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2007年10月 アーカイブ

2007年10月04日

07/10/04 寝坊な豆腐屋@新橋演舞場

2007年10月4日(木) 16:30
錦秋演舞場祭り【夜の部】
森光子・中村勘三郎特別公演『寝坊な豆腐屋』
1階9列29番@新橋演舞場

幕が上がって、最初の舞台上の盆が回転すると
一気に昭和37年の世界に!
そのくらい、セットがとっても雰囲気出ていてよかったです。

タイトル通り寝坊な豆腐屋の話なんですが、
いやいや、ええ話でした。ほんと。
最後、ちょっと私ぐっと来ましてですね、涙が。。
まわりのおばさま方も眼鏡を上にあげてぬぐっておられる方多数。

森光子さんがお母さん役、中村勘三郎さんが息子役なんですが、
その脇をかためる役者陣がいいっ!

息子の姉夫婦の波乃久里子さんと坂東彌十郎さんがとってもいい味出してます。
特に、波乃久里子さんのちょっと品のあるおしゃべりなおばちゃんぶりが
とっても好印象でした。

あと、ほいよーと元気な新聞配達青年の中村勘太郎さん!
(キャスト表に載っていない!?今日だけ??)
勘太郎さんと勘三郎さん、そこに森光子さんが入った3人の
シーンの会話は、なかなか楽しい♪アドリブも入ってるっぽい!?

そして酒屋の佐藤B作さん。さすが、間のとり方がうまい。
監督の米倉西斉加年さん、後半のあの説明シーン、
清一がいってた通り、説明がうまい。ほんといいシーンでした。
が!ですよ、今日一番のこのいいシーンで、米倉さんが
下手の縁側に座って、ふっというセリフ「一人の男が母親を○○○」
この○○○のセリフをしゃべってる時に、私の後ろのおばちゃん二人が
いきなり会話! えーーーー!そこはかぶってしゃべらないでー!!
この多分3文字のセリフ、なんだったんでしょう。。
しばらく引きずってしまいました。。

そしてバーでのシーンで印象的だったのが、大和田美帆さん。
この方、演技がすっごく綺麗というか切れがあって気持ちいい!
後ろの方で小芝居してる時も表情がとってもいい感じ。
一幕最初のシーンでも、舞台上手側、私の正面にいはったんですが、
動きや表情もきびきびしていて、みてて楽しい気持ちになります!

あと、結婚相手云々のシーンでは、てっきり、澄子さんは富子さん(田根楽子さん)を
すすめると思ったんだけどなぁ。。会場からも一瞬笑いが
起きてたのは、それを皆が想像したからではなく??

それにしても夕日シーンの森光子さん、き、綺麗でした。。。
87歳にはとうてい見えません。森光子さんの声だけ
ちょっとマイクが強めに入ってる感じで最初は少し気になったり、
途中どこからともなくセリフをフォローする声が聞こえたり、
花道で足がぷるぷるされてて大丈夫かなと心配したりしたけれど、
監督と清一のシーンでは、ずーっと森光子さんの顔と話し方が
頭の中に浮かび続けてました(とっても印象的だったってことですね)。
雪まろげを観劇した時もそうだったのですが、あの独特の話し方が、
途中から、これが舞台にあってるなぁと思うようになっていくんですよね。

観てたおばぁちゃん達も、とっても元気をもらえたんではないでしょうか。
観劇後に耳に入る会話を聞いてたら、そんな感じが伝わってきました。
素敵な舞台でした♪

p.s 16時半開演で途中30分休憩があって19:40終演。
  この時間帯だと、会社勤めの人だとなかなかみれないですね。

2007年10月06日

07/10/06 雪組全ツ星影の人 JoyfullII@さいたま市文化センター

2007年10月6日(土) 18:00
宝塚歌劇雪組全国ツアー「星影の人」「Joyfull!!II」
1階16列35番@さいたま市文化センター

つい先日まで頭の中をぐるぐるまわっていたコスモッコスモッですが、
今日星組の Joyfull を観て、ジョ・イ・フ・ル・ジョーイフール
に変わろうとしています。楽しい~楽しい~。

コスモとジョイフルって同じ藤井大介さんという方の
作・演出なんですね。いやー、楽しいぞこれは。
終わった後、フレーズと動き(振付)が気持ちよく頭の中で
よみがえる感じです。ポップな感じでテンポもいい!

