チケット救済 公演紹介 観劇ノススメ 検索 サイトマップ おけぴネット レポトップ レポ全一覧   

« 2007年08月 | メイン | 2007年10月 »

2007年09月 アーカイブ

2007年09月03日

07/09/03 ささやき色のあの日たち@シアターBRAVA!

2007年9月3日(月) 13:00
地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.9
ささやき色のあの日たち 大阪公演千秋楽
1階K列14番@シアターBRAVA!

前回公演の HUMANITY を観た人から、
地球ゴージャスを一度観てみるべきと聞いて、
それならばーと思い、大阪まで遠征して観てきました。

地球ゴージャスは岸谷五朗さんと寺脇康文さんの二人による
ユニットみたいなんだけど、今回は寺脇さんは出演せずで、
岸谷五朗さん作・演出による公演でした。

休憩無しの1時間45分。
岸谷五朗さんがめちゃめちゃ面白かったです。
ほんと多彩な方ですねー。
コメディシーン、シリアスシーンの演技力はもう素晴らしいのですが、
特に岸谷五朗さんのダンスがかっちょいい!!
男性全員のダンスシーンでも、中央でひときわ光ってました。
余裕がある感じで、観てて気持ちいいのです!
ほほえましく、それでいてかっちょいぃ。すごい方ですね。ファンになりました!

そんな岸谷さんが絡むシーンはどのシーンも面白くなるんですが、
(多分アドリブ?っぽい他のキャストへのつっこみが面白い♪)
他のキャストだけによるシーンは、ちょっともどかしいシーンや
時間の経過が気になったり、台詞や進行を説明的に感じたり。。

今日の舞台は、岸谷五朗さんと北村一輝さんが小さな回想話を
一つ一つ紹介する形でストーリーが進行するのですが、
最終的にそれらはつながるんですが、一つ一つの回想話が
なんかちょっとフラットな感じで、大きな展開がなくて、
あぁまたこれから回想シーンに入るのねみたいに、
頭が慣れちゃってきてまして、正直1時間20分くらいまで
時計を時々観てしまうくらい、時間の経過を感じてしまいました。

突如はじまる殺陣シーンとか、爆音だらけのバンドライブシーン。。
生バンドは、うーん、まずバンドありきで構成したように見えて、
バンドのPRに思えてしまえるほど。。

出ているキャストさん達一人一人は魅力的な人が出ていただけに、
ちょっと残念。ラストはいい具合にまとまっていたけど、
終わってみれば、少し物足りなさが残る感じ。

でも今日の公演で、確実に私は岸谷五朗さんのファンになりました♪
岸谷さんと寺脇さんの二人が出てる公演を観たことは
ないのですが、今日の岸谷さんを観てると、この二人の
やりとりやつっこみとかがすっごく面白いんじゃないかなーと。
なので次回は、岸谷さんと寺脇さんの二人が出演されてる舞台をぜひ観てみたいです。

2007年09月04日

07/09/04 ロマンス@世田谷パブリックシアター

2007年9月4日(火) 13:30
ロマンス (こまつ座)
1階Q列10番@世田谷パブリックシアター

毎回毎回、三軒茶屋駅から世田谷パブリックシアターの誘導は
ほんとわかりにくい。道はほぼ一本なんだけど標識がない!
そして一度地上に出ると、ほんと一本通りが違うだけで現在位置が
全然わからなくなる。。(帰り、地下鉄入り口をもとめて少しさまよいました)

さてこのロマンス!すっごく密度の濃い満足度の高い舞台でした!
ストーリーはロシアの戯曲家チェーホフの一生を描いたものですが、
その描き方がうまい!チェーホフの成長に従って、
井上芳雄さん→生瀬勝久さん→段田安則さん→木場勝己さん
と演じ手が変わっていくんですが、面白い!
井上君から生瀬さんの移り変わりは、ちょっと、ん?って
思いましたが、生瀬さんから段田さん、そして木場さんへの
移り変わりは見事! 直後に別の役ででてきても、自然に
別の役に観えます。役者さんってすごいなって感激いたしました。
特に段田さん、木場さんのチェーホフは、
感情が手にとるように伝わってきました。

この男性陣を支える女性陣がこれまった見事。
大竹しのぶさん、リューマチのおばーちゃん、お、おもろすぎ。
一転、オリガのシーンでは、売れる前と後での演じわけも見事で、
とにかく間の取り方がめちゃめちゃうまかったです。
一幕で生瀬さんと絡む、何いってるかわからないシーンでは、
あれ、アドリブ入ってるのでしょうか?

そして松たか子さん!素敵すぎます。
声も演技ももちろん素晴らしいですが、とにかく表情!
顔のパーツ全てから伝わってくる感じ!
レストランに忘れ物をして戻ってきた時のあの表情、
壁にもたれかけて何気なくしてる場面でのあの表情、
オリガとの微妙な関係の中で見せるあの表情、
チェーホフとオルガが最後ふざけあってるのをみて
こんなに楽しい二人をみたことがないというような台詞を
いった時のあの目。。。(ここ、ちょっと涙がぐっときちゃった)
複雑な心境の表情とかがめちゃめちゃいいのです。
なんというか、表情に嘘がない感じ。
で、またコミカルな場面での表情の切り替えとかもうまいんですよねぇ。
二幕の松さんの歌もとても素晴らしい♪聴き惚れてました。

通して、一番のマイヒットキャラは生瀬勝久さん!!
目立ちすぎず、他の人をたてつつ、でも美味しいところは
きっちりさらっていって、シーンの中でのインパクトは絶大!
安定感、そして間の取り方が大好きです!
いろんな役をされていてどの役も面白いですが、
レストランのウェイター役とか面白すぎです!
(この舞台、オペラグラスを使ってると、反対側で
一瞬にして起こる面白いネタを見逃しがち。
一幕で松さんが井上君をペチって叩くところを見逃してからは、
オペラグラス使いませんでした)

ところで、この舞台でかなりとりいれられていた歌ナンバーですが、
最後の井上君の歌とオルガのレストランシーン以外は、
歌にしなくてもよかったんじゃないかなぁと思ったりも。特に1幕とか。

音楽は生ピアノオンリーなんだけど、素敵に絡んでます。
時間の経過は少し感じましたが、それが不快でなく、濃密で、
贅沢な、心地よい3時間(休憩15分)。

セットはなんかMAっぽいなって思いました。
あんまり変化しないけど、変化してるように思えるセットです。
照明の使い方も綺麗。
ヴォードヴィル。。。この言葉の意味を想像しながら観てましたが、
終わった後に、ヴォードヴィルってなんていう意味?って気になります。
チェーホフ自体は、知らなくても、楽しめます。
でも知っていれば、もっと楽しめる、そんな作品だろうなぁと思います。
(ちなみに私はよく知らない)

07/09/04 眠れぬ夜のストレイドッグエレジー@新国立劇場

2007年9月4日(火) 19:00
水木英昭プロデュース
眠れぬ夜のストレイドッグエレジー Aキャスト
C1列9番@新国立劇場小ホール

久々の新国立劇場小ホール。
劇場に入るとステージ上に、す、水槽が!
しかも本物っぽい魚が泳いでる!おぉぉぉぉっとこの時点で感動。
(しかもステージ上部にはアロワナ!!!)

とにかく一人一人のキャストがかっちょいい!
今回の観劇レポ、かっちょいいという言葉が何回出てくるでしょう・・

まずは登場シーンで宮本大誠さん、いやー、稽古場の時の長い髪から一転
短くたばねられて、きりっとされたお姿、かっちょいい。

そして津田英佑さん。少年隊の振付、回転リモコン操作、気持ちいい歌声、
憎めないかっちょよさがあります。ラストシーン、ステージ上方での津田さん、
これはねー、ほんとにかっちょいいですよ。

そーしーてー今回の見所は、土居裕子さんと白土直子さんの演技と歌!!
土居裕子さん、MAの修道女アニエスから一転、極道のあねさんなのです!!
凛としていて、ばしっときまってて、かわいくて、アンド、かっちょいい。
去り際のアハハハハ、アハハハハが頭から離れません(笑
そして白土さん、間のとりかたがうまい!そのキャラのままでいくのかなと思いきや、
ラストシーンでは表情が一転!殺陣シーンも見事!かっちょいい!
この二人の歌が今回かなりGOOOOOODです!頭にも残ります♪

今回のマイヒットキャラはPaniCrew山本崇史さん!
素晴らしいキャスティングだなと思いました。
あの独特の話し方も好きだし(あの最後に必ず笑った時の笑顔もいい)、
そこからあのダンス、いいギャップ!
白土さんの歌声にのせてのダンスはもっと観ていたかった。
ダンスをうまく使った殺陣シーン。これももっと観たい。

