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10/09/01 YAMAHAピアノ工場見学レポ@YAMAHA掛川工場

2010年9月1日(水) 15:00
YAMAHAピアノ工場見学@YAMAHA 掛川工場

ヤマハピアノのふるさと「ヤマハ掛川工場」にて、
グランドピアノの製造工程を見学できる!との情報を聞きつけ、
「こだま」に乗って行って参りました!
というわけで、今回は100年を超える伝統技術でつくる
国産グランドピアノづくりをレポ♪
(ちなみに管理人の趣味は、観劇の次がピアノ演奏であります)

国際的なピアノコンクールにおいてもスタンウェイに次いで
多く使用されていると言われるYAMAHAのピアノ。
(私の実家にある縦型アップライトピアノもYAMAHAでした)

工場見学の前に、ヤマハの方からショールームに展示してある
ものについていろいろ説明していただいたのですが、これが面白かった!

まずはヤマハ株式会社の創立者「山葉寅楠さん」。
ヤマハって創立者の方のお名前だったんですね。

この山葉さんは和歌山の方で、
静岡県浜松市を訪れた際に、たまたまオルガンの修理を
頼まれたことがきっかけなのだとか!

その明治時代の初期のオルガンが展示してあって、
実際にどうぞ弾いてくださっていいですよとのこと、
ウキウキしながら弾いてみました。感動~。
ちゃんと音出ます、足で空気を送るのですが、
そのキコキコ具合が歴史を感じて気持ちいい!

ピアノの簡単な構造説明、
ヤマハ楽器の紹介VTRを拝見した後、
工場見学へと続く90分コースいざスタート!

グランドピアノをつくる行程のほとんどを見学させていただきました。
施設もとてもきれい!
グランドピアノは8:2の割合で木と金属から出来ているそうで
大部分が木でできていることから、必要な技術力と熟練度が
半端じゃない!ということがよ~くわかるツアーでした。

木は温度や湿度で反ったり、膨張したりするため
鍵盤がスムースに上がって下がるか、鍵盤同士が同じ高さになるか
といったことを、厚さ0.数ミリ、0.0数ミリの紙をつかって
調整されているのです!気の遠くなるような作業!
そのほか、鍵盤、アクション、ダンパー、ハンマーなどを
取り付ける度に、いろいろな調整がなされてました。

また、自動打弦機というのもありまして、
実際にピアノを弾いてみたとき、部品がづれてはたいへん!ということで、
試験的に短時間にひたすらランダムに鍵盤を弾き続ける機械なのだそうです。
「その音は人間が聞いていて心地いいものでは到底ありませんので、
防音室に入れてこの行程を行います。」という案内がおもしろかった!

そしてピアノに脚をつける前に、
取り付けた部品と部品が馴染むまで、
何台もピアノ棚に寝かされる部屋があり、
まるで大きな大きなチーズのように寝ているピアノ達。
ちなみに国内に出荷するピアノと、海外の乾燥した地域に
出荷するピアノでは寝かせる期間なども変えているとのこと。
日本で弾いていたピアノをそのまま海外に持って行くと
気候の変化で全然変わってしまったりしてしまうのだそうです!

見学コース最後は、同じ型番の3台のピアノの
弾き比べをさせていただきました♪
まったく同じ型番なんですが、弾き比べてみると、
音が硬かったり、やわらかかったり、優しかったり、
違ってくるんです。1台1台に、しっかりとした個性があるんですよね。
音は、木の木目に沿って音が走るそうで、
1台1台、木が違うからこそ、
1台1台に職人さん達によって細かな調整が入るからこそ
個性が出るんだなぁと実感しました。

時代によって求められている音も違うそうで、
木や弦の調整なども、時代のニーズに応じてかわってきてるそうです。


同じ型番のピアノ3台を弾き比べ♪

見学後は、ピアノの展示スペースでYAMAHAの
様々なピアノを自由に触らせていただきまして、
こんなにもピアノによって音が変わるのっ!?とびっくり。

このリヒテルのピアノの横にあった解説の言葉が印象的だったのでご紹介しておきますね。
「ほんとうに良いピアノというのは、心の感度を表現してくれるピアノである。
悲しい音を出したい時には、悲しく鳴ってくれなくてはならない。
簡単にいえば、表現力が広いピアノほど良いのである。
ヤマハは、繊細な心の感度を表現しやすく、かつブリリアントな響きを持っている。
だから私はヤマハを愛する」(リヒテル談)

このリヒテルが1994年最後の来日公演で実際に弾いたピアノが、自由に弾けるんです!!
すごいです!すごかった!
低音の和音の響きがまさにオーケストラのようでした!
気持ちよかったー。ずっと弾いていたい心地よさでした♪

今回、見学して思ったのは、職人さんたちが若いなーということ。
黙々と各工程でピアノと向き合う職人さん達は
ジーンズ姿だったり、意外にも思い思いの服装。
聞いてみると、ここ数年間のヤマハの最重要課題は
「世代交代」だったそう。無事に世代交代ができたんですね!

この職人さん達が、手づくりで丁寧に国産ピアノを
生み出している場所を国内で見学できる場所は貴重です!
のどかな田舎風景が広がる場所ではありますが、
全国から見学者が来るので満員の回も多いとのこと。
1か月以上前に予約するのがおすすめです(無料です)♪
詳細はYAMAHAの工場見学のページよりどうぞ。
(東海道新幹線「掛川駅からタクシーで1000円くらい」の場所です)

将来、自分でグランドピアノを持つ日が来るのを夢見てがんばるぞ!
(そしてピアノは白色がいいっ!)


帰りにいただいたお土産。打鍵のフェルトの部分のキーホルダー!カバンにつけてます♪


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現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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