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2010年09月 アーカイブ

2010年09月01日

10/09/01 YAMAHAピアノ工場見学レポ@YAMAHA掛川工場

2010年9月1日(水) 15:00
YAMAHAピアノ工場見学@YAMAHA 掛川工場

ヤマハピアノのふるさと「ヤマハ掛川工場」にて、
グランドピアノの製造工程を見学できる!との情報を聞きつけ、
「こだま」に乗って行って参りました!
というわけで、今回は100年を超える伝統技術でつくる
国産グランドピアノづくりをレポ♪
(ちなみに管理人の趣味は、観劇の次がピアノ演奏であります)

国際的なピアノコンクールにおいてもスタンウェイに次いで
多く使用されていると言われるYAMAHAのピアノ。
(私の実家にある縦型アップライトピアノもYAMAHAでした)

工場見学の前に、ヤマハの方からショールームに展示してある
ものについていろいろ説明していただいたのですが、これが面白かった!

まずはヤマハ株式会社の創立者「山葉寅楠さん」。
ヤマハって創立者の方のお名前だったんですね。

この山葉さんは和歌山の方で、
静岡県浜松市を訪れた際に、たまたまオルガンの修理を
頼まれたことがきっかけなのだとか!

その明治時代の初期のオルガンが展示してあって、
実際にどうぞ弾いてくださっていいですよとのこと、
ウキウキしながら弾いてみました。感動~。
ちゃんと音出ます、足で空気を送るのですが、
そのキコキコ具合が歴史を感じて気持ちいい!

ピアノの簡単な構造説明、
ヤマハ楽器の紹介VTRを拝見した後、
工場見学へと続く90分コースいざスタート!

グランドピアノをつくる行程のほとんどを見学させていただきました。
施設もとてもきれい!
グランドピアノは8:2の割合で木と金属から出来ているそうで
大部分が木でできていることから、必要な技術力と熟練度が
半端じゃない!ということがよ~くわかるツアーでした。

木は温度や湿度で反ったり、膨張したりするため
鍵盤がスムースに上がって下がるか、鍵盤同士が同じ高さになるか
といったことを、厚さ0.数ミリ、0.0数ミリの紙をつかって
調整されているのです!気の遠くなるような作業!
そのほか、鍵盤、アクション、ダンパー、ハンマーなどを
取り付ける度に、いろいろな調整がなされてました。

また、自動打弦機というのもありまして、
実際にピアノを弾いてみたとき、部品がづれてはたいへん!ということで、
試験的に短時間にひたすらランダムに鍵盤を弾き続ける機械なのだそうです。
「その音は人間が聞いていて心地いいものでは到底ありませんので、
防音室に入れてこの行程を行います。」という案内がおもしろかった!

そしてピアノに脚をつける前に、
取り付けた部品と部品が馴染むまで、
何台もピアノ棚に寝かされる部屋があり、
まるで大きな大きなチーズのように寝ているピアノ達。
ちなみに国内に出荷するピアノと、海外の乾燥した地域に
出荷するピアノでは寝かせる期間なども変えているとのこと。
日本で弾いていたピアノをそのまま海外に持って行くと
気候の変化で全然変わってしまったりしてしまうのだそうです!

見学コース最後は、同じ型番の3台のピアノの
弾き比べをさせていただきました♪
まったく同じ型番なんですが、弾き比べてみると、
音が硬かったり、やわらかかったり、優しかったり、
違ってくるんです。1台1台に、しっかりとした個性があるんですよね。
音は、木の木目に沿って音が走るそうで、
1台1台、木が違うからこそ、
1台1台に職人さん達によって細かな調整が入るからこそ
個性が出るんだなぁと実感しました。

時代によって求められている音も違うそうで、
木や弦の調整なども、時代のニーズに応じてかわってきてるそうです。


同じ型番のピアノ3台を弾き比べ♪

見学後は、ピアノの展示スペースでYAMAHAの
様々なピアノを自由に触らせていただきまして、
こんなにもピアノによって音が変わるのっ!?とびっくり。

このリヒテルのピアノの横にあった解説の言葉が印象的だったのでご紹介しておきますね。
「ほんとうに良いピアノというのは、心の感度を表現してくれるピアノである。
悲しい音を出したい時には、悲しく鳴ってくれなくてはならない。
簡単にいえば、表現力が広いピアノほど良いのである。
ヤマハは、繊細な心の感度を表現しやすく、かつブリリアントな響きを持っている。
だから私はヤマハを愛する」(リヒテル談)

このリヒテルが1994年最後の来日公演で実際に弾いたピアノが、自由に弾けるんです!!
すごいです!すごかった!
低音の和音の響きがまさにオーケストラのようでした!
気持ちよかったー。ずっと弾いていたい心地よさでした♪

今回、見学して思ったのは、職人さんたちが若いなーということ。
黙々と各工程でピアノと向き合う職人さん達は
ジーンズ姿だったり、意外にも思い思いの服装。
聞いてみると、ここ数年間のヤマハの最重要課題は
「世代交代」だったそう。無事に世代交代ができたんですね!

この職人さん達が、手づくりで丁寧に国産ピアノを
生み出している場所を国内で見学できる場所は貴重です!
のどかな田舎風景が広がる場所ではありますが、
全国から見学者が来るので満員の回も多いとのこと。
1か月以上前に予約するのがおすすめです(無料です)♪
詳細はYAMAHAの工場見学のページよりどうぞ。
(東海道新幹線「掛川駅からタクシーで1000円くらい」の場所です)

将来、自分でグランドピアノを持つ日が来るのを夢見てがんばるぞ!
(そしてピアノは白色がいいっ!)


帰りにいただいたお土産。打鍵のフェルトの部分のキーホルダー!カバンにつけてます♪

2010年09月04日

10/09/04 シダの群れゲネレポ@シアターコクーン

2010年9月4日(土)18:00
シダの群れ ゲネプロレポ@シアターコクーン

演出の岩松了さんが
「今回のキャスティングに大満足している」とおっしゃる通り
全ての方がハマリ役!

といういうことで、今回のレポは人物の印象中心で参りましょう。

まずは、病に伏した組長の片腕として組を仕切る・水野=風間杜夫さん。
コーヒー好きで豆菓子好きで、口げんかにも乗らず
一見おだやかそうに見えるんですが、
彼にとって最重要なのが「組」。
組を守る為には幹部としての冷酷さを見せる。
そのギャップが凄い!

上の写真で水野(風間さん)の隣にいるのが、
ドスの効いた姐さんっぷりがお見事な、組長の愛人・真知=伊藤蘭さん。
喪服でのタンゴシーンとそこからの展開にはぜひお楽しみに!

刑期を終えて戻ってきた組長の愛人の息子タカヒロ=江口洋介さん。
昔愛した女にも静かに一途な、陰のある哀しい「いい男」です。

そのタカヒロを慕う下っ端チンピラ・森本=阿部サダヲさん。
阿部さんの「間」の取り方、サイコーです。あの絶妙な間
特に風間さんとのやりとりは、
役者としてのお互いの信頼感が見えるような
職人っぽい舞台人ならではの掛け合いでした。

組長の本妻のドラ息子ツヨシ=小出恵介さん。
テレビで拝見していた、ちょっと優しい好青年のイメージを気持良く裏切る男っぽさです!
浅はかな権力を持つ男という、キャラとしてはイヤな奴を好演!

なぜかみんなから可愛がられモテる、組員の佐々木=近藤公園さん。
はすっぱで可愛げのない、ツヨシの本妻リン=江口のりこさん。
掃き溜めに鶴のようでいて一筋縄ではいかない、ツヨシの愛人ヨーコ=黒川芽以さん。
素直な下っ端チンピラ・藤井=尾上寛之さん。
見るからに頭の弱そうな、敵対する組の人質オカムラ=裵ジョンミョンさん。

キャスト全員、こんなにしっくり来ることにきっと驚かれると思いますよ。

そしてこの面々が、どうなっていくのか!
え!?と一瞬あっけにとられるような展開も多々。
ぜひお見逃し無く!


