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2009年03月 アーカイブ

2009年03月02日

09/03/02 文学座 グレンギャリー・グレンロス@紀伊國屋サザンシアター

2009年3月2日(月) 19:00
文学座 グレンギャリー・グレンロス
@紀伊國屋サザンシアター

アメリカン・ドリームを求めて、
もがき、のたうちまわり、しのぎを削る男達
というキャッチコピーのチラシだったので、
どろどろと深い大きいお芝居を予想していたのですが、
予想と結構違いました。

田舎のちょっと古い会社で、
ノルマを競い、社内の人間関係を気にしまくって、
あれこれ画策している冴えない男達という感じで、
展開も間もゆったりしていて、セリフのやりとりも実にゆっくり。
特に”間”が長めに思えて、次のセリフ展開などが余裕をもって
予想できてしまうくらいでした。

動きがでるのは二幕後半、ある事件がおきて犯人がわかった時。
そこで人間模様が浮き上がってくるのですが、
ここから!というところで、幕。
えーーーーー。ここで終わり-?

2009年03月03日

09/03/03 StudioLife フルーツバスケット@銀河劇場

2009年3月3日(火) 19:00
スタジオライフ フルーツバスケット
1階I列18番@銀河劇場

冒頭、いきなり制服姿の女子高生軍団が舞台に!
この女子高生、すべて男性が演じているのですが、
登場の際、それほど違和感なくすっと入り込んでしまえるのが不思議な魅力。

このフルーツバスケットは、めちゃめちゃ売れた
高屋奈月さんの人気少女漫画「フルーツバスケット」が原作なんですが、
主人公は女の子。でこの女の子を、三上俊さんが演じるのですが、
ちょっとしたしぐさや表情、か、かわいいのでございます。
いや、ほんとに、視線が飛んできたらドキっとしてしまう位。
(公演プログラムの写真とぜひ見比べてみてください)
二幕からは、私、とある女優さんに似てるなぁなんて
思いながら観てました
(二幕では仕草がさらにパワーアップしてました♪)

この演目、ダブルキャストになっていて、今日は
ストロベリーチームだったんですが、
まずは、夾役の上山竜司さん(RUN&GUN)。
気持ちいい演技!アクションも楽しくて
特にパワフル乙女!?米原幸佑さんとの絡みアクションは面白い!
このシーンに限らず、効果音、そして挿入される音楽が気持ちいいです。

そして由希役の松本慎也さん、いっけんクールそうでいて、
でも中に秘めた熱い何かが伝わってくるんですよね。女装美しい-。

荒木健太朗さんの紅葉!このキャラクター楽しい♪
衣装もかわいらしく、飛んだりはねたり、ほんとうさぎのよう。
ずーっと笑ってる感じなのもすごくウキウキするキャラクターです。
二幕ではそんな紅葉の秘話なども紹介されたりして、印象に残ってます。

SHOWTA.さん、何も言われないと、本当に女性って思う人
ほとんどだと思います。見た目、声、そして歌声!
まさに女性的なハートフルな歌声、堪能ー♪

赤いメガネ女子高生の舟見和利さんのキャラ、
面白いです。テヘヘって(笑)
ちなみにこの役、ダブルキャストでは青木隆敏さんなんですねー。
観てみたい。。

その青木隆敏さん、今日は慊人役だったのですが、
この慊人役のかもしだす雰囲気がいいー。あの笑みがたまりません。
冒頭のダンスシーンの青木さんのダンス、かっこいいです。
ラストのカーテンコールでも一人ちょっと違った雰囲気を醸し出していて、
カーテンコールの最後の最後でふっと笑って去っていかれました。おおおお。

あ、あと、一瞬出てきた岩﨑大さんのおばさん姿が
妙に印象に残ってます。

二幕ラストは、おおっと、そ、そこでーという展開になりますが、
原作はどういう形になってるんでしょう。

上演時間は約2時間45分。
ぜひチェリーチームも観てみたい作品です。

雪が溶けたら何になる??

2009年03月04日

09/03/04 ムサシ初日@さいたま芸術劇場

2009年3月4日(水) 18:30
ムサシ 初日
@さいたま芸術劇場

二幕の展開が楽しい!
18:30にはじまり、終わったのが22:00過ぎ。
3時間半でしたが、特に2幕はあっっつという間。

井上ひさしさんの新作で蜷川幸雄さんの演出。
主演は藤原竜也さんと小栗旬さん。
すごい組み合わせ!
この二人の主演、めっちゃ見応えあります!!
熱いホットなムサシ、藤原竜也さん。
少年っぽさの残るクールな小次郎、小栗旬さん。
美しいです。みとれます。
目線がこっちの方にくると(勝手にそう思ってるだけですが)ドキドキします。

冒頭は”対決”なんですが、その後の描き方が、ほーそーきたかと!
ネタばれになるので詳しくは書きませんが、二幕の展開に乞うご期待。

結構ツボに入るような笑いも随所に織り込まれ、
私のまわりのお客さん達は、二人三脚シーンでツボに入る方続出。
あまりにもまわりの受け具合に、最初はちょっと置いてかれ気味の私でしたが、
そんな私でも声出して笑ってしまったシーン多数!チャチャキ最高♪
今レポ書いてて、思い出し笑いしてしまうくらい。

白石加代子さんは、二幕がいいっ!マイアミ!!!
吉田鋼太郎さん、表情豊か!
辻萬長さん、味がある!
鈴木杏さん、いい本!

奥行き感のある竹林のシーン、ドデーンと存在する見事な月のほか、
お寺のセットが組み合わされていく感じも見応えありです。

埼玉ネタもでてきます。

下手通路側に客席降りやらが結構あります。
(1階前方下手側はおいしい)

ラストはカーテンコール、スタンディングオベーション。

開演前の幕に書いてあるムサシの文字がすごく好き!
そして音楽からはじまる開演の仕方が素敵ですっ!

