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2008年07月 アーカイブ

2008年07月01日

08/06/27 音楽座ミュージカル 七つの人形の恋物語 製作発表レポ

2008年6月27日(金) 13:00
音楽座ミュージカル 新作
七つの人形の恋物語 製作発表会レポ
ポール・ギャリコ著「七つの人形の恋物語」より~

【ゲネレポ】
8/22 のゲネプロの様子を豊富な写真と動画つきでUPしました
8/27 の観劇レポもUPしてます。2階席もオススメです♪


音楽座ミュージカルの新作「七つの人形の恋物語」の
記者発表会にいってまいりましたー♪

今回の製作発表に出席されていたのは、
チーフプロデューサの石川聖子さんと、
主演の広田勇二さん(キャプテン・コック役)、
宮崎祥子さん(ムーシュ役)。

最初に石川さんからこの公演の上演にいたるまでのお話がありました。
まず”思い”ありきの音楽座ミュージカルの作品つくりの体制が
ほんとにストレートに伝わってきました。
人間の心の不思議さと魂の存在が感じられるこのお話をぜひともミュージカル化したい
という”思い”から、ミュージカル化権の交渉を開始されたものの交渉は難航し、
歳月は流れ、19年たった今年、やっとその思いが叶い上演できることになったそうです。
すごい道のりでございます。

そこまでして上演にいたったのは、このポール・ギャリコの原作が
「人間は身体と心と魂でできていて、”魂”の種を健やかに育てていけば
素晴らしい人生、いい世の中になるということが”枠組み”として表現できる
素晴らしい作品」だと思われたからだそうです。

この原作の枠組みを、ふんだんな音楽とふんだんなダンスで、
感じるミュージカルとしてお届けしますとのこと!
今までの音楽座ミュージカルさんの作品を観た方はおわかりと思いますが、
ほんとにいつも音楽が素敵で、アンサンブル好き群舞好きとしても非常に楽しみ。
”ふんだんな”という言葉を聞いて、もうわくわく感が止まらなくなりました。
そして説明的ではなく、身体で感じられる舞台とのこと!ますます楽しみです♪

この物語は、7つの人形をあやつる人形遣い”キャプテン・コック”と、
その人形遣いの心を開かせる”ムーシュ”の物語。

人形はキャストとして出てくるそうですが、
人形と人形を演じる俳優さん達を、どう演出的に面白く見せられるか、
ムーシュにとっては人形が人間にしかみえない、そこをまたどう
面白く表現できるか、といったことをいろいろと考えられているそうです。

ここで、キャプテン・コック役の広田勇二さんと
ムーシュ役の宮崎祥子さんのコメントをご紹介しておきましょう。

広田勇二さん:
 キャプテンコックは冷酷、残忍な役で、今まであまりやったことのない役です。
 人間の心の不思議さや深さを描いてるので、
 単純な冷酷さとかではない、例えば怒りの中にどんな感情があるかなどを
 表現できればいいなと思っています


宮崎祥子さん:
 今回は無垢な女の子ムーシュを演じるんですが、ただの見た目の無垢でなく、
 意思の強い、まっすぐとつらぬいている姿勢が無垢にみえたらいいなと思っています。
 朝倉摂さんの舞台美術をはじめ、音楽、人形、照明、が次々と稽古場にきて、
 とてもわくわくしてます。
 生まれてはじめてゼロからオリジナルミュージカルを作る機会に携われるので、
 心を裸にして、新しい自分を見つけてムーシュに挑み、
 最高の状態で初日を迎えたいと思います。

 (※ムーシュはハエという意味だそうです。音楽座ミュージカル稽古場ブログより

宮崎祥子さんは、ご存知の方も多いと思いますが、劇団四季でライオンキングのナラや
マンマミーアのソフィをされていた方で、私は夢醒めのハンドベル隊で出られていた時が
とても印象に残ってます。前回のリトルプリンスでは残念ながら東京公演では王子役が
観れませんでしたが、今回のムーシュはとぉっても楽しみです。

さて、今回の製作発表で生のお声を聞いての管理人的な印象ですが、
その宮崎祥子さん、挨拶前の動きからしてとっても楽しい。
そしてご挨拶も、思わず取材陣が笑顔になってしまうようなコメントもたくさん飛び出し、
そんな宮崎さんの背中をぽんっとたたく笑顔の広田勇二さん、いいコンビです♪

あ、今回の公演、プロローグに意味を持たせて作ってあるとのことです。
ということはですよ、この舞台、遅刻しないよう万全の備えをして観劇に望みましょう!!

公演は8月23日から、赤坂ACTシアターにて。

参考リンク:
 音楽座ミュージカルの公演紹介HP
 稽古場見学ツアー【まだ募集中みたいです】
 オフィシャルブログ (作曲家・高田浩さんのインタビューが!)
 稽古場ブログ (オフショットが!)

2008年07月02日

08/07/02 部屋と僕と弟のはなし@シアターグリーンBOXinBOX

2008年7月2日(水) 19:00
部屋と僕と弟のはなし
B列17番@シアターグリーンBOX inBOX

これまたとーってもいい舞台でした。
脚本(金沢知樹さん)と、演出(大関真さん)がいいんだと思います。
そして出演者のキャラクターが面白い!(キャスティングがうまい)
最初、少々濃いキャラ達(笑)に、ん?っとなるかもですが、
そのキャラクターが、もうストーリーが展開するにつれて、
ぐんぐん生きてくるんですよねー。

そしてラストは、涙SPOTが何度もありまして、
いや、ほんと、笑って、泣いて、観終わった後
ふんわりと心暖かくなれる、素敵な舞台でしたっ♪

今回の舞台、登場人物が8人いて、たいてい8人くらいいると
全員いいなって思える時ってそうそうないんですが、この舞台は
8人が全員よかった!しかもそれぞれにおいしいシーンがある!

まずは主役の大竹浩一さん。
めっちゃめちゃソフトな感じのキャラクターを好演。
後半、いろいろな行動の背景の理由が明かされていきます。
(お花をどうして買ったかとか。。。いい話だ。。。)
そしてほんと、なにげないつっこみが非常に面白いのです。
「表紙だよ」の言い方とか。。ヴォルビックを。。。
という部分の言い方とか、めっちゃいい。。

その双子の弟役が、
今回、脚色・演出・出演もされている大関真さん。
舞台袖でじっと兄をみつめている時の感じなど、
兄を思う弟ってのがすごく優しく伝わってきました。目がいいです。

安田裕さん、山崎大輔さん、三谷悦代さん、
この3人は登場からかなり強烈なインパクトがあります。
そして、途中、ある出来事から、立場がいろいろ変化していき、
最初に受けたインパクトが、いい感じで変わっていくんですよね。
そして最後は、まさかあのようになってしまうとは・・・

村上尚子さん、この方もキャラクターがぴたっとはまっていて好演。
声がまたいいので、かわいらしさも倍増。ぐたっとなってるシーンもかわいらしい。
お花屋さんでお花売ってたら、確かに買ってしまいそう。。。
そのお兄さん、出口哲也さん、この方も、最後に見せてくれはります。

そして!今回の舞台のマイベストヒットキャラクターは女性お二人。

久下恵美さん、思い出し笑いしてしまうくらいの
気持ちいい、とってもいい奴、「あかね」。面白すぎる。
ラストシーンで下手から部屋に入ってくるあかねの
あの一瞬の表情は、なんともいえず最高でした。
あかねの登場で、こうなんといいますか、舞台に躍動感が出てますね。見事!

そして杉野なつ美さん。面白すぎる!
楽しいです。その面白さを文章でうまくお伝えできないのが
もどかしい。とにかく観て欲しい。
あのちょこまか感とチャーミングな感じ、
最後のソファーに座っちゃった後の一瞬の表情とか大好き!

