チケット救済 公演紹介 観劇ノススメ 検索 サイトマップ おけぴネット レポトップ レポ全一覧   

« 2007年01月 | メイン | 2007年03月 »

2007年02月 アーカイブ

2007年02月02日

07/02/02 タイタニック@東京国際フォーラム

2007年2月2日(金) 18:30
タイタニック ザ ミュージカル
3階6列3番 @ 東京国際フォーラムホールC

行きたかったんだけど、日程がなかなかあわず
チケットをあきらめかけていた今朝、
「行けなくなったんですけど、行きます?」
というモーニングコールで起床。行ってきました!!

観にいってよかったー! すーごーーい!
キャストがめちゃめちゃ豪勢。アンサンブルも充実しまくり。
曲もなかなか壮大でい。セットもいっけんシンプルなのに多彩。
描写の仕方もうまくて、史実にかなり沿っているようで、
この事件のことをもっと知りたくなる。パンフレットは買う価値あり。

最初、出だしは、オケの音がダイレクトに届いて、松岡君以外の
台詞や歌詞が3階席は聞き取りにくく、またストーリーを完全に
知ってるだけに、テンポ感がちょっとどうかなってのは感じた
んだけど、じょじょにじょじょにのめりこんでいきました。

誰が主役っていうのではない舞台だなぁと思いましたが、
やっぱり中心にいる人物となると、松岡充さんのアンドリュースかな。
ちょっと衣装や雰囲気も異次元的で、ストーリーテラー的なシーンは
そんなになかったように思うんだけど、そういう印象が残ります。
で、松岡さんの歌声、よかった!すごい、太く響いてくる。
いい声だ。舞台映えしますね。

鈴木綜馬さんと岡幸二郎さんのデュエットシーン。
(恋人に電報打ってというシーン)
このシーンは素晴らしい!
なんて贅沢なシーンなんだと思いながら堪能してました。
このシーンもう一度観たい。
ほんとにいい声されてます。
通信士役の綜馬さんは役柄の真面目さが直球できました。
また、ボイラー係の岡さんってどんな感じなんだろうって思ってたけど、
沈没後にこぎ手を譲った時、その後の歌、ずしーんって響いてきて。。

そしてアンサンブルといっていいのかと思えるくらい豪華な出演陣。
あ、李香蘭の裁判長が一等船室に!と思ったら三等船室にも!
佐川守正さんの声大好きだったんです。
で、今日舞台で拝見できて、ソロで歌われるのはほんとにニ、三箇所、
しかもワンフレーズとかが多かったんだけど、もっと聴きたかった。

浦井くんはめちゃかっこいいですね。声もいい。
紫吹淳さんら三等船客3人の女性のシーンもすごくよかった。
藤木孝さんも役柄にめっちゃあってる。声もナイス。
みんな歌がうまい。声がそれぞれまた違って聞き応えもある。
ほんとに幸せな観劇タイム。

大澄賢也さんもナイスキャスティング。演じきってましたね。
宝田明さんはさすがの安定感。間が長い気がしたけど、それもまたいい。
久々に拝見した光枝さんと諏訪マリーさんの夫婦愛シーンもなかなか。
ところで、夫婦が乾杯するシーンで、瓶を踏んで割るのはなぜ?

で、今日のマイヒットボイスは見張り番で氷山を見つけた
フレデリック・フリート役の松原剛志さん。歌声がいいー!!

一方で、森口博子さんは、演技や声はいいんだけど、
歌う時の歌い終わり方が、こうなんかブチって
きったような感じで、一人ちょっと浮いてる感があり残念。

また、子役の子はカーテンコールでやたら堂々としてたけど、
上演中は、目線が客席みてますね~的に見えたり、なんか
演技してます系にみえて、こちらも残念。

ちなみに、時々、ちょっと笑うところかなみたいな台詞も
あるんだけど、笑いのネタがなんかアメリカ的でしたね。
また、ニ幕後半は結構泣いてる方もいらっしゃいましたが、
結構涙もろい私だけど、じぃーっと舞台をみつめる感じでそこまでの
高ぶりはなかったかな。

そして今回の座席3階席の通路後ろだったんだけど、前の手すりが高い!
座高が高い私でも、舞台前方がちょっと見切れたりしてたので、
身長160センチくらいの子だったら結構きついのでは。。

でーもー、そんなことなんてまったく気にならなくなるくらい
素敵な舞台でした。終わり方も悲劇の沈没の後、全員を登場させて
少しこう持ち上げた形で終わってくれる締めくくり方。
舞台の曲が頭の中でBGMで流れる中、
自分は同じ状況になったらどうするだろうってことを
考えながら帰路につきました。
リピートしたいです。でももう千秋楽。再演めっちゃ希望♪

2007年02月03日

07/02/03 てぃだぬ島@全労災ホール

2007年2月3日 14:00
5列19番 @ 全労災ホール/スペース・ゼロ
Garden 2007 Winter 『てぃだぬ島』

休憩無しの2時間半。堪!能!です!!!
沖縄が舞台で、琉球王朝前、島がいくつかの王の国に
わかれていた戦国時代のお話。
前半は殺陣と多彩なダンスを交えた序章といった感じで、
後半は、愛、憎しみ、島を一つにしたいという思いなどが
交差してラストまで一気に展開。ストーリーもとても
うまくできてて、観終わった後でなるほどだからこの
キャスティングだったのかと思わせる感じ。

尚巴志の黒川賢一さん、心理的な変化がすごく伝わって
きました。殺陣も見事。刀を持ち直しての切り替えしや、
キック、肘撃ちなど、動きもみてて気持ちいい殺陣でした。

そして武寧の榊陽介さんの存在感が光ってます♪
まさに信頼できる王って感じ。めっちゃ頼もしい。
最後のシーン、うん、幸せになって!って感じ。
それにしてもあの傷から生還するとは、さすがだ。

