チケット救済 公演紹介 観劇ノススメ 検索 サイトマップ おけぴネット レポトップ レポ全一覧   

« 2008年01月 | メイン | 2008年03月 »

2008年02月 アーカイブ

2008年02月01日

08/02/01 妊娠させて!@東京芸術劇場

2008年2月1日(金) 18:30
妊娠させて!
1階M列25番@東京芸術劇場中ホール

結婚相談所、不妊治療、精子バンク、子宮内膜症、減数手術、体外受精、多胎妊娠、無精子症。。
といった、テーマ的には重めのミュージカル。
観終わった後、いろいろと考えさせられてしまう感じ。

マルシアさんはじめ、鈴木ほのかさん、今井清隆さん、
三矢直生さん、ANZAさん、西村直人さん、福井貴一さん、
などほんとに歌唱力・演技力ある人が揃っているので、
見ごたえ聴き応えは充分!
特に主演のマルシアさんは、控えめだけど思いが強いという感じで好演、
歌声も、ピアノの音色にぴったりとはまって心に響いてきました。

いきなり歌い始めるのが、ちょっと唐突な感じのシーンも多いけど、
でもこのキャスト陣だったらやっぱり歌って欲しいし、
素敵な歌声がきけてとても満足。

ただ、歌詞の内容とかを考えると、例えば歌い終わった後、
拍手していいものか考えてしまったり(その内容のまま
歌い終わらないで、もう少し希望を。。とか思ってしまったり。。)
手拍子はとてもできないなぁと思ったりで。。
客席自体の反応も、反応がわかれている感じに思えました。

”10%”という内容の歌をはじめ、
好きな人と出会える確率、結婚できる確率、
子供ができる確率などは、これ、実際の統計数値なのかな。。
結構考えさせられる数字ですね。。

二台ピアノの生演奏はいいなって思うんだけど(音楽も知ってる
旋律をいろいろ2台ピアノでアレンジしてたりして面白い)、
最後までこの2台ピアノ中心なのは、すこーし物足りなさを感じました
(セットもシンプルなので、ステージがちょっと広すぎるかもって思った位)
またピアノのさきっぽだけぽこっと舞台袖に出てて奏者が一切見えないので、
ぜひ演奏しているところも観たかったです
(なぜ先っぽだけ舞台に出す配置にしたのかなぁ。。)

今井清隆さんの一幕の雰囲気に少し気分が救われたんだけど、
後半の今井さんはシリアスな展開。。。
結婚相談所で出会った夫婦(今井清隆さんとマルシアさん)。。
本音を言えず。。。そして。。

ちなみに、ちょっとマニアックな私的ポイントは、
ANZAさんが歌う時の口の開き方が綺麗で。。。うっとり。
ANZAさんが演じる役の展開も、救いが欲しかった。

2幕後半では、客席、涙する人も結構多く、
台詞の内容、歌詞ともに、結構直球でくる感じの舞台なので、
気軽にコメディミュージカル。。という感じで思っていると、
そのギャップに驚いてしまうかも。。

重い、だけどこういう作品観て、いろいろ考えるのもありです。

ただ、観たい作品が山のようにある昨今、自らの懐事情も考えると
ここまでリアリティのある社会的テーマの舞台よりも、
日常を忘れさせてくれるような世界を舞台で楽しみたいなと思ってしまうのが本音かな。

。。。と観た当日は思ってましたが、その後じわじわと
もう一度観たくなってきました。。
もう一度あのキャストで、心にしっかりと受け止めたい、
そんな印象を観劇後数日たって持ってます。

2008年02月02日

08/02/02 安藤忠雄・蜷川幸雄トークイベント@調布市グリーンホール

2008年2月2日(土) 10:30
安藤忠雄・蜷川幸雄トークイベント
@調布市グリーンホール

調布の仙川にできる「せんがわ劇場」のオープンを記念して
この劇場を設計した建築家の安藤忠雄さん、劇場芸術監督の
ペーター・ゲスナーさん、そして演出家の蜷川幸雄さんの
トークイベントにいってきました♪

イベント前、ロビーの書籍コーナーに、
独特のオーラを出されているおじさま発見。
お、もしや、この方が安藤忠雄さん!
今までお名前はよく拝見してましたが、
実際に拝見するのははじめて。
どうやら本を買うとサインしてもらえるようで、
連戦連敗という本を買って、サインしていただきました♪
それがこちら

光?
と一瞬思ったのですが、も、もしやこれは光の教会
そう、この教会、私の実家、大阪府茨木市にあるんですよね。
そのことは学生時代、先輩から聞いて、知ってたんですが、
まだいったことがなく。。次回実家に帰った時、
ぜひいってこようと思いました。

さて、で、最初に安藤忠雄さんの講演が1時間!
長寿の話、演劇の話、街作りの話、失敗の話、環境の話、オフィスの話、
面白かった!トークがうまい!結構ツボでした。
イベント後の、安藤忠雄さんのサインコーナーは長い列。
最初にサインもらっててよかったー。しかも後でサイン
もらった人にみせてもらったら、光の教会の絵、
私がもらった絵よりかなり簡略化されてました(笑

その後は、ペーターゲスナーさん、安藤忠雄さん、蜷川幸雄さん
3人によるトーク!

が!ペーターゲスナーさん、ちょっと空回り気味。。
というか、事前にあまり進行を考えてなかったのではと思ってしまう位。。
それを察知しての安藤忠雄さんのフォローはなかなかいい感じ。
ただ、蜷川幸雄さんのトークがほとんどなかったのがとても残念でした。
一つ印象に残った蜷川幸雄さんの話は、香川県の直島の
ベネッセアートサイト直島にある安藤忠雄さん設計の
美術館の中にあるホテルの話。蜷川幸雄さんが、ここに宿泊して、
夜ふらっと館内を歩いていた時に感じたものが、カリギュラの舞台美術
などにいかされたそうです。ちょっと泊まりにいってみたくなりました。

トークイベントの最後に、ペーターゲスナーさんが
この新しい劇場、せんがわ劇場を、彼の祖国ドイツでよくあるような、
気軽に音楽に触れれる場にしたいとおっしゃったはりました。
調布市内にある桐朋学園と提携して、
そういう試みができるのではないかと。なるほど、なにかしたい!ってのは
とってもよく伝わってきました。”箱”という空間をどう生かすか、ってのを
こうして街ぐるみでいろいろ考えていくのはいいですね!

ただ!後でホームページ観て知ったのですが、このせんがわ劇場、
劇場の自主制作に力を入れていくとのことで、アンサンブルオーディションをして
そこで絞り込まれた俳優・スタッフのメンバーで「調布市せんがわ劇場アンサンブル
なるものが結成され、2月から3月にかけて作品を上演されるそうです。
そして、ロビーでもこれらの公演のチケットを売っていたけど、
こうした市民参加型の作品ができる課程を少しでもステージ上で
ビデオでもトークでも紹介したらチケットも売上げ上がっただろうに。。と思いました。

余談ですが、トークイベントは、なかなか手作りな感じで進行。
まず司会者の方が、シーンとした沈黙の間を作る。
普通司会者の方って間をもたせるのがお仕事と思うのですが、
客席の人たちが前のめりになってしまう位、
シーンとした間を堂々とお作りになる。これはこれで新鮮でしたが。

また、講演・トークの最中、ずっとフラッシュたきまくりで
ぱしゃぱしゃ写真撮るスタッフの方。これはどうなんですかねぇ。
ぴぴっカシャって音と共にばしゃばしゃっとフラッシュが光る。
会場暗いのでそれも目立つわけです。で、ちょっと目をやると、
プロのカメラマンではなくて、若いお姉さんスタッフさんが、
小さなデジカメを構えて撮影してはるではないですか。。
うーん、いかにもぶれてそうだ。。。記録用だとは思いますが、
このあたりは、もうちょっと客席のことも考えてほしかった。。
しかも出入り多くて会場ふるいので、ドアがギーギー・・・

そして講演とトークの間のピアノ演奏。これがまた微妙で。。。
聴衆を考えた演奏というよりは、弾きたい曲を弾きましたという感じで。
なぜこの方のピアノ演奏を今回のプログラムに入れたんだろう・・・・
この時間をぜひトークイベントにまわしてほしかったです~

