたが)。
スプーンを子供になめさせるシーンやバートの頬にキスするシーンでは、
ロンドンの時は、ふわぁぁって思ってたんですが、アメリカのメリーは
そういう感情はうまれず。。
でも最後3階席の目の前に現れた時、ウィンクしてたのをみて、このメリーも
好きになってしまったんですけどね。でもほんとこの演目、印象の中にメリーの
占める割合はめちゃめちゃ大きいです当たり前ですが。先日のスパマロットなんて
かなり分散型でしたから対照的だなと。

演出は、ロンドンと結構変わってたと思います。
最後の台詞とかも、ロンドン版よりも、ストレートによりわかりやすく
台詞が加えられてたような気がするんだけど、衣装や演出も、よりオーバーに、
よりストレートに、よりわかりやすくなってたと思います(だから子供向け
かと思ってしまったというのもあるかも)。
セットのベースは一緒と思うけど、細かな、例えばバートの描く絵とか
(ロンドンでは地面にも描いてた)、大きな大きな傘とか、最後の旅立ち方とか。
最後は圧巻です。あのシーンのために、あの劇場の天井にあのセットを作ったのかーと。
美術セット(奥行き感とか、凧やスカイウォークの演出)、
照明の使い方(これもほんとにうまい。客席にぱーって光が
飛び散っていく様とか。星がきらめく感じとか)、雪の降る感じとかほんとにうまい。
メリーがいろいろなものを出していく手品みたいな演出や、
箱に入れた人形が人になるシーンとか、どうなってるの!?というシーンの連続。

ただ、今回、ロンドンに比べて、キャストの全体的なレベルはどうだったのかなぁ
というのが少し残念。すごくよかったのはバートとお手伝いのおばさん。
お母さんは歌はちょっときついし(伸ばす部分が聴いててつらかった)。
男の子もちょっと不安定、そしてアンサンブルの歌がちょっと残念なレベルで、
ダンスにもきれがなく、バラバラ感もあり。。

また、私の後ろを陣取っていたガキ共が最悪で、ばりばりお菓子は
食べるわ、ビニールをがさがさするわ、あれやこれや話すわ、
舌打ちをしまくるわ・・・ 私の隣のおじさまが「シャラップ!」
といってくれたんだけど、まったく効果なく。。そのくせ最後のシーン
では「メアリーポピンズ カミング バァーーック、キャー、ヒューッ」
と叫びまくってました。まぁ最後は私もそう叫ぶ気持ちはわかったけれども・・
子供の反応はみてると面白いです。興奮すると叫びまくりです。
キスシーンで、ヒーヤーァみたいな声で恥ずかしいわ的な高い声を
あげてたのは笑えました。大人も、かなり大声で笑ったり、いいと思った
シーンでは、かなり長い拍手。これはみてて気持ちいい。

最後は本当におお盛り上がりで、ほとんどオールスタンディング状態でした。
ただ、個人的には、ロンドンのメリーをリピートでもう一度観たい。

[NY観光メモ]
今回もまた3日目から不眠症状態。うーん、観劇の刺激のせいか・・
ホテルのロビーでぐだーっとしていたら、昨日ついたばかりという
日本人の方とお知り合いになり、タイムズスクエア探索。
レッドロブスターのお店で海老。普通に美味しかったです。

2006年11月15日

06/11/15 JERSEY BOYZ@August Wilson Theatre

2006年11月15日(水) 14:00
Z列9番 @ August Wilson Theatre
JERSEY BOYZ

jerjey2006.jpg

2006年トニー賞BEST MUSICAL賞受賞作。観てきました。

ミュージカルじゃなかったです。

会場前の列に並んだ時からちょっと嫌な予感してたんですよね。
なにしろ客がおばちゃんおじさん、いえ、おばあさんおじいさんが大多数。
若者なんてほとんどいません。若いカップルもいない。日本人は皆無。

