08/07/31 夜と星と風の物語@シアター1010
2008年7月31日(木) 19:00
音楽劇 夜と星と風の物語
~「星の王子さま」より~
1階14列10番@シアター1010
美術と照明がまずオープニングから美しい!
もうこのオープニングで物語の世界にすーっと入っていけました。
そして飛行士の曽世海司さん登場。
その時も、ちょうど曽世さんの頭の上くらいに雲が!!
すごいぞあの雲!と、ただただ驚きのオープニングでした。
そして星の王子さま登場!
毬谷友子さんの王子、か、かわいい!
声や動きや仕草が私のツボを刺激しました!
脇にいる時の動きがもう愛らしくて愛らしくて。
カテコでノリよくかわいく飛び跳ねている姿は、劇中の王子そのままでした♪
毬谷友子さんのほかの舞台もみてみたくなりました。
舞台は、星の王子さまをちょっとひねった感じの作品。
小中学生料金もあったけど、子供向けという感じではなかったです。
そして今回もう何が素晴らしかったって、音楽!!
生演奏なのですが、これが素晴らしい生演奏。
まずギターの方以外譜面台がない。
全て頭に入ってるということですね。素敵~。
ピアノ(築田佳奈さん)の音色、特に高音は星が輝くようにきらーんとした音でした。
クラリネットの稲本渡さん、
今回音楽担当されてる稲本響さんの実弟さん!クラ回転かっちょいー!
そーしーてー、ヒューマンビートボックスのMaLさん!
この方の口からつむぎだされるビート、音がすごかった!
まったく違和感なく音楽にとけこんでいて、あの手のしぐさがまた
みてても気持ちい。この舞台をとっても盛り上げてますね。
彼の舞台とかぜひいってみたいと思いました。
さらに!今日はなんとサンテグジュペリの命日だったそうで、
特別カーテンコールだったのです!ラッキー♪
ここで、稲本響さん登場!
ピアノ椅子に座り、演奏スタート!
おおお、少し強めのピアノのこの音色、気持ちいい!
そこから、どんどん他の楽器が参加していって、
ヒューマンビートボックスのMaLさんが加わって全快!
稲本響さんもピアノ椅子からお尻をジャンプする位のりのりで、
この曲がこれまた素晴らしく頭に残ってですね、感激後数日たった今でも
まだ頭に残ってます。この曲、会場でCD売ってたんだろうか。。
売ってたら買いたかった。。。
舞台とライブ、2倍楽しめた、そんな観劇でした♪
私は、7月29日に観劇しました。
私の数列前に渡辺えりさんが観劇しておいででした。
渡辺さんはミュージカルにも興味があるのだと思いました。
彼女の出演作や演出作品も何作品か観ていますので、是非、今度はミュージカルの作、演出もして欲しいものです。
さて、作品としてはとても良かったと思います。
管理人さんもご覧になった音楽座「リトルプリンス」との違いを感じました。
音楽座の場合、ショーとしては本当に歌、ダンスは素晴らしいでしたが、私はそのとき最前列で観劇していたためか、音響が響き過ぎて、歌詞や台詞が良く聞き取れず、内容がさっぱりでした。
原作も大昔に何度か読んだだけでしたので、全く覚えていません。
ですから、音楽座のときはミュージカルというよりショーとして観たという感じで、今回、別役脚本でやっと内容を把握できました。
管理人様もおっしゃる通り子供向きではないですね。
その分メッセージ性もあってとても良かったと思います。
飛行士の父母や駅長などキーマンとなる人物が登場することにより、舞台も非常に引き締まって、ただのメルヘンチックなお話に終わっていないところがさすが別役先生の脚本だと思いました。
王子役の毬谷友子さんは原作の王子のイメージにぴったりでしたね。
ただ、もう少し歌が歌えるともっと良かったですが。。。。
毬谷友子さんは宝塚出身で、劇作家矢代静一氏の娘さんです。
宝塚時代は歌もお上手でしたが、退団後は歌ってなかったのでしょうね。