劇団SETのジェネレーションギャップシリーズの第2弾。
昨年の第1弾のノーボーダーもとっても楽しかったのですが、
第2弾、期待した以上の面白さでした。ぜひ第3弾と続けてほしいです。

値段も3800円とお手ごろです。
休憩なしの1時間50分、場所は池袋駅南口から少しあるいたところ。
7月6日(日)まで

p.s. 第1弾の時、終演後にメイキングDVDが500円で特売
されてて迷わず購入、めっちゃ面白かったので、今回も楽しみ
にしておりましたが、今回は初日終演時点ではまだできあがってなくて
「予約」ということだったので、買えませんでした。。残念。

2008年07月03日

08/07/03 思い出を売る男@四季自由劇場

2008年7月3日(木) 14:00
思い出を売る男
1階13列21番@四季自由劇場

最初に、日下武史さんから舞台に立ち、
加藤道夫さんのことを語られました。
このときの雰囲気がとってもいい感じ。
長すぎず短すぎず、いい感じのプレトーク(?)でした。
日下さんがおっしゃってた四季の原点ともいえる作品という
お言葉、観終わって、なんとなくそのことがわかるような気もしました。

その日下さんの乞食役、さすがだ。。。。
舞台と客席の空気をぐっとつかむ何かをもっておられます。

そしていいなーと思ったのが、歌を堪能できたGIの青年のシーン。
いいシーンだったなぁ。GIの青年は金田俊秀さん。
そしてお相手の恋人ジェニイが秋夢子さん。この方の声もよかった。
後ろからふっとあらわれる演出も夢のようで美しかった。

黒マスクのジョオは、おおおお、芝清道さんだったんですねー。
ファ、ファントムだーって思ってしまった。

田邊真也さんは、まじめな役、あいますね。好演♪

観劇後、アンサンブルに有賀光一さんの名前発見。
えー!どこーに出てたのー?
かなり一階席後方で、オペラグラスを忘れてきたことをちょっと後悔しました。

休憩なしで1時間ちょっとの短い舞台だったんですが、結構長めに感じた気がします。
ひとつひとつのシーンやセリフが、ちょっと丁寧すぎるように思えた部分が多かったからかな。

思い出かぁ。。。
私は、思い出に浸るってことはほとんどないですねぇ。
あえて、思い出さないようにしたいことがいっぱいあるというか(笑)
過去は、もう過去ですからね。。
今、というか、未来の空想に浸る方が楽しいと思う管理人でした。


2008年07月05日

08/07/05 月組ミー&マイガール@東京宝塚劇場

2008年7月5日(土) 11:00
宝塚歌劇団月組
ME AND MY GIRL
SS席1階5列40番@東京宝塚劇場

まだミーアンマイガーーールって頭の中で繰り返し流れてます♪
よかったー、単純な一言ですが、「めっちゃよかったー」。

宝塚大劇場で観たのが遠い昔のように思いますが、
こう、なんというか、出演者皆さん、
役により思いいれが入ってきてるように感じました!

全部のシーンがいい!
やっぱり生ってすばらしいー、
歌もいいし、アンサンブルも楽しいし、
小芝居面白いし、タップのりがいいし、
ダンスかっこいいし、などなどいろんなことを味わいながら
あっという間の3時間♪

アンサンブルシーンで端っこの方の表情とかみてても、
何かしら印象的な瞳や表情や仕草をされてるんですよね。
これがとっても楽しい。時々かすかな声やマイクがそれを
ひろったりするとこれがまたワクワク。

ほんと素敵でした!!今日の一番!なんて選べないです。

1幕の彩乃かなみさんはほんとーにかわいらしいし(2幕は綺麗!)、
出雲綾さんは歌声抜群!、お芝居も絶妙の間といい、才能に満ち溢れてる!!!
瀬奈じゅんさん、2幕の書斎シーン、楽しい。たまらん。
第1のコーース虎さん。。。最高。。。。
バタバタフライですか、という出雲さんのつっこみも面白かった。
ハットさばき、身のこなし、さすがです。オゥッオゥッ、ノーノーノーもいい!
出雲さんと別々の歌を歌うシーンで最後がぴたっと決まったのも気持ちよかった!

霧矢大夢さん、1幕でパブの下手で斜め後ろ向きで
立ってる時の雰囲気とかとーっても好き。素敵です。

そうそう、1幕であのじっとしてる騎士さん、
ほんと、前みてわかってるはずなのに、おおおって思いますね!
あれだけ長い間じっとしてられるのはすごい!

あと、セットは、1幕のあの豪邸シーンのセットが少ーし
古ぼけて汚れたように感じてしまったんですが(玄関の階段とか)、
まーそれも歴史ある家ということかな。。
また、2幕の虎が飛んでくシーン、下手から、いまかいまかと
紐が空中をぶらぶらしてるのが気になってしまいましたですよ。
いや、でもそんなことはほんと些細なことですね。すみません。
感想に戻ります。

1幕の地下キッチンのアンサンブルシーン、楽しいですねー!
1幕ラストのランベスウォークはほんと客席巻き込んでで
とっても盛り上がるし、その後休憩への入り方もいい、
2幕の書斎シーンも大好き、ラストシーンは思わず拍手したくなります。
そしていったん幕降りた後、銀橋に3人が出てきて、
余韻に少し浸った後、再び幕があがり、
かわいいダンスやロケットも楽しい展開。
ショーラストのランベスウォーク、
そして最後、オケが余韻を楽しませてくれて、
ほんとフルコースご馳走様でした!という満足感。

今日の席はなんと1階5列どセンター。
1幕のパーティシーンでみなさんが出てくる中央のドアが
ほんとに真正面だったから、ここはほんとに正面だーと実感。
近い!オペラグラス不要!といいつつ、少しだけ使ってしまいました。
(まわりの方も、そこそこ使ってました)
会場にはお子さんも結構いたはりました。うらやましいぞ!

これはね、かよっちゃう方の気持ちわかるってもんですよ。
できることなら午後の公演も観たいって思っちゃいます。
でも明日で千秋楽。おぅ。。。。

この余韻がまたなんともいえません♪
だから観劇はやめられない!

2008年07月07日

08/07/07 劇団スタジオライフ マージナル製作発表レポ

2008年7月7日(月) 14:00
劇団Studio Life
マージナル 上演記念トークイベント&製作発表レポ

最初、萩尾望都さん、倉田淳さん、鏡リュウジさんの3人によるトーク。
みなさん、ひじょーに話し口調がソフト♪
そして独特のテンポがまた楽しく、不思議な魅力ワールドに包み込まれるようなひとときでした。

今回の作品「マージナル」はSF。
西暦2999年。不妊を引き起こすウィルスにより人々は生殖能力を失い、
たった一人の女性と彼女の産んだ男たちだけの世界。。
その女性が暗殺されてしまう。。。
男だけの不毛な世界。。そこにあるのは希望か、絶望か。。。

これを読んだだけで、どんな舞台なのかかなり興味津々。
この作品が、男性だけの俳優集団、スタジオライフさんによって上演されるのです。

”男の人は書いてて楽しいです”とほんとに嬉しそうに語られる萩尾望都さんの
原作に登場する数々の男性キャラクターが、どのように舞台で表現されるのか、
とっても楽しみです。
ちなみに萩尾望都さんが楽しみにしてる部分は、
ラストのキラとセンザイマスターの海のシーンの演出がどうなるかということでしたが、
演出の倉田淳さんによると、今困っててまだ企業秘密とのことでした。

今回のチラシ、なかなかすごいです。
電車で眺めるのにちょっと勇気いる感じ。

萩尾望都さんが、この長い物語をどう演出するのだろうかと思っていたと
話されてた通り、原作は文庫本でも3冊に及ぶ作品。
今回の公演では、このマージナルの世界を「都市編」「砂漠編」の
2本の作品に分けて上演されます。
片方だけをみても、お話がわかるようになっているそうですが、
公演スケジュールによってはマチネ都市編ソワレ砂漠編も可能。
マージナルワールドに1日ひたってみてもいいかもです。
(ちなみに砂漠編、都市編とも主要キャストが2チームのダブルキャスト公演のため
 全パターンを観ようという方は、合計4回観にいくことになります♪)

その後引き続き製作発表。

出演者の方たちがずらりと!

気になる唯一の女性「マザ」はまだ誰が演じるか決まってないそうです。
(劇団員一同も非常に気になってるとのことでした♪)

私はまだ原作を読んでいないのですが、出演者の方達のコメントを聞いてると、
各キャラクターがとっても魅力的に描かれていそうです。

特にコメントで私が興味を持ったのは女性化していくメイヤード(青木隆敏さん)。
男性だけになると、女性化するという現象が起きるということでしょうか。わくわく。

萩尾望都さん自身がほんとに一観客となってこの舞台の上演を
楽しみにされているのが「ウフフ」という笑顔でおっしゃった3文字のお言葉で
全て伝わってきました!! 私も楽しみです!