クカルの笹原綾さんは、芯の強い女性を見事に演じていて
ガラシがだまされたとわかった時の戦いを宣言する台詞はお見事。

今回のマイヒットキャストは志慶間瑠璃の山本珠乃さん。
下手で「覚えておきます」といいながら去ったシーン、
あの一言の言い方がめっちゃ好き。また、「これが国か?」
の言い方とか、さりぎわの姿勢など、いいっ♪
佐藤孝之さんがやっと見つけた花を渡すシーン、
じーんときました。いいシーンだ。

後半は、何箇所か、うるっときて涙が・・・・
(一人で観劇して涙してしまった場合、カーテンコール
終わるまでに涙を戻さねばと思ってしまうんですよね。。)

ちなみに、30日にライオンキングを観たせいか、
ユタの岡部ささらさんの話し方が、ラフィキ
とだぶってしまって。。なぜだろう。。

そして、ダンスがすばらっしい!
振り付け、きれ、一体感、流れ、のり、満足度めっちゃ高い。
アクロバティックな回転も、絶妙なタイミングで入ってくるし
みていてほんとに気持ちよかった。衣装もいいっ。
このダンスカンパニー Dance Company MKMDC さんの
公演観にいきたい。HPみたけど次回公演はまだ未定?

余談。音がいきなりおっきくなったり小さくなったりってのが
頻繁にあるのですが、いきなり爆音って時も何箇所かあって、
スピーカーが近い、センターブロック以外の前方ブロックの
お客さんは、時々びくっとなったはりました。
スピーカーの位置とかって難しいですよねー。

もう一度観たくなる作品でした。DVDにしてほしいな。

2007年02月04日

07/02/04 アマデウスソサイエティ管弦楽団@ティアラこうとう

2007年2月4日(日) 16:00
1階G列19番 @ ティアラこうとう
アマデウスソサイエティ管弦楽団「第28回演奏会」

F.Delius:歌劇「村のロミオとジュリエット」より楽園への道
S.Prokofiev:「ロミオとジュリエット」組曲より抜粋
G.Gershwin:「ラプソディ・イン・ブルー」
L.Bernstein:「ウエストサイドストーリー」よりシンフォニックダンス

指揮:山田 和樹
ピアノ:アキコ・グレース

最後のウェストサイドストーリーはとっても楽しかった。
オケののりも指揮者ののりも楽しい♪
金管もパーカッションものりのり。
とってもうっとりする弦♪
よかったー楽しかったー。

最初のロミオとジュリエットの時とは
全然違った演奏、こういうのも楽しい。
ちなみにロミオとジュリエット、
ソフトバンクのCMがずっと頭の中に・・
すごいインパクトだ。。

ところでこの指揮者の山田さん、とっても若いんだけど
個性があって面白い。
演奏終了直後の余韻とか(指揮棒おろすまでの間が長い:)、
終わった後、奏者が横の人と握手するのとか(これが見てて気持ちいい)、
今日はフルコースなのでアンコールはないのでといったお言葉とか。
ただ、吉本所属とかニューヨーク入浴は言わない方がよかったんでは(笑)

ちなみに楽しみにしてたアキコ・グレースさんのラプソディインブルーですが、
今日もしかして結構緊張されてたのでしょうか?
それとも。。好みの問題なのかなぁこれは。。こっちが緊張しちゃうくらいでした。
弾きかたも、真面目な演奏というか。最初の一音から、「ん?」っと。
プロフィールとか拝見するとめっちゃすごい人らしいんですが。。。

2007年02月06日

07/02/06 維新回転竜馬伝 @ 東京宝塚劇場

2007年2月6日(火) 18:30
宝塚歌劇団 宙組公演
『維新回天・竜馬伝!』-硬派・坂本竜馬III-
『ザ・クラシック』-I LOVE CHOPIN-
1階13列59番@東京宝塚劇場

2回目ということもあり、今日は特に
群舞や小芝居に注目して観劇してました♪
上手ブロックだったこともあり上手側の小芝居も堪能
できてとーっても幸せな3時間20分。

今日は前回歌声にひかれて、観劇レポのコメント
それが誰だか教えていただいた和音美桜さんに注目。
(コメントいただいたさいきさんほんとにありがとう~。
「たっちんに注目」と書きたいけどもう少し時間がかかりそうです)
お芝居最初のシーンから、佐那子(役名ね)をロックオン♪
台詞の声もほんとーにここちいい。また、下手への走り去り方がかわいい。
後半のショーは、ポピーの精で一生懸命探すもわからず・・
上手にいるか下手にいるかを聞いとくべきだった。下手でしたか?
音楽の精で下手で歌うシーンは、その歌声にうっとり。
ただ、ひっこんだり見失うともうどこにいるかわからない。。。
でも最後のフィナーレでは、エトワールで衣装の色が違うので
わかりました。 心に響き耳が喜ぶ素敵な素敵な歌声です♪

貴城けいさん、竜馬がすごくすごく魅力的。
今回で1回だけでトップ退団なんてほんとに残念。

蘭寿とむさん、今日も雰囲気がとても素敵でした。
「幕府は人気がないのぉぉぉぉぉぉ」の伸ばし、個人的ツボです。
また、ショーでピアノの中から出てくるシーンは、エリザのトートみたいに不思議な魅力が
ただよっていて今日はあのシーンずっと蘭寿さんをみてました。
髪型や衣装によって雰囲気が全然変わるので、もっともっと
いろんなお姿を観てみたい。。はまりはじめてますね私。
ところで、今日は竜馬と慶喜のシーン、台詞ちょっと抜けたのかな。