2009年03月05日

09/03/05 ストーン夫人のローマの春@パルコ劇場

2009年3月5日(木) 19:00
ストーン夫人のローマの春
PARCO劇場

麻実れいさん演じる”元女優”カレンが、
落ちぶれていく話なんですが、
この元女優カレンの堂々たること!
器が大きい!”女優”オーラを感じるのです。
そして衣装がとーっても美しい。妖艶さもただよい、
ドキっとするようなシーンも。

その麻実れいさんをおぼれさせていく
江波杏子さんの役所(コンテッサ)も
元貴族で今いじわるおばさんになってるんだけど、
どこか悲哀さを感じるんですよね。

気力をなくしているカレン。。
聡明なカレン。。
相手を見透かせるカレン。。
でも見透かせるがゆえにか、
パオロに惹かれ、溺れていくカレン。。

そのパオロ(パク・ソヒさん)なんですが、
ローマいちの美男子といったら私はもっと濃いーーーーい人を
思い浮かべてしまうんですが、今回のパオロは
(筋肉質だけど)淡泊で、(麻実れいさんに比べると)小柄で
どちらかというとすっきりした印象。
ローマいちの美男子というより、韓国いちの美男子というふうに
どうも思えてしまいまして。。
でも、パオロの気持ちが表情や行動などに無邪気に
あらわれてくる部分などは、パオロそのものという感じがしました。

あ、一点だけ。どうしても私、今回の舞台のアンサンブルの方達が
たたく太鼓が苦手で。。あの微妙にリズムを外した感は、あえて
だとは思うんですが、うーむ。

ラストシーン、鍵を受け取る乞食の男性(鈴木信二さん)。
この男性役の方が、結構印象的だったんですが、この後、どうなるのだろう!?
と気になり、家に帰ってネットで調べて。。。えぇぇぇぇ。
そんなぁ。。

とそんな感じではございましたが、とにかく
麻実れいさんの魅了を堪能できた舞台でした♪

2009年03月06日

09/03/06 渋谷アリス@シアターコクーン

2009年3月6日(金) 14:00
渋谷アリス
1階J列5番@Bunkamura シアターコクーン

宝塚歌劇団を退団されてから初めての荻田浩一さんの舞台。
いってまいりました。不思議ワールド全開の舞台でございました!
お芝居要素のあるショー、それもいろいろまぜこぜになっていて、
でも筋が通っていて、つながったような、つながってないような、
気持ち的に翻弄されつつも、独特の世界の中に浸り、
その美しさや楽しさに惹かれる、そんな舞台でした。

アリスが迷い込んだ不思議の国、ほんとそんな感じ。

川原亜矢子さん。す、すごいプロポーション。
それで声もいいし、かっこいー。みとれてしまいました。
さらにカーテンコールで号泣。かわいい。。

出演陣もいろいろな分野から多彩で楽しい面々だったのですが、
中でもお!!と思ったのが、ダンサーの中心にいる牧宗孝さん。
ダンサー5人の踊り、振り付け、ノリがかなり私好きだったのですが、
中でもこのさんのキャラクターが群を抜いてました。
彼の名前が知りたくて公演プログラムを買ってしまった位でございます。
(ちなみに公演プログラムの800円という値段が買いやすくていいです)

そしてなんと中村扇雀さんもご出演。
花魁姿が美しい-、そしてあの歩き方、
ゆっくり円を描いてカポッ。弧を描いて、カポッ。
あれ好きなのです。

また、公演プログラムで知って驚いたんですが、桜木涼介さん、
なんと至上最年少で宝塚歌劇団の振り付けを担当(スカピンや太王四神記)された方と
書いてあって、おおおおお。

また、後ろで演奏している女性3人、特にヴァイオリンの方(石橋尚子さん)
の弾き方が気持ちよく、美しかったです♪

その他、歌あり、タップありで、衣装・音楽も堪能できて、ほんと盛りだくさん。

中でもやはり私的にはVanilla Grotesque というダンスカンパニー5名のダンスが
印象に残っていて、このカンパニーの公演あるのかなと思ってHPを見たら、
なかなか強烈な衣装の写真が飛び込んできて、うーん、行きたいけどちょっと勇気いりそう。。。

09/03/06 Endless SHOCK@帝国劇場

2009年3月6日(金) 18:00
Endless SHOCK
@帝国劇場

ついに念願のShock 観劇!
いやーすごい。すごかった。
一幕だけでもかなり満足でしたが、
二幕のこれでもかという演出は満足度大大大です。

しかも最初と最後に堂本光一さんの挨拶があって、
これでまた好感度UP。演出うまい。。。

一幕の圧巻は、ジャポネスクの立ち廻り。
これでもかという殺陣の連続。若い!速い!”型”に見えない!
さらにそこに気持ちいいアクロバットを惜しみなく投入!
階段落ち!堂本光一さんの高所からの宙返りジャンプ!
いやー、すごい。

そして二幕ラストの怒濤のショー展開。
冒頭こそちょっと別世界でしたが、
あの電飾セットのぐおんぐおん移動、
太鼓がどんどんどんどん出てくる出てくる!
Blast!の石川直さんのスネアや太鼓がたっぷり堪能できた上に
(バチ回転させながらの演奏かっこいー!)、
その石川直さんと一緒に、
ほぼ同じ動きでの演奏をこなしてしまう堂本光一さんに感動。

空中フライングもみごたえあり。
ハシゴを飛び移ってのフライング。
二階席に飛び移るフライング。
カーテンを手づかみにしただけの空中遊泳。
(しかもその直後にその手で太鼓!)

堂本光一さんが、
屋良朝幸さんの頭をつかんでひょいと持ち上げた部分、
あまりにもかるーく持ち上がったようにみえて驚きでした。
屋良さんの身体能力の高さでしょうね。

そして米花剛史さん、ジャンプが高い!
ブレイクダンスも魅せる!
空中遊泳をする際に、紐やカーテンをぐっと支えている
真剣なまなざしの米花剛史さん、これはかっこいい!