8月28日から9月28日まで一ヶ月間、紀伊國屋ホールにて。

2008年07月10日

08/07/10 椿姫@新国立劇場

2008年7月10日(木) 14:00
高校生のためのオペラ鑑賞教室
椿姫 ゲネプロ @新国立劇場

久々の新国立劇場
オペラ。
演目は、椿姫

この演目は、あらすじがとってもわかりやすい。
登場するメインキャストが少ないからというのもわかりやすい。
ただ、その分、そのメインキャストの魅力次第で、感動具合が
決まるということもいえるわけですね。

今日は、ダブルキャスト公演のどちらの方がヴィオレッタと
アルフレードをされていたかわからないのですが、ヴィオレッタの方は
特に高音部、かなりおさえめに歌われてました。本番に万全の体調を
もっていくためということなんですねきっと。

それにしてもですよ、生声、これがすごい。
3階席、4階席まで届くというのは。
ホール効果もあるとは思いますが、すごいなー。

今日、素敵な歌声を披露してくださったのは、
ヴィオレッタの看病をしている女性の声。耳に優しい感じ。
あとアルフレッドのお父さん。この方、かなり若い。
多分アルフレッドと役入れ替わっても違和感ないと思う。
若いといえば、ヴィオレッタのパトロンも若かった。

今日の椿姫は、二幕の冒涜のシーンの盛り上がりと緊迫感がよかったです。

セットは、下手から上手に流れるようなセットで面白いなと
思ったけど、緞帳や、大きく垂れ下がった幕が非常にフラットな感じ
だったのがちょっとゴージャス感が薄れてすこーし残念でございました。

新国立劇場がなんと高校生以下2100円で観れるというこのオペラ。
公演日6公演のうち、5公演が平日13時というのは、
学校休んで行くってことなのかな?つまり学校として鑑賞会としていくって
感じなんでしょうね。となると一般の高校生は実質12日だけが対象になるのかな。
これ、30歳以下とかも対象にしてあげたらいいのに。

舞台に加えて生のオーケストラも聴けて、
さらにこの新国立劇場の客席やロビーの雰囲気に
ひたってどんなことを高校生が感じるのか、アンケートとか読んでみたいなぁ。

2008年07月11日

08/07/11 かもめ@赤坂ACTシアター

2008年7月11日(金) 19:00
かもめ
1階E列8番@赤坂ACTシアター

今回の客席はD列が先頭なので、なんと2列目!
近い!めちゃめちゃ近い!

最初からもう安心して観ていられる感じで、
一人一人の演技をじっくり堪能できました。

常に喪服の小島聖さん、前に欲望という名の電車で
拝見した際、強烈な目力を感じたのがまだ記憶に残ってますが、
椅子に座って、じっと客席下手をみつめてるシーン。。
今日はなんと目線が私の座ってる方向に。。。。
目の奥に映る何か深ーいものが伝わってきました。
もう一度あのシーンを体感したい。。。

麻実れいさん、気持ちいい演技をされます。
藤原竜也さんとの親子シーン、笑いもいれつつの
絡み合い、さすがです。そしてその存在感。
ひきつけられる何かがありました。

美波さん、1幕の純粋な少女シーンが印象的でよかった。
湖のほとりでのお芝居のシーンは、幕あいた瞬間、おぉっとみとれてしまった。
衣装の白が照明でとっても映えて、光輝いてる感じでした。

鹿賀丈史さん、久々に拝見しましたが、
トリゴーリン、非常に味がある役で、見せ所も多く、
中心人物ですね。1幕美波さんとのシーンがとっても好き!
かもめが強烈にINPUTされます。。。もう一度観たい。

藤原竜也さん、美しい。。。。かっこいい。。。
まっすぐな感じ。気持ちいい。素敵すぎる。。。
目の前の階段降りてきて、私から2m位の近さのところで
演技されるともうぼぉーっとみとれるしかなく。。
上手で客席からステージに転がり飛びのった(ように見えた)
のもかっこよかった。。

最後のラストシーンで、先生(中嶋しゅうさん)の印象がぐっと引き立ちますね。

実は「かもめ」観るのはじめてだったんですが、
チェーホフすごいなと。
とってもわかりやすく、すっと入ってきました。
終わり方、一瞬の暗転をうまく使って、あ・・・
と思ったらカーテンコール。やっぱり藤原竜也さん、かっこいい。

ちなみに、この近さだから感じるものも多かったようにも思いました。
比較的展開がゆっくりで、さらに舞台が横に広く
奥行きもあるので、セットも少しまばらに感じられ、
全体的にこうなんというか大きくおおらかな感じで、
音楽もかすかに奏でられるような感じなので(でも心地いい)、
2階後方とかで観たらまた感じ方全然違うかもと思いました。

あ、そうそう、1幕、時々マイクが音を拾って左側のスピーカー
から部分的にセリフが流れたり流れてこなかったりってのが
ちょっと気になりました。これ、どこでマイク拾ってるんだろう・・

p.s. これだけ前だと贅沢な悩みですが、ステージの表面は見えないんですね。
 上手の方に水たまりがあるような感じだったので、
 一幕は、ステージ床は湖のようになっていたのかなぁと。

上演時間:2時間50分(途中休憩20分)

2008年07月12日

08/07/12 椿組08年夏・花園神社野外劇新宿番外地@花園神社

2008年7月12日(土) 19:00
椿組08年夏・花園神社野外劇
新宿番外地 @新宿花園神社

2年ぶりに椿組花園神社野外劇を観劇♪
直前に夕立だったものの、からっと晴れて
逆に少し涼しくなった気がしました。
(前回観劇時はスーパー暑かった)

ただ、雨でも屋根つきだから大丈夫なんですけどね。
入り口でウチワを配られて、またペットボトルドリンクや
ビールなども安価で役者さん自ら販売されてます。
こうして野外でビール飲んで観劇、いい雰囲気です。

しかも舞台が、ほんとの「地面(土)」なんですね。
ざくっざくっていう足音がほんとの土だからより
臨場感もあります。またこの野外で、あれだけ
転換するのもすごいっ!

今回の舞台は女性陣が多かった!
久々に拝見しました毛皮族!
町田マリーさん、なんともいえない魅力がございます。
そしていろんな劇団さんからの多数の客演、
公演ホームページの写真とかなり印象が違うので、
もう少し役に近い写真もUPしてほしいなと思ったり(笑

千葉哲也さん、あの回転はびっくりした!おおおおっと。
有薗芳記さん、ポールパフォーマンスとバイク乗りは曲芸の域!
そうそう、今回の舞台みて、またカブに乗りたくなりました。

未来のストーリーなんだけど、アングラなレトロな雰囲気を
感じて、野外ということもあって、どこかタイムスリップ
したような、観劇後に外に出ると現代ではなかった・・・
みたいなそんなことを感じてしまう野外劇でした!

ラストの芝居、血と塩がかっこいいっ!
外波山文明さんが90歳になられた頃は、キムタクが・・・に
なってるのでしょうか。楽しみです♪

休憩無しの2時間。
公演は7月22日まで。

2008年07月13日

08/07/13 ミュージカル シャウト!稽古場レポ

2008年7月13日(日) 13:00
ミュージカル シャウト! 稽古場レポ

8月に博品館劇場で上演されるミュージカル シャウト!の
記者発表会&稽古場を訪問してきました。


まず最初に記者発表会、この5名の出演者の
仲の良さ、というか雰囲気のよさが、
発表会前からとーっても伝わってきました。
スタッフさんが誘導しなければずーっと楽しそうな会話が続いてる感じ(笑)
実際の稽古場の雰囲気も、ギャルトークが炸裂で、
いつお稽古はじめるよっていってもなかなかはじまらないのだそうです。

まず最初の記者発表では、5人それぞれの出演者ご自身による役柄紹介。
ちなみに今回、五つの色でそれぞれのキャラクターが表現されています。

● 紫吹淳さん:(ブルー)
グラマラスでスタイリッシュ、流行の先端をいっている
ちょっとボーイッシュなかっこいいクールな女の”子”の役です(笑)。
(管理人注:”子”を強調されたはりました)

● 森口博子さん:(イエロー)
感情にまかせて行動し、軽率なところもありつつ、さわがしい女の”子”で、
イギリス人なんですけど、アメリカ人みたいな楽天的なところもある女の”子”です(笑)
(管理人注:同じく”子”を強調されたはりました)

● 樹里咲穂さん:(オレンジ)
とても家庭的で、素敵なだんなさまにめぐまれた主婦という役どころの女の子です
(管理人注:実際の樹里さんを輪切りにしてもオレンジなんだそうです。
 ぜんぜん関係ないですが、樹理さんの関西弁が心地いい気持ちよかった♪)

● 岡千絵さん:(グリーン)
ちょっとふしだらな女の子。以上ー(笑)
(管理人注:コメントもかっこいいー)

● 入絵加奈子さん:(レッド)
レッドは変人です。いろんな部分を兼ね備えていて、
他の4人に比べると、精神的におさないんですが、
いろんなたくさんの感情を持っている、ちょっと変わった困ったちゃんでっす(笑)。
(管理人注:困ったちゃんでっすの部分はほんとに困ったちゃんっぽい声でした(笑)

役柄紹介の時、紫吹淳さんがおっしゃってた
「あとちょっといえないもろもろなどいろいろありまして」ってなんだろう。。
気になります。

無条件にお客さんが楽しめて、劇場出る時に笑顔になれる作品とのことで、
確かに今日の記者発表の雰囲気みてたら、このチームワークのよさは、
とってもいい効果を舞台上で出すんだろうなというにおいと感じました。

激動の60年代のファッション、すばらしい楽曲とダンス、
出演者5名のパワー炸裂!ずっと出ずっぱりで、全員アンサンブル兼務!
美脚つきミュージカル「シャウト!」コラーゲンUPUP (笑)
(動画でどうぞ)

※一部動画がカピっと固まってしまう部分がありすみません。
動画後半ではお稽古の様子もご紹介!

