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09/03/11 ニューブレイン@シアタークリエ

2009年3月11日(水) 18:30
ニューブレイン 初日
14列17番@シアタークリエ

元四季の石丸幹二さん主演の作品、
その初日を観てきました♪

劇場に入ると真ん中にピアノが1台。
そのまわりにカーテン。
シ、シンプル!
(この透け具合がいろいろと効果的に使われます)

最初、下手からツカツカと若い男性が
歩いてきてピアノ弾き語り。。。
と思ったら石丸幹二さんではないですか!
わからなかった。。。今までのイメージとは違って、
髪型も服装もなんかラフでとっても若い感じ。
そして表情がとてもフレンドリー。

さ、さらに役柄が”ゲイ”なので、
あらま!
っと思ってしまうような
畠中洋さんとのキスシーン
上半身裸のシャワーシーンなど、
ドキっとするシーンも連続して、
今までの石丸さん像が結構変わりました。

その恋人!?役の畠中洋さんはさすが歌に安定感。

ほぼ全編セリフは歌で綴られ(歌盛りだくさん!)、
流れるように、展開していきます。
お芝居というよりかは、どちらかというとショーに近い感じですね。
そう思って観た方がいいと思います。
笑いをとるようなシーンも結構あってノリ的には軽め。

ただ、ちょっと私個人の笑いのツボがあわないところも少々。
例えば、元シンバと元ムファサが出演していたから”ライオンキング”
ということなんだとは思いますが、
医者のあの行動のシチュエーションでは笑いたくない・・・・
(これは私の仲良かった従兄弟が同じような脳の血管の病気で
亡くなってるので、そういうネタにはより敏感なのかもしれません)

キャストでは、
神父の田村雄一さんのキャラクターと声がめちゃめちゃいい!
マルシアさんも、歌声と存在感が光ってました。
樹里咲穂さん、お人形シーンいいっ!もっと出番欲しいー。
パパイヤ鈴木さんは楽しい存在感ですが、もっと踊ってほしかったなぁ。
カエルの本間ひとしさんはカエル自身がどこか緊張気味な印象でした。
(それはそれでかわいかったのですが)

雰囲気的にはオフブロードウェイの小劇場っぽい作品を、
クリエで華やか系キャストで上演した感じなので、
キャスティングが逆にもったいないなぁと思ったくらいですが、
役者さんたちがもっといろいろやりたいのを演出的に抑えているようにも思えて
でもこれは初日だったからということもあるのかもなぁと思い、
二ヶ月公演ですし、また4月頃に観てみたいなっと思います。

演出は、アメリカの方なんですね。
なのでノリや笑いがちょっとアメリカのオフっぽい感じなのかも。

休憩なしの100分。
ラストの曲いい曲ですよ♪
新しい石丸幹二さんが観れますよ。

ちなみに”ニューブレイン”なんですが、”ニュー”なのかな。


皆様からのコメント



私にとってこれだけ歌の多いミュージカルは初めてでした
(今までが王道でなかったと言ったほうが正しいのですが)。

ゴードンが倒れて入院して、castが勢ぞろいでzoneを作ってのパフォーマンスは
日常だったらシリアスなのにどこか面白おかしくて重病なのにと、クスッとさせられました。

序盤で、ゴードンがゲイであることがさらっと触れられ病室に恋人のロジャーが
登場したときのゴードンがとてもキュートでした。
ゲイであろうとストレートであろうと思いを寄せる人の前では皆、あぁなのでしょうね。

それとホームレス役のマルシア、歌がうますぎでびっくりでした。
本当に圧倒されましたしもっと聞きたかった。
ホームレスなのに知的な女性という難しい役だったのにさらりとかっこよく
演じていて素敵でした。

パンチがきいていたのは、やっぱりパパイヤ鈴木でした。
メイクからして奇抜だったし、彼独特の動きもあやしさ満点でした。
デブで貧乏な介護師の歌は面白かったです。

この作品で初めてお名前をしたのですが、ロジャー役の畠山洋。
彼の声、すごく魅力的でした。今後、気になる存在になりそうです。

ストーリーとしては、ちょっと物足りなさを感じた所もありました。
ニューブレインというタイトルで生まれ変わって劇的なヒット曲を書いたり
人生が大きくかわったりという期待をもって見ていたからでしょうか。

見終えて帰りながら、「あぁ、ゴードンはこういう機会によって周りのひとや
生きていること日常がありがたいと感じて生まれ変わったと実感したんだろうな」
とは、思いました。

シアタークリエはとても見やすいですよね。



シアタークリエ規模の劇場であれだけ歌唱力の揃ったメンバーのミュージカルを見られるとすごく臨場感があって得した気分ですね。
お話はゴードンの再生へのきっかけがよくわからず、今ひとつ納得できませんでしたが、もう一度観に行きたいと思いました。
今回私が目を話せなかったのが畠中さん!めずらしく短髪にスーツ姿を見たらなぜかドキッとしてしまいました。
細身の身体からにじみ出る大人の包容力と色気にやられましたよー!
タンゴもかっこよかったし、ゴードンを見守る目の優しさに愛があってすばらしい演技でした!



上演時間の短さ(休憩なしの1時間45分、ミュージカルで休憩なしは初体験でした)のせいも音楽もライトでプロブラムやポスターにあるような”春”の感じでした。
石丸さんの復帰を心待ちにしていたファンの方には畠中さんの存在が複雑ですが、石丸さんが劇団四季の貴公子なら畠中さんは音楽座ファンの憧れの存在でしたから、素敵な二人をたっぷり観られて聴けてとってもお得な感じがしました。

宝塚、劇団四季、音楽座、ミュージカル本職の人たちに
混じったパパイアさんもマルシアさんもいいですよ!
粒揃いの出演者、皆上手で観ていて気持ちいいです♪
私は意外な歌唱力にも驚かされたカエルちゃん役の
赤坂さんがツボでした~。来月千秋楽近くにもう一度観る予定なので、カエルちゃんとの再会とカンパニーの変化が楽しみです。

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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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