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07/09/07 宝塚星組Keanキーン@東京宝塚劇場

2007年9月7日(金) 12:00
宝塚星組 Kean キーン
1階L列2番@日生劇場

最近観たシラノ・ド・ベルジュラックロマンス、そして今日のキーンといい、
一人の男の生き様にスポットを当てた舞台を観る機会が続きました。
すると当然、各主役の演者の技量が問われるわけですが
(でずっぱりですからね。ロマンスのチェーホフは4人で演じるからち~と違うけど)、
この最近観た3作、どれもほんとに素晴らしかった!!

今日のキーン役は、昨年オクラホマを観て以来の轟悠さん。
かっちょいい!
かっこつけたかっちょよさじゃなくて、後輩思いの等身大のキーンがいて、
ハムレットやロミオを演じてるキーンがいて、さらにはキーンを演じてるキーン
がいたりするのですが、これらの表現がとっても素敵。惚れちゃうくらい。

一番好きなシーンは2幕の劇中劇「オセロー」の創作(アドリブ)部分の前後!
このシーンにつながる一連の流れと、このシーンから発展するその後の流れ、
キーンの心情が、とても伝わってきます。しかも、客席に向ってキーンが叫ぶシーンや、
客席からやじが飛ぶシーンは、ほんとに今観てる客席に向ってキーンが叫んでたり、
私が座ってる客席のどこかからやじが飛んでるように聞こえて、私も劇中劇の中に
はまりこんでしまいました。いや、ほんとにこの場面は見ごたえありました。

1幕は、最初ですね、エレナとアンナという名前が似てて、どっちがどっちか
わからなくなって頭が混乱しました。一度混乱すると私はずっと混乱しちゃうので
最後までエレナとアンナが混乱。また、キーンのアンナの呼び方「ミス・ダンビー」
を、最後までミス・ダンディーと聞こえてしまい、なんちゅう名前だって思いながら観てました。
(終わってからプログラムで確認して気づいた。そりゃーそうですわな)

プリンス・オヴ・ウェールズの柚希礼音さん、
1幕のキーンの楽屋でエレナを奪い合うシーンは、台詞の間や動きが
とっても気持ちよかった。特に「やはり!」といって目をぎょっと
する場面が、それまでのプリンスのイメージから一転して印象に残ってます。
それにしても、キーンといいプリンスといい、
大使夫人(エレナ)という人妻を奪い合うっていうのはどうなのかね。。
それだけ大使夫人が魅力的だったということなんですかねぇ。
うーん、大使夫人は、性格もちょっと嫌な人系的な演出で、そこまで
二人が惚れこむ理由がちょっとわかりませんでした。

その大使夫人の南海まりさんと、アンナ役の蒼乃夕妃さんの
二人が女vs女でばちばちするシーンでは、
大使夫人は、姿勢がぴんっとしていて、性格は別として(笑)、笑い方や動き方が美しく、
一方でアンナは超積極的なやんちゃな小娘で自由奔放な感じで、
二人の姿勢や動作の対比が楽しかったです。

この人いいなって思ったのが、キーンの後輩のバーナビー役の彩海早矢さん。
目力がなんかすごい。そしてバーナビーとキーンの劇中劇の戦いシーンの後とかの
バーナビーのキャラクターが、なんともいえずいい感じ。

前に愛するには短すぎるを観た時に、いい声だなぁと思った
音花ゆりさんの声が聴きたかったのですが、
群集の中でかすかに果物売りの音花ゆりさんの歌声が聞こえた程度で残念。。

アクロバット一座のシーンは、歌も演技もダンスもなんとなくバラバラ感を
感じてしまったのですが、キーンと絡むシーンとかでも、
セリフの流れが途切れるような話し方をされる方とかもいたり。。
あと、シマシマパンツの方達のうちのお一人だけが、
お尻の部分が裂けたように縦に黒く入ってる模様が登場のたびに気になりました。

プリンスとキーンが一緒のシーンが数多くあるんだけど、
プリンスとキーンを別々にみてると、キーンの轟さんの方が背が高く見えるのに、
二人が並ぶと、プリンスの柚希さんの方が全然高いんですねー。
並ばれるたびに新鮮でした。

それと、こういう昔のほかの国の舞台をみてるとよく思うのですが、
6000ポンドっていくらくらいなん?ってのがよくわからないんですよね。
どんだけ借金したんだろうと。。また、キーンがソロモンに、○○(単位忘却)
持ってるか?半分はとっておいてくれと言うシーン、
これもいくらくらいなんだろうと気になりました。。。
これは歌舞伎とか時代劇みてても思うことなんですが、一両っていくらやねんと。
なんとなく10万円くらいなのかなぁと思って観てる私ですが、
時代によっても差があるみたいですね。

最初開演直後、オケピがないので、
あれー、それにしては、この録音は、ちょっと音のミスが多いなぁと。。
なんか生っぽいなと思うんだけど、左右のマイクから音が出てる気もするなと。。
幕間にも再度オケピがないのを確認して、
途中、よくここで録音にタイミングあわせて台詞や歌が入るなぁとか関心しながら、
どうやってあわせてるんだろうとか考えながら観てたんですが、
最後、カーテンコールで舞台後方の幕が上がり。。。
あら、やっぱり生オケでした!
うーん、それにしては、ちょっと演奏のレベルが。。
あと特に1幕は、オケの音が大きくて、しかも声がとても反響するので
台詞も聞き取りにくかったです(2幕は聴きやすくなった)。

そして今日の日生劇場。2階席はかなりガラガラっぽく、
1階も後方数列はほぼ全部空席。うーん、いい演目と思うんだけど、
なんというか、宝塚っぽくはないのかも。
華やか~、夢の世界~って感じではないですからね。

宝塚はプログラムが1000円と手ごろなのでほぼ必ず買ってます。
帰りの電車で見る勇気は今までなかったのですが、今日はちょっと
各場の解説をみっちり読みたかったので、写真が載ってるページを
開かないようにしながら、パラパラみてましたが、
轟悠さん、かっこいいわぁ。。。


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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