アクロバット陣も気持ちよくてかっこよくて美しい!
G-Rockets、JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)の方達ですよね。
黒人ダンサーさんはダイナミックですが、軸がぶれてるのが目立ったりしてちょっと残念。
Shockは二階席でみても楽しそうですね。
とにかく、あの縦横無尽に惜しみなく繰り出されるアクロバットは
端から端までみれる二階席の方が堪能できそう。

でも1階は堂本光一さんが客席通路をとおっていくシーンもあり、
私は通路から1つ入った席だったのですが、さわやかな風が流れていきました。

植草克秀さんがまたいいキャラクターで登場します。
一幕の”こけっこー”、これ今日だけ?だとしたらすごいアドリブだ。。
また、佐藤めぐみさんの、大事なところで噛んじゃだめですよ
という感じのつっこみ、あれはアドリブかなー、あのセリフよかった!

客層は、思っていたよりも年齢層は比較的高めで、
男性の観劇でもOKな雰囲気ですよ。

オーケストラピットの使い方も面白いですが、
逆に舞台袖横のオケスペースは、
ちょっと使い方がもったいないように思えました。

しーーーーんと静かなシーンはほんっとに静寂で、
客席のマナーもよくて、黄色い声援とか全然飛ばないし、
スタンディングとかになったらどうしようと思っていた心配も
どこふく風で、最初から最後までたーーっぷり堪能しました。

あーーっという間の3時間半!
楽しかった!!!

2009年03月09日

09/03/09 地球に落ちてきた男@赤坂レッドシアター

2009年3月9日(月) 19:00
地球に落ちてきた男
K列7番@赤坂レッドシアター

カスパー・ハウザー。
公演プログラムに書いてあった解説いわく、
”人間社会から隔離された育てられた子供のもっとも有名な実話”

冒頭、ステージ中央に横たわり、無邪気に、無垢に動き回る
舘形比呂一さん(THE CONVOY SHOW では舘形比呂さんの
お名前ですが、ソロ活動では舘形比呂一さんで活動されてます)。
時々、客席に絡みながら、時にはお客さんのマスクを取り上げたりして、
動き回るのですが、”目”がほんとに純粋なんですよね。みてると。
そして動きにも嘘がない感じ。この動きというかテンションを
ずっと継続してるってかなり大変だと思うのですが、すごい。
そして舘形さんの衣装の着こなしや髪型、立ち姿、
1シーン1シーンが絵になるというか、印象に残ります。

言葉を知らなかったカスパーが、言葉を覚えていくのですが、
動きや目線からも”言葉”を感じ、ちょっと切なくなったり、
また言葉を大切にしたいなと思うような、そんな感覚を覚える舞台でした。

カスパーを導くプロンプター役に保村大和さん。
アクトリーグで何度か拝見してましたが、いろいろな一面が見える方ですね。

演劇実験室万有引力の方達の不思議な動きや、暗闇でのマッチを使った演出、
客席四方を使った暗闇での音の演出はとても不思議な体験でした。

2009年03月10日

09/03/10 劇団四季 春のめざめ製作発表レポ

2009年3月10日(火) 15:00
劇団四季 春のめざめ 製作発表レポ
@ホテルニューオータニ

原題 SPRING AWAKENING、
邦題 春のめざめ の製作発表にいってきました。

この作品、一昨年ブロードウェイで観劇して
大興奮した演目なので、今回劇団四季がどのように
これを上演するのか非常にワクワクしています。

ブロードウェイに一昨年行った際、そこまで期待してなかったんですが
見終わった後の衝撃はすごかったんですよね→レポはこちら
渡米前にCDも聴いていたんですが、観劇前には曲聴いても何も感じなかったのに、
観劇後に聴き直したらこれがはまるはまる。。。
歌のシーンも、その時の心情をマイクを握りしめて一曲一曲ロック調に
歌いきる感じなんですが、このパワーがすごいのでございます。

卑猥な感じというよりは、演じてる若者自身から
強烈なメッセージがストレートに伝わってくる感じなんですよね。

今回の作品、性に目覚めていく少年少女達のストレートな描写が
多く表現されていることもあり
劇団四季の内部でも意見はいろいろとわかれたようですが、
この作品の持つ普遍的なテーマは劇団四季がとりあげるべきであるということで
上演を決意されたとのこと。
私的な興味は、この作品をやるなら、ぜひとも若い役者の方達に
やってほしいなという点と、小さめな劇場でやってほしいという点でした。

で今日配られた披露キャストを観ると、皆さん生年月日が
掲載されていて、もっとも若い方で19歳。上でも25歳。
おおおお。いいかも。


(撮影:横井克裕 )

今日は
MAMA WHO BORE ME

THE BITCH OF LIVING
の二曲披露されました。
四季のHPから動画を見れます

まだちょこっと堅い感じではありましたが、
若い方達なのでこれからぐいぐいとパワーアップしていく予感あり!
また、ここにあの髪型、そして衣装、セットが加わると、
雰囲気がらっと変わると思います。
この二曲、先ほども書いたのですが、観劇前に
聴くのと、観劇後に聴いたのでは全然印象が違います。
はやく観たくなりました!

今回上演される劇場は、四季の自由劇場。
この劇場は客席数約500。うん、この位がMAXかなと。

この作品が果たして日本の観客にどう伝わるか。
劇団四季としては、高校生が親と一緒に観に来て会話のきっかけになったり
幅広い層に観に来て欲しいとおっしゃっていましたが、
若い層にも観て欲しいし、この若者達から発せられるメッセージを
ぜひ大人の方達にも観て受け止めて欲しい、という制作陣の熱い思いも伝わってきました。


(撮影:横井克裕 )

オリジナルの演出を尊重し、英語の正直なニュアンスを大事に
訳されたということで、あの歌が日本語になったらどうなるのか、
かなり興味津々。Totally Fucked のブラーブラーブラーブラブラブラ~
はそのままになるのかなぁ。。。

あと、キャストも、一人で複数役を演じる Adult Women, Adult Men
がどなたになるのかも興味あるところです。

公演は5月2日(土)より、四季自由劇場にて
3月14日の一般発売を前にはやくもチケットの半分以上が売れて
上演延長が決定したとのこと。


(撮影:横井克裕 )

最後に今日の製作発表のミュージカルナンバー披露メンバーと
その他の出演候補メンバーをご紹介。

<女性キャスト>
勝間千明
金平真弥
岸本美香
林香純
松田佑子

<男性キャスト>
柿澤勇人
加藤迪
白瀬英典
竹内一樹
三雲肇
南晶人

その他の出演候補メンバー
有村弥希子
浦壁多恵
玉石まどか
谷口あかり
撫佐仁美

伊藤綾祐
一和洋輔
厂原時也
玉井晴章

おおお、浦壁さんが候補メンバーに!


