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2008年08月 アーカイブ

2008年08月01日

08/08/01 宝塚BOYS@シアタークリエ

2008年8月1日(金) 18:30
宝塚BOYS
1階17列7番@シアタークリエ

前回かなり話題となった舞台の再演ということもあり、
今回は初日にいってまいりました!!

おばちゃん役の初風諄さん、いい味出されてますねぇ。
窓を吹いてて、稽古場に入ってくるシーン、そしてあのお芝居。
会場からの拍手も暖かかった。歌声もとっても素敵でした。
皇太后ゾフィーのイメージはこれっぽっちもありませんでした。さすがです。

この舞台は、基本的に「お芝居」なんですね。
セットも、稽古場、寮の2つが基本。特に寮のセットの時は、
小劇場的な匂いを感じますね(と思うとクリエの17列目はちょっと遠い)。

また、最初に、稽古場での男子部の歌を聴いて、ん?と思ってしまったんですが、
そう、キャストさんはほとんど歌える方・踊れる方ではないんですね。。。
吉野圭吾さんだけ別格)
ラストシーンでも、かなりがんばられたとは思いますが、うーん、これだと
宝塚の舞台にはのるのはどうなのかと思ってしまいましたが、
そんな中、この方にはのってほしいかもと思ってしまったのが
池田和也役の山路和弘さん。いい味だされてます。
一升瓶のシーンとか好きです。

ちなみに公式HPの「宝塚男子部について」というページを
読んだら、音楽学校の生徒たちと遠足いったり海水浴いったり、観客限定とはいえ
共演も実現したりしてたんですね。今回の舞台では「馬の足」にかなりスポットが
あたってしまっていて、そのあたりがなんか少し軽く感じられたような・・・

今日は初日カテコということで皆さんから挨拶がありました!
山内圭哉さんは、あぁいうキャラなんでしょうね(笑)
舞台上で耳垢かいてそれを見るという行為を繰り返すのも毎回同じ!?
(あのゴホゴホだけはもうちょっとうまくやってほしい!)

p.s. スポットライトの動きが何度かぎこちなく感じてしまって残念でした。
  あ、追ってるな・・・みたいな。

2008年08月02日

08/08/02 MAYA THE BEE みつばちマーヤの冒険@博品館劇場

2008年8月2日(土) 13:00
ブロードウェイ・パペットミュージカル
MAYA THE BEE
~みつばちマーヤの冒険~
I列15番@博品館劇場

客席すべてお子様連れ~!
そんな中に私♪
女性ばっかりの客席にポツンと座るのもなかなか
居心地がよくないものがございますが、
親子ばかりの劇場にポツンというのも開演前は
少し不思議な感じでした。

が!はじまってみたら、これがですねー、
楽しいのですよ。私の頭がまだ子供だからって?
それもあるかもしれないですが、この舞台、
子供はもちろん、一緒にきた親御さんも楽しめると思います。

最初、はじまる前、私の前の席の子は少しぐずってたんですが、
舞台がはじまると、あと少しでチューリップが
もらえなかったのをいさぎよくあきらめ(この時のこの親子の会話が
面白かった 笑)、もう身を乗り出して観劇、ラストでは、
キャストさんの呼びかけに応じてぴょんぴょん飛び跳ねてました!

まず、パペットが、実にかわいい。
このパペット、動きが出ることでその魅力が出るんだなと
思いました。羽、足、そして、特に目!!
眠そうなマーヤのまばたきの仕方とか、よろめき具合とかもとってもかわいい。
またそれを操っている加藤真優さんもかわいい。
そう、このメインのキャストさん達4名
加藤真優さん、舞生ゆうさん、灰野優子さん、喜多原拓人さん)が、
表情、動き、目がいいんですね。
それが人形の動きにも伝わってる感じ。
一人何体もの人形を操られていて、またその人形によって個性や
動き方が異なるんだけど、それがほんとにキャラクターにあってて見事。
あの人形、どのくらいの重さなんだろう。。なにげに重そうだなと余計な心配を。。

登場する人形(パペット)達はほんとに個性的なキャラばかりで、
クモ(テクラ)はかなり強烈なキャラクターですね。すげーデザイン(笑)
しかも、この声はなんとルドルフでフランツをされていた穣晴彦さん!
そう、この舞台、声や歌声は吹き替えなんですが、その声がまた
いいんです。特にフンコロガシ(広瀬彰勇さん)と
番兵(宮田慶太さん)の声がいい感じでした。
番兵の「気をつけていくんだよ」、おぉぉぉ、ぐっときますねー。

終わり方も素敵です。余韻があじわえる感じ。
そして、舞台後方のスクリーンに投影される映像がこれまた美しい。
さすがディズニーのオリエンタルランド主催。

マーヤ達は客席にもまわってきます。
なんと私の席にもきてくれました。感激・・・

曲も頭に残り、声もよく、動きも楽しく、キャラクターもかわいい。
特にマーヤはかわいい。ストラップにしたいくらい。

この後、全国をツアーでまわるようです。
子供はもちろん、大人も楽しめる舞台です♪
お子さん達、飛んでも跳ねてもOK!
上演時間も75分なので、ちょうどいい感じ!
私も、もう一度観たいです。甥っ子でも連れていくか(笑

p.s. 「アポイントメント」という単語がセリフが出てきたけど、これって
 子供にも結構浸透してるのかな今の時代。。

08/08/02 宝塚花組 愛と死のアラビア@東京宝塚劇場

2008年8月2日(土) 15:30
宝塚歌劇団 花組
愛と死のアラビア Red Hot Sea
2階10列62番@東京宝塚劇場

ダンス堪能~、群舞堪能~、特に群舞の美しさにはみとれました~。
群舞好きにはたまりません。群舞みるには二階席いいですね。
うわっ一瞬であのフォーメーションになるんだっとか、
あの娘役さんあと半歩右なら完璧なのにっとかいうのがよーくわかります。

お芝居は、登場人物の名前がちょっと覚えにくかったけど、
今回の各登場人物の名前の中で一番最初に頭に刻まれたのが「ヤシム」でした。
ヤシム(望海風斗さん)かわいーのです!
声にキュンとなります。後半、あまり登場しなくて残念。

トマス・キース(真飛聖さん)のラストシーン、かっこいいのだが悲しい。

今回のこの前半の舞台は、ミュージカルというよりは、お芝居+歌という感じの
音楽劇のような印象でした。アラビアンチックな群舞も見所ですが、私的には、
踊り終わった後に、衣装の鈴がリンリンリンとなりながらパタパタパタと
袖にはけていかはるところが好きです(マニアックだ・・・)。

後半のレビューは、かなりストーリー仕立てですね。
ちょっとウエストサイドストーリーチックでした。
ラストの真飛聖さんと桜乃彩音さんの
デュエットダンスは美しかった。。思わず拍手でございました。
桜乃彩音さんはきりりとした鋭いダンスされますね。気持ちいい!

でもこのレビューなにがびっくりしたって、最後の大階段の時の衣装!
二階席から最初みた時は、ぱっとみ、不良娘達が羽根しょって
学園祭に出てる風に思えてしまったくらい違和感があったのですが、
全員が後ろ向いて青と白の羽根をぱたぱたしてるシーンはすごくよかった。

今回はVISA貸切公演だったのですが、途中、VISA体操ーってのがあったり、
ポーニョポーニョポニョさかなの子~、ビーザビーザビザビザカード~
というタイムリーなネタもあって楽しかったです。

p.s. VISAの司会をされてた方、最初ピンクのドレスでおおおがんばってるなーと
 思っておりましたら、休憩時間、カテコ後の司会、全部衣装違いましたね!

2008年08月03日

08/08/03 夏の夜のロミオとジュリエット@銀河劇場

2008年8月3日(日) 14:00
夏の夜のロミオとジュリエット
1階I列15番@銀河劇場

シェイクスピアの夏の夜の夢ロミオとジュリエットが、
ほんわかと融合したストーリーで、別に両作品を知らなくても
ぜんぜんついていけます。内容は、もう歌ありダンスあり
タップありお芝居ありですが、
やはりこのメンバーならまずダンス。かっこよかったです。
オープニングは、もうソロダンサー大集合って感じのかっこいい出だし!

一番素敵と思ったのは、東山義久さんと風花舞さんの
デュエットダンス&デュエットソング。リフト美しい~。
そして地上と天上にわかれての歌。風花舞さんが、あーああー
と心地よく歌うバックにのせて、東山さんのソロ。
この二人の声、とても耳に心地いい♪
歌えて踊れるって本当に素敵だなーと思います。

また、パクトンハさん、以前エリザベートでルドルフされてた方ですが、
もうルドルフから大きく大きく成長された感じで、
ひげの生えたポセイドンになってました。貫禄ある。。
そしてあの響き渡る歌声。。さらにダンスも軽快!