この記者発表の後、稽古場で二曲披露してくださいました。
この二曲を観ただけでも、ある時はメイン、ある時はサブ(アンサンブル)として、
ほんとに5人がいろいろな形で登場して、
エネルギッシュに演じ歌い踊る熱気がパワーとなって
観てるこっちにも伝わってきました。

ちなみに音楽も生だそうです(それも3名の女性)

公演は8月12日から8月31日まで。博品館劇場にて。
(8月6日に横須賀公演!
東京公演の後は岐阜、静岡、香川、兵庫、松山、高知、福岡を
まわられるそうです)

2008年07月14日

08/06/29 ミスサイゴン リズム隊稽古場レポ

2008年6月29日(日) 13:00
ミスサイゴン リズム隊の稽古場潜入レポ

ミスサイゴンのリズム隊の練習(オーケストラ練習)という、
前回のルドルフ以上によりコアなお稽古場にお邪魔してきました♪

13時にお邪魔いたしまして、終わったのが19時。
な、なんと、6時間!!
これがですねぇ、幸せの6時間ミスサイゴンライブでした♪

今日拝見させていただいたのは
 ・パーカッション
 ・エレキベース(&ウッドベース)
 ・キーボード
 ・指揮者
という方達によるお稽古。
最初、パーカッション練習ということは、リズム中心かなと思っておりましたら
これがですね、キーボードが入ることで全体の曲の構成が作り出され、
(キーボードの方の演奏のノリがめっちゃめちゃ気持ちよかった!ピアノ最高〜)
さらにウッドベース(コントラバス)とエレキベース
(この二つもなんと同じ方が演奏されている!)で厚みが出て、
そこに!!!
な、なんと!!
歌!!
と効果音!!
そうなのです、今回の練習、歌&効果音付だったのです。
歌われている(&効果音を作り出されている)のは指揮者の若林裕治さん。
若林さんの声が、スコーンと耳に気持ちいいのです(魅力は後述します)。
そこにパーカッションなわけです。
このパーカッションがまた半端ない。
奏者二人で約80種類もの楽器を操っておられます!!
驚きです。。

しかもパーカッション、あの大感動のルドルフと同じ、
長谷川友紀さんと、小出じろうさん!
このメンバーの奏でるミスサイゴンの音楽が、
塩田明弘さんによってどんどん作られていくわけです♪
ほんとに幸せな稽古場見学でした。

まずはこのパーカッションエリアをご覧下さいまし!
すさまじい楽器の数。
写真手前の赤いラインが、きっとオーケストラピットのラインですね。

こんな楽器まであります↓

この数を、お二人で担当されるんです!

バチの数も非常に多く、これだけ多いと、
叩き終わったバチの向きや位置なども非常に重要になってくるとのこと。
つまり、一曲一曲が独立してるんじゃなくて、「流れ」があるわけですね。
例えばM13(13曲目のナンバー)からやってみようっとなった場合、
その前の曲が終わった時点でのバチの位置や向きを調整してから・・
という具合なのです。すごい。

また、これだけ楽器の数が多いと、叩く楽器が一つ変更になると、
その前後の手順ががらりと変わってしまうようで、
今日の練習では、その音はこっちの鐘の方がいい音がする、
でもそれを叩くとこっちの楽器が叩けない、
あ、でもそれだと小出さんが叩けるかもしれない。。
といった感じで、長谷川さんと小出さんの二人でこの膨大な数の楽器を
どう叩いていくかが一つ一つ決まっていってました。

私、てっきり、オケピットでドラムの方ってずっとドラム担当だと
思っていたんですが、違いました。ドラム以外に膨大な数の楽器を担当されているわけです。
ちなみに小出さんのドラム(スネアが好き!)がまた気持ちいいんです。
ミスサイゴン行かれる方、ぜひドラムパート、注目しておいて下さいませ。

また、長谷川友紀さんの動きをみてるだけでも楽しいです。
ティンパニ叩きながら、グロッケン(鉄琴)を演奏したり、
前を向いて叩いてると思ってたら、前向いたまま後方の和太鼓を叩かれたり(上の写真)、
その演奏の仕方や奏でられる音から、心の底からワクワクしながら
楽しんで演奏されてる感じが伝わってくるのです。なんともいえない不思議な魅力です。
特に2階席に座った時はパーカッションエリア、要チェックです。

指揮者の塩田さんの頭の中には、ミスサイゴンの音の全て(イメージ)ができているんですね。
なので塩田さんの記憶にない音が出ると、その音は?と原因をさぐっていったり、
よりいい音やリズム、タイミングを求めていったり、違う楽器で叩いてみたり、
常に進化し続けているという印象をうけました。

塩田さんのアドバイスを聞いてると、音楽がどんどんよくなっていくのが
ほんと手にとるようにわかります。また表現がうまい。言葉の使い方が
とてもお上手なんだと思います。
ついでに塩田さん、自らドラムを叩いたり(!?)もしていました。
なんでもやっちゃう指揮者なんですね(笑)


「パオーン」
どの曲に使う「音」かわかります?
(二幕の回想シーン、キムの悪夢のヘリの場面あたりだと思います)

今日は、この「パオーン」の響きについていろいろな試行錯誤の過程があり、
これだ!という形で決まっていった後の響きは、確かに、おおおおっという音に。
下の写真で長谷川さんが今まさに鳴らそうとされている楽器です。
そしてそのパオーンという音が鳴る瞬間の塩田さんをパシャッ!

そして、先ほども少し書きましたが、若林さんの声が、とっても素敵♪
音程がばっちし!耳が気持ちいい位音程がはまってる!音域が広い!
時々裏声にもなって、何人ものキャストを歌い分けてます♪
ニューヨーーーーーーク!という叫びもばっちしです。
身振り、手振り、そして表情も豊か!!
さらにはヘリコプターの効果音!
ヘリコプターの音を、口や机や指やいろんなので再現しようと
試みられてるのが楽しく、しかも本物っぽいのです!
そしてなにより驚くのは、今回のお稽古、
ずーーーーーーっとお一人で歌いっぱなしだったこと。
今私の耳にはミスサイゴンの曲は全部
若林さんの声でINPUTされています(笑)

ちなみにこの下の右側の写真は、ヘリコプターが飛び立って
遠くに離れていく効果音をマイクの距離で調整されている図です。


そこに、塩田明弘さんと、副指揮者の方が3人でハーモニーを
奏でられたり、塩田さんと若林さんでデュエットを歌ったりと、
まさかここまでパーカッション練習で「歌」を堪能できるとは思いませんでした。

今回のお稽古は、まさにライブ!でした。
ミスサイゴンライブ、ぜひやってほしいなぁ。。
下の写真は指揮しながら「待ってくれぇ~~っ」と叫ぶ塩田さん♪

最後に、長谷川友紀さんと小出じろうさんに少しお話お伺いできました。
4年前のサイゴン上演の際に、約80種類の楽器を一つづつ選び出して、
並び方や置き方を1cm単位で決めていかれたそうです。
4年前は音響の関係でオケピットに蓋をしなくてはいけなかった
そうですが、今回は上から見れるようです!
休憩中にどうぞのぞいてくださいとのこと。
皆さん、ぜひパーカッションの楽器の数、みてきてくださいませ。

ほんとにすごい数のバチなので、ひとつでもバチの位置が狂うと大変だそうです。
常に二、三小節先をみながら演奏するというのは楽器を経験された方だと
おわかりになると思いますが、このミスサイゴンの場合、
10,20小節先をみてバチがどうなって、今の立ち居地がどうなってってのを
常に考えながら演奏されているとのこと。
いや、ほんと、すごいです。

パーカッション的な聴き所をお聞きしたら、お二人ともM13「The Morning of the Dragon」!
はやく劇場で聴いてみたい!

稽古場の感想の締めくくりの言葉ですが、
ぴりっと締まった雰囲気の中にも、笑顔があふれ、メリハリがあって、
こだわるところはとことんこだわり、
演奏している姿にもノリと楽しさが伝わってきて、
奏者・指揮者・関わる人皆さんのミスサイゴンの音楽への愛を感じる、
とっても素敵な稽古場でした!

p.s. 若林さんのイーストウィックの魔女たち森久美子さんのものまね、そっくりでした(笑)

p.s.2 演奏中、ある小節にきたら、変な音が鳴るという怪奇現象が!
  原因は、ピアノの中に設置されたマイクに、鍵盤のキーがあたって
  しまうことが原因でした。しかもその時の曲がナイトメアでした。

おすすめリンク:
 08/07/15 ミスサイゴンプレビュー2日目観劇レポ
 観劇ノススメ ミスサイゴン
 塩田明弘さんメールマガジン「シオタクター」
 東宝ミスサイゴン公式HP
 小出じろうさんのHP
 小出じろうさんのブログ(オケピットの様子など!)
 おけぴ管理人の塩田明弘さんインタビュー
 

08/05/29 本気でオンリーユー製作発表レポ

2008年5月29日(木) 11:30
本気でオンリーユー 製作発表レポ

竹内まりやさんの曲だけでつづるソングミュージカル
「本気でオンリーユー」の製作発表レポに行ってきました!