(撮影:横井克裕 )

09/03/10 劇団名古屋さん。彩られたモノ・クローン@恵比寿エコー劇場

2009年3月10日(火) 19:00
劇団名古屋さん。#1
彩られたモノ・クローン
G列6番@恵比寿・エコー劇場

物語が展開するにつれて、ぐいぐい、
そしてじーんと入り込んでいく、そんな舞台でした。

最初は一人一人にSPOTがあたっていく形で展開
するのですが、中でも福田転球さんの
熱いしゃべりとテンションは見所です。面白いっ!
アドリブや実話なのではないかと思ってしまうくらいです。
そして後半の展開。お兄さん(福田転球さんの役所)の
独白シーン、このシーンとっても好き!

この舞台、藤川ジン(高橋優太さん)と瀬尾千尋(岩田さゆりさん)
のカップルが中心となって展開するんですが、
この二人の関係、これが一番の見所です。
初日ということもあり、最初は立ち姿とか、ちょっとかたいかな
という感じだったのですが、展開するにつれて、ぐいぐいぐいと
役柄に入り込んでいき、高橋優太さんは次第に熱く、
岩田さゆりさんはしぐさ、表情、声がどんどんいい感じに♪
(岩田さん、初舞台とは思えなかったです)

神崎役の佐藤雄一さん(PureBOYS)の
後半のジンへの絡みもよかった。

そして瀬尾教授役の山崎直樹さん(解散したカクスコの方ですね)。
何か心を押し殺したような冷たい役柄を好演。
最後はジンの**が**されるんですが、
この経緯をいろいろと帰り道、想像してました。
どうしてそう**するに至ったのかなぁと。

設定は2022年。ということが最初の映像でわかります。
今から13年後、こういう時代が果たしてくるのだろうか、
観劇後、そんな思いがジーンとわき上がってくる舞台でした。

上演時間:約2時間(休憩なし)

2009年03月11日

09/03/11 ニューブレイン@シアタークリエ

2009年3月11日(水) 18:30
ニューブレイン 初日
14列17番@シアタークリエ

元四季の石丸幹二さん主演の作品、
その初日を観てきました♪

劇場に入ると真ん中にピアノが1台。
そのまわりにカーテン。
シ、シンプル!
(この透け具合がいろいろと効果的に使われます)

最初、下手からツカツカと若い男性が
歩いてきてピアノ弾き語り。。。
と思ったら石丸幹二さんではないですか!
わからなかった。。。今までのイメージとは違って、
髪型も服装もなんかラフでとっても若い感じ。
そして表情がとてもフレンドリー。

さ、さらに役柄が”ゲイ”なので、
あらま!
っと思ってしまうような
畠中洋さんとのキスシーン
上半身裸のシャワーシーンなど、
ドキっとするシーンも連続して、
今までの石丸さん像が結構変わりました。

その恋人!?役の畠中洋さんはさすが歌に安定感。

ほぼ全編セリフは歌で綴られ(歌盛りだくさん!)、
流れるように、展開していきます。
お芝居というよりかは、どちらかというとショーに近い感じですね。
そう思って観た方がいいと思います。
笑いをとるようなシーンも結構あってノリ的には軽め。

ただ、ちょっと私個人の笑いのツボがあわないところも少々。
例えば、元シンバと元ムファサが出演していたから”ライオンキング”
ということなんだとは思いますが、
医者のあの行動のシチュエーションでは笑いたくない・・・・
(これは私の仲良かった従兄弟が同じような脳の血管の病気で
亡くなってるので、そういうネタにはより敏感なのかもしれません)

キャストでは、
神父の田村雄一さんのキャラクターと声がめちゃめちゃいい!
マルシアさんも、歌声と存在感が光ってました。
樹里咲穂さん、お人形シーンいいっ!もっと出番欲しいー。
パパイヤ鈴木さんは楽しい存在感ですが、もっと踊ってほしかったなぁ。
カエルの本間ひとしさんはカエル自身がどこか緊張気味な印象でした。
(それはそれでかわいかったのですが)

雰囲気的にはオフブロードウェイの小劇場っぽい作品を、
クリエで華やか系キャストで上演した感じなので、
キャスティングが逆にもったいないなぁと思ったくらいですが、
役者さんたちがもっといろいろやりたいのを演出的に抑えているようにも思えて
でもこれは初日だったからということもあるのかもなぁと思い、
二ヶ月公演ですし、また4月頃に観てみたいなっと思います。

演出は、アメリカの方なんですね。
なのでノリや笑いがちょっとアメリカのオフっぽい感じなのかも。

休憩なしの100分。
ラストの曲いい曲ですよ♪
新しい石丸幹二さんが観れますよ。

ちなみに”ニューブレイン”なんですが、”ニュー”なのかな。

2009年03月12日

09/03/12 ホネノウツワ@小劇場楽園

2009年3月12日(木) 19:30
ホネノウツワ
@下北沢小劇場楽園

初めての劇場。
地下にあるんですが、舞台を取り囲むような客席。
この距離感がいいですね。

いくつかのお話がオムニバス形式で
つながってるような、つながってないような、
骨から肉を求め、肉から骨を。。。
そんなにわかりやすくストレートな展開ではないので、
いろいろと考えながらみてしまい
肉と骨の間をさまよっているような気持ちで
70分、不思議な雰囲気にひたっておりました。

今回の観劇は、観劇前にお仕事の方でトラブルに
見舞われていたこともあり、
時としてこういう状態での観劇にもなってしまうんですが、
気持ち的にちょっといっぱいいっぱいな状態での
観劇になってしまったのも残念で。

女性2人と男性3人の絡み合い、掛け合いで展開するのですが、
水寄真弓さん(間が、なんかリアルで心地いい!)
藤谷みきさん(目と声の変化にドキッ)
どーんと存在するこの女性お二人の存在感は見応えがありました。

炎に包まれたお・ん・なはの3人の掛け合いは、
かなりアドリブが入っているんでしょうかね(ちょっと長かった)。

2009年03月21日

09/03/21 獨道中五十三驛@新橋演舞場

2009年3月21日(土) 16:30
弥生花形歌舞伎猿之助十八番の内
獨道中五十三驛
市川右近十五役早替りならびに宙乗り相勤め申し候
1階14列11番@新橋演舞場

一幕は化け猫と洗濯女おくらがすごい!
二幕は段治郎さんかっこいー!
三幕は右近さんの早替わりショーにうっとり♪

東海道五十三次の京都三条大橋を出発して、
途中、海の中(!?)にも寄り道しながら、
日本橋まで場面がどんどん変わるんですが、
この背景美術も堪能できます!
幕の多さや、また背景になってるあの布が上からはらっと
落ちてぱぁっと明るく開ける瞬間(大好き)が何度も味わえます!