で、会場入って席に座ると、Z列だったんですが、
価格は111ドルのくせに、舞台の上半分が見切れてる!
ありえないですよこれ。ひどすぎる・・・最前列でも111ドルって。

で、1幕。そして2幕。はやく終わらないかなぁと思い続けた舞台でした・・・
もうBoyz ものは見ないぞと思ったくらい(先日の ALTAR BOYZ も orz だったので)

ストーリーは、Four Seasons というアメリカのバンドの実話を
ベースにした話なんですが、曲は、有名な曲も多くて、普段ノリが悪い私でも
ちょっとのりたくなる感じの曲ばかりだったのでそれはそれで楽しかったんですが、
これって、コンサート、というか、コピーバンドのライブなんちゃうのかと。。

マンマミーアみたいに曲とストーリーがかみ合っているわけでもなく、
ダンスはないし、台詞も歌わない。これって、ミュージカルなのー?
2006年トニー賞 BEST MUSICALって・・選考基準は何なのでしょう。。

正直、誰かにとてもおすすめはできないなーと。。
舞台装置もめちゃめちゃシンプルだし。
また、トニー賞 LIGHTING 賞って書いてあったけど、LIGHTINGって照明でしょうか?
えー、この舞台のどこの照明がよかったのーって感じです。

だとすると、役者の人の個性がよかったんですかねー。
と思っていたら、実は今日の主役がなんとキャスト変更。
この主役の人がトニー賞でいくつか賞とった人なのに、
この人じゃない舞台ってなんなんだーと。代役の方(アンサンブルでキャスティング
されてた人)も、いい裏声出してなかなかでしたが、ニ幕はちょっとお疲れ感もみえ。。

ストーリー的にも単調な感じだし、これといった魅力もない気が。。
ただ、異様に観客ののりはいいです。私のまわりの人達、一緒に
歌いまくってました。特に私の後ろのおっちゃんは、歌詞のはもりの部分を
やたらダミ声で歌いまくるので、もうやめてよーって感じでした。
楽しいってのは伝わってくるけどね。子供は一人いたけど、
かなりつまらなさそうでした。わかるよ、君の気持ち。
お菓子の箱をパコパコやって訴えたい気持ち・・・

ちなみにこの観客の方々もまた昨日と同じくマナーがひどかった。
携帯電話は鳴りまくり、メールは見るわ、上演中にフラッシュたくわ、
お菓子を食べるわ、上演中にどんどん立ち上がってお手洗いいくわ、
二幕はじまっても全然席に座らず立ち話してるわ・・・

トニー賞をとったら、興行にもすごく影響がでるので、多分裏でいろいろ
あるとは思いますが、確かにフォーシーズンズファンの人は全米各地から
これを観に来るだろうし、興行的には成功なのかも。
でも、それだったら「トニー賞 熟年部門賞」みたいなのにしてほしい。。。

[NY観光メモ]
今日は毎日オペラを観にいってるという方とメリディアンホテルの中に
あるというバーガー屋さんに。かなりの行列ですねここ。来たことあるような
ないような、そんな記憶。確かに、美味しかった。また食べたくなる味。

06/11/15 MADAMA BUTTERFLY@メトロポリタンオペラハウス

2006年11月15日 19:30
1階A列14番 @ THE METROPOLITAN OPERA HOUSE
MADAMA BUTERFLY 「蝶々夫人」

madama2006.jpg

最前列! しかも指揮者はレヴァイン!

セビリアの理髪師の時ほどの感激はなかったですが、
いい舞台でした。演出がちょっとモダンだったから、
場所によっては好き嫌いが出たせいかなーと思ったりもします。

例えば、蝶々夫人の子供や、侍女の一部に、浄瑠璃人形を
使ったりしてるんですが、黒子があやつるこの人形の動きは
素晴らしい! 特に蝶々夫人の子供の動きにはびっくりしました。
(ただ、3幕最初の、人形と日本人っぽい人の踊りは意味がわからなかった)

