09/03/05 ストーン夫人のローマの春@パルコ劇場
2009年3月5日(木) 19:00
ストーン夫人のローマの春
PARCO劇場
麻実れいさん演じる”元女優”カレンが、
落ちぶれていく話なんですが、
この元女優カレンの堂々たること!
器が大きい!”女優”オーラを感じるのです。
そして衣装がとーっても美しい。妖艶さもただよい、
ドキっとするようなシーンも。
その麻実れいさんをおぼれさせていく
江波杏子さんの役所(コンテッサ)も
元貴族で今いじわるおばさんになってるんだけど、
どこか悲哀さを感じるんですよね。
気力をなくしているカレン。。
聡明なカレン。。
相手を見透かせるカレン。。
でも見透かせるがゆえにか、
パオロに惹かれ、溺れていくカレン。。
そのパオロ(パク・ソヒさん)なんですが、
ローマいちの美男子といったら私はもっと濃いーーーーい人を
思い浮かべてしまうんですが、今回のパオロは
(筋肉質だけど)淡泊で、(麻実れいさんに比べると)小柄で
どちらかというとすっきりした印象。
ローマいちの美男子というより、韓国いちの美男子というふうに
どうも思えてしまいまして。。
でも、パオロの気持ちが表情や行動などに無邪気に
あらわれてくる部分などは、パオロそのものという感じがしました。
あ、一点だけ。どうしても私、今回の舞台のアンサンブルの方達が
たたく太鼓が苦手で。。あの微妙にリズムを外した感は、あえて
だとは思うんですが、うーむ。
ラストシーン、鍵を受け取る乞食の男性(鈴木信二さん)。
この男性役の方が、結構印象的だったんですが、この後、どうなるのだろう!?
と気になり、家に帰ってネットで調べて。。。えぇぇぇぇ。
そんなぁ。。
とそんな感じではございましたが、とにかく
麻実れいさんの魅了を堪能できた舞台でした♪