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10/07/20 宝塚BOYS 公開稽古レポ

2010年7月20日(月)12:30
宝塚BOYS 公開稽古場レポ

初日まであと20日ほどに迫った『宝塚BOYS』の公開稽古。
暑い中、熱い稽古場にお伺いしてきました!

登場したBOYSは、稽古着姿ながら、
『モン・パリ』『おお宝塚』『すみれの花咲く頃』の名曲が流れるや
すっかり、劇場で燕尾服を着たレビューのワンシーンを
見ているかのような錯覚に陥らせる華やかさ。


中央が東山さん、右側が浦井さん、左奥が黄川田さん

数奇な運命に翻弄されたBOYSたちの物語。
憧れの舞台に立ちたい、そのひたむきな思いが、
レビューシーンを稽古する役者さんたちの真摯な姿に重なります。


この日は、元宝塚月組男役トップスター 瀬奈じゅんさんが特別講師。
冒頭のBOYS7人のレビューシーンを見て、
その一生懸命さに涙が出そうになったという瀬奈さん、
ターンやステップ、シャンシャンの8の字揺れなど、
BOYSに「レビューシーンの決めポイント」を伝授してゆきます。


瀬奈じゅんさん(右)と振付の前田清実さん(左)

「男役のかっこいいポーズは?」と質問が飛ぶと、
サッとポーズを決める瀬奈さん。
お手本で瀬奈さん得意のラテン立ちポーズ!

美!凛!カッコいいー!


真似するBOYS↓


笑う瀬奈さん↓

「(宝塚のダンスは)ハラとコシですね」
「階段は怖がらずに、重心を真ん中に」
「燕尾は、動きすぎるとしわがよってきれいに見えない」
「脚幅が重要」
「(シャンシャンは)客席のどこからも見えるような角度に保つ」
など、元タカラジェンヌ直伝の”伝統の技”が、
BOYSに伝えられていきます。

瀬奈さん曰く「私は一度も持ち替えたことがないです」
というシャンシャンの瞬間持ち替えは、
BOYS独自の”技”。本番の舞台では要チェックです!

『エリザベート』で瀬奈さんと"親子"を演じる浦井健治さんは、
「母上」伝授のターンがビシッと決まっていました。

NHK朝の連ドラ『ゲゲゲの女房』で、すっかり朝の顔の杉浦太陽さんは、
ウルトラマンと宝塚男役のかっこいいポーズの”共通点”を発見して
オーディエンスを沸かせていました。

そして、これがこの舞台の魅力の一つとも思うのですが、
もともとミュージカル畑ではない黄川田将也さんや瀧川英次さんが
懸命にひたむきに取り組む姿や、
歌が得意なBOYSがダンスで少し恥ずかしそうだったり
ダンスが得意なBOYSは、歌のソロで目が必死だったりと、
宝塚の舞台に立つ事を夢見たBOYSの初舞台を観ているようで、
物凄くリアルなのです。


真ん中は東山さん、左奥は黄川田さん

東山義久さんのダンスのキレ、藤岡正明さんの通る歌声、
石井一彰さんの気品・・・こうした7人7様の"個性"で魅せるレビューは、
みんな懸命にキラキラしていて、
必死に目で追いかけても追いかけても、とても間に合いません!
(これは、リピート観劇してしまいそう・・・)


真ん中が藤岡さん、右奥は瀧川さん

瀬奈さんにステップを披露した藤岡さんが、
恥ずかしそうに、「・・・、なんかすいません。(こんな出来で)」と言うと、
会場爆笑でしたが、BOYSのみんなは一緒に笑っていても、
ひとつのものをみんなで作り上げていこうというあの一体感、
「本番までがんばろーぜ!」という声が聞こえてきそうな雰囲気で、
良いチームワークが出来ているんだろうなぁと思いました。
仲のいいイケメンチームのこの独特な雰囲気は、ちょっと羨ましいくらいです。
そしてこの雰囲気は、物語ともシンクロするものがあり、
本番の舞台でどんな効果を生むか楽しみですね。

配役は発表されませんでしたので、
役の完成度とあわせて劇場でぜひご確認ください!


浦井さん、左側は東山さん

宝塚ファンやミュージカルファン、
演劇ファンだけに見せておくにはもったいない!
宝塚食わず嫌いの人も含め、たくさんの人に見てほしい作品です。

昭和20年秋、終戦直後の激動の時代。
宝塚歌劇団に実在した「男子部」。
「宝塚大劇場のメインステージに立ちたい」と
夢見て集まった個性豊かな青年たちの、
9年間の奇跡を描くちょっと可笑しく哀しい青春グラフティ。
作品自体はミュージカルではなく、ストレートプレイですが、
お稽古シーンやレビューシーンは必見です。
演出は鈴木裕美さん(この作品で数々の賞を受賞されています)。
出演は今日拝見したBOYS7名のほかに、初風諄さん、山路和弘さん。

公演は2010年8月6日(金)から9月1日(水)まで
日比谷のシアタークリエにての上演です(公式HP)。


左から、東山さん、黄川田さん、杉浦さん、浦井さん、瀬奈さん

この公開稽古の様子が、youtube で公開されていますのでこちらもぜひ!
黄川田さんの手叩き大ウケけシーンあり↓



ニコっとキュートな浦井健治さん


おけぴ稽古場取材班:新、相田、ナツノアサ、KAWA、あーちゃん、nats、おけぴ管理人
写真撮影:おけぴ管理人


p.s. 今回、おけぴ会員の中から稽古場レポ隊を募集し
応募多数の結果、抽選で当選した5名の方と一緒にレポさせていただきました。
たくさんのご応募本当にありがとうございました。
今後、またこうした企画が実施できるといいなぁと思っています。by おけぴ管理人


皆様からのコメント



レポのアップ、お待ちしていました♪
素敵な写真が満載!
お芝居が大好きで観ている方達のレポは、やっぱり
知りたいことや注目するところが“ツボ”なんです。
(^^)v
本番までいよいよカウントダウン…。
どんな舞台に仕上がったのか?!
自分の観劇まで待ち遠しくてたまりません!
(*ーー*)



midoriさんの稽古場レポ、
杉浦さんが東山さんとペアになりそうになった時の一言、
面白いです!
これからも、観客の”ツボ”をいっぱいつけるような、
こうしたレポができる機会が増えていくといいですよね♪



稽古場レポ隊企画いいですね。
特に今回はあさこちゃん参加ということで当選された方がうらやましいです。
舞台ができるまでの苦労って伝わってきにくいので、どんどんレポートしていただきたいです。



初回公演を拝見しました
正直・・・あまり 期待をせずにm(__)m
でも どんどん物語に引き込まれ 後半のレビューのシーンでは胸が熱くなりました
決して上手くは無い(失礼)ダンスに ただただ一生懸命さが伝わり 観てるこちらもコブシを握り締め「どうか 失敗しないで」と願うほどで・・・・
笑ったり 泣いたり ガッカリしたり 熱くなったりと あんなに 観てるこちらの感情が溢れたお芝居は初めてでした
帰りには 躊躇なく DVDを注文してしまいました^^
今年も「宝塚BOYS」のファンが増えることを期待しています

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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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