そして本日Aキャストのヒトシさん、ラップ調の仁義シーン、めっちゃ楽しい!
同じくAキャストの寺尾由布樹さん、青森で・・巣鴨で・・姐さんにかわいがられるのが
わかります。。寺尾さんが出てる今公開中の映画も観てみたくなりました。
しかもこの寺尾さん、あの寺尾関の息子さん!!かっちょいいー。
水木英昭さんと佐藤浩之さんの悪役コンビは、下手側でのお馬鹿ネタが面白い!!
原育美さん達おしゃぶり大好きっこ倶楽部の人たちは、後半あまり本編に絡んでこなくて残念。

あと、せっかく殺陣専門の人たちが出てはったんですが、実際メインキャスト陣の
殺陣の技術がかなり高いこともあるせいか、あまり登場シーンがなく、こちらも残念。
カーテンコールで、あの刀を落としたところ、あれ、
決まってたらかなりかっちょよかったかも。

撃ったり撃たれたり、刺したり刺されたり、そういうシーンも多く、
ちょっと悲しいストーリーではありますが、そのストーリー以上に
キャスト一人一人にうまくスポットをあてていて、
一人一人の見せ場がとても多く、見ごたえのある2時間でした。

2007年09月06日

07/09/06 トリオdeトリオ@TACCS1179

2007年9月6日(木) 19:00
TACCS1179
たばすこ座 トリオdeトリオ 初日
三人の花嫁・三人のドライブ

台風9号が関東大接近のさなか、観劇にいってきました♪
雨がびゅんびゅん横から吹き付ける感じですごかった。。
でも台風にも関わらず、会場は満席でした。

前半が三人の花嫁、後半が三人のドライブという二本立て。
三人の花嫁、舞台と客席が近ーい!近すぎると思うくらい(照)。

後半の三人のドライブ村上由香さんのつねばーちゃん!
いいっ、とてもとても大好きなキャラクターです。最初のつねばーちゃんの登場から
私の視線はつねばーちゃんに釘付け。
スポットがあたってない時でもなんか動きとかがかわいいかわいいおばーちゃんです。
腰の曲がり具合、そして目と口と顎がいい!叫び方もいい!!
”あさがお”にこめられた想い、私にはびしびし伝わってきました!(笑

最初女性陣三人で始まるのですが、そこに、阿部よしつぐさん、
角川裕明さん、高野絹也さんが、順々に加わっていって、
加わるたびに、スパイス(タバスコ!?)がぴりっぴりっときいていく感じ。
2日目以降どんどんドライブかかっていくんだろうなと思いますが、
この三人のドライブ、ハマナカトオルさんの
新作ミュージカルということで、その初日が観れたのは嬉しい!

角川裕明さん曰く)「チェアーアクションファンタジー」、
チェアーで車やバイクまで表現してしまうところは面白いです。
(チェアーって椅子ですか?いやーそれはわかんないなぁ。。(笑
 →稽古場レポの男性陣コメントをチェック!)

そして最後、カーテンコールの曲がいいですね。
客席降りしての握手も、握手してもらった人は嬉しいだろうなぁ。
帰り道、カーテンコールの曲が頭に残ってました♪

2007年09月07日

07/09/07 宝塚星組Keanキーン@東京宝塚劇場

2007年9月7日(金) 12:00
宝塚星組 Kean キーン
1階L列2番@日生劇場

最近観たシラノ・ド・ベルジュラックロマンス、そして今日のキーンといい、
一人の男の生き様にスポットを当てた舞台を観る機会が続きました。
すると当然、各主役の演者の技量が問われるわけですが
(でずっぱりですからね。ロマンスのチェーホフは4人で演じるからち~と違うけど)、
この最近観た3作、どれもほんとに素晴らしかった!!

今日のキーン役は、昨年オクラホマを観て以来の轟悠さん。
かっちょいい!
かっこつけたかっちょよさじゃなくて、後輩思いの等身大のキーンがいて、
ハムレットやロミオを演じてるキーンがいて、さらにはキーンを演じてるキーン
がいたりするのですが、これらの表現がとっても素敵。惚れちゃうくらい。

一番好きなシーンは2幕の劇中劇「オセロー」の創作(アドリブ)部分の前後!
このシーンにつながる一連の流れと、このシーンから発展するその後の流れ、
キーンの心情が、とても伝わってきます。しかも、客席に向ってキーンが叫ぶシーンや、
客席からやじが飛ぶシーンは、ほんとに今観てる客席に向ってキーンが叫んでたり、
私が座ってる客席のどこかからやじが飛んでるように聞こえて、私も劇中劇の中に
はまりこんでしまいました。いや、ほんとにこの場面は見ごたえありました。

1幕は、最初ですね、エレナとアンナという名前が似てて、どっちがどっちか
わからなくなって頭が混乱しました。一度混乱すると私はずっと混乱しちゃうので
最後までエレナとアンナが混乱。また、キーンのアンナの呼び方「ミス・ダンビー」
を、最後までミス・ダンディーと聞こえてしまい、なんちゅう名前だって思いながら観てました。
(終わってからプログラムで確認して気づいた。そりゃーそうですわな)

プリンス・オヴ・ウェールズの柚希礼音さん、
1幕のキーンの楽屋でエレナを奪い合うシーンは、台詞の間や動きが
とっても気持ちよかった。特に「やはり!」といって目をぎょっと
する場面が、それまでのプリンスのイメージから一転して印象に残ってます。
それにしても、キーンといいプリンスといい、
大使夫人(エレナ)という人妻を奪い合うっていうのはどうなのかね。。
それだけ大使夫人が魅力的だったということなんですかねぇ。
うーん、大使夫人は、性格もちょっと嫌な人系的な演出で、そこまで
二人が惚れこむ理由がちょっとわかりませんでした。

その大使夫人の南海まりさんと、アンナ役の蒼乃夕妃さんの
二人が女vs女でばちばちするシーンでは、
大使夫人は、姿勢がぴんっとしていて、性格は別として(笑)、笑い方や動き方が美しく、
一方でアンナは超積極的なやんちゃな小娘で自由奔放な感じで、
二人の姿勢や動作の対比が楽しかったです。

この人いいなって思ったのが、キーンの後輩のバーナビー役の彩海早矢さん。
目力がなんかすごい。そしてバーナビーとキーンの劇中劇の戦いシーンの後とかの
バーナビーのキャラクターが、なんともいえずいい感じ。

前に愛するには短すぎるを観た時に、いい声だなぁと思った
音花ゆりさんの声が聴きたかったのですが、
群集の中でかすかに果物売りの音花ゆりさんの歌声が聞こえた程度で残念。。

アクロバット一座のシーンは、歌も演技もダンスもなんとなくバラバラ感を
感じてしまったのですが、キーンと絡むシーンとかでも、
セリフの流れが途切れるような話し方をされる方とかもいたり。。
あと、シマシマパンツの方達のうちのお一人だけが、
お尻の部分が裂けたように縦に黒く入ってる模様が登場のたびに気になりました。

プリンスとキーンが一緒のシーンが数多くあるんだけど、
プリンスとキーンを別々にみてると、キーンの轟さんの方が背が高く見えるのに、
二人が並ぶと、プリンスの柚希さんの方が全然高いんですねー。
並ばれるたびに新鮮でした。

それと、こういう昔のほかの国の舞台をみてるとよく思うのですが、
6000ポンドっていくらくらいなん?ってのがよくわからないんですよね。
どんだけ借金したんだろうと。。また、キーンがソロモンに、○○(単位忘却)
持ってるか?半分はとっておいてくれと言うシーン、
これもいくらくらいなんだろうと気になりました。。。
これは歌舞伎とか時代劇みてても思うことなんですが、一両っていくらやねんと。
なんとなく10万円くらいなのかなぁと思って観てる私ですが、
時代によっても差があるみたいですね。

最初開演直後、オケピがないので、
あれー、それにしては、この録音は、ちょっと音のミスが多いなぁと。。
なんか生っぽいなと思うんだけど、左右のマイクから音が出てる気もするなと。。
幕間にも再度オケピがないのを確認して、
途中、よくここで録音にタイミングあわせて台詞や歌が入るなぁとか関心しながら、
どうやってあわせてるんだろうとか考えながら観てたんですが、
最後、カーテンコールで舞台後方の幕が上がり。。。
あら、やっぱり生オケでした!
うーん、それにしては、ちょっと演奏のレベルが。。
あと特に1幕は、オケの音が大きくて、しかも声がとても反響するので
台詞も聞き取りにくかったです(2幕は聴きやすくなった)。