古い倉庫を改造したような組事務所セットもいいっ!

東京公演は2010年9月5日(日)から29日(水)までBunkamura シアターコクーンにて、
大阪公演は2010年10月4日(月)から11日(月)までシアターBRAVA!にて。


おけぴ稽古場取材班:rick、おけぴ管理人  撮影:おけぴ管理人

2010年09月05日

10/09/05 ブックショップ稽古場レポ

2010年9月5日(日)15:30
『ブックショップ』稽古場レポ

仕掛けがいっぱいの空間で繰り広げられるファンタジックな物語!
まるで、飛び出す絵本を見ているような、
子供から大人まで楽しめる素敵な舞台です♪

"ブックショップ"は、カナダに本拠地を置く劇団グロ・メカノのオリジナル作品。
本公演の主催であるバスタInc.がカナダ、モントリオールで開かれた
CINARSで観た『ブックショップ』のショーケース
(舞台を短くダイジェスト版のようにしたもの)に感銘を受け
「是非、日本でブックショップを上演したい!」
とラブコールを送り、劇団グロ・メカノが快諾、
3年かけて実現したという熱い初演が昨年でした。
そして、はやくも今年再演!

本屋さんを舞台とした過去と現在、想像と現実の世界を行き交う、
おかしくて優しさにあふれた物語で、
飛び出す絵本のような、舞台美術はとってもユニーク!


-昨年初演時の舞台写真-

あらすじを簡単に説明しますと、
夢が叶って古本屋のオーナーになったジェーン(麻乃佳世さん)が
お隣のチョコレート屋さんのオーナー、サミュエル(溝呂木賢さん)に恋をします。
が、内気なジェーンはサミュエルとギクシャクするばかり。
なんとそこに現れたのは!?
本に対する愛情、”好き”という気持ちを伝える大切さを描いていきます。

稽古場にお邪魔したときは、芸術監督のキャロル・カッシスタさんが、
役者さん達と細かい感情表現の擦り合わせを行ったり、
登場人物の背景を説明している最中でした。

再演の今年は、演出のフレデリック・デュボアさんが来日できないため、
劇団グロ・メカノの芸術監督のキャロルさんが総合的な演出をされています。
キャロルさんは、脚本家のマリー=ジョセ・バスタンさんと一緒に
この「ブックショップ」の脚本をつくった方でもあるので、
登場人物の背景や感情を知り尽くしているのですね。

そのキャロルさん、この面白おかしいお話の中にあるドラマを
去年よりもっと情緒的に膨らめてつくりたいと考え、
各登場人物の背景と気持ちの変化を丁寧に説明されていました。

お稽古中、ウィンクをするシーンで
サミュエル(溝呂木さん)がとっても照れていらっしゃったので、
キャロルさんへのインタビュー中
「日本人はウィンクし慣れていないから、溝呂木さん、とっても照れていましたね。
でも、ファンは喜びますね。」と投げかけたところ、
キャロルさんはその言葉にとても興味を示し
「そうか、日本人は日常的にウィンクをしないのか。」
「あそこはウィンクをすることが大事なのではなくて、ウィンクする
くらいの気持ちだってことが表現できれば、ウィンクしなくたっていいんだ。
観ているお客様は日本人なんだから日本人の感性で伝えることもとっても重要。」
と大きくうなづきながらおっしゃいました。

「気持ちの流れと一致しない不自然な箇所を見つけ出すのは本当に早い!
言葉が分からないのにすごいと思います。」(溝呂木さん談)

役の気持ちと役者さんの一挙一動がしっかりリンクしてこそ、
お客様に届く…この舞台はきっと観ている我々に伝わってくる
ドラマを観せてくれると実感しました。

ちなみにキャロルさん、ご本人は18歳になるまで、
好きな女性に「好き」と言えない
シャイボーイだったからこそ、この作品が大好きなんだそうです♪♪

そしてお稽古の後、出演者の4名にお話をお伺いさせていただきました!
まずは、元宝塚月組娘役トップスターの麻乃佳世さん。
本好きが高じて、念願の本屋をオープンさせたジェーン役です。

Q「再演にあたり、何か心がけたことはあったのでしょうか?」

「去年の舞台を見直してしまうと、“ああしよう、こうしよう”という
色々な計算が出てきてしまうんです。
だから何もしないで良い意味で考えずにピュアな気持ちで演じたいです。」
とお話してくださいました。

ちなみに、とっても内気なジェーン。
麻乃さんも、奥手なんだとか(笑)

そのジェーンがときめくチョコレート屋さんのサミュエル役には溝呂木賢さん。

終止、ノリがよくて笑顔が耐えない溝呂木さん。
本番で溝呂木さんのウィンク、出るでしょうか!?

70年以上も前にこの本屋のオーナーだったヴィクター役には
ベテラン川井康弘さん(写真左)

「芸術監督のキャロルは、感情的なものや人と人とのつながりを
とても大切にしている。全て、意味のない動きはないと言っている。」
「毎回、テンションも感情も違う。いつもお客さんに力をもらい、
助けられているんです。
今回も、お客さんを取り残さないような芝居にしたい」と語る川井さん。
お声が、とーっても素敵な川井さんでした♪

ヴィクターが恋心を抱く、ウクライナ女性のペトラ役には明美見枝子さん♪
前回は、ウクライナ語に苦労したそうなので、
「今回はペトラを自分のものにしていきたい」と話す明美さん。
また、登場回数は少ないもののステージ上の空気を
ガラッと変える役割りでもあるため、
ステージ上のテンションに引っ張られないように心掛けたいとおっしゃっていました。

この舞台、この4名の出演者と、照明さん、音響さんの合計6名
だけでつくられているんです。
衣装の着替えから舞台転換なども全て役者さんが自ら行うので、
立ち位置や転換のタイミングを入念にチェックしないと大変!
ちなみにこの日は稽古中にある本を間違ったタイミングで
移動させてしまって大変だったのだとか。

出演者インタビューでは、みなさん一様に
「前回(初演)にも増して、作品に深みが増して、パワーアップしている」
と語ってくださいました。前回観た人も、見逃した人も、
ぜひパワーアップした今回のブックショップ、必見です。
そして本が大好きな方、特に飛び出す絵本好きな方にはぜひ観て欲しいです。
お子様から大人まで楽しめる、心温まる世界が待ってますよ。

横浜公演は、9月11日(土)に、テアトルフォンテにて。
大阪公演は、9月21日(火)・22日(水)に、サンケイホールブリーゼにて。
東京公演は、10月8日(金)・9日(土)に、赤坂区民センターにて。


おけぴ稽古場取材班:チームごまクリーム 撮影:nats 監修:おけぴ管理人

10/09/05 奇跡のメロディ 渡辺はま子物語ゲネレポ@シアタークリエ

2010年9月5日(日) 18:00
奇跡のメロディ 渡辺はま子物語
囲み取材&ゲネプロレポ

戦後フィリピンで108人の日本人兵士を救った一曲の歌の物語!
渡辺はま子=斉藤由貴さん、記者=坂元健児さん、いいっ!
古谷一行さん演じる教戒師の行動や、収容所の兵士達にも胸打たれました。
実話です。一幕冒頭は第一回の紅白歌合戦のトリの場面!
(観劇直後の管理人のtwitterのつぶやきより)


第一回紅白のトリを歌う渡辺はま子斉藤由貴さん)

死刑囚として囚われていた兵士達が刑務所の中で作詞作曲した曲。
”あゝモンテンルパの夜は更けて”
これがタイトルの「奇跡のメロディ」につながっていきます。


国民的歌手、渡辺はま子(演じるのは斉藤由貴さん)は、
戦時中のヒット曲が日本国民の心を中国大陸へ駆り立て、
結果として、自分の歌が人の命を奪ったのでは。。と考え
敗戦後、自分の意思で慰問をされるようになりました。
そんな折、フィリピンの刑務所にいる彼らのことを知り、
実際にフィリピンに慰問に出かけます。

斉藤由貴さんの歌声や、くったくのない表情から、
きっと当時の人々を癒していたであろう渡辺はま子さんの人柄を感じました!