あと今日は、桂小五郎の北翔海莉さんがよかった。
粉雪の~のシーンでも小五郎の素敵な歌声を堪能できました。
ちなみに変装するシーンですが、一緒に観劇した方のお話では
前に別の組がやった時は「変装が得意な小五郎が」みたいな
台詞があったらしいんですが、今回はそんな台詞はなく、
なんではぶいちゃったんでしょうね。

そして登場シーンが少ないわりにインパクトが強かった高杉晋作。
十輝いりすさんは、ショーでもすぐにわかりました。

あと、邦なつきさんのお登勢がナイス。
お竜が竜馬の部屋にいってる間のお登勢の表情や仕草が
すごく伝わってくるものがございましたです。

また、1幕最後の下手3人組も、あれはお公家さんなんだよって
教えてもらってたので今日はしっかりオペラでチェック♪

ショーは、花火からはじまる冬の庭園のシーンが
今回とってもお気に入り。すごく楽しい。振り付けもいい。
ほんとに群舞って最高~。

ところでプログラムって1階と4階にしか売ってないんですねー。
開演前に、3階に上ったところで、あ、プログラム買いたいって
思ったんだけど、エスカレータは上方向のみで、
あぁ下にいけないーと思い開演前購入は断念。
幕間に購入♪ これで1000円っていいですね。
で1幕や2幕って場ごとのキャストとか書いてあるんだけど、
場の説明よりも、その場の写真とかを場ごとに掲載して
ほしいなぁと。 お、新人公演で和音さん
お竜しはったんですか。おぉぉぉぉぉ。
新人公演ってDVDとかにはならないのかな。なるのかな。

なにげにチャンスがあればもう一回観たいと思っておる今日この頃です。

2007年02月07日

07/02/07 紫陽花KABUKi 稽古場

2007年2月7日(水)
紫陽花KABUKi 稽古場

観劇仲間の友達から、レミやジキハイにアンサンブルで出てる人達が
集まって今度(3/4)旗揚げでダンス公演をするらしいよと聞き、
創作ダンスをみるのが実は大学時代からとても好きだった私は、
それは面白そうだ!とコンタクトをとってインタビューをお願いしたところ、
ぜひ稽古場にどうぞと言って下さいまして、早速いってまいりました♪

都内某駅からバスに揺られてとある体育館へ。

コンコンとドアをあけると、
おおおおおお、2面鏡ばりのレッスンスタジオ。
稽古場訪問、今までにも何度かしてまいりましたが、
稽古場への最初の一歩はとーっても緊張いたします。
でもダンサーの皆様から明るく声をかけていただいて、嬉しい管理人♪
ちなみに区の施設なんだけど、概観とは全然違って綺麗なスタジオ。

しばしお稽古を見学。見学というか、超特等席での鑑賞といっていいかも。
めっちゃかっちょいー。
自由に写真とっていいですよと言われつつも、見入ってしまって
手がとまってしまい、時間のたつのを忘れてみてました。
とても雰囲気がいいのがみていて伝わってくるのですが、
でもそこには適度な緊張感が絶えず感じられて、
さすがに一線で活躍してはる人たちだなぁと改めて実感。

目の前で、振りつけが出来上がっていく課程をずっとみてたのですが、
こっちの腕には袖があるから、ここはこういうふうにリフト
しようとか、すでに決まってる衣装デザインをいかに見せるかという
振りつけが、すごい勢いでできあがっていくんです。

また、ここをこういうふうにした方がいいと思うみたいな提案がでると、
じゃぁやってみようみたいな流れになり、その場でどんどん
作り上げられていく様はみていてとても気持ちよく、素晴らしいなぁと感動。

和と洋をMIXさせて、例えば音楽が和だったら踊りは洋みたいな
組み合わせで新しいダンスを作っていくというスタイルとのことで、
男、女、音楽、歌、ダンス、衣装、アイテム、光などのいろいろな
切り口で和と洋がMIXしていくんだろうなぁと思ってみてました。

台詞はないけど大きなストーリーが存在し、
同じ役を何人かの人がバトンタッチして演じたり、
いろいろなアイテムが登場するようです。

春、夏、秋、冬のシーンという四季の移り変わりも
楽しめて、さらにここに生演奏が入り、衣装を着て、
朗読が加わり、セットが入ると、本番、
どういうふうになるのかとっても楽しみです。

歌もあって、このソロのシーン、阿部よしつぐさんが
歌われるんですが、とても印象的で、すごくいい声されてて、
私は帰りしなにそのメロディーを口ずさんでおりました♪

それにしても皆さん全然休憩なし。ペットボトルとかもっと
飲むのかなぁと思ってたのですが、水分もほとんどとらはらない。
200mlのポカリとか少しづつ飲んだりしてられるんですね。

インタビューレポはこちらです。
今回動画もいろいろ撮らせてもらえたので、お楽しみ下さい!!

2007年02月11日

07/02/11 MIKOSHI@グローブ座

2007年2月11日(日) 17:30
2階C列44番 @ グローブ座
MIKOSHI ~美しい故郷へ~

これまた事前知識ゼロで観てきたのですが、
市長選のお話だったんですが、キャストが
なかなか固められてて、とても楽しかったです。

主役の田中幸太郎さん、頼んないけど正義感強くて
真面目な25歳を演じきっていて、よかった!
最後のいとうあいこさんとのシーンもいいシーン。
この二人にもうちょっと恋の進展あると思ったんだけどな。

コンボイショーの石坂勇さんと瀬下尚人さんはさっすが。
瀬下さん、かっちょえー。きまったはります。

で今日のマイヒットが西條義将さんと生井亜実さん!
西條さんは、モダンスイマーズの公演で印象に残ってて
あ、あの人だってのがすぐにわかりました。
土下座させられるシーン、させるシーン、そして最後の
???のシーンなど、さすがでございます。うまいっ。
そして小笠原加世子役の生井さん。
この方のはじけっぷりが楽しかった。
みてて気持ちいい。他の舞台も観てみたくなりますねぇ。

全体的にストーリーもよくできてると思うんだけど、
最後あぁもっていかれると、それまでの深みのある展開が
軽うぅくなっちゃって、なんかちょっと足元救われた感じに。。
でもその後の展開がうまくて気持ちいいのでそれはそれで
いいんだけど、あれが本当だったらなぁとちょっと考えちゃいました。

休憩なしの2時間10分。ちょっと全体的に間が長めに感じられて、
暗転も長かったかなと。また、セット下手の庭の部分
って全く使われないんですね。でも面白かった!!