平澤智さんのゼウスキャスティングは見事ですねー。
みてて楽しい♪

蘭香レアさんの足の動き、足の伸びはほんとみてて気持ちいい。
蘭香レアさん演じる渡辺房江とアフロディーテ(風花舞さん)と
佐藤ひろし(東山義久さん)のベンチとゴミ箱のシーンはお芝居的にも
かなりみてて楽しかったです。

高橋ヘレナ(原知宏さん)、面白い(笑)
もう少し続きみたかった。

音楽も生演奏、照明も綺麗で、監禁シーンとかの表現、うまいなーと。
また、全員そろってのダンスは、個をそれぞれ前面に出してるダンスシーンでは
もう観たい人だらけで迷ってしまい、
全体がそろったシーンでは、わくわくしながら観てました♪

ちなみにタップシーンの前に上から落ちてきた靴、あれ、
みなサイズ同じなんでしょうか。それともあの一瞬で
自分の靴を判別してるんだろうか。。

休憩15分含んで2時間。
うん、このくらいの上演時間が一番すっきりしてて楽しいな。

2008年08月06日

08/08/06 ミュージカルシャウト!ゲネレポ@ヨコスカ・ベイサイド・ポケット

2008年8月6日(水) 13:00
ミュージカル シャウト!
@ヨコスカ・ベイサイド・ポケット

先日稽古場にお邪魔してきたミュージカル シャウト!の
ゲネにいってまいりました♪

タイプの異なる5人の女性(それぞれに色が割り当てられてます)
一人ひとりにスポットをあてて、60年代から70年代へと、
彼女たちの変化を、歌、踊りなどを交えて、POPに描いたミュージカル。
5人の登場人物でずっぱりです。

ちなみに音楽の生演奏も全て女性(衣装もステージにあった衣装)。

歌、踊り、スタイル、美脚、美脚の動き、壊れ具合、洋服の変化、恋愛、性・・・
この舞台、女性の方自身が観ると、いろいろと
感じるところ思うところとか、男性の私とはまた違った見方に
なるのではないかなと思います。

ちなみに車のセットがあるんですが、今回のゲネでは、この車の
ライトがもろ下手客席をてらして、キャストさんの目線がかなり
客席下手ブロックに集中してました♪(私座ってたの下手。キャー笑)

音楽も頭に結構こびりついてます♪
そしてその音楽が頭の中で流れると、必ずその音楽に同期して
軽快に動く紫吹淳さんが私の頭の中に登場します♪
そのくらいインパクト大!

樹里咲穂さんは、高音が気持ちいい。一方であんな動きを・・・
岡千絵さん、くねり!ダンスかっこいい!以上!(笑)
入絵加奈子さんの動きと表情がかなりツボでした!ウェーッ!アィッ!等等
森口博子さん、黄色かわいい&いい歌声したはります♪

美脚ミュージカルシャウト!(美脚ミュージカルについては稽古場レポの動画をご参照下さい)
東京公演は、8月12日から8月31日まで博品館劇場にて
その後、岐阜、静岡、香川、兵庫、愛媛、高知、福岡と全国ツアー♪

2008年08月07日

08/08/07 こまつ座闇に咲く花稽古場レポ

2008年8月7日(木) 12:00
こまつ座 闇に咲く花 通し稽古拝見レポ

こまつ座さんの闇に咲く花の通し稽古を観てきました。
稽古場、広い。正面にセットがどーん。
そして私が座らせていただいたのはこちら。

そう!演出の栗山民也さんの真後ろ。
気分は、劇場の客席で前の席に有名人が座ってる心地
といったらおわかりいただけますでしょうか♪役得ですみません。

さて、すぐに通しがスタート。
「客電がアウトしていきまーす」といった本来の舞台では
聞こえないこうした声がワクワク感をそそります。

まずは舞台下手に、ギターを持った水村直也さん。
(ラマンチャの男に26年出演中&上條恒彦さんのバック・ミュージシャン♪)

このギターの音色が実に心地よくて、でも単に舞台音楽
というわけでなく、ちゃーんと登場人物なんです。
最後の方にわかってきますので、それは観てのお楽しみということで。
でも水村さん、ずーっと舞台上にいらっしゃるようなのですが、
ギターを弾いてない時の表情や姿勢が実に神妙な感じで、
この役柄にも入ってらっしゃるんだなーと思いました。
またこのギターの音が入るタイミング、弾き終わるタイミングが素敵。
ピタっとあうのでございます。めっちゃ気持ちいい。セリフと見事にリンクしてます。

神主の辻萬長さん。表情も声もお芝居も好きなのですが、
私は”抑揚”が特にお気に入り。セリフの抑揚や気分の抑揚が
実に人情味あふれる感じで伝わってくるのです。
ぴょんぴょんはねるシーンには嘘がなくほんとに純心に感じます。

小林隆さん演じる巡査。見えない舞台袖でもずっと赤ちゃんをあやされてました。
ミルクもあげたはりました。こうして役柄に入り込んでいくんですね。
ところでこの赤ちゃんが結構リアル。今回はその色具合もポイントに
なるので、お客さんの視線を集めるからというのもあるんでしょうね。

上演時間は約3時間(休憩あり)ですが、冗長に感じるシーンがなくて、
どのシーンもセリフ、お芝居、熱気が伝わってきます。
1幕のおみくじのシーンも、これはもう観ていただくのが一番ですが、
観客の気持ちにつかみ方がうまいです。
(あれ以上やるとやりすぎになると思うところで次に展開。気持ちいい)

石母田史朗さんと浅野雅博さん演じる二人の絆も注目です。
9人の野球部レギュラーの話にはぐっときます。
また、お面工場で働く女性陣など、登場人物一人ひとりにスポットがあたり、
戦時中の神社のこと、戦犯のこと、戦争のことが、役者さん達の
表情、セリフ、しぐさから伝わってくるのですが、ギターの調べに包まれて、
決して重々しいわけではなく、時には軽快に描かれ、
でもメッセージはストレートに心に響いてきます。

「ついこのあいだ起こったことを忘れちゃだめだ」というセリフが私の胸に刻まれてます。

公演初日は終戦記念日。私も初日に観劇予定です。

作:井上ひさし
演出:栗山民也

石母田史朗
浅野雅博
辻萬長
小林隆
石田圭祐
北川響
水村直也(ギター)
増子倭文江
山本道子
藤本喜久子
井上薫
高島玲
眞中幸子

2008年8月15日~31日まで。紀伊國屋サザンシアターにて

2008年08月08日

08/08/08 シンデレラtheミュージカル@新宿コマ劇場

2008年8月8日(金) 11:00
シンデレラ the ミュージカル
6列79番@新宿コマ劇場

モーニング娘。の高橋愛さんがシンデレラ、
新垣里沙さんが王子、この二人がとってもかわいい!
継母の愛華みれさんと麻路さきさんと並ぶと
ほんとうにちっちゃくてかわいい王子とお姫様♪

とにかくかわいい&かっこいい!そんな舞台でした!
モー娘ファン、宝塚ファン、親子連れ、中高生、大学生、おじいちゃんおばあちゃん、
いろーんな客層のファンがいた感じ。盛り上がり方、拍手の仕方、タイミング、
まわりの反応みてても面白いです。不思議な空間でございます。。

まずはシンデレラ!高橋愛さん。
いい声したはります。舞台映えもします。

お次、王子の新垣里沙さん。
かわいい王子です。衣装めっちゃ似合ってます。

派手な継母愛華みれさん。
頭がすごいことになってます。
姉二人のやりとりもかわいらしい。
特に妹ポーシャ役の亀井絵里さんは、舞踏会にヘソ出し衣装。おおおお。

王様の箙かおるさんの貫禄!
この王様とこのお妃(光あけみさん)は何歳でこの王子を
産んだのだろうかと考えてしまいました。。

この皆さん、公式ブログのインタビューサイトみると
ぜんぜん舞台と印象が違う!驚いた。。

二幕、おうちの靴のシーンで、継母の愛華みれさんと伝令官の久住小春さん
のちょっとしたやりとりも楽しい♪ この久住小春さん、モー娘の中でのキャラは
知らないのですが、今日の舞台では、クールな感じの中に温かみのある伝令官を好演!
笑顔も素敵ですラストシーンでのながーーい名前もよく読みあげた!
伝令官の手下のジュンジュンさんもピンクの衣装が似合ってましたねぇ。
私、ピンク色の衣装に弱いんだろうか。。。

宝塚OGさん達のアンサンブルも美しいです。森の精たちとか、
群舞はさすがでございます♪
ちなみに王室のドアの横にたっている番兵の男役の方、素敵、どなたでしょう。
あの微笑をぜひ私に(笑)(かぼちゃの馬車では引き手?)
チラシの裏面に写真があるんですが、役柄の写真でないと頭の中で一致できない・・・

