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06/11/13 セビリアの理髪師@メトロポリタンオペラハウス

2006年11月13日(月)19:30
Dress Circle B列23番 @ メトロポリタンオペラハウス
IL BARBIERE DI SIVIGLIA 「セビリアの理髪師」

metro2006.jpg

初のメトロポリタン歌劇場。
劇場についたら、あたり一面パトカーの嵐。
すごかったです。車線の左側どこも全部パトカーが
つらなってました。なんだったんだろう。。

今日観たのはオペラ「セビリアの理髪師」。
たまたまやってたからチケットをとったという感じだったのですが、
いえいえ、とんでもないです、めっちゃすごかった!

まず開演前に、下に降りてたシャンデリアが一斉に上がって
いくんですよ。これがもうすぐ始まるよーみたいな合図に
なっていて、とても洒落てます(休憩時間にまた降りてくる)。

もうどれをとっても最高レベルという感じ。
まず、伯爵とRosinaの歌唱力に圧倒されて、役者全員のキャラクターが
とてもぴったりあっていて、みーんなうまかった。
さすがメトロポリタン。大興奮の3時間。
美術セットも、豪華そうじゃないんだけど、どれも凝ってて抜かりない感じ。
1幕最後のシーンでは、ハンマーで台車がつぶされたり、
また実際にロバがでてきたのにもびっくり。そして意外だったのが銀橋(?)。
オケピの前に宝塚風の舞台が出てるんです。で、そこに頻繁に
役者さんが出てきて歌ったり演技したりするんですよねー。びっくり。

理髪師役は、体格も声もいいフィガロ。そして今回特にお気に入りは伯爵。
2幕最初で、伯爵がピアノの先生に扮するところでは、
伯爵だと気づかなかったくらい。彼のコミカルな演技がまた面白い。
ピアノを弾いてるところは、観てるだけで楽しくて笑っちゃいました。
ドクターバルトロも、2幕最初のシーンでは、客席に話しかけたりして
客席からかなり受けてました。で、バルトロがオケピの指揮者に
話しかけたところで、指揮者がチェンバロを指差し、チェンバロが
弾き始めてバルトロが歌いだすという素晴らしい流れ。いい♪

今回、ちゃんとストーリーとキャストを把握してなかったため
客席前にある英語字幕に結構目を奪われてしまったんですが、
この字幕と舞台の目の往復運動ってかなり疲れて眠くなってしまう。
しかも字幕、かなりタイミングがずれたりして、2幕の最初は
字幕すら表示されないまま10数分たってました。それなのに
お客さんは結構笑ったりしてたのは、イタリア語で内容をもう
わかってるってことなんでしょうねー。

ちょっとなぁと思ったのは劇場のクローク。
地下の目立たないところに小さな受付があって
そこにスタッフが二人。これで全部まかなえるのかと心配に
なってたら、案の定終演後、長蛇の列。手際はかなりよかったけど。。
でも確かに考えてみたら、地下鉄からつながってる入り口からは
とても近い位置にあるし、人の流れ的には、この位置にある方が
いいのかなとも。ちなみに1個につき2ドルとられます。
傘とコートを預けると4ドル。スーツケース1つでも2ドル。

あとは観客のマナーがどうなのかなぁというのはありました。
私の横の人は、ニ幕で何かを食べ初めてとてもにおってきたし、
私の前に座っためっちゃでかい女性はマナーがひどくて、
頻繁に身を乗り出すわ、頭のカールが放射線状になって飛び出していて
私の視線に入ってくるわ、落ち着きが全くないわ、隣の人と話すわで。。
また、私の隣の席の人が休憩で席をはずしてたら、おばさんがやってきて、
「ここ、空いてるの? YES?NO?」と強引に聞いてきて、
いるといってるのに、強引に座ったり(後でもちろん本人に注意されてました)。

お客さんの服装は、そこまでドレスアップしてる人は少なかったですが、
ラフな格好のお客さんも少なかったです(ちなみに今までのドレスアップ度の
最高はミュンヘンのバイエルン州立歌劇場。あそこは劇場からスタッフから
お客さんまでもうびしっときまってました。一方でウィーン国立歌劇場は
観光客が多くて劇場内でカメラもとりまくり)。でちょっと思ったのが
休憩時間の少なさ。短いです。平日で開演7時半で終演11時近くだから
まーあまり休憩時間とれないということなんですかねー。でも、そんな中
でも劇場内のおしゃれなレストランでフルーツとティーを嗜んでる人達も
いて、豊かにいきてるなぁと思ったりしておりました。

カーテンコールは意外なまでにあっさりしてました。
2回くらいやって終わりで、あのカーテンをちょこんとつまんで
とかいうカーテンコールもなかったです。ちょっとさびしい。

でもとにかく大満足のメトロポリタン初日。この後は蝶々夫人とトスカ、
両方とも1階最前列♪ 楽しみです。その前に明日はメリーポピンズ♪

おまけ:
知り合った日本人の子が フィガロ役の Peter Mattei の大ファンで、
出待ちしてサインをもらったらしく、めちゃめちゃ喜んでたので記念に撮影。
この彼女、8日間でオペラ8本。オールスタンディング!すごい。
METのオペラって毎日スタンディングシートが20ドルで売り出される
らしく、並べばまず手に入るそうです。
Mattei、確かにいいフィガロでした。きりっとした表情、伸びのある歌声、
堂々とした存在感と背の高さとまじめで頼もしい感じ。来日したら要チェック♪
ちなみに楽屋口は劇場の地下から地下鉄に向かう途中ちょっとドアを外に
出たところにあって、毎日セビリアの時で5,6人が出待ちしてたそうです。
一緒に撮影したり、パンフレットやCDにサインしてくれたそうで、それがこちら↓
signs2006.jpg

[NY観光メモ]
お昼は、同じホテルで知り合った方に、ジャクソンハイツにあるという
美味しいカレー屋さんに連れてってもらいました。めちゃうま!
ナンはほとんど食べず、細長いパサパサライス、これがカレーと
めっちゃ合う。6種類位のビュッフェで一人8ドル位。おすすめ。だけど名前忘却・・
午後はWTC跡地~自由の女神という王道コース。でも自由の女神のある島
まで船でいったにも関わらず、寒いということで、上陸せずに退散。
ま、今どうせ冠まではのぼれないみたいですしね。荷物チェックかなり厳しかったです。


皆様からのコメント



始めまして。
素晴らしい公演をご覧になったようで、よかったですね。
伯爵役は、ファン・ディエゴ・フローレスだったのでしょうか?
彼はこの役を歌わせたら、現在世界一とも言われる歌手です。
それにしてもひどいマナーの人がいるもんですね、1階席だったのでしょうか?



ごめんなさい。あとで気がつきました。
Dress Circle B列23番だったのですね…



コメントありがとうございます。
そうなんです、ほんとに素晴らしい公演でした。
前のあの女性の行動もすっごく記憶に
残っちゃってますが・・(笑)



貴重なルポありがとうございます。
私もフローレスを観にNYのMETに行こうと思っております。 2点伺いたい
のです。
  1.METのチケットはどうやってとられましたか。

  2.宿泊されたSPACE46に終演後、11時過ぎると
    思いますが、地下鉄で帰られたのでしょうか。
    
以上、教えていただけるとたすかります。

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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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