そして今日の日生劇場。2階席はかなりガラガラっぽく、
1階も後方数列はほぼ全部空席。うーん、いい演目と思うんだけど、
なんというか、宝塚っぽくはないのかも。
華やか~、夢の世界~って感じではないですからね。

宝塚はプログラムが1000円と手ごろなのでほぼ必ず買ってます。
帰りの電車で見る勇気は今までなかったのですが、今日はちょっと
各場の解説をみっちり読みたかったので、写真が載ってるページを
開かないようにしながら、パラパラみてましたが、
轟悠さん、かっこいいわぁ。。。

2007年09月08日

07/09/08 RATS-今村さんの早期退職-@青山劇場

2007年9月8日(土) 18:30
RATS~今村さんの早期退職~
2階A列5番@青山劇場

久々のザ・コンボイ。
しかも今回は DA PUMP の3人が共演してのミュージカル
ということでかなり楽しみにいってきました。

劇場入り口の列は、もう女性女性女性。
ほんと、男性全然いない感じ。。。
劇場内も、2階のトイレは全て女性用となり、
男性は地下1階にいかないといけない。。これいと面倒くさし。

前半は歌と踊りが中心で、一人一人の役者さんが順番に中央に
たっていく感じ。それこそCATSっぽい流れ。
なんだけど、その踊りがかーなーりーパワフル!
平均43歳というコンボイ陣は、ほんとすごいですね。芸達者すぎ。

DA PUMP の3人は、時々セリフの発声が聞こえづらかったり
ちょっとかたいかなって感じのシーンはちらほらあったけど、
あのダンスを見せられたら、もう何もいえませんです。素晴らしい~。

舞台は、今村さんという早期退職するおじさんサラリーマン
をめぐるお話(今回今村ねずみさんは出演してない)なんだけど、
舞台はその会社「株式会社RATS」という広告代理店のオフィス。
ストーリー的にはありがちな展開で終わりの持っていき方も、うーん、
サラリーマンネタってやっぱりちょっと地味になっちゃいがちかなぁ。
コンボイ陣&DA PUMP のパワーも、どことなく少し押さえ気味に感じました。
なんというか、一人一人が楽しいのでもっとみていたいんだけど、
ストーリー的には少しつまらないのでつい時計をみちゃう、そんな感じ。

でもほんと、一人一人の出演者は、とーてーもー魅力的。

特にインパクト強いのは、瀬下尚人さん。多才すぎ!!
あのタップシーン、めちゃめちゃ魅せられました。ほんとにパワフル。
演技もみてて気持ちいい~!
そして舘形比呂さん!美しい!動きも綺麗で見た目も綺麗。
歩き方も綺麗~。

また、二幕、ISSA さんの歌声に酔いました。めっちゃここちよい歌声。。
(カーテンコールでやたらベルトのあたりを気にして股間を帽子で覆ってましたが、
 ベルトが外れたのかな)

全員のダンスシーンは、20代(DA PUMP)とか40代(コンボイ)とか
全然関係ない!って感じ(2階からみてると全然意識しない)で
全員一体化してて、ほんとにパワフルで気持ちいいです。
カーテンコールの後、客席がびりびりゆれるほどの振動とともに、
さらにどかーんと踊ってくれるのですが、
これがほんとに気持ちよかった!このカテコの後のダンスはいい演出だ!!

ミュージカル。。というよりは、「演劇+パワフルダンス with 歌」 って感じでした。

2007年09月10日

07/09/10 劇団鹿殺し殺 ROCK ME@全労災スペースゼロ

2007年9月10日(月) 19:30
劇団鹿殺し サロメ 殺 ROCK ME!
9列6番@全労災スペースゼロ

友人から面白い劇団があるよといわれて、
ずっと気になっていた劇団。ついに観てきました。

開演10分前あたりから、原始人の格好した方達が
客席におりてきて、「イエス!」「イエス!」と叫び始めます。。

そして幕があき、どかーんとライブスタート!
でも客席では誰も歓声あげたり拍手したりはせず、
なんだけど舞台の上でハイテンションがんがん継続。
これはこれでみてて気持ちいい。

セリフはがなったり叫んだりで、
音楽やマイク設定もボリューム大、
かつ早口だったりするのですが
(このあたりはつかこうへいの蒲田行進曲を観た時の印象に近い。
 もともと劇団鹿殺しは、つかこうへいの作品を
 上演するために結成した関西の劇団とのこと)
テンションがやたら高いのです。
その高いままの状態で最後まで突っ走っちゃうところに
すごいパワーを感じました。衣装やセットも凝ってます。

原作のサロメの上でいろいろ遊んだりMIXさせたりしてる感じなので、
サロメをちゃんと知ってればもっと楽しめただろうなと思ったり
しましたが、ちょっと間延び感があったのと、後半の展開は
正直よくつかめませんでした。とにかくパワーで圧倒された感じ。

個人的な注目キャラは、
菜月チョビさん、サロメ、雰囲気、インパクトがでかい!
丸尾丸一郎さん、すみません、私、ずっと丸尾・丸一郎さんと
思ってました。丸尾丸・一郎だったんですね。序盤から中盤にかけての
丸尾丸さんの役柄のポジショニングをつかむのにちょっと時間がかかりましたが、
後半はあまり深く考えずに楽しんでました。
加藤啓さんのヨカマン、デスノートのエルみたいでかっちょいい!
そして月の男爵の江戸川卍丸さん、いい!ナイスキャラです!
動きも面白くて、不思議なオーラが出てました。

で、一番笑ったのは、日替わりゲスト小林健一さんのアドリブ演技。
ガンダムミュージカルやってほしかったなぁ。
これ、どこまで事前打ち合わせしてるんだろう。。
カテコでは、ふんどしいっちょででてきはりました。
植本潤さんゲスト版がとても観たくなった(9/12)

そして劇団鹿殺し!として
黒ブリーフにサスペンダー!でずらっとでてきはった時
のインパクトはすごいっす。
みんな、いい身体してて、結構鍛え上げられてる感じ。
なかなか楽しい2時間10分休憩無しでした。

2007年09月11日

07/09/11 宙組バレンシアの熱い花・宙FANTASISTA!!@東京宝塚劇場

2007年9月11日(火)13:30
宝塚歌劇団宙組
バレンシアの熱い花/宙FANTASISTA!!
SS席1階2列39番@東京宝塚劇場

2007年120本目の観劇は、宝塚2列目どセンター!
という素晴らしい席。人生初のSS席です。
当日AM1時半に、ふとおけぴをみて
目にとまったこの素晴らしき良席に問い合わせたところ、
譲っていただけることになりました!
譲ってくださった方ほんとうにありがとうございました!

とにかく近い!
めっちゃめちゃ近い!!
普通の劇場と違って、宝塚は銀橋(前通った時にみたら
意外に狭くてびっくり)がオケピの前にでっぱってるので、
もう手が届きそうなくらい近い。
そして目線がびしびし飛んできます。
特に、後半のショーで、花影アリスさんと1秒くらい
目があったのですが、心臓どーーーーん!って感じでしばらく放心状態。

お芝居の方は、ストーリーよりも、もう一つ一つのシーンが
あまりにも近くで繰り広げられるので、興奮しっぱなし。
最初の大和悠河さん、登場だけで、口がぽかーんとしてしまったくらい美しい。
どの衣装着ても似合うし、夢の世界から降りてきたよう。
陽月華さんも衣装が似合いますねー。そしてダンスがいいっ!
今日はロゴリーゴが蘭寿とむさん、ラモンが北翔海莉さんでしたが、
かっちょいいー(最近この言葉使いすぎな気がする今日この頃です)、声もいい!
15日以降の役替わりをぜひみたいなと思いました。
男役できらーんと注目してたのは、七帆ひかるさん、泥棒さんですが、
雰囲気が他の人とは一風変わっていて魅力的♪

そして、和音美桜さん!マルガリータ!!!
お芝居は、登場のたびに、歌って・・お願い・・と切に願っておりましたが、
願いは一回しかかなわず。。(すいかずらの~♪)。
が、途中、下手側で美声をきかせてくれはったのが、音乃いづみさん。
いいっ!聞き惚れました。和音美桜さんと音乃いづみさんの歌声を聴いた瞬間、
うん、もう一回行きたいって思いました。

お芝居のラストは、シルヴィアがなぜあぁなっちゃうの?とか展開が
よくわからなかったですが、上手袖の陽月華さんのラストの演技がとても印象的でした。
あ、ただ一点、お芝居の中で、客席の方々に銃口が向けられるのですが、
この時だけ、一瞬、ちょっと気分がブルーでした。ま、これも近すぎるから。。かな。