竹内まりやさんのデビュー30周年のアニバーサリー企画の一つとして
実現したこのミュージカル。脚本は唯川恵さん、
演出はフジテレビの演技者シリーズの総合演出や、電車男の舞台の演出(共同演出)を
手がけられた大根仁さん。映像作品や、深夜のテレビドラマの演出も
多数手がけられている大根さんが、今回の舞台、
どういうふうに演出されるか楽しみなところです♪

今回の製作発表では残念ながら歌ってはくださらなかったのですが、
出演者の魅力はたっぷりと伝わってきました。

まずは主演は、竹内まりやさん自身の強いラブコールでの
キャスティングとなった松浦亜弥さん。
登場の瞬間、か・・・かわいい。。
なんともいえず、見る人を魅了してしまう何かを持っておられます。
舞台に出て竹内まりやさんの歌を歌うことで、
自分と同じくらいの世代の方たちにも知ってもらえたら、と
おっしゃってたのが印象的でした
彼女の歌声とキャラと曲が合致すれば、私は、はまりそうでございます。

ANZAさん、中学2年の時、男の子に振られた(!)時、友達に
歌ってもらって元気づけられたのが竹内まりやさんの「元気を出して」だったそうです。

マルシアさんは、日本人役って実は2作目だったんですね!
ちなみに、マルシアさんって、今回の役所、藤木和恵という名前
なんですが、なんと、本名も「カズエ」とのこと!

カリフォルニア物語で主演されてた林剛史さん。
今回はミュージカルが初なんですね。

岡田浩暉さんの役どころは、展開に興味深々、はやく観てみたい!!

映美くららさんは透通ってました。綺麗だー。

尾藤桃子さんは、中学の時の友達が作ってくれた音楽テープに
竹内まりやさんの曲が入っていて、透明感のある歌声に
はまっていったとおっしゃってました。確かに、中学時代、
好きな曲を集めてテープにしたりしていたなぁなんてことを
思い出しました。なつかしい・・・

竹内まりやさんの楽曲"だけ"で構成された竹内まりやソングミュージカル。
竹内まりやさんの名曲のオンパレード♪(あの曲とあの曲とあの曲と・・・・あの曲も!)

インタビューで、皆さんの好きな曲は?という問いに
「元気を出して」というのが多かったですが、この曲も舞台中にあるのかな・・・
「なみだなーどーみせないー」ですね♪
(この曲が好きとおっしゃってた出演者が多かったこと多かったこと!私も好きです)

◆公演情報

ORBIS presents
竹内まりやソングミュージカル
本気でオンリーユー
(唯川恵「キスよりもせつなく」より)

2008年9月12日~10月5日まで30公演
@パルコ劇場

音楽:竹内まりや
原作:唯川恵
演出:大根仁
脚本:高須晶子
出演:
 松浦亜弥
 ANZA
 映美くらら
 尾藤桃子
 林剛史
 岡田浩暉
 マルシア

 原金太郎
 坂本法子
 久保貫太郎
 津坂早紀
 稲田みづ紀
 上口耕平

ストーリー:
失恋の痛手もまだ癒えない知可子(松浦亜弥)は27歳のOL。
予定のない週末、偶然に会った同僚の有季(映美くらら)から彼だと紹介されたのは、
知可子を振った張本人、慎二(林剛史)だった。
食事をした店で一緒になった見ず知らずの徹(岡田浩暉)を仮の恋人に仕立て上げ、
その場をしのいだ知可子だったが、その時から皮肉な恋の運命が回り始める。
そしてそれは、知可子の友人の彩子(ANZA)、上司の和恵(マルシア)、
後輩の新人OL令子(尾藤桃子)らの人生にも変化を及ぼし・・・。
現代に生きる女性たちのそれぞれの愛の選択、恋の行方は?

2008年07月15日

08/07/15 ミス・サイゴン プレビュー@帝国劇場

2008年7月15日(火) 13:30
ミス・サイゴン プレビュー公演
2階D列47番@帝国劇場

4年前にミスサイゴン観てるのですが、
その時の印象からがらりと変わりました!!
特に1幕のあの巨大銅像(ホーチミン像)のアンサンブルシーンから
(アクロバティックなダンサーもかっこいいっ!あれもアンサンブルの方達!?)、
1幕ラストに向かう展開と音楽のノリとつながりがかっこいいー!
そして2幕冒頭の映像シーンの坂元ジョン♪ブイドイ!
2幕は、結構メインキャストにSPOTがあたって展開。
これがまた一人一人をじっくり堪能できていいっ!
それぞれの方の歌声に、私は何度も鳥肌たってしまいました。
ミュージカルって巣晴らしい!

まずなんといってもキムの笹本玲奈さん。
私、MAで何度も彼女を観ていたにも関わらず、
ウーマンインホワイトで、ん?この背の高い声のいい方は誰?と思い、
ベガーズオペラでは、このスコーンと通る素敵な歌声の方は誰?と、
毎回新しい笹本玲奈さんの一面を見せてきていただきましたが、
今回も、まさにそうでした!あのキムは誰!?と。。。。
もちろん観る前に笹本さんがキムだとわかってはいたんですが、
いったん幕があがると全てリセットされるんですね私の脳は。。。。
で、一瞬誰?と思ったあと、
あ。。。。笹本さんだと。。。。すごいなと。。。
圧倒的な存在感と歌声の通り具合でした。
2幕は、キムが展開の中心。そのキムが素晴らしいので、
まわりのキャストの皆さんもより引き立ちます。

そして!
ジョン!クリス!トゥイ!の3人が素晴らしかった。

まずはジョンの坂元健児さん。
1幕の登場から、スコーンと通る渋い高音の声。
なんというか、おなかの底から鍛えられた首を通って
ぽーんと出てきたような声。2幕冒頭の映像を背景に
歌うシーンは、すごくいいですね。iPodで聴きたい。

そしてクリスの藤岡正明さん。
声が太くて深くてそこに少し甘い感じがあって、坂元さんとは
ぜんぜん違う声質なんだけどすごくいいバランスに感じられて、
この二人の電話(通信?)や会話を聴いてるだけでも心地いいです♪
二幕の苦悩、キムを思う気持ちがすごい伝わってくる。
クリスがエレンに打ち明けるべく舞台後方に去っていくシーン、
どうやって伝えたんだろうなぁ。。。と思ったり。。
それにしてもキスシーン多いですね。
今日は一階席高校生の団体がいらっしゃいましたが、
あのキスシーンの多さ&長さとキムのベッドシーンは
どきっとした子達も多かったんじゃないかなと。

トゥイの神田恭平さん。役にあってる。ってか入り込んでる!
あぁなっっちゃった後の、地面に横になったあとの「目」が・・・見事でした。。

そして子役!タムの首藤勇星くん!
彼が、こうなんともいえない、表情、走り方、立ち方なんですよね。いいっ!
ところでこのタム、最初登場シーン、ずっとあの中にいた?
それとも、途中からスタンバイしてるんでしょうか。。
カテコで出演者そろった後上手から登場する首藤くん、
エンジニアの筧利夫さんがこっちこい!みたいに手を広げたのを、
素通りして(笑)、キムとエレンの間で手をつなぐ演出は面白かった!

エレンのRiRikaさんも歌声が綺麗です。。
キムとエレン、この二人も歌声や声質が違うのでセリフを
聴いてるだけでも気持ちいい。

群舞大好きな私ですが、1幕のあの巨大銅像シーンの
アンサンブルの気持ちいい群舞&アクロバットと、
そこに流れる心躍らせるオケの演奏。
今日の指揮者は塩田明弘さんだったんですが、塩田さんが
左手を上に少し震えさせてあげるあの瞬間、好きです。
その瞬間、ステージ上の歌い手さんのボルテージも上がり、
そしてオケピットの中の奏者もボルテージも同時に上がり、
それが観てるこっちにも伝わってくる感じ。

オケは、先日リズム隊の稽古場を訪問させていただいて、
M13の The Morning of the Dragon を中心として6時間みっちり聴かせて
いただいていたのですが、今日は、その時よりもテンポアップ
してる感じで、なんというか、曲と曲の間の空白を感じなかったです。
すべての曲がつながってるかのような印象でした。
そしてこれはステージも同様で、セット転換が綺麗で美しく、
暗転ってのを感じませんでした。ヘリのシーンへのつながりも、
流れがいいっ。前から、横から、上から、まったく飽きない。

ちなみに今回2階D列でしたが、オケピット、残念ながら
ほとんど見えなかったです。オケピットは、うすーい幕で
覆われているんですが、半透過という感じで、オケピットは
みえることはみえるんですが、パーカッションエリアは、
後方の鐘しかみえず、視認できたのは、指揮者の塩田さんと
ウッドベースの方とあと下手側のお二人くらい。
うーん、あの気持ちいいパーカッションをたたいてるところが
みたかっただけに少し残念。
ちなみにあの薄い幕は、なんのためなのでしょうね。
最後のあの花のため???