グローブ座、多分いったの2回目だけど、2階
最後列でもオペラなしで充分観劇できますね。
駅からの道がちょっとわかりにくいけれども・・・

2007年02月12日

07/02/12 仇討物語・でんでん虫@明治座

2007年2月12日(月) 11:00
仇討物語・でんでん虫
1階席右上段1列16番

笑い、そして泣きました。
めっちゃいい舞台でしたー!!
以下、ちょとネタばれ含んでるかも。

最初の出だしの音楽から、お、いいんちゃうって
いう感じの出だし。暗転中の音楽とかがまたいい。

キャストがみんな笑いのつかみどころがうまくて、
笑いが絶えない感じの舞台です。3幕で休憩30分30分を
はさんで合計3時間45分だけど、その時間の経過を全然
感じないです。面白かったー。

今日のマイヒットははしのえみさん!
舞台映えしますねー。お絹と木綿のシーンや、
マキ割りのシーン、そして3幕最初の慎之介とのシーン、
めっちゃよかったです。目がくりんとしてて、
表情や台詞やしぐさがすごく印象的。彼女の舞台をまたみたい。

萩本欽一さんは、さすがの貫禄。自然に笑える。
つっこみやアドリブと思える対応は面白い。
(でも最前列の子供の客を、お絹が面倒みてるから
 栄養がたりない蛙なんだって言うのはちょっとどうなんだ!!)
佐藤B作さんもいい味出してます。あだ討ちの仲裁に
入ったやっさん、なるほど、うまい、うまい展開だ。

あめくみちこさんもいい味出してる。雰囲気つかんでて、
何度同じようなボケやっても、しつこいって思わなくて、
逆にもう1回やってって思うくらい。

夫婦円満の秘訣、大きな耳に小さな口、
なるほど、いい言葉ですねー。

缶チューハイや、姉歯、納豆食べても痩せないよ
みたいな台詞とかがあったり、坂上二郎さんの
アドリブ的登場もたくさんあるんだけど
(「台本 アドリブ」って最高)、
こういう小ネタが、メインのストーリーを邪魔せずに、
逆に盛り上げてるのがうまいなぁと。

そしてメインキャストが一人づつ挨拶していくカーテンコール。
これもいい。欽ちゃんと坂上二郎さんの挨拶もよかったんだけど、
風見しんごさんの涙流しながら、娘が天国にいってという
挨拶は、オペラでみてたら涙がぼろぼろ出てきたので
裸眼でみてました。でも最後に、くさったお刺身
食べないようにと持ち上げるあたりはさすが。

さて、おまけというか、なんといいますか、
今回もいろいろありました客席の嫌々音。
今日もたくさんの嫌々音達に囲まれておりました。

まず、左前方でお菓子の袋ががさがさ。
右前方で紙袋がばさばさ。
左後方では演技のつっこみ。
ただまー、このつっこみはなれてくればそれはそれで
面白いんだけど、そのせいで次の台詞が聞き取れない時はショックやねん。
また、このつっこみしてるおばちゃんが、遅れてきたおじさんに
「うるさい」っていってたのはびっくり。。
そして真後ろで熱いお茶をズズズズズ! これはやめて!
3幕では、右後方のじいちゃんが塩こんぶかなんか
しらんけど、ぺっちゃくっちゃぺっちゃくっちゃ食べる。
さすがにこれはめちゃめちゃ耳につくので、振り返って
目線でやめてとPR。すると横の連れっぽい方が口から出して
といってくれたんだけど、その後のめっちゃいいシーンで
この連れの方が飴をびりびりびりびり。。おーい・・・

また、開演直後に、スタッフの方から「すみません」と
声をかけられて、ん?と思ったら、床照らして、「こちらです」
と目の前を遅れてきたお客さん達を誘導。み、みえませんです。
いや、別にいいんですが、ステージで台詞しゃべってる時に、
遅れてきた人のために観客に声かけるってどうなんでしょ。
暗転の時とか、タイミングを考えるべきなのではと。。。
しかもそこで笑いおきてたし。。聞き逃したやんかー。

ところで、1幕と2幕の幕間の最後(休憩時間中?)
に行われたあだ討ちのイキサツシーン、このシーン
重要なので見逃さない方がよろしいかと。

はしのえみさん、めっちゃよかってんけど、
これをWキャストで田中美佐子さんが
どう演じはるのか、それもみてみたいな♪

【キャスト】
萩本欽一/坂上二郎/はしのえみ / 風見しんご
佐藤B作/あめくみちこ 他

2007年02月13日

07/02/13 狂言ライブ@セルリアンタワー能楽堂

2007年2月13日(火) 19:00
狂言ライブ@東急セルリアンタワー能楽堂

久々のセルリアンタワー能楽堂。
渋谷駅からてくてく歩いてセルリアンタワーの
ホテル入り口から入ってエスカレータで地下2階まで
もぐるとそこには料亭のような入り口の能楽堂が。