坂元健児さん、ストーリーテラー的存在でもありますが、
要所要所を締め、時々ふっと絶妙な軽さを出すあたり、
坂元さんのこういう役所好きです。
今回坂元さんの歌はないですが、声がいい!

二幕で、渡辺はま子がモンテンルパ刑務所で歌う場面。
このシーンでの、一人の兵士(明樂哲典さん)の表情にもご注目下さい。
彼がみつめているものは。。。
(この兵士と古村比呂さん演じる日本人女性の話も実話だそうです)


時々舞台上方に表示される、昭和2*年という表示をみて、
戦後そんなにたっているのにまだフィリピンで刑務所にいる。。。
と改めて知り、切なくなるのですが、
そのことを必死で日本に伝えて動かそうと懸命に働きかける人々。
戦後何年もフィリピンに囚われたままの兵士達の精神的な”強さ”。
兵士達を支援する教戒師(古谷一行さん)の行動。
渡辺はま子や、彼女のまわりの人達の支援。

胸打たれます。

ストーリーもわかりやすく、かつドラマ的要素も盛り込まれ、
心に残る舞台です。


脚本は自転車キンクリートの飯島早苗さん、演出は板垣恭一さん。

9月23日までシアタークリエにて、
9月25,26日に大阪森ノ宮ピロティホールで上演。

囲み取材にて
「渡辺はま子さんとして歌うというハードルの高さがドキドキでプレッシャー」
と語る斉藤由貴さんを「見事!声がいい」と褒める古谷一行さん。
ストレートプレイですが、斉藤由貴さんの歌声はたっぷり聴けますよ♪♪


左から陣内さん、斉藤さん、古谷さん、古村さん

ちなみに今回が初舞台となる陣内智則さんは、
当初斉藤由貴さんとワンコーラスあったデュエットが
どんどん短くなり、最終的にワンフレーズになったそうです
(舞台みてると、あ、ここかなってすぐわかると思います♪)

そして陣内智則さんが演じる"植木信吉さん"は、
現在も88歳でお元気にご健在で、今回の公演初日をご観劇されたと知り、
この舞台で描かれている戦後の世界と
現在がつながっていることを改めて感じました。


おけぴ稽古場取材班:rick、おけぴ管理人  写真撮影:おけぴ管理人

2010年09月07日

10/09/07 LA Musicale 稽古場レポ

2010年9月7日(火)13:00
LA Musicale 稽古場レポ

ダンサーが華麗に舞い、シンガーがパワフルかつロマンティックに歌う
エンターテイメント・ショーレストラン
「LA Musicale (ラ・ムジカーレ)」が、
この10月に銀座にオープン!
そのお稽古場を見学してきました♪

今日拝見したのはダンサーチームのお稽古。
ノリがPOPで楽しいっ!!

いつもミュージカルを観てる時は基本飲食禁止ですが、
”飲食しながら”観るミュージカルショーは、
いつもの視覚と聴覚に加えて、味覚と嗅覚まで堪能できるので、
大好きなナンバーと、大好きなお料理が一致した瞬間は
まさに至福の時になりそう♪♪


左から一海綾子さん、木村綾香さん、柴崎咲子さん

80年代にヒットした楽曲が中心で、
どの曲も耳馴染みのある曲ばかり♪
(ABBA、Queenなどなど)
ダンスに、歌に、もちろん衣裳、照明も加わり、
客席とステージとの距離も近い!!


衣裳あわせ中の恩田和典さんカメラポーズありがとうございます!振付もご担当!ダンスも笑顔も爽やか!

ショーの演出は東宝演出家の寺崎秀臣さん(今度のクリエのプライドも寺崎さん演出)。
お稽古中、ダンサーの方におっしゃってたのは、
”ふっとした一瞬の魅力を観客は観ている”というアドバイス。
そう、まさに私もその一瞬の耀きを探し続けております!!


左は下道純一さん、右が冴月里実さん

会社帰り、観劇帰りにふらっと楽しめるジュークボックス型レビューショーです。
グランドオープンは今年12月!
場所は銀座パセラリゾーツ内の銀座BENOA
2010年はプレオープン期間ということで、
10月14日以降の毎週木曜日の19時と22時に上演!
ショータイムは約1時間、ショーチャージはシート席3000円で、
19時の回と22時の回共通のショーシートはお得な5000円。
(22時の回はスタンディング席もあり2000円!踊っちゃいましょう!)
そして年内はオープニング記念でシート席1ドリンクサービス付です♪

出演は浦壁多恵さんらシンガーにダンサー陣が加わった約10名のメンバー。
(他のメンバーは 公式サイトでの発表をお楽しみに!)

2010年09月09日

10/09/09 宝塚雪組 ロジェ/ロックオン@東京宝塚劇場

2010年9月9日(木)18:30
宝塚雪組 ロジェ/ロックオン
@東京宝塚劇場

水夏希さんの退団公演、
劇中、水夏希さんが”忘れられない夜”といっていた言葉通り、
ショー”ロックオン”は、まさに”忘れられないショー”でした!
客席のあのような掛け声の投げかけも新鮮ですねー。

ロックロックなオープニングの盛り上がりから、
構成・照明・音楽も素晴らしく、
黒孔雀の場面からラストにかけては特に最高!
極楽鳥のロケット、黒燕尾のロックダンス、
そして銀橋に水夏希さんが立ち、
後ろのステージにずらりと男役が並んだシーンには震えましたです!

お芝居のロジェは、
最初ちょっと間が長いお芝居だなぁと思ったのですが、
ラストのブエノスアイレスの場面では
その間の長さが心地良く、この場面はとてもとてもよかった!
シュミット(緒月遠麻さん)の独白も迫真。
ラスト、銀橋の水夏希さんを皆が整列して見送る場面、
あぁ退団だんだなぁとジーン~。

そして!今回の管理人的ヒットキャラクターは早霧せいなさん。
まずビジュアルの美しさに思わず目を奪われ、
その後はもうロックオン状態。
クールなワルなんだけど、美しくかっこい。
あの冷たさが快感でした!

2010年09月10日

10/09/10 ハーパー・リーガン@パルコ劇場

2010年9月10日(金)19:00
ハーパー・リーガン
@パルコ劇場

ラストシーンの現れ方がとても素敵でした♪
あれはあぁいう意味なのかなーと
いろいろ考えながら、ゆったりと味わえるラスト!


冒頭からの展開は、とっても静寂な雰囲気で、
まさに静寂が客席を支配してる感じ。

ハーパーリーガンという一人の女性の自分探しの旅の話ということは
事前にわかっていたのですが、自分探しというよりは、
家庭や仕事でいろいろ問題を抱えた彼女が、2日間家出をして、
心の殻を破り。。。そして。。。。。。みたいな印象でした。

一幕途中から徐々に動きが出てきて、立ち飲みバーでの
小林聡美さんと福田転球さんとのやりとりは、かなり衝撃。
そこからのハーパーリーガン(小林聡美さん)の行動は、
いやー、なかなか、すごいです。

ちなみにこのバーの場面で福田転球さんのセリフが、
公演プログラム(このプログラムの装丁も
台本っぽくていい)で演出の長塚圭史さんが
書いてた言葉にリンクしてきますね。

山崎一さんの二役にちょっと混乱しましたが、
別人!?と思えるくらい、背の高さや姿勢も違ってみえました。

小林聡美さんは、しぐさや雰囲気から、
この舞台の設定にとてもあってるなーと思ったんですが、
それにしてもあの行動は。。。えーーー!?でございますよ。

後半の娘役の美波さんとの親子の対話シーン。
こういう場面、なにげに私好きなんですよね。
素の会話っぽい流れとあの間が、なんか心地いい。
美波さんは、声もいいですね。
ラストシーンでパジャマ姿で目をこする場面が実にかわいかった。。

ところでそのラストシーンで、山崎さんが話してる中、
小林さんが一言だけ話したのは、セリフフォロー?

