07/04/07 マリーアントワネット@帝国劇場
2007年4月7日(土) 12:00
マリー・アントワネット
1階M列45番@帝国劇場
昨年のクリスマス以来のM・A。
演出ちょっと変わったらしいよと聞いていたので、
少しわくわくしながらいってきました。
最初、山口さん登場して、くるっと振り返って顔を
見せた時に会場の一部から拍手が。。おおお、ここで拍手なのかー。宝塚っぽい。
今日のマルグリットは新妻聖子さん。す、すすす、素晴らしい!
声が透き通っていて、体の中に浸透するように気持ちいい。
1幕で横になりながら歌うシーン、アニエスとのシーン、
そして1幕後半の群集シーン・・・特にアニエスとのシーンでは鳥肌がたちました。
鈴木綜馬さんオルレアン公、いい、いいです。高嶋さんオルレアン公の時は、
見た目が強烈だったので、綜馬さんだとどうなるのかなって思ってたんだけど、
綜馬さんオルレアン公、目がいっちゃっててよかったです。そして歌がうまい!!
ただ、二幕、オルレアン公のマイク調整がひどい。。。
音が割れてて・・・せっかくの歌声が。。。もったいなすぎる。
今さんのフェルセンは、自然な感じでよかったんです
が、前回の井上君フェルセンがあまりにも貴公子的な感じで輝いてたので、
今さんをみてても井上君が浮かび上がってしまうこともしばしば。
それだけ井上君の印象が私の中に強烈に残りすぎていたんだと思いますが、
今日はちょっとフェルセンの存在感が薄くなったようにも感じました。
2幕、山口祐一郎さん、すごく登場機会増えてますよね。
歌もセリフもギャグも。歌、これ、一曲丸ごと増えてます?
また、3人が幕の前に登場する流行がなんとかかんとかっていう
シーン(トリコロールカラーがどうのっていう部分)も、
前みた時は、あんまり好きじゃなかったんだけど、今日はいい感じでした。
ボーマルシェによる、ロアン大司教登場シーンでのつっこみはなくなったのかな。
好きだったのに。
あ、女装行進シーンの最後で、鈴木綜馬さんオルレアン公が女性の声を
まねて高い声でいきなり叫んだのにはちょっとびっくりしました。
あと、子役の女の子が、なんかいい味出してましたねぇ。
今日一番印象に残ったシーンは、処刑前のマリーアントワネットとマルグリットのやりとり。
なんかすごくいい感じ。マルグリットが手を差し伸べたら
アントワネットが、すっと、王妃モードになってその手をとる感じとか、
マルグリットが何か語ろうとするのを、すっと突き放す感じとか、
すっごく伝わってきます。演技素晴らしい!
そしてギロチンシーンの後、前は、マルグリットがアントワネットを
おこしにいってましたが、今日は暗転の後、アントワネットは舞台上に
いませんでした。ギロチンのイメージをあまり引きずらないようにってことなのかな。
あと、歌い終わった後のシーンとかで、拍手が起こらない時が多いのは、
内容的に拍手しない方がいいからとかなのでしょうか。素晴らしいシーンの後、
拍手があっても不思議でない余韻や暗転が、シーンとしてるのは少し寂しい。
何人かの人がぱちっと拍手しそうになってましたが、誰もしてないので
すぐやめたはりました。
また、カーテンコールの後、オケピの演奏、あの演奏中も手拍子したいような・・・
でも誰もしてないし。。ただ、お客さんみんな帰りません。
その後2度目のカーテンコールがあるってもうわかってるんですねー。
で、演奏が終わったら、マルグリットに続いて、宮廷衣装に身をつつんだ
マリーアントワネットが出てきて、マリーアントワネットがばっと手を広げて、
それに飛び込むマルグリット。ほー。そうきたか。いいかも。
この演目、曲もいい、歌もいい、キャストも豪華、歌唱力も見事!演技もいい~。
前回と違って今日は終わってからしばらく口づさんでました♪
最後、確かにギロチンという終わり方は悲しいけど、それ以上に見所が多いです。
もう一回は観にいこ♪
p.s. 一幕で長椅子が下手にひっぱられる時、紐が見えちゃうのだけはやめてほしいー。