冒頭にも書きましたが、
1幕の洗濯女”おくら”の市川猿琉さんがすごかった。
あの身のこなしは半端じゃない!
市川右近さんの化け猫に本当に操られているようです。
あのシーンだけでも もういっぺんみたい。
素晴らしき身体能力。
あやつられ方、ジャンプ、宙返りが速くて鋭い!
ほんとびっくりした。
そしてこうしたアクロバットな動きだけじゃなくて
”おくら”の女形もこなしてるところがすごいです。
ここ最近観た舞台の中で一番、動きに感動いたしました。

一幕は、化け猫がムシャムシャガリガリと、
描写が妙にリアルなシーンもあるのですが、
ラストの宙吊りは二階三階下手側のお席は嬉しい演出ですよね。
二階のお客さんが手を振られてるのも微笑ましくてグー!

二幕は、水!滝!その水の量なんと20トン!
どばどば落ちてきます。その水にひたった着物を
ぎゅっとしぼって客席に巻いたり、水を蹴散らしたりして
一階席前方のお客さん達を喜ばせてました(笑)
いや-、市川段治郎さん、かっこいーです。
二幕ラストは、花道にひきつけておいて、中央に
市川笑也さんの姫がどーん!
左右から水がさらにビューーーー!
おおおおおお、堪能ですーー。

三幕は、市川右近さんの早替わりショー。
この三幕だけでなんと十二役です。
上手にはけたと思ったら花道に登場したり(しかも全然違う役で!)、
舞台上の茂みの後ろに隠れてでてきたら、相手役と
入れ替わっていたりと、いろいろな早替わりを堪能できます。
この早替わりがですね、
次はどうしてくれるのかなっと、ワクワクしつつも
落ち着いて楽しめるのが、なんとも贅沢な気持ちになるんです。
まさに、非日常、観劇の醍醐味。

一幕の冒頭と三幕ラストには、右近さん達のご挨拶もあり、
途中、市川笑三郎さんと市川春猿さんの
解説やつっこみ、客席降りなどを堪能しながら、
(定額給付金ネタとかも出てきたと思えば、ウィーッシュ!まで)
たっぷりと堪能できた4時間半でした。

あ、そういえば、今日はかけ声が一切なかったような。

物販コーナーをいつもうろつくのですが、ふと、直筆サイン入りの
うちわに目がとまり、よーく見ると、全てのうちわ、全部サインの
位置が違う!おおお、ほんとに直筆だーっと感動して買ってしまいました。

さらに、その隣に猿之助さん直筆の絵も売っていたんだけど、
ん!これ、直筆!一点物!?と思い、でも1万円というのが
衝動買いにしては高いので、二回目の休憩時間まで悩もうと
思って二回目の休憩時間に行ったら売れてなくなってました。

2009年03月23日

09/03/23 ハローキティのくるみ割り人形&海のメルヘン@サンリオピューロランド

2009年3月23日(月) 11:30
「ハローキティのくるみ割り人形」サヨナラスペシャルイベント&海のメルヘン
@サンリオピューロランド

キティちゃんのくるみ割り人形、二回目の観劇だったんですが、
一つ一つのシーンがどれもよくて、
音楽や細かな振り付けがほんと宝塚っぽいのです。
(演出はあの小池修一郎さんです)
特に音楽のフレーズが、あぁ宝塚だーって思いますよ♪

エトワールのママ!

そして今日は上演後に樹里咲穂さんのトークイベント。
司会がキング役の鈴木さんだったんですが、キングのイメージ変わりました!
大阪芸大の方で、しかも高槻ご出身とは(私はその隣の茨木です)。
しかも樹里咲穂さん、箕面なんですね!
私も、3歳くらいまで箕面におりました。お猿さん覚えてます。
こてこての関西弁樹里咲穂さんのトーク、楽しかったです♪
樹里さんのノリ突っ込み最高-!!

そしてイベント終了後、外にでたらちょうどパレードが!
女の子を足の上に乗せてのぐるぐる回転ジャンプ楽しい!
っと、ドレスを着たキティちゃんが目の前を通った瞬間、か、かわいいぞ!と。
いや、ほんと、キティちゃんめちゃめちゃかわいい。

その後、海のメルヘン観劇。
もともとアクロバット系の舞台って好きなんですが、
アクロバットをうまくストーリー上に盛り込んでいて、
演出がうまいのです!
左右の舞台袖のトランポリン使った戦いシーンとか、
すっごく好き!わくわくします。
鮫肌三兄弟のクールなアクロバットは見応えありますよ。
大潮祭、最高-、何度でも観たい大潮祭♪
妖精マリーもかわいいっ!声もいいっ!
35分大満喫です!
カーテン使ったパフォーマンスも、女性が口にくわえただけで
ぐるぐるまわるのはみててドッキドキしました。

あ、ラスト、下手から主人公の婿様がちょこっとだけ袖から出そうになって
でなかったのは、花嫁と出のタイミングがあわなかったからかな?
ダンサーさんたちもそれをみてか笑顔でダンスしていて
より楽しかったです♪

サンリオピューロランド入り口横のショップは、必見。
キティちゃんだらけです。
これでもかというくらいわんさかとキティちゃんグッズが。
ここで思わずトークイベントで樹里咲穂さんが
セクシーーーっといっていたペットボトルを購入。
これ、めちゃめちゃセクシー♪
ネタになりますよ。お土産に◎。

ハローキティのくるみ割り人形、海のメルヘンは4月12日までとのこと!
次のショー「ハローキティとオズの魔法の国」も楽しみです♪

2009年03月24日

09/03/24 回転木馬@銀河劇場

2009年3月24日(火) 18:30
回転木馬
1階M列24番@銀河劇場

一番のインパクトは風花舞さん!
今までのイメージが一新しました。
めちゃめちゃセクシー。
しかもあのお声。
そしてあのキャラクター。
必見です。

ビリー浦井健治さんのちょっと悪な魅力、
低音ボイスが堪能できます!