立方体のセットの使われ方が面白いです。
ラストシーンの現れ方はもう一度観たいくらい。

間宮祥太朗さん、いい男でございました!

2010年09月12日

10/09/12 グワィニャオン「闘争×ホルモン」@俳優座劇場

2010年9月12日(日)19:00
グワィニャオン「闘争×ホルモン」@俳優座劇場

観劇後の気持ちが、ラグビーの熱い試合を観終わったような感覚です。
”モーーール”と叫びたくなりました。

物語は、商店街のおっちゃん達がラグビーチームを結成し、
ラグビーのルールを覚える段階から、数々のドラマを乗り越えて。。。
と展開していくのですが、試合の場面は、まさに手に汗にぎる展開です。

俳優座のステージが、まさにラグビーのフィールドなのです。
そこに実際のラグビーチームの選手数と同じ、
1チーム15名同士、合計30名がぶつかりあってるのです!
さらにステージ後方にはチアのチームが!!

観劇前にチラシをみて、これだけの出演者をどう出すのかなぁ
と思っていたのですが、いやぁお見事でした。
最初はただのおっちゃん(失礼!)に思えた人達が、
ボールさばきや、走る様子(ほんとにはやく走ってるように見える!)を
みてると、どんどん上達してるようにみえて、
またユニフォームが似合うんです。かっこええんです。

スペシャルゲストで監督役!?のうつみ宮土理さん、
一生懸命な表情がかわいらしい堀越のりさん、
存在感たっぷりの咲野俊介さんが、さらに舞台を盛り上げ、
途中に盛り込まれる伏線的ストーリーも、ちゃんとつながっていって、
声あげて笑ってしまう場面や(ハンコ、ジブリの場面楽しい♪)、
目頭が熱くなる場面も。また、懐かしい昭和ネタもいろいろ盛り込まれてますよ!

終演後、出て入らした作・演出の西村太佑さんにちょっとお話させていただきました。
今年の春から、お稽古というよりは部活のような練習!?をされてきたそうで
舞台上でのスピード感やアングルにこだわり、
スクラム組んでいる人の顔などが客席からみえるようにも工夫されたそうです。
まさにその工夫を実感できますよ。


終演直後の写真。中央が西村さん。左端が藤原さん

入口で配布される公演プログラムをみるとわかりますが、
今回の舞台で熱いスポーツ用品店のお兄ちゃんを演じる藤原新太さん。
藤原さんの「ラグビーの魅力を舞台で表現する」という思いから
今回の舞台が生まれたのだそうです
(今回の舞台の企画・プロデュース(&出演)は藤原さんなのです!)。

高校時代、その藤原さんをラグビー部に勧誘したのが浅野良太さん。
浅野さんはNECグリーンロケッツに所属し、日本代表キャプテンもつとめられた選手。
その浅野さんも映像でご登場されますよ!

ラグビーの知識がなくても、全然問題なし。
劇中でも紹介されますが、ラグビーのワールドカップが
2019年に日本で開催されるのがすごく楽しみになると思います!
ぜひ熱い試合を劇場にてご観戦下さい!!!

試合の後、喜びを静かに噛みしめる選手たちがすっごく好きでした。
あのチームメンバーが好きになると思いますよ。

公演は9月19日(日)まで俳優座劇場にて。
そして、今ならおけぴ管理人レポ特典、
こちらのメールから予約すると、
3500円で観賞できます!
★"おけぴ管理人レポ特典"と明記の上、
お名前(フルネーム)と希望日時を必ずご記入下さい。
(各公演枠数が限られてますのでどうぞおはやめに!)

あ、あと、上演時間は2時間40分なのですが、驚いたのがこちら↓

休憩時間が7分!
7分という休憩時間、今までみたことがないです。
が、その理由がちゃーんと説明されます。そして納得です!
(近づいてOK、写メOKみたいです!お楽しみに!)

※冒頭と最後の舞台写真の撮影は橋本和典さん

2010年09月19日

10/09/19 さくら色 オカンの嫁入り@紀伊國屋サザンシアター

2010年9月19日(日)14:00
さくら色 オカンの嫁入り
@紀伊國屋サザンシアター

第三回日本ラブストーリー大賞を受賞し、
映画化もされたヒューマンドラマの舞台版。

登場人物、ひとりひとりがよかった!

一幕冒頭、二幕冒頭は過去を背負った
重い描写ではじまりますが、
そこからの展開は、みていて心が暖かくなります。
がんばれーって応援したくなると同時に、
応援してくれる人の存在ってほんとありがたいなぁと
しみじみと感じながら観てました。

お話の中心となるのは、月子(三倉佳奈さん)と
オカン(香寿たつきさん)の母子家庭と、
突如その家庭に同居することになる研二(佐藤アツヒロさん)。

そこに、サク婆(正司花江さん)と研二の祖父(すまけいさん)
そして犬!(松下洸平さん)があたたかく包む形で絡んできます。

劇中、いろんな不幸な問題が続出するんですが、
それを支え合って乗り越えていく登場人物たち。
自分を不幸へ追いやった張本人までも
暖かくみてしまうのはちょっと共感できなかったりもしましたが、
幸せの感じ方は人それぞれだし、
私も性善説を信じたいなぁと思いました。

6名のキャストさんが皆印象的だったので、
思いつくままに書いてみますと。。。

研二役の佐藤アツヒロさん、赤シャツを着てる時と脱いだ時、
月子、オカン、祖父への接し方がそれぞれどれも
あたたかみがあって好演でした。スマートなかっこよさです!

そして、とある原因で外出することに恐怖を覚えていた月子(三倉さん)が
はじめて外出した時のあの衣裳のかわいらしさと明るさも好き。

オカン(香寿さん)の白無垢、美しい!もっと観ていたかった!
そして、酔っ払って帰って来た、あの理由がわかる独白場面も心に残ります。

サク婆(正司さん)が、時々ふっと話す一言の力も大きかった。

松下さん演じる犬の動き!と、時々発する犬の言葉!?
結構存在感ある犬なんです。ふざけたキャラでなく、
結構真面目に犬役なんです!

そしてすまけいさん演じる祖父のあの場面、
ほんとにそこが料理屋にみえました。

舞台全般をつつむ大阪弁もあったかいです。
関西を離れて最近は敬語以外ほとんど抜けた(と思ってる)私ですが、
もしも娘を持ったら関西弁をしゃべらしたいと思いました(笑

大阪の電車のホームの音も懐かしかったー!!

咲乃月音の作で、脚本は赤澤ムックさん、演出は西川信廣さん。
東京公演は26日(日)まで。大阪公演は10月8,9日!
公式HPからリンクされていた赤澤ムックさんのインタビューも面白いです

2010年09月21日

10/09/21 プライド製作発表レポ

2010年9月21日(月祝) 13:00
プライド製作発表レポ@東京會舘

ついにきたか!と多くの方が思ったと思います。
ミュージカル界を代表する女優、笹本玲奈さんと新妻聖子さんが
初共演する舞台「プライド」。

しかも作品は人気漫画家・一条ゆかりさん(以下、一条先生)の同名コミックの舞台化!