舞台装置はかなりモダンな感じで、舞台上面が全面鏡になってて
ステージがうつし出されてるという構造。で登場する着物姿の
女性達が、なんというか、どぎつい着物と化粧で、さらに髪結いが
紙(!?)なんですよね。最初一列で着物姿の人がステージに
奥からあらわれてきた時は、こわすぎてどきっとしました。
PLAYBILL みたらコスチュームデザイナー
は中国の方。日本人にやってほしいなぁ。

蝶々夫人は、表情とか演技がすごく伝わってくるものがあって、
声もとてもきれいで、この方はすごいなと。
スズキも、いいキャラでした。目線とか。声もすごくいい。
男性陣は安定してていい感じだったけど、声があまり聞こえない
人もいたり・・

また、新体操の紐みたいなのを使った演出とか、提灯をいろいろ
アレンジしてみたりとか、モダンな演出をいろいろしてたみたい
ですが、うーん、オーソドックスなのが観たかったかも。

最前列右ブロック。でも舞台との距離はちょっとある感じ。
双眼鏡もってきてもいいなと思ったりする位でしたから。

ただ、客のマナーはここでもいまいち。がさごそやるし、
携帯はなるし。。ちなみに服装も最前列でもラフな人はラフでした。

蝶々夫人、はじめて観ましたが、蝶々夫人めちゃめちゃ
でずっぱりですね。ほとんど最初から最後まで。こりゃー
大変な役どころだなーと。しかも設定が15歳だなんて。
今日の方は、15歳といわれると確かにちょっと無理が
あるけど、でもそれ以上に魅力的な演技と声でとても魅了
されました。うん、満足♪

2006年11月16日

06/11/16 WICKED @ GERSHWIN THEATRE

2006年11月16日 20:00
1階A列106番 @ GERSHWIN THEATRE
WICKED

wicked2006.jpg

観てきました。聞く人みんなが「WICKEDはいいよ」と
いっていたこの演目。事前にストーリーを読むと、

独特の世界観、そしていい音楽、これはきっと面白いぞ、
なんでAvenueQ に負けてトニー賞とれなかったんだろう
というかなりの期待感を持っていってきました。

結果的にいうと、うん、なかなかいい。でもちょっと消化不良。
1幕はよかった!でも2幕は1幕ほど盛り上がらず。。
出演者もいい、曲も音楽もいい、衣装や美術もいい!
だけど、アンサンブルのダンスのシーンは、なんかいつも
中途半端なところで終わるし、数多く埋めこめられた
サイドストーリーもなんか伏線になりきってないし。。

また、めちゃめちゃひいたのが、最初の出だしのシーンで、
舞台の上部に大きなドラゴン(鳥?)がいるんですが、これを操作する
Tシャツのおっちゃんが、舞台下手側セットの上の方にいて丸見えなんです。
そのおっちゃんのいる位置ってあれ、舞台セットの一部と思うんですよね。
だって、彼の下の段には、猿が動き回ってたわけで。
2幕にもこのおっちゃんがでてくるんですが、うーん、なんであの位置に。。
でもこのおっちゃんを除くと、出だしはいい!
やっぱ WICKED すごいかもと思いましたこの時は。

グリンダは、最初の登場シーンから、声も容姿も演技もよくて、◎!
多分ちょっと年齢はいってると思うんだけど(Playbillの写真若すぎ)、
でもそんなことを感じさせないとってもかわいくてにくめないグリンダ。
エルファバ役の人は、声がいいですねー。最初ちょっと声が?って思ったのは
演出でわざとだったのかなぁと思います。今日の人はちょっと体が大きめで
イメージとは違ったんですが、エルファバの思いはとても伝わってきました。
(私的には写真集にのってたキャストの方で観たかったんですが)