コスモッコスモッの時はあの前かがみ状態での上下動のイメージ
だったのですが、ジョイフルジョーイフールは、ショー最後の
段の上で踊ってた娘役さんの振り、手を交差して気持ちよく踊る
あの振りがとっても印象的に頭の中に残ってます♪

私は一階中ほどの通路側の席だったのですが、
通路をだだだーっと、生徒さんが通っていかはる。
すごい勢いで、お客さんとハイタッチとかしながら。
そして客席に散らばって歌ってくれはるんですが、
いやー、ほんとお綺麗&かっこよかったです。

一幕のお芝居は、水夏希さんが沖田総司これまたナイスキャラ!
衣装も似合えばセリフもキャラもさわやかで気持ちいい。
白羽ゆりさんが、「玉勇」という名前の芸妓役なんですが、
(一幕終わってからパンフレットみて知った)
沖田総司がよぶ「たまゆー」というのがずっと「玉湯」
に聞こえてて、面白い名だなぁとおもっちょりました。

桂小五郎役の柊巴さんが素敵。
とっても綺麗でかっこいいー、役柄もかっちょいいー。

そして、お医者さん良玄さんの娘、早苗役の晴華みどりさん、
お、いい声したはるなぁ歌わないのかなぁと思っていたら、
素晴らしいカゲソロで歌声が聴けて、その後にも歌うシーンが
あって嬉しかったです。カゲソロが一番よかった♪
そしてこの晴華みどりさん、なんと、
エリザベートでマダムヴォルフやってた方ではないですか!
役柄にめっちゃ差があって新鮮な驚きでした。

ちなみにこの前半のお芝居、ペアが何組もあって、少し混乱しました。
あだうちだったのはどの人だっけ、脱走した人の彼女は誰だっけっと
ちょっと記憶がまぜこぜに。。。
(プログラムに関係図あったらなぁ。まー配役表から読めるのですが)

ショーは、どの衣装着てもすごく映える水夏希さん、
和物でもとっても綺麗だったけど、洋物の衣装ではイメージが
全然違ってとてもかっこいい白羽ゆりさん、
そしてびしっとしめてくれる感じの音月桂さんの三人を中心に、
その他の男役さんの見せ場もいろいろあって、
最後はみんなでジョイフルジョーイフーールと、
とっても楽しいショーでした。

そしてカーテンコールでは、埼玉県出身の5人の人を一人一人紹介
していったりして、紹介された生徒さんは、
ジョイフルジョーイフールの振りをした後に、一発芸を
してくれたりして、最後は水夏希さんからの挨拶もあり、楽しいカテコでした♪
初めての宝塚全国ツアー観劇でしたが、こういう雰囲気も楽しいですね!

それにしてもさいたま市文化センター、でかい!
2000席入るってすさまじいですね。ちょっと今日は音響が響きすぎで
歌詞が最初聞き取れないとことかもありましたが、途中からはもう
雰囲気を楽しんで気にならなくなってました。
いやーほんとショーが楽しかったー!

2007年10月07日

07/10/07 昭和クエスト@東京芸術劇場

2007年10月7日(日) 14:30
劇団スーパー・エキセントリック・シアター第45回本公演
教育再生シリアスゲーム「昭和クエスト」
1階M列22番@東京芸術劇場中ホール

絶校長!野添さん、おもろすぎ。
公演観るたびにどんどん野添義弘さんのファンになっていきます♪
表情と声質と間が最高に好き!!

以下、すこーしだけネタばれするかも。

出だしのつかみ、大竹浩一さんと小倉久寛さんの絡み。
面白い~
小倉さんを舞台で拝見するのは多分初めてなのですが、
素晴らしい存在感。息子役の大竹さんとの息もばっちり。
大竹浩一さんは、いい、みてるだけで楽しくなる雰囲気を持ってはりますね。
千手観音のようなあの手の動きも、綺麗だったー。
オープニングのこれをみて、あぁ今日の公演満足って思えるくらいです。

ストーリーは、昭和40年代に送り込まれる現代の中学生3人が中心のお話。
ふと、ちょうど少し前にこの同じ芸術劇場中ホールで観た、
FROGSのストーリーがフラッシュバック。
(FROGSでは二人の高校生がカエルの世界に送り込まれる)

後半の、小倉さんが息子を連れ戻しにいく時のセリフ、
うん、とても伝わってきました。ちなみに FROGS でも
確か人間界に戻るキーパーソンの声をされてましたよね。

三宅祐司さんと小倉久寛さんの絡み、これ、昭和40年代が
懐かしい人にとっては懐かしい言葉や曲の連発で楽しいだろうなぁ。
そこまで長くしますかってくらいたっぷりやってくれはりました。
(途中結構アドリブも入ってたような)

また、三宅さん、小倉さん、野添さんの3人がゲームの世界に行く場面、
やたらと絡みが長かったですが、あれも実はかなりアドリブなのかな。
カーテンコールで、三宅さんが、受けなかったネタはどんどん修正して
よくしていきますみたいにおっしゃってたので、これはぜひとも千秋楽
近くにまた観てみたいものだなーと思いました。こうして日々より楽しめる
ように変化させていく舞台ってのがこれまたライブの醍醐味って感じでいいですね。
カテコで野添さんがやっちゃったこと(これはこれでアドリブが入って面白かった)とか、
小倉さんのセリフを忘れたために起こった長い間のこととか
白状してて、こういうのがきけるのも、なんだかとっても面白い。
もう一度観て見比べたくなりますね。
(今回からリピーターズチケットを導入されたよう。5000円で買える!)
あとカーテンコールで三宅さんおっしゃってましたが、劇団創立28年目ってすごい・・

女子中学生3人組のリーダー!?役の白土直子さん、わ、若い!
永田耕一さんのあの役、お、おもしろい。登場のインパクト大!