最後の王子とシンデレラの出会いシーンの演出も好き。
もっとひっぱってもらってもいいくらい。
(逆に第1部のドアのばたんばたん演出を短くしてほしいー)

そして今回、なんとオーケストラも生。本格的です。

そうそう、今日は途中で地震もありました。ごごごごご、ボコッみたいな感じでセット全体が
グラっと揺れました、が、舞台上では何ごともなかったように継続。おおおお。

第1部と第2部はシンデレラのミュージカルですが、
第2部の後の10分休憩が終わるとですね、

モー娘ショー

タカラヅカショー

総合フィナーレ

プチ挨拶

というコースが待ってます。これが楽しかった!
モー娘プチライブが味わえて、客席のファンの雰囲気も堪能でき、
タカラヅカショーでは、歌と踊り、ラインダンスを堪能。
宝塚ショーのあの拍手”チャチャチャ”、これは一緒に拍手したいところですね。
愛華みれさんの登場は、タカラヅカファンでない人は、
この方=継母という認識ができるまでに時間かかったんではないでしょうか。
もうほんと別人。素敵。かっこいいー!
とっても豪快なウインクが印象に残っております!
その後の合同フィナーレ、そしてプチ挨拶。
盛りだくさん、満足度いっぱいって感じでした♪♪

8月6日の初日から25日まで、13日を除いて毎日、
しかもほとんどが2回公演。・・・しかもその間に
テレビとかのお仕事とかもおそらく入ったりしてるわけですよね。すごい。。。

それにしてもこのコマ劇場は横に広いです。
横が90番台まであるってすごいですね。
そしてすり鉢状になってて結構傾斜もあるので見やすいし。
さらに座席にペットボトル置き場まであるものだから、
お客さん達が途中でぐびぐび飲む飲む(笑)
今年一杯でなくなってしまうのは寂しいなぁ。

2008年08月09日

08/08/09 由比正雪~半面美人の巻~@本多劇場

2008年8月9日(土) 19:30
流山児☆事務所
由比正雪~半面美人の巻~
O列4番@本多劇場

お誘いを受けて、流山児☆事務所の舞台を観てきました。
唐十郎さんの40年前、28歳で書いた作品とのこと。

冒頭の殺陣シーンは迫力と勢いがあって、おおおおっ!と。
冒頭からこの殺陣シーンまでは身を乗り出して見てましたのですが、
不覚にも一瞬睡没してしまい、
島原の乱から逃げ帰った!?というあたりで少しわからなくなり、
その後ぽんぽんと飛ぶ印象の展開についていけなくなりつつも、
柳生十兵衛、金井半兵衛、丸橋忠弥、
そして由比正雪のキャラクターを楽しみつつ、
映像効果や最近のネタが入りつつも舞台全体に漂うアングラ的雰囲気を楽しんでました。

シアターFのゲストコーナー
「すごくわけのわからないけども、おいてきぼりになるような勢いのある芝居」
とおっしゃってたんですが、うん、確かに、そんな印象。
ちなみにこの”勢い”についてちょっと考えてみたんですが、
40年前にこの舞台を当時観たらもっと勢いを感じたかもしれないけど、
今の感覚で観ると、流れ的には私には少しゆっくりに感じました。
それが逆にまたいいのかもしれませんね。

2008年08月12日

08/08/12 不毛会議@劇小劇場

2008年8月12日(火) 19:30
1970 PROJECT Vol.2
不毛会議
自由席@劇小劇場

初日に観てきました。
近い!
とにかくステージがめちゃめちゃ近いです。
ステージ上の足の振動が客席まで伝わってきます。
仮面ライダー龍騎の萩野崇さんが目の前です。
めっちゃかっこいいです。
客席下手側に座るとより近いです♪
(自由席。座席数は確か130席くらいかな)。
ちなみに電話シーンのあのセリフは・・・・

StudioLife の甲斐政彦さんほか、個性的な役者さんがたくさん。
私的には、谷戸亮太さんの少尉の独特の挙動不審具合がツボでした。
しかも後半、少尉、ちょとぐっとくるセリフをいいます。いい役だ。。。
大根田良樹さん、おおお、先日のみつわ会の
暮れがたに出てられた方だ。
高塩誠さんのキャラも味があっていい。

それぞれの役者さんがそれぞれの個性的キャラーを好演されていて、
戦争末期のある夜の会議を通して、
戦時中の上下関係、若者達の本音、熱意、恋愛、不条理などいろいろな人間模様が描かれてます。

こうした実力ある役者さん達をこの距離で観れるのはすごいっ!
ほんとに近いです。最後列でも全然近い。
オペラグラス不要です(一応持っていったけど・・)

ラストの展開は、あぁぁ・・・

作=なるせゆうせい
演出=大岩美智子
休憩なしの1時間45分。ちょうどいい長さです。

2008年08月13日

08/08/13 四十雀ノコイ@THEATER/TOPS

2008年8月13日(水) 19:00
ケイファクトリー Produce
四十雀ノコイ
E列7番@THEATER/TOPS

四十(しじゅう)から始まる大人の恋・・・・
みたいに想像してたんですが、ぜんぜん違った!!

強烈な登場をする妖精のような女性によって
四十男達の心がぐるぐると変化し、
ぽっぽっぽっと次々と花が咲いていくような、
観終わった後、あったかい気持ちになれる素敵な舞台でした!!

最後の暗転の瞬間、客席からも割れんばかりの勢いある拍手!
(と思ったらその後にさらにもう一展開あった・・)

観終わった後の余韻がまたいいのです。
笑って、泣けて、前向きになれて、気になる役者さんが
たくさんできて、リピートしたくなりました。

上演時間約1時間35分。昨夜寝不足にも関わらず、
全てのシーンがよくてまったく睡魔おそってこず。
どのシーンももう一回観てみたい。

次々と登場してくる登場人物がほんとに魅力的!
見事な演出、脚本も素敵!
(作・演出はIOH(アイオー)の林邦應さん)

山崎直樹さん、
金太郎飴のような表情という役柄から最後に見せるあの表情がいいっ!
吉井怜さんとの後半のシーンには涙してしまいましたです。

その吉井怜さん、登場シーンがかなり強烈です。身体柔らかい!
登場前に期待感をあおる四十男達のセリフの応酬を聞いて、
そーんな女の子出てこないよね・・と思ってたら出てきました。
びっくりした。
期待感通り、いやそれ以上のインパクトあるキャラクターを好演!
最初ちょこっとだけ固くなっちゃっているかなと思う場面も少し
ありましたが、まわりの四十男さん達(笑)との絡みで、
どんどん輝き輝かせる一輪の花という印象でした!素敵でございました。
特に脇や後ろにいる時の目線、表情、足の仕草などもいいんですよね。
ぼろぞーきんシーンも楽しい。

井之上隆志さん、はいはいパン屋のしゃっちょさんですよーは爆笑!
冒頭の井之上隆志さんと山崎直樹さんとのやりとりの部分も好き。
(最後の携帯は、あれは自分からかけたということでしょうか?)

黒田アーサーさん、かっこいいー。
でもおじーちゃん!? そしてガングロと呼ばれ(笑)。。

小野剛民(オノヨシミ)さん、メールを読んだ後の表情がいい味!

名和利志子さん、ん!あのあと二人は!?

坂東工さん、熱いノリ、好きっす! 超リスペクト!

ほんとに今回、登場人物全員がいい人で、どのシーンも見返したい、
そう思える作品でした。リピートしたい!

公演は8月20日まで。新宿THEATER/TOPSにて。

2008年08月14日

08/08/14 サ・ビ・タ@シアタートラム

2008年8月14日(木) 14:00
サ・ビ・タ
J列2番@シアタートラム

韓国でロングラン中のミュージカルとのこと。
冒頭から観客参加型で、上手と下手の端の観客に小道具のお手伝い。
あのくらいの参加感が一番楽しくていいかも。
ただ、頭ぐちゃぐちゃはやりすぎではと思ったりもしますが(笑
あれも座ってる人みて選んでるのかな。。

ミュージカルということだったけど、
最初の一曲目が駒田一さんの歌で、
高めの歌声がかなり喉つらそうで残念。
初見のミュージカルは最初の一曲目って
その後の観劇時間にかなり影響するんですよね。。
駒田さん、演技はとっても雰囲気でててよかったんだけどなー。

山崎育三郎さんは、おおおおお!かっちょえー。
幅広い役者さんだ。歌声も素敵。育三郎くんは演技も歌も観てて気持ちいいです。

原田夏希さん、なかなかインパクトある登場だったけど、
歌は全体的にキーがずれてる印象で残念。
3人で歌う部分も、ハーモニーが・・・

うーん、ミュージカルというからには歌をちょっと重視してほしかったなと。
また歌いはじめるのが唐突だったりして、かつてミュージカルが苦手
だった時の私が観たら、ますます苦手に思ってしまったのではないかという感じ・・
ビールを口であけるシーンとか電話の受話器押す音とかの効果音が
あったりなかったりってのにも冷めてしまう私です。

いや、でもこういろいろ書いてますが、楽しかったんですけどね。
ラストの雰囲気とか好きですし♪
ちなみにあの箱の中は何なんでしょう?

