10/08/11 つばき、時跳び初日レポ【舞台写真付】@明治座
2010年8月11日(水)11:00
「つばき、時跳び」初日レポ
@明治座
幕末と現代の時を超えた爽やかなラブストーリー「つばき、時跳び」。
梶尾真治さんの原作、演劇集団キャラメルボックスの成井豊さん脚本・演出で
歴史ある明治座にて上演という珍しいコラボ舞台の初日を拝見して来ました。
初日後囲み取材で、舞台で着る四着のお着物の中でもお気に入りの赤いお着物で登場した福田沙紀さん。
SF作家の伊納惇(永井大さん)が
熊本の古い屋敷へ引越しをするシーンから幕が開きます。
左から高杉真宙さん、真野恵里菜さん、永井大さん、金子貴俊さん、坂口理恵さん
その築150年の古い屋敷には幽霊が出るという噂が...
居眠りしてしまった惇が目を覚ますと、
屋敷の様子がなんだか変わっている!?
と、そこへ美しい着物の女性が!!!
その女性"つばき"を演じる福田沙紀さん、
武家の娘として堂々として品も良く、裾さばきもとってもキレイ。
でも時々、自分の感情をストレートに出しすぎて、
おっとっとーという場面もまたかわいらしい〜。
パニックになったつばきが思わず熊本弁でしゃべる様子もたまらなくかわいい♪
(福田さんは熊本出身!お国言葉なのです)
それを優しくなだめながらみそ汁を作りに行こうとする惇もいい味。
惇役の永井大さんの演技は実に自然体、そして爽やか!
成井豊さんが原作梶尾真治さんの小説を読んで
「なんてすがすがしい物語だろう」と思われたたその印象通り!
この永井大さんから感じる爽やかさは、
作品のまっすぐなさわやかさにとっても貢献してると思います。
こちらは大学の友人、黒瀬幸太(金子貴俊さん)と惇。仲がいいっ!
真野恵里菜さん、勝ち気な女の子役を好演。
ちょっぴりつばきに嫉妬している感じが伝わってきていい感じ!
町につばきを連れ出したときに起こる一幕
つばきのお家に仕える福園紀代(岡田さつきさん)。
めちゃおちゃめ!江戸時代のシーンのムードメーカー!
こちらは現代のムードメーカー黒瀬幸太(金子貴俊さん)。
実は、二幕から二役目の黒瀬虎太郎として再登場するのですが、
すさまじいギャップ!!金子さん、男らしい!!本気でかっこいい!
一番左が金子さん
紫吹淳さん、"母"、そして"女"を感じました!
左から永池南津子さん、岡田さつきさん、紫吹淳さん
勝野洋さん。酔った時に、ある一言で一瞬で正気に戻る様がかわいい!(笑
左は坂本龍馬役の渡邉紘平さん。真ん中が勝野洋さん。右が紫吹淳さん
全体的に演出が楽しかったです!
ふすまが透けたり、タイムトリップする前後で家の中が一瞬で変わる様子は
歌舞伎の"四谷怪談"ばりの仕掛け!からくり屋敷のよう!
タイムマシーンも、アナログでエエーッてくらい単純で愛着がわくと思いますよ。
こんな場面(殺陣シーン)もございます♪
音楽も、THEさわやか!
堂島孝平さんがこの作品のために書き下ろした「♪時を跳べたなら」を始め、
曲が残す清々しい余韻、入るタイミングもめちゃめちゃ気持ちいい♪
(明治座1階でCDを売っているそうです。ただ、今回のテーマ曲は入ってないのですが。。)
明治座のお客様には年配者も多いのですが、
おばーちゃん達も若い人もとっても楽しそうだったのが印象的でした。
休憩前後の演出がテレビの連ドラのようで、これもまた新鮮な感覚♪
一幕の幕が降りた瞬間、たまたま私の目の前で観劇されていた脚本・演出の成井さんも
「おもしろいっ!」とつぶやいていらっしゃいましたのを私の耳は聞き逃しませんでした♪
はい、おもしろかったです!!
公演は8月11日から29日まで、明治座にて!
上演時間情報
おまけ:明治座くいしんぼう情報♪
明治座は”食”につよい。というのは本当で、
オススメは西京焼のお弁当(銀だら1260円/鮭1050円)。
リピート決定の美味しさです。明治座内の厨房で作っているそうです。納得!
また、期間限定で「銀座熊本館」も明治座内に出店していて、
劇中に出て来る"いきなり団子"も売ってますよ♪
おけぴ取材班:nats & おけぴ管理人 撮影:おけぴ管理人