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08/02/01 妊娠させて!@東京芸術劇場

2008年2月1日(金) 18:30
妊娠させて!
1階M列25番@東京芸術劇場中ホール

結婚相談所、不妊治療、精子バンク、子宮内膜症、減数手術、体外受精、多胎妊娠、無精子症。。
といった、テーマ的には重めのミュージカル。
観終わった後、いろいろと考えさせられてしまう感じ。

マルシアさんはじめ、鈴木ほのかさん、今井清隆さん、
三矢直生さん、ANZAさん、西村直人さん、福井貴一さん、
などほんとに歌唱力・演技力ある人が揃っているので、
見ごたえ聴き応えは充分!
特に主演のマルシアさんは、控えめだけど思いが強いという感じで好演、
歌声も、ピアノの音色にぴったりとはまって心に響いてきました。

いきなり歌い始めるのが、ちょっと唐突な感じのシーンも多いけど、
でもこのキャスト陣だったらやっぱり歌って欲しいし、
素敵な歌声がきけてとても満足。

ただ、歌詞の内容とかを考えると、例えば歌い終わった後、
拍手していいものか考えてしまったり(その内容のまま
歌い終わらないで、もう少し希望を。。とか思ってしまったり。。)
手拍子はとてもできないなぁと思ったりで。。
客席自体の反応も、反応がわかれている感じに思えました。

”10%”という内容の歌をはじめ、
好きな人と出会える確率、結婚できる確率、
子供ができる確率などは、これ、実際の統計数値なのかな。。
結構考えさせられる数字ですね。。

二台ピアノの生演奏はいいなって思うんだけど(音楽も知ってる
旋律をいろいろ2台ピアノでアレンジしてたりして面白い)、
最後までこの2台ピアノ中心なのは、すこーし物足りなさを感じました
(セットもシンプルなので、ステージがちょっと広すぎるかもって思った位)
またピアノのさきっぽだけぽこっと舞台袖に出てて奏者が一切見えないので、
ぜひ演奏しているところも観たかったです
(なぜ先っぽだけ舞台に出す配置にしたのかなぁ。。)

今井清隆さんの一幕の雰囲気に少し気分が救われたんだけど、
後半の今井さんはシリアスな展開。。。
結婚相談所で出会った夫婦(今井清隆さんとマルシアさん)。。
本音を言えず。。。そして。。

ちなみに、ちょっとマニアックな私的ポイントは、
ANZAさんが歌う時の口の開き方が綺麗で。。。うっとり。
ANZAさんが演じる役の展開も、救いが欲しかった。

2幕後半では、客席、涙する人も結構多く、
台詞の内容、歌詞ともに、結構直球でくる感じの舞台なので、
気軽にコメディミュージカル。。という感じで思っていると、
そのギャップに驚いてしまうかも。。

重い、だけどこういう作品観て、いろいろ考えるのもありです。

ただ、観たい作品が山のようにある昨今、自らの懐事情も考えると
ここまでリアリティのある社会的テーマの舞台よりも、
日常を忘れさせてくれるような世界を舞台で楽しみたいなと思ってしまうのが本音かな。

。。。と観た当日は思ってましたが、その後じわじわと
もう一度観たくなってきました。。
もう一度あのキャストで、心にしっかりと受け止めたい、
そんな印象を観劇後数日たって持ってます。


皆様からのコメント



今日、妊娠させてを観てきました♪♪♪
重いテーマなのに、明るいコミカルな歌で
楽しい気分で帰ってきました。

「子供が欲しくなる」演劇でしたが、
「自分年齢を考える」内容でもありました。

実力派の役者が唄う歌も最高でしたね。
観劇できた日に感謝を込めて・・。
いいお芝居でした。



4日の舞台を拝見しました!
実はミュージカルってはじめてみたのですが、とても素晴らしい舞台でした。
とりわけ会場の隅々にまで行き渡る、今井清隆さんの声がすばらしかった。

「妊娠」「命の尊厳」という、重いテーマをとり上げていながら、くすっと笑えるところもあって。
最後は爽快感すら感じた、とてもステキなお芝居でした。



コメディかと思って行ったのですが、生々しく重たい題材でした。
平和な現代日本において、人生の大きな問題となるのは結婚と出産なのですね。
微妙なお年頃の私にとっては落ち着かない話題でした。
キャストは上手い人が揃っている上に、はまってました。
特に今井さんは歌が上手い!変テコな歌詞でも上手い!!冴えないおっちゃん役もはまってました。
ぐずぐず悩む女を演じてるマルシアさんは珍しいですね。幸せを掴もうと一途な気持ちが伝わってきました。
みなさん、歌が素晴らしいのですが、内容が重いだけに、熱唱の後に拍手をしてもいいものやら・・・と戸惑うことも。
終幕はそれぞれの道へ進む決意を歌うのですが、けっしてハッピーエンドとは言えず、私たちへの問題提起と感じました。