左から佐々木喜英さん、笹本玲奈さん、新妻聖子さん、鈴木一真さん

役柄の衣装とメイクで登場されたキャストの皆さんの華やかさにまずはびっくり。
こうして『プライド』の役柄で登場されると、そのはまりように感激です。

ミュージカルと思った人が多いと思いますが、ストレートプレイなのです。
しかも、キャストはこの4人だけでコミック12巻分を舞台化!

壮大なドラマにも関わらず、どうして4人だけの舞台になったのか、気になりますよね。
演出の寺崎秀臣さんと脚本の大石静さんは、物語を最後まで読んで、
どう舞台に乗せてお客さんにアピールするか悩んだ末、
史緒・萌・蘭丸とその3人を振り回しているように見える神野も
実は3人に振り回されている、この4人の濃密な人間関係を描ききること、
それに尽きるのではないかという結論に至ったそうです。
観客としては、この4人がたっぷり観れるわけですから、ある意味贅沢!


ところで、皆さんが一番興味があると思われる”歌”ですが、ございます! 現在、史緒、萌、蘭丸の3人のユニットSRMの楽曲のデモ音源も2曲出来ているとのこと。

実は以前、少しだけ一緒に歌ったことがあるという笹本さんと新妻さん。
ほんの数小節だったそうですが、ふたりとも劇中の史緒と萌のような感動を感じたそうです。
新妻さんの「(SRMの音楽は)原作でいろんな形容詞が使われていますが、
デモ音源はイメージどんぴしゃでした」という言葉もあり、より一層楽しみになりました!

ここで、質疑応答コーナーで、キャストさんの印象を聞かれた
一条先生の一言をご紹介しましょう。


佐々木さん:(隣の席で見ながら)かわいい!このままドレスを着れば完璧!と絶賛。
笹本さん:ティアラをかぶせてあげたい!立ち姿も綺麗!
新妻さん:ぴったり!
鈴木さん:居るだけでかっこいい。素敵。!

と、かーなーりーお気に入りのご様子。
そんな4名のキャストの皆さんを、並び順にご紹介していきますね♪


佐々木喜英 (ささきよしひで)さん

佐々木喜英さんが演じるのは、史緒を支え、
ヒロイン二人のユニットを結成するピアノ科のプリンス、蘭丸。
蘭丸は、原作では銀座のクラブやバンドで女装してピアノ演奏する場面がある役♪
チラシ撮影の時にちょっとカツラをつけたら、
ヘアメイクさんに「女の子だね」と言われて、
ご本人もドレスを着たらどうなるんだろうと女装を楽しみにされているそうです。
また、蘭丸と自分は似ているところが多いと感じているので、
彼の成長を1つ1つ逃さずに演じていきたいと話されてました。
佐々木さんはテニミュでの白石蔵ノ介役など、
役の研究や思い入れが相当強い方なので、
どんな蘭丸像を出してくるのか、とても楽しみ!

ちなみに、この蘭丸の女装については
お嬢様育ちで男性に免疫のなかった史緒の心の壁を取り払い、
楽に接することができるように、
蘭丸に女装をさせることにしたそうです(一条先生談)。


笹本玲奈 (ささもとれな)さん

笹本玲奈さんが演じるのは世間知らずのお嬢様、史緒。
笹本さん自身、一条マンガのファンで、「プライド」をもし演じるなら
自分と聖子さんと思いながら読んでいたのだそうです。
一条先生が『もうちょっと偉そうな感じでもいいのよ』と仰っていたのを、
真剣な眼差しで頷いていたのがとても可愛らしくて印象的でした。


新妻聖子 (にいづませいこ)さん

新妻聖子さんが演じるのは苦学生の萌。
「(笹本玲奈さんとはレミゼ・サイゴン・MAと)ずっと同じ役で同志として、
一緒に役を作ってきた感じなので、彼女とだったらいい作品が作れると思います」
「萌は時に信じられないようなことをしてしまうけれど、生まれつきの鬼はいない。
萌の中にある美しいものを見失わずに、萌の苦しみ、喜びを客席と共有できたら」
とも話されてました。
会見中は笑顔を絶やさない新妻さんが、
"普通なら絶対に口にしないような台詞"を、
舞台上でどのように表現されるか、とても楽しみですね。
(ちなみに上の写真、新妻さんのロングヘアーがこのカツラの中すっぽりと収まってるそうです!)


鈴木一真 (すずきかずま)さん

神野副社長役の鈴木一真さんは、
製作発表の間は、ずっと優しい笑顔を浮かべられていたり、
「えっと、質問内容を忘れました、なんでしたっけ?」と聞き返したり、
「ほかの3人に比べると僕だけ地味で…」と言われたりと、
終始会場の笑いを誘ってられましたが、厳しい表情ですくっと立たれると、
びしっと決まった眼鏡とスーツのいでたちと相まって、
原作通りの冷酷な敏腕副社長そのもので、とても素敵でした。

また、この神野というキャラクターに、
脚本の大石さんはとても魅力を感じていらっしゃるそうで、
舞台では、原作とはまた違う魅力を発揮しそうな予感!

「マンガファン、音楽ファン、舞台ファン
それぞれが楽しめる舞台になると思います」(新妻さん談)
歌、お芝居、ストーリーでガッツリ魅せてくれる舞台になりそうです!

新妻さんと笹本さんが
「讃美歌のようなイメージの本当に素敵な曲」
「ぜひ、声を合わせて歌いたい」
と絶賛されている曲(音楽は佐橋俊彦さん)が
お二人の奇跡のようなハーモニーで聴けることがとっても楽しみです♪

公演は12月1日から19日まで、日比谷のシアタークリエにて(公式HP
その後、12月22日に岸和田の浪切ホールにて、23日に名鉄ホールでも上演。

<余談>
この舞台では、コミック12巻を通して舞台を構成するとのことですが、
あの濃い〜話をどうやって?という感じですよね。
「プライド」は5巻あたりまでの話については映画化されており、
過去TVドラマ化のお話もありましたが、お昼のメロドラマだったので
お断りになったとのこと。一条先生としてはどうしても豪華に、
またスケールのある歌を聴かせたいという思いがあり、
今回、一条先生のマンガで初の舞台化となったのだそうです。

脚本の大石静さんは、舞台化にあたり、歌以外の部分を
1時間半程度にまとめなくてはいけないため、
オリジナル脚本を書く何十倍もの努力が必要だったと話されていました。
「プライド」は人間の造形が魅力的であり、
人間には天使の心と悪魔の心があることや、裏腹な行動の奥深さ、
多面性が描かれていて、1つの目的に向かって必死にもがく
人間の美しさを感じたことから、このお話を受けることを決意されたのだそうです。

また、演出の寺崎秀臣さんから「企画が出たのは6巻が出た時」というお話もあり、
後で調べたところ、6巻が出たのは2006年。
お芝居の企画・製作とは、とっても時間がかかるものなのですね!
ちなみに現時点で脚本はまだ製作途中だそうです。
この日も神野像について一条先生から大石さんに「ダメ出し」が入ったそうで
「家に帰ったら直しますっ」と大石さん。
作品作りの裏側を垣間見ることが出来た瞬間でした。


上段左から佐々木喜英さん、笹本玲奈さん、新妻聖子さん、鈴木一真さん
下段左から演出の寺崎秀臣さん、原作の一条ゆかりさん、脚本の大石静さん

おけぴ取材班:akki、iohal、nanao、kanoe、akiko、hiyorino、es、aya、おけぴ管理人  写真撮影:おけぴ管理人

2010年09月22日

10/09/22 DIAMOND☆DOGS BLUE&RED@銀河劇場

2010年9月22日(水) 19:00
DIAMOND☆DOGS
8th ANNIVERSARYオリジナルミュージカル
「BLUE & RED」
@天王洲 銀河劇場

DIAMOND☆DOGSと言えば、キレのあるダンス&歌ですが、
意外なことに今回の公演、
ダンスは二割ほど!?
ほとんどがお芝居という。
新しい試みいっぱいの
8th ANNIVERSARY オリジナルミュージカルでございました。

普段歌わないメンバーが歌ったり、
特別ゲストの茜LiVさんの美声がTAKAさんの声に重なったり(すごい迫力!!)
ブレイクダンスではない、和田泰右さんの踊りがとっても魅力的だったり…
東山義久さんと中塚皓平さんのお二人が踊るシーンは
あまり見ないお二人のアジアンな動き、線の動き、布の動きがとてもキレイ♪
森新吾さん、あの声や姿勢が妙に似合っていたのと、
真面目なストーリーにフッととぼけた空気を入れるのがお上手なこと!