2008年02月03日

08/02/03 DDTプロレスリング@後楽園ホール

2008年2月3日(日) 12:00
DDTプロレスリング
Into The Fight 2008
南側D列17番@後楽園ホール

生まれてはじめてのプロレス観戦、
行って参りました。

前の会社の同期がはまっていて、
誘われたので、一度観てみるかなぁと思い、
女4人に混じって行って参りました♪

会場、結構女性も多いんですね。
それも若い女性から40,50歳くらいの方や、
お一人できてらっしゃる方も結構いるようでした。

で、はじめて観戦しての感想ですが、
楽しかった!
写真OKみたいな雰囲気らしく、
客席ではみな堂々とぱしゃぱしゃ。

戦いというよりも、ショー的な要素が強く、
観客もそれをわかっているので、
なんというか、安心して楽しめる感じ。

プチ流血とか場外乱闘とかもあるんだけど、
本気にみせる演出、それってすごいなぁと感じました。

とにかく技が綺麗だったのに魅せられました!
趙雲子龍選手の、ロープをつかみながら外に体を一度
放り出してのキック、あれ、かっちょいー。

そして飯伏幸太選手とタノムサク鳥羽選手のキック合戦。
最初の取っ組み合いの仕方をみてると、この試合はある程度ガチンコ
なんですかね。途中の挑発とか、もちろんパフォーマンスはいろいろ
入ってるとは思いますが。

今回、ちょっと15分ほど用事で外にでなきゃいけなかったんですが、
その間にしていた試合、
HARASHIMA選手&澤宗紀選手 vs 佐々木義人選手&柿本大地選手
の試合。最後だけみれたんですが、空中戦というか、技のテンポ感が
すごくよくて、みてて気持ちよかったです。
特に HARASHIMA選手、かっちょいい!
3月9日の後楽園ホールのKO-D無差別級がみたくなってしまいました。。

そのKO-D無差別級挑戦者決定ロイヤルランブルというのが今日のメインイベント
だったんですが、この試合は、数分置きくらいに選手がリング上にどんどん
加わっていって、リング外に出たり、カウントとられると負けみたいなルール。
いろんなところで取っ組み合いやら戦いが繰り広げられているのですが、
中には微妙な間とかも垣間見えたりして、気分としては、舞台で端っこの
アンサンブルを観たら、演技じゃなくて素に戻ってる・・・
みたいなそんな感じも味わえたり。うまい選手は見せかたや間もうまいですね。

それにしても各選手、すごい身体能力。
あれだけ攻撃を受けたあとに繰り出す、あのジャンプや回転技、
ロープ技、すごいです。

各選手、自分の得意技みたいなのがあったりして、
それを披露しつつ、相手の技を受けたり、かえしたり、
この技が決まると、みてても気持ちいいし、観客席も
とても盛り上がるんですよね。また、結構声援も飛んでいて、
私が今回一緒に参加させてもらったグループの女性陣は
皆声をかけまくってました。あぁいう声援っていいもんですね。

また、”いいものチーム”と”悪いものチーム”みたいなグループみたいなのもあって、
その悪いやつらたちが、卑怯なことをしたりするんだけど、大逆転とか、
それはありえんだろーとか(レフリーが、カウントを2で放棄して、
相手選手側について試合に参加しはじめるってありえん!笑)
そういう予想外のことも飛び出したりしてあっという間の3時間。
それで5000円はなかなかお得。

最後はリングから節分の豆の袋が飛んできて、
ぽーんと弧を描いて私の手の中にぽとっと袋が落ちました。
全袋、サイン入りだったらしく、私の袋には「肉豆」って書いてました。
一緒に観戦した友人もこれは誰をさすかわからないらしく、
これ、だれなんでしょう??

2008年02月05日

08/02/05 音楽座ミュージカル リトルプリンス稽古場レポ

2008年2月5日(火)12:00
音楽座ミュージカル「リトルプリンス」個別歌稽古&通し稽古
@都内某稽古場

★★ 2/20(水)公開ゲネプロのレポをUPしました(レポはこちら

(その時の動画映像です↓)

今回は、音楽座ミュージカル「リトルプリンス」のお稽古場を見学してきました!
す、すばらしいです。素敵すぎます♪
音楽頭残りまくり、
キャストさん達最高、
リピートしたい。。
キャスト全パターン観たい。。。

12時におうかがいして、
14時から野田久美子さん王子の通し稽古を3時間弱、
18時から宮崎祥子さん王子の通し稽古を3時間弱、
すべて終わったのは21時過ぎ。

稽古場訪問で、マチソワしたのは初めて♪
合計9時間も稽古場にお邪魔してました。
過去最長と思います。

とにかく、どのシーンを観てもいい!
誰を観てても楽しい。
小芝居もあり、群舞もあり、大好きですこういう作品。

通し稽古前の歌稽古で、
広田勇二さんの「星空と砂の間」を歌われてるのを聴いて、
な、なんて素敵なんだーと感動。

でいざ通し稽古はじまったらですね、もう曲がほんとに全部いい!
さらに曲と演出が見事にあっていて気持ちいいのです。

かわいい曲の時は、こう足先をちょこちょこと左右に揺らしたくなる感じ。
・・と思ったら、私の隣にお座りになっていた秋本みな子さん(役:花)の足先が
音楽にあわせて左右に揺れてました♪

1幕ラストの「アストラル・ジャーニー」、
王子・花・飛行士の歌声に、渡り鳥達のハーモニーが聴けてとても幸せな気分になれます。

妖精や鳥といった羽系の群舞が大好きな私にとっては渡り鳥群舞はかなりツボ!
また、今回の稽古場で、ステージ中央に出る直前に、
舞台袖で、ぴょんぴょん跳ねて飛び立つ準備をしてる渡り鳥の方達がすごく素敵でした
(本番は多分ほんとの袖の中に隠れちゃうんだろうなぁ)
曲がまたそれにあっていて、
生演奏のシンセ&ピアノの方達がまた素敵!
(本番はやはりオーケストラピットの中で見えないんだろうか。。見たい。。)

あと、ラスト、カーテンコールの曲がめっちゃかっちょいい!
このカテコの曲にあわせて端でフリを確認してるキャストの方達を観てるだけで気持ちいい!
本番どうなるのかスーパーウルトラ級に楽しみです。

今回主役「王子」はダブルキャスト。
野田久美子さんと、宮崎祥子さん。
野田さんは前回に引き続き王子役!

宮崎さんは、そう、四季でご活躍されてた宮崎しょうこさん!

野田さん王子、宮崎さん王子ともにもう魅力がたくさんつまっていて
野田さん宮崎さん両方の本舞台を観てみたいです
(ちなみに、組み合わせによって結構演出も変わったりしてるように思いましたけど・・・どうなるんでしょうね)

印象に残るシーンがそれはそれはもうたくさんあったのですが
衣装・照明・美術でさらにどうなるのか本当に楽しみです!

お稽古見学時点では、完成度まだまだとおっしゃってはりましたが、
もう今日の通し稽古を観た私は、今の時点でリピートしたい度100%!
稽古場から帰ってから音楽座ミュージカルのホームページに掲載されている動画を何度も再生して余韻に浸ってます♪

あ、今回の東京公演では、2階席もなにげにオススメかもですよ(装飾的に♪)

さて今回の稽古場レポは、ひとつひとつのシーンレポなど、より詳細なレポや写真を おけぴスタッフ akki がお届けしてますので、もっともっと稽古場の様子を知りたい方は こちら↓へどうぞ !

  ☆ 音楽座ミュージカル「リトルプリンス」個別歌稽古&通し稽古レポその1

  ☆ 音楽座ミュージカル「リトルプリンス」個別歌稽古&通し稽古レポその2

★ 音楽座ミュージカル「リトルプリンス」
2月21日(木)~24日(日)
上演時間:約2時間30分(15分休憩を含む)
@東京芸術劇場 中ホール(別途全国ツアーあり)
出演:野田久美子宮崎祥子広田勇二秋本みな子浜崎真美井田安寿安中淳也吉田朋弘山合大輔関川慶一 他(日程によりキャストが異なるため、キャストスケジュールにてご確認ください。)

音楽座ミュージカルホームページ「リトルプリンス」公演概要

・チケット購入はこちら↓
チケットページ(無料会員登録要)
・音楽座ミュージカルチケットセンター(0120-503-404)

※この文章および写真の掲載にあたり、関係者の許可をいただいていますので、無断引用・転載はご遠慮ください。

2008年02月06日

08/02/06 恋はコメディー@ルテアトル銀座

2008年2月6日(水) 14:00
恋はコメディー
1階6列16番@ルテアトル銀座

主役セリーヌの浅丘ルリ子さん、
チャーミングさとセクシーさがあってすごい魅力。
こういう歳のとり方って素敵だなぁと思ってしまいます。
ギョーム(業務!?石井一孝さん)が
恋してしまうのもわかる気がします。
衣装替えもたくさんあって、うーん、お美しい。

でまたアンナ(渡辺えりさん)が、セリーヌとは
対照的な感じがいいんですよね。
椅子にぐでーっとおなかつきだして座ってる様や
床に、おなか出して(肌色の肌着でしたが)寝っころがってる様は
ほんとに、いやー、これもまたチャーミング(笑