2008年08月15日

08/08/15 こまつ座闇に咲く花@紀伊國屋サザンシアター

2008年8月15日(金) 18:30
こまつ座 闇に咲く花
9列12番@紀伊國屋サザンシアター

先日通し稽古を拝見させていただいてましたが、
その時とは、セリフを変えたのではと思ってしまうくらい、
伝わってくるものがより大きくなってました。部員紹介で涙がでました。。

一度通しで観てるのに、全てのシーンがほんとに印象的で、
もう一度観たいシーンはどれと聞かれると全てのシーンが候補になるくらいです。

第一場 御賽銭箱(おさいせんばこ)
第二場 御神籤(おみくじ)
第三場 神鈴(すず)
第四場 種銭(たねせん)
第五場 御守(おまもり)
第六場 太鼓(たいこ)

御守かなぁ。。種銭も好きだなぁ。。御神籤は楽しいし。。やっぱり選べないです。
アンケートとったらどれになるんだろう。第六場も前向きになれます。
各シーンに出てくるエピソードや食べ物、流行モノの話もまたいいんですよね。
(私の後ろに座ってたおばーちゃんの懐かしそうな相槌は心地よかったです)

間とかセリフの声とかが、ほんと心地よく、すっと入ってくるんですよね。
そしてぐっと重い中にふっと持ち上げる演出がとっても好きです。
暗転でギターの生演奏の曲が変わったと同時にあがる幕もいい。
カーテンコールの登場の仕方もいい。

そしてですね、この舞台のパンフレット、これとてもお勧めです。
まず冒頭の井上ひさしさんの前口上が面白い。

そして栗山民也さんの2ページに渡る文章は帰りの電車で
読んだのですが、とてもわかりやすく栗山さんの思いが
伝わってきて、今日の観劇の感激をよりひとまわり大きくしてくださいます。

お次、パンフレットの辻萬長さんの文章、舞台と同様に、
ぐっとくる部分とふっと持ち上げる部分のバランスが絶妙~。
「周りの戦争未亡人たちに実権を握られつつも、しっかり支えられて生きている(笑)」
という部分、思わず読んでて微笑んでしまいました。

ギター生演奏の水村直也さんのページでは、弾いてる曲のことや
(クラシックを水村さんが編曲して弾かれてたんですね!
 しかも弾き方も現代風にならないよう気をつけられてるとのこと)
お母上の話もぐっときた。。そして最後の「セリフと合う時もあれば、
合わない時があってもいいと思っていますよ」という部分もなんか好き。

このような感じで全出演者の文章が載っているのですが、
どれも読みやすく、すっと入ってきて、もう一回観たくなります。
そして皆さんお写真の顔がいいっ!(カメラマンさんグッジョブ!)

これだけ載ってて800円はお得。
なんか今回の感激レポ、パンフレットレポみたいになってしまいましたが(笑)
観劇前、休憩時間、観劇後、リピート前に一冊、オススメです。

終戦記念日という日にこの演目を観たこともより印象深く記憶に刻まれました。

公演は8月31日まで。紀伊國屋サザンシアターにて。

2008年08月16日

08/08/16 スタジオライフ マージナル稽古場レポ

2008年8月16日(土) 14:00
StudioLife マージナル 稽古場レポ

劇団スタジオライフのマージナルの稽古場に潜入してきました。

最初に藤原啓児さん、演出の倉田淳さんから挨拶があり、とてもいい雰囲気。
最初の倉田さんの説明で、2階部分には、ほんとはそこに幕が
あってみえないんだけど、稽古場なので汚いものがみえてしまいますが・・
とのご説明。さて、2階にある汚い(!?)ものとは何なのでしょう??

今日の公開稽古は、まずは砂漠編からスタート。
倉田さん自ら「幕があがりまーす」といったアナウンス。
近いっ。いつも稽古場見学では近いと感じますが、
この感覚はやはり何度いっても非常に贅沢。近すぎます。
最前列というよりは、ステージ上に座ってる感じです。

通しではなく、最初の方だけではあったんですが、
この後どう展開するのだろうか、と気になったところで
次は都市編の稽古に。
最初の展開は砂漠編と都市編、似てるんですね。
でもキャストさんはもちろん、演技する位置や音楽も変わってきます。

ここに、衣装、メイク、照明、セット、などが加わると果たして
どういう世界になるのか、ワクワクでございます。
(下記写真は舞台イメージのミニチュアセット)

今日の稽古は皆さんジャージ姿でお顔も素顔。
実は今回の稽古場見学は、ファンクラブの会員で
チケットをたくさん買った方がご招待されていたんですね。
これはファンにとっては新鮮で貴重な機会ですよね。

休憩中も、打ち合わせをしたり、柔軟体操したりと、
皆さんそれぞれに集中してる感が伝わってきました。

稽古の後は、別会場に移動して、なんとサプライズお茶会。

ここにも参加させていただきまして、演出の倉田淳さんや
キャストの方とお話させていただきましたが、今日の公開稽古、
観てた見学者の方も緊張してたと思いますが、演じてるキャストの方達も
結構緊張されてたそうです。
この位距離が近い↓

制作発表でおっしゃってたキラとセンザイマスターの海のシーンの演出は
どうなりましたかと聞いたところ、倉田淳さん満面の笑み。
これはかなりのかなり自信作に仕上がっているとみた!楽しみです。

砂漠編、都市編、両方観る方はまず砂漠編からみるのがオススメとのこと。
休憩なしの2時間40分の舞台。公演日程のよっては砂漠編都市編のマチソワも可能。
原作読んでない方は、マチソワの間に原作を読んでってのもいいかもしれません。
萩尾望都さん原作、倉田淳さん演出の
スタジオライフによる2999年のマージナルの世界に
1日どっぷりと浸ってみるのもいいかもですよ。

余談。
お茶会の最後に、藤原啓児さんから締めの挨拶があったのですが、
代表の河内喜一朗さん(下記写真右端)はなんと箱根駅伝二回走られたんですってね!

08/08/16 庭劇団ペニノ 星影のJr.@ザ・スズナリ

2008年8月16日(土) 19:00
庭劇団ペニノ 星影のJr.
I列4番@ザ・スズナリ

一度観てみたいなと思っていた庭劇団ペニノさん。
観にいってきました。

最初に、はさみこまれてたタニノクロウさんの「観劇の手引き」を読み、
主人公の少年は、演劇経験がなく、2年前にフランスから日本に来たばかりとのこと。
その彼のための教育プログラムのための擬似家族の演技が始まります。と。

擬似家族。。。いまひとつ理解できてないまま観劇スタート。

最初は、後輩役の飯田一期さんや、父の久保井研さんの演技が
しっかりしていて、少年役のラヴェルヌ拓海クンもかっこいい少年で、
屋根裏部屋のババァやウインナ妖精との絡みなども楽しく観てたのですが、
母親が、父親に縛られて犬にされてしまったあたりから、ちょっと観ていてつらくなり。。
そうなってほしくないなーという方向に展開していき。。
最後も、あぁ水鉄砲。。。

と観終わった後の気持ちはかなり精神的に重かったのですが、
ふっと振り返ってみると、
最初と最後の喪服シーン。
庭には茄子と胡瓜。
今はお盆。

回想だったってこと?
擬似家族ということは、それぞれの登場人物が
引きこもり少年のためにそれぞれの役割を演じたと。。
そして最後、撃て、撃てと父親から言われて、
自ら水鉄砲で愛人を撃ち、引きこもりから立ち直り・・・
あの梯子の花々は!?
この少年は誰?
回想?
少しわかりかけたようで、でもまだこんがらがってる状態です。

でもやっぱりあの縛られた犬は観ててつらいです。
タカヒロ君が近づくたびに、あぁぁぁと思ってしまいました。
このあたり、「教育」がテーマということで、足を運んだお客さんの中は、
あれま・・・・とちょっとそのギャップを感じた方も多かったのではないかなと。
特に演劇が初めての女性を連れて行くにはあまり適さないかも・・と思いました。
でも、深読みしたい、謎解きしたいというような人を連れて行くと
観劇後にいろいろ話せていいかも、とも思いました。