ちなみに宝塚は休憩30分が全然苦じゃなくて、今日もパンフレット買って熟読。
このシーンで和音美桜さん出てくるんだとか、音乃いづみさん歌うのかなっとか、
場の解説ページはとても読んでてわくわくします。

で後半の宙FANTASISTA!!
コースーモーーーー!!
休憩時間の残り5分はずっと天井みてました。
めっちゃ幻想的。しかも出だしは和音美桜さんの歌声から!!
最初のオープニングだけで満足してしまいました。
華凛もゆるさんのかたつむりもめっちゃかわいー。
それから後は満足度100%にどんどんパーセンテージがのっかっていく感じ。
JUPITAR で再び和音美桜さん、聞き惚れまくり。
まわりが上手側を見てる中、一人下手を見てました。

今回SS席を初体験しましたが、迷うのは拍手と手拍子。
まず、まわりが、拍手の勢いがはやい!パチパチパチパチ!って感じ。
そして手拍子も、私としては、手拍子するとあまり集中して見れないから
ほんとはしたくないんだけど、雰囲気的にまずいかなと思い、がんばってみました。
いや、でもほんと、ステージ上から客席にはなたれる視線びゅんびゅんはすごい。
さらにショーでは、客席降りがあって、
ほんと目の前にずっと止まっていらっしゃって、釘付け状態。
しかも目と目があうと、その目が、美しい~!!!!!

最後、階段からみんなが降りてくる時のエトワール、
和音美桜さん!!!と、相手の男役の方はどなたでしょうか?
とってもいい声でした。

SS席は想像以上にすごかったです!!

15日から、もう一度観にいきたいなって思ってます♪

2007年09月14日

07/09/14 秀山祭九月大歌舞伎@歌舞伎座

2007年9月14日(金) 11:00
秀山祭九月大歌舞伎
2階2列9番@歌舞伎座

観ようかなぁどうしようかなぁと思っていたのですが、
昼の部を観た友人がよかった!といっていたので観てきました。

竜馬がゆく 立志編。そう、司馬遼太郎さんの竜馬がゆくです。
よかった!最後感動してジーンとして鳥肌たちました!
市川染五郎さん、登場の時はチャラチャラしたキャラだなーと
思っておりましたが、いやいや、もうすぐに竜馬に私も魅了され、
桂小五郎とのシーンも楽しかったし、池田屋のシーンも食い入るようにみてましたが、
最後の後半勝海舟とのシーンがとにかく見ごたえ満点!
この勝海舟役の中村歌六さんの演じるキャラクターがこれまた魅力的!

ちなみにこの勝海舟のお家に行く時に、最初に女性に案内されるのですが、
この女性に竜馬がひとめぼれするんですが、この方もほんとに綺麗!

最後のシーンは、舞台の広さをうまく使って音楽もとっても効果的。
みてて気持ちよかった。この幕だけでも観に来てよかったと思いました。

30分の休憩中は、3階へ行ってカレーをば。
にんじんやらたまねぎの具が大きいんだけど、美味しい。

そんな感じでの美味しい休憩時間の後は、熊谷陣屋
これがまた、見ごたえのある演目。
熊谷直実役の中村吉右衛門さん、いいですねー。
観終わった後、もう一度最初から観たくなります。
最後出家して花道をはけるシーンも印象的だったけど、
なんといっても、息子の首を義経に差し出す場面がもうドキドキ。

この場面での中村福助さん、この福助さんの背中をみてるだけで
感情が伝わってくる! 前半では、福助さんの手や指先の動きの綺麗さに魅せられ、
後半では背中にうたれました。

その後の25分休憩は、白玉が入ったタイヤキをぱくり♪

坂東玉三郎さんと中村福助さんによる舞「二人汐汲」。
玉三郎さん、き、きれい!!!美しい!
特にうつむいた時は、ほんとに娘のように美しい!
福助さんは、化粧のせいか、この玉三郎さん演じる松風が娘で
福助さん演じる村雨が母親のように見えてしまいました。
姉妹のはずなんだけども。。

大満足の3幕でしたが、実は今日イヤホンガイドを借りて1幕、
席についたら、イヤホン部分がない。。途中で落としたっぽい。
もう戻る時間もないなと思い、iPod のイヤホン部分を使ったんですが、
これがこもってこもって聞きとりにくく。。イヤホンガイドのイヤホンって
まわりの音も入ってきつつガイドの音も入ってくるようになったりしてるのかな。

そうそう、今日は、成駒屋!とか叫ぶ掛け声の中に、おばちゃんの黄色い声が
響き渡って、ちょっと驚いた。しかもちょっとくだけた感じの内容で・・
掛け声は、声のいい人や「ナリコマヤッ」みたいな気持ちいい掛け声は聞いてても
気持ちいいけど、「なりこまやー(フラットな調子で)」といった掛け声は
聞いてる私もちょっと恥ずかしくなったりしますね。抑揚がついてる方がいいなぁ。

07/09/14 憑神@新橋演舞場

2007年9月14日(金) 18:00
憑神
2階3列9番@新橋演舞場

歌舞伎座からのハシゴでマチソワ観劇。
マチソワの間は、歌舞伎座の前の日の出寿司の横に
新しくオープンしたばかりっぽいカフェでお茶 with 銀座ブリュレ
ここ、2階がなかなかゴージャスな感じで値段も手ごろで
美味しかったです。今日オープンなのか店員さんめちゃ多かったです。

さて、憑神みてきました。

観劇前に4月に宙組 A/Lを観た時
私の近くに客席降りしてきはって印象に残ってた初嶺磨代さんがご出演と
聞いて、楽しみにしていたのですが、初嶺麿代さん、蕎麦屋の娘なつ!
いい!今日出演されてた女性陣の中で一番光ってました!!
A/L を観た時は、警部役、つまり男役だったのですが、今日は目がぱっちりしてて
表情豊かで(口をすぼめた感じとかとてもキュート)、かわいく綺麗な娘役!
蕎麦屋での小芝居は、私は途中からはメインよりそっちの方に興味がでてきて、
脇ばかり観てました。特に舞台下手側でお相撲さん二人連れにお酒ついでる時とか、
お相撲さん二人もとってもいい感じで観ててほのぼのするシーンだったんです。
でですね、その蕎麦屋に影響されて、
35分の休憩時間、今日は劇場内でお蕎麦を食べてみました♪

そのほか、女性陣は、テレビやドラマでよく見る方が結構出ておられましたが、
秋本奈緒美さん、お綺麗!主役彦四郎の兄嫁なのですが、嫌味感がない絶妙なキャラ!
秋本さんと姑役の野川由美子さんと夫役のデビット伊東さんの3人での
2幕後半の1シーン、回転装置の盆がまわりながら消え行くまでの3人の演技は必見です。
実は知ってたんかなって感じのこの兄嫁の演技がとっても印象的!
これからみる方は、このシーンはぜひお見逃しなく!

野川由美子さんは、二幕後半、息子の名前をいうシーンがすっごくいい!
(ただ、その直後の子役(?)の人、ちょっと間がはやすぎだよ~・・)

男性陣でいいなって思ったのが笠原浩夫さん。
1幕でつや(鈴木杏さん)との鞠のやりとり、面白い!
その後2幕でも、シリアスな面とコミカルな面の切り替えがとってもうまい!
今日の舞台、彼の演技が私的には一番ツボでした。
Studio Lifeの方なんですね。この方のほかの舞台も観てみたくなりました。

ストーリーは、シンプルなようで、最後で少しこんがらがって。。。
なんで上様の身代わりになったのか、
なぜ上様を殺せばいいじゃないとなったのかなぁと。。
舞台装置も、最初は左右の盆が回転して面白いなと思ったけど、
なんか最後まで同じようなパターンで進んだので見方がなれちゃった。
花道も単なる袖としてしか使われてなくてちょっとものたりなく。。
そして、一幕が開いた直後の舞台転換の際、黒子さんが見えるんなら全然いいんだけど、
Tシャツきたスタッフが舞台中央あたりで、セットしてるのが丸見えで、
一瞬さめてしまいました。。

中村橋之助さんは、最初ちょっとかたいなぁって思ったんですが
ラストにかけて、いい感じに! 最後の衣装はさすが、似合いますねぇ。
公演日程の終盤の方だと、もっともっとよくなっている気がします。

あと、コミカルなシーンも随所にあるんだけど、
全員のずっこけとか、小文吾のベタベタなセリフとか、
笑いがかなりベタというか、生の舞台独特の笑いというよりも、
なんとなくテレビ的な笑いだなぁと感じました。