今回の舞台、渡辺えりさんの助演ぶりが素晴らしいです。
最初の登場で笑いを誘って拍手がおきるあたりも彼女ならではかなと。
ネクタイゆるめながら、”ただいま!”、いいわーこのくだり。
ちなみに最初の登場時、ワインを階段に一本づつ置いていきますよね。
あの行為の意味はなにだったんでしょう。その後、それをまた
片付けていくので、あの意味がいまいちよくわからず。。

ギョーム役の石井一孝さんは、最初、めっちゃ汗かいてはりましたね。
アンナがギョームの顔の汗をふくシーンで、あ、ここで汗ふけるねって
思ったら、全然ふかれてませんでした(な、なんでだ。。。)

駄洒落満載ですが、キャストのキャラクターで、ほのぼのと笑えます。
一方で風間俊介さんの現代っ子的ないきなり切れそうな演技は、ある意味怖く、
また壁の高価な絵を回収した時、その絵の上につなぎの服を投げつけてたのは
え、そ、そんな高価な絵の上に。。。とちょっとここはドキっとしてしまいましたですよ私は。
秋吉久美子さんは、時々なぜだかよくわからない笑みを浮かべてはりましたねぇ。。
でもセリーヌに「お母さま!」って言われるほどには歳いってるように見えない!
ってか、今回の女優さん3人とも、ほんとに若々しいのです。

あと、今日は、いくつか小道具ハプニングあったんですが、
・固くて開かないはずのクッキーの缶をセリーヌがあけてしまった
・手錠をアンナが外すシーン。アンナが外す前に手錠が外れてた。。
あれはアドリブでつないでほしかったなぁと。。

ラスト、カーテンコールで、しゃがんで客席に手をふってる浅丘ルリ子さんが
めちゃめちゃ綺麗でした。。。
この時、目あってる最前列のお客さんは幸せだろう
なぁとか思いながら、見てました。

2008年02月07日

08/02/07 ウェディングシンガー@日生劇場

2008年2月7日(木) 13:30
The Musical Comedy Wedding Singer
ウェディング・シンガー
2階D列16番@日生劇場

これは楽しい!
何も考えずにすかっとするミュージカルです!
しかもかなり笑いました。
拍手もたくさんしました。
通いたいかもです。

主役ロビーの井上芳雄さん!
ハイな井上君、落ち込んでる井上君、
ギターの弾き語りをする井上君。。。
いろんな井上君がみれます♪
ますますファンになってしまいました。
ノリが楽しすぎです!!!

その脇を固める役者さんたちがまた見事。

サミーの鈴木綜馬さん、この髪型でこのキャラクター!
で、いい声なんですよねー。
そしてジョージの新納慎也さん、美しい。
そしてこの方もほんとーにいいキャラだ。。

ロビー、サミー、ジョージ、この3人のシーン、
いつまでも観ていたい、この3人のバンドのライブ、
あったらぜひ行きたいなぁ。

女性陣は、モーツァルト!の時のウェーバー4姉妹の4女だった
(この4女がほんとに好きでした)徳垣友子さんのリンダ!
今回はその時と比にならない位すごい!見せ場たっぷり!
1幕、強烈なインパクトで登場したリンダ、
最後沈んでいく時は、客席から拍手喝采!この拍手は気持ちいい~。
1幕ラストでは、舞台中央でセクシーで美しいダンスを披露。
これがまたみてて気持ちいい。
2幕では、井上君にかなり官能的にせまるリンダ。。
リンダのキャラ大好きです。

ホリーの樹里咲穂さん!
彼女のキャラクターがまたいいのです!そして動きが綺麗!
1幕ラストでは、徳垣さんと共にパンチのあるダンスがみれます!
そしてこの1幕ラストのラスト、すごいです!
思わずおおおおおっといってしまいました。

2幕で魅せてくれるのはロージー役の初風諄さん。
エリザベートのゾフィと同一人物とはとても思えない。。
ナイスなおばーちゃんでした。
2幕のジョージとのノリはめちゃめちゃ楽しい!

アンサンブルの人たちもかなりしっかりしてるので、
舞台袖の小芝居をはじめ、ラスベガスでの物まね、
アンサンブルの群舞の楽しさなど、ほんとに見どころ満載です!

ジュリアの上原多香子さん、
お顔も足も歌声も綺麗なんだけど、
ロビーやグレン(大澄賢也さん)への愛情が
感じられなくて。。。。え?そんな反応!?みたいな。。
うーん、なんというか、かなり控えめな感じでもあり、たんたんとして、のうてんきというか。。
でも、まだ初日あけて2日目ですし、これからジュリアがブレイクしていけば
この舞台、めちゃめちゃ好き!
あと、2幕ラスト、客席にブーケを飛ばすシーン。
これは、ぜひ後ろ向いてやってほしかったなぁ。。。

ちなみに2幕は客席降りも結構あって、おいしいのは最前列センター、
井上君にいじられたりします(笑)。
そして2,3列目センター、お札が飛んできます。
そーしーてー、下手側通路脇。弾き語り井上君を堪能できます♪

この舞台、美術セットも面白いです!
最後、それらが組み合わされてのあの演出もお見事!
そして舞台上方にはオーケストラピット。
指揮者の塩田明弘さん、青いジャケットきたはります。
かなりノリノリです。
そーしーてー!その塩田さんの右奥に長谷川友紀さん(ですよね?)発見!
2階席だったことを一番嬉しく思いました!
(多分一階だったら長谷川友紀さんはみえないのでは)
もうですね、1幕冒頭のタンバリンの叩き方から超気持ちいい。
カテコの後の、オーケストラピットの演奏も、ソロ満載で
気持ちよく、最後のオケピの皆さんが笑顔で手をふってたのも
本当に後味がよかった。

このミュージカルはオススメです。
気分が良くなります♪

今度は一階で、各キャストの方達のパワーを受けとめたいです!!

2008年02月09日

08/02/09 2月文楽公演冥途の飛脚@国立劇場

2008年2月9日(土) 11:00
2月文楽公演 第1部「冥途の飛脚」
6列20番@国立劇場小劇場

先月に引き続き、今月も行って参りました。
演目は冥途の飛脚。
劇場に入ると、外人の団体さん発見。
おおおお、いいねいいねー、ナイスチョイス!
ぜひイヤホンガイド英語版借りて、
この素晴らしい日本の伝統芸能を堪能してほしいです。
日本人でも観たことない人多いですからね。。
でもほんと、まだ観たことない方、一度文楽観てみて下さい。
テレビで時々やったりしてますが、生は全然違います!
人形独特の魅力(1体を3人で扱ってるんですよ!)、
語り(大夫さん)と人形遣いさん、三味線の方とが
ぴたーっと決まった時のあのぞくぞく感。
人間国宝の人形遣いや語りも生で味わえるんですよ。
しかも一等席でチケット5700円。ほんとにおすすめなのですよ。。

さて、今日の冒頭シーン、人形がそろばんはじくしぐさ、
ほんとに人形が操作してるようで、見てて気持ちよかったー。
しかもその後、硯の石がぽーんと床に落ちてしまったんだけど、
それを普通に、人形が拾い上げる。おおお、これはアドリブなんだろうか。
あまりにも自然。。

さてこの主人公忠兵衛、イケメンでいい男なのに、なんてやつだ!!
大切な預かり金を、入れあげてる遊女の身請け金として使いこんでしまったり、
大切な公の大金にまで手をつけてしまう。。。!
おいてくれうーーー、いてのけうーーーか。。の回数は、
これ、その時のノリとかで長さ違うのかなぁ。。。気になる。
そして何故そっちへいくのだ忠兵衛!
でもこのプレイボーイ、梅川への気遣いや抱き合うシーンは、
さすが、かっちょいいです。でもね、やっぱりちょっとダメダメすぎませんかね。。

ちなみにこの演目、犬や馬も出てきます。セットもこれがよくできてます。
また、三味線をひく女の子人形、この子、なんと、実際の三味線の弾き手さんと
同じ動きをしてるのです!これはすごいですよ!左手や右手の動きが同じ!
芸が細かい!
養母の人形は、たたずまいがあまりにも自然で
ほんとに人間が演じてるように思えました。
そして少しふっくらした遊女梅川は、艶かしく、若い。。
人形遣いさんを観てても楽しくて、
女主人の人形遣いさんが、かっこよかったです。

今でも思い出す封印切りの段の、あの切る瞬間、ベンッ!
あぁぁぁぁ、きっちゃったぁ。。。な、なんで。。。。なんでよー。。。

08/02/09 ミュージカル座三人の花嫁公開稽古

2008年2月9日(土) 17:00
ミュージカル座
三人の花嫁(公開稽古)