5日に観劇しました。

キャストのみなさん、歌がとにかく素敵で、ソロでもハモってもうっとり♪
で、「フニンチリョオ〜ッ」などと歌い上げるので、
歌詞の重さに「ハッ!」とさせられて・・の繰り返しでした。笑

40歳/結婚15年/子供なし の私。
まさに、友人知人の約8割が何らかの不妊治療を受けている現状もあり、
リアルすぎるくらいリアルな内容でした。
そう、医学的技術が進歩したおかげで、産む産まないが「意思」に委ねられること。その不自然さ。もう、子供は「授かる」ものではないのか・・・。
受け止める側のココロの状態によっては、しんどいシーンも多々あり、
安易に同年代の友人を誘わなくて良かった。。

しかし、カラッと直球でいろいろな心情表現や問題提起をしてくれたので、
観ていながら自分自身の本心に気付かされる事も多く、
帰って夫と真剣に話し合うきっかけになりました。
本当に観て良かった!

マルシアさん、みなさん、心の込もった舞台をありがとう!!




マルシアの歌、すごくよかったです。
歌声に悲しさとか甘さと、のびやかさがあって。
他のみなさんも、さすがプロという感じの歌でした。
マルシアさんて、たしかブラジルの方ですよね。
昔はたどたどしい日本語話していた覚えが・・・。
すばらしいです。マルシアさんの日本語。
それが一番びっくりした舞台でした。
内容は、ウ~ん。
具体的な言葉とか、衝撃的な言葉とかに多少ひいてしまった人もいたのではと思ってしまいました。
宣伝ではコメディと記載されていたような。
決してコメディな舞台ではないと感じました。
でも、あえてこうゆう話材をとりあげたのも、生める、生めない、生みたい、生みたくない、少子化問題などお客さんに意識させることができ、意義があったと思いました。



昨日みさせていただきました。
かなり、考える内容でとてもコメディーとは言えないかなと。
でも、いろいろある中で挑戦は見事だったと言いたい!



初ミュージカル見ました。
リアルな内容をいきなり歌いだすのに
「えっ、ここで歌うんだ~」とびっくり。

内容は数字がたくさんでてきて、
勉強になりました。
内容が内容だけに、さまざまな立場で共感する方もたくさんいるんではないかと思います。

歌詞の内容はともかく、
歌は皆さんが書いていらっしゃるように
とてもすばらしく耳に心地よかったです。

ただ、なぜこの内容がミュージカルだったのか?もう少し見ないと私にはわからないみたいです。



不妊治療という題材を取り上げていますが
コメディタッチで柔らかく扱っていると思いました。
実際に不妊症で悩んでいる多くの女性が抱えている問題、
そして、その胸の内が、とても伝わってきました。
重い課題なだけに、人に言えなかったり、家族の理解が得られなかったり、
10組に1組のカップル、とくに女性が悩んでいるんですね。
治療中の方はもちろんですが、その家族にも見てもらえると良いのではないかと思います。
後半は、さすがに涙がこぼれました。
でも、前向きで明るい登場人物にきっと元気を貰えると思います。



ご縁あってチケットが手に入ったので観劇しました。

が、ごめんなさい。全く楽しめませんでした。
1幕ラスト~2幕冒頭の女性達の服装・靴に、妊娠を強く望んでいる状況からの配慮が感じられず、ただでさえ受け入れがたかったところ、一気に冷めました。
それでも何がしかの納得を求めて最後まで拝見しましたが、残念ながら不快な感情ばかりが残りました。

セットはシンプルで良かったと思います。
役者さんも皆さんさすがにご達者で、音としての耳心地は良かったです。

何故、ミュージカルにしてしまったのか?
何故、「コメディ」と銘打って中途半端な笑いを求めたのか?
子供に恵まれない人、子供を望まない人、不妊治療のあり方。世の中には多種多様な考え方があるはずです。
折角、この、とてもデリケートな事柄に挑戦するのですから、もっと真摯な取材をした上で作り上げて欲しかったと思いました。