最後といえば、あの終わり方は、個人的にはエピローグが欲しいところです。

またオケに話を戻すと、笛の音色がとってもいい感じだったんですが、
あの音はピッコロなのかな、何なんでしょう。
ピッコロっぽい音色でありながら、民族楽器的な旋律なんですよね♪
あと、1幕のあのサックスは実際ステージ上で吹かれてるんだろうか。。

幕は、すだれっぽくて、涼しげでいい感じ。
ステージを囲むすだれもまたいい。それが一斉にあがったり、
その動きと他の舞台装置の動きや役者の動きが同期してたりして、
みてて気持ちよかったです。また、ステージ左右のスペースを
あのように一幕でいきなり使ったのにも驚きました。
インパクトありますね。あれだけ大きく使われると。

アンサンブルシーンとか、SPOTあてて見たい点が満載なのと、
他のキャストでもぜひ観てみたい!という思いがつのり、
18日の初日観にいくことにしました♪
スーパーウルトラ楽しみです♪

上演時間:2時間45分(途中休憩25分)

2008年07月16日

08/07/16 おしん@新橋演舞場

2008年7月16日(水) 11:30
おしん
2階5列38番@新橋演舞場

小林綾子さん主演でのおしん。

なのですが、子供時代のおしん役、佐々木麻緒さんが
素晴らしかった!ほんっとに素晴らしかった。

走り方、タイミング、間、表情、いやらしくない演技、そして目!
「ヘェ」 とういあの言葉、○○っす、方言、かわいらしさ、前向きさ、ひたむきさ、
加代との格闘、土下座、草履をそろえる仕草。。。
いいところがじゃんじゃん出てきます。素晴らしすぎる。
もう一度観たい。。。

ってかですね、実は、私、今日、
急用が入ってしまい、二幕からの観劇だったのです。

なんですが!二幕前半に佐々木麻緒さんのおしんが
たっぷり観れてほんとーによかった。
一幕ずっと彼女が堪能できるならもう一度観きたい。

以下、二幕だけの感想になってしまいますが、
暗転でシーンが移り変わっていくのですが、
この暗転中のナレーション(この声どなたでしたでしょうか)の
声がこれまたなんともいえずにいいっ!

そしてその全シーンに涙します。
ほんとに涙流れるくらい、じーんとくる。
まわりの客席も、すすり泣く方、ハンカチ出す方続出。
客席中が涙に包まれてた感じ。
涙の連鎖反応。いやほんとに。

そんな中にも、笑いがあるんですよねー。
「泣かされた後に、くすっと笑わせられて涙をぬぐう」
っての、好きでございます!

そして!まわりのキャストも素晴らしい!
出演陣が大変豪華で、
一幕で活躍したであろう人たちのことがまったく
かけないのが悔やまれるところではありますが、
二幕だけでも盛りだくさん。

まず大人になったおしんは、小林綾子さん!
私小学校時代にリアルタイムでおしん、観てましたからねぇ。
小林綾子さんのおしん、あの寒い中
赤ちゃんを背負って、手をこすりながら・・・
という映像を頭で思い浮かべながら、観てました。
二幕で花道から彼女が登場した際、客席なにか反応
あるかなと思ったんですが、意外になくて逆にびっくり。
もしかして、小林綾子さんって気づいてない?
もしくは、一幕ですでに小林綾子さん出てきてた?

おしんの両親役が、前田吟さんと長山藍子さん。
この二人がまた素晴らしい。2幕後半のお酒シーンも、泣けます。

そして、めっちゃよかったのが大奥様の山本陽子さん!!
上品なたたずまい、物腰、歩き方、声、よかった。。。

二幕だけみた私が言うのもなんですが、この舞台、
最悪開演に遅れても、2幕だけ間に合えば、それだけ
観るだけでも本当に入り込めます。
2幕はじめがまだ丁稚奉公中のシーンですから。
でも1幕の別れのシーンとかも、よかったんだろうなぁきっと。
ちなみにこの2幕だけで110分。
すごいでしょー、でもこれがですねー、
終わらないで、終わらないでって思ってしまう位いいんですよ。

セットの回転(盆の回転)も見事。よくできてる。
全部つながってる感じ。
ラストの白い花道、そしてあの背景も素敵です。
カーテンコールがないので拍手ができなかったのが残念なくらい。

おしんの子役時代は、ダブルキャストなんですね。
もうお一人の諸星すみれさんも観てみたいところですが、
今日観た佐々木麻緒さんがあまりにも素晴らしかったので、
彼女でもう一度リピート、ってか一幕観たい!

2008年07月18日

08/07/18 劇団SET 大統領誕生稽古場レポ

2008年7月18日 14:00
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
大統領誕生 稽古場レポ

劇団SETさんの稽古場にお伺いしてきました♪
今回拝見させていただいたのは「大統領誕生」のお稽古。
主演は、日本人で初めてブロードウェイの舞台に立たれた川崎麻世さん。
(劇中にもそのネタが少し出てきたりします)

最初お伺いした時は、ちょうど石川泰彦さんの”飛びバック”(?)、
(ジャンプしながら後ろ回し蹴りをするようなアクション)を
出演者のみんなでこうしたらあぁしたらといい雰囲気で話されてるところでした。
このアクションは決まったらほんとかっこいい。殺陣って素晴らしい。大好き。

その後、演出の八木橋修さんがいらっしゃって、通し稽古を見学。
前半は、アクションあり、歌あり、ダンスあり、笑いありありの展開♪
結構政治的なネタの会話も多いですが、
政治に興味がある人は知的好奇心をくすぐられるだろうし、
特に興味ない人は、そのまま小難しい話として聞きながしてもついていけると思います。

今回の稽古場、実は時間の都合もあって、私、
前半しか観れなかったのですが、前半ラストあたりの展開は、
お、おおおお?という方向に?
後半が非常に気になります。

前半を観た感想になってはしまうのですが、
原田薫さんのダンスかっこいい!、野崎数馬さんの表情と動き面白い、
南波有沙さん、今日は何役かされてたようですが、多彩!声もいいっー!
といったように出演者一人一人の個性が光って、その見せ場がまたちゃんとあって、
あ、この人いいなっていうポイントがたくさん生まれそうな舞台と思います。
そうそう、今回のこの大統領誕生に出演されてる女性陣の声質のバランス、好きかも。
いろんな声質が楽しめる感じ。しかも全部好き!

そして主演の川崎麻世さん!!果たして大統領になるんでしょうか!?
ストーリーの展開も気になります(実際私も後半みてないので・・・)

大統領誕生

企画:北村想
演出:八木橋修

出演:
川崎麻世
永田耕一
丸山優子
宮内大
野崎数馬
南波有沙
山口麻衣加
中島大和劇団ノーティーボーイズ
佐藤秀樹劇団BOOGIE★WOOGIE
石川泰彦(オフィスのいり)
久積絵夢
原田薫

新宿の紀伊國屋サザンシアターで7月23日から27日まで

08/07/18 ミス・サイゴン@帝国劇場

2008年7月18日(金) 18:15
ミスサイゴン 初日
2階H列22番@帝国劇場

ミスサイゴン初日、観てきました!
すごいメンバー♪
わくわく、どきどき。
最初のアナウンスか何かで、訳詞「岩谷時子
と読まれて、おおおお、あの越路吹雪物語のときの
岩谷時子さんだー(私の中では高畑淳子さん)と。。。

そんな本日初日の出演陣。

市村正親
新妻聖子
井上芳雄
岡幸二郎
鈴木ほのか
泉見洋平
ほか

開演直前に、最初のあの舞台左右にある、
ヘリポートの照明みたいなあのスポットライトが
ぐるぐるって回転するだけで、
かなりワクワク感が高まります。

さてその初日!