1幕の最後の DEFYING GRAVITY の歌は、いいっ! うん、いい歌だー。
2幕は、博士の歌や踊りのシーンとかっていらないんちゃうのかなぁと。
特にうまいわけでもないのに、なぜこんなに長くやるのかなぁと。
(その後の伏線を印象づけるため?)これでペースが崩れて、
エルファバの妹とボクの長いシーンでまたどよーんとなったり・・・
で、エルファバと博士の関係がわかるシーンでは感情的に何も感じず
(なんか伏線をいろいろひっぱってた割にはあまりにもあっさり)
そして最後は、あれ、生きてた? へぇぇみたいな感じの終わり方。
全体的にとても面白い要素が多いのに、深みがなくてもったいないー。

休憩時間に買おうと決めていた50ドルの特集本も買わず、
キーホルダーも買わずに帰ってまいりました。

AvenueQ を観てないのでなんともいえないけど、トニー賞を受賞するには、
いま一つ何かが足らなかったんだろうなーと思える舞台でした。惜しい・・

とちょっと辛口になりましたが、事前に聞いた周りの人たちの評判が
あまりにもよかったので、自分の中で期待がでかすぎたというのがあるかも。
作品自体は、決して悪かったわけではないです。メリーポピンズに感激レベル
の基準が上がってるのでってのも大きかった気がします。メリーポピンズの
いろんなマジックやスカイウォークがやたら完璧だったので、Wicked の
エルファバの魔法シーン(妹の椅子が回転したり動物実験等のシーン)が
ちゃちくみえてしまったというのもあるのかも。。
でも昨日観たジャージーボーイズに比べたらもう全然いいです!
それに、Wicked には独特の世界観があってこれはいいなぁと思う。
「はまりたい」「もう一度いろんなところを観てみたい」そんな気持ちに
させてくれるんですよね。そういう意味でも、もう一歩踏み込んだ演出
だったらなぁと残念でなりませぬ。

[NY観光メモ]
昨夜は4時間くらい寝れたかな。でも結構元気。
センチュリー21というディスカウントストアに行ったら
結構いろいろ買い物をしてしまう。靴やら服やらネクタイやら。
お昼は、大陸をこれから縦断予定という方と、チャイナタウンの
中華料理屋さんへ。店員の態度がめちゃ悪いも、味は美味しいー。
シェア用のお皿を追加で頼もうとすると1ドルといいやがる。
でも2人で麺2個、ご飯物1個、野菜系1皿、4皿。
やっぱりちょっと多かった。帰りはバス。ってか、バスもいいね。景色みえるし。

2006年11月17日

06/11/17 TOSCA @ メトロポリタンオペラハウス

2006年11月17日(金) 20:00
1階A列9番 @ メトロポリタンオペラハウス
TOSCA 「トスカ」

tosca2006.jpg

最終日の今日はオペラ「トスカ」。
一階最前列左ブロックセンター寄り。
今回のオペラで最も高額なお座席。220ドル。

まず最初のオーバチュアと同時に開いた幕の後ろは・・

お、おおおおお! すごい舞台セット。すごい奥行き感。
観客席からどよめきが。。よくもまーこんなのを組んだものだと。

マリオ・カヴァラドッシ登場。見た目はぼくとつとしていて
ずんぐりむっくりな感じだけど、声はナイステノール。
彼の歌とあいまって、今日はオケが素晴らしい!
耳がめちゃめちゃ喜んでるのがつたわってきます。
指揮者がこれまた感情豊かにふる若い方で、すごく
表情も豊かなんですよねー。この方の指揮はまたみてみたい。

と思っていたところに、トスカ登場!

トスカ登場・・・

orz

オペラなので、見た目よりも歌、そう、歌がよければ
OKなのです!が、歌も・・・・ なんかですね、
心地よくないソプラノなのです。カヴァラドッシと一緒
に歌う部分でもほんとにかみ合ってない感じ。

で、ぱっとみためそこまで太ってはないように見える
のですが、二の腕あたりはかなりぶるんぶるんで、
歩くたびに肩をつりあげ、のっしのっしと歩いて、
表情もかなり堅い。気の強い女役とはわかっていても、
どこかに女性的な魅力が欲しいのですが、うーん。

