08/02/09 2月文楽公演冥途の飛脚@国立劇場
2008年2月9日(土) 11:00
2月文楽公演 第1部「冥途の飛脚」
6列20番@国立劇場小劇場
先月に引き続き、今月も行って参りました。
演目は冥途の飛脚。
劇場に入ると、外人の団体さん発見。
おおおお、いいねいいねー、ナイスチョイス!
ぜひイヤホンガイド英語版借りて、
この素晴らしい日本の伝統芸能を堪能してほしいです。
日本人でも観たことない人多いですからね。。
でもほんと、まだ観たことない方、一度文楽観てみて下さい。
テレビで時々やったりしてますが、生は全然違います!
人形独特の魅力(1体を3人で扱ってるんですよ!)、
語り(大夫さん)と人形遣いさん、三味線の方とが
ぴたーっと決まった時のあのぞくぞく感。
人間国宝の人形遣いや語りも生で味わえるんですよ。
しかも一等席でチケット5700円。ほんとにおすすめなのですよ。。
さて、今日の冒頭シーン、人形がそろばんはじくしぐさ、
ほんとに人形が操作してるようで、見てて気持ちよかったー。
しかもその後、硯の石がぽーんと床に落ちてしまったんだけど、
それを普通に、人形が拾い上げる。おおお、これはアドリブなんだろうか。
あまりにも自然。。
さてこの主人公忠兵衛、イケメンでいい男なのに、なんてやつだ!!
大切な預かり金を、入れあげてる遊女の身請け金として使いこんでしまったり、
大切な公の大金にまで手をつけてしまう。。。!
おいてくれうーーー、いてのけうーーーか。。の回数は、
これ、その時のノリとかで長さ違うのかなぁ。。。気になる。
そして何故そっちへいくのだ忠兵衛!
でもこのプレイボーイ、梅川への気遣いや抱き合うシーンは、
さすが、かっちょいいです。でもね、やっぱりちょっとダメダメすぎませんかね。。
ちなみにこの演目、犬や馬も出てきます。セットもこれがよくできてます。
また、三味線をひく女の子人形、この子、なんと、実際の三味線の弾き手さんと
同じ動きをしてるのです!これはすごいですよ!左手や右手の動きが同じ!
芸が細かい!
養母の人形は、たたずまいがあまりにも自然で
ほんとに人間が演じてるように思えました。
そして少しふっくらした遊女梅川は、艶かしく、若い。。
人形遣いさんを観てても楽しくて、
女主人の人形遣いさんが、かっこよかったです。
今でも思い出す封印切りの段の、あの切る瞬間、ベンッ!
あぁぁぁぁ、きっちゃったぁ。。。な、なんで。。。。なんでよー。。。