今回、東山さんと中塚さんがメインと言っていいと思うのですが
(ストーリー上の)理由あって中塚さんの方が出番が少し多いです。
その中塚さん、台詞はあまり多くないですし、
得意のしなやかな踊りと跳躍を見せるシーンも決して多くないんですが
とても印象に残りました。
とっても役に入り込んでいるのだと思われ、
表情も髪型も声も姿勢も、今まで観て来た中塚さんとは
ちょっと違う一面を見せてくれます。
きっと、中塚さんの中で新境地に挑戦しているのかな…
というのがビシビシ伝わってきました!

舞台はベトナム!?
アジアンな空気と空襲のサイレンが印象的で
決して明るい雰囲気のお話ではありませんが、
作・演出の荻田浩一さんの独特な世界観、
虚々実々が交差して空間のコラージュのよう…
荻田浩一さんワールドを堪能できる舞台だったと思います。

天王洲 銀河劇場にて26日まで!

追伸:欲を言えば、もっともっとダンスをみたかったっ



おけぴ取材班:nats 監修:おけぴ管理人

2010年09月25日

10/09/25 宝塚宙組 銀ちゃんの恋@相模大野グリーンホール

2010年9月25日(土) 14:00

銀ちゃんの恋。私は小夏ちゃんに恋!一幕後半からは、あらすじわかってても食い入るように観劇。二幕のヤスと小夏の場面は大緊迫。ラストもスカっと気持ちいい!スマートに変な専務の悠未ひろさんもツボ♬極太眉毛の玉美最高!
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2010年09月26日

10/09/26 ファンタスティックス公開稽古レポ

2010年9月26日(日)13:00
ファンタスティックス公開稽古レポ

ファンタスティックスの公開稽古レポに潜入してきました♪
今回の公開稽古は、抽選で選ばれた一般のお客さんが稽古場へご招待され、
本番とほぼ同じサイズで組まれたステージ席で、
冒頭の"Overture"とNever Say No"の2曲を見学できる!
という素敵な企画。私もステージの真横で堪能して参りました!

普通だったら入ることのない稽古場ですから
お客さんは皆さん、緊張感と期待感でそわそわそわそわ。
ステージ席に着席してまず驚いたのは
ステージが意外にコンパクトなことと傾斜の角度!
想像をはるかに超えるほど急な傾斜でした。
これは、かなりふんばらないと…
お父さん達の足腰には堪える舞台構造ですね(笑)

それと、奥行き!
ステージを客席正面からみると菱形にみえるのですが
真横に座るとこんなに奥行きがあったのか!とびっくりしますよ。

まずお稽古開始前に
演出の宮本亜門さんがステージ席に向かって(つまり今日見学のお客さんに向かって)
稽古場の様子を説明してくださいました。
「音楽関係の人はあそこに、
 ミシンもあります。
 差入れコーナーはあそこです。
 私たちの大切なお昼なので食べないでください(笑)」などなど
場をなごませてくださるのが上手な亜門さん。

披露予定の2曲について、「みなさまに見せている場合じゃない!笑」状態(亜門さん談)
ということでしたが、制作発表の時より
さらにファンタスティックスの魅力がわかりやすく伝わってきましたよ!

素敵な生ピアノの音が流れて"Overture"が始まると、
黙者(ミュート)役の蔡暁強(ツァイ シャオチャン)が小さな楽器を持って登場。

続いて鹿賀丈史さん演じるナレーター(エル・ガヨ)が歌いながら登場。
すると、青年(マット)役の田代万里生さん、少女(ルイザ)役の神田沙也加さん、
青年の父(ハックルビー)役の斉藤暁さん、少女の父(ベロミー)役のモト冬樹さんが
それぞれ自己紹介をしながらステージに上がって来られるというユニークな登場スタイル。
透明な沙也加さんの声がきれい~♪

楽しそうにじゃれあう4人とちょっと離れた場所から見ているエル・ガヨの鹿賀丈史さん。
存在感たーーーっぷりです!

そして黙者(ミュート)役の蔡暁強(ツァイ シャオチャン)さん、いいっ!
一言も台詞がないのに、なんて表現力でしょう。
身体いっぱい、顔いっぱいに表現されています。
あのチョウチョを手で表現しているような動き、目が釘付けです。
これから、何か素敵なことが始まる予感を確信できます!

この舞台、ステージが簡素で小道具の数もそんなに多くはないのですが、
例えば、ミュートが棒を持っただけで、そこに**がある!ってわかるんです。
ステージ両端のポールをミュートがあんな風につかうとは思いませんでした!

ステージの雰囲気も、万里生さんと沙也加さんが見つめ合うとなんとも綺麗な空気が流れ、
斉藤さんとモトさんが並んで歌えばおやじの空気が流れるんです(笑

斉藤さんとモトさん、このお二人のお父さん像がなんかとってもいい感じ♪
私管理人、かなりこの場面気に入りました。
斉藤さんはカンペキにお父さんを演じきっていて、
対してモトさんは、ちょっと照れも入ってか、いまいちぎこちないお父さんなんですが、
でも、「いるいる!」というなんともリアルなお父さんなわけです。
このかわいいぎこちなさも、見所と思います♪

今回、お稽古を見学していて感じたのは、とにかく雰囲気がいいこと!
休憩中も、ほんとに、ファミリーのような仲の良さです。
万里生さんと沙也加さんも若さあふれんばかりのオーラを放たれてました。

"Overture"と"Never Say No"が生ピアノの音と共に披露され、
公開稽古はあっという間に終了。

「簡素な空間の中にあふれんばかりの人間味と、歌と、愛情…それに包まれる観客。」
それが、ファンタスティックスだと頭で理解した、先日の制作発表でしたが、
今日の公開稽古を観て「これはめちゃめちゃあったかい舞台になる!」と実感し、
「人間味あふれまくっているキャストが空気をめちゃめちゃあったかくしてくれる!
間違いない!」と、とっても期待が膨らみました!

そして、お稽古開始直前に歌われていた「トライトゥリメンバー」に心の底からうっとり♪
ほんといい曲です♪ キャストの皆さんの雰囲気にとーってもあってます!

おけぴ会員の方は、こちらから鹿賀丈史さんの歌う
トライトゥリメンバーのCD特典付チケットをご購入いただけます。

公演は10月9日(土)から31日(日)まで Bunkamura シアターコクーンにて、
11月20日(土),21日(日)には梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。

<おまけ>
帰り道に発見した稽古場のホワイトボードをご紹介。
この絵、twitterでも紹介されていましたが、
神田沙也加さんが描かれたキャストの似顔絵!!
誰が誰だかわかりますか? それにしてもうまいっ!