5日に観てきました。
題名からてっきり、コメディだと思っていったのですが、
すごくテーマが重くて、シリアスでしたね。

リアルなせりふや歌詞でしたが、出演者の実力がそれを感じさせない効果があった気がしました。
でも、本当に当事者が観たら、どう感じるのでしょう?と思ったりもしました。

今井清隆さんの歌声は聴いていて本当に気持ちがいいです。
マルシアさんは今回キャラじゃない役どころでしたが、さすが、なんでもこなしてしまうんですね。他の出演者の方々も実力者揃いで安心して見て、聴いていられました。

でも観終わった後、考えさせられました。。。



5日に観に行ってきました!
不妊治療と言う難しいテーマの中、最初はコメディかと思っていたんですが、真面目な話でしたね。
1幕は、笑いが満載で、特に今井さんの小ネタが炸裂していました。今井さんが出る舞台を拝見するんは2回目だったんですが、こんな可愛い人だとは思いませんでした。

話しは、進むにつれだんだん重くなってくんですが、男性側の主張、女性側の主張がそれぞれの立場で描かれていて興味深かったですね。
子どもを産んだ事をある人。不妊治療をした事がある人。まだ経験していない人。によって色々な答えが出る舞台だと思いました。

端の席で観ていたんですが、ピアノ2台は、生演奏なんだよと言うお知らせかなぁと思いつつ、あと弦楽器とかが混ざればまた深みのある音になったんじゃないかなぁと思います。



豪華キャストの皆さんは最高、ナンバーもどこか耳慣れたメロディーが心地よく適度にユーモアもあって最後まで飽きずに観られました。
ただ折角の熱唱の後でも拍手していいのやら・・お腹の中で生きる小さな命、ゼロか減数手術かなんて選択は無理。羊水検査の結果を知った上で生むことを選択したANZAさんのケースもあまりにも前途多難、ちょっと不自然。
重い内容でもレミゼのように最後に救いがあればこそ、何度でもリピートしたくなる。
私はミュージカルには夢とエンターテイメント、心温まる楽しくなる又は衝撃的な感動?を期待します。
考えさせられはしましたが、ミュージカルにしたためにどっちつかずの中途半端な舞台になってしまったのかな、と思いました。



みなさまたくさんのコメントありがとうございます。
インフルエンザから復活してコメントも復活です♪

≫noriさん
男性・女性、また年齢によっていろいろ感じるところや
見方もかわってくる作品ですよね。

≫Lika☆さん
今井清隆さんの声、ほんと、いいですよねー。

≫rokoさん
そうなんです、コメディと思ってみにいくとギャップが大きいですよね。
私も歌詞が歌詞だけに拍手できませんでした。。

≫YUKIさん
そう、YUKI さんのように「話すきっかけ」になったって方も多いかもですね。
あえてこの問題に向き合った作品という意味でもすごいなと。
ただ私としては変にコメディタッチでなく、ミュージカルでなく、
ストレートとかで真面目に表現してほしかったなぁとも思ったり。。
難しいですね。

≫usamikさん
そうなんです、宣伝の「コメディ」は間違ってとらえちゃいますよね。
意識させたという意味では、うん、その通りと思います。

≫尚輝さん
私もそう言いたい!

≫riroさん
この作品で初ミュージカルでしたか!なんと!
歌い始めは、ミュージカルの中でもかなり唐突な部類に入ると思います。。。
でもキャストはすごかったので、そういう意味ではよかったのかも。
ちなみに数字ですが、この数字、アメリカの数字という話もあったり
精子バンクの話なども日本の不妊治療の現状とは結構違ったりしてるそうです。
(聞いた話なので詳しくはわからないのですが)

≫とろろさん
確かに、コメディタッチにすることで、ソフトに扱った感はでますよね。
今井さんの前半のコメディ感はいい感だったのですが、10%とかを
軽い歌にしてしまったり、あと特に学歴ネタで実際の大学名でネタにするのは、
ちょっとどうかなと思いました。

≫mutsukiさん
私もコメディではなく真面目なストレートプレイで観たかった派ですが、
そうしたらキャストも変わって全然別の作品になっちゃうでしょうし、
難しいところですね。。もともとのオリジナル版はどういう反応だったんだろう。

≫lomさん
今井清隆さんの歌声、太くて伸びがあって素敵ですよね。

≫さわゆきさん
私も、弦楽器とかのストリングスに加わってほしかったかも。
あとは、やっぱりピアノの弾いてるところを観たかった。。

≫さりいeeさん
まさに同感です。

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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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