そしてそのビリーの悪友がこれまた悪そうな奴なんです(笑
最初誰だろうこの悪そうな役者さんはと思ってよーくみてたら、
なんと川崎麻世さんではありませんか。
ワイルドな悪い奴、好演されたはります!

この主人公ビリーですが、ジュリー(笹本玲奈さん)のお腹に・・・
の後のビリーの心境変化、ここも見所です。

ただ、その後の展開、そう、この展開なんですが、
事前にチラシやHPのあらすじを読んで、
浦井健治さん演じるビリーは、
比較的早い段階で、あぁぁぁとなってしまうと思っていたんですが、
そこにいたるまでの描写が予想以上に長くて、うーん。
最後も、ちょっとあっけないんですが、ちょっと予想と違いました。
でも二幕の描写は好きです。

音楽は美しいんですが(生オケでオーケストラの場所が天の上!)
全体の構成が、はいっ音楽、はいっセリフ
みたいな感じで、ブチっブチっと切れたように感じられて、
進行のテンポ感に流れがなくて、時々睡魔が。。
20年位前のミュージカルってこんな感じだったのかなぁ、
その当時の演出を大切に再演したって感じなのかしらん
とか思いながら観てました。

また、楽しみにしていたダンスシーンですが、
トリプルキャストにしていた男性ダンサー
(今日は三木雄馬さん)の出番はあまりなく、
それよりも女性ダンサーの方のダンスがたっぷりでした。

笹本玲奈さんの歌声もあまり聴けなくて残念。
セットもチラシや劇場入口に木馬があるので、
この木馬をどうするのかなぁと思っていたら、
なんと、そ、そそそ、そうですかと。
コスモッ!って感じですね。
ここはタイトルの回転木馬シーンを
うまく表現してほしかったなぁ。。

印象に残ったのははいだしょうこさんの高い声と、
とってもセクシーな風花舞さん、
そしてオドオドしたキャラの坂元健児さんでした♪(プリン!って言って欲しい・・・)

2009年03月25日

09/03/25 蜉蝣峠@赤坂ACTシアター

2009年3月25日(水) 18:00
劇団新感線 蜉蝣峠
2階E列1番@赤坂ACTシアター

堤真一さん、あの髪と着物のはだけ具合、
着流し似合いすぎです、かっこいいです。美しいです。
2階席からでも十分堪能♪

勝地涼さん、美味しい役、をとっても好演。かわいい(笑)
やみ太の中谷さとみさんも、かわいい男役みたいでキュン♪

橋本じゅんさんの”あふー”は受けた(笑)けど、
あんまり出番多くなくてちょっと残念。

古田新太さんの冒頭の行動は、
子供的な下ネタで、笑えるんですが、
結構”リアル”で、これは一階前方だと目のやり場に困りそう・・
赤坂ACTではなかなかみれないノリですね。

今回も、映像多用ですね。
あの幕の使い方は、このパターンかと思ってしまうけど、よくできてるなーと。
ちなみに一列目の客席、あの真ん前の照明はめちゃめちゃまぶしいんと
ちゃうかなーと思いながら二階席から観てました(すごい光量ですよね)。

ストーリー的には、演歌シーン、祭りシーンなどを盛り込みつつ、
小さい山がいくつもある感じで、また登場人物に少しづつスポットライトが
あたっていくような流れなのですが、
ぐいっと気持ちが入り込んだり高揚したりってのはあまりなくて、
どちらかというと、たんたんと軽ーい感じで観劇してました。
最後、ラストの立ち廻りは見応えあります。

ただ、面白い役者さんがたくさんそろってるのに、その面白い個性が
今回そんなに伝わってこなかったのがちょっと残念ではありました。
でもこれは公演はじまってまだそんなに間がないからなのかもですね。

堤真一さんはほんとかっこよかった。声もまだ頭に残ってます♪

2009年03月26日

09/03/26 ニューブレイン@シアタークリエ

2009年3月26日(木) 18:30
ニューブレイン
11列7番@シアタークリエ

チェーーーーーーンジのマルシアさんが
まだ頭の中に残ってます。素晴らしい!
これは当たり役ではないでしょうか。動きも衣装も歌もグー!
マルシアさんが歌うフレーズも、私の脳(ブレイン)の中を
上下動する感じで、すごくインパクトあるんですよね。

今日は2回目の観劇だったんですが、
リピート観劇すると、はまるツボがいろいろ出てくる作品と思います。
あらかじめ全体の展開がわかっていると、
各シーンの見方が違ってきて楽しく、
さらに、初日から比べるとキャストの方達が
とってもイキイキされてる!
一つ一つのシーンがより気持ち込めて表現されていて、
各キャストさんの”歌”と”動き”がじっくりと楽しめました。

畠中洋さん、いい声ですよねー。
樹里咲穂さん、腹話術シーンほんとにお見事。歌声もよくて、
中村桃花さんが加わってのコーラスや、
田村雄一さんとのハモりは、ほんとMY耳幸せモード♪
樹里さん演じるローダがもっとゴードンやストーリーに絡んでほしいー!
パパイヤ鈴木さんも、ちょっと遊び心が入ったお芝居も
あったりして、よりいい感じになってました!
また、カエルのイエス絶叫シーンのあの張り詰めた空気感もより緊迫度UPしてました。
あのシーンの空気は独特ですよね。。
(ただ・・カエルの”姉は****”ってフレーズはちょっとひいてしまう・・・なぜあれを。。)

そして主役のゴードン、石丸幹二さんは、
四季の時は、クールな役や高貴な役や上品な役が中心だったと思いますが、
このニューブレインの石丸さんは、今までの石丸さん像とほんと全然違って、
いつも笑顔で、POPで、等身大な感じで、若々しくて、ウキウキされてる感じ♪
しかもそれが休憩なしの1時間45分ずーっと続いていて、
OFFがなく、ずーっとスイッチON状態。
ちなみに石丸さんと畠中さんがベッドで横になって抱き合うシーンは、
かなり”リアル”でございますよ。
ただ、シャワーシーンでバスタオル姿で歌うシーン、ここは服着て歌って欲しい-。
いい曲なのにー、なんでバスタオルでなのー!

