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2010年08月 アーカイブ

2010年08月02日

10/08/02 山村美紗サスペンス「京都花灯路恋の耀き」制作発表レポ@京都南座

2010年8月2日(月)13:00
山村美紗サスペンス
「京都花灯路恋の耀き」製作発表レポ
@京都南座

10月の京都南座公演は、京都・祇園を舞台にした
山村美紗さんのサスペンス劇!

今年、サスペンス作家 山村美紗さん(1996年没)の15回忌を迎えるにあたって、
墓前にて上演の報告が行われ、その後山村美紗さんゆかりの場所である
長楽館鳳凰の間での記者発表会見にお伺いしてきました。
(円山公園を散歩→長楽館で紅茶とミルフィーユというコースがお好きだったそうです)


左から山村紅葉さん、かとうかず子さん、遠野なぎこさん、宮本真希さん

今回の舞台「京都 花灯路 恋の耀き」は
まさに十五回忌ならではの豪華な内容!
”祇園のクラブ「ミサ」で山村美紗十五回忌の催しが開かれ、
山村ミステリーでお馴染みの面々が招待されて集まっていたところに
山村美紗さんの愛娘、山村紅葉さん(ご本人が本人役!)が
思いがけないニュースを告げ、そこで殺人事件が起こり・・”という展開なのです。

この劇中の催しに集結する面々というのが
ニュースキャスター沢木麻沙子シリーズの沢木麻沙子(かとうかず子さん)、
祇園舞妓小菊シリーズの沢木潤一郎(国広富之さん)、
葬儀屋社長石原明子シリーズの秋山隆男(大村崑さん)と内田良恵(山村紅葉さん)、
さらに女子大生ホステス小川麻子シリーズの小川麻子、
不倫調査員由美シリーズの由美、看護婦戸田鮎子シリーズの戸田鮎子も登場し、
キャサリンシリーズのキャサリン(池畑慎之介さん)や
京都府警の狩矢警部(若林豪さん)までご登場!
山村美紗さんの人気サスペンスシリーズの登場人物大集合です!!


左から池畑慎之介さん、若林豪さん、国広富之さん、遠野なぎこさん

左から宮本真希さん、山村紅葉さん、大村崑さん、かとうかず子さん

脚色・演出の池田政之さん(劇団NLT)は、
山村紅葉さんとの今回の舞台化の打ち合わせの際、
「亡くなられて15年ということですし、探偵皆出してしまいましょうか」
ということになったのだそう。
京都での学生時代、ミステリー研究会に入り、
山村美紗さんのサスペンスは熟読していたという池田政之さん。
今回の舞台では、山村美紗さんのストーリーやトリックをベースに
原作にない役(演じるのは遠野なぎこさんと宮本真希さん)も登場しますよ。

山村美紗さんの実娘で、今回本人役で出演の山村紅葉さんは
「展開が非常に多かったりトリックが難しいということもあり、
母の生前には一本も舞台化はされませんでした。
没後10年での舞台化が盛況で、、
今回また母の思い通りの皆さんで上演できることになりました。
(母の)コネを使いまくることと、スネをかじることしか考えていなかったんで、
これが大盛況に終わったらちょっとは親孝行できたのかなと思います(笑)」
「母は、とにかくいいものを書きたいんじゃない、
一人でも多くの人に読んでもらうものを書くといっていたので
できるだけ多くの人に観ていただけたらと」とも。

「京都ならではの場所や人が描かれているのが面白い。
今そこにありそうな京都の道やお店が出てきて、
祇園のすぐそばの劇場でやっているので
観にいらっしゃった方が帰りに再現できるというのがすごい」
と話すかとうかず子さん。

宮本真希さんは、「山村先生の作品は、人情温かく描かれていて、
展開も速く、リズムに乗れてジェットコースターのように心地よくハラハラします」
と話されてました。

こちらは集合写真。写りが暗くてすみません。

「4年前の時(池畑慎之介さん主演、京都都大路謎の花くらべ)のように、
お客さんが「えーうそー!」と声を出したら、しめたもの。
面白かったと言ってくれると役者冥利につきる」と話す池畑慎之介さん。

公演は10月2日から17日まで。京都南座にて。
京都の魅力が増す秋この時期に、ぜひご観劇下さい!


(山村紅葉さんに)舞台で本人役は難しいよ〜 by 大村崑さん

おけぴ稽古場取材班&撮影:choroon 監修:おけぴ管理人 

2010年08月03日

10/08/03 『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』『こどものにわ』@東京都現代美術館

2010年8月3日(火) 13:00
『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』『こどものにわ』
@東京都現代美術館

現在公開中のスタジオジブリ最新作「借りぐらしのアリエッティ」。
先日私管理人も映画を観てきましたが、とても素敵な世界観!
(アリエッティがかわいいのなんの!)
そのアリエッティの世界観を、映画美術監督・種田陽平さんが”セット”に
再現したのが、この展覧会なのです。

「キル・ビルVol.1」「THE 有頂天ホテル」「スワロウテイル」など
数々の話題映画で美術監督をつとめた種田さん。
借りぐらしのアリエッティの映画製作と同時進行に、
この企画展に向けてセットを完成させたそうです。

今すぐにでも、この中で実写版「借りぐらしのアリエッティ」が撮れる!
と思うくらい、完成度が高い種田さんの世界観づくりの妙は
「すんばらしい…!!」の一言。
小人たちの目線で楽しめる”セット”が、
1200平方メートルを越える空間に!
ただの映画の展覧会ではございませんです。

まずは入場した際に、
"ミニ本2-吉田昇美術ボード集-" をもらってテンションup。
8月15日までに入場するともらえるプレゼントなんですって!

ちなみに”ミニ本1”は映画の前売りを購入した人、
”ミニ本3”は展覧会の図録を購入した人へのプレゼントだそうです。

展示は3階と1階に分かれていて、まずは3階から。
アリエッティのお家とお庭、想像を越えた楽しさです♪

入り口でまず「っうわ〜っ」と感嘆の声を漏らし、
しばらく入らずに眺めてしまった私。
映画に出てくる翔くんの手紙と、あの角砂糖がそこに!!!
私の膝丈くらいの高さのある角砂糖です。

そして入り口全体をみて二度びっくり。
アリエッティがお家に帰るときにくぐる格子が!
この格子をドンドコくぐって行くと。。。
中には、アリエッティ一家が暮らす空間が
狭い廊下でつながっていて迷子注意です!

以下、印象的に残ったところをご紹介♪♪

<アリエッティのお部屋>
カーテンを登っていくときに使った道具発見♪
(ピアスだったんですね!)

<キッチン>
暖炉は花鉢を逆さにして作ってあります!
お母さん(ホミリー)お気に入りの窓外の風景写真もありました。
キッチンのラグやアリエッティのかわいいベッドカバーは
きっとお母さん作ですね。器用でセンスがいいんだな〜♪と
映画では気づかなかった発見もたくさん。

<水を貯めてある場所>
音声ガイダンスから聴こえるピチョンピチョン
という音がとっても心地いい場所です。

<翔くんの部屋>
小人目線で翔くんの部屋も再現。イスや靴がでかい!

<お庭>
水滴がついたみずみずしい葉っぱがいっぱいです!
なんと葉っぱをすかしてみると葉脈もみえました!
草花がのびのび、大人の背丈よりずっと大きい
赤紫蘇やタンポポが生えていて、
ここが一番小人を実感できるかも?
何匹てんとう虫がいるか、数えてもおもしろそうです♪

<お父さんの小さな工房>
個人的にとても胸キュンしたお部屋です。
セロハンテープおっきーっ!!

天井にゴキブリがいたり(動いています!!)
CMでおなじみの糸ぐるまで登って行くあの装置まで再現してありますよ。

次に1階へ移動。
1階には種田陽平さんの手掛けて来た作品の紹介や
「スワロウテイル」に出てくる「円都〜イエンタウン〜」紹介も。
今回の展示セットをつくった過程や苦労、
思いなどがゆったりと楽しめる展示空間になっています。

情報量がとっても多い1階スペース。
美術に感心がある人は、音声ガイダンス(500円)を借りるのがいいと思います。
1つ1つの映画とそのセットをつくる過程の解説が詳しくたいへん興味深い内容です。

その音声ガイダンスですが、3階はずっと音楽と場所に合わせた効果音が流れます。
解説はないので、最初は少々物足りないと感じましたが、
セシル・コルベルさんの奏でるあの音楽を聞きながら世界に浸るのは、
とっても気持ちのいいものでした。
1階では情報という意味でその効果をいかんなく発揮してくれます。

最後のオフィシャルショップも大盛況。
アリエッティの髪留めは、入荷する度に売り切れて今はない様子。
あれ欲しいんですよねー。あの映画と同じものが(笑)
また入荷があるといいですね♪

というわけで髪留めはなかったのですが、
壁紙柄A5ノートとセシル・コルベルさんのイメージ歌集アルバム
「借りぐらし」(\2500)を購入(映画に出て来る歌が14曲収録)。
今そのCDを聴きながらレポ書いてます♪♪気持いいBGM〜♪

中は撮影禁止ですが、展覧会場外にこんなものがありますよ。
アリエッティになった気分でパシャっとする子供がいっぱい!大人もいっぱい!