先日お稽古場を訪問した時に、今度某会社さん向けに
三人の花嫁を公演するんだけどその公開稽古、よかったら
観にいらっしゃいませんか、と声をかけていただいて、
観てきましたー♪

今回の三人の花嫁は
桑原麻希さん
会川彩子さん
村上由香さん

前回観たたばすこ座の時とは、演出も変わり、
また全然違った面白さであっという間の50分でした。

ってか、最初、いきなりですね、
桑原麻希さんが、端の隅で見てた私の方に視線がばっと向いて
「山野上社長~」っと実名コールでの絡みがあって、かなりびっくりして
倒れそうになりましたが、いい思い出をくださいました(笑)

いや、それにしても、桑マキさん、なりきり具合が大好きです。
演じるキャラクターに見事に一体化されてて
それをまた根っから楽しんではる感じがまたいい♪
あんど、扇子さばきがうまいっ。おーほほほっていう声が聞こえてきそう。

村上由香さんは、前回たばすこ座で見てるので2回目ですが、
最後の告白の時の真剣さにまたまたぐっとひきこまれました。
会川彩子さんの、あのえーって感じで見つめはる時の目と口が好きです♪

今日はマイク無しの生声でしたが、これ、マイク入ったら
3人のキャラがよりたちそうでそれもまた観てみたいです。

衣装は、3人ともそれぞれ違ったタイプのウェディングドレス。
これがまたお似合い!最後一緒に記念撮影してもらいました♪あは♪

とにかくキャラがめっちゃ濃い、三人の花嫁でした。

08/02/09 イッセー尾形の読む!書く!創る!松尾芭蕉編@シアター1010

2008年2月9日(土) 19:00
イッセー尾形の読む!書く!創る! 松尾芭蕉編
2階A席1列27番@シアター1010

吉田君がオススメ!といっていたので、
もしタイミングが
あえば観たいなと思っていたのですが、ちょうどミュージカル座の
通し稽古見学が終わったのが18時。そこからダッシュで
シアター1010へ行ってきました!
この時、駅まで5分ほど走ったのですが、なんと、この時の
筋肉痛が翌日になってやってきました。。5分走ってこれだけの
ダメージを受けている私、来週の東京マラソンはやはり走らない方がいいですね。
(東京マラソンは、友人が勝手に2人分申し込んだのですが友人は落ちて
 私だけ受かったんです。。。こんなところで運使いたくなかった。。)

さてイッセー尾形さん。
1本20分くらいの一人芝居が、次々に展開するんだけど、
その各芝居ごとに、衣装や化粧、カツラなどが全然変わって、
その着替えの様子などをずっとスポットライトあてて客席から
見えるようにしてるんですよね。で着替え終わって、ぱっと
ステージが一瞬暗くなって、再び明るくなったと思えば、
もうそこはさっきまでとは全然違う世界。この切り替えが
とっても気持ちいい!

全編に渡って松尾芭蕉、俳句や奥の細道がテーマになっているのです
が、
特に好きだったのは、やんちゃ高校生風の男の子が田舎の
ペンションかどこかにバイトをしにきてるみたいな設定の芝居。
思い出しただけでも笑えます。ホステス役も面白かった♪

ただ、外人4人(ドイツ人?フランス人?)がほぼ各芝居に
登場するんだけど、その意味や面白さがいまいちわからず。。
研修中というこれらの4人の外国の演劇研修生達の可能性を、
舞台を通して引き出そうという試みだったのかな。。
あ、でも最後に、彼らの発する外国語をイッセー尾形さんが適当に
日本語に変換するのは面白かった。あれ、アドリブだったのかなー。

2008年02月10日

08/02/10 二人の約束@パルコ劇場

2008年2月10日(日) 14:00
二人の約束
D列21番@パルコ劇場

す、すごくよかった。。
ここ最近観たストレートプレイの中ではすごく好き!
最後、泣きました。涙出てしまいました。

中井貴一さん、段田安則さん、りょうさんの3人芝居。

中井貴一さん、小太郎そのもの、終演後もしもどこかで
会ったなら、小太郎さんって声かけてしまいそうな位。
テンションの高い低い、思いつめた内心、りょうさんとの関係、見事です。。
サムスィングな・・・お、おもしろい。。
そしてあの金の蛙、ぜひストラップに欲しい。

段田安則さん、絶妙な存在感、小太郎とりょうさんを見事に
引き立たせていて、
ラストの語りはもうですね、圧巻です。ハンカチ必須です。

りょうさん、最初のよそよそしい感じから、じょじょにキャラクター

出てきて、これぞまさに紅一点!最後の展開も素敵♪
二人の男を見つめる目がまたいいです。そしてスタイルがめちゃめちゃいい。
あ、カールやポテチを入れたあの玉子焼き、ちょっと食べてみたい。

セットは転換ないけど、雰囲気がとてもあって、
音も必要最低限って感じんだんだけどとっても効果的。
ただ、一点、暗転の時に、セット調整の時に舞台に入ってくる
黒子さんの入場タイミングが早過ぎると思います!
なんども、ん?誰?って思ってしまいました。。

心地よい空間、読めるようで読めない展開、
希望のあるストーリー、2時間、全然時間が気にならない。。
最後のカーテンコールまで心地よく、
あぁ素敵な芝居だったー、って思いながら帰れます。

08/02/10 ちいさき神の、つくりし子ら@俳優座劇場

2008年2月10日(日) 19:00
プレタポルテ#2
ちいさき神の、つくりし子ら
6列10番@俳優座劇場

な、なんと全編手話!
主役は演劇集団キャラメルボックス岡田達也さんと
自身も難聴の津田絵里奈さん。

まず全編通して岡田達也さんの演技力に圧倒されました。
手話をしながら話し、相手役の津田さんの手話を
全て台詞で話す、そして2時間45分ほぼ出ずっぱり。
手話をしながら話す表情やしぐさがほんとに自然。
すごいです。。。

一幕は、笑いを誘う感じの軽めのシーンも多く
(池のあひるに餌をやるシーンでは、一列目の客席に
餌を投げまくってました。。それにぱくって食べるマネを
してる客席のノリもなかなか♪)、
プレイボーイ風キャラで笑いをさそったりしてくれるのですが、
この全てはキスで解決できるといってた主人公が、普通の聴者ではなく、
話せない聴こえないという子を好きになる過程や決意が、
師弟関係からどう流れていったのかちょっと唐突に感じました。
(個人的には、この恋愛感情の芽生えにもう少し時間を割いて
ほしかったですが、でも後半の展開も考えるとどんどん長くなりますもんね)。

そして二幕。弁護士の登場は、ちょっと急展開に思いましたが
その弁護士シーンに絡むオリン役の石曽根有也さんの
手話が圧巻。その熱気が客席までびしびし伝わってきます。

二幕後半は、ずしーんと響いてくるんですよね。
途中の校長先生フランクリン(樋渡真司さん)の台詞とか、
ぐっと伝わって。。。聴こえる人の世界と、聴こえない人の世界、
チラシにも書いてありましたが、恋愛、親子、福祉、いろいろなことを
考えさせられます。

津田絵里奈さんの手話は、途中から、なんとなく、少しづつ
雰囲気で理解できるようになってきたりするんです。
表情や手の動きから感情がストレートに伝わってくるんですよね。
客席数列目の左右に設置してある字幕は聴者(耳が聞こえる人)
は見なくても大丈夫かも。
(でもあるとつい見てしまうんですが。。)
手話、私も名前と簡単な挨拶だけはできたんですが、
公演プログラムにのっていた、いくつかの手話、覚えてみました。

あ、死、世界、冬、地面。。だったかな。
これをわかった聴者はいない。。。という津田さんの台詞が
ちょっと印象的だったのですが、この意味が
なんとなくわかったようなわからないような。。
結局解説ってありましたでしょうか(私が見逃したのかな。。)

よく、テレビ放送や、講演会などで、はしっこの方で手話通訳してる人の
イメージではなく、この舞台の手話は、まさに表現としての手話という感じです。
表情、しぐさ、そして言葉のかわりの手話、そんなふうに感じました。
カテコ最後の手話でのお二人の短い挨拶も、とっても素敵。
とにかく新鮮でした。

2008年02月11日

08/02/11 宝塚星組エルアルコン@東京宝塚劇場

2008年2月11日(月祝) 11:00
宝塚歌劇 星組
エル・アルコン - 鷹 -
レビュー・オルキス - 蘭の星 -
SS席1階3列48番@東京宝塚劇場

なーんーと!前楽SS席!を譲って
いただけることになり、いってきました♪
近い! 目があった「気」になる!