今日は、バレンタインスペシャルということで、
和泉流の女性狂言師のお二人による狂言が中心。

最初に和泉元彌さんの小舞がありました。
その後は狂言「水汲」「引括」、そしてトーク。

「引括」はすっごくわかりやすくて、展開も
すごくテンポ感があってオチも面白い。
そうきましたかと。一緒に観劇した外国人も
「女性は強いねー」といってました。

そして後半は和泉淳子さんと三宅藤九郎さんによる
トーク。このトーク解説で、「水汲」の唄の意味など
を聞き、なるほどー、そういう意味があったのかぁと。

姉妹トーク、面白かったです。姉妹で互いの役割が
なんか自然とできあがってる感じで、あぁもうトーク
終わっちゃうのぉ、という感じでした。

毎月開催されてる狂言ライブ、狂言はじめての人にはおすすめです。

2007年02月14日

07/02/14 キャッツ@キャッツシアター

2007年2月14日(水) 18:30
劇団四季 キャッツ
2階3列38番 @ 五反田キャッツシアター

キャッツ楽しい~。音楽ののりとダンス、こういうのが
私は好きなんだなぁって改めて再認識しました。
かなり久々のキャッツ観劇。
大阪で三回、ロンドンで一回、名古屋で二回程みてきたけど
実は東京では初めて観るキャッツ。
だいたい一通り猫の区別がつくようになるととても楽しめます♪
はじめてみた時は、グリザベラとシラパブとジェリーロラムが
ごっちゃになってたんだけど、いまだにシラパブとジェリーロラム
はちょっと混乱しがちです(衣装似てますよね)。

ジェニエニドッツの鈴木由佳乃さん、
最初登場した時は衣装の中に埋もれてると思うくらい
ひときわ小柄な方なんですが、声、動き、踊り、いいっ♪
こちょこちょしてひょうきんな感じでかわいい!

シラバブの南めぐみさんはかわいい声してますねー。
表情や動きもいいんだけど、ほんのすこーしだけふっくらした感が
これまたかわいらしさをひきたててる感じがします。
高音もなかなか素敵。なんかまだまだ成長しそうな勢いを
残しつつ、今のままでもなんかこうすっごく応援したくなる猫
みたいな感じでいいです。最後のナンバーの時はずっと2階の
こっちの方に目線がきてたので嬉しかったです。
(隣の友人もやはりシラパブに魅せられてしまったよう)

そしてタガーが阿久津陽一郎さん!おおおお!
でかい! 八巻さん、荒川さんのタガーもそうでしたが
ラムタムタガーは皆個性がでる感じで面白い!
ナンバー最後の「ごむ~~~」の部分、
すごい、今までみたのと全然違った。これもいい!
カーテンコールの時も、タテガミで手拍子あおって
最後はミストフェリーズのマネでふっとライトを
消す演出、あれ、いいですねー。
ただ、私としては、タガーのソロナンバーが終わった後に
上手にひっこむ時にタテガミをびしっとするのはなにげに
とても好きなシーンなんだけど、今日はそこがちょっと
なよっとした感じでタテガミを立ててたのが残念(マニアック・・)。

ミストフェリーズの松島勇気さん、いいっ!!
きりっとしたダンス、とにかく動きがかっこいい。
そしてあのソロナンバーでの回転。最後のあの表情。
いいわー。松島さんのミストフェリーズもう一回観たいです。

スキンブルシャンクスのシーンはほんとに楽しいですねー。
アスパラガスの回想シーンもいいシーンだし、「喝采浴びた
当たり役、この世の名残に見せようか」というシーンで
客席から拍手が起こるのも素敵。ジェリーロラムが寄り添う
のもすごく素敵、歌もいいし、ほんとにいいシーンだ。
今日のジェリーロラムは今風なお姉さん猫って感じで新鮮でした。
ジェリーロラムといえば、そのために大阪に何度も通ってみた
木村花代さんのグリドルボーンのシーン、あれをもう一度観たい!!

ちなみに、泥棒猫マンゴジェリーとランペルティーザのナンバーって、
前は互いに180度ひっくりかえってくっついた形での側転って
なかったでしたっけ。あれ好きだったんだけどなぁ。

あと、今日は二幕はじまって直後、2階席にゴーーー
という音が響き渡ってましたが、あれは空調ではないですよね。。
春一番?か、雨だったのかなぁ。。。

観劇ノススメ

【キャスト】
グリザベラ 早水小夜子
ジェリーロラム=グリドルボーン 秋 夢子
ジェニエニドッツ 鈴木由佳乃
ランペルティーザ 谷内 愛
ディミータ 遠藤瑠美子
ボンバルリーナ 松下沙樹
シラバブ 南 めぐみ
タントミール 河西伸子
ジェミマ 熊本亜記
ヴィクトリア 宮内麻衣
カッサンドラ 大口朋子
オールドデュトロノミー 種井静夫
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ 田島亨祐
マンカストラップ 青山祐士
ラム・タム・タガー 阿久津陽一郎
ミストフェリーズ 松島勇気
マンゴジェリー 萩原隆匡
スキンブルシャンクス 岸 佳宏
コリコパット 王 斌
ランパスキャット 三宅克典
カーバケッティ 劉 志
ギルバート 范 虎
マキャヴィティ 片山崇志
タンブルブルータス 張 野

2007年02月21日

07/02/21 オリジナルラヴ@SHIBUYA-AX

2007年2月21日(水) 19:00
オリジナル・ラヴ ORIGINAL LOVE
『エクトプラズム、飛行ツアー』
1階立見 @ SHIBUYA-AX

友達のとかを除くと、プロのアーチストのライヴって
実ははじめてかも知れない(ジャズは別にして)。
実は、どうもスタンディングのりのりというのが
個人的に苦手なんですね。例えば舞台の観劇でも、
ヘドウィグアンドアングリーインチで、
がばっと立って客席がのりのりになったりすると、
ちょっと置いてかれる感と居心地の悪さを感じてしまうんです。