映画をご覧になった方には、その熱気醒めないうちに
絶対行ってほしい、奥が深い展覧会です!
3階、1階ともに、ゆっくりみようと思えば、各1時間くらいでしょうか。
(なので合計で2時間くらいみておくといいと思います)
友達や家族といっても楽しいですが、一人で行っても充分楽しめる展覧会です。
時々耳をすまして、まわりの人達の会話を聞いているのも楽しいですよ。

映画と合わせてこの夏、経験すべきマスト展覧会、要チェックです!


そしてもひとつ、この東京都現代美術館の
地下1階にて、同時開催している『こどものにわ』もご紹介しておきましょう。
小さなこどもの認識世界や心象風景に着目して構成する展覧会で、
5組の若手アーティスト、建築家による体感型・参加型の作品が親子で楽しめます。
総勢12名でプレーする巨大サッカーボードゲームが一番の人気でした。
プレーヤー(人形)は地元の乳幼児とその保護者によるワークショップで
アーティストと一緒に手づくりしたそうです♪

床一面に敷かれた250平方メートルの白いフェルト。

フェルトに顔料で描かれた花模様が、観客が花畑の上を
歩くことで徐々に花や葉っぱの輪郭が崩れて行きます。
歩くっていうより、広い空間に興奮したこどもたちは
走り回っておりましたけどね(笑)
こんな感じで踏まれていない場所は模様がしっかり。

約8000枚の小さい鏡を床に埋め込んである
その上を子ども達が走り回ることによって、
反射する光の変化であそべる万華鏡のようなお部屋。

ここはフラッシュさえたかなければ、撮影OK。
30分くらいで回れるので、
(ゲームに夢中になったらもっとかかっちゃいますが…^^)
『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』の帰りに
親子で身体をつかって発散して行ってもいいかもしれません!

いずれも10月3日(日)まで東京都現代美術館にて。
(半蔵門線清澄白河駅から徒歩9分、東京駅からバスも)


おけぴ美術館取材班:nats 写真撮影:nats 監修:おけぴ管理人

2010年08月04日

10/08/04 宙組トラファルガー@東京宝塚劇場

2010年8月4日(水)13:30
宝塚宙組「トラファルガー/ファンキーサンシャイン」
@東京宝塚劇場

W不倫ものと聞いてたんですが、
あまりそういうどろどろなまなましい感じでなく、
とにかく野々すみ花さん演じる”エマ”がかわいかった!
お芝居もショーも野々すみ花さんの魅力をびしびし感じました!

銀橋でいきなりエマが結婚相手に売られるという
なかなか衝撃の展開ではじまりますが、
一人一人のキャストに結構スポットがあたっていく展開は好き♪

場面がころころ変わり、役名も若干こんがらがりますが、
そこはかるーく頭の中で流し、場面場面を堪能。
片膝ついた姿勢の大空祐飛さんのポーズが好きでした♪

その大空祐飛さん、そして蘭寿とむさん、北翔海莉さんが
声・容姿・踊りとも三人とも違った魅力!
かっこいいという表現もいろいろあるなぁと実感。
特に北翔さんは、今回ちょっと年齢が高めの設定と思いますが、
あの役柄ならではの魅力がすごく出ていて、
特に少し遠くからエマやネルソンを見つめているあの目線が好きでした。

というわけで、お芝居が終わった時点で、
おおおお、トラファルガーいいねぇと思っておりましたが、
その後の後半のショー、ファンキーサンシャイン、これがまー楽しかった!

オープニングから大好きでございます。
明るく、楽しい!
まさに太陽!

次々と展開する曲は、おそらく私のちょっと上の世代の方達には
ツボにはまりまくるのではないかなという曲ばかり。
太陽族も出てきます♪

花影アリスさんと蘭寿とむさんの赤赤カップル、
合羽を着た天気レポ-ター大空祐飛さんとカメラマン北翔海莉さんも楽しい!

ショーのソルジャーシーンの大きな悠未ひろさんの迫力はすごかった。
ただ、あのソルジャーシーン、大空祐飛さんの軍服で唐突にはじまり
私の中であのソルジャーの場面だけが太陽ショーの中で
ちょっと浮いてしまったんですよね。

またロケットの衣装が黒だったので、印象が暗く、明るい方が好きだなぁと。
今までで一番好きなロケットは、花影アリスさんが
中心で踊っていたミツバチのロケット、中日劇場でみたベルバラでしたでしょうか。
あれは最高でござりました。その花影アリスさんは今回でご退団。
ショーでは花影さんの見せ場もたっぷりで、ラストは素敵なエトワールでした♪

今回、ショーのセットは結構豪華なのにお芝居はかなり平面的で、
特にあの舞台後方のドアはあれだけ登場するのにすごくちゃちい感じで。
閉まるのが”バタン”じゃなくて、”ペタン”って感じなんですよね。
もったいない!

とはいえ、お芝居も、ショーも好きな演目でございます!

ちなみに今回のMYツボはトラファルガーのラストシーンで
水色の娘役の方達が、順にすとんっすとんと座りながら
腰を落としていく振付でございました♪ みてて気持ちいいっ!

リピートしたいけど、時間と空き日程がない・・・
やっぱりはやめに一度観ておくべきだったなぁと後悔。

2010年08月05日

10/08/05 宝塚BOYS通し稽古レポ【舞台写真付】@シアタークリエ

2010年8月5日(木)18:00
宝塚BOYS通し稽古レポ
@シアタークリエ

”うる〜わしの〜思い出〜♪ モンパリ〜我が巴里ぃ〜♪”
と頭の中で繰り返し流れてしまうくらい、
ストレートプレイなのに、お稽古シーン、ダンスシーン、ショーシーンも
あって音楽が頭に残りまくる「宝塚BOYS」、通し稽古レポでございます。
公開稽古レポはこちら


左から浦井さん、藤岡さん、杉浦さん

通し稽古の前には、出演者の囲み取材が行われました。


左から黄川田さん、杉浦さん、初風さん、浦井さん

なんと本物の元「男子部」3名の方が特別ゲストで登場!


左から鈴木繁男さん(3期生78歳)、永野喜成さん(4期生78歳)、吉井裕海さん(4期生81歳)さん

この元男子部の方達も客席にお座りになり、さぁいざ舞台!
戦後、宝塚歌劇団に実在した「男子部」。
男子部が創設されて解散までの9年間が描かれてゆきます。

個性も、それぞれの抱える事情もバラバラなBOYSは、
ささいなことでぶつかり、何度も危機を迎えますが、
それがいつしか、一つのチームになっていきます。
このチームワークぶり、団結力が見所!


左から黄川田さん、瀧川さん、藤岡さん。手前は杉浦さん

浦井健治さんは、男子部創設のきっかけを作ったBOYSのリーダー役。
浦井健治さんの
新たな魅力大発見と思ってしまうくらい
めちゃめちゃはまってました!かわいらしい一面も素敵です!
そして、あのスリッパシーンが気持ちよくて楽しくて大好き!

”チンピラ風”に登場する黄川田将也さん。
劇中、何度も見せたフンドシ姿(脚が長い!)も似合ってる!

東山義久さんは、BOYSの中でたった一人のプロ出身という役所。
最初とんがっていた彼の変化も見所です。
「昭和スタア」なファッションや、
東山さん自身が振付したというソロダンスシーンもご注目下さい!

杉浦太陽さんは、旅芸人の一家に育った役。
時にコミカルに、BOYSのムードメーカー的存在。


左端でジャンプしているのが杉浦さん

電気屋という役所の藤岡正明さんは、それはもうすばらしき安定感。
あの伸びる美声で聴く宝塚の名曲の数々は"耳の保養"!!
瀧川英次さんは、メガネとおかっぱカットが個性的で、
初の関西弁とは思えない位はまってました!
そして鏡に向かって叫ぶ場面では、涙涙涙。


左から浦井さん、瀧川さん、藤岡さん

石井一彰さんは、ちょいと色男な設定の役所。黄川田さんといいコンビ!

このBOYSを支えるのが、山路さんと初風さん。
山路和弘さん。一升瓶のシーンが好き!"すまん"がツボです。
初風諄さん。歌声がとーてーもー素敵♪

クライマックスのレビューシーンも華やか!
それまで観てきたBOYSの葛藤を想い、涙がこみ上げてきます。
星野丈治(東山さん)のソロにしびれ、山田浩二(黄川田さん)の成長に涙し、
そして上原金蔵(浦井さん)の笑顔がキラキラするほど切なくて。。。
レビューの後、シャンシャンを愛しそうに見つめ、抱きしめ、
そして去る場面がとっても印象的でした。
場面の最後の最後まで見逃さずしっかりとご覧下さいませ。

公演はシアタークリエにて9月1日まで。
公演プログラムは卒業アルバムのようにしっかりとした製本で、
写真の見応えもあり、読み応えもあって、1600円は買い!