最後の自殺シーンでは、どしどしとあがっていて、
よっこらせっと飛び降りた感じで。。。なんか歌とか
台詞とかに全然感情移入ができなかったです。。

一方で、スカルピア男爵は、なかなかいい感じでした。
ただ、この方、ニ幕で死んじゃうのですが、三幕の
カーテンコールには出てこない。こういう場合ニ幕で
帰っちゃうのでしょうか。

それにしてもこのトスカ、1幕最後や2幕で、必要以上に
人がでてきますよね。しかもあんま歌わないし。

セットはめちゃめちゃ豪華。2幕もあの分厚い本は
一冊一冊作ってるのだろうか。3幕の処刑場のシーンは
これまたすごい奥行き感。驚きました。でも、このセット
を組むためか、休憩が異常に長い。それもどうかと・・

今回は、舞台の歌い手さんは私的にかなりいまいち
だったのですが、オケがすさまじくよかった。指揮者。
Nicola Luisotti という方。ファンになりましたー。
カーテンコールの拍手もこの方のは特に大きかった気がします。
トスカは曲もとってもいいので、今日はこのオケの演奏が
聞けただけで満足♪

最後は、悲劇で終わりましたが、NY、また来年来たい!

[NY観劇メモ]
今日は大学の友人とランチ。買い物にもつきあってくれて、
お茶したりこっちの事情などをいろいろ聞けたりして
楽しいひとときでした。郊外にすごいおうちを建築中との
ことで、スケールの違いをじーんと感じました。

ちなみに今回滞在したこの場所、NYで一人で観劇しに
きたい人にはとてもおすすめです。

SPACE46 という場所で、立地が最高。6ave と 46st の近く。
劇場街まで全て徒歩圏内。隣は吉野家、一階は寿司屋、反対は99セントショップ。
シングルだと一泊70ドル、ダブルx2だと一泊100ドル。
ドミトリーは女性限定で35ドル(?)。
共有スペースではパソコンも2台あって無線LANも完備
(でも部屋には電波が入らなかった)。目的もってきてる人が多くて、
毎日ダンスに通ってる人や、ミュージカル三昧の人、
オペラ三昧の人、クラブ通いの人、サルサ通いの人、
大陸縦断する人、出張の帰りにふらっとよった人、
ゴルフに通う人などほんとに個性的で楽しい人が多く、
情報交換できたり一緒に観光や観劇したりと楽しい
時間がすごせました。次回もここ、使いたいかも。
space46.jpg

2006年11月18日

06/11/18 NewYork観劇ツアー2006総括

今、NYのホテルのロビーで総括を書いております。
(18日朝3:30。日本時間18日17:30)

■ミュージカル編

今回は、到着初日から、RENT を観て、以後

2006/11/11 20:00 RENT
2006/11/12 15:00 ALTAR BOYZ (オフブロードウェイ)
2006/11/12 19:00 SPAMALOT
2006/11/13 19:30 セビリアの理髪師 (MET)
2006/11/14 20:00 MARY POPPINS
2006/11/15 14:00 JERSEY BOYZ
2006/11/15 19:30 蝶々夫人 (MET)
2006/11/16 20:00 WICKED
2006/11/17 20:00 トスカ (MET)

ミュージカルで、ぜひ観て欲しいおすすめ順に書くと
MARY POPPINS, RENT, WICKED, SPAMALOT
ちょっとコア層がターゲットなのでおすすめできないのは BOZ系(笑)

また、今回観れなくて、次回ぜひ観たいのは
 ・アベニューQ (人形劇らしいけど WICKED をおさえたトニー賞の実力を見たい)
 ・ドラウジー・チャペロン(今年のトニー賞で六部門受賞。広告もあちこちで見かけた)
 ・ヘアースプレー(前回観劇から主役が変わってるはず。初めて見る人には超お勧め)
 ・レ・ミゼラブル(六ヶ月限定上演ではじまったばかり。ロンドンのミミがファンテーヌ?)
 ・コーラスライン(本場のコーラスラインはみてみたいかも)
 ・ターザン(観た人が結構面白かったといってた)
 ・マンマミーア(ラスベガスで観てすごく感動したんだけど過去3回観てるだけに後回しに)