そんな私をオリジナルラヴのファンという友人がライヴに
誘ってくれたので、正直とまどいつつ、行ってまいりました

結果、面白かったです。会場の後ろの方に、ぶあつい
クッションのついた手すりがあって、そこに少しもたれ
ながら聴いてたんですが、私のような人でもこれがあると
手持ちぶさた感がなくて、楽しめました。
また、最初からスタンディングだとまた違いますね。

といっても、最初はちょっと正直戸惑いがあったんですよね。
1時間前に会場入りして、田島さん登場と共にいきなりどかーっと
前の方の人がわいわい飛び始めたので、おぉぉぉぉと。。。

でもこの人達ののりを含めてステージをみてると、
これはこれでまた楽しくて気持ちいい。ライヴはこの客席との
一体感がくせになるってのを感じた気がする。私自身は
そんな中でもちょっと客観的にみちゃってるんだけど・・・
オリジナルラヴは事前にCD借りてたんだけど、
おぉぉぉこの曲かぁってのが結構あるんですよね。
曲調も、ジャンルが多岐に渡って、曲の途中でがらっと
曲調が変わることも多くて、そんなところも新鮮でした。

田島さんは事前にホームページとかで写真拝見してたんだけど、
ぜんっぜんイメージちゃいました。やんちゃな感じで♪
でもアンコール最後のギター弾き語り「明日の神話」はかっちょいい。
会場出た時頭にずっと残ってました。

個人的には、ギターの小暮さんに目がいってました。
つっぱりな感じで、首の動き、歯、動き、ギターソロ、楽しい♪
最後マイクで少し話された小暮さん、声高いんですね。

休憩なしの2時間弱、これで5000円ちょっとってのはお得だ。

2007年02月22日

07/02/22 2月文楽奥州安達原@国立劇場

2007年2月22日(木) 11:00
2月文楽 第1部「奥州安達原」
1階3列7番@国立劇場 小劇場

お君ちゃん、素晴らしい!!
盲目のお母さん(袖萩)の娘、お君ちゃん。
彼女のしぐさが実に可憐。お酒を注ぐ仕草が
かわいくてかわいくて。。また、具合が悪くなって
気を失ったお母さんに、雪降りしきる寒い中、
自分の着物を脱いでお母さんに着せるシーン、いいシーンだ。。
そうとは知らずお母さんがお君ちゃんに、寒くないかい
って聞くと、小刻みに震えながら寒くないよと
答えるお君ちゃん。が、お君が自分の着物を着せて
くれたとわかった瞬間、お君を抱きかかえる袖萩(お母さん)。
そして舞台上手から心配しつつやってきて上着をそっと
渡してやるおばーちゃん。すっごくいいシーンだった。

人形が演じてるのを途中から忘れてしまう位
はまってしまいました。人形遣いさんはほんと
視界に入ってこないくらい。素晴らしいです。
全ての動作を必ず人形の手を使って行うので
とっても自然。ライオンキングの中嶋さんが
素顔でティモンやってるような感じなのかも(それも観たい)。

袖萩が三味線を弾く時なんて、まず調弦から入るんです!
そして弾いてる時も、実際の音にあわせて人形の指が動いてる!
雪がふる中かぶっていた手ぬぐいをとった時、
髪を手ぬぐいで、さっとはらう動作、すごい自然。
びびりました。生きてるようでした。

そして貞任と宗任はめちゃめちゃでかい!すごい迫力!
(普通の人形よりもかなり大きい!)

三味線もシーンによって音色が変わり、義太夫のしゃべり
も聞き入ってしまうくらい多彩で聞き応えがある。
素晴らしいぞ日本の伝統芸能!!

時々テレビでやってるけど、やっぱり生は最高です!!
この義太夫の声やうねりや表情や感情がダイレクトに伝わってきて、
それが舞台の人形の動きやしぐさと相まって、ぐっと
入り込むんですよね。で、さらにイヤホンガイド!
これで初心者は楽しさ倍増!
今から○○の表情に注目!とかいってくれたり、
桂中納言になってる安倍貞任のことを何度もほのめかして
くれるので自然と関係性が頭に入ってきます。
義太夫の語りの補足や人形の説明とかストーリーを
ほんっとにわかりやすく、しかも言い過ぎずに教えてくれる。
ありがとうイヤホンガイド♪

ちなみに今日観劇してて???だった点が後半の場所設定。
これ、袖萩の父親が仕えていた環の宮のお屋敷だったんですよねぇ。
私はなぜか袖萩の実家と思い込んでたので、
なんで実家に、鶴を殺したか盗んだかの罪で捕まった宗任がつれられて
くるのー、どこやねんそこはーとか思ってました。
段の名前からしても「環の宮明御殿」となってるので言われてみれば
そうなんですけどねぇ。

ところで、この国立劇場のロッカー。10円で預けられるのがまた素晴らしい。
昨日のライヴは400円でしたからねぇ。10円って!!!
ただ、男性が観客で多い割に男性トイレが小さくて、
ちょっと行列になってましたです。

ところで、今日ははじまる前に、人形による前座みたい
なのがありました。これは毎回あるもの??