おけぴ稽古場取材班:JUNE、おけぴ管理人  写真撮影:おけぴ管理人

2010年08月08日

10/08/08 オノデラユキ 写真の迷宮(ラビリンス)へ@東京都写真美術館

2010年8月8日(日) 16:00
オノデラユキ 写真の迷宮(ラビリンス)へ@東京都写真美術館

恵比寿ガーデンプレイス内にある”東京都写真美術館”。
開催中の写真展「オノデラユキ 写真の迷宮(ラビリンス)へ」
を鑑賞してきました。

独学で写真の技術を身につけたオノデラユキさん。
1991年第一回写真新世紀展優秀賞を受賞。
「謎めいていることは貴重である」と評価され、
その後パリに拠点を移して活動。2006年には、
フランスで最も権威ある写真賞「ニエプス賞」に輝きました。

コンパクトにまとまった今回の展示では、
大きく分けて、9種類の作品群を
かなり大きく贅沢に見せてくれます。

すべての写真がとても謎めいていて、かつキレイ…です。
独特なユーモアと都会的なセンス。

キラキラしているところ
ピンクなところ
”擬態”をテーマにしているところ
モチーフが服なところ
蚤の市で手に入れた革張りの箱形カメラが宝石箱に見えて、
箱の中にびー玉を入れてみたり…

”女の子”な視点を
感じるところも魅力的。

「オルフェウスの下方へ」では、
ホテルの一室を写した大きな作品と、
茂みが写ったポラロイド写真くらいの小さな作品が並べて展示され、
そのいづれにも地球上の位置を示す緯度と経度が記されています。

実際に起こったホテルの事件をヒントにこの作品をつくったオノデラさん。
ある人物がこのホテルで行方不明になったという事件でした。
事件後、オノデラさんはこのホテルの同じ部屋に泊まり、
行方不明になった人がどこへ消えてしまったのかを考え、
昔の伝説を思い出し、地球の裏側まで行ってしまったのではないか
と思ったそうです。そこで、オノデラさんはわざわざ地球の裏側まで行き、
実際に真裏にあたる緯度経度の場所で小さい写真を撮影したというわけなのです。

「Transvest(トランスヴェスト)」は、
雑誌に載った人を切り抜きその形を写真に写した作品です。
等身大くらいに大きいです。一つの作品に一人。
人物(のシルエット)たちはちょっと浮いています。
よく見ると、人間のシルエットの中には
夜の街や木、自然の風景が隠されていました。
虫が自分の姿を擬態させるように、ここに写っている
人達は何から身を隠そうとしているのでしょう。
パッと見ると、人物のシルエットに隠れている夜の街や木が
模様のようにキラキラ浮き上がって見えます。
まるで、電飾だらけの人間のよう。
でも、その様子が怖いわけでも悪趣味なわけでもない。。。
ただ、不思議です。
そして、キレイです!

是非、お出かけ下さい♪

会期:
2010年7月27日 ( 火 ) ~ 9月26日 ( 日 )
休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 500(400)円

美術館帰りにガーデンプレイス内のオープンテラスで
友達と珈琲を飲んでいると、クラシック音楽が聞こえてきて
視界にはキレイな建物とオリーブの木。
とーってもいい気分♪
後味◎の東京都写真美術館でした。



おけぴ美術館取材班:nats  監修:おけぴ管理人

2010年08月09日

10/08/09 四谷怪談@新橋演舞場

2010年8月9日(月) 18:00

ギャー!という声が客席に響いた四谷怪談、演舞場第三部観劇。まさに夏、涼しさ感じる演目です。勘太郎さんの切ないお岩、海老蔵さんのイケメン悪男伊右衛門、いい組み合わせです!
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2010年08月10日

10/08/10 第一回したまち演劇祭in台東 オープニングイベントレポ

2010年08月10日(火) 15:00
芸能文化の町、上野・浅草を舞台に開かれる観劇のお祭り
「第一回 したまち演劇祭 in 台東」オープニングイベントレポ

2010年8月10日(火)から9月20日(月・祝)の6週間にわたり、
台東区内にある7つの施設で、
下町情緒・人情を感じられる演目を8団体が上演するこのイベント!
大衆演劇発祥の地であり、多くの方々に親しまれている観光スポットでもある
上野・浅草地区。ここでたくさんの人に演劇を楽しんでもらおう!
と開催された「したまち演劇祭 in 台東」。今回が第一回目です。


参加団体の皆さん

「したまちで演じたい演劇」と「したまちで観たい演劇」のカップリングが実現。
「来月は映画祭もあるから演劇・映画をたくさんの人に楽しんで頂くべく開催した!」と
したまち演劇祭実行委員会会長で、自ら芸能をこよなく愛する
台東区長の吉住弘さんがご挨拶。

まずはこの演劇祭の、おもしろい特徴3つをご紹介しましょう♪

1)演劇祭には例を見ない、公募による全8公演決定であること。
2)普段は劇場でない施設が、劇場になっちゃう!というところ。
  例えば、”浅草花やしき(花やしき座)”や、
  ふだんは、浅草の芸者さんがお稽古をしたり、
  料亭、置屋、連絡事務所などの機能がある”浅草見番(けんばん)”など!
3)本イベントの運営委員会委員長を務める橋爪功さん(演劇集団 円代表)が
  「テーマはカオスだ!」と挨拶されたように…(会場・笑)
  何でもあり!というところ。

オープニングイベントでは、サンバカーニバルで華やかに幕を開け、
参加団体の紹介とアピールタイムが続きました。

お客さんのノリがいい!
そう、ちょっと家族っぽい感覚の、板の上の空間とお客さんが遠くないあの雰囲気は、
このオープニングイベントから既に感じられました。
大衆演劇発祥の地とあって、客席はノル準備ができているといえばいいでしょうか。
他の町じゃ~笑えないものが、この町だとおっかしくてたまらない!
そんな不思議体験ともいえる、下町パワー。
この”だるま食堂”さんのVTRが流れたときに、特に実感!

おかしくってたまらないんですよ。
周りがゲラゲラ笑っているから、それもまたおかしくって。
内容は、着物を着た3人のおばちゃんによる、焼き肉のコント。
残念ながらこの日は都合が悪くてご本人達は来れず、
VTRのみだったんですが、本人たちがいなくて
こんなに会場が盛り上がるんだから生でみたらどうなっちゃうんでしょう!?
期間中は「浅草の女」という演目で、踊りや歌を織り込んだ
コントを披露してくれるそうです。
ちなみに”だるま食堂”さんの公演会場は”浅草見番”。
江戸時代から続く浅草花柳界の香り漂う町並みに凛と佇んでいる”浅草見番”。
めったに足を踏み入れられない場所だけにこの機会は貴重です。

このように、下町パワーで盛り上がって行く6週間。
ほかにも7団体いらっしゃいます。
下記、写真でも少しご紹介しておきますが、
詳しくはこちら、公式HPをみてみてくださいね。

↓バロンと世界一周楽団「ボードビルアゲイン」のパフォーマンス。お客さんもノリノリ!

↓IT'S FOLLIES「したまちワークショップ ミュージカル講座」

↓パラダイスシアター「暮れがた」「風のごんげ」

↓散歩道楽プロデュース太田組「粋で鯔背で、すごい馬鹿」

↓Past Time With Good Company 飯沢匡戯曲集「騒がしい子守唄」「二人で嘘を」

↓tpt74「かもめ-2010喜劇4幕-」

↓中村JAPANドラマティックカンパニー「筋肉伝説ーマッスルレジェンドー」

ふだんは、劇場に使用していない施設を使う苦労などもあるようで、
(コンセントが足りない〜!とか)その不自由の中をどう工夫と熱意でカバーするか、
そうした不自由さの中で生まれるアナログなカオスも見所と思います♪

この夏「したまち」に巻かれてみてください!

開催期間は2010年8月10日(火)〜9月20日(月・祝)
企画運営:ぷれいす

【お得情報】
”浅草見番”の前の商店街さんが、土日に出店されることが決定!
笑い疲れたらビールを一杯(いっぱい?)飲んで帰るもよし。
さらにレポの中でご紹介した「だるま食堂」の公演では
ゆかた・着物・ちょんまげ割引もあるとのこと!
茄子やきゅうりを頭にくくりつけて、ちょんまげにしてもOKだそうです。
(基準は受付のまりちゃんがOKと言ったらOKなんだそう!)


