08/07/02 部屋と僕と弟のはなし@シアターグリーンBOXinBOX
2008年7月2日(水) 19:00
部屋と僕と弟のはなし
B列17番@シアターグリーンBOX inBOX
これまたとーってもいい舞台でした。
脚本(金沢知樹さん)と、演出(大関真さん)がいいんだと思います。
そして出演者のキャラクターが面白い!(キャスティングがうまい)
最初、少々濃いキャラ達(笑)に、ん?っとなるかもですが、
そのキャラクターが、もうストーリーが展開するにつれて、
ぐんぐん生きてくるんですよねー。
そしてラストは、涙SPOTが何度もありまして、
いや、ほんと、笑って、泣いて、観終わった後
ふんわりと心暖かくなれる、素敵な舞台でしたっ♪
今回の舞台、登場人物が8人いて、たいてい8人くらいいると
全員いいなって思える時ってそうそうないんですが、この舞台は
8人が全員よかった!しかもそれぞれにおいしいシーンがある!
まずは主役の大竹浩一さん。
めっちゃめちゃソフトな感じのキャラクターを好演。
後半、いろいろな行動の背景の理由が明かされていきます。
(お花をどうして買ったかとか。。。いい話だ。。。)
そしてほんと、なにげないつっこみが非常に面白いのです。
「表紙だよ」の言い方とか。。ヴォルビックを。。。
という部分の言い方とか、めっちゃいい。。
その双子の弟役が、
今回、脚色・演出・出演もされている大関真さん。
舞台袖でじっと兄をみつめている時の感じなど、
兄を思う弟ってのがすごく優しく伝わってきました。目がいいです。
安田裕さん、山崎大輔さん、三谷悦代さん、
この3人は登場からかなり強烈なインパクトがあります。
そして、途中、ある出来事から、立場がいろいろ変化していき、
最初に受けたインパクトが、いい感じで変わっていくんですよね。
そして最後は、まさかあのようになってしまうとは・・・
村上尚子さん、この方もキャラクターがぴたっとはまっていて好演。
声がまたいいので、かわいらしさも倍増。ぐたっとなってるシーンもかわいらしい。
お花屋さんでお花売ってたら、確かに買ってしまいそう。。。
そのお兄さん、出口哲也さん、この方も、最後に見せてくれはります。
そして!今回の舞台のマイベストヒットキャラクターは女性お二人。
久下恵美さん、思い出し笑いしてしまうくらいの
気持ちいい、とってもいい奴、「あかね」。面白すぎる。
ラストシーンで下手から部屋に入ってくるあかねの
あの一瞬の表情は、なんともいえず最高でした。
あかねの登場で、こうなんといいますか、舞台に躍動感が出てますね。見事!
そして杉野なつ美さん。面白すぎる!
楽しいです。その面白さを文章でうまくお伝えできないのが
もどかしい。とにかく観て欲しい。
あのちょこまか感とチャーミングな感じ、
最後のソファーに座っちゃった後の一瞬の表情とか大好き!
劇団SETのジェネレーションギャップシリーズの第2弾。
昨年の第1弾のノーボーダーもとっても楽しかったのですが、
第2弾、期待した以上の面白さでした。ぜひ第3弾と続けてほしいです。
値段も3800円とお手ごろです。
休憩なしの1時間50分、場所は池袋駅南口から少しあるいたところ。
7月6日(日)まで
p.s. 第1弾の時、終演後にメイキングDVDが500円で特売
されてて迷わず購入、めっちゃ面白かったので、今回も楽しみ
にしておりましたが、今回は初日終演時点ではまだできあがってなくて
「予約」ということだったので、買えませんでした。。残念。