06/11/16 WICKED @ GERSHWIN THEATRE
2006年11月16日 20:00
1階A列106番 @ GERSHWIN THEATRE
WICKED
観てきました。聞く人みんなが「WICKEDはいいよ」と
いっていたこの演目。事前にストーリーを読むと、
独特の世界観、そしていい音楽、これはきっと面白いぞ、
なんでAvenueQ に負けてトニー賞とれなかったんだろう
というかなりの期待感を持っていってきました。
結果的にいうと、うん、なかなかいい。でもちょっと消化不良。
1幕はよかった!でも2幕は1幕ほど盛り上がらず。。
出演者もいい、曲も音楽もいい、衣装や美術もいい!
だけど、アンサンブルのダンスのシーンは、なんかいつも
中途半端なところで終わるし、数多く埋めこめられた
サイドストーリーもなんか伏線になりきってないし。。
また、めちゃめちゃひいたのが、最初の出だしのシーンで、
舞台の上部に大きなドラゴン(鳥?)がいるんですが、これを操作する
Tシャツのおっちゃんが、舞台下手側セットの上の方にいて丸見えなんです。
そのおっちゃんのいる位置ってあれ、舞台セットの一部と思うんですよね。
だって、彼の下の段には、猿が動き回ってたわけで。
2幕にもこのおっちゃんがでてくるんですが、うーん、なんであの位置に。。
でもこのおっちゃんを除くと、出だしはいい!
やっぱ WICKED すごいかもと思いましたこの時は。
グリンダは、最初の登場シーンから、声も容姿も演技もよくて、◎!
多分ちょっと年齢はいってると思うんだけど(Playbillの写真若すぎ)、
でもそんなことを感じさせないとってもかわいくてにくめないグリンダ。
エルファバ役の人は、声がいいですねー。最初ちょっと声が?って思ったのは
演出でわざとだったのかなぁと思います。今日の人はちょっと体が大きめで
イメージとは違ったんですが、エルファバの思いはとても伝わってきました。
(私的には写真集にのってたキャストの方で観たかったんですが)
1幕の最後の DEFYING GRAVITY の歌は、いいっ! うん、いい歌だー。
2幕は、博士の歌や踊りのシーンとかっていらないんちゃうのかなぁと。
特にうまいわけでもないのに、なぜこんなに長くやるのかなぁと。
(その後の伏線を印象づけるため?)これでペースが崩れて、
エルファバの妹とボクの長いシーンでまたどよーんとなったり・・・
で、エルファバと博士の関係がわかるシーンでは感情的に何も感じず
(なんか伏線をいろいろひっぱってた割にはあまりにもあっさり)
そして最後は、あれ、生きてた? へぇぇみたいな感じの終わり方。
全体的にとても面白い要素が多いのに、深みがなくてもったいないー。
休憩時間に買おうと決めていた50ドルの特集本も買わず、
キーホルダーも買わずに帰ってまいりました。
AvenueQ を観てないのでなんともいえないけど、トニー賞を受賞するには、
いま一つ何かが足らなかったんだろうなーと思える舞台でした。惜しい・・
とちょっと辛口になりましたが、事前に聞いた周りの人たちの評判が
あまりにもよかったので、自分の中で期待がでかすぎたというのがあるかも。
作品自体は、決して悪かったわけではないです。メリーポピンズに感激レベル
の基準が上がってるのでってのも大きかった気がします。メリーポピンズの
いろんなマジックやスカイウォークがやたら完璧だったので、Wicked の
エルファバの魔法シーン(妹の椅子が回転したり動物実験等のシーン)が
ちゃちくみえてしまったというのもあるのかも。。
でも昨日観たジャージーボーイズに比べたらもう全然いいです!
それに、Wicked には独特の世界観があってこれはいいなぁと思う。
「はまりたい」「もう一度いろんなところを観てみたい」そんな気持ちに
させてくれるんですよね。そういう意味でも、もう一歩踏み込んだ演出
だったらなぁと残念でなりませぬ。
[NY観光メモ]
昨夜は4時間くらい寝れたかな。でも結構元気。
センチュリー21というディスカウントストアに行ったら
結構いろいろ買い物をしてしまう。靴やら服やらネクタイやら。
お昼は、大陸をこれから縦断予定という方と、チャイナタウンの
中華料理屋さんへ。店員の態度がめちゃ悪いも、味は美味しいー。
シェア用のお皿を追加で頼もうとすると1ドルといいやがる。
でも2人で麺2個、ご飯物1個、野菜系1皿、4皿。
やっぱりちょっと多かった。帰りはバス。ってか、バスもいいね。景色みえるし。