11/06/20 水木英昭プロデュース「蘇州夜曲」通し稽古レポ
2011年6月20日
水木英昭プロデュース「蘇州夜曲」龍組通し稽古レポ
水木英昭プロデュースの
ハードボイルド“任侠”コメディ「蘇州夜曲」(そしゅうやきょく)。
シリアスとコミカルのバランスが絶妙で、あっという間の1時間50分です!
メインキャストはすべてダブルキャスト、
この日は龍組の通し稽古を拝見して、おおいに笑って参りました!
虎組
龍組
大掛かりな装置転換はせず、
スポットライトをうまく使った場面演出!
(舞台下手側に親分の事務所、上手がバー、
真ん中には水槽!?その水槽の中には本物の****が!)
物語の舞台は、とある事件が起こって5年後の大都会東京の裏社会。
そこに事件以来姿を消していた
伝説の男 氷村玲司(宮本大誠さん。虎組では石垣佑磨さん)が戻ってくることから
色々な歯車が動き始めます。
宮本大誠さん、渋いっ!
かつての兄弟分 坂崎を演じるのが津田英佑さん(虎組では林剛史さん)。
ご登場からもう、津田さんの魅力炸裂!
歌って踊って笑わせて・・・この歌がメチャメチャ上手いのですっ!
(津田さんは2000年の東宝「レ・ミゼラブル」マリウスですね♪)
そして街を仕切っているかつての親分・郷田を演じるのが
水木英昭プロデュース主宰の水木英昭さん!
ド迫力の親分さんですが、
そこから180度ひっくり返ってこれでもかとお茶目なシーン、必見です!
このお茶目な親分が超ツボにはまった我がおけぴ取材班は、
"笑いすぎです"とういつっこみを受けてしまいました(笑)
この場面、ぜひ劇場お楽しみ下さい!!
ちなみに水木さんはシングルキャストで虎組、龍組どちらもご出演です♪
そして、その親分郷田の女となった亜矢子を
妖艶に、気高く、美しく演じるのが高嶺ふぶきさん(虎組では横関咲栄さん)。
この色っぽさ!
ひょんなことから氷村と出会い、行動を共にする借金を抱え誰かに追われた女
頼子を演じるのは劇団スーパー・エキセントリック・シアターの
白土直子さん(虎組では齊藤来未子さん)。
白土さんのコミカルな演技の中には可愛さいっぱい!
終盤、そっと見つめる視線やちょっと節目がちになる一瞬、
そのお芝居も目が離せませんよ。
物語の鍵を握る!? 謎のバーのマスター健人を演じるのが
PaniCrewの山本崇史さん(虎組では青柳塁斗さん)。
沖縄出身の健人の愛くるしい台詞回しに癒されます。
絶妙のタイミングで会話にカットインしてくる、その外しが笑いを誘うこと数知れず(笑
パフォーマンスシーンでは
キレキレのダンス&アクションがみれますよ!
郷田側の山ちゃん(竹匠さん。虎組ではひとしさん)の存在感も物語を盛り上げます。
そして原育美さん率いる裏社会に生きる女性達。
真面目におバカな様子が面白すぎるっ(笑
(手前、松田沙希さん、左から竹匠さん、紗久真弓さん、原育美さん、宇野真由美さん)
見せ場のひとつ、仁義を切るシーン!
平たく言うと「自己紹介」。
大橋光さん、佐伯太輔さん達(虎組では白石隼也さん、馬場良馬さん達)が
ビートを刻むようなアップテンポのリズムに乗せて、
それぞれのカラーでそれぞれが仁義を切っていきます。
果たして、それぞれの運命はいかに?!
「男は、大義名分のために死ねるんでしょ?…女は、惚れた男のために―――」
激しい殺陣、息を呑む展開。
キーワードは「筋を通す!!!」
2007年「眠れぬ夜のストレイドッグエレジー ~蘇州夜曲~」から4年、
”龍組”と、フレッシュな顔ぶれ“虎組”二つのチームで蘇る!!
公演期間が前半(龍組7/6-12)後半(虎組7/13-18)と分かれております、
両組ともお見逃し無くっ!!!
<龍組、虎組のキャストさん達から動画メッセージいただきました!虎組若いっ!>
公演期間:2011年7月6日(水)~18日(月・祝)
紀伊國屋ホールにて
ダブルキャスト詳細は水木英昭プロデュースのホームページをチェック!
やくざがたむろするバーでの会話も面白い!!
おけぴ稽古場取材班:chiaki、nats 撮影:nats 監修:おけぴ管理人