おけぴ稽古場取材班:nats、おけぴ管理人 写真撮影:おけぴ管理人

10/09/26 シオタクター Birthday Tea Partyレポ@東京會舘

2010年9月26日(日)17:30
Shiotactor(シオタクター) Birthday Tea Party@東京會舘

この日は、ミュージカル界の踊る指揮者、
塩田明弘さんのBirthdayお茶会が開かれ、
私管理人もスタッフとして参加。していたのですが、
今まで聞いたことのなかった塩田さんの楽しい話や
嬉しいゲストにワクワクした、あっという間のひとときでした。

ご存知の方も多いと思いますが、塩田明弘さんは
帝国劇場で上演中の「エリザベート」の指揮者も務められていて、
指揮者でありながらファンクラブまであり、
最近では舞台後トークショーの司会までやってしまうという、
異例のミュージカル指揮者さんでいらっしゃいます。

お誕生日のお茶会も3回目を数える今年、
なんと100人を超える人が東京会館に集合!

今回のお茶会は、冒頭まずはサプライズ企画からスタート。
普段から塩田さんの指揮でパーカッションをご担当されている
長谷川友紀さん麻紀さんの姉妹がリズミカルに太鼓を叩きながら、
塩田さんの背後からご登場!!
まさかの長谷川姉妹の登場と会場みんなの手拍子&おめでとうコール、
だめ押しのクラッカーで塩田さん、感無量になっておられました。
嬉しそうな塩田さん。


(塩田さんがつっぷしていらっしゃるのがわかります?)

実は塩田さんご入場の直前まで、長谷川姉妹とお客さまで
一生懸命リハーサルが繰り返されていたのです♪
リハで声が控えめだったみなさまも本番では
すごく盛り上がって!私もグッと来てしまいました。


長谷川麻紀さん(左)と友紀さん(右)

お二人のファッションがなんともかわいい。
友紀さんの頭にはアリエッティの髪クリップも。かわいーお似合いー!
そして、流石の腕前です。このギャップがたまりません。本物!

ここからは、塩田さんの魅力の一つ、その軽妙なトークが炸裂。

2010エリザベートトークに始まり、
(このお茶会に参加してよかった~と皆が心の中で思っているのが
伝わってくる空気が充満)指揮法ミニレクチャーと続きました。
指揮って右手と左手が別の動きをするから難しー。
でも、脳を活性化させるためにはとてもいいそうですよ。

そして、ミュージカル指揮者 20年史クイズと題して
クイズを出し、VTR付きで塩田さんが解説していくという参加型の素敵な企画。
こちらは、まったく時間が足らず「もっと話したかったよー!」と
終了後におっしゃっていましたので、今回参加を逃した方は次回に期待大ですね。


(ジキルとハイドへの思いを語る塩田さん)

塩田さんの音楽・ミュージカルへの愛が溢れたトークは本当に楽しい!


(昔の記事などもご紹介。髪が黒い!)

恒例となったジャンケン大会では、この日のエリザベートで
塩田さんが実際に振っていた指揮棒をプレゼント!

とーっても盛り上がりました♪

最後は全員でハッピーバースデーの大合唱♪
長谷川姉妹のハンドベルに続き、
私管理人も、ピアノで歌の伴奏を担当させていただきました♪
演奏前に、私の紹介までしてくださって、ありがとうございました!
(塩田さん、段の上からで失礼いたしました)

シオタクターメールマガジンは登録無料なので、
今回のようなお茶会企画や、
シオタクター観劇会(今回もエリザ+お茶会の観劇セット企画でした)
などの情報が欲しい方は、
登録無料のシオタクターメールマガジンをぜひご登録下さい。

あ!最後に名古屋まわりに住んでいる方に朗報が!
10月31日(日)から毎日曜日、塩田明弘さんが
中日文化センターで講義をされるそうです!

p.s. シオタクターのロゴが入った手提げバックがお土産でした。
ちゃんとパンフレットが入る大きさになっているところがニクいっ
(このロゴマーク、ト音記号の中心が Shiotactor の「S」になっていて
Shiotactor の下のバーは指揮棒になってるんですよ♪)

2010年09月27日

10/09/27 特別展「隅田川」@江戸東京博物館

2010年9月27日(水) 13:00
江戸東京博物館 特別展 隅田川~江戸が愛した風景~
@江戸東京博物館

バラエティに富んだ作品たち!花火の表現がとってもユニーク!

「隅田川」という共通点で集められた110点以上の
屏風絵、絵巻、錦絵、版本を鑑賞できるこの展覧会。
8割以上が館蔵品であり、これほどの規模で隅田川の絵が
集まるのは他にあまり例がないとのこと!
平日昼間にも関わらず、多くのお客さんで静かににぎわう会場
1点1点がとてもきれいで心落ち着きました。
まるで水辺を歩いた後のよう♪

落ち着く絵が続いたかと思うと、
遊び心いっぱいの絵があったり。

両国橋と日本橋をそれぞれ渡る力士たちが
表情豊かに、画面いっぱいはみだしそうな構図で描かれていて、
力士の表情が一人一人違っていて本当に面白い!
(凌雲斎豊麿「天明八戌申歳江戸大相撲生写之図屏風」)
ぜひ絵の近くでじっくりとみてみてください。

「向ふ島ほたるかりの図」では、
三組の親子が蛍狩りを楽しむ様子が描かれています。
昔の隅田川には蛍がいたのですね~!
昭和初期まで、隅田川は川底が見えるほどの清流だったそうです。

今はなくなってしまった習慣もありますが、
多くは残っている生活習慣。
中でも花火は点数が多くて、その花火の表現が非常にユニーク!
火の玉!?と思うものから太陽のようなもの、
うねうねしている花火や、

手持ちの大きな花火も発見。
打ち上げ花火の前は手持ち花火が主流だったようです。
手持ちとはいえ大きい!職人さんは大変だったことでしょう。

花火に舟遊びに、お花見、雪遊びなど、
江戸の文化や生活の中に根ざした隅田川を感じる絵がたくさん。

↓こちらは筆者不明の影からくり絵。
初めてみました!
絵の後ろから光を当てるとこれが

こうなります↓

提灯や花火の部分の紙をくりぬいて、
和紙をはってあるので光が透けるのです。
この絵の隣にあるもう一つの影からくり絵はしみじみ感動!!
是非、実物をご覧になってください。

↑こちらは昭和九年から描き始められた作品で、
はっきりとした遠近法など大胆な構図が魅力的な墨画の画巻。
(藤牧義夫「隅田川両岸画巻」No.2、No.3)

そして私が一番好きだったのがこちら↓(写真:図録から)


(歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」)

たいへん有名な絵ですから、教科書などでは何度も見ていましたが、
本物の前に立ったとき、夕立の音が聞こえてきそうになって驚きました。
ものすごい存在感です。
歌川広重の絵は他にも数点あり、眺めてはため息しておりました。
特に構図がたまりません!
ぜひぜひこの機会に本物をご覧になってみてください。

今の隅田川と言えば両岸まで迫るマンションと、
遊歩道(隅田川テラス)でランニングをする人々、
そこにはスカイツリーも合わせて思い浮かぶわけですが、
絵の中では隅田川をふくめた景色がとても広く、空も広いことに気付かされます。
この秋、かつての隅田川を眺めながら深呼吸してみては、いかがでしょうか?