2階席、サイドは結構空席が。
会場はかなりご年配の方も多く、セリフしゃべってる最中でもつっこみまくり、
このあたりは、どんなつっこみしてるのか、中には耳に入って楽しいのもあったり。
でも、お弁当の空箱をしまうくらいの音は別にいいんだけど、
ゴムを箱にぱっちんぱっちんするのはやめて~。

2007年09月15日

07/09/15 ディレクション@東京芸術劇場

2007年9月15日(土) 18:00
ディレクション Direction 初日
L列12番@東京芸術劇場小ホール2

最初はそれぞれのキャラがつかめなくて
正直ちょっととまどいましたが、途中からキャラが
わかってきて、後半はぐいぐい引き込まれていきました。

チラシにはノンストップコメディと書いてあるんだけど、
前半の笑いは結構ベタベタな感じで、時々、むふふって笑う感じ。
それよりも!後半のおぉぉぉっていうストーリー展開がいいっ。
展開に引き込まれ、最後は心温まる系のハートウォーミング系舞台!
休憩無しの2時間。
あんな別荘あったら、私も泊まってみたなーっと。

川野太郎さんがもて役を好演、
汐風幸さんがすばらしくいい味!歌声も聴けます♪
踊りも一瞬ですがいいっ!そしてお綺麗!!
衣装も変わるたびに、おぉぉぉ、美しい~っとみとれてました。
演技も自然体でありながら、最後は思い切りひきこまれました。

そしてStudio Life曽世海児さん、この方の存在感はめちゃめちゃ大きい!
安定感というか、この方がいると引き締まる感じ。かっちょいいし。
表情や演技の切り替えが気持ちいい!最後はぐっときました。間もいいっ!
この3人がメインキャストで進行するんですが、
まわりの人たちもこれがまたいいキャラで、
Studio Life甲斐政彦さんは、チラシの写真と全然ちがうではないですか!(笑
クールな曽世さんの役と対照的で面白かったです。熱い演技、好きです♪
執事役の山崎直樹さん、この方もチラシと全然写真が違う!あのポーズいい~♪
マネージャーの山口翔悟さん、ラスト、あの去り際の挨拶最高っ!!!!!
そしてなすびさん、ほのぼの系かと思いきや。。雰囲気もってるのでいい味
だしたはりますね。「初日ー!」って叫んでたシーンが一番よかった。

また、石川よしひろさんが舞台下手でギター演奏や歌を歌ったりされて、
上手側で平野勲人さんが演技と交互にパーカッション叩かれたりします。
こういう演出も面白いですね。途中、曽世さんと石川さんが絡むシーンは、
アドリブっぽくて面白かったです♪
あの劇中劇シーンが一番舞台の笑いっぽくて好き!!

ちなみに、最後、なんで先生はまたいっちゃうのー?誰か教えて下さい。

ディレクションのチケットをおけぴで探してみる

2007年09月22日

07/09/22 FROGS~フロッグス@東京芸術劇場中ホール

2007年9月22日(土) 19:00
FROGS ~フロッグス 裏ガエルバージョン
2階D列38番@東京芸術劇場中ホール

めーちゃーめーちゃーよかった!

いや、正直ですね、行く前は、イケメンの子達が主演で、
観客は若い女の子達ばっかりそうで、ちょっとどうかなぁって
思ってたんです。

でも、演出が「岸谷五朗」。ここにかなり惹かれまして。

先日観た ささやき色のあの日たちもなかなかよかったんですが、
その後、HUMANITY の DVDが出てることを知り先週購入。
で、HUMANITY まずは本編みて大興奮。楽しすぎる!
これを生で観なかったことをめちゃくちゃ悔やみました。
多分観てたら、私の2006年のBEST1 だったと思います。
でその本編の後に岸谷五朗さんと寺脇康文さんの副音声解説バージョン、
これをみてもうすごい!と。連続で2回続けて鑑賞してしまいました。

ということがありまして、岸谷五朗さんの演出はとても
観たかったのでいってきたわけでありますが、
す、すす、素晴らしかったです。

8人全員がめちゃめちゃ踊れて、コメディセンスも楽しくて、
アドリブもきいて、かっこよくて、トークも楽しい。
さらに演出もよくできてて、ストーリーも最後ひねりがある。
笑いもあれば、後半はぐっとくるシーンもある。
メッセージ性も自然で、テーマもしっかりしてる。
さらに、1時間40分で値段は全席指定で5000円!
コストパフォーマンス満点!
しかも今日はトークショー付!!
ほんっとにめちゃめちゃいい舞台!!

本編とトークショーの間に10分休憩があり、その間に
昼も観劇していたという隣の子に聞いたんですが、
昼があまりにもよかったので夜も観にきましたと。
わかりますその気持ち(私も明日行こうか悩んでます)。
でこの夜公演はスペシャルステージ、つまり本公演とは
配役を入れ替えた「裏ガエルバージョン」だったとのこと!!
それは本公演がみたくなるってもんではないですか。
しかも早口言葉シーンは、毎回違うようだし、表と裏では
それぞれでよさが違うと。うーん、表、観たい。

今日は、後半、セリフを忘れたのか、一瞬シーンとなるシーンが
あったんですが、そこにすかさず入った「今の沈黙はなんだったの?」
みたいなアドリブのセリフ、絶妙~!まさかこれも演出じゃないですよね
(昼の公演ではなかったらしいのでアドリブと思うのですが)

そしてお父さんの声として登場する岸谷五朗さんの声。
後半、テル最大の見せ場では、まるで岸谷五朗さんがそこに
父親として存在してるかのような空気を感じました。
寺脇康文さんの声や小倉久寛さんの声もあったんですね!!)

出演者8人全員が、演技、ダンス、素晴らしかったのですが、
特に印象的だったのがテル役の鈴木和也さん。
トークショーでも司会をしたはりましたが、うまい!
多才すぎます。一瞬のおばーちゃんシーンで笑いをとるあたり、
そして後半のあのカケルを説得するシーン。かなりぐっときました。
トークショーで、会場に来てた自分の父親を紹介するあたりも
のりがほんとーにうまい。こういう息子さんをもったらお父さんも
嬉しいだろうなぁと思いながら、1階席にいるらしいお父さんが
みえない二階席から想像してました。

ダンスは、アマネの中村康平さんのダイナミックなダンスと
ピョン吉役の柳澤貴彦さんのきれのあるダンスがめちゃめちゃ
かっちょよかったです。でも全体にわたって、ダンスシーン
だけでなく一つ一つの動きが気持ちよくて、とっても身軽。
しかも動きがカエルっぽいダンスだったりするんですよね。
メインステージは基本的にシンプルな四角い何もない舞台なんだけど、
そこを縦横無尽にかけまわる彼らは、ほんとに気持ちよさそうでした。

2階D列、つまりほとんど最後列でしたが、オペラグラスは不要!
オペラグラスを使ってると、全体のダンスシーンが楽しめない感じ!
一人一人の顔をINPUTするのに使ったくらいで、基本的に使いませんでした。

明後日の月曜日までとのこと。
当日券も出てて、おけぴでもぽこぽこ出てます。
これはもっと長く公演してほしい作品だなぁ。。
10代、20代の女性がほとんどだったように思いますが、
(テニスの王子様からきてるファンが多いんでしょうね)
老若男女問わず、誰でも楽しめる作品と思います。

裏ガエルバージョン配役

カケル・・・・平間壮一
アマネ・・・・中村康平
テル・・・・・鈴木和也
フクロウ・・・松永一哉

ヒロシ・・・・植原卓也
ピョン吉・・・柳澤貴彦
執行者・・・・青柳塁斗
執行者・・・・桜田通

今月は RATS(鼠) → FROGS(蛙) と来て、来週 CATS(猫) 行ってきます♪
なんとなくつながってるようなつながってないような。。

2007年09月23日

07/09/23 宙組バレンシアの熱い花・宙FANTASISTA!!@東京宝塚劇場

2007年9月23日(日)15:30
宝塚歌劇団宙組
バレンシアの熱い花/宙FANTASISTA!!
B席2階14列67番@東京宝塚劇場

前夜に急遽思い立ってみたくなり、
またまたおけぴで譲ってもらって行ってきました!
前回のSS席1階2列目とはうってかわって、今回はB席2階後方。
このB席、定価3500円なんですよね。これはお得。
ショーのフォーメーション、特に銀橋を小走りにどんどん
つらなって渡っていくシーンは、めっちゃ楽しい。
こきざみステップがみてて気持ちいい♪
永遠に続いてほしいと願ってしまうくらい。
そしてコスモ!の醸し出す宇宙~の広がりみたいなのを
2階奥からだと全体的に楽しめます!B席いいっ!

