08/06/27 音楽座ミュージカル 七つの人形の恋物語 製作発表レポ
2008年6月27日(金) 13:00
音楽座ミュージカル 新作
七つの人形の恋物語 製作発表会レポ
~ポール・ギャリコ著「七つの人形の恋物語」より~
【ゲネレポ】
・8/22 のゲネプロの様子を豊富な写真と動画つきでUPしました
・8/27 の観劇レポもUPしてます。2階席もオススメです♪
音楽座ミュージカルの新作「七つの人形の恋物語」の
記者発表会にいってまいりましたー♪
今回の製作発表に出席されていたのは、
チーフプロデューサの石川聖子さんと、
主演の広田勇二さん(キャプテン・コック役)、
宮崎祥子さん(ムーシュ役)。
最初に石川さんからこの公演の上演にいたるまでのお話がありました。
まず”思い”ありきの音楽座ミュージカルの作品つくりの体制が
ほんとにストレートに伝わってきました。
人間の心の不思議さと魂の存在が感じられるこのお話をぜひともミュージカル化したい
という”思い”から、ミュージカル化権の交渉を開始されたものの交渉は難航し、
歳月は流れ、19年たった今年、やっとその思いが叶い上演できることになったそうです。
すごい道のりでございます。
そこまでして上演にいたったのは、このポール・ギャリコの原作が
「人間は身体と心と魂でできていて、”魂”の種を健やかに育てていけば
素晴らしい人生、いい世の中になるということが”枠組み”として表現できる
素晴らしい作品」だと思われたからだそうです。
この原作の枠組みを、ふんだんな音楽とふんだんなダンスで、
感じるミュージカルとしてお届けしますとのこと!
今までの音楽座ミュージカルさんの作品を観た方はおわかりと思いますが、
ほんとにいつも音楽が素敵で、アンサンブル好き群舞好きとしても非常に楽しみ。
”ふんだんな”という言葉を聞いて、もうわくわく感が止まらなくなりました。
そして説明的ではなく、身体で感じられる舞台とのこと!ますます楽しみです♪
この物語は、7つの人形をあやつる人形遣い”キャプテン・コック”と、
その人形遣いの心を開かせる”ムーシュ”の物語。
人形はキャストとして出てくるそうですが、
人形と人形を演じる俳優さん達を、どう演出的に面白く見せられるか、
ムーシュにとっては人形が人間にしかみえない、そこをまたどう
面白く表現できるか、といったことをいろいろと考えられているそうです。
ここで、キャプテン・コック役の広田勇二さんと
ムーシュ役の宮崎祥子さんのコメントをご紹介しておきましょう。
広田勇二さん:
キャプテンコックは冷酷、残忍な役で、今まであまりやったことのない役です。
人間の心の不思議さや深さを描いてるので、
単純な冷酷さとかではない、例えば怒りの中にどんな感情があるかなどを
表現できればいいなと思っています
宮崎祥子さん:
今回は無垢な女の子ムーシュを演じるんですが、ただの見た目の無垢でなく、
意思の強い、まっすぐとつらぬいている姿勢が無垢にみえたらいいなと思っています。
朝倉摂さんの舞台美術をはじめ、音楽、人形、照明、が次々と稽古場にきて、
とてもわくわくしてます。
生まれてはじめてゼロからオリジナルミュージカルを作る機会に携われるので、
心を裸にして、新しい自分を見つけてムーシュに挑み、
最高の状態で初日を迎えたいと思います。
(※ムーシュはハエという意味だそうです。音楽座ミュージカル稽古場ブログより)
宮崎祥子さんは、ご存知の方も多いと思いますが、劇団四季でライオンキングのナラや
マンマミーアのソフィをされていた方で、私は夢醒めのハンドベル隊で出られていた時が
とても印象に残ってます。前回のリトルプリンスでは残念ながら東京公演では王子役が
観れませんでしたが、今回のムーシュはとぉっても楽しみです。
さて、今回の製作発表で生のお声を聞いての管理人的な印象ですが、
その宮崎祥子さん、挨拶前の動きからしてとっても楽しい。
そしてご挨拶も、思わず取材陣が笑顔になってしまうようなコメントもたくさん飛び出し、
そんな宮崎さんの背中をぽんっとたたく笑顔の広田勇二さん、いいコンビです♪
あ、今回の公演、プロローグに意味を持たせて作ってあるとのことです。
ということはですよ、この舞台、遅刻しないよう万全の備えをして観劇に望みましょう!!
公演は8月23日から、赤坂ACTシアターにて。
参考リンク:
音楽座ミュージカルの公演紹介HP
稽古場見学ツアー【まだ募集中みたいです】
オフィシャルブログ (作曲家・高田浩さんのインタビューが!)
稽古場ブログ (オフショットが!)