受付のまりちゃん

おけぴ取材班:nats 写真撮影:nats 監修:おけぴ管理人

2010年08月11日

10/08/11 つばき、時跳び初日レポ【舞台写真付】@明治座

2010年8月11日(水)11:00
「つばき、時跳び」初日レポ
@明治座

幕末と現代の時を超えた爽やかなラブストーリー「つばき、時跳び」。
梶尾真治さんの原作、演劇集団キャラメルボックスの成井豊さん脚本・演出で
歴史ある明治座にて上演という珍しいコラボ舞台の初日を拝見して来ました。


初日後囲み取材で、舞台で着る四着のお着物の中でもお気に入りの赤いお着物で登場した福田沙紀さん。

SF作家の伊納惇(永井大さん)が
熊本の古い屋敷へ引越しをするシーンから幕が開きます。


左から高杉真宙さん、真野恵里菜さん、永井大さん、金子貴俊さん、坂口理恵さん

その築150年の古い屋敷には幽霊が出るという噂が...
居眠りしてしまった惇が目を覚ますと、
屋敷の様子がなんだか変わっている!?
と、そこへ美しい着物の女性が!!!

その女性"つばき"を演じる福田沙紀さん、
武家の娘として堂々として品も良く、裾さばきもとってもキレイ。
でも時々、自分の感情をストレートに出しすぎて、
おっとっとーという場面もまたかわいらしい〜。

パニックになったつばきが思わず熊本弁でしゃべる様子もたまらなくかわいい♪
(福田さんは熊本出身!お国言葉なのです)
それを優しくなだめながらみそ汁を作りに行こうとする惇もいい味。

惇役の永井大さんの演技は実に自然体、そして爽やか!
成井豊さんが原作梶尾真治さんの小説を読んで
「なんてすがすがしい物語だろう」と思われたたその印象通り!
この永井大さんから感じる爽やかさは、
作品のまっすぐなさわやかさにとっても貢献してると思います。

こちらは大学の友人、黒瀬幸太(金子貴俊さん)と惇。仲がいいっ!

真野恵里菜さん、勝ち気な女の子役を好演。
ちょっぴりつばきに嫉妬している感じが伝わってきていい感じ!


町につばきを連れ出したときに起こる一幕

つばきのお家に仕える福園紀代(岡田さつきさん)。
めちゃおちゃめ!江戸時代のシーンのムードメーカー!

こちらは現代のムードメーカー黒瀬幸太(金子貴俊さん)。
実は、二幕から二役目の黒瀬虎太郎として再登場するのですが、
すさまじいギャップ!!金子さん、男らしい!!本気でかっこいい!


一番左が金子さん

紫吹淳さん、"母"、そして"女"を感じました!


左から永池南津子さん、岡田さつきさん、紫吹淳さん

勝野洋さん。酔った時に、ある一言で一瞬で正気に戻る様がかわいい!(笑


左は坂本龍馬役の渡邉紘平さん。真ん中が勝野洋さん。右が紫吹淳さん

全体的に演出が楽しかったです!
ふすまが透けたり、タイムトリップする前後で家の中が一瞬で変わる様子は
歌舞伎の"四谷怪談"ばりの仕掛け!からくり屋敷のよう!
タイムマシーンも、アナログでエエーッてくらい単純で愛着がわくと思いますよ。

こんな場面(殺陣シーン)もございます♪

音楽も、THEさわやか!
堂島孝平さんがこの作品のために書き下ろした「♪時を跳べたなら」を始め、
曲が残す清々しい余韻、入るタイミングもめちゃめちゃ気持ちいい♪
(明治座1階でCDを売っているそうです。ただ、今回のテーマ曲は入ってないのですが。。)

明治座のお客様には年配者も多いのですが、
おばーちゃん達も若い人もとっても楽しそうだったのが印象的でした。
休憩前後の演出がテレビの連ドラのようで、これもまた新鮮な感覚♪

一幕の幕が降りた瞬間、たまたま私の目の前で観劇されていた脚本・演出の成井さんも
「おもしろいっ!」とつぶやいていらっしゃいましたのを私の耳は聞き逃しませんでした♪
はい、おもしろかったです!!

公演は8月11日から29日まで、明治座にて!


上演時間情報

おまけ:明治座くいしんぼう情報♪
明治座は”食”につよい。というのは本当で、
オススメは西京焼のお弁当(銀だら1260円/鮭1050円)。

リピート決定の美味しさです。明治座内の厨房で作っているそうです。納得!
また、期間限定で「銀座熊本館」も明治座内に出店していて、
劇中に出て来る"いきなり団子"も売ってますよ♪


おけぴ取材班:nats & おけぴ管理人 撮影:おけぴ管理人

10/08/11 スリーベルズ@パルコ劇場

2010年8月11日(水) 19:00
スリー・ベルズ@パルコ劇場

開演前いきなり、注意文を客席の人に読ませる演出は楽しい♪

後藤ひろひとさん冒頭自ら登場してはじまり
いくつかのお話が絡み合って
一つのお話になっていく展開。
その共通点が”ベル”。

ひとつひとつのお話も面白く、
キャスティングがナイスでした。

特に岡田浩暉さんとウーイェイよしたかさんの
ストーリーが、切なくて好きです。

最後のベルへのつながりは、
もうひとひねり欲しかったですが、
濃いーキャラが集結した舞台で
かなり笑い満載かなと予想していたのですが、
意外にあったかい舞台でした♪

p.s. アメ女(ちすんさん)のあのキャンディマシン、
ほんとにあれば、欲しいようないらないような(笑

2010年08月12日

10/08/12 「CHA ~茶~」公開稽古レポ【舞台写真付】@Bunkamuraオーチャードホール

2010年8月12日(木)12:00
チャイニーズ・スーパー・エンタテインメント
「CHA 〜茶〜」公開稽古レポ
@Bunkamuraオーチャードホール

今年上海万博のオープニングアクトを飾り、
中国で実力No1といわれるアクロバティックグループ
「FLAG CIRCUS OF CHINA フラッグ サーカス オブ チャイナ」
の来日公演が実現!
その名も「CHA」。

そう、お茶でございます。
お茶がテーマのアクロバットショーなのです。
↓茶道具を持って飛んでます!

上海万博で上演されたバージョンからさらにブラッシュアップされた
世界初演のフルバージョン!

高い!
速い!
軽い!
美しい!

↓連写ではありません。一つ一つの椅子に逆立ちしてはるのです。
すーさーまーじーいーバランス感覚!

そしてかわいい!

この場面、舞台中央で別のパフォーマンスが繰り広げられているのですが
私はずっとこの上手の方の動きに注目してました。

お、おお、おおお!まるでカップの中に入ってるよう!!

ほっこりしたお茶の解説なども交えた映像を挟み、
いくつかのステージにわかれているのですが
次から次へと繰り出される圧巻のアクロバット!

難易度の高い一つ一つの演技に魅了されます!!

↓つ、つまさきの上に!?

下で支えている方の足にご注目!

笑顔で、美しいのですが、足元をよくみると。。。!

ここで紹介したのはほんの一部。
高速連続バク転(大好き!)や多彩なアクロバットも満載です。
舞台のあっちこっちでいろんな技が繰り広げられますよ。

休憩含めての2時間。瞬きする間もおしい2時間です。
観終わった後、まるで爽やかなお茶を飲んだように
興奮しつつもすっきりとした気分になりました♪

公演は8月25日まで渋谷のBunkamura オーチャードホールにて


おけぴ取材班:おけぴ管理人 撮影:おけぴ管理人

10/08/12 黒色綺譚カナリア派『悪役志願』稽古場レポ@座・高円寺1

2010年8月12日(木)13:00
『悪役志願』稽古場レポ@座・高円寺1

黒色綺譚カナリア派の稽古場に潜入してきました!


稽古に入る直前のみなさん

主宰の赤澤ムックさん率いる、黒色綺譚(こくしょくきたん)カナリア派。
明治から昭和初期を時代背景に、 “人間本来の醜さ”を根底から肯定しながらも、
その繊細で耽美的な世界観は、観る者を強烈にその世界へと引き込みます!
新進気鋭のサイケ新派とでも言いましょうか?

「この名前だからか、男と思っている人もまだいるからね(苦笑)」と、
気さくに色々とお話してくださった、
脚本・演出も手掛ける主宰の赤澤ムックさん。
う、美しいっ♪
そして稽古場の雰囲気作りも抜群にうまい!
その的確でテキパキとした指示のリズムの心地よさと言ったら♪

昭和29年〜34年という明確に時代設定された本作。
両親を殺害された兄妹が、敵討ちのために辿り着いた娼婦街。
そこに巣食った、細い糸の誘惑に翻弄される人々。
次々と展開するシーンに一瞬たりとも目が離せない舞台です!

今日は、オープニングと序説の部分、娼館での一幕、
衝撃のラストシーンの稽古を拝見して参りました。

兄妹役の、反田孝幸さんと牛水里美さん。
金八先生の生徒役など、テレビでもおなじみの反田さんは
すっかりたくましい好青年に!
しかし、今回は好青年とはいきませんよ(笑)
犯人への復讐を企む、ひとクセもふたクセもある役どころをクールに演じます!