舞台セットは、噂には聞いてましたが、
煙突の煙や、1階と2階と屋根、蛇口、そして庭、梯子、ラストの花々。
かなりリアルに作りこまれてて見ごたえありました。

2008年08月17日

08/08/17 劇団M.O.P. 阿片と拳銃@紀伊國屋ホール

2008年8月17日(日) 14:00
劇団M.O.P.
阿片と拳銃
J列8番@紀伊國屋ホール

「観て!」
といろんな人に言いたい舞台でした。

役者陣の魅力はもちろん、セット、照明、雰囲気、転換、
そして最後の生ライブ!!
あまりにも満足すぎて言葉が出てこないくらい。

滝口ヒカル役のキムラ緑子さん、
最初のシーンの上手にいる時から雰囲気にもうひと目惚れでした。
転換のたびに時間軸ががらっとずれるので、若い時だったらいおばーちゃん
だったりするのですが、その切り替えがすごい!
ラストの、ホーム→出会い→ライブ だけでもすごい!
どのシーンも雰囲気たっぷり、見惚れます。
そして声が好き!歌声も好き!
登場からもう目が釘付けでしたが、ストーリーが展開するにつれて
どんどんファンになっていって、最後のライブでどーんと背中を押された感じです♪

滝口新吉役の三上市朗さん、見事な老い方。。。
しばらく同一人物ってわからなかったです。

守山良文役の小市慢太郎さん、いい役者さんだー。
かっこよくて味があって、役柄のかもし出す雰囲気をすごくうまく出されてます。

とにかく構成がとってもよくできてるのです!!
(作・演出はマキノノゾミさん)
100円の話とかにしても、持って行きかたがうますぎる!
笑いどころもあり、ホロリともきて、優しい気持ちになれる、うーん、いい!
舞台っていいなーと心から思いました。
もういっぺん誰かを誘って、観せに連れて行きたい舞台です。
観客を飽きさせない度満点です!
最後のセピア色の出会いシーンとか素敵~。ダメ押しされた感じ。
そして皆さんセリフの声がいいっ!
木下政治さんとかとっても好き!
あーほんとにいい舞台だったです。
まさに観劇に感激!

ところで滝口さんの息子さん(関戸博一さん)、
お母さん(キムラ緑子さん)を訪問した時に持ってた傘が
ビニール傘でしたが、これはなぜビニール傘だったのでしょう(もうお一人は普通の傘でしたから)。

あと2年後に解散を発表された劇団M.O.P.
必見です。

2008年08月18日

08/08/18 新宿コマ劇場バックステージツアー

2008年8月18日 14:30
新宿コマ劇場 バックステージツアー

新宿コマ劇場で上演中のシンデレラtheミュージカルの
バックステージツアーがあるということで急遽潜入してきました♪

最初に劇場の方からコマ劇場の説明。
コマ劇場のコマって、あのおもちゃのコマからきてたんですね。
しらなかったー。そしてそのコマも、今回のシンデレラtheミュージカルで
最後にお目見えした、あの回転しながらせり上がる三十の廻り舞台が、
コマのようにみえるからとのこと。おおおお。
確かにあの三十の廻り舞台ってデコレーションケーキみたいで楽しい♪
そして、1956年に建てられた当初はなんと3000席もあったとのこと。
ワンフロアで3000席はすごいです。。。。
でそこから、二千数百席まで減らし、さらに座席の幅を広めることで
さらに座席数が減って今の席数(2088)になったとのこと。
だから席番が17番からはじまったり19番からはじまったりしてるんですねー。
(つまり、昔はこの17番の隣に16席余分にあったということですよね)

この説明の後は、いよいよバックステージに。
普段絶対に観客は入れないこの役者スタッフ用の劇場通り道って
ほんとどきどきします。劇中のセットが後ろ向きでおいてあると、
そこにはいろんな配線やらがむき出しだったりするんですよね。
扉や壁に、歴史を感じます。

また、通路脇には、早替え用と思われるような小さな小部屋が
いくつかあったりして、おおおお、ここでセットしたり着替えたり
してるんだなぁと想像してみたり。

いざステージへ。
客席が近い!ってか、客席全部見渡せますね!
後方のお客さんも目がいい役者さんだったら視認できるくらい。
前方ブロックはもうはっきりわかりますねこれは。

そしてオーケストラピットが怖い!
油断すると飛び込んでしまいそうです。

そしてここから、なんと、ステージの廻り舞台を、どーんと
沈めてくださったんです。私達がのったままで。感激~。
3mほど沈むんですが、沈むに従って、ステージ下に
秘密の通路やらスペースやらがあらわれて、楽しい~。

最後は、シンデレラのおうちのセットが下手上手から
大道具さんによって運ばれてきて、一瞬で組み合わさり、
その前で参加者それぞれが記念撮影。
さっと裏手にまわると、そこには大道具さん達のメモがたくさん。
こうしたメモ(というか注意書きですね)も臨場感高めてくれます。

20分くらいのバックステージツアーでしたが、楽しかった!
ほんといい劇場なのになー、取り壊し、もったいないなー。

2008年08月20日

08/08/20 ミュージカルシャウト!@博品館劇場

2008年8月20日(水) 18:30
ミュージカル シャウト!
M列10番@博品館劇場

先日横須賀でゲネ見て来たのですが、
お客さんはいるとノリも雰囲気もパワーアップしますねー。
特に今日はラストの客席前方席はかなり盛り上がってました。

紫吹淳さんと樹里咲穂さんコンビ、
この二人の存在感は圧倒的ですね。
立ち姿や雰囲気、動きをみてるだけで綺麗。
ぶれない。そしてモードの切り替えがほんとうまい。。

役柄と演じてる人の気持ちに距離感を感じると
観てる方としてはふっと冷めてしまうものですが、
そういうのがこの二人は全然ない!

入絵加奈子さん、かなりパワーアップしてました。
表情や動きがもうかわいくて面白くて楽しくて。。
思わず声出して笑ってしまいます。
もう一度リピートして見せて!っていいたくなる。
ほんとレッドを好演です♪ そして歌うとレッドが歌ってるの?
と思ってしまうくらい気持ちいい歌声。

最後のあの相談おばさんの半分キレ具合ってのがよくわからないんですが、
グリーンの病気ネタはやっぱり嫌だなーなどと思いつつ、
少しHなネタやセリフもあったりしますが(グリーンは大変だ・・)、
ラストはそんなの吹き飛ばして盛り上がれます。

シャウッ!シャウッ!シャウッ!シャウッ!

2008年08月22日

08/08/22 音楽座ミュージカル七つの人形の恋物語ゲネレポ@赤坂ACTシアター

2008年8月22日(金) 18:00
音楽座ミュージカル 新作
七つの人形の恋物語
赤坂ACTシアター



♪マークをクリックすると七つの人形の恋物語の美しい曲が聴けます

8/27追記:本レポ最後に、ゲネの動画映像をUPしました


ゲネ観てきましたー!♪
不思議な一幕、魂を感じる二幕、そしてラスト&カーテンコール!
音楽が今でも頭の中をぐるんぐるんまわってます。
少し不安定な旋律の中に芯(魂)がある感じの曲、
ほんとに美しい透き通るような旋律の曲、
心にポロロンと響き渡る曲が盛りだくさんですっ♪
ずーっと頭の中でなり続けてます。
ターララララーラララーララララーーーー♪
休憩中オーケストラピットを覗くとわかりますが、
下手側にシンセが数台置いてあって、ほかのミュージカルとは
ちょっとオーケストラピットの雰囲気が違って新鮮ですよ。

さてこの舞台、劇団四季夢から醒めた夢宮崎しょうこさんファン
であった管理人はもう大変楽しみにしておりましたが、今回の主役ムーシュの
宮崎祥子さん(音楽座に入ってしょうこ→祥子にされたようです)、
表情、困った顔、笑顔、口の開け方、声、歌声、かわいらしさ、
ふっとみせる寂しげな雰囲気、無邪気に喜ぶさま。。などなどもういろんな魅力がつまってます。
製作発表でおっしゃっていた通り「無垢!」でした。
私は彼女が出す独特のセリフの抑揚がとても好きなんです。
例えば「ほかのみんなは?」というだけのセリフでも、
なんかツボに入ってしまうのですよ。

いろいろなインタビューサイトやチラシの写真も拝見してますが、
宮崎祥子さんの魅力は、そうした写真などの静止画に比べると、
生で、動いてるところ、歌ってるところ、演じているところ
を観て聴いて感じるとほんとに桁違いに伝わってきます。
一幕の、安中淳也さんとのトランポリンのシーン好きだなぁ。
安中さんの存在感も素敵です。ってか、ほんと身軽っ!