今回、二回目の観劇して、曲のフレーズや、出演者が歌う
そのハーモニーがとっても気持ちよく
観劇後数日たってもずっと頭に残ってます♪

最後の曲は一人づつフレーズ歌ったりして
RENTの Seasons of love っぽい雰囲気で、曲もいい♪

2009年03月27日

09/03/27 TRASHMASTERS elevation@下北沢駅前劇場

2009年3月27日(金) 19:00
TRASHMASTERS
elevation
C列13番@駅前劇場

休憩なし2時間45分
なんですが、1部と2部があって
その間に白いスクリーンに文字とナレーションが
投影されるんですが、このナレーションのタイミングが
面白くて(一行ごとに語尾を短めにCUTしてある感じ)、
おおおおっと思っていたら、なんとこの白いスクリーンが
取り外された二部は、一部とは全然別のセット。
驚きでした。この小さな駅前劇場でここまでがらっと
セットが変わってしまうとは。

展開が、先ほどのナレーションのタイミングのように
覆い被さるようにどんどん展開していきます。

宗教、ねずみ講、エコ、そんなキーワード。
さらに撃ち合い、爆弾、テロ組織。。。

一幕はありそうでなさそうな修羅場の連続。
あの女の子の言葉、去り際の言葉とこらえたあの言葉が
ぐっときます(一緒に観てた友人は胸が痛かったとか申してました)
二幕はぶっとび展開。
1部の描写に比べて、2部後半がかなり急展開です。
(なのでちょっとついていくのが大変だったりもする)

照明や音響(ヘリコプターの音とか)、
会議室のセット上方の仕掛けや、奥行き感などの
セットの仕掛けもいろいろ工夫して見所です。

餃子やJR事故など、リアルな事件と紐づいて描写されるシーンは、
私的にはあんまり絡めてほしくなかったですが、
”エコ”の会社の会議内容や、その会社自身が抱える問題
などは個人的にとても興味深かったです。

第一部のあの部屋の若者達の雰囲気、等身大の魅力!
好きだなぁ。

p.s. 無料で配られる公演プログラムの冊子が、
 ほんと普通の冊子で、いい手作り感があって、
 写真もたくさんのっていて、こういうのいいですね♪
 

2009年03月28日

09/03/28 Super Live vol.2 LOVE LEGEND 稽古場レポ

2009年3月28日(土) 12:00
Super Live vol.2 LOVE LEGEND 稽古場レポ

昨年のスーパーライブの第二弾、「LOVE LEGEND」の
お稽古場(役者さんとオーケストラの歌合わせ稽古)に行ってきました♪

このコンサート、出演陣が超豪華なんです!
ウィーンより、マテ・カマラスさん、ルカス・ペルマンさん、
マジャーン・シャキさんという、ウィーン・ミュージカル界のスター
お三方を豪華に迎え、日本からは、姿月あさとさん、湖月わたるさん、
伊礼彼方さんという、実力・人気を兼ね備えたこれまた豪華スターの
お三方が出演されています!

そして、このコンサートの指揮者は、踊るコンダクターこと塩田明弘さん。
塩田さんは音楽監督も兼任されています。
そして、構成・演出・振付は、あの広崎うらんさん!
豪華なキャストとクリエイター陣のコラボレーションですから、
否が応でも期待が高まっちゃいます!

では、さっそく稽古場の様子、レポートいたします!!

まずはルカス・ペルマンさん。
(ウィーン版エリザベートのルドルフやロミジュリのロミオ役の方です)
最初に歌声を聴いた瞬間、耳がピクンッ!
ドイツ語で、と思ったら日本語!でも歌ったり!
さらに乙女な歌声を出してる乙女な表情にもドキっ。
歌ってない時も、とっても無邪気。
横で準備体操してるダンサーさんに
「タイクツ・デスカ?」と日本語で声かけたり 、
休憩中に、マジャーンさんの方にデジカメを向けて、
マジャーンさんがにこっと横向いてカメラ目線するんですが、
これがめちゃめちゃかわいい。。。

そのマジャーン・シャキさん。
(ウィーンのロミオとジュリエットのジュリエット役の方!)
すんばらしい歌声です。
第一部のルカスさんとのデュエットがはじまった瞬間、
私は思わず姿勢を直してしまいました。
第二部の某曲では、心から陶酔しますよ。

そして!
めっちゃめちゃ元気なマテ・カマラスさん。
そう!ウィーンのエリザベートの真っ白なやんちゃトート!
(私もウィーンまで二度観に行きました!!)
ノリノリ!!飛び跳ねまくってます!!

そこに姿月あさとさんと湖月わたるさん、
エリザでルドルフを演じた伊礼彼方さんが加わり、
あんな曲やこんな曲が! 歌、ダンス、見応えも聴き応えもあります!
「闇が広がる」では、トート、ルドルフ、
東宝版と宝塚版とウイーン版がそろった今回のキャストでの
組み合わせはどうなるのか、乞うご期待!

また、ステージ上にオーケストラが位置しているので、
ノリノリタンバリンや、ティンパニ叩き終わった後の美しい弧、
(パーカッションは長谷川友紀さん!)、そんなところもまた見所です。
踊る指揮者の塩田明弘さんをはじめ、各楽器のソロなど聴き所も満載。
特にティンパニとドラムのソロ競演は息を飲む迫力です!