兄妹。左が反田さん、右が牛水さん

そしてカナリア派所属の牛水さん☆
ご本人も、とってもキュート♪
しかし!本作では、どんどん堕ちてゆくヒロイン
(オープニングとエンディングではまるで別人!)を迫力の演技で熱演!

堕ちてゆく状況と一緒に変化する衣装も必見です!
無垢なドレスから一変、どんどん露出度が高くなって
服の色も白だったのが徐々に...
透けた衣装、セクシーでした〜!


一番左が牛水里美さん。娼館のどの娼婦よりも人気の掃除婦"テコちゃん"

雷鳴響く嵐の中、兄妹の両親を殺した犯人の娘(中里順子さん)
との出会いから始まるオープニング。
複雑な事情と欲望、様々な感情が入り乱れ、
これから展開する、色々なものが絡み合ったストーリーを暗示するような始まりです。

牛水さんと同じカナリア派所属の中里順子さんは、
娼館の若き女主人を存在感たっぷりに演じます!
クールな金髪に、インパクトある衣装が印象的。

異様な雰囲気をムンムンに漂わせながら
”ハシ”(東京ヴォードヴィルショーの市川勇さん)が
傘を目深に差しながら登場!
市川さん!すごい存在感!


左が市川さん、右が中里さん

“市川さんのキャスティングが決定してから脚本を書き始めた”と、ムックさん。
ムックさん曰く、「市川さんの役は、変態だからね(笑)」
という言葉がピッタリ(ごめんなさい、市川さん・・)!
得体の知れない不気味さをまとっています!
実はとんでもないことを考えている”ハシ”。

また、“赤澤さんに完全に身をゆだねるつもり”と市川さんも
完全にカナリア派の世界観に染まるのを楽しんでいらっしゃるご様子!


娼館で掃除夫をする市川さん演じる「ハシ」

娼館での、娼婦たちの動きの決めていくシーン。
ムックさんのテキパキとした的確な指示が入り、
あっという間に動きが完成。早い!!


左手前が赤澤ムックさん

そして、迎える衝撃のラストはなんと…。
娼館の無口な掃除夫(市川さん)が、
お客さんにモテまくっていたテコちゃん(牛水さん)を、
どうして手に入れることができたのか?
そして明かされる、得体の知れない掃除夫の過去!

とある娼館で渦巻く陰謀と、時代に翻弄される人々の群像劇。
2時間弱の舞台は、色々な意味で
おちていくワンウェイジェットコースターのよう!

舞台装置のデッサンを見せてくださったムックさん。
堕ちて行く世界、だのに舞台美術はどこかメルヘンチックで遊園地を想像させる、
ムックさんの生み出す繊細で耽美的な世界。とても美しいのです。

ムックさん曰く
“カナリア派が初めての方にも楽しめるようにわかりやすくした”という本作。
夏の終わりに、是非カナリア派の世界を五感で感じてください♪
私も、早く本番が観たいです!

ちなみに、去年できたばかりの「座・高円寺」。
舞台芸術の創造と発信、及び、地域に根ざした文化活動の拠点として展開しています。
中には、カフェも併設されていたり、様々なイベントも行われていますよ♪
ぶらりと訪れるだけで、何かを発見できそうな面白い空間です!

キャスト:市川勇(東京ヴォードヴィルショー)/反田孝幸(文学座)
牛水里美山下恵中里順子芝原弘(以上四名・黒色綺譚カナリア派) 
眞藤ヒロシ井内勇希パラドックス定数)/小長谷勝彦
板倉光隆劇団昴)/爺隠才蔵箱庭円舞曲
片桐はづき青山友里恵大原研二(Theatre劇団子)
小暮キヨタカ小寺悠介神保明子高橋ちづ轟モヨコ
根岸つかさ劇団AUN)/βワハハ本舗)/松崎みゆき犬と串

公演は、2010年8月20日(金)から8月26日(木)まで、座・高円寺1にて。



おけぴ稽古場取材班:チームごまクリーム 撮影: nats 監修:おけぴ管理人

10/08/12 DRUM LINE LIVE@東京国際フォーラム

2010年8月12日(木) 19:00
DRUM LINE LIVE
@東京国際フォーラム

学生時代に映画を見て興奮し、
たまたま先日深夜にやっていたテレビで
再び観て、ドラムラインかっこいー!と再び興奮し、
CMしていたDRUM LINE LIVE も観に行こうと思って
かなり楽しみにいってきたのですが、
久々に撃沈。

おっちゃん達のビッグバンドのコンサートな感じ。
決して若くはない黒人女性ダンサーにもいまいちやる気が感じられず。
演奏するナンバーも懐かしさに浸る系で、同調できず。。
アメージンググレースも、気持ちよくなかったです。

ストーリーはこれっぽっちもなくて、
映画の面影は全然ありませんでした。


マイケルのモノマネはいらないです。
楽しみにしていたフォーメーションも
ただ動いているだけで、全然揃ってなくて。

事前にちゃんと調べずにいってしまった自分がだめなんですが、
私が観たかったのは、あの映画の興奮の再現だったので、
中途半端な演技や振付はいらないよー状態で。。

でも、第二部のドラム対決は楽しかった。
そう、こういうのを観たかったんです!
こういうののオンパレードと思ってたんですけどねー。

ドラム対決もそこそこで切り上げて、再びまたコンサートに。
最後は客席をスタンディングさせての演奏でしたが、
ノれなかったです。

ドラムラインのドラマーのスーパーテクニックを
期待しておりましたが、残念でした。

p.s. あれだけ映像解説するんだったら日本語字幕は必須と思うのですが...

2010年08月13日

10/08/13 タン・ビエットの唄@東京芸術劇場中ホール

2010年8月13日(金) 19:00
TSミュージカル
タン・ビエットの唄
@東京芸術劇場中ホール

ターンビエーット♪
歌声に心から陶酔し、ストーリーにもどっぷりはまり、
心に熱くジンジンジンジンと響きわたるミュージカルでした!

舞台進行のテンポ感も気持ちよくて、
暗転が次のシーンの導入になっていて、
滝沢由佳さんのソロダンスであったり、
旗の群舞であったり(めちゃかっこいい!)、
主にシーンの幕開けがダンスナンバーだったりするのですが、
このダンスシーンの振付の多彩なこと!
二幕で、女性達が舟をこぐように「ヘイヤ-♪」と
歌いながらゆっくりと上手に去っていく場面が特に好き♪

そしてこのタン・ビエットの唄、キャストの歌唱力が半端じゃない!

まずは土居裕子さん。
土居裕子さんのティエン役は、ミュージカルファンなら
これは観ておかないと!と断言できるくらい素晴らしかった!
歌でないセリフも歌声のように響いてくる!
そして、セリフから音楽なしで歌いはじめる部分も多いのですが、
このアカペラな感じの部分がすっごくいい!
歌声が身体に染み入ってくるように陶酔できます。
さらに音楽が、生?と思うくらいタイミングが見事でした。

畠中洋さんの「もしも自由を手にしたなら」の歌い出しにも感動、
そして戸井勝海さんのゴク(僧侶)の歌声には、私の耳大開放!
歌声に揺さぶられた心の震えがまだ続いてます!

一幕はじめの方の宮川浩さんの堂々としたミン、
二幕のハイン吉野圭吾さんのあの叫び、
そして駒田一さんのビンは、あの二幕の5人の場面で
ビンが言った一言に、じわっと涙いたしました。

安寿ミラさん演じるフェイのあの行動には、
民族解放戦線の男達同様、なかなか彼女の心情が掴めなかったのですが、
そこは二幕後半、ぜひご注目下さい。

舞台は、そのフェイが、民族解放戦線だった男達と会い、
回想していく感じで展開するため、
”現在のフェイ(安寿ミラさん)”

”少女時代のフェイ(長尾純子さん)と姉ティエン(土居裕子さん)”
というふうに現在と過去が表現されるんですが、
現在のフェイと少女時代のフェイが入れ替わったり重ね合わさったり、
この描写方法が見事!
そして、ここでも土居裕子さんの演技の幅広さを改めて実感。すごいです。

また、棒を使ったダンスナンバー、赤い紐の使われ方、どでかい旗、
そして東京芸術劇場中ホールってこんなに奥行きあった!?と
思ってしまうくらい奥行きを感じたセット。
見所満載です。
ベトナム戦争のお話ですが、戦闘シーンよりも、
彼ら彼女達の心の中の戦いを中心に描かれていて、
その想いが、歌とダンスでジンジンと伝わってきました。

公演プログラムも500円。
(戸井さんの顔が半分しかみえない!)

公演は8月15日(日)までです!
前回公演時、見逃してかーなーりー後悔していた私です。
皆様もぜひお見逃し無く!