今日は前回の組み合わせとは違うラモンとロドリーゴ。
ラモンが蘭寿とむさんで、ロドリーゴが北翔海莉さん。
おおおお、これまた新鮮。イメージ変わりますね。
そして演出も変わるんですね。フェルナンドのおうちシーンで、
北翔さんラモンがふかふかソファで目大きくしながら
ぼよんぼよんはねるのが大好きだったんですが、
蘭寿さんのラモンは、かっちょよく寝そべる感じ。
蘭寿さんラモンは、どこか貴賓ある雰囲気が感じられました。
どっちのラモンもいいけど、ソファシーンが超楽しかった
前回のラモンをもう一度観てみたい。。

七帆ひかるさん、どろぼうさん、気になる存在です。
右耳のイヤリングが二階席からでもきらーんと光ってみえておしゃれな泥棒さん。
ショーのゴージャス3人組の七帆さんも堪能しました!
一番上手側にいらっしゃいますね。動きや目線や歩き方、
女性が演じる男役の女装、頭こんがらがりますが新鮮で楽しい♪

今回の演目、お芝居も楽しいけれど、ショーがめっちゃめちゃ好きです。
音楽、のり、衣装、ダンス、歌、演出、照明、で全体的にもつながっていて、
終わった後、帰りの階段でも歌ってはるお客さんが何人かいました(♪)

ショーの見所は、最初の第1場冒頭シーンと、木星と、最後のエトワール♪
全部に共通するのは?
はい、和音美桜さんの歌声が聴けるシーン♪
和音美桜さんの歌声は、低音域でも高音域でも全てが心地よくて
優しくハートに響いてきて、なんというか、澄んだ歌声で心が洗われる感じ。
木星シーンでは、歌にあわせた手の動きがこれまたとってもいい。
木星シーン最後中央での小刻みなゆれ、あのゆれもたまりません。
そして北翔海莉さんと二人での階段上でのエトワール!
これがたまらなくいい!北翔海莉さんの歌声(+笑顔)がこれまた
優しくて甘い声で、それに和音美桜さんの透通る声が重なって
とっても幸せなひとときを過ごせました。

そしてなんと北翔海莉さんと和音美桜さんお二人が主演の舞台
THE SECOND LIFE」が11月10日~19日に宝塚のバウホールであるとのこと。
それは絶対に観にいきたいです。マチソワでいきたいなと思ってます。
チケットの一般前売開始は10月13日(土)。これは抑えねば!

余談ですが、実は今日最初のマルガリータ和音美桜さんの登場シーンで、
オペラグラスを覗いてたら、いきなりすみませんと声がかかりまして。。
オペラグラスを外して横をみると、スタッフの方と数名のお客さん。
(気配に気づかないくらい集中して観てたということでございますが)
私、端っこの席だったんですが、遅れてきたお客様を通してあげて下さいと。。
あ、はい、うん、どうぞ
ということで前をお通りになられた後、再び舞台に目を向けると、
マルガリータが上手袖にはける瞬間。。ガーン・・・
おぅぅ。。数少ないマルガリータ登場シーンが。。
盛り上がり!というシーンではないので、スタッフの方もこのタイミング
だったらということで声をかけられたとは思うのですが・・・
(そこまで考えてはいないのかな。。)
ついてませんでした(泣)

明日は、昼に相模大野でエビータ、
夜に池袋でFROGS千秋楽観劇予定です♪

2007年09月24日

07/09/24 エビータ@グリーンホール相模大野

2007年9月24日(月祝) 13:00
劇団四季 エビータ
1階18列45番@グリーンホール相模大野

めっちゃよかった!
特に歌声が素晴らしかった!
エビータ井上智恵さん、ペロン渋谷智也さん、そしてチェ佐野正幸さん
久々に観た井上智恵さん、安定して聴けます。歌声心地よい~♪
このメインキャスト3人の異なる声質が見事に絡み合って、
とっても気持ちいい♪心地よすぎて寝てる人も多かったですけど。

1幕最初で、エビータが帽子を後ろにくるくるって飛ばすシーン、
見事にきまってました。かっちょいー。
そう、今回は美術がいい!のです!素敵です!
舞台上にのっかってる円形ステージには照明が仕込んであったり、
リフトも何パターンか仕込んであって、専用劇場かと思うくらいのセット。

エビータ、実ははじめて観たのですが、私の感想としては
ストーリー云々よりも、とにかく歌声。この歌声だけで満足。
ストーリーは、李香蘭の川島芳子みたいにストーリーテラーの
チェ(佐野正幸さん)が語る形で進行しますが、
そんなにドラマチックな盛り上がりがあるわけではないんだけど、
各シーン各シーンの歌声やハーモニー、コーラスが見事なので
もっとこの幸せな時間を体感してたいっていう感じでした。
ほんとに素晴らしかった。ブラボー!
最後スタンディングしてた人がいたの、うん、気持ちわかる。

マガルディの内田圭さんも、太くて気持ちいい歌声で
楽しませてくれるし、アンサンブルの人達もいいっ!特にコーラス部分、
見事なハーモニーになってて、今回のキャストのCDが欲しいくらい。

あと、一幕で、エビータがペロンの愛人を追い出すシーン、
愛人さん(ミストレス)、そのまま去るのかな、
歌ってほしいなって思ってたら、スポットがじょじょにあたり、
おっ歌いそうな雰囲気、おっおっと思ってたら
めっちゃいい声でした。お名前は久居史子さん。覚えとこ。

音楽や佐野さんの歌い方、声が、
どことなくジーザスクライストスーパースターの芝ユダが思い起こされ、
「~ですか」って口調が耳に入ると、柳瀬ジーザスが思い起こされ、
7月に観たジーザスのインパクトが大きすぎるのか、印象がかぶってしまうのか。。

二幕ラストで、舞台後方の渋谷さん、エビータを見つめる眼が
とっても包んであげる感じで優しい気持ちになれました。素敵なおじさま♪
LKの渋谷スカーの印象はどっかいっちゃいました。

ほぼ全編歌で綴られるので、「歌ばっかりやね」っていってたお客さんもおりましたが
そりゃーあなた、ミュージカルですから。アンサンブルの踊りも結構あるし、
メインキャストの歌、アンサンブルの歌も満喫できて、
最後カーテンコールでは、チェが照明をさっと消すおまけサービスも
ついて、大満足の相模大野プチ遠征でした。

そうそう、今日は劇場に着いたら、1階席と2階席で入り口が違う。
私は2階B席だったんですが、「舞台装置の改変で見切れるようになった
ので1階席に振り替えます」と。ラッキー♪とっても観やすかったです♪

劇団四季さん、キャストを事前公表しないようになっちゃったけど、
せめて当日(できれば前日!)、そして翌日くらいまではその日
誰が何やったかを出して欲しいぞ。

07/09/24 FROGS@東京芸術劇場

2007年9月24日(月祝) 17:00
FROGS ~フロッグス 千秋楽 (表ガエルバージョン)
1階R列28番@東京芸術劇場中ホール

土曜日に観て、めっちゃ楽しくて、
とにかくダンスだけでなく演技も楽しかったので、
ぜひ表ガエルバージョンも観たい!と思い観てきました。
(相模大野でエビータ観劇後ロマンスカーで戻ってきて30分前に劇場到着♪)

全然違った~!
大筋のストーリーは同じなんだけど、受ける印象が全然違いますね。
特にテルとフクロウ役、演技力と笑いのセンスが要求されるこの2つの役柄の
印象が全然違ってました。それぞれに個性があって面白いですが、
一言で感想を表すならば、今日の表は「かっこいいバージョン」、
前回観た裏は「面白い!バージョン」かな。

今日のメインキャスト4名は、見た目もとってもかっこいいんですが、
舞台上で演技として映えるかというと、裏バージョンの配役がよすぎた!
演技、活舌、間、切り替えなど面白さの安定感がベースにあった上での
あのダンスパフォーマンス、これに衝撃を受けちゃったんです。
今日の表バージョンもかっちょいいんだけど、
どこか演技してます感ってのを感じてしまい。。

ちなみに2回観て、一番印象に残ったダンスは中村康平さんのダンス。
美しい、綺麗、安定してる、それでいて豪快。
今日はピョン吉役でしたが、ほのと観ていて気持ちよかった。
そして裏でテルを演じた鈴木和也さんにはぜひ今後活躍してってほしい!
トークショーでの司会進行のうまさ、あれは才能だと思います。

それにしても全員でのダンスシーンとかはほんとにお見事!
曲もいいし、それに見事にあった振付がとっても個性的で面白いし、
次回FROGS上演の際はまた観にいきたいなと思います。

あ、オーディションシーンの声が寺脇さん、
トノサマガエルの声が小倉さんですよね?