07/02/22 2月文楽摂州合邦辻@国立劇場

2007年2月22日(木) 14:30
2月文楽 第2部「摂州合邦辻」
1階12列31番@国立劇場 小劇場

すごい! 文楽最高!
ストーリーは悲劇なんだけど、すっごくよくできてる感じ。
最初、ちょこっと睡魔が襲ってきたんだけど、合邦が次郎丸
をぼこぼこにして池に投げ込むところで一気に目が覚める。

合邦が次郎丸を担いでるんですよ!!
どうやって人形があぁいう組み方になったのかと
不思議がってる間もなく、池に投げ込まれました。

以下ネタばれ含んでます。

後半、人間国宝の吉田文雀さんが操るお辻登場!
動きが美しい。動きや間、タイミング、角度、
背をそらすしぐさや、手の仕草がほんとーに見事で、
浅香姫と俊徳丸との三角関係のシーンはかなり笑ってみてました。

このお辻、なんちゅうやつやと思いながらみてたら、いやー、
そうきましたかと。。まさかお辻が、俊徳丸をはじめ、
みんなを守るために、あえて毒を盛り、愛しているふりを
していたとは。しかも自分を肝臓の生き血をもって解毒
できるというのがまた。。。これを知って、もう一度
あの三角関係のシーンを観たら、どう感じるんだろう。
イヤホンガイドからの問いかけ
「お辻は愛してるふりだったのでしょうか、それとも愛していたのでしょうか」。
う、考えてしまう。お辻、まだ二十歳前後ですよね。立派です。

そしてこの最後の切り場の語りがこれまた人間国宝の竹本住大夫さん。
義太夫さん(語り手)が場が進むにつれて、どんどんなんか表現が
こう芸の極みというか、絶妙というか、素晴らしい語りになっていく
んですよね。でこの竹本住大夫さんのところでは、もう途中でも拍手拍手。

人間国宝をこうして直にみれるってのはすごいことだなぁと思って
堪能してました。最後もここで終わりなのかなって思ったらちゃんと
その後の話までフォローされていて、ストーリー的にもとてもとても
よくできてます。そしてわかりやすい。イヤホンガイドでさらにわかりやすい。

また、1部では座席が前の方だったので字幕をほとんどみてなかった
んですが、この字幕(義太夫の言葉を字幕にしてくれてる)が、
こう漢字的な面白さや義太夫の語りの内容がわかったりして、
いい効果を出してます。

舞台を観ようか、義太夫を見ようか、字幕をみようか、迷っちゃうくらいです。
この12列31番、すごく観やすかったです。

それにしても、文楽って客席もとても明るいんですね。
これは台本とか解説を読みながら観る人もいるから??

あと、休憩時間がすっごく短い。

1部ははじまって30分で休憩25分でその後2時間で終了。
その1部が終わってから30分後に2部がはじまるんです。
で2部も休憩20分を挟んで一気に5時半まで。3部まで
通しで観る人て、ほんと息つく暇もなくって感じですよね。
でも1部から3部までひたってみたい気持ちわかります。

文楽、おすすめです。初めての方はイヤホンガイドをぜひ。

2007年02月25日

07/02/25 フールフォアラブ@パルコ劇場

2007年2月25日(日) 14:00
フールフォアラブ
M列4番@パルコ劇場

最初のシーン、夕暮れ時のアメリカの西部の砂漠が、セットの背景に
ぼぉーっと浮かび上がってきて、モーテルやガソリンスタンドの電光が
ばちばちってつきはじめて、で、背景が再び暗くなってモーテルの
一室が明るくなるという美術、これは綺麗でした。

前半は、最近みた舞台の中ではかなりゆったりとした展開。
眠くないのに途中目つむっても、あけたらまだ同じシーンみたいな。
また、役者さんの動作とかも間が長く、上演時間が1時間25分なのに
結構長く感じました。あまりにもシーンとしてる時間が長く、
客席の前の前の方で飴の包み紙をあける音や、右の後方で
おなかが減ってます音みたいなのが聞こえてくる位。

寺島しのぶさんのきびっとした演技は印象的でした。
香川照之さんは、私、香川さんって最初気づかなくて、
この男の人は誰だろうと思いながら観てました。
で最初の方はセリフの言い方にちょっと違和感があったんだけど、
途中床に転がりだすあたりから、面白くなりはじめて。。。

その後、おっとりキャラの甲本雅裕さんが登場してからはストーリーにも
変化がでてきます。でもこの甲本雅裕さんのキャラというか演出が、
テーマを必要以上に軽く茶化してしまってる気がしてしまいました。
大谷亮介さんは役柄からすると若すぎるのでは。。最後のシーンも
必要以上に頑張ってまくしたててる感じにみえて、入り込めず。
キャストの皆さんはみな熱演。だけどなんか伝わってこない。そんな感じ。
どうも演出が苦手なのかもしれません。

ドアが鉄砲でぶちぬかれるシーンは迫力ありましたが、
ドアが閉まる時の爆音はビクっとする位で心臓に悪いし。
この爆音がする時しない時の意図も伝わってこない。

少し重いテーマなのに舞台に入り込めず軽い印象でした。

あと、パルコ劇場、開演前のあのエレベータの混雑なんとかしてー。
せめてあの横の階段でいけるようにしてほしい。

2007年02月26日

07/02/26 花組芝居稽古場レポ

2007年2月26日(月) 18:40
花組芝居「かぶき座の怪人」稽古場レポ


花組芝居さんのお稽古場を見せていただいてきました♪
「かぶき座の怪人」。
チラシは、ちょっとこわ~そうな感じですが、
大丈夫、こわくなさそうです♪逆にいい人そうな気がします。
(ちなみにこのチラシ、右下の緑色の物体は、本物の大道具の釣鐘だそうです!)
0702daihon.jpg

まず稽古場入ったらいつにもましてセットがすごそう。
もちろんまだ骨組み中心なんだけど、このセットが本番では
どうなるんだろうというのがまずワクワク。

1時間ほど稽古見せていただいて、最後に30分ほど通しが
あったんですが、今日観たシーンだけでも、いろいろなストーリーが
絡み合い、笑いあり、苦悩ありで、心地よいテンポ感と迫力を感じました。
ってか各シーンの農密度がすごい。セリフのインパクトがどーん!とくる。
楽しい。30分の通し稽古はほんとあっという間。
ダンスの音楽を終わった後口ずさんじゃう位。
かなり見入っておりました。全部映像でみんなにみせてあげたい・・・