最初、前回見逃してしまった麻尋しゅんさんの上手登場シーン、
私、思わず上手側を観てしまっていて、隣からあっちやでと
つんつんと教えていただき、ぱっと振り返ったところ、
麻尋しゅんさんがちょうど半分くらいせりあがっていたところで、
間に合いました♪ピンクのお衣装、素敵です。

今日のポイントは、最初のギルダ軍との戦いで、
勝利した時にふっと見せてくれた笑顔!
ほとんどのシーンは、むすっとクールな感じですが、
この一瞬の笑顔は強烈に印象に残っております。

後半のショーは、麻尋しゅんさんを探しまくっていましたが、
全然見つけられず。。。

それにしても新しい戦艦、エルアルコン、あっけなすぎる。。
でも今回は、さすがに2回目だからか、なんとなくストーリーが
わかったような「気」になりました。

前回観たのがちょうど一ヶ月前。。そして今日は楽日。
観る気分も高まるってもんです。

いろいろみてると、面白い点いっぱいですねー。
ティリアン(安蘭けいさん)のですます調が妙に耳に残ってます♪
女海賊ギルダ(遠野あすかさん)、かわいかっちょいい!
レッド(柚希礼音さん)、何度か目があった”気”が。どきんとしました。
パーシモン卿(紫蘭ますみさん)、愛人の数多すぎ~!
ニコラス(綺華れいさん)、美しい!まさに美少年。ご退団なんですね。。
ブラック(和涼華さん)、男前すぎる。そして行動もかっちょいい
そしてやっぱり少年ティリアン(天寿光希さん)の歌声は素敵でした♪

今回は終わった後頭の中に「エーーールアールコーーンッ」
って響き渡ってました♪

ショーの最初では、カトレアの遠野あすかさんから、
ラゲララの安蘭けいさんにバレンタインのチョコの缶が。。
銀橋でチョコの箱を開けたい開けたいといっている
ラゲララじーちゃんがかわいかったです(開かない缶だったようです)

こう観終わってみて、なんとなく、お芝居&ショー
というよりは、スペクタクルショー&オルキスショー
という二つのショーを観たような感じになりますね。
これはこれで好きでございます。

今日はSS席ということでちょっと緊張して客席に
座ったのですが、意外にも男性のおじさま方も
いらっしゃったりして(ご家族?)、こう同性が
いるとほっと安心したりします。気が小さいもんで(笑)

2008年02月20日

08/02/20 音楽座ミュージカル リトルプリンス 公開ゲネプロ

2008年2月20日(水) 18:30
音楽座ミュージカル
リトルプリンス 公開ゲネプロ
1階L列23番@東京芸術劇場中ホール

★最後にゲネプロ時の動画映像があります♪

稽古場を訪問させていただいて、
野田久美子王子と宮崎祥子王子の両方の通しを拝見して、
こーれーはー素敵すぎる!と大興奮したリトルプリンス。
本日、公開ゲネプロを拝見させていただいて参りました♪

曲が頭の中にもう残ります残ります。
最初の二曲からもう素敵すぎます。

どんなに♪遠くへ♪行きたい時でも♪ではじまるぼくの星
  by王子(野田久美子さん)

星空と♪砂の海♪さまよい今は・・・ひとり・・
  by飛行士(広田勇二さん)

いいっ。。。よすぎる。。曲、歌声、雰囲気、う~んこれぞ陶酔♪

展開はゆったりめなんだけど、遅いという感じは全然なくて、
陶酔して余韻を味わえる感じ。それでいてシーンは盛りだくさん!
一つ一つの登場キャラクターがとっても印象的に、
愛されるように描かれていて、どのシーンを思い返しても
また観たい、いいシーンだなぁって思える感じなのです。
花、バラ、キツネ、バオバブ、地理学者、嵐、小惑星、うぬぼれ屋、点灯夫、
呑み助、ヒツジ、もう印象に残るキーワードがあげきれないくらい。

シンプルなセットなんだけど、照明と衣装と背景と
そして観てる人の想像と空想でぱーって広がる感じなんですよね。

二幕冒頭、蛇(山合大輔さん)の登場シーンなんかも非常に幻想的!
うぉー!!!なんだあれはーとびっくりしました。
またこのキラキラ衣装の蛇の動きがかっちょいいのです。

1幕ラストのアストラル・ジャーニーは王子・飛行士・花(秋本みな子さん)
の3人のシーンから渡り鳥達が出てきて、
あぁもうここは何度でもリピートして観たい、
アンサンブル・群舞好きにはたまらないです。

この1幕、いろんな星達のシーンでセットの中にいる渡り鳥達の
表情や挙動をオペラグラスでのぞいてるととっても面白いです♪
群舞の展開はとってもはやいのでなかなかこの方!って
ロックオンして追うのが難しいですが、キラリと光る方もたくさん!

ちなみに稽古場で私が気にいったシーン、二幕で水を発見するシーンで
台の上で舞ってる女性(富永友紀さん)、
暗闇に幻想的に舞うシーンになってました♪

2幕ラストシーンは、天井にも注目!
これは2階席から観るととっても綺麗だろうなぁ。。

そしてカーテンコールの曲、めっちゃ好き。
渡り鳥たちのノリがこれまたいいっ!
もっと長く渡り鳥のダンスを観てたいー!!

劇中、ところどころで、ふっと考えさせられるテーマも
随所に出てきて、見どころ、感じどころの多い、
後味のいい、原作を読みたくなる、そしてリピートしたくなる、
とっても素敵な作品。

王子や飛行士、そしていろんなキャラクター達がしっかりと心に残って、
観終わって芸術劇場を去る時に、芸術劇場の建物自体が
このリトルプリンスの創り出す世界にちょっとだぶったりして。。
夢の世界を後にして。。。
池袋駅の階段降りるあたりで一気に現実に戻ります(笑

次は22日、6列目で観劇予定desu!

あ、全公演当日券出るそうです♪
24日までととっても公演期間短いのでお見逃しなく!


★20日のゲネプロの様子を動画でご覧いただけます!



下記、この映像を撮影・編集した おけぴスタッフ吉田のコメントです♪

昨日、おけぴ管理人のお供をして 音楽座ミュージカル「リトルプリンス」の 公開ゲネプロに潜入して参りました。

フランスの文豪サン・テグジュペリの
「星の王子様」のミュージカル化です。

原作をとても大事に舞台化してあると感じました。
作り手の誠意がビシビシ伝わって来ます。
今の世に「星の王子様」をやる意義を見ました。

公開ゲネプロなので
関係者各位、お客さんも入っていたのですが、
鼻をすする音が各地から聞こえてきました。
なんと言いますか、皆さん静かに感涙されていました。

一応映像班としてビデオカメラ持参で
参加させていただいたのですが、
薄暗い照明の夜の場面などは
映像ではうまく映らないんですね。
カメラより人間の目の方が数段性能が良いので、
これは是非、劇場でご覧いただきたいです。

おけぴメルマガ2/21号より

公演時間: 約2時間半(15分休憩含)
参考: 音楽座ミュージカル リトルプリンス公演ページ

ちなみにこんな記事見つけました。リトルプリンス誕生秘話。必見です。

2008年02月21日

08/02/21 ミュージカル座トラブルショー@シアター1010

2008年2月21日(木) 19:00
ミュージカル座
トラブルショー
1階15列11番@シアター1010

2年前の初演に観て大笑いした演目♪
初日に行ってまいりました!

1幕が表(劇中劇)、2幕が裏(バックステージ)。
1幕で印象深く各シーンが頭に残ってるので、
2幕はステージ上は実際に観えないんだけど、
何がおきてるか1幕でわかってるので、表と裏両方堪能できる感じ!

そして2幕、お、おもろすぎ。
また今回も涙出てしまった(面白くて)。
1幕も2幕もですが、KAZZさん、つかみうますぎです。
キャラクターがぴたー!っとはまってる!
最初の自己紹介シーンから、あの微妙な曲がり具合がいい!
せむし男の歌は、それまでの印象をひっくりかえすくらいいい声で
最初のキャラクターを忘れて純粋にKAZZさんの歌を楽しんでました。

マッチ売りの少女も大好き♪

そして2幕終わる頃には、あぁひとつの作品を
こうやってみんなで作り上げるって素敵だなぁと
思いました。このトラブルショー自体も、そうやって
できてるんだなぁとトラブルショー自体のバックステージを想像してみたり。

今回、公演プログラムの座談会進行を担当させて
いただいたのですが、その時の役者さんのイメージと
今日観た舞台上のキャラクターがぜんぜん違って、
やっぱり役者さんってすごいなーと感心しまくり。
特に中本吉成さん、ぜんっぜん違った!