2010年08月14日

10/08/14 RENT 東京プライドパレードイベントレポ@代々木公園

2010年8月14日(土) 13:45
第7回東京プライドパレード
RENT ステージイベントレポ
@代々木公園

同性愛者など、性的マイノリティの方達のパレード
「東京プライドパレード」でRENTの出演者の方達が
Seasons of Love をステージで歌われると聞き、
聴きにいってきました♪

RENTは初めて観劇した時、観劇後その足で楽譜を買いに走った位、
楽曲がどれもこれも素晴らしく、
中でも、二幕冒頭で歌われるこの"Seasons of Love"は大好きなナンバー!

今日も、キャストの皆さんがステージに一列に並んだだけで
ジンジンと胸が熱くなり、あのイントロが流れた時点で
すでに感動スイッチON!

この日はめちゃめちゃ暑かったのですが、
会場の熱気、ステージ上のRENTキャストの皆さんも熱かった!

コリンズ役の米倉利紀さん。熱唱です!

Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes♪♪


左からShihoさん、キタキマユさん、汐美真帆さん、戸室政勝さん、Spiさん

手拍子も加わると、心もますます躍ります♪


左から安崎求さん、白川裕二郎さん、Ryoheiさん、Mizさん

あぁなんて気持ちいい!


左からElianaさん、中村桃花さん、安崎求さん、白川裕二郎さん

ミミ役のソニンさんとJenniferさん。
ミミはRENTでかなり見せ場も多くパンチのある役。
この二人のミミ、両方観てみたくなりました!


左からソニンさん、Jenniferさん

全員でSeasons of Love 熱唱の後、キャスト一人一人が紹介され、
米倉利紀さんが Hands を歌い、キャスト全員で記念撮影、と
思っていた以上にたっぷりとRENTイベントを楽しめました♪

そして最後、米倉利紀さんが ONE LOVE!THANK YOUと叫んでステージイベントは幕。

この後、RENTブースにキャストが訪問。
RENTブースはテントが倒れるのではないかという位、大盛り上がり!

もみくちゃ状態です。

そしてキャストの皆さんもボードにメッセージを書かれてました。
"NO DAY BUT TODAY" というメッセージが多いですね。
「未来もない。過去もない。今日という日を精一杯愛し、生きていく」という意味で
レントのテーマともいえる言葉です(Another Day というナンバーに出てきます)♪



ブースにはオカモト提供のRENTコンドームも

福士誠治さんやAnisさん、エンジェル役の二人(中島卓偉さん、田中ロウマさん)等は
残念ながらこの日はご欠席でしたが、今年のRENT、とても楽しみになりました。

原作・脚本・作曲・作詞・編曲全て担当したジョナサン・ラーソン
オペラ「ラ・ボエーム」を現代に置き換えるという構想のもとミュージカル化、
トニー賞4部門、ピューリッツァー賞まで受賞した伝説の作品、RENT。
貧困や病気、ドラッグなどに苦しむ若者達が、
今を必死に生き抜く姿を描いた、勇気とパワーをもらえるミュージカルです。

公演は2010年10月7日から11月23日まで東京日比谷のシアタークリエにて。
ロジャー、ミミ、エンジェル、モーリーン役はWキャストになります。
どの組み合わせで観るか、そこも今回のRENT観劇の楽しみの一つ♪

その後、兵庫、富山、松本、名古屋と全国ツアー。
詳細はシアタークリエのRENT公式HPをご確認下さい。


"ソニン超かわいー"という声が会場のあちこちで聞こえました

おけぴ取材班:おけぴ管理人 撮影:おけぴ管理人

2010年08月17日

10/08/16 ファンタスティックストークイベント

2010年8月16日(月)11:30
ホリプロ創業50周年記念公演
亜門版ミュージカル
ファンタスティックストークイベント
@自由学園明日館(講堂)

人間味あふれるキャストと宮本亜門さんの愉快なトークで
講堂に集まった一般のお客さんも報道陣もスタッフも笑いっぱなし。
そして劇中の名曲”Try to remember”をみんなで歌ったりと、
とってもたのしいトークイベントでございました♪

鹿賀丈史さん、こんなにユニークな方だとは!

ミュージカル「ファンタスティックス」は世界中で50年以上も上演され、
史上最長ロングラン記録も打ち立てた”ミュージカルの原点”とも言える舞台。
宮本亜門さん演出のもと、2003年、2005年と上演され、
2010年は新キャストを迎えての再々演になります。

古いタイプのミュージカルではあっても、
こんなに長い時間を超えて愛されているのは、
その人間味あふれるところと、観た人を愛情に包むところだろう。
とお話された、演出の宮本亜門さん。


左が斉藤さん、右が亜門さん

若い恋人たちの爽やかなラブストーリーを主軸に、親と子の愛情など
"本当の愛は身近にある"ということを気づかせてくれる本作品。
家が隣同士の青年マット(田代万里生さん)と少女ルイザ(神田沙也加さん)。
二人はお互いを熱烈に恋していたが、父親同士(斉藤暁さん、モト冬樹さん)の
仲が悪く、両家の間には高い壁が建てられていた。恋は障壁があるほど燃え上がるもの。
ところが、実は父親同士は大の仲良し。二人の恋も承知。
二人の絆を深めるべく不仲を装っていたのだ!結果は上々。
後はうまく、仲直りをしてみせれば万事めでたしだったのですが...

↑↑この二人が親子役でございます↑↑
神田さんは亜門版ファンタスティックス初演を見たときからルイザ役に憧れ、
「6年越しの念願かなったりです!」と話すと、
「沙也加が、ルイザ役をやりたがっているのは知っていたけど、あくまでも
ここは実力の世界。オーディションをしたら沙也加が来ていて、相当稽古をして
来たんだろうな。と思いましたよ。」と亜門さん。


※左から鹿賀さん、田代さん、斉藤さん、宮本さん

↑↑田代さんと斉藤さんも親子役です↑↑
斉藤暁さんは2003年、2005年とルイザの父親役。
今度はマットの父親役に挑戦です。
「ミュージカルが苦手だったのに、この作品でミュージカルの虜になっちゃった。
歌っているととにかく気持ちいいーーーんです!お客さんがニコニコしているんです。」
観る人までも愛情でつつむ、あたたかい舞台だということが伝わって来ます。

この父親たちが相談をもちかけたのは流れ者のエル・ガヨ。
うさんくさげだけど、男の色香漂うジゴロ、それが鹿賀丈史さん♪

殺され役専門の天然ボケのモーティマー役には
お笑い芸人「カラテカ」の矢部太郎さん。
”死ぬ演技をする”というオーディションで見事選ばれたのだそう。
歌下手(うたへた)選手権にも出場したことのある矢部さんが戸惑いを隠せないでいると、
宮本さんに「歌では選んでない」と言われ会場爆笑。
「後でみんなで歌を歌んですよね?僕はどうすればいいんですか?」と訪ねると
モトさんが「マイクを離して歌えばいい」とアドバイス(笑)。
実際の歌のシーンでは、
矢部さん、一生懸命マイクを口から離して歌っていました。
でも、モトさんはもっと離していましたっ!!(笑)

注目したいのは、ミュージカル界のカリスマ鹿賀さんの大人な歌声と、
ミュージカル界の若手注目株、田代万里生さんのテノールヴォイス♪♪
ロマンティックなメロディーにのったお声を早く聴きたいです!

田代万里生さん、目が☆キラキラ☆キラキラ☆
姿勢の良さといい、長身を活かした着こなしといい、
話をしている鹿賀さんを見つめるまっっすぐな目といい、王子的オーラが漂ってます♪
純情なマットが恋をして、大人になって行く様子をどう演じてくれるのか
とーっても楽しみ!

舞台上にも客席をしつらえ、最小限の小道具と紙吹雪
そして名曲の数々で観客を包む演出。
再々演のこの機会に観たことがない人も、観たことがある人も♪
モトさんや斉藤さんのようにミュージカルは
ちょっと苦手と思っていた方も虜にするおすすめの舞台です。

2010年10月9日(土)~31日(日)までBunkamuraシアターコクーンにて(公演紹介HP)
2010年11月20日(土),21日(日)には梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(公演紹介HP)にて。

おまけ:

父親役のモトさんの汗をふいてあげる神田さん。
モトさんは小さい頃から神田沙也加さんを知っているため、
神田さんを見る目がすでにお父さんのよう!
ちなみに、劇中でウェディングドレスやタキシードを着用する
シーンはありませんので予めご了承下さいませ。



おけぴ取材班:nats & おけぴ管理人  写真撮影:おけぴ管理人

10/08/17 W(ダブル)初日@ルテアトル銀座

2010年8月17日(火) 19:00
W - ダブル -
@ルテアトル銀座

W初日観てきました!
2時間40分という時間の長さを感じさせない芝居展開。
橋本さとしさん、中越典子さん、堀内敬子さんは出ずっぱりで、
スリリングな展開ながら、思わず笑ってしまう場面も多く、
まさに傑作コメディサスペンスでした!

橋本さとしさんのあの役、存在感。
兄のかるーい感じと、弟のすごみのある感じ、、
一人二役、この舞台のあの役柄に
ものすごくあっていてお見事!!