ミュージカル・アクション・コメディなので、アクションシーンもかっちょいい!
アクションシーンは、特に白倉裕二さん、きれがあって観てて楽しい。

そしてなんと今回はライブ演奏が!
大竹さんと野添さんがドラム!かっちょいー。白土さんの声も素敵~。
バックコーラスが第九、いいですねーいいですねー。

休憩無しの2時間15分、絶校長野添さんをもう一度観たい。。。

2007年10月09日

07/10/09 イーストウィックの魔女たち@帝国劇場

2007年10月9日(火) 18:00
イーストウィックの魔女たち 初日
2階XA列2番@帝国劇場

初日♪
ロビーパフォーマンスがあるということで、
開演の30分前に劇場到着♪
が!
チケットがない・・・
あれ~・・・
初日にチケット忘却。。
席番は覚えてなかったものの、
幸い友人の隣席だったので、
受付で友人の隣席の番号を伝えると、
(友人が端席だったので助かった)
空席確認のため開演15分前までお待ち下さいと。
その間はお入りいただけませんと。
こりゃー仕方ない。
遠くの方(ロビー)で指揮者の塩田さんが楽器の説明を・・
あぁ聞きたいなぁと思いながら、入り口で待機してました。。
で開演15分前に仮のチケットを渡されて、
急いでロビーパフォーマンス会場に向うと、
終わってました(泣)

さて、イーストウィックの魔女たち、初日、
休憩25分なんだけど、1幕が1時間半ちょっとと長い、合計3時間。
以下、少しネタばれ含みます。。

カーテンコールで陣内孝則さんの挨拶がありましたが、
いっぱいいっぱいで台詞も歌詞も一部忘れてましたと。
陣内さんのキャラクターがとってもでたご挨拶でした♪

陣内さんは、作品上でも陣内さんがそのままいる感じ。
イーストウィックという街にきた陣内さん。。みたいな。

開演前から、そして開演後も最初から最後まで、結構下ネタ満載ですが、
いやらしい感じではなくあっけらかんとした感じ。
なにしろ劇場に入った瞬間ステージに置いてあるものがインパクト大ですから。

この舞台、白馬の王子様を夢見る3人の女性達がとっても素敵。

マルシアさん、ジーンズが似合う~。特に二幕後半の歌声は素敵でした。
森久美子さん、ほんとに、この方の、あの眉を八の字にした
「困った」という表情は、かわいらしいというか愛くるしいというか。
素敵すぎるキャラクターです。そして中低音がすっごく心地いい。
テニスウェアのシーンの登場のインパクトも楽しかった!
そして1幕最後の宙吊り、彼女をささえるワイヤーもすごい!

この宙吊りでほんっとにお人形さんのように手をふられていたのが涼風真世さん。
涼風さん、声、何種類お持ちなんでしょうか。ちょっとあのいじけた感じの声が好きです♪
そして涼風さん、もうどのお衣装も素敵で、眼鏡姿も知的で美しいのですが、
テニスウェアのシーン、登場と共に魅せられました。か、かわいすぎです。美しい。
ほんっとに。。。え、涼風さんって何歳?

そして大浦みずきさん、かっちょいー。きっとにらむ表情や、きりっとした動きが
宝塚時代の男役(観たことないけど)を彷彿とさせる感じでかっこいい!

二幕最初のダンスシーンで、マイケル役の中川賢さん、足が頭まで綺麗に
あがって、きりっとしたダンスを披露されてましたが、どっかで見たことあるなぁと
思っていたら、アンバランスで、猫の動きやってた方だ!またお目にかかれて嬉しい。

少女役の小此木麻里さん、二幕後半からいいなと思って注目してました。
そして陣内さんちの召使(?)のフィデルの及川健さん、
しゃべらないけどめっちゃおもろい。
ただ、最後の一言は・・・うーん、よくわからない。なぜあの台詞?

それにしても、この舞台、観終わって、キャストの役名が全然頭に残ってなくて、
唯一残ってるのが大浦みずきさんが叫んでいた「クライド!」。彼の名前くらい。
あ、あとは、ジェニファーも名前は印象に残ってるかも。でも陣内さんと
主役3人の女性の役名が全然頭に残ってないってのも不思議な感じでした。

あ、開演30分前に15分くらい指揮者の塩田明弘さんによるロビーパフォーマンスが
ありますが(私は観れなかったけど)、
