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10/08/08 オノデラユキ 写真の迷宮(ラビリンス)へ@東京都写真美術館

2010年8月8日(日) 16:00
オノデラユキ 写真の迷宮(ラビリンス)へ@東京都写真美術館

恵比寿ガーデンプレイス内にある”東京都写真美術館”。
開催中の写真展「オノデラユキ 写真の迷宮(ラビリンス)へ」
を鑑賞してきました。

独学で写真の技術を身につけたオノデラユキさん。
1991年第一回写真新世紀展優秀賞を受賞。
「謎めいていることは貴重である」と評価され、
その後パリに拠点を移して活動。2006年には、
フランスで最も権威ある写真賞「ニエプス賞」に輝きました。

コンパクトにまとまった今回の展示では、
大きく分けて、9種類の作品群を
かなり大きく贅沢に見せてくれます。

すべての写真がとても謎めいていて、かつキレイ…です。
独特なユーモアと都会的なセンス。

キラキラしているところ
ピンクなところ
”擬態”をテーマにしているところ
モチーフが服なところ
蚤の市で手に入れた革張りの箱形カメラが宝石箱に見えて、
箱の中にびー玉を入れてみたり…

”女の子”な視点を
感じるところも魅力的。

「オルフェウスの下方へ」では、
ホテルの一室を写した大きな作品と、
茂みが写ったポラロイド写真くらいの小さな作品が並べて展示され、
そのいづれにも地球上の位置を示す緯度と経度が記されています。

実際に起こったホテルの事件をヒントにこの作品をつくったオノデラさん。
ある人物がこのホテルで行方不明になったという事件でした。
事件後、オノデラさんはこのホテルの同じ部屋に泊まり、
行方不明になった人がどこへ消えてしまったのかを考え、
昔の伝説を思い出し、地球の裏側まで行ってしまったのではないか
と思ったそうです。そこで、オノデラさんはわざわざ地球の裏側まで行き、
実際に真裏にあたる緯度経度の場所で小さい写真を撮影したというわけなのです。

「Transvest(トランスヴェスト)」は、
雑誌に載った人を切り抜きその形を写真に写した作品です。
等身大くらいに大きいです。一つの作品に一人。
人物(のシルエット)たちはちょっと浮いています。
よく見ると、人間のシルエットの中には
夜の街や木、自然の風景が隠されていました。
虫が自分の姿を擬態させるように、ここに写っている
人達は何から身を隠そうとしているのでしょう。
パッと見ると、人物のシルエットに隠れている夜の街や木が
模様のようにキラキラ浮き上がって見えます。
まるで、電飾だらけの人間のよう。
でも、その様子が怖いわけでも悪趣味なわけでもない。。。
ただ、不思議です。
そして、キレイです!

是非、お出かけ下さい♪

会期:
2010年7月27日 ( 火 ) ~ 9月26日 ( 日 )
休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 500(400)円

美術館帰りにガーデンプレイス内のオープンテラスで
友達と珈琲を飲んでいると、クラシック音楽が聞こえてきて
視界にはキレイな建物とオリーブの木。
とーってもいい気分♪
後味◎の東京都写真美術館でした。



おけぴ美術館取材班:nats  監修:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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