プレビューの後の初日ということもあり、
そこまで”初日”という新鮮さはなかった感が・・

そして一人一人の役者さんがどの方も大好きな方達であっても、
そのオールスター的なキャスティングが必ずしも、マイベストな印象
にはならないんだなぁということを感じてしまいました。

そうなんです、”組み合わせ”、これ、かなりポイントですね。
一人一人は大好きでよくても、例えばアンサンブルさんが
たくさんいる中でどう映るか、身長差、愛情の深さ、
DUETでどう聴こえるか、声の細さ、他の歌い手とのバランス、などなど。

正直私的には、プレビュー2日目の印象の方が強烈ではまってました。
が、今日の初日のキャストさんとプレビュー2日目のキャストさん、
また別の方達が絡むと。。。といういろいろなパターンを
観てみたくなります。あぁお金と時間が・・・
さらにアンサンブルさんチームも青組と赤組がありますしね。
(こちらもプレビュー2日目のノリがインパクト強かったっす)

音楽のノリ、キャストさん達の組み合わせ・相性、叫び、
いろいろな要素が絡み合ったこの演目、次はどの組み合わせをみよう。。

p.s. 初日号外が出てました。さすが協賛読売新聞!
でも東宝さん、配る場所考えてくれないと(最終的にはドアの外に移動してくれはった)、
出口プチパニックになって出るまでにかなり時間かかってしまいました。

2008年07月22日

08/07/22 赤毛のアン 引継式&記者発表レポ

2008年7月22日(火) 13:00
赤毛のアン 引継式&記者発表レポ

兵庫の西宮北口にある兵庫県立芸術文化センター
行われた赤毛のアンの通し稽古に潜入してきました。

今年は赤毛のアン100周年ということで、
全国各地で赤毛のアンが上演されていますが、
今日拝見させていただいた赤毛のアンも、
兵庫県の芸術文化センターが主導となり、
昨年末からオーディション、ワークショップを通して
稽古を行っているというもの。
(西宮北口の変わりようにびっくりしました!
 この兵庫県立芸術文化センターもとっても綺麗!)

当初は主要キャストのオーディションだけで
コーラスはどこかに頼む予定だったということですが、
オーディションで集まったメンバーのレベルが高かったので
コーラス隊もオーディションで全て選抜したそうです。

そういうだけあって、コーラス隊、素敵です。
最初のオープニングのコーラスが素敵。

また、アンの子役の子がいいっ。
今日拝見した1幕のアンは、中島あすかちゃん。
かなりいいアンでございましたよ。ほんと。
そのまま成長したアンをみたいくらい。でもぜひ他のアンの子も
みてみたくなりました。二幕のアンは中園理子さん。
両方が登場するシーンがこちら

今回の舞台、マリラ役の方の歌も満載。
今日は引継ぎ式ということで、本番でマリラ及びマシューを
演じる宮川大助花子さんもいらっしゃっていて、それまで
マリラ&マシュー役を担当されてた方から引き継ぎ式が行われてました。

汀夏子さん(本公演ではリンド夫人)。
子供達の前で、さっとダンス、かっこいー。

通し稽古の後は、出演者一同が並んでの制作発表。

大助花子さんのトークがめちゃめちゃ面白い。
さすがでございます。会場もすっごく明るい雰囲気。

本舞台では、今日の通しを見る限り、アドリブ的要素や
お笑い的演出はないように思うけど、入れてほしいような、
でも入れるとマシューとマリラのイメージがぜんぜん変わっちゃうような、
でもやはり入れないのはもったいないなーと思ってしまうのであります。
カテコトークやアフタートークとかでもいいかも。
それほど面白く楽しい記者発表でした♪

赤毛のアンの本舞台は8月2日から10日まで。
兵庫県立芸術文化センター中ホールにて。
演出は吉峯暁子さん、音楽は谷川賢作さん(谷川俊太郎さんのご子息!)

2008年07月23日

08/07/23 ミュージカルDUET@シアタークリエ

2008年7月23日(木) 14:00
DUET
10列@シアタークリエ

セットのピアノがいい感じ。作曲したくなる。
回転するセットと共に、部屋に、車に、別荘にと
いろいろ変わっていくピアノ。
このピアノの部屋、私も欲しい。
そして後半のあのピアノのバックに流れ落ちる
小さな水玉が非常に綺麗でした。

この舞台は、石井一孝保坂知寿さんが
二人(三人?)の男女関係を描き、そこに男女3名づつのアンサンブルさんが
ちゃちゃいれのような感じで登場するという舞台。

ストーリーは、まーなんというか、くっついて
離れてくっついてみたいなお話。
そこに、楽曲をなかば強引に入れ込んだ感じなので、
あまり楽曲やストーリーに思い入れはできなかった。。
主役二人の魅力でもたせたって感じかなぁ。

今回の舞台は、私としては久々に拝見する
保坂知寿さんを楽しみに行ったんですが、
石井一孝さんの魅力再発見!という感じでした♪♪
石井一孝さん、声が素敵~。かっこいー。
特に最初の一曲目、鍵盤に乗りながら歌う歌声がよかった。
その後も、動きや目線、声が気持ちよく、汗をたくさんかきながら
保坂さんに「君は汗かかないんだね」みたいに言うせりふも面白かったっ!

そして久々に拝見した保坂知寿
足細い~。足あがる~、若い~。かわいいー。
楽曲のキーは保坂さんの魅力を発揮しきれてない気がして
なんか魅力ができってないというか、少し堅い感じも。。。

アンサンブルに中山眞美さんがいたりと
なかなか素敵なキャスティングなのに、
そのよさができってない気もしました。うーん、なんかもったいない。
ラストも、ここで終わりですかそうですか的なエンディング。ちょっと唐突。。
残念!

その分、カテコで最後恋人みたいに腕組んで
舞台袖にはけていかはるのがほほえましかったです。

2008年07月24日

08/07/24 THE☆ どツボ@東京芸術劇場

2008年7月24日(木) 19:00
劇団たいしゅう小説家
THE☆ どツボ!!
F列21番@東京芸術劇場小ホール2

モト冬樹さん扮する小説家が
愛人関係を隠すために来る人来る人に嘘をついてどんどん
ドツボにはまっていくストーリー。

上演時間2時間、クレッシェンドでドツボにはまっていきます(笑)
モト冬樹さん、お、おもろい。雰囲気からしていいですね。

今回の舞台いちばん印象的でよかったのがゆきなりくん!
そのゆきなりくん役は篠田光亮さん。
役柄的にもストーリー的にもかなりおいしい役だけど、
それを見事に好演♪ これはいい役だー。
モト冬樹さんのアドリブっぽい突っ込みも
面白かった(確かに、篠田さん、上戸彩に似てる・・)

途中、少しパターンが読めるような笑いや、若干長い間があったりで、
たたみかけるような感じではなかったんですが、
最後の最後のあの描き方はとっても素敵。プロポーズの時の話、
あれはいいもっていき方だなぁ。と思いました。

保田圭さん、キャラクターにあってて、しかも舞台映えしますねー。
ぜひいろんな舞台に出てほしいなと思いました。

八神蓮さんファン、かなり客席に多かったとみた!
(誰も入れないでねシーンのあの八神さんが出てくる回数は毎回違うのかな)
そして彼の彼女役のAKB48篠田麻里子さん、
初舞台とは思えないくらい印象的。インパクト大!
他のキャラクターでもぜひ拝見してみたいところです。

p.s. 今日は小銭じゃらじゃらおばちゃんがかなり客席のひんしゅくかってました。
   私が座ってた席の数列前の席ではありましたが、
   舞台終盤、小銭入れを取り出して、なにやら勘定してるようなしてないような。。。
   じゃりじゃりじゃりじゃりちゃりんちゃりんという音が響き渡り。。。
   これ隣のお連れさんも絶対気になってたと思うんだけど、注意してほしかった。。

2008年07月26日

08/07/26 カムカムミニキーナダルマ@シアターアプル

2008年7月26日(土) 19:00
カムカムミニキーナ
ダルマ
20列21番@シアターアプル

すっごく濃密な2時間15分でした。
全体は大きく三部構成で、二部のあたりでなんとなく
大きな展開に予想はつくものの、予想以上に濃密に展開。
そして一つ一つのシーンの描写やセリフまわしがとっても面白かった♪

まずは今回の舞台の主役ともいえる沙悟浄(八嶋智人さん)。
武器さばきがかっちょいい。そして他のどのキャラクターとも相性がいい感じ。
時には面白く、時には真面目に、客席いりじや
ネタ披露(これは毎回違う?今日は猿と物理の先生)などなど、
沙悟浄の安定感(とつっこみ)が舞台をひっぱってる感じでした。

そして猪八戒(藤田記子さん)の動き!道具さばき!
身のこなし、段差越えとか歩き方がほんと軽やか。音しない感じ。
みてて気持ちよかったです。
7年後に・・というシーンは、あれ実際言われたらつらいなぁぁ。。

楽しかったのは、信長(松村武さん)。
お、おもしろい。ボケがすっとツボに入ります。楽しい♪
それに対する沙悟浄のつっこみもナイスっ。

今回の舞台、冒頭に山崎樹範さんの一人開演トーク(?)が
あって、最初は、ん?ちょっと内輪ネタ系?と思ったりもしましたが、
崖の上のポニョのくだりとかかなりうけてしまいました(笑)
田舎へ泊まろうは、ほんとに出演される?

