08/07/10 椿姫@新国立劇場
2008年7月10日(木) 14:00
高校生のためのオペラ鑑賞教室
椿姫 ゲネプロ @新国立劇場
この演目は、あらすじがとってもわかりやすい。
登場するメインキャストが少ないからというのもわかりやすい。
ただ、その分、そのメインキャストの魅力次第で、感動具合が
決まるということもいえるわけですね。
今日は、ダブルキャスト公演のどちらの方がヴィオレッタと
アルフレードをされていたかわからないのですが、ヴィオレッタの方は
特に高音部、かなりおさえめに歌われてました。本番に万全の体調を
もっていくためということなんですねきっと。
それにしてもですよ、生声、これがすごい。
3階席、4階席まで届くというのは。
ホール効果もあるとは思いますが、すごいなー。
今日、素敵な歌声を披露してくださったのは、
ヴィオレッタの看病をしている女性の声。耳に優しい感じ。
あとアルフレッドのお父さん。この方、かなり若い。
多分アルフレッドと役入れ替わっても違和感ないと思う。
若いといえば、ヴィオレッタのパトロンも若かった。
今日の椿姫は、二幕の冒涜のシーンの盛り上がりと緊迫感がよかったです。
セットは、下手から上手に流れるようなセットで面白いなと
思ったけど、緞帳や、大きく垂れ下がった幕が非常にフラットな感じ
だったのがちょっとゴージャス感が薄れてすこーし残念でございました。
新国立劇場がなんと高校生以下2100円で観れるというこのオペラ。
公演日6公演のうち、5公演が平日13時というのは、
学校休んで行くってことなのかな?つまり学校として鑑賞会としていくって
感じなんでしょうね。となると一般の高校生は実質12日だけが対象になるのかな。
これ、30歳以下とかも対象にしてあげたらいいのに。
舞台に加えて生のオーケストラも聴けて、
さらにこの新国立劇場の客席やロビーの雰囲気に
ひたってどんなことを高校生が感じるのか、アンケートとか読んでみたいなぁ。