ところで、桜田通さんって、読み方「さくらだ どおり」なんですね!
しかも本名!おぉぉぉぉ!すげーインパクト絶大だ。。

2007年09月27日

07/09/27 ロイヤルホストクラブ稽古場

2007年9月27日(木) 15:30
ミュージカル座 「ロイヤルホストクラブ」
稽古場訪問レポ

星組初日の観劇レポはこちら(直前ゲネプロの舞台写真付)

10月17日からはじまるミュージカル座「ロイヤルホストクラブ」のお稽古に
お邪魔してきました!

お稽古場の扉を開ける瞬間の緊張感って、やっぱり慣れない(緊張)。
扉を開くと…すっごいたくさんの人、人、人!30人以上!?
制作さんが私たちを紹介くださった後、拍手と笑顔で迎えていただき…。
しょっぱなから圧倒されてしまいました(汗)。




この「ロイヤルホストクラブ」。
2005年11月に初演されていて、今回は再演。
初演時も大好評だったこの作品。
再演に当たって、キャストが一部変わっています。
それに伴い、脚本も書き直し、楽曲の大半は新曲に!
まさにリニューアルオープン!

この日は主に1幕のダンスシーン&お芝居を見せていただきました。
最初に拝見したのが、「Dance Paradise」というナンバー。
1幕のラストシーンです。
稽古場はまさにホストクラブ「パラダイス」の店内!
お稽古だけど、すっかりそんな感じなんです。
ホスト&おなべ&お客が総出演!テンション、超・高いっ!ノリノリMAX!
ちなみに、おなべのお2人のかっこよさにはビックリ~!
とにかく、この曲、すっごいかっこいい!頭に残る!楽しい~!




お次は、序盤の「パラダイス」営業時間のお芝居のお稽古へ。
オーナー・大海原裕次郎(北村がくさん)の開店のコールで、オープン!
早速No.1の白金豪(しろがねごう・藤浦功一さん)、
No.2の花咲愛人(はなさきまなと・角川裕明さん)、
No.3の維舞聖夜(いぶせいや・国友よしひろさん)に指名が入ります。
それにしても…ホストさん、みんなすごい名前ですね(笑)。
ホストクラブをのぞいたような感じで、自分が持っていたイメージと大きく違わないです。
だから、ホストはかっこいいはず、いや、かっこいいんです!
でも、なんだかおかしい!笑っちゃうんです!
いざ接客の様子を見てるとこっちが恥ずかしくなっちゃって…笑っちゃう(笑)。
この流れで、白金豪と彼にご執心の朝比奈ルイ(Wキャスト
片桐和美さん・三辻香織さん)の2人の世界~みたいなナンバーへ。
これまた…恥ずかしい~(照)。
大真面目なだけに、これまた余計に恥ずかしいっ!
いや~、ここはダメホスト君たちに共感しました(笑)。



もう1つ見せてもらえたのが、No.1の豪さんの『伝説』シーン。
豪さんがどんな風に女性をとりこにするのかを、ダンスで表してるんですが、
これがすごい。めっちゃかっちょいい。
この振付、豪を演じる藤浦さん自身がされているんですね。
(藤浦さんはダンスバリバリの方です!)
女性たちとのコンビを組んでのダンスやタイミング、位置の確認をした上で、
繰り返し踊ることで、各自流れを把握していくお稽古。
みんなが慣れてテンポがよくなってきたところで、藤浦さんに豪としての表情が!
それがまたクスッと笑いを誘います。
時間にすると決して長くはないんですが、女性のキャラも違えばそこで使われる
ダンスも変わって、とっても楽しめるナンバー!めっちゃいい!
さらに、ここの効果音、めっちゃハマってる!
まずは早速、”稽古シーンはこんな感じ動画”をどうぞ!



見せていただいたシーン、どれもこれも楽しくて、衣装やセットが入った本番は、
いったいどんなことになるのやら!
「ロイヤルホストクラブ」のストーリーはこんな感じです。

新宿歌舞伎町のロイヤルホストクラブ「パラダイス」。
No.1の白金豪(藤浦功一)、No.2の花咲愛人(角川裕明)、
No.3の維舞聖夜(国友よしひろさん)ら、売れっ子ホストたちがいる一方、
どうにもサエないダメホストたち。
No.1になるために凄まじいまでの努力をしている豪とは、
あらゆる点で雲泥の差があった。
さすがに、ダメホストたちもこのままじゃだめだと一念発起!
スーツを新調、ショーも企画してダメホスト脱却の道を探るが、
なかなかうまくはいかない。
そんなある日、ダメホストの1人芥川直木(阿部よしつぐさん)を、上客が指名をし、それに加えて
大枚はたいたことから状況は一転!ダメホストが一夜にしてNo.1に!
しかし、一筋縄ではいかないホストの世界。ある客のおかげで直木は大変な
事態に追い込まれてしまう!
No.1ホストの座を奪われた豪はどうする?
はたまた、No.1ホストになったが大ピンチの直木は?
ついに、No.1ホストを巡って、戦いの火蓋が切って落とされた…。

拝見したのは1幕で、2幕はなにやら動きがある模様。
早く2幕も観たい!
できあがりが楽しみでしょうがありません。

さて、ここで脚本・演出・作詞・出演と大忙しの竹本敏彰さんに、
お話をうかがってきました!


Q.再演にあたり、脚本・曲などを大幅に変えようと思ったのはどうしてですか?
初演から2年の間に自分なりの成長があって、変えた方が面白い点が見えてきたので、いっそのこと書き直してしまえ!と。
曲の方は「トラブルショー」でいい関係ができた作曲家の木村直樹さんに新たに
曲を作っていただきたいと思ったのもありましたね。

Q.この作品を上演するにあたって大事にしている点は?
実はホストクラブって僕行ったことないんですよ!ははは!!!(笑)
でも、女性のお客さんが高いお金をホストクラブに払うのには、何かしら魅力があるからだと思ったんですよ。
調べていくと、ホストは女性の心を癒す、女性を扱うという意味でのプロで、そこにピュアなものを感じたんですね。ああ、いいな~って。
だから演出するに際しても、キャストにも愛情やお客様を思う気持ちをを大事にしたいんだと
いうことは、常々言っているんですよ。

Q.ポイントなるキャストは?
実は、再演が決まった時から、藤浦さんにオファーを出そうと決めてたんですよ。
断られていたら、イメージがガラガラと崩れて、全てが変わってしまっていたでしょうね。
実は、藤浦さんに初めて新宿の喫茶店でダメもとでオファーをしたんですね。
そこで、2時間半、日本のミュージカルとは…とかお話をして、快諾してもらったときは、いつか一緒にやりたいと思っていた憧れの人でもあったので嬉しかったですね~。
藤浦さんは、振付からお芝居から何でもできる方なんで、僕も楽しみなんです。

Q.ここは見逃さないでというポイントは?
やっぱり藤浦さんのダンスは見逃せません!そのために脚本ガラっと変えてますから!
他のキャストも共演したり舞台を観たりしていて、キャラクターはわかっているのであてがきはうまくいったんじゃないかな。
新人ホスト役のKAZZさんには作曲を初演でしてもらってるんです。
KAZZさんにはぜひ歌っていただきたくて、再演の今回、その1曲だけ残したんですよ。
曲名は、「トゥモローズ・ゴナ・ビー」。楽しみにしていただきたいですね。

竹本さんへのインタビューの様子を動画でどうぞ♪





竹本さんもおっしゃってますが、ほんとお稽古場に笑いが絶えない!
「豪さん、すいません!」とか「ジョニー!頑張れ!」とか役名で呼ぶ声も飛び交ってます。
私たちはというと、おけぴ企画スタッフのakkiは、思わず声を上げて笑ってしまうし、
今回補佐で一緒に行ったスタッフK君は見入ってしまって
デジカメを持つ手が休んでしまうし…という状態。私も「楽しい~!」を連発(笑)。
取材っていうより…ほとんど観客になっておりました。
同行したおけぴスタッフakkiのレポは、
また違った視点から書かれていますので、よかったら見てみてください。

稽古場の帰り、足取りも軽く~♪
「♪パ~ラダイス! パ~ラダイス! パ~ラダ~イス!」がぐるぐる頭の中で
ずーーーっと回ってます~!
(↑ご覧になったら、「ここのことね♪」ってすぐにわかると思いま~す!)