一幕ラストは、おっと、あらま・・と思う描写があったり
ストーリー展開も、どちらかというと
負(マイナス)の世界からプラスに向かう葛藤というような感じの印象、
でもそれゆえにいろいろ共感共鳴できたりするんですよね。
劇場から帰る時には、観た人の心に何かが芽生えているような、そんな気持ちになれます。

一幕は上手から観て、二幕は下手から観たんですが、
二幕はセットの配置からすると上手の方がアングル的にはいい気がします。


音楽も照明も素敵です。
照明は全体的に暗めですが、浮かび上がる感じで、
また時々ぱっと舞台が明るくなると気分も同時に高揚する感じに♪
曲がほんといいのですが、この曲にあわせた
歌い始めが私すごく好きなんですよね。
ぞくぞくっとくる感じ。セリフから歌へのつなぎが自然です♪
またアコースティックからシンセへの展開もいい!

今回はアンサンブルさん一人ひとりにスポットがあたるシーンが
少ないように感じましたが、黒いアンサンブルさん達の動きがかっこいいです!
(誰が誰かわからないのですが・・)

またアンサンブルシーンでオペラグラスしてると、
お、関川慶一さん発見、お、しゃべった(笑った)!と嬉しくなります♪

広田勇二さんがキャプテンコックと人形の二役をしてるのに
最初ちょっと混乱しましたが、
七つの人形は、それぞれに特徴があってどれも印象に残ります。
私は特にデュクロ博士!藤田将範さん!が気に入りました!!!
演技もいいし表情もいい、なんといっても声がいい!歌声最高~です♪

宮崎祥子さん、広田勇二さん、藤田将範さんのトリオは何度もリピートして聴きたい♪

ゴーロ役の小林アトムさんやボスケ役の新木啓介さんなど
脇を支える方のもつ雰囲気も素敵です。

そんなに小難しく考えなくても、宮崎祥子さんの魅力を十二分に堪能できて!
この素晴らしい音楽に浸れる!というポイントだけを考えても、見ごたえ十分!!

最初から最後まで作品の持つ世界観に浸れる、そんな舞台だと思います。
(最後のカーテンコールは明るく素の笑顔で送ってくれるので
 それがまた気持ちよくもあったりします)

赤坂ACTシアターで8月31日まで。

ゲネは撮影しながら観てたので、ファインダー越しだとやっぱり
伝わってくる時にフィルターかかっちゃうんですよね。
なのでやはり生で観たい!、っと、
次回は8月27日マチネ公演を観劇予定です→観劇レポUP

参考リンク

同じくゲネを観劇した方達のブログリンク

(写真は関係者の許可をいただいて撮影・掲載してますので無断転載はご遠慮下さいね)

そしてお待たせしました、ゲネ映像ですっ!

参考:映像の流れ&管理人の一言コメント
→冒頭のアンサンブルシーン(この振付大好き!踊りだそう!)
→心地よい三重奏の部分(りんごはー♪)
→キャプテンコックとムーシュ(あなたの本当の名前は・・)
→キャプテンコックと七つの人形(後ろの人形の動きに注目)
→人形達&ボスケ(人形達のメドレー。最後はボスケ!)
→ロクサーヌー!(劇中劇シラノドベルジュラック。下手側の手に注目。おらですよぉぉx-)
→ムーシュとバロットとの出会い(蝿よ。ぶんぶん飛んでる蝿)
→ジプシー(最初一緒に踊ろうといわれた時のムーシュ首くにゅっがかわいぃー)
→後半の1シーン(ラストシーンじゃないよ。さぁこのあとどうなるか!)


(映像撮影・編集 by おけぴスタッフ吉田)

2008年08月23日

08/08/23 八月納涼大歌舞伎@歌舞伎座

2008年8月23日(土) 11:00
歌舞伎座百二十年
八月納涼大歌舞伎
3階13列1番@歌舞伎座

最後の演目の「らくだ」楽しい~。落語で有名なお話でもあるんですね。
坂東三津五郎さんと中村勘三郎さんとのやりとり、
そしてらくだの片岡亀蔵さん、最初人形かと思った!
身体の色も黄色で、動きもほんとに死人のようで、
ぴたっとくっつこうとするあたりがなんともいえず迷惑な(笑)死体。
倒れ方、引きずられ方、踊り方(笑)、見事な死体です♪

冒頭のシーンで小三山さんの登場に3階席は拍手が起きてました。
おやすの尾上松也さんは3階からみるともう女性にしかみえない。声もいい感じ。
家主の女房役の坂東彌十郎さんの女形も楽しかった。でかいっ!

最初の演目の女暫は、最後の引っ込みのところ、
巴御前の中村福助さんと舞台番の中村勘三郎さんとのやりとり、
面白いですね。イヤホンガイドの解説もナイス助演。

今回は3階のB席の最後列の左端でしたが、
オペラグラスを使えば全然楽しめます。
生声も全然ダイレクトに届いてくるし、
いやーほんと歌舞伎座ってよくできてる。
取り壊すのもったいないですよ。。
しかもこの席2000円というのも嬉しい。
大向うさん(掛け声かける人)の声も飛び交って楽しいです。
慣れてくると、遠くてどの役者さんかわからなくても、
大向うさんの掛け声でわかったりってのもでてきたりして面白いですね。
(私はまだ全然わからないけど)

あ、8月中はイヤホンガイド、500円です!

08/08/23 新・水滸伝@ル・テアトル銀座

2008年8月23日(土) 18:30
二十一世紀歌舞伎組
新・水滸伝
14列11番@ル・テアトル銀座

作発表で、演出の横内謙介さんが、
王英(市川猿弥さん)は主役なんだよ
と市川猿弥さんにおっしゃってたのが印象的だったのですが、
たしかにそうでした!

中盤はほんとに王英中心に展開してます。
王英おいしいっ!いい役です。
告白がこれまたストレートで、にくめないなぁ。
引き際もかっこいいし、
王英のまわりの人達のサポートがまたいいんですよね。
中でもお夜叉(市川春猿さん)。
お夜叉は、王英に気があったりするわけではないのかな(この二人はどういう関係なんだろう?)
お夜叉が月とかぶるシーンがあるんですが、市川春猿さんは月が似合うっ!
ってか、市川春猿さん、めっちゃ妖艶です!

王英と青華(市川笑也さん)が後ろ向きになった瞬間、
一瞬ここで幕降りてきても満足って感じになりそうと思いつつ、
いや、でもそうすると林冲は・・となりますので、もちろんここでは終わりません♪

市川右近さんが、しっかりと蘇って、いよっリーダー
ついていきます!という感じの頼もしさはさすがです。

市川猿紫さんと市川猿治郎さんペアの動きや
立ち姿や表情から出てくる味みたいなのがいいっ♪
猿紫さんはスーパー歌舞伎の時印象に残ってた方だ。
猿治郎さんは、クールなたたずまいがいーのです。

また、縦横無尽に舞台をかけめぐる
役者さん達の走り方が気持ちいいんです。
忍者っぽく足音たてずにツツツツツーッと上下動せずに平行移動する感じ。

音楽は、スーパー歌舞伎!って感じで壮大で好きです。
加藤和彦さん。

セットはニューヨークのSOHOっぽい感じといいますか、
予想以上にシンプルで無機質な感じでした。
梁山泊の湖の感じがみたかったなぁ。。。。

私の後ろの席の方が盛んに掛け声かけていたんですが、
そっか、みんなおもだか屋だから、「右近!」「猿弥!」とかいう
掛け声になるわけですかね。「えみさぶろうー!」とかちょっと長め。
金田龍之介さんはどう呼ぶのだろうと思ってたら「かねだー!」でした。
そ、そのままなんですね。

2008年08月24日

08/08/24 ミュージカル銀河鉄道の夜@シアター代官山

2008年8月24日(日) 12:00
劇団ひまわり
ミュージカル 銀河鉄道の夜
D列13番@シアター代官山

シアター代官山って劇団ひまわりの劇場なんですね。
劇団ひまわりがミュージカル、ということは子役いっぱいかなと
楽しみにいってきました。

生演奏、そして映像もうまく使って、アンサンブルもたくさん!
休憩なしの1時間45分、楽しいステージでした。

発見がいっぱい。

まずは歌声が素敵なカオル(宮原理子さん)の息子タダシ役の女の子が
すっとしてて透明感あって綺麗だなぁと思っていて、終演後ふっと
キャスト表みたら「野本ほたる」とある。
なぬ!ミュージカルモーツァルトのアマデ!?
おーーーーアマデだ!
しかも今日は声聴けた♪
なんかめっちゃ嬉しい。

メインキャストがダブルキャストで今日のジョバンニは熊本野映さん。
前向きな強さが伝わってきましたです。
そしてカムパネルラの石川由依さん。ラストの歌声よかったー。
それにしてもお父さん、45分であきらめますか・・・おぅぅぅ(泣)

いいなと思ったのはザネリ。
ちょっといじめっこではありますが、声がいいっ。
セリフの間がかなり長いのは演出だろうか。
歌声も素敵。もっと歌って欲しかったくらい。
サソリでも登場しますが、踊りもいいっ。
かなり容量の少ない私の記憶に松村理子さんのお名前INPUTしました。

最初黒い踊り子で登場する3人のダンサーさんもいいっ。
舞台上方でうっすらと影になって踊る3人の笑顔がほんとに素敵で
そのシーン以外にもダンサーで登場するのですが、表情が気持ちいいと
みてる方もほんとに気持ちいいです。

もうちょっと大きなステージでみても気持ちいい舞台だなと思いました。
こういうところから、将来のスターが生まれていったりすると楽しいかもと。

今度10月に池袋あうるすぽっとで男性版の公演があるんですね。
見比べるのも楽しそう。でもチケット激戦っぽいなー。

上演時間:休憩なしの1時間45分

08/08/24 八月納涼大歌舞伎 愛陀姫@歌舞伎座

2008年8月24日(日) 18:15
八月納涼大歌舞伎
紅葉狩り愛陀姫
1階8列5番@歌舞伎座

昨日の3階最後列端とは一転、
本日は1階8列5番、花道真横!すごい席!

