08/02/02 安藤忠雄・蜷川幸雄トークイベント@調布市グリーンホール
2008年2月2日(土) 10:30
安藤忠雄・蜷川幸雄トークイベント
@調布市グリーンホール
調布の仙川にできる「せんがわ劇場」のオープンを記念して
この劇場を設計した建築家の安藤忠雄さん、劇場芸術監督の
ペーター・ゲスナーさん、そして演出家の蜷川幸雄さんの
トークイベントにいってきました♪
イベント前、ロビーの書籍コーナーに、
独特のオーラを出されているおじさま発見。
お、もしや、この方が安藤忠雄さん!
今までお名前はよく拝見してましたが、
実際に拝見するのははじめて。
どうやら本を買うとサインしてもらえるようで、
連戦連敗という本を買って、サインしていただきました♪
それがこちら
光?
と一瞬思ったのですが、も、もしやこれは光の教会!
そう、この教会、私の実家、大阪府茨木市にあるんですよね。
そのことは学生時代、先輩から聞いて、知ってたんですが、
まだいったことがなく。。次回実家に帰った時、
ぜひいってこようと思いました。
さて、で、最初に安藤忠雄さんの講演が1時間!
長寿の話、演劇の話、街作りの話、失敗の話、環境の話、オフィスの話、
面白かった!トークがうまい!結構ツボでした。
イベント後の、安藤忠雄さんのサインコーナーは長い列。
最初にサインもらっててよかったー。しかも後でサイン
もらった人にみせてもらったら、光の教会の絵、
私がもらった絵よりかなり簡略化されてました(笑
その後は、ペーターゲスナーさん、安藤忠雄さん、蜷川幸雄さん
3人によるトーク!
が!ペーターゲスナーさん、ちょっと空回り気味。。
というか、事前にあまり進行を考えてなかったのではと思ってしまう位。。
それを察知しての安藤忠雄さんのフォローはなかなかいい感じ。
ただ、蜷川幸雄さんのトークがほとんどなかったのがとても残念でした。
一つ印象に残った蜷川幸雄さんの話は、香川県の直島の
ベネッセアートサイト直島にある安藤忠雄さん設計の
美術館の中にあるホテルの話。蜷川幸雄さんが、ここに宿泊して、
夜ふらっと館内を歩いていた時に感じたものが、カリギュラの舞台美術
などにいかされたそうです。ちょっと泊まりにいってみたくなりました。
トークイベントの最後に、ペーターゲスナーさんが
この新しい劇場、せんがわ劇場を、彼の祖国ドイツでよくあるような、
気軽に音楽に触れれる場にしたいとおっしゃったはりました。
調布市内にある桐朋学園と提携して、
そういう試みができるのではないかと。なるほど、なにかしたい!ってのは
とってもよく伝わってきました。”箱”という空間をどう生かすか、ってのを
こうして街ぐるみでいろいろ考えていくのはいいですね!
ただ!後でホームページ観て知ったのですが、このせんがわ劇場、
劇場の自主制作に力を入れていくとのことで、アンサンブルオーディションをして
そこで絞り込まれた俳優・スタッフのメンバーで「調布市せんがわ劇場アンサンブル」
なるものが結成され、2月から3月にかけて作品を上演されるそうです。
そして、ロビーでもこれらの公演のチケットを売っていたけど、
こうした市民参加型の作品ができる課程を少しでもステージ上で
ビデオでもトークでも紹介したらチケットも売上げ上がっただろうに。。と思いました。
余談ですが、トークイベントは、なかなか手作りな感じで進行。
まず司会者の方が、シーンとした沈黙の間を作る。
普通司会者の方って間をもたせるのがお仕事と思うのですが、
客席の人たちが前のめりになってしまう位、
シーンとした間を堂々とお作りになる。これはこれで新鮮でしたが。
また、講演・トークの最中、ずっとフラッシュたきまくりで
ぱしゃぱしゃ写真撮るスタッフの方。これはどうなんですかねぇ。
ぴぴっカシャって音と共にばしゃばしゃっとフラッシュが光る。
会場暗いのでそれも目立つわけです。で、ちょっと目をやると、
プロのカメラマンではなくて、若いお姉さんスタッフさんが、
小さなデジカメを構えて撮影してはるではないですか。。
うーん、いかにもぶれてそうだ。。。記録用だとは思いますが、
このあたりは、もうちょっと客席のことも考えてほしかった。。
しかも出入り多くて会場ふるいので、ドアがギーギー・・・
そして講演とトークの間のピアノ演奏。これがまた微妙で。。。
聴衆を考えた演奏というよりは、弾きたい曲を弾きましたという感じで。
なぜこの方のピアノ演奏を今回のプログラムに入れたんだろう・・・・
この時間をぜひトークイベントにまわしてほしかったです~