机の上に置いてあった台本をぱらぱら見せていただいてたら、
最初に役柄の設定がびしっと書いてあって、
「主な著作 ポルノ小説版源氏物語」とか
「TVドラマで共演中の色出しのぶと急接近」とか
「元国会議員」なんてのも。
これ読んでるだけでかなり面白い。
ちなみにかぶき座の怪人は、先代も怪人らしいです。

役名が百人一首に結びついてるのも面白いなぁと思いました。
台本も売る予定とのことですが、欲しいかも。この世界観、楽しい。
あ、この役、今話題のあの人のことなのかもって思うところも結構あって、
いろんな見方・楽しみ方がありそうです。

そして加納さんが・・・魅せてくれはります。
また、ほんとに一人一人の役者さんのインパクトが大きいので見所満載って感じ。
衣装やセットが入るとすごいことになりそう♪
こちらは2001年のかぶき座の怪人の公演写真(撮影:宮内勝)。中央が加納さん。綺麗~
kanosan.jpg

こういう全体ダンス、そう、私、こういうのが好きなんですよね~。
宝塚やOSKの女性だけの群舞も大好きだけど、
男性だけの群舞も迫力あって楽しいです♪
0702keitai.jpg

ちなみに、今日の稽古で妙に私のツボにはまったのがこのクマを抱いて
登場しはる時の一言。で、稽古の後このぐったりしてるクマがまたかわいい。
0702kumatta.jpg

最後に、加納さんから動画メッセージをいただきました♪
加納さんをクリック!
http://okepi.jp/kangeki/img/0702kanovideo.jpg

観劇ノススメ

2007年02月27日

07/02/27 MET 魔笛@ル・テアトル銀座

2007年2月27日(火) 19:00
MET ライブビューイング「魔笛」
16列4番 @ ル・テアトル銀座

実は結構楽しみにしていた魔笛。
ライブビューイング、簡単にいえば映画館状態
それを劇場でみようという企画です。

演出はライオンキング(LK)のジュリー・テイモアさん。
どんな演出なんだろうってドキドキワクワク
してたんですが、ライオンキングテイストたっぷりでした。
普段あんまりオペラみない人が、はじめてオペラ
みるんだったら導入にはいいんじゃないかなと。
(といってる私自身そんなに観てるわけじゃないんだけど)

LKの二幕の客席で飛ぶ鳥みたいなのが、飛びまくってたり、
3人の侍女の顔の表現がまさにLKと同じように見えてしまい。。
舞台装置も結構こってそうなんだけど、近代的というか、
ちょっと機会仕掛け的な色合いが強かったです。
でもなんでそうしたかみたいなのがよくわからず。。
また、3人の天使が、ちょっとやんちゃなガキみたいな
感じ(メークや衣装も)で、しかも歌のバランスがいまいち。
その3人がのる鳥が、これまた最初の、わずかちょっとだけの
シーンのために、すっごく凝ったセットを作ってる。
この鳥にどれだけ予算かけたんだろうと。。実はこの鳥、
開演前の舞台裏レポで、動きをみせてくれてたんですが、
結構なかなかリアルな動きをするんです。が、実際舞台の
中では、それが生かされてない気がしました。

あと、その人たちの意味は!?みたいなのも結構あって、
一番違和感あったのが、パパゲーナが再び登場する直前に
登場する足の長いバレリーナ達。そのバレリーナ達の最後に
真っ白いバレリーナが登場するんですが、彼女がめっちゃ
綺麗なんです。私はてっきり彼女がパパゲーナなのか、
そうだったらこれはすごい!って思ってたんです。
が、違いました。そのバレリーナがはけた直後に、
おばぁさんに扮したパパゲーナが登場。おばぁさんから
変身したのはむっちりパパゲーナでした。あのバレリーナの
超綺麗だった白い金髪の女性の方、パパゲーナを完全に
くっちゃってる気がします。しかも登場の意味わからないし。

夜の女王の後半のアリアはよかったー!!
最初のアリアは激ムズなんでしょうねぇ。
あれを完璧に歌える人はいるのだろうか。

パミーナはこれまたちょっとちっちゃいむっちり系の方。
声はいい声したはりました。ザラストロはいい声だ。
低音が素敵。そしてザラストロの衣装がいいっ。
パパゲーノは、メリーポピンズのバートとだぶりました。
コミカルさがよかったけど、笑いの間が早かった気がします。
モノスタトスは、お腹でぶでぶの蝶々みたいで、これがまた
紅白で物議醸し出したDJ OZMA みたいな衣装でちょっと気持ち悪い。

そして今回やったら気になったのが、コツコツ音。
ステージ床を歩く音や、セットが動く音がやったらと
リアルに生生しく響くんです。カッツーンとかコツッコツッと。
タップシーンでもあるのではないかと思ってしまうくらい。
これは役者にマイクつけずに音ひろってるからとかなんですかねぇ。

今回は休憩なしの2時間。
予想外にボリュームたっぷりで、これだったら
休憩あった方がよかったのではと。。

また、今回英語上演だったんだけど、意外に
違和感なく楽しめました♪

今まで魔笛は、バイエルン
新国立劇場
チェコ語の魔笛と観てきたんだけど、
バイエルン州立歌劇場のあの感動は忘れられないです。
バイエルンの演出では、パパゲーナとパパゲーノの最後のシーンの演出、
どんどん子供が産まれてくるんですよ、これでもか、これでもかと。衝撃的でした。
そしてパパゲーナが銅像から綺麗な子に変身するシーンはほんとお見事。
天使も最高だった。あぁバイエルンのあの魔笛、もう一度観たい。

About 2007年02月

2007年02月にブログ「おけぴ管理人の観劇感激レポ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年01月です。

次のアーカイブは2007年03月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

このブログのフィードを取得
[フィードとは]