二幕から登場するコング桑田さんも重要な役所です。
山西惇さんもいい味だされてます!

ストレートプレイですが、
キャストの皆さんの"声"もいい♪
セットの転換はなく、登場人物も少ないですが、
見終わった後のやられた感、満足度がとても高いです。

そして、サスペンスながら、結末がわかっていても、
もう一度はじめから観てみたくなる魅力をもった舞台なのです。

展開を言葉にするとすれば、おぉ!あは!え?あっ!おおぉ!。
(ネタばれになるのでこんなことしか言えなくてすみません)

結末はぜひ劇場でお楽しみ下さい!

2010年08月18日

10/08/18 abc☆赤坂ボーイズキャバレー ゲネプロレポ【写真付】@赤坂ACTシアター

2010年8月18日(水)13:30
abc☆赤坂ボーイズキャバレー ゲネプロレポ
@赤坂ACTシアター

かっこいー!!!


相葉弘樹さん

イケメン揃いの舞台も数々あれど、
イケメン総勢28名(一部Wキャスト)
揃いも揃ったり!でございます。

前回の青山ボーイズキャバレーからスケール感と躍動感アーップ!
圧巻です!

踊りまくりです。

殺陣ありまくりです。


中村誠治郎さん

笑える小ネタ満載です!!

踊るだけではございません、ストーリーもしっかりございます。
冒頭、公演中止になったことを知らずにオーディション会場に集まる約20名。
「せっかく集まったんだから自分達で公演をやらないか?」となったものの。。。

集まったメンバー達はそれはもう個性的な面々
そのメンバー一人一人にスポットがあたり、順に紹介されていくのですが、
その様子がめちゃめちゃ楽しいんです!

特にその紹介シーンのまわりにいるサブのキャラクター達がとても楽しい!
メインキャラ、サブキャラ合わせて、その役の数なんと合計300役なのだそう!!!
果たしてどんな役があるのか、ぜひ劇場でご確認下さい!
ふつうの演目じゃ、絶対に観られないようなキャラがみれますよ。
(バナナセクハラおやじ、競走馬、セレブ家族、アングラ劇団員がツボでした!)

出演者に女性はいないのですが、女の子はたくさん出てきます(笑

小さなコネタから大技まで見所満載の舞台。
瞬間瞬間を見逃さずにお楽しみ下さい!
特に一幕のラストシーンは一瞬ですのでぜひお見逃し無く!
二幕の怒濤の殺陣、あらまな展開もお楽しみに!

あ、あとね、早めに劇場入りがオススメです!
(開演前から役者さんが客席で何かを配ってたりしますよ)

いろんな役者さんのいろんな一面がみれて、
きっと新しいお気に入りの役者さんが見つかると思いますよ!

青春っぽいさわやかなテーマ曲もいいっ♪♪
DAIZOさんの歌声もステキです♪
「さぁそれぞれの道へ〜、abc〜 ここから始めよう♪♪」
アンコールではabcハンカチタオル(\600)をぶんぶん廻しして
舞台と客席ひとつになりましょーっ!
『心ごと脱げ!』

公演プログラムは「あおぼん」「あかぼん」と2パターンあり(各\2,000)。
写真のコンセプトからQ&Aに至るまで全く別ものです!
↓相葉くんのページで比べてみました

キャスト(五十音順)
相葉弘樹青柳塁斗入山学岩崎大(Studio Life)/上口耕平笠原秀幸柏進
兼崎健太郎鎌苅健太川隅美慎熊倉功(SET)/斉藤慶太齋藤ヤスカ汐崎アイル
鈴木拡樹DAIZO高崎翔太仲原裕之(Studio Life)/中村誠治郎中村龍介
成清正紀(KAKUTA)/成松慶彦林修司(ルドビコ★)/颯太福山聖二増田俊樹
森新吾(D☆D)/渡部紘士

(ダブルキャスト)上口耕平×森新吾(D☆D)/兼崎健太郎×渡部紘士

原案:松野一茂
脚本・演出:堤泰之(プラチナ・ペーパーズ)
音楽:楠瀬拓哉
振付:森新吾(D☆D)


岩崎大さん

東京公演は2010年8月18日(水)から29日(日)まで赤坂ACTシアターにて、
大阪公演は2010年9月3日(金)から5日(日)までサンケイホールブリーゼにて。


おけぴ稽古場取材班:rick、yuki、yuri、おけぴ管理人  写真撮影:おけぴ管理人

10/08/18 ガラスの仮面@さいたま芸術劇場

2010年8月18日(水) 19:00
ガラスの仮面 - 二人のヘレン-
@さいたま芸術劇場

ガラスの仮面、二幕のヘレン(大和田美帆さん)圧巻です!
サリバン先生(香寿たつきさん)との間合いも素晴らしく、
この劇中劇「奇跡の人」は、ぜひ舞台として上演してほしいくらい!

大和田美帆さん。
演技に迷いがなくて、みていてとても気持ちいい。
特に麗(月川悠貴さん)とヘレンの稽古する時のあのヘレンへの入り方
ゾクゾクきました。
かと思えば、買い物袋を持って等身大の女の子になる場面や、
受賞シーンでのかわいらしい一面など、気持ちよく翻弄されました。

また、もうひとりの天才少女亜弓(奥村佳恵さん)のツンツンぶりや、
授賞式発言、ヘレンの演技の対比も面白かったです。

月影千草役には夏木マリさん。
雰囲気満点です。
通路を歩いて行く場面で、その真っ黒な後ろ姿に
なんともいえないオーラを感じました。

そして!香寿たつきさん、とてもキレイなお母さん役!
惚れてしまいそうなくらい魅力的でした。
サリバン先生の場面も好きだなぁ。。

また、黒木マリナさんが、今までみてきた
彼女のイメージとは全然違ったのも新鮮。

客席自体を使った演出も盛りだくさん♪
客席から登場したり(実際にいつのまにか客席に座ってたりします)、
客席通路を使った演出(自転車であの階段を降りるとは!)、楽しかったです。

そして開演前パフォーマンス。
も少しはやめに劇場入りしておけばよかったなと後悔したくらい、
あっちこっちで役者さんが準備運動したり挨拶したりしてます。
新納慎也さんの柔軟体操もたっぷり♪

ただ、開演直後のシーンで、登場した自転車おじさん集団、
あの登場のノリにちょっと私はついていけず。
客席からは笑い声も起きてますが、現実にぐっと引き戻されて、
なぜそこで?と思ってしまうんですよね。

また、音楽劇ということで、
香寿さんと大和田美帆さんは歌声もステキだったのですが、
各キャストのソロを無理矢理いれなくてもいいのではないかなぁとも思いました。

でもでも、二幕の劇中劇はほんと必見!
最後のフライングも気持ちよかった!


こんな車が劇場前に!

2010年08月19日

10/08/19 NAKED BOYZ 結成記者会見レポ

2010年8月19日(木)11:00
NAKED BOYZ(ネイキッドボーイズ)結成記者会見

最近の舞台って、本当にイケメン率高いですよね。
そんな中、総勢44名(!)という、日本最大のイケメン俳優ユニット
「NAKED BOYZ(ネイキッドボーイズ)」結成のお披露目を取材してきました。

日差しが燦々と降り注ぐ真っ白なサンルーム。
その日差し(←めちゃ暑い)に負けないくらい熱く、
白のコットンシャツ姿も眩しい

爽やかなイケメン メンバーが、ぞくぞくと大集合です!
(この日は2名欠席でしたが、それでも1クラス分より多い!)

NAKED BOYZ(ネイキッドボーイズ)とは
有望新人、ブレイク間近、更には既に人気の俳優まで、
全員がオーディションで選ばれた
16歳から30歳のメンバーによる、今までにないライブプロジェクト。
新宿のライブホール「FACE」を本拠地として、
年3~4回の本公演やファンイベントを開催。
芝居に限定せず、朗読劇、エチュード、コント、
トーク、ライブといった多彩なパフォーマンスで
素顔がのぞけて、ライブホールに行けば逢える!というもの。

さらにファンのみんなで作るプロジェクトとして、
オフィシャルモバイルサイトでライブが見られたり、
メンバーとの交流ができたりと、様々な企画が用意されているそう♪

ステージでのパフォーマンスを中心とすることで、TVの向こう側だけのアイドルと異なり、
応援するファン一人一人がメンバーの存在を身近に感じてもらうことを目指し、
NAKED BOYZ(=裸の少年たち)の名の通り
メンバーみんな、いろいろなことをさらけ出していきたいとのこと。

企画のカニリカさん曰く、
「こんな役を演ってほしい、こんな台詞言ってほしい、こんなことしてほしい、
それを実現させます。」
おおおおおお!

