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10/08/03 『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』『こどものにわ』@東京都現代美術館

2010年8月3日(火) 13:00
『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』『こどものにわ』
@東京都現代美術館

現在公開中のスタジオジブリ最新作「借りぐらしのアリエッティ」。
先日私管理人も映画を観てきましたが、とても素敵な世界観!
(アリエッティがかわいいのなんの!)
そのアリエッティの世界観を、映画美術監督・種田陽平さんが”セット”に
再現したのが、この展覧会なのです。

「キル・ビルVol.1」「THE 有頂天ホテル」「スワロウテイル」など
数々の話題映画で美術監督をつとめた種田さん。
借りぐらしのアリエッティの映画製作と同時進行に、
この企画展に向けてセットを完成させたそうです。

今すぐにでも、この中で実写版「借りぐらしのアリエッティ」が撮れる!
と思うくらい、完成度が高い種田さんの世界観づくりの妙は
「すんばらしい…!!」の一言。
小人たちの目線で楽しめる”セット”が、
1200平方メートルを越える空間に!
ただの映画の展覧会ではございませんです。

まずは入場した際に、
"ミニ本2-吉田昇美術ボード集-" をもらってテンションup。
8月15日までに入場するともらえるプレゼントなんですって!

ちなみに”ミニ本1”は映画の前売りを購入した人、
”ミニ本3”は展覧会の図録を購入した人へのプレゼントだそうです。

展示は3階と1階に分かれていて、まずは3階から。
アリエッティのお家とお庭、想像を越えた楽しさです♪

入り口でまず「っうわ〜っ」と感嘆の声を漏らし、
しばらく入らずに眺めてしまった私。
映画に出てくる翔くんの手紙と、あの角砂糖がそこに!!!
私の膝丈くらいの高さのある角砂糖です。

そして入り口全体をみて二度びっくり。
アリエッティがお家に帰るときにくぐる格子が!
この格子をドンドコくぐって行くと。。。
中には、アリエッティ一家が暮らす空間が
狭い廊下でつながっていて迷子注意です!

以下、印象的に残ったところをご紹介♪♪

<アリエッティのお部屋>
カーテンを登っていくときに使った道具発見♪
(ピアスだったんですね!)

<キッチン>
暖炉は花鉢を逆さにして作ってあります!
お母さん(ホミリー)お気に入りの窓外の風景写真もありました。
キッチンのラグやアリエッティのかわいいベッドカバーは
きっとお母さん作ですね。器用でセンスがいいんだな〜♪と
映画では気づかなかった発見もたくさん。

<水を貯めてある場所>
音声ガイダンスから聴こえるピチョンピチョン
という音がとっても心地いい場所です。

<翔くんの部屋>
小人目線で翔くんの部屋も再現。イスや靴がでかい!

<お庭>
水滴がついたみずみずしい葉っぱがいっぱいです!
なんと葉っぱをすかしてみると葉脈もみえました!
草花がのびのび、大人の背丈よりずっと大きい
赤紫蘇やタンポポが生えていて、
ここが一番小人を実感できるかも?
何匹てんとう虫がいるか、数えてもおもしろそうです♪

<お父さんの小さな工房>
個人的にとても胸キュンしたお部屋です。
セロハンテープおっきーっ!!

天井にゴキブリがいたり(動いています!!)
CMでおなじみの糸ぐるまで登って行くあの装置まで再現してありますよ。

次に1階へ移動。
1階には種田陽平さんの手掛けて来た作品の紹介や
「スワロウテイル」に出てくる「円都〜イエンタウン〜」紹介も。
今回の展示セットをつくった過程や苦労、
思いなどがゆったりと楽しめる展示空間になっています。

情報量がとっても多い1階スペース。
美術に感心がある人は、音声ガイダンス(500円)を借りるのがいいと思います。
1つ1つの映画とそのセットをつくる過程の解説が詳しくたいへん興味深い内容です。

その音声ガイダンスですが、3階はずっと音楽と場所に合わせた効果音が流れます。
解説はないので、最初は少々物足りないと感じましたが、
セシル・コルベルさんの奏でるあの音楽を聞きながら世界に浸るのは、
とっても気持ちのいいものでした。
1階では情報という意味でその効果をいかんなく発揮してくれます。

最後のオフィシャルショップも大盛況。
アリエッティの髪留めは、入荷する度に売り切れて今はない様子。
あれ欲しいんですよねー。あの映画と同じものが(笑)
また入荷があるといいですね♪

というわけで髪留めはなかったのですが、
壁紙柄A5ノートとセシル・コルベルさんのイメージ歌集アルバム
「借りぐらし」(\2500)を購入(映画に出て来る歌が14曲収録)。
今そのCDを聴きながらレポ書いてます♪♪気持いいBGM〜♪

中は撮影禁止ですが、展覧会場外にこんなものがありますよ。
アリエッティになった気分でパシャっとする子供がいっぱい!大人もいっぱい!

映画をご覧になった方には、その熱気醒めないうちに
絶対行ってほしい、奥が深い展覧会です!
3階、1階ともに、ゆっくりみようと思えば、各1時間くらいでしょうか。
(なので合計で2時間くらいみておくといいと思います)
友達や家族といっても楽しいですが、一人で行っても充分楽しめる展覧会です。
時々耳をすまして、まわりの人達の会話を聞いているのも楽しいですよ。

映画と合わせてこの夏、経験すべきマスト展覧会、要チェックです!


そしてもひとつ、この東京都現代美術館の
地下1階にて、同時開催している『こどものにわ』もご紹介しておきましょう。
小さなこどもの認識世界や心象風景に着目して構成する展覧会で、
5組の若手アーティスト、建築家による体感型・参加型の作品が親子で楽しめます。
総勢12名でプレーする巨大サッカーボードゲームが一番の人気でした。
プレーヤー(人形)は地元の乳幼児とその保護者によるワークショップで
アーティストと一緒に手づくりしたそうです♪

床一面に敷かれた250平方メートルの白いフェルト。

フェルトに顔料で描かれた花模様が、観客が花畑の上を
歩くことで徐々に花や葉っぱの輪郭が崩れて行きます。
歩くっていうより、広い空間に興奮したこどもたちは
走り回っておりましたけどね(笑)
こんな感じで踏まれていない場所は模様がしっかり。

約8000枚の小さい鏡を床に埋め込んである
その上を子ども達が走り回ることによって、
反射する光の変化であそべる万華鏡のようなお部屋。

ここはフラッシュさえたかなければ、撮影OK。
30分くらいで回れるので、
(ゲームに夢中になったらもっとかかっちゃいますが…^^)
『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』の帰りに
親子で身体をつかって発散して行ってもいいかもしれません!

いずれも10月3日(日)まで東京都現代美術館にて。
(半蔵門線清澄白河駅から徒歩9分、東京駅からバスも)


おけぴ美術館取材班:nats 写真撮影:nats 監修:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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