あとインパクト強かったのが姫(田端玲実さん)の
”しょーりゅーけんっ”や”なっとー!”、”サンクス!”といった数々の意味不明行動。
あれだけ堂々とみせてもらえると楽しいです!

そして猫ランチ!(佐藤恭子さん)。のそっとした猫の動きがいいっ!
幽霊になってダルマと孫悟空を入れ替えるシーンは見事でした。

あと、講談師役の方の、講談師の”後”のセリフの活舌が気持ちよかったっ!

ちなみに全員で何度もやってた指あげる「フィィィー」ってのは
何か今はやりのネタとかなのでしょうか?(テレビぜんぜん見ないのでわからない)

まわりではいびきをかいてる人もいらっしゃいましたが、
各シーンの描写がほんと濃密な感じなので、全部きっちり理解しようとすると
脳細胞が消費されて睡魔におそわれてしまうのかも。

シアターアプル、結構後方でしたが、かなり傾斜があるので
舞台がとっても観やすい。ここがなくなってしまうのはさみしいなぁーー。

2008年07月27日

08/07/27 Oh!myお葬式!@萬劇場

2008年7月27日(日) 17:00
劇団TipTap
Oh! my お葬式!
大塚萬劇場

お葬式がテーマの、どたばたコメディミュージカルを観てきました。
この劇団TipTapは、2005年に早大ミュージカル研究会の出身者が
中心となってできた劇団とのことで、今回が第4回公演。

作・演出(上田一豪さん)・音楽(榎本三和子さん)をはじめ、
全てオリジナルなミュージカル!
幕はお葬式の白黒。こだわってます。
そしてびっくりしたのが、この萬劇場のステージで
盆が回転するのです!おおおおお!
(でも作業服のスタッフが丸見えで、回転のたびに一瞬、ん?登場人物?って
 思ってしまった。。。せめて黒い服着てくれたら脳内で変換できるんだけどなぁ)

群集ミュージカルということで、一人ひとりのキャストに
結構見せ所がもうけられているのですが、終演後キャスト表みると
全員がちゃんと印象に残ってるところがすごい。
普通これだけキャストいると、一人くらい、うーん、この人
どこで登場してたっけとなりますが、全員わかりました♪

そんな中でも今日抜群に印象的だったのが保険調査員役、南裕理子さん。
登場のあのながーい間は一瞬ドキっとしましたが、堂々たる登場ぶりで
一気にひきつけられました。歩き姿も美しい!
その直後のあの
ホッホッホーホッホッホッーホッホッホッホッホーー!!
音程完璧!
聞いててめっちゃ気持ちいいです。あの紙芝居も楽しい♪
表情もよかった(O型の暗転直前のお口も笑いを誘ってました)。
あのスーツのポケットにはたくさんのグッズが入ってるんですねぇ。
描かれ方も楽しい!

全体的な感想としては、ミュージカルとして観た場合、
ソロを歌われる方の音程が安定して、歌唱部分の魅力が高まると、
俄然はまりそう!!と思いました。

上演時間:1時間半(休憩なし)

2008年07月28日

08/07/28 ウエディング・ママ@世田谷パブリックシアター

2008年7月28日(月) 19:00
ウエディング・ママ
1階F列15番@世田谷パブリックシアター

最初観劇前は、木の実ナナさんが主役でどーん!と前面で
っというイメージで思っていたんですが、
キャスト一人ひとりに見せ場があり、特に3人の子供
香寿たつきさん、新納慎也さん、平田敦子さん)は大活躍でした♪

香寿たつきさんは、オープニング、キャリアウーマン的な登場で、
ヴァルトシュテッテン男爵夫人(モーツァルトね)と同一人物とは思えない!
さすがでございます。
しかも声がいい! 最後少し歌声も聴けましたが、いい歌声でございました。
もっと歌って欲しかった~。ってかこの作品、ミュージカルでもよかったのではと
思ってしまったくらい。。

新納慎也さんは、パーティや2幕ラストシーンでも、
手の動きや全体の動きがみてて気持ちいい♪
キャラクターがまたよくて、歌声も素敵。特にクリスマスパーティでは
もっと歌い続けてほしかったくらい(でも結構たっぷり聴けたのかも)。
また、今回のキャラクター設定も楽しい設定です(キス・・・)

そして平田敦子さん。最近どこかで拝見した方だ・・・・と記憶を
たどっておりましたら、昨年末に観たつゆ男@シアタートップスだ!
あのつゆ男の一人何役もの演じわけはほんとにすごかった。すごみもあった(笑)
今回の舞台では、だめだめな旦那を持つおばちゃん(?)を好演!!
表情がですね、もうほんとなんともいえません。素晴らしい。

そしてその3人のお母さんが木の実ナナさん。
この方は、かつらや衣装が変わると、いやーイメージががらりと変わる。すごい。
モンティ(井上順さん)との絡みでは、かわいいって思えますほんと。
ただ、一幕冒頭で、この三姉弟妹が、あれだけ泣いて嫌がるほど
すさまじいママではないんちゃうかなぁと思ったりもするのですが。。
いいママじゃないですか(笑)

この舞台、脇を固めるダンディな3人のリッチな紳士も見所の一つ。
井上順さん、尾藤イサオさん、田中健さん、
あなたは誰がタイプ?といいたくなるくらいまさに三者三様の魅力。

2幕の展開が楽しいです。ミュージカルではないけど、聴きどころもある!
井上順さんのはじけたダンスもみれます!

セットは、主に下手セットと上手セットに分かれていて、
新納さん香寿さんファンなら下手側、木の実ナナさんファンなら上手側がおすすめかな。
比較的シンプルなセットだけど、空港の案内ボードだけがやたらリアルな印象でございました。

結構音楽が響き渡る感じですねこのホール。
ラストの方で流れるリトルマーメイドの曲とかすごく気持ちよく響くのです。
時々流れるホルン(?)か何かの金管の音だけは、
なんとなく生で吹いてるっぽい臨場感(少しはずした感じ)でした♪それもよし。

公演は8月4日まで。世田谷パブリックシアターにて。

p.s. お土産つきでした♪

2008年07月31日

08/07/31 夜と星と風の物語@シアター1010

2008年7月31日(木) 19:00
音楽劇 夜と星と風の物語
~「星の王子さま」より~
1階14列10番@シアター1010

美術と照明がまずオープニングから美しい!
もうこのオープニングで物語の世界にすーっと入っていけました。

そして飛行士の曽世海司さん登場。
その時も、ちょうど曽世さんの頭の上くらいに雲が!!
すごいぞあの雲!と、ただただ驚きのオープニングでした。

そして星の王子さま登場!
毬谷友子さんの王子、か、かわいい!
声や動きや仕草が私のツボを刺激しました!
脇にいる時の動きがもう愛らしくて愛らしくて。
カテコでノリよくかわいく飛び跳ねている姿は、劇中の王子そのままでした♪
毬谷友子さんのほかの舞台もみてみたくなりました。

舞台は、星の王子さまをちょっとひねった感じの作品。
小中学生料金もあったけど、子供向けという感じではなかったです。

そして今回もう何が素晴らしかったって、音楽!!
生演奏なのですが、これが素晴らしい生演奏。

まずギターの方以外譜面台がない。
全て頭に入ってるということですね。素敵~。
ピアノ(築田佳奈さん)の音色、特に高音は星が輝くようにきらーんとした音でした。
クラリネットの稲本渡さん、
今回音楽担当されてる稲本響さんの実弟さん!クラ回転かっちょいー!
そーしーてー、ヒューマンビートボックスMaLさん!
この方の口からつむぎだされるビート、音がすごかった!
まったく違和感なく音楽にとけこんでいて、あの手のしぐさがまた
みてても気持ちい。この舞台をとっても盛り上げてますね。
彼の舞台とかぜひいってみたいと思いました。

さらに!今日はなんとサンテグジュペリの命日だったそうで、
特別カーテンコールだったのです!ラッキー♪
ここで、稲本響さん登場!
ピアノ椅子に座り、演奏スタート!
おおお、少し強めのピアノのこの音色、気持ちいい!
そこから、どんどん他の楽器が参加していって、
ヒューマンビートボックスMaLさんが加わって全快!
稲本響さんもピアノ椅子からお尻をジャンプする位のりのりで、
この曲がこれまた素晴らしく頭に残ってですね、感激後数日たった今でも
まだ頭に残ってます。この曲、会場でCD売ってたんだろうか。。
売ってたら買いたかった。。。

舞台とライブ、2倍楽しめた、そんな観劇でした♪

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