ところで、リハーサルを見ていて気づいたことがひとつ。
指揮者の塩田さん、日本人も外国人も関係なくコミュニケーションが
抜群に取れること。それはもう楽しく和気あいあいと、国籍関係なく、
エネルギーに満ちた出演者と同じテンションで「音楽で会話」してるんです。
(塩田さんはやっぱり外人では?(笑)という説まであるくらい…)
音楽には国境がないということを、改めて実感させられました。

今回のオーケストラ編成用に、音監・指揮の塩田さんを筆頭とする
チームワーク抜群の音楽スタッフ「チーム塩ちゃん」(笑)の皆さんが
耳コピしてピアノボーカル譜を作り、かなりの時間をかけて
アレンジをなさったそうなのですが、このオーケストレーションが
美しくて楽してノリがいいっ!
「チーム塩ちゃん」の皆さん、本当に仲が良さそうで、
楽しそうに仕事してはります!


チーム塩ちゃん♪

構成は、第一部は、序曲からはじまるミュージカル仕立て。
ロミオとジュリエットの出会いからはじまります。
第二部は、幕があいたら、あっと驚く大盛り上がり。
曲目がこれまたバラエティにとんでいて、
管理人的には女性二人のデュエットと某アニメ曲にご注目です!
この第二部は、各シンガーが自分の好きな曲をSELECTして
歌っていることもあり、今日のお稽古では、
和音進行やリズム、タイミングに対するこだわり、
そしてその要望にどんどんこたえていくオケがすごかったです!

構成・演出・振付の広崎うらんさんも、塩田さんと同じく
国籍を超えたコミュニケーション能力で稽古場の空気をひとつに
まとめあげる才能を兼ね備えたお方!
稽古中、振り付けしつつダンサーさん達と一緒にノリノリで
踊っちゃっている広崎さんがとっても好きです♪

7時間稽古場にいて、すさまじい気持ちの充実感でございます。
おなかいっぱいなんだけど、どんどんおかわりできる感じ。
いや、ほんとに、すごかった。楽しい!
壁に貼ってあった曲順の中に「MC」という文字も
いくつかみえたので、トークも楽しめそうです!

お稽古の合間に、塩田さんからメッセージをいただきました♪(後ろの歌声は!?)


公演は3日から5日まで梅田芸術劇場にて、
その後9日から13日まで新国立劇場中ホールでの上演です。
公演詳細はこちら

4/10 に観てきました。大興奮の観劇レポはこちら

2009年03月29日

09/03/29 宝塚星組My Dear New Orleans/アビヤント@東京宝塚劇場

2009年3月29日(日) 11:00
宝塚歌劇団 星組公演
My Dear New Orleans 愛する我が街/ ア ビヤント
1階10列15番@東京宝塚劇場

安蘭けいさんのサヨナラ公演でございます。
トップお披露目公演の時、
それまでほとんど宝塚を観てない母親と一緒に観に行ったのですが、
その母親がこのサヨナラ公演はどうしても観たいというので、
兵庫の大劇場公演のチケットをとってあげたところ、ショーがものすごく楽しい!
これは私リピートしたいと、地球ゴージャスの Humanity の時以来の興奮で
電話口で私に報告してくるので(その後妹もみにいかせて同じく興奮)、
私もとーっても楽しみにしておりました。

そのショーでございますが、演出は、藤井大介さん。
宙組の Fantasista や月組のApasionado!!のショーの演出された方ですね。素敵すぎです。
ショー冒頭から、おぉぉぉぉぉっと思わず声をあげてしまうほどの迫力。
あのピンク色の髪、ひらひら衣装、ツボつかれまくりです。
そして、なによりもショーのテンポ感がすんばらしい。
まったりする暇なく、どんどん走り去っていく感じで
あっという間の1時間。
しかも、お稽古場のシーンなどなど、安蘭けいさんの
今までを振り返るような流れで、見せ場もたっぷり、
さらにエトワールは遠野あすかさん♪

前半のお芝居も、振り返り系で、最後レコードを
手にした瞬間、かなりぐっときました。
まわりではすすり泣く声も聞こえます。

未来につながる、とても印象に残るお芝居とショーでした。
このショーは二階席でみても綺麗でしょうね。
楽しかったー♪

p.s. 麻尋しゅんさんもご退団なんですよねぇ。。
バンドシーンでは、つい目がいってしまいました。
かわいい男役ぶりがもう観れないかと思うと寂しいです。

2009年03月30日

09/03/30 滝沢演舞城 '09@新橋演舞場

2009年3月30日(月) 18:00
滝沢演舞城 '09
2階左列35番@新橋演舞場

去年に引き続き、いってきました滝沢演舞場。
今年は、1月滝沢革命2月Shock → この滝沢演舞城。
となんと毎月ジャニーズ系の大型公演を観てる私。
ジャニーズの舞台は、演出がほんと素晴らしい。
あと、セットや映像が気持ちいいのです。

今回の滝沢演舞城も、新橋演舞場の舞台上の
スクリーンに投影された映像がほんとにリアルで、
実際のセットがそこにあるように思えるんです。
ほんとこの映像は美しい。特に、桜の橋の映像(だったかな)は
まるでそこにほんとにそういうセットがあるかのようでした。

さらに映像といえば!
今回はなんとど迫力ホラー映像が!
客席はきゃーきゃー状態。
いや、ほんと、あれだけのど迫力スクリーンで
あの映像みせられると、びくんっとしてしまいます。

フライングあり、水あり、影絵あり、立ち廻りあり、
アクロバットあり、歌舞伎あり、客席降りあり、客席絡みありで、
盛りだくさんの第一部♪
休憩時間は、滝沢演舞城特製のかに海鮮サラダそばを。

その後は第二部は、
義経&弁慶をたっぷり(ちょっとテンポがゆるかったけど)。

でその二部最後のキャスト紹介の時の見せ方がとっても綺麗で、
ステージの回転する盆が、花を活けるツルっと光った花器のように見え、、
しかもそこに出演者がぴたっと静止して立っているのです。
そしてくるくるとまわりはじめ。。美しい~。
ラストは、滝沢秀明さんによるテーマ曲「WITH LOVE」。

明日から Shock に参加していたMADの方達も合流とのこと。
するとまた面白さもパワーアップしそうですね。

途中30分休憩で、約3時間15分(終演は21:15)でした。

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