真樹めぐみさんも、登場シーンから、お、おおおおおーと。
1幕でのダンスはめちゃめちゃきまってました。かっちょいいー!
ダンスといえば、振付家役安奈の黒澤尚子さんのダンスシーンも気持ちいい。
そしてマコの福田奈実さんの劇中劇酒場シーンのダンスもかっちょいい!

今回いいなーと思ったのは舞台監督の尾花宏行さん。
2幕は舞台監督さんが進行の中心ですが、間が気持ちいい!

そして泉信弥役の櫻井太郎さん!いいっ!このキャラ大好きっす!
とぅーっ!

そしてそして魔女左側の中里裕美さん!この方、今までの作品でも
かなり私、大好きなのですが、声がよくて、かわいくて、
そして表情がいいんですー。
アンサンブルシーンでも、表情見てると楽しくて、台詞も多くて
オペラグラスで追いがいがありました♪
また、もう右側の魔女の村上恵子さん、歌姫の声、素敵です♪

この演目、上演される演目の舞台裏の作品ではありますが、
劇中劇で上演される「オペラちゃんちゃかちゃん」。
この作品自体がですね、なんかとってもいいのです!
この作品自体をぜひ上演してほしい!って思ってしまう。

最初のせむし男KAZZさんのソロからはじまり、
曲もいいし、アンサンブルシーンも盛りだくさん、
そしてあのラストシーンは、ぜひとも実際にみてみたい。
どういう感じに見えるんだろう。

月組、星組の両キャストでぜひリピートしたいです。

ちなみに今日は19時開演で終演が22時5分(休憩20分含)でした。
でも時間の経過なんてぜんぜん気にならず、たっぷり堪能できますよ!

2008年02月22日

08/02/22 ミュージカル座トラブルショーゲネプロ@シアター1010

2008年2月22日(金) 13:30
ミュージカル座
トラブルショー ゲネプロ

トラブルショーは、月組と星組の2パターンのキャスト構成に
なっていて、昨日月組初日を観劇したのですが、今日は星組の
ゲネを拝見してきました!

演出助手は、星組は谷口浩久さん。
月組の中本吉成さんとはまた違った
キャラクターで、それぞれに魅力があって、
劇作家田辺一星(菊地まさはるさん)との
絡みの様子とかを見比べると面白いです。

今日もやはり1幕でKAZZさんにやられました。
今日は前方席で拝見したのですが、とにかく表情に
まずノックアウト!あとあの微妙な姿勢と表情。絶妙!

そして2幕は、上手の前方で拝見したのですが、
下手側ではあまり気づかなかった細かな仕草が
いろいろわかってとても面白かった!

特にこの2幕は、劇中劇のステージが上手袖にあるという
セットなので、ステージにあがる直前のやりとりが間近に
観れるんです。大女優大村光代(田中利花さん)がステージに上がる前、
人の文字を書いて飲み込みまくってたり、
スポンサー(山形ユキオさん)が、ステージのよねこに
つっこむ時の細かい演技とか、見どころ満載♪

そして今日もやっぱり思ったのが劇中劇がいい!
劇中劇の音楽が頭に残るってすごい!

この舞台、1幕は劇中劇を楽しみ、2幕はそのバックステージを
楽しめるという2度美味しい作品なんですよね。
あぁやっぱり劇中劇のラストシーンが観たいー!!

08/02/22 音楽座ミュージカルリトルプリンス

2008年2月22日(金) 19:00
音楽座ミュージカル
リトルプリンス
1階G列23番@東京芸術劇場中ホール

今日は一人で観てたので、観終わった後、
この感動を一人でも多くの人に伝えたくて、
いろんな人にメールや電話をしてしまいました。

ゲネプロの時よりも、なんといいますか、
台詞、動き、間やテンポ感、いろいろ含めて
もうめちゃめちゃいい感じになってました!!

先日のゲネプロでは、JR池袋駅の階段を下りたあたりで
現実に戻ってしまってたのですが、今日は電車に乗っても、
曲が頭の中を流れ続けてて、キツネや花、黄花のことが
頭にこうかわるがわる浮かんで、あぁ素晴らしき余韻♪

この作品本当に大好き。。。素敵な夢の世界♪
ミュージカルをはじめてみるような人に、
ぜひとも観劇してほしいなーと思える作品。

まず、開演前のあのテーマ曲のベルがいい♪
作品の世界にすこーし足を踏み入れた感!
そしてあのテーマ曲ですよ。
もうこの時点で完全に星の王子様の世界にIN!

もうほんとに曲がいい。そして歌詞もいい!
私、絶対音感あるからか、ミュージカルで
曲の歌詞が伝わってきにくいんですが、
曲はびしばし届きました。自然に響くんですよね。。

そしてまた台詞がとっても印象に残る。
めちゃめちゃ伝わってくる。。”はかない”って言葉一つとっても、
いろんなシーンでそれがふっと頭に浮かんだり、
”肝心なことは目には見えないんだ”というキツネの台詞から
飛行士の宝の眠る昔の家の台詞のシーンへのつながりとか、
考え始めたら、どんどん深く考えたくなる、そんな要素が盛りだくさん。

本当にどのシーンもよくて、王子(野田久美子さん)と飛行士(広田勇二さん)
はほんとにブラボー!王子の動き、目、表情、声、歌、もう王子そのもの!
カーテンコールで、野田さんの笑顔ーって感じになってたのもいい余韻でした。

花(秋本みな子さん)やキツネ(安中淳也さん)
の台詞と表情が本当に今でも脳裏に残っていて。。
黄花(井田安寿さん)のダンスがこれまた美しかった。
そしてヘビ(山合大輔さん)のダンスは見ごたえありまくりで
ラストシーンのヘビがこれまたすごくいいっ!

また、ゲネレポでも書いたんだけど、
特に渡り鳥や花といったアンサンブルさんの
表情や動きが本当に素敵。群舞好きにはたまらないです!
キツネと王子が花たちについて語るシーンの
一つ一つの花の表情とあの動き。綺麗~。
渡り鳥は、表情豊かな女性の渡り鳥や
ダイナミックな男性の渡り鳥、
この星を渡り歩く渡り鳥達を主役にした舞台をぜひ観たいくらい!

そして前回は後ろからひきで観てたバオバブシーンの群舞。
今日これがめちゃめちゃかっちょよかったです!
途中から中央で踊ってる関川慶一さんに目がいってから、
ずーっと最後までロックオンして追い続けてました♪かっこいい!

あ、一点だけわからない台詞が。王子が飛行士に向って
「飛行機のいけないところが見つかった」
という感じの台詞がラストにありますが、これは
修理箇所が見つかったということ?それとも「行けないところ?」

今日は開演前のバックステージツアーなるものにも
参加してみました!これはいい!楽しい!
出演者の方達が、最初ロビーでいろいろ説明してくださった後、
(メイン進行は藤田将範さん。王様と地理学者役の方なんだけど、
 あの役をやってますと言われない限り、絶対わからなかった!
 やはり役者さんってすごい!)
客席で稽古(今日は地方公演用の場あたりの稽古)を20分ほど
見学させていただき、その後は3グループに分かれて、
ステージ上のセットの説明(中くぐらせてもらえた!)、
上手の衣装替えコーナーの説明(王様と地理学者の早替え時間5分ですって!)、
下手のシンセサイザーコーナー
(ここで舞台上の様子を画面で観ながら生演奏してるのです!)
めちゃめちゃ貴重な体験でした。いや、これはほんとおすすめです。

そして音楽座さんのすごいのはですね、まず入場の際に
公演プログラム以上!の、なんというか、
「雑誌 リトルプリンス」といった感じの冊子が全員に配られます。
しーかーもー、今日私が入場した際、宮崎祥子さんからこの冊子を
手渡ししていただきましたー
(当初は今日王子にキャスティングされてたんですよね)。
あまりにもびっくりしてチケットを落としてしまいまして、
拾ってくださいました♪
地方公演で宮崎王子が観れるなら、ぜひ遠征したい。。。

あと、驚くのはですね、終演後、ロビーに出ると、なーんーとー!
キャストさんが全員ロビーにいらっしゃいます!主演の野田王子と広田飛行士も!
そしてお客さんと話したり写真を一緒に撮ったり、サインしたり。。
す、すごい。。。これはすごい。。
私も花・渡り鳥・水の精(?)ですごく印象に残ってた富永友紀さんと
ちょっとお話できました!

リトルプリンス、すごくリピートしたくなります。
でも明日から大阪で観れない。。
あぁ。。。地方公演、いきたいです。

ゲネレポに動画UPしました
観てない人は観たくなると思うよ♪
観た人はぜひ感動の余韻にどうぞ!

p.s. 稽古場レポとゲネプロで私の超お気に入りになってたと書いた
カーテンコールの最初の渡り鳥群舞のノリノリジャジーな曲は
なくなっちゃったようです。残念!