ちなみに、はじめて来る人におすすめかなと思うのは
 ・シカゴ(日本人の観光客でシカゴ観て感動してる子が多かったです)
 ・美女と野獣、オペラ座の怪人、ライオンキング
  (NYで初めて観るなら確かにこの3つが無難かも)
 ・ブルーマン(オフブロードウェイ。なんか私はずっと避けてきた演目)
 ・ネイキッド・ボーイズ・シンギング(全裸の男性ダンサーのショー。観客は女性ばっからしい)
 ・ストンプ(オフブロードウェイ。よく日本にも来日してますね)

あとは。。
 ・プロデューサーズ(映画が好きならいいかも。私は映画観てないけど、舞台はちょっとだめでした)
 ・カラーパープル(黒人観客が80%くらいで、観た人の話を聞いてる限りではどうなのかなと)
 ・カンパニー(これから開幕? どんな作品だろう)
 ・ウエディングシンガー(今回候補からはずしちゃった演目)

[服装について]
観客の人みんな結構ラフな人が多いです。
また、クロークがない場合とかもあるのでご注意を。
劇場によっては結構冷える場合もあり(Wickedは寒かった)、
軽くはおれるものをもっていくといいと思います。

[TKTSについて]
TKTS(チケッツ)の場所、今一時的に移動してるんですね。
一瞬、あれ、なくなった?って思ってしまいました。
タイムズスクエアのマリオットホテルの奥の角にあります。
(一瞬見つけづらい)。美女と野獣、AVENUE Q, CHICAGO,
HAIRSPRAY, レミゼ, マンマミーア,ターザン,RENT など
そうそうたるチケットが半額で買えます。詳しくはこちら

[その他]
チケットは、チケットマスターやら劇場やらTKTSやら
いろいろな所で売っていますが、全てバーコードがついていて、
劇場の入り口で、そのバーコードをぴぴっとスキャンされて入場します。
(2年前はこうじゃなかったと思う)。確かにこれだと半券での管理より
かなり効率的。日本もそうすればいいのにな。

■オペラ編

今回は、日本からチケットをおさえていきましたが、METのホームページ
で空状況がいつでも確認できます。また、当日は20ドルの立ち見席も
発売されるので、雰囲気を味わいたい人は、立ち見というのもありでしょう。

[食事]
開演は19時半とか20時で、終演はたいてい23時。
休憩時間は演目によっても異なりますが、もし完璧に堪能
したい場合は、劇場内のレストランを事前に予約しておくと、
開演の2時間前あたりから終演後まで、席をキープできて、
休憩時間、いつでも食事を堪能できるようです。
あとは、近隣のレストランで「プレシアターメニュー」という
のを出しているレストランも多く、こうしたところでは、通常より
少しお安く、しかも待たされることなく食べることができてお得です。

[服装]
服装は、私は黒系のスーツでいきましたが、男性は上着なしの方も
そこそこいました。ただ、ボックス席や貴賓席、高い席の場合は、周りに
座る方がドレスアップしている場合も多いので、いかにも観光客です
みたいな服装はNGと考えておいた方がいいと思います。女性だったら
上下黒系とかだったら問題ないと思います。あとは、クロークが地下に
あるのですが、非常に狭く、帰りは行列になるので、できれば座席で
もてるのであれば預けない方がいいと思います(ボックス席は中に
ハンガーとかがあるようです)。

[その他]
開演ぎりぎりでなく、ぜひ開演30分位前に劇場にいって、
劇場内の雰囲気を堪能しましょう。特に開演直前に、シャンデリアが
上に一斉にあがっていく様子はなかなか圧巻です。
字幕は、各座席に一つづつついてますが、ボタンを一度押さないと
OFFのままなので注意(特に2幕の時に押すのを忘れることが多い)。

来年早々にまたきたいなー

About 2006年11月

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