紅葉狩は、2年前、市川海老蔵さんで観てたんですが
(しかもその時は妹のぼたんさんも出てきてびっくりした)、
今日は、扇の舞は中村勘太郎さん、将軍役は中村橋之助さん。
勘太郎さんは、扇の舞、最初ちょっと堅いかなと思いましたが、
途中目つきがかわるあたりから、ぐっと入り込んでいって、
変化した後は、ど迫力でした。メイクも衣装もすごかった。

そしていよいよ本日のメインイベント。
愛陀姫(あいだひめ)。
野田秀樹さん演出。

前半は祈祷師大活躍。
祈祷師の名前は荏原(中村扇雀さん)と細毛(中村福助さん)。
どこかで聞いたような名前ですね(笑)
荏原が神を呼び寄せて、細毛に神が乗り移ります。
この細毛役が中村福助さん。
細毛最高~。声の使い分けやノリやセリフの間やテンポが
もう観客の気持ちをぐっとつかんでいて、客席もどっと笑いがおきます。
福助さんも楽しみながら演じてる感じ!
ちなみにこのインチキ祈祷師がどんどん力をつけていく過程もみもの。

設定がとても面白くて、ご存知、基本はオペラのアイーダですが、
この愛陀姫は、設定が戦国時代の斎藤道三の家という設定。
斎藤道三(坂東彌十郎さん)の娘が濃姫(中村勘三郎さん)で、
アイーダでいうところのアムネリス。
敵方織田信秀の娘が中村七之助さんで、名前が愛陀姫。アイーダでいうところのアイーダ。
つまり、中村勘三郎さんと中村七之助さんが恋敵というわけです。
そしてこの二人が恋するアイーダでいうところのラダメスにあたるのが、
中村橋之助さんで、
役名は、木村駄目助左衛門。なるほど。。なぜ木村なのか。
うまい。。お、おもろい。言葉遊びだ。。
駄目助左衛門が大将に選ばれるシーンのくだりはめっちゃおもろいです。

そして私的には
中村芝のぶさんが、巫女さんとして登場の機会が多くて嬉しい♪
前の幕の紅葉狩でも、もうお座りになってるお姿が、なんといいますか、
少しふっくら感があって声もたたずまいもほんとに女性。。ぽっ。

さてこの愛陀姫、七之助さんと橋之助さんのラストシーン、
そ、そこから登場しますかという部分がかなり意外だったけど、
地下で二人が埋められて愛しながら死に向かうのに対して、
そのちょうど真上では濃姫(中村勘三郎さん)が
生きるために嫁ぎにいくために歩いてるという対比が印象的でした。
最後、風船・・・、あれ、割れたらどうしようとドキドキしながらみてました。

曲は、オペラのアイーダで使われる曲が、和洋折衷で流れます。
途中、祈祷師のシーンから映像への転換、そしてまた戻ってくるあたりのつながりが気持ちいい。

歌舞伎よりでもなく、オペラよりでもなく、野田秀樹よりでもなく、
逆にどのジャンルの初心者にも楽しめる演目になってると感じました。

それにしてもよく1時間20分にまとめたなぁ。。
その時間以上に濃密にみっちりと感じます。
公演は歌舞伎座で今月27日まで。

2008年08月26日

08/08/26 藤原歌劇団 椿姫 La Traviata@テアトロジーリオショウワ

2008年8月26日(火) 18:30
藤原歌劇団
オペラ 椿姫 ラ・トラヴィアータ
1階14列9番@テアトロジーリオショウワ

先月の新国に続き今月もオペラ椿姫を観てきました♪
椿姫は、映画プリティウーマンで二人が一緒に観るオペラでもあり、
漫画ガラスの仮面にも登場し、今度の春野寿美礼さん主演の
ミュージカル「マルグリット」の原作でもある、とっても有名な作品。
登場人物の関係やストーリーもわかりやすく、
アリア(歌)も聴き所が多く、知ってる曲も出てくるので、
初心者にもおすすめの作品でございます。

そんなオペラ初心者の一人である私にとって、今日は3回目の椿姫。
ラストの演出が素敵!
まさか一瞬客席明るくなるとは。
そして鏡。
おおおおおおお。
最後にふっと持ち上げられた気分になれました。
そしてとってもわかりやすかった!
全部イタリア語で歌うので、字幕になるのですが、
字幕もわかりやすく、また時々字幕無視して聴きほれてても、
全然ストーリーにはついていけます。

私が俄然身を乗り出したのが、二幕のパパ(ジェルモン。牧野正人さん)のソロから。
その前に、ヴィオレッタ(ダニエラ・ブルエーラさん)と一緒に歌うシーンが
あるのですが、そこはちょっと控えめだなぁと思っていたらその後の独唱がすごかった。
バリトン全開で伝わってきました。独唱後の惜しみない客席の拍手も気持ちいいです。

で、このパパのソロあたりから、ヴィオレッタもパワーアップ。
2幕はソプラノの中低音がいいなぁと思ってましたが、
3幕はもう全音域素敵でございました。
また、ヴィオレッタの歌でないセリフの声がまたいいのです。
3幕の手紙を読むシーン、そしてラストの語り。いい声したはります♪

アルフレードは、ステファノ・セッコさん。
この方も、2幕、3幕にいくにつれてパワーアップ!

ちなみに最初の1幕冒頭で、アルフレードとヴィオレッタが出会う
シーンですが、ヴィオレッタが手にもってたものを落とします。
こ、これは? 田舎から出てきた地主の息子アルフレードを
ひと目見て、何か感じたということなんでしょうか。

また、2幕で、アルフレードのパパ、ジェルモンと会った後の
ヴィオレッタが、アルフレードにすがるシーンですが、
この時点ですでに(別れるという)腹は決まってるわけでですよね。
私もアルフレードと同じくだまされました。ごめんなさいヴィオレッタ。

2幕は、舞台上にわんさか人が集まっての
華やかなダンスシーンもあったりして、
衣装的にも楽しめます。アリア(歌)も聴きごたえあるし、
オーケストラの盛り上がりも気持ちいいです。

そして3幕!
3幕は時間的には短いですが、もう最初のヴィオレッタのアリアから
はまりまくりです。音程のオクターブジャンプはぴたーっと決まります。
3幕後半に、出演者が少し前に出てくるのですが、前に出ると、
より歌声がストレートに響いてくるんです。少し前に出ただけで
こんなに違うんだなーと思いました(後ろに幕が降りたせいもあるのかも)。
あっという間に展開。そしてあのラスト。
この最後のインパクトは大きい。演出見事です。

また、全体を通して、結構歌い手さんが前を向いて歌われるんですね。
フローラ(森山京子さん)が前向きながら下手側に追い詰めたり、
二幕のパパジェルモンがあまりにも真正面を向いて歌うので、
最初ん?と思ったんですが、
これはやはり生声だから客席の方を向いて響かせるということかしらん。

オーケストラは東京フィルハーモニー交響楽団
指揮者はジュリアーノ・カレッラさん。
身体も腕も非常に上下動をされる振り方で、
客席から観てると、歌いにくくないんだろうかと思ってしまいましたが
なかなか個性的な感じ。
あと、一幕の有名な乾杯の歌は、結構テンポはやく感じました。

20分休憩を2回挟んで約3時間の公演。
客層は、50-60代のご夫婦やご夫人同士が中心な印象でしたが、
なにげなく観察してると、片方がもう片方の人に説明してるペアが何組か
いらっしゃったので、オペラをよく見てる人が初めてオペラ見る人を
連れてきてるのかなと思ったり。と考えると、椿姫、はじめてみるには
やっぱりおすすめの作品なんだなーと思いました。