2010年9月22日(水)~2010年11月14日(日)
江戸東京博物館 1階 展示室
JR総武線両国駅西口徒歩3分、都営大江戸線両国駅A4出口徒歩1分
詳細はこちらからどうぞ

40分から1時間くらいで観れる、ボリューム感です。
図録(2300円)も素敵!
※展示期間中に「前期」と「後期」で大きな展示替えがあります。
さらに2週間で展示替えとなる作品もありますのでご注意下さい。
◆ 前期:9月22日(水)~10月17日(日)
◆ 後期:10月19日(火)~11月14日(日)

※学芸員の我妻直美さんに見所を伺ってから鑑賞させて頂きました。
※このレポの写真は許可をいただいて撮影してますが、
通常特別展の中では撮影できませんのでご注意下さい。



おけぴ美術館取材班:nats 撮影:nats 監修:おけぴ管理人

2010年09月28日

10/09/28 エリザベート@帝国劇場

2010年9月28日(火) 18:30

エリザベート観劇。余韻に浸り中♬フランツ石川禅さんがいいっ!高嶋ルキーニも余裕ある楽しさです。朝海さんはお人形さんのように美しく、山口さんの歌声の伸びも堪能!侍女達の振付改めて大好きー
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2010年09月29日

10/09/29 宝塚花組 麗しのサブリナ/EXCITER!!@東京宝塚劇場

2010年9月29日(水) 13:30

なんてエキサイティングな花組エキサイター!ショーの構成、衣装、振付、照明、階段の使い方、配役まで全部好き♬チェンジの場面の真飛聖さん最高!麗しのサブリナも大劇場から進化してて楽しかったー!
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2010年09月30日

10/09/30 SET オーマイゴッドウイルス@東京芸術劇場中ホール

2010年9月30日(木)15:00
劇団SET『オーマイ ゴッド ウイルス』公開稽古レポ
@東京芸術劇場中ホール

三宅裕司さん率いる劇団スーパー・エキセントリック・シアター
そのSET31年目にして、今回は三宅さんがボケで小倉さんがツッコミ!

汚れや人の心の中に潜む悪を世の中からなくしたら
本当に理想の世界になるのか?
今回のテーマは”正しい悪のススメ”。

そこはさすがSET。
“分かりやすくて誰もが楽しめるエンターテインメントな舞台”
小難しいことは何も考えずに気楽に観られます♪
ヘンなことをフツーにやる面白さです。
細かいところまでツボ満載!

更にミュージカル・アクション・コメディーの名にふさわしく、
歌あり、ダンスあり、殺陣あり。
笑わせるだけでなく、ちゃんとキメてくれます!

ハイライトシーンを拝見してから囲み取材(三宅裕司さんと小倉久寛さん)
今回、なぜボケとツッコミの役割を逆にしたかは、
単にストーリーに合わせただけで特に意味はなく
見ため的にデビルは小倉さん、ということらしいです。
ポスターのデビルはリアルでコワイけど、
デビルを意識した小倉さんの髪型がカワイイ(笑)

ポスターといえば、締切の関係で先に作ってあり、
内容を合わせるのが大変だったという
ほんとともジョークともとれるエピソードも明かしてくださいました(笑)

本編はかなりのアクションシーン!
初日前日ともなれば相当ハードで疲れがピーク。
体中痛いけど、それを乗り越えて頑張るとのこと!

「本番はみんなもっともっと動くんだけど、今日は準備の都合でいきなりだったので…」
という小倉さんの劇団員フォローに対し三宅さんがすかさず、
「(さっきは)アクロやらなかったひともいたんでしょ?」
「…?そうですねぇ…」
「俺も抜いたから」
「!? あったんですか?(苦笑)」

あ、今回注目の三宅さんの出産シーン!?も是非お楽しみに!
ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが
「元気な子」なんです。
”すごく動くこと”を表現するときに腰を傷めたりしたそう。
それを思い浮かべつつ観ていただければもっと面白いかも!?

面白い、でも観終わった後にちょっと考えさせられるような
夢と冒険のミュージカル・アクション・コメディー。
是非、劇場で気楽に笑ってきて下さい♪

公演:2010年10月1日(金)〜10月17日(日)東京芸術劇場 中ホールにて


おけぴ取材班&撮影:rick 監修:おけぴ管理人

10/09/30 ACT泉鏡花 公開稽古レポ@東京グローブ座

2010年9月30日(木)18:00
音楽劇「ACT 泉鏡花」〜妖しのポップファンタジー〜
囲み取材&公開稽古レポ@東京グローブ座

実力派!木の実ナナさん、近藤正臣さん
耽美派!劇団スタジオライフ
アイドル!AKB48SDN48(←AKBのお姉さんグループです)
この想像つかない異色キャストによって紡ぎだされる
想像を超えた演出による音楽劇、泉鏡花の世界!

泉鏡花が生まれ育った金沢をモチーフにしつつ音楽劇としてポップに蘇らせるという
和と洋、古き良きものと現代、役者とアイドルが融合し、
「天守物語」他、独特な世界観を持つ泉鏡花の短編をオムニバスで上演します。


※左から浦野一美さん(SDN48),片山陽加さん,秋元才加さん,仲川遙香さん,佐藤亜美菜さん(以上4名AKB48)

「こんな魅力もあるんだと気づいて貰えると思う。アイドルや舞台人の融合を
是非観て欲しい。」by秋元才加さん(AKB48)

「稽古中もみんなテンパって周りに迷惑かけてしまったりした。
困ったところは見せないで本番は自信満々でやる。」by仲川遙香さん(AKB48)

「舞台に負けないで今まで通りでやっていけたらいい。AKBではみられない表情、
化粧、鬘、制服ではない姿を観に来てほしい。」by片山陽加さん(AKB48)

「皆さんが思っている以上に、笑いどころ泣きどころ、歌うし踊るし衣裳もきれいだし
チェンジも瞬く間で、色々な仕掛けが有ったり、いいところしかない。寝る暇ない!
端の方まで余すところなく観てほしい。見どころ満載」by佐藤亜美菜さん(AKB48)

「ポスターから想像する以上に華やかで面白い。観れば観るほど色々な魅力が
有ると思う。」by浦野一美さん(SDN48)


演劇ファンはショーとしての要素も楽しめるし、
AKBファンはコンサートではみられない、役をまとった彼女たちに出会えますし、
(さらにAKBの曲も入れつつポップに表現されてます♪)
年代問わず、演劇ファンもAKBファンもライファー(スタジオライフファン)も
泉鏡花作品を知っていて知らなくても、新しい発見が有ると思いますよ。

新しい試みでは有るものの、短編オムニバスで
しかも要所を近藤正臣さんと木の実ナナさんが確実に押さえているから
迷うことなく不思議な泉鏡花ワールドへ誘われます。

松本慎也さん(劇団スタジオライフ)は【絵本の春】で見せる坊やから一変、
【海神別荘】では妖しい凛々しさと怖さを感じさせ、ゾクッとします!

曽世海司さん(劇団スタジオライフ)と三村晃弘さんは
あれだけの装束(!)で
よく踊り動き回ると感心しきり!

一方、山本芳樹さん(劇団スタジオライフ)は【天守物語】で
いつもなら自らが得意とする中性的な妖しさを封じ込め、
妖怪の中にあって唯一“人間の男”として居てみせました。

そして、全編通して語り部として登場する酉(とり)役と卯(う)役、
三浦涼介さんと宮菜穂子さんのコンビが絶妙!!
かーなーりー重要な役割を担ってます。空気の変え方がイイ!

泉鏡花と芸者すゞの物語が縦軸になっていて、
この酉と卯が短編を繋いでいくので
違和感なくテンポよく楽しめます。
お話しによって衣裳や鬘も人格(妖怪格!?)もあっという間に変わるし、
和をモチーフの妖しい雰囲気が漂うようなメイク、衣裳そのものも見どころです。

たくさんの要素が、劇場でひとつの世界に融合する
〜妖しのポップファンタジー〜
妖しの夢に酔いしれてきてください!

作・演出:加藤直
音楽:和田俊輔

東京公演:2010年10月1日(金)〜10月10日(日)東京グローブ座にて
仙台公演:2010年10月12日(火)電力ホールにて
名古屋公演:2010年10月15日(金)名古屋名鉄ホールにて
長崎公演:2010年10月17日(日)長崎市公会堂にて
京都公演:2010年10月20日(水)京都芸術劇場春秋座にて
金沢公演:2010年10月23日(土)〜10月24日(日)北國新聞赤羽ホールにて



おけぴ稽古場取材班:rick  監修:おけぴ管理人

About 2010年09月

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