追記: リトルプリンス全国ツアー情報が発表されたようです

2008年02月24日

08/02/24 宝塚宙組 黎明の風/Passion 愛の旅

2008年2月24日(日) 15:00
宝塚歌劇団 宙組
黎明の風 侍ジェントルマン白洲次郎の挑戦
グランド・レビュー Passion 愛の旅
2階3列29番@宝塚大劇場

行ってまいりました宝塚大劇場遠征♪
いい舞台でした!!

白洲次郎、名前くらいは聞いたことがあったのですが
ロビーで白洲次郎について書かれた看板など読んでいたら、
実に興味深い人物ですね。かっこいい。
まさに副題の通り、ジェントルマンだ。
彼についてもっと知りたくなりました♪
こうして興味が広がっていくってとても楽しいし嬉しい。

そんな白洲次郎轟悠さん!
タッチ的には軽めな印象だけど、
びしっと決める時は決まっててかっちょいい!
ついていきますって思ってしまいました。。

そしてマッカーサー大和悠河さん。
めちゃめちゃかっこいい。しかもすごくはまってる!
最後のロングコートがもう似合う似合う。
ぜひ1階前方で観てみたい。。
ちなみにマッカーサが飛行機で降り立つ時のセット、
うまいっ!まさにあのシーンって感じだし広がりも奥行きもあって。
限られたスペースでよくここまでって感じで陶酔できました。

そして白洲正子役が和音美桜さん!!!
陽月華さんが怪我をされて和音美桜さんが代役に)
最初のプロポーズシーンの演技とかもかわいいっ!
ラスト近く、銀橋で歌う白洲正子の歌声がまたすばらしいのですが、
最後に「白洲次郎、かっこいいぞー!」
っていう部分!私、オペラグラスでみてたのですが、二階に目線が!!
オペラグラスごしで目があいました!やったー!

この正子の世話をしてる里村キク鈴奈沙也さんが、いいキャラ♪
マッカーサー秘書の華凛もゆるさん、セクシー!!!
辰美英次役の蘭寿とむさん、いい役ですねー。
そして吉田茂役の汝鳥伶さん、まさに吉田茂!&好演!

お芝居、中心人物以外が、ちょっと印象に残りにくいかも。
そういう意味でも、リピートしていろいろ観たい。
やっぱり大劇場、もう一回行っときたいなー。
お芝居の白洲正子&レビューの和音美桜さん目当てだと
1階下手側で次は観たい!!

今回の公演プログラムみたいなスポットあてた紹介の仕方、いいっ!
ぜひとも、枠少な目でもいいからもっとたくさんの人をここで紹介して欲しい。。
そしてこのパンフレットに載ってる陽月華さんがとっても美しくて。
東京公演では、陽月華さんの正子&レビュー、そして和音美桜さんの
吉田和子(結構たくさん登場する♪)、観てみたいなとも思いました。

お芝居、かなりぐっとくるシーンも多いです。
銀の衣装のレクイエムダンサー、最初の登場は蘭寿とむさんでしたでしょうか。
かっちょいー。そしてその直後、後ろでくるくる回ってた方が目にやきついてます。
そしてラストの大合唱もみもの!
あの肩の揺らし方と足のちょこちょこ組み替えがとっても好き♪

レビューも見所たくさん!
ミラーボール堪能できます(笑)
1階最前列に、大和悠河さんと蘭寿とむさんが客席降りしたり、
視線やしぐさやちょっかいがびしびし飛んでいて、
2階からみてるだけでもドキドキしました。
そーしーてー、轟悠さんと大和悠河さんのデュエットダンス!!!

あ、今日は外国人の観客の方を結構見かけました。
お芝居、歌があまり多くなくて、ミュージカルというよりは
ほんとお芝居という感じなのだけど、ストーリーある程度頭に入れておけば、
あまりコミカルなシーンとかも多くなくて、比較的真面目な感じだし、
日本語わからなくても、楽しめるのかも。

上演時間:約3時間

2008年02月26日

08/02/26 スモーキング・ガレージ@シアターサンモール

2008年2月26日(火) 19:00
スモーキング・ガレージ ~ふぞろいな♂たち~
H列4番@シアターサンモール


ハートウォーミングな、いい舞台でした♪
観終わった帰り道、真二、香夏子、亮介、そして早苗の
未来をいろいろと想像しながら、帰りたくなる、そんな感じ。

主演の松田悟志さん、純粋で素直でいい男ですね~。
後半、早苗(さとうやすえさん)の告白を受け止めるシーン、
いい男でした。そしてまた歌も素敵!(歌詞も素敵。。)

その歌のギター伴奏をしちゃったりもする亮介役の大和さん。
劇団ノーティーボーイズ主宰で今回の作品の作。
最初登場シーンでの真二の頭の後ろで煙もくもく演出は
面白かった!あれ、熱くないんだろうか。。

そしてヒロインのさとうやすえさん、
登場シーンのインパクトはすごかった。
光輝いてましたです。姿勢がぴんっとしていて
バレエダンサーのような美しさ!
(と思ったらクラシックバレエされてるんですね)
上品なオーラが出ていて、(役柄上)表と裏があって、好演でした♪
カテコで、松田悟志さんのチャックが大全開で、早苗が指摘
するのも変だし、どうしようかと思いましたとおっしゃってたのも好印象(笑
(途中で松田さん、自分でさっとチャック締めたようです。私気づかなかった。。)

個人的ヒットキャラは香夏子役の三原珠紀さん。
香夏子の真二への想い、とっても伝わってきました。
この二人をくっつけようと誘導しておいて
あそこで見合いを設定するのは香夏子がかわいそすぎるぞ亮介!(笑

香夏子が粗茶でございますっといいつつ、真二に出したお茶に
三角形の紙の包みから、粉をお茶に入れてたシーン、めちゃめちゃ受けました。

劇団SETの方達は、間とかアドリブはさすがですね。。
台詞を咬んでもその後が面白いです♪

舞台セットも、修理する車は本物の車で、ライトやワイパー
なども稼動、それがうまく演出にも使われてます。

最初と最後に、煙草が印象的に登場して、最後も二つの
タバコの火とそれを見守る美咲という綺麗な図で幕。
なるほど、だからスモーキング・ガレージなのかぁ。

上演時間:1時間50分(休憩無)

2008年02月27日

08/02/27 エドの舞踏会@明治座

2008年2月27日(水) 16:30
エドの舞踏会
1階7列33番@明治座


久々の明治座

観終わっての第一声。
とにかく武子(賀来千香子さん)がとーっても綺麗。
登場のたびにみとれてしまう着物姿も素敵なのですが、
やっぱり一番は鹿鳴館の舞踏会の時のドレス姿!
(チラシに写ってるこの紫色のお衣装です)
これぞ生の魅力!チラシより断然生!
美しすぎました。ぼーっと見とれて目にやきついてます。

そして淡島千景さん!
1幕のその雰囲気から好きでしたが、
2幕の芸者姿シーン!このシーンの見ごたえといったらもう。
凛としていて色気があって、貫禄たっぷり。
姉さん!って言いたくなります。ついていきます!って感じ。
最後の後姿には客席から自然に拍手!私も拍手!

登喜(三田佳子さん)、1幕→2幕→3幕と、
どんどん上品になっていってるように感じました。
た、ただ、最初の遊郭での、登喜と権兵衛との
出会い→一緒に逃げて結婚っという僅か十数分の流れは、
登喜のどこに権兵衛が惚れたのかがわからず...
いや、確かに登喜、綺麗なんですけどね。
このシーンの設定は何歳!?なんだろう・・
でもその逃げるシーンで舞台上の盆がぐるりと大回転
するんですが、このシーンは迫力あります。
レミゼでバリケードが回転するシーンを、
ひとまわり大きくしたようなスケール!
お、おおお、これ、動くんだーという感動がありました。

ちなみに武子がバッグを忘れて登喜が気づいて手渡したのはアドリブなのかな?
舞台袖へはける直前、お気をつけてあそばしてみたいに言った登喜の台詞に対して
「はいっ」と素っぽくいってた武子(賀来千香子さん)が私は好きっ♪

錦織一清さん、真面目な海軍中尉を好演ですね。
薩摩弁がいい感じで耳に響いてきました♪
そして松村雄基さん!最初花道から登場して下手側で
演技してはった時、私、誰だか気づかなかったんです!
が、上手にきた時、ふと、ん?あの髪と髭を戻したら、
あ、あー、松村雄基さんだー!と。
伊藤博文役の田中健さんと二人のシーンは、
とってもいい雰囲気でした。