それにしてもこの椿姫という演目は、
1幕と2幕の間、2幕と3幕の間に、
ストーリー上何がおこってたのかとっても気になります。
でもそんなところを想像するのがまた楽しいです。

場所は昭和音楽大学の中にあるテアトロ・ジーリオ・ショウワ
新百合ヶ丘駅から徒歩数分。素敵なホールでした♪

2008年08月27日

08/08/27 音楽座ミュージカル七つの人形の恋物語@赤坂ACTシアター

2008年8月27日(水) 14:00
音楽座ミュージカル
七つの人形の恋物語
2階B列40番@赤坂ACTシアター


↑ ♪マークをクリックすると美しいあの曲が聴けます♪
本レポ最後にゲネの動画映像をUPしてます♪
いいっ! 2回目みて、はまった! 特に二幕がよかったー。 ゲネから演出もセリフ(歌詞も!?)も追加削除変更含めて 結構変わったのではないでしょうか。 ラストは、すーっと心に落ちてきて、 なんというか、こう水面から浮上した気分になりました。

まずは、ゲネレポでも書きましたが、
曲はほんとにもーまー素晴らしいっ♪
私の頭の中で再生スイッチが入ったままです。
こればかりは止めようがありません。
今流れてるのは、うーん、これどのシーンだろう、ムーシュが歌ってます(笑)
タララーン(↑)、タララーン(↓)、タララーーーーン、ターターター(↑)・・・って曲。
三重奏シーンでしたでしょうか。二幕でもでてきますよね。
また、一幕冒頭のダンスシーンの曲や二幕ジプシーシーンの曲もかっちょいい!
これ、CDにならないかなー。
安中淳也さんと宮崎祥子さんのデュエット、
この二人の包み込むような声質のハーモニーは絶品です!
二人の出会いシーンもいいんですよね。
ムーシュの、うぁああああっ、とか、え?とかいう反応も大好きです。

次に、ダンス!
最初のアンサンブルダンスシーンからして曲とダンスが気持ちいい。
黒いダンサーさん達は、動きがとーてーもー綺麗。
手の動き、倒れ方起き上がり方、もうぼーっと見惚れてしまいます。
そして宮崎祥子さんと安中淳也さんのデュエットダンス、
中でもお気に入りは冒頭ダンスと二幕のジプシーのシーン!!
冒頭のダンスは振付最高~。
ジプシーシーンは、曲は舞台全体の曲調を保ったままでのジプシー調がすごく素敵で、
もう振り付けはかっこいいし、ダンスは気持ちいいし、
めちゃめちゃお気に入りになりました♪

今日は2階席から観たのですが、
ダンスシーンの全体が見渡せて、より印象に残ったというのもあるような気がします。
また、2階席からだと、オーケストラピットがよく見えるのです。
指揮者の方が振りながらシンセを演奏されてるんですが、
この手の動きがまた見えるのがいいんですよね。
あーこの素敵なメロディーを今あそこで奏でてるーと。
さらに、二幕のジプシーシーンでは、パーカッションとヴァイオリンの方が
ステージ上で演奏してるのですが、その方達が戻ってくるのもばっちり見えて、
かといって気分が現実に引き戻されるかというとそういうことは全然ないんですよね。

また、ステージ床面が少し鏡っぽくなっていて、
セットが舞台面に投影されるんですね。
なので最初のムーシュとにんじんさん(吉田朋弘さん)の出会いのシーンで、
にんじんさんがセットからジャンプして降りてくる際、
うぉっそんな高いところからジャンプ?と思ってしまったくらいでした。
この鏡効果は、なんというか、水面というか、透明感というか、
そういうのもあるなーと2階席でみて感じましたです。

理解力ある人とか、原作読んでる人だったら一回ですっと入ってくるかもですが、
私は2回目みて、1回目よりいろいろ感じ入ってきました。
でも今日は、ミュージカル初観劇という子と一緒に観にいったのですが、
すごく感動して興奮して、ある程度内容を把握できたといっていましたし、
演出変更などでわかりやすくなっているような気もします。

シラノドベルジュラックとロクサーヌ、ミシェルとムーシュと人形、
レイナルドとアリファンファロン、ミシェルと父親、
にんじんとジジ、そういった関係が、最後にすーっとつながる感じです。
ラストは、お、一座の名前が・・・
ということはミシェルは・・
そして、おっ、この娘は・・・
ということは、ムーシュはバロットと・・・
なのかなーと勝手に想像して楽しんでます。

広田さん二役、今日は混乱しなかったです。
(一緒に観てた子は同じ役者さんだと最後まで気づかなかったらしい)
逆に、同じ人が演じてるからこそ、ぐさっと胸が痛いシーンもあります。

歌は、一幕の三重奏(広田勇二さん、藤田将範さん、宮崎祥子さん)
やっぱりいいっ♪
特にムーシュ(宮崎祥子さん)が歌い始めるりんごはーっところが好き!

人形の中では、藤田将範さんのデュクロ博士が最高~。
ジジ(野田久美子さん)に、うっとおしいんだけど、
と言われた後のずっこけもパワーアップ!してました(笑)

カーテンコールの人形達の挨拶も素敵です。
最初開演前にロビーにかざってある人形みると、
ちょっとこわいかもって思うかもしれませんが、
このカーテンコールではかなりこの人形達に愛着出てきますよ。
終演後は、役者さん達がロビーに出てきてくれることもあり、
かーなーりーロビーがごったがえすので、人形との記念撮影は
開演前がおすすめかと思います。

入り口で無料でプログラムが配られるんですが、
このプログラムのボリューム、質がすごいのです。
キャスト紹介はもちろん、歌詞、稽古場写真なども豊富!
少しはやめに劇場にいって客席でプログラムじっくり読むのもいいですよ♪

公演は8月31日(日)まで。赤坂ACTシアターにて。
当日券は開演1時間前から販売してるようです。




ゲネプロの映像をUPしました!




参考:映像の流れ&管理人の一言コメント
→冒頭のアンサンブルシーン(らららーらーの振付大好き!踊りだそう!)
→心地よい三重奏の部分(りんごはー♪)
→キャプテンコックとムーシュ(あなたの本当の名前は・・)
→キャプテンコックと七つの人形(後ろの人形の動きに注目)
→人形達&ボスケ(人形達のメドレー。最後はボスケ!)
→ロクサーヌー!(劇中劇シラノドベルジュラック。下手側の手に注目。おらですよぉぉ-)
→ムーシュとバロットとの出会い(蝿よ。ぶんぶん飛んでる蝿)
→ジプシー(最初一緒に踊ろうといわれた時のムーシュ首くにゅっがかわいぃー)
→後半の1シーン(ラストシーンじゃないよ。さぁこのあとどうなるか!)


(映像撮影・編集 by おけぴスタッフ吉田)

2008年08月29日

08/08/29 StudioLife マージナル砂漠編ゲネレポ@紀伊國屋ホール

2008年8月29日(金) 14:00
劇団スタジオライフ マージナル砂漠編 ジュテレスチーム ゲネプロ
紀伊國屋ホール

先日、稽古場を拝見させていただいた
スタジオライフのマージナルの砂漠編を
観にいってきました!

純粋なキラ(松本慎也さん)
ふっと見上げる表情とかが純心です。
そしてふわっと浮いて消えてしまいそうな雰囲気のキラ。
グリンジャ、グリンジャーっと叫ぶキラの声が耳に残ってます。

そしてグリンジャ(曽世海司さん)の目尻の刺青メイク、かっこいいっ!
アシジン(岩崎大さん)の包み込むような頼もしいかっこよさ。
この二人の戦いシーンは迫力です。圧倒!
そして音楽もかっちょいいっ♪

もともと壮大なストーリーなので、もうどんどん展開します。
前夜たっぷりと睡眠をとっておいてから観にいきましょう。
一人ひとりのキャラにもっと背景がありそうで、
都市編が観てみたくなると思いますよ
(都市編では、砂漠編の裏の都市で何が起きてるかが描かれる)

三上俊さん、美しいー。「ミカル」役ですが「ミカミ」に聞こえます♪
超能力者センザイマスター(林勇輔さん)が結構ツボです!
いいキャラクターだー。

最後の海のシーンの演出、照明と演出で、こう舞台がほんと流れてる感じ。
巨大なセンザイマスターも必死につかまってました。
そしてその直後のあのお姿!!おおおお!

キラがどこからきた何者なのか、少しわかったような気がしてますが、
「じゃぁ説明して」といわれると、うまく言えない。。。
また、あれは何だったんだろうと謎の数々。これは都市編にその謎が
隠されているのだろうか。。というわけで次は都市編観てきます!

追記→都市編観てきました!

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