さてその、気になるメンバーをご紹介。

飛磨,石毛誓也,一宮宏太,イム・ジェホン,岩崎孝次,大矢剛康,落合扶樹,金子尚太郎,
岸田タツヤ,木村勇希,黒川ティム,斉藤大幹,佐藤峻,清水一希,清水大樹,白水萌生,
高橋優太,武末竜治,武本健嗣,田野井強,田上尚樹,塚田健太,辻本優人,仲沢景,
仲原裕之,二宮康,バーンズ勇気,勇人,日和佑貴,福成就三,福本有希,福山聖二,
藤沢大悟,前内孝文,松岡佑季,三上俊,三村昌也,村上雄紀,元木諒,森崎ウィン,
森輝弥,吉野晃一,吉原シュート,与那嶺圭太,(五十音順)

ふぅーっ!
おやおや? 「彼もメンバー??」と気になる名前もありますねぇー。
逆に、初めて目にする名前は公式ホームページで早速チェック。
メンバー全員のアメブロやツイッターが開設されるそうですよー!

この日はスペシャルゲストで、はるな愛さんも登場!

ここで44名を代表してのコメントを少しご紹介しておきますね。
「演技はもちろん、歌やコント、自分の出来ることを探したい」by 岸田タツヤ
「芝居しか考えたことがなかったので、これからいろいろチャレンジしたい」by 日和佑貴
「演技そのものもこれから勉強していきたい」by バーンズ勇気
「自分とかけ離れた、新しい役どころにチャレンジしたい」by 佐藤峻
「メンバーの中でバンドを組んでみたい」by 高橋優太

フレッシュ&きらきら☆!初々しいです!
まずは、第一回本公演が楽しみでございます。

【旗揚げ公演】
『NAKED BOYZ ACT1「ハマリマン」』
2010年11月5日(金)~7日(日):新宿FACE
出演:岩崎孝次,落合扶樹,木村勇希,佐藤峻,武末竜治,仲原裕之,二宮康,
バーンズ勇気,勇人,日和佑貴,福山聖二,三村昌也,吉原シュート,与那嶺圭太
(五十音順)

でもその前に、9月には早速イベントが有るらしいです!
詳しくは、公式ホームページを要チェック。


プール♪のはずなんだけど、ギュウギュウです。

おけぴ取材班&撮影:rick  監修:おけぴ管理人

2010年08月24日

10/08/24 宝塚花組 麗しのサブリナ/EXCITER!!@宝塚大劇場

2010年8月24日(火) 15:00
宝塚歌劇団 花組公演
麗しのサブリナ/EXCITER!!@宝塚大劇場

エキサーイター!
途切れないショー、わかりやすく楽しい!
あっという間で、満足度はたっぷり!
自然と手拍子したくなると思います♪

一緒に観劇した宝塚初観劇の男性が、
観終わった後、
”もういっぺんみたい”と!
”うんうん”と私。
ということで、東京公演も行くことにしました♪

さてこのショーですが、
中でもめちゃめちゃかっこよかったのが
黒燕尾の男役達が大階段を降りてくるシーン。
ゾクゾクです!
そして指先がいっぱい飛んできます。
勝手に「私の方指指してくれた」と喜んでしまいます(笑

未涼亜希さんと桜一花さんの歌声も素敵♪
蘭乃はなさんの赤いドレスがかわいかったぁ。

一方でお芝居の方は、演出も音楽も照明も、
”古きよき・・”といった印象で。
おせっかいの連続のようなお話でした。

印象的だったのは真飛聖さんが
娘役さんと上手で踊っている時のお顔!
あの距離であの瞳が目の前にくると、
こりゃ、コロンっといっちゃうよなぁ
と勝手に娘的な妄想に浸りながらみてました。

あ、秘書コンビが楽しかったです。
あのコンビはもうちょっといじくって欲しかったなぁ。

ということで、9月末に東京公演で再度エキサイターいってきます!

2010年08月26日

10/08/26 つばき、時跳びバックステージツアーレポ@明治座

2010年8月26日(木) 9:30
つばき、時跳びバックステージツアーレポ@明治座

制作発表、稽古場、初日と取材をさせて頂き、
絶賛上演中の「つばき、時跳び」。
この日、朝早くからおけぴ会員限定のバックステージツアーを
開催して頂きました!

まずは客席から見上げることしかなかった「舞台」の上へ、いざ!
ひ、ひろいっ!客席の照明が付いていると、
舞台の上から客席ってこんなにはっきり見えるんですね!

照明さんとご挨拶↓

照明が当たった瞬間、「まぶしいーーー!」「あついっ!」とあちこちで驚きの声。
そして2階席上にいる照明さんに手を振って挨拶と感謝。
音響さんは「ひぐらし」の声を会場いっぱいに響かせて下さいました。

続いて、「まあるい線の内側にはいってくださ~い」と言われ。。
「まさか…」と思っている間に、みるみる乗っていたお盆が回転、
ぐるっと回転するとそこは舞台裏。
あんなに大勢を乗せてお盆って回転するんですねー!

裏にまわってからは、舞台部さんの上敷投げ
(じょうしきなげ/上敷とはゴザにヘリがついたもの)の実演、
バック(背景)の上げ下げ、舞台の組み方の実演や寸法について教えて
頂いたりとプロの技を次々とみせていただきました。

手前は大名やお寺など品格が高いお家に敷く上敷、奥は農家などに敷く上敷。
これをまっすぐに投げるのが難しいんだそうです!

「バラして!」と声が飛ぶと「あっ」という間に上敷を片付ける舞台部の方々。
本番は時間との勝負なので、早く正確に巻くことが必要とされるんでしょうね。
結構重いんだそうです。

この大きな板は、表からみると「背景」。
下の写真でいうと空とか、木にあたる部分ですね。

このバック(背景)をつりさげている鉄管は軽自動車1台を持ち上げることができるそう!
しかも、驚くことにこれを人力で上げ下げしているそうです!!
間違いがあってはいけない舞台裏の現場、お話を聞いているだけで緊張します。
舞台はいろんな人に支えられて、
私たちはそのおかげでたのしい時間を過ごすことができる、
そんなことを実感できました。

この日は、このおけぴバックステージツアーにはじまり、
観劇、アフタートークイベント、
さらにその後はおけぴ座談会!と盛りだくさんな日でしたが
参加したみなさんにも喜んで頂くことができ、
またこのような企画を開けたら♪と思っています。
ありがとうございました。

p.s. おけぴ座談会のクイズ大会、盛り上がって私も楽しかったです。
ちなみに私管理人が出題したマニアッククイズの問題がこちら。

[1] 淳の友人、黒瀬が差し入れた熊本名物のお菓子の名前は?
[2] 福田沙紀さんが舞台本番中に着替えた衣裳の数は何着?
[3] 淳とつばきが出会ったのは慶応元年の何月何日?
[4] サッカーが大好きなヒロシ、劇中で着ていたユニフォームの背番号は何番?
[5] つばきが街へ出かける時に乗ったタクシーのナンバー、下一桁は何番?

わかりますか?
ヒントは1番は****だんご、3番は管理人の誕生日、5番は1-9のどれかです♪
さすがに全問正解はいませんでしたが、
4問正解の方が3名もいらっしゃいました
(福田沙紀さんのサイン色紙をプレゼントさせていただきました♪)
またこのような企画が出来たらと思っております。
たくさんのご参加ありがとうございました!



おけぴ取材班:nats & おけぴ管理人

2010年08月29日

10/08/29 よしもと浅草花月@雷5656会館ときわホール

2010年8月29日(日) 12:30
よしもと浅草花月
@雷5656会館ときわホール

雷5656会館、”かみなりごろごろかいかん”と読みます。
す、すごいインパクトのあるこの建物の5階にあるホールで
よしもと浅草花月をみてきました!
(浅草駅から花屋敷の脇を通って徒歩数分のところにあります)

コントのみの九十分。
最後に大トリで出てきたオール阪神・巨人
さすがです、めちゃめちゃ面白かった!
登場から客席のテンションも高かったですが、
場の空気を掴むのがうまくて、
犬ネタ最高でした!

同じネタを他の方が話してもまた違うんだと思います。
間、テンション、タイミング。うまいです。
そして、来ているお客さんの層や反応をみて
話している感がとってもあるんですよね。
私自身に面白い話を伝えようとしてくれてる感じ。

ちなみにこの日登場した芸人さんは

オール阪神・巨人
矢野・兵動
ルート33
COWCOW
テンダラー
とろサーモン
どぶろっく
渡辺直美

新たな芸人さんに出会えるのも楽しみのひとつ♪
若手の芸人さんなどは、まだ客席の空気を
掴みきれてない方も多いですが、そんな様子が
かなりダイレクトに感じ取れるのも、
生の空間ならでは!
テレビのように笑い声をかぶせることがないので
客席の反応がほんとストレートなのです。

なにしろ一組10分位ですから、あっという間
笑うと気分もスカっとするんですよね。
この日ちょっと午前中ブルーな出来事があったんですが、
すんごく気持ちがリフレッシュして、
前向きに考えることができました!
気分転換にお笑いはもってこいです!

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