今回も、キャストさんから、動画でコメントをいただいています!
(ご協力ありがとうございました!)
藤浦功一さんはインタビュー形式、阿部よしつぐさん&KAZZさん&角川裕明さんは
グループトーク形式で収録してあります。
これがまた、それぞれの素の感じが垣間見れる、楽しいコメントになっています。
ぜひぜひチェックしてくださいね。

そう、それとね、こういう稽古場動画への感想や、
こういうシーンを動画で欲しいといったご希望ご要望が
ございましたら今後の参考にさせていただきますので、
どしどしご意見下さいませ。

pudding@iina.com

藤浦さんインタビュー動画♪

阿部さん、KAZZさん、角川さんインタビュー動画♪


公演情報 ミュージカル「ロイヤルホストクラブ」 10月17日(水)~22日(月) 全8公演 新国立劇場 小劇場

こちらもご参考までにどうぞ ミュージカル座前回公演舞台写真


インタビュア: akki 撮影編集: yoshida 監修:おけぴ管理人

2007年09月29日

07/09/29 キャッツ@キャッツシアター

2007年9月29日(土) 13:00
劇団四季 キャッツ
2階4列77番@キャッツ・シアター

久々のキャッツ。
初めてキャッツを観るという友達との観劇。
幕前にストーリーは?と聞かれ「猫の紹介」と4文字回答。
で、そこに付け加えて「そっから一匹の猫が選ばれる」と。
うん、まーそんな感じですよね。

なんだけど、やっぱりこのキャッツの魅力は猫の世界に浸れること。
一匹一匹の猫がとても魅力的で、客席下りもたくさんあるので、
猫が身近に感じられて、しかも曲や踊りも楽しいし、ほんと見事。
1981年に作られたとは思えない。。
特に好きなのは2幕。
グロールタイガーの劇中劇、スキンブルシャンクス、ミストフェリーズ、
カーテンコール、この4シーンが観れるだけで幸せ♪
1幕だと、やっぱりタガーのシーンかな。前回観た金森勝さんとは一転、
今日の金森さん観て、金森タガーもいいな!と思いました。
動きはちょっとのんびり型だけど、キャラ的に愛されるタガーみたいな。
最後の高音はめっちゃすごい。他のシーンでも客席下りしたタガーを
いろいろ観てると、いろいろ客にちょっかい出してて面白かったです♪
いきなり後ろからタガーが肩に触ってきたらびっくりしますよね。
あと1幕だとバストファージョーンズ(田島享祐さん)のシーンも好き。
今日はバラを投げた時、欲しがってたっぽい女性に
見事に届き、おぉぉぉとちょっと感動。

ちなみに1幕最後のナンバーの直前ってかなりテンポが遅くなりますよね。
いつもここで少しだけ睡魔に襲われます。

グリドルボーンは遠山さやかさん。雰囲気があっていい!
グロールタイガーとのシーンでは、誘惑の仕方がチャーミング。
声は高音が素敵で、これからもっともっとよくなっていきそう♪

そしてシラバブの南めぐみさん!かわいー!
ここ最近のキャッツ観劇では、過去2回とも彼女のシラバブでしたが、
子猫な感じがとってもいー。
後ろに去っていく時のお尻がとってもキュート。
そしてグロールタイガーの語りのシーンでの
シラパブのしぐさや動きみてると、これまたほんとにかわいー。
(このシーンは舞台上のいろんなところでいろんな猫が小芝居してるので
どこを観ようかとっても迷います)
また、スキンブルシャンクスのシーンで、雄猫の上に
雌猫が乗るシーンで、一番下手側で、タガーの上にシラバブが乗りますが、
最後までタガーがだだこねてますよね。このやりとりもひじょーに微笑ましい(笑)

金子信弛さんのミストフェリーズは、側転時の足の動きがとっても綺麗~。
最後ライトを消す時の表情もくしゃっとした感じで好印象♪

マンカストラップの西門宇翔さんは趙宇さんでしたか。
マンカストラップは、リーダー猫でそれぞれの猫を紹介する時に
まずマンカストラップから入ることが多く注目度が高いので
その分セリフの妙なアクセントはやっぱりちょっと気になる。
「つ」と「す」の発音が普通の日本語の流れとは違ってそこだけ
妙にひっかかって聞こえました。。また、最初にジェリクルキャッツを・・
ってところが「ジェリコーキャッツ」ていう英語っぽい発音に
なっていて少し驚いたんだけどその後はジェリクルキャッツになってましたね。

グリザベラの重水由紀さんのメモリーは、うーん、声にいまいち
はりがない気がして陶酔できませんでしたが、お調子が悪かったのか。。

あと、グロールタイガーの劇中劇に入る前に、「みせようか」で
客席から拍手が起きるの、好きなんですが、あの観客の拍手のタイミングが
今日はちょっとはやすぎな気がしました。リピータさんが多いからとは思うんですが、
あそこは彼が言った後に拍手が起きた方が自然と思うんだけどなぁ。

それにしても、ほんとキャッツは、劇場に入った瞬間から
会場の壁一面ゴミだらけで、猫の世界に浸れていいですね。
開演直後の回転席がぐわんぐわんまわるのも上からみてるとなんか楽しい。

キャッツは今まで何度も観てきたけど、
一番最初に観たのは2000年にロンドン
その時は、すっごくいい席だったんだけど、とにかく大興奮。
ラムタムタガーが私の目の前でいろいろパフォーマンスやってくれて
とっても緊張しつつ感激したのを今でも鮮明に覚えてます。

その後は、2000年の年末に名古屋にマチソワ遠征して四季のキャッツを観て、
八巻大さんのラムタムタガー、福井晶一さんのマンカストラップに魅せられて。。
この時は、ヴィクトリアとジェリーロラムとシラバブが終演後にこんがらがって、
パンフレットの絵と照らし合わせて覚えたりしてましたねぇ。
(メインのシーン以外だと衣装がどれも白系なので)
そして2001年は大阪遠征。この時のメンバーは豪華でした。
グリドルボーン木村花代ちゃんとグロールタイガー渋谷智也さん、
ミストフェリーズの蔡暁強さんにシラパブが中村友里子さん!

でも今日こうしてまた観て、毎回、新しい発見がある気がします。
演じてる役者さんによってもいろいろ細かな部分とかしぐさとか違うし、
とにかくまずは安心して観れる、というのが大きいですね。
ライオンキングとかだと、シンバかナラへの依存度が大きいけれど、
キャッツは、メインキャストがそれぞれの猫!って感じなので
この猫がよかった!って猫が三匹くらいみつかった状態で
今日来てよかった!って感じになります。

やっぱいい作品だな、キャッツは。

2007年09月30日

07/09/30 ミザリー@シアターアプル

2007年9月30日(日) 13:30
ミザリー
6列16番@シアターアプル

つい先日改名したばかりの渡辺えりさん(前のお名前は渡辺えり子さん)と
小日向文世さんの二人舞台。
劇場入ると、お花の名前も”渡辺えり”さんになってました。

ミザリーはめっちゃ怖いと聞いていましたが、
小日向文世さんの演技が、
明るく軽く監禁中にも関わらず冗談も結構あったりで
会場からは笑い声が聞こえるシーンも多数。
チラシにも”あなたは笑いながら悲鳴をあげる”と書いてありますが、
楽しく笑える感じのホラーでした。
シチュエーション考えるととってもこわいんですけどね。
小日向さん、髪を下ろすと全然イメージ変わりますね。びっくり。

渡辺えりさん、目がいっちゃってる時が・・・こわいっす。。
すっごい間が長いんだけど、こわーい間。次この人何するかわかんないぞ的な間。
さすがですわ。。一番怖かったのは2幕のあのシーンかな。。
でもそんな怖い役なんだけど、ふとしたしぐさや切り替えで
笑いを誘うシーンも多かったです。
1幕のあのバケツのシーンは、一瞬えーってなりますね。
私の隣の方も、かーなーりー驚いてました。
いや、ほんとそのものを飲んでる感じに見えましたです。
そして二幕の彼女が振り下ろすシーン、こえー。
客席がびくってなる空気を感じました。

私があの作家の立場になったら・・と思うと。。ぞっとしますね。こわいよー。
でもほんと、全体的な感じとしては、凍りつく怖さというような感じはほとんどなく、
少しコミカルさが前に出た”ポップなホラー演劇”
普段あまり舞台を観てない人が観ても楽しめる作品と思います。

セットも結構重厚に作られてます。照明で血を表現したり、実際の火も
使ったり(結構炎があがってた)。

余談ですがタイプライターを打ってる時の音が快適でした。
むかーし、実家にタイプライターがあってよく遊んでいたのを思い出しました。
今のパソコンはキーボードほとんど音しないですからねぇ。

About 2007年09月

2007年09月にブログ「おけぴ管理人の観劇感激レポ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年08月です。

次のアーカイブは2007年10月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

このブログのフィードを取得
[フィードとは]