06/11/15 JERSEY BOYZ@August Wilson Theatre
2006年11月15日(水) 14:00
Z列9番 @ August Wilson Theatre
JERSEY BOYZ
2006年トニー賞BEST MUSICAL賞受賞作。観てきました。
ミュージカルじゃなかったです。
会場前の列に並んだ時からちょっと嫌な予感してたんですよね。
なにしろ客がおばちゃんおじさん、いえ、おばあさんおじいさんが大多数。
若者なんてほとんどいません。若いカップルもいない。日本人は皆無。
で、会場入って席に座ると、Z列だったんですが、
価格は111ドルのくせに、舞台の上半分が見切れてる!
ありえないですよこれ。ひどすぎる・・・最前列でも111ドルって。
で、1幕。そして2幕。はやく終わらないかなぁと思い続けた舞台でした・・・
もうBoyz ものは見ないぞと思ったくらい(先日の ALTAR BOYZ も orz だったので)
ストーリーは、Four Seasons というアメリカのバンドの実話を
ベースにした話なんですが、曲は、有名な曲も多くて、普段ノリが悪い私でも
ちょっとのりたくなる感じの曲ばかりだったのでそれはそれで楽しかったんですが、
これって、コンサート、というか、コピーバンドのライブなんちゃうのかと。。
マンマミーアみたいに曲とストーリーがかみ合っているわけでもなく、
ダンスはないし、台詞も歌わない。これって、ミュージカルなのー?
2006年トニー賞 BEST MUSICALって・・選考基準は何なのでしょう。。
正直、誰かにとてもおすすめはできないなーと。。
舞台装置もめちゃめちゃシンプルだし。
また、トニー賞 LIGHTING 賞って書いてあったけど、LIGHTINGって照明でしょうか?
えー、この舞台のどこの照明がよかったのーって感じです。
だとすると、役者の人の個性がよかったんですかねー。
と思っていたら、実は今日の主役がなんとキャスト変更。
この主役の人がトニー賞でいくつか賞とった人なのに、
この人じゃない舞台ってなんなんだーと。代役の方(アンサンブルでキャスティング
されてた人)も、いい裏声出してなかなかでしたが、ニ幕はちょっとお疲れ感もみえ。。
ストーリー的にも単調な感じだし、これといった魅力もない気が。。
ただ、異様に観客ののりはいいです。私のまわりの人達、一緒に
歌いまくってました。特に私の後ろのおっちゃんは、歌詞のはもりの部分を
やたらダミ声で歌いまくるので、もうやめてよーって感じでした。
楽しいってのは伝わってくるけどね。子供は一人いたけど、
かなりつまらなさそうでした。わかるよ、君の気持ち。
お菓子の箱をパコパコやって訴えたい気持ち・・・
ちなみにこの観客の方々もまた昨日と同じくマナーがひどかった。
携帯電話は鳴りまくり、メールは見るわ、上演中にフラッシュたくわ、
お菓子を食べるわ、上演中にどんどん立ち上がってお手洗いいくわ、
二幕はじまっても全然席に座らず立ち話してるわ・・・
トニー賞をとったら、興行にもすごく影響がでるので、多分裏でいろいろ
あるとは思いますが、確かにフォーシーズンズファンの人は全米各地から
これを観に来るだろうし、興行的には成功なのかも。
でも、それだったら「トニー賞 熟年部門賞」みたいなのにしてほしい。。。
[NY観光メモ]
今日は毎日オペラを観にいってるという方とメリディアンホテルの中に
あるというバーガー屋さんに。かなりの行列ですねここ。来たことあるような
ないような、そんな記憶。確かに、美味しかった。また食べたくなる味。