今回のマイヒットキャラさんは伊藤博文の娘役の渋谷飛鳥さん、
フルート、実際に吹いてらっしゃいますよねー。
そして明るくはじけた演技がよかった!
最後の舞踏会シーンも、赤いドレスが似合う!
そしてウェストが細い!
(ちなみに恋人役の森宮隆さん、三田佳子さんの実のご長男なんですねー)

そう、今回の舞台、一つ一つのセットや美術も凝ってるんです!
(ただ、そのせいか、暗転がひじょーーに長い)
権兵衛と登喜を乗せた舟がそのまま花道を去ってたのにはびっくり!
(余談ですが、あの花道のカーテンを開け閉めする、
 シャーッ!って音が好きです♪)

いろいろなシーンでの結構小道具とかも細かい。
牛乳が赤く血で染まる部分とか、洗濯物を干すシーンの洗濯バサミとか。。
(登喜の着物のたたみ方がかなり適当だったのがなにげに
気になったんですが、これは役柄上の育ちのせいという演出ですかね)

あとすこーし気になったのは3幕、鹿鳴館の2階階段上の部分にだけ、
マイクが設置されてたのでしょうか?
(それ以外全部生声ですよね?すごい。。。)

ピストルの音にはびくっとしますね。
最初の一発目は客席中がびくっとなってたのを感じました。
そしてあの狙われるシーンは、いつ撃つのかいつ撃つのかという
のが本当にドキドキ。年配のおばあちゃん達でいっぱいの客席では
こうした思いを皆さん声に出されるのですが、それはそれで楽しかったです(笑

上演時間:4時間!!!(4時半開演で8時半終演♪)

2008年02月28日

08/02/28 カリフォルニア物語@銀河劇場

2008年2月28日(木) 19:00
スタジオライフ Studio Life
カリフォルニア物語
1階I列22番@銀河劇場


吉田秋生さんの名作漫画「カリフォルニア物語」。
原作読まずに観てきました。

今回の公演、キャストの組み合わせが4パターンあるのですが、
今日はBパターン(Road39と呼ばれてる組み合わせ)の初日。

いろんな役をされる曽世海司さんが観てて楽しい。
動きが直線的な面白さと綺麗なしなやかさが両方ある感じで、
警官、2幕バーでの派手な男、男を買おうとする挙動不信な男、
葬儀シーンでのおばさん(女装)、などなど観てて飽きない♪
今日の Road39 のインディアン役は佐藤滋さんで、
真面目で信頼できるインディアンを好演されてましたが、
曽世海司さんのインディアン(Road227では曽世さんになる)も観てみたい!

そしてドラッグに誘導していく売人サイファン役の tekkanさん。
歌がいいっ!演技と間がいい!舞台下手側でずっとサイファン観てたい感じ。
tekkan さん、Road227では、ブッチ役をされるんですよね。
今日ブッチ役のカサノボー晃さんのサイファン役も観てみたいし、
tekkan さんのブッチ役をぜひ観たい!

そして個人的にツボだったのが、シャーロット役の多田直人さん。
キャラメルボックスの方です。ヒースのお母さん役なんですが、
なんというか美しい年のとり方をした女性という感じでよかった!
カーテンコールで舞台下手側で、少しうつむき加減で上品なノリで
小さく踊ってらしたのがこれまた好印象でした!!!

スウェナ役の及川健さん!イーストウィックの魔女でフィデル役
めっちゃ印象に残ってた方だ! 一幕の最初の登場シーン、
なんというか、ほっこりした娘さんて感じで、かわいい♪
そしてその後のアンサンブルのダンスで、これまたかわいらしい。
それが2幕では急成長。1幕がかわいかったなー。足首が細い!

そしてこのスウェナ役を、Road227(という呼び名のキャスティングパターン) では、
伊礼彼方さんが妹役(女役)されるんですよね。
この方、今年のエリザベートのルドルフ役にキャスティングされていて、
沖縄出身のお父上とチリ出身のお母上ということで、めちゃめちゃ甘いマスク。
1幕アンサンブルシーンでは、サングラスかけた、
遊び人モテ男風の印象が強烈でした。伊礼さんのスウェナ、観たい。。

あと、前回アドルフに告ぐでアドルフ・カウフマンを演じてられた
荒木健太朗さんのアレックス。ずっと目を細めて笑った状態での演技、ひきこまれました。

ヒース役の林剛史さん、かっちょいい方ですねー。アニキって感じ。
アハハハ!って笑う部分とかにちょこっと演技してる感を最初
感じてたのですが、二幕ではかなりなじんできたはりました!
(カーテンコールのご挨拶によるととても緊張してらしたそうです)

イーヴ役の松本慎也さん、ベッドの病床シーンは、少女のように見えます。
この物語、彼の視点に立って考えると、とても切ないです。。

ヒースとイーヴの関係、ヒースのスージーに対するふるまい、
ヒースと兄テレンス、ヒースと父マイケル、リロイのヒースへの行動などなど、
親子・兄弟・異性・同性の間における愛情や友情、感情がいろいろ感じられる作品でした。

生バンドの演奏がかっちょよくて(特にギター気持ちいい!)、
(ただ、バンドスペースの扉が演奏の都度シャーって開いたり閉じたり
 するのはなーんとなく気になる。。というか意識がそこにいってしまいます)
それに合わせた歌もたくさんあるんだけど、中でも tekkan さんと、
そしてヒースの兄スワンソン役の HILUMAさんの歌声(特に太い低音)も素敵でした♪
そこまで歌にせんでもーっとか、そんなに長く歌わんでもー、
音程もーちょっとがんばってーってところもあったりしましたが、
客席からファンの温かい応援の熱気を感じた初日でございました

ちなみに、観終わってから、なんとなく RENT がふっと思い浮かんで、
(ドラッグや同性愛、精神病、自殺といったキーワードのせいかな)、
強引に登場人物をあてはめて遊んでみました♪
(ちなみにカリフォルニア物語原作は1980年の作品、RENTは1996年の作品)

ストーリーテラーのインディアンが、マーク。
主人公のヒースは、ロジャー。
ブッチの妹のスウェナが、ミミ。
ゲイのアレックスが、エンジェル。
バイセクシュアルのリロイがモウリーン。
お兄ちゃんテレンスがコリンズ。
お父ちゃんマイケルがベニー。うーん、ちょっと強引か。
そしてイーヴは、うーん、エンジェルとジョアンヌ半々とか。。

銀河劇場で3月9日(日)まで公演(チケットお申し込みはこちら)。
上演時間:約3時間(休憩10分含)

2008年02月29日

08/02/29 齊藤美音子 てすり@シアタートラム

2008年2月29日(金) 19:30
SePT独舞vol.18
齊藤美音子「てすり」
2列3番@シアタートラム

パンフレットに4人の”さいとう”さんが
いてうけた。しかも4人とも「さい」の字違うし。。

最初、いきなり、柵を両手で上に高く掲げた状態で
舞台中央に齊藤美音子さん登場。
虎の毛皮の敷物の上に、上からはおったような衣装。
しばらく無音で動きもほとんどなくて、
無言で客席をじーっとみつめる齊藤美音子さん。
虎にロックオンされた獲物のように、客席も、シーン。。。
つばを飲む”ごくり”という音とか、
おなかが鳴る音とかが、ほんとに小さな音でも
ぽーんと伝わってしまう位の静寂。
咳払いなんてこりゃーできないというくらいの静寂。
この緊張感は好き。
こっからどう、「動」につながるのかなとドキドキ。

以下、私の好み的な感想でございますのでご了承下さいまし。

舞うというよりは、がっつり表現してる感じのダンスな印象。
筋肉もがっちりされてる感じで、それをまた強調するような衣装。
途中、大きな太い丸太の棒を舞台上に引っ張り出そうとする演出
(とても間が長い)や、ヴァイオリンの攻撃的な生演奏、
舞台上手で、かなり現実に戻った感じでヴァイオリンと会話するシーンとか、
私的には少々苦手な演出がちょっと多かったのですが、
ダイナミックで、時には風に翻弄されたりしつつ、
自由な感じで楽しく踊ってらしたのはとても伝わってきました。

ヴァイオリンの音はですねぇ、(一時期ヴィオラを習ってたくせに)
弦のこすれる音が苦手な私にとっては、あのギーギー感が強い演奏、
さらにそれをマイクで強調されるのは特に苦手で。。耳がつらかったです。
でもいってきますという会話に対して、
ヴァイオリンが「いってらっしゃい」って弾いたのはうけた(笑

独舞、音楽、照明、セット、衣装、それぞれはいいなぁと思うのですが
それらがうまく融合していたかどうかは、
うーん、どうなんだろうと思ったのが正直な感想です。

About 2008年02月

2008年02月にブログ「おけぴ管理人の観劇感激レポ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年01月です。

次のアーカイブは2008年03月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

このブログのフィードを取得
[フィードとは]