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11/06/09 G.G.R~グレンギャリー・グレン・ロス ゲネレポ@天王洲銀河劇場

2011年6月9日(木)
「GGR~グレンギャリー・グレン・ロス」ゲネレポ
@銀河劇場

石丸幹二さん&坂東三津五郎さんW主演!
成功を求める男たち。
駆け引きや強がり、はたまたプライドを捨ててライバルにすがりつく男たちの姿が
なんとも生々しいノンストップ会話劇。
俳優さんたちの演技合戦に息をのみます!

石丸幹二さん演じるローマは不動産会社のトップセールスマン。
強引な手口で顧客と契約を結び、のし上がった男。
野心に目をぎらつかせ、口を開けばスラング連発・・こんな石丸さん初めてです!
ロマンチック要素はゼロですが、それでも滲み出てしまう男の色気。
石丸さんの新しい魅力が炸裂です!

対する坂東三津五郎さんは元トップセールスマンで、
今ではすっかり落ちぶれてしまったレヴィーン役。
年下の上司に取り入り、必死になる姿が悲しくも滑稽で胸に迫ります。
昔の輝かしい自分のイメージを捨てきれないプライド、
しかし、今の現状から年下の上司にすがりつくしかないジレンマを、
さすがの演技力で細やかに表現します。
三津五郎さんの声がまた素晴らしい!
早口なセリフも完璧に聞き取れ、もちろん決めるところはバシッと決まります。

彼らの上司・ウィリアムソン役の今井朋彦さん(左)もいい!
「いやな奴」を抑制のきいた本当にイヤ~な演技で好演(?)です。
いざとなると何も出来ない年下上司。うまいっ。
レヴィーンを軽くあしらう様子がなんとも嫌な感じです!

加藤虎ノ介さん演じるモス。ストレスためまくり&爆発させまくり!
厳しい男たちの争いの世界。それは疲れますよね・・。
今の自分に満足できない男の苛立ち。パワフルに演じています。

そしてモスに「あること」をそそのかされるアーロナウ(大鷹明良さん)。
気弱な彼はどんな行動に出るのか。
この大鷹さんの押し切られる感じの演技も良かった。断れないんですよねー。

契約を取るために言葉巧みに顧客リンク(テイ龍進)に迫るローマ。
おとなしい彼を逃すまいとローマとレヴィーンが一芝居打つシーンは、
石丸さんと三津五郎さんの演技が息もぴったりで見ごたえあり!

こちらは捜査中の刑事、坂東八大さん

そう、この作品の見どころは何といっても俳優たちによる「演技合戦」。
途切れることのない台詞の応酬と騙しあい。
登場するセールスマンたちのそんなやり取りが、
そのまま舞台上の俳優たちの演技のやり取りに重なります。

後半の三津五郎さん、セリフはもちろんですが、
階段を上る足取りや振り返る肩の動きなど、
ちょっとした体の動きでレヴィーンの心の動きを巧みに表現。
歌舞伎界で培った技を、30年ぶりに出演の翻訳劇で大いに魅せてくれます。
これは贅沢!

石丸さんのこの表情!それぞれのネクタイの柄も要チェック。

リアルに作りこんであるセットや、役柄の個性が表れた衣裳も必見。
映画監督であり、今回舞台演出に初挑戦した
青山真治さんのこだわりが随所に感じられました。

悲しくも滑稽な男たちの姿を、激しい言葉の応酬で極限までみせる
「GGR - グレンギャリー・グレン・ロス」は天王洲銀河劇場にて6月10日~19日まで上演中。
その後6月22日・北九州芸術劇場、6月25・26日・兵庫県立芸術文化センターでも公演予定。
詳しくは公演HPをチェック

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石丸さんならではのこんなシーンも。
What a wonderful worldの調べが皮肉に哀しい。。。

ロビーでは登場人物のイメージに合わせた
7種類のオリジナルドリンクやポストカードも販売していますよ!



おけぴ取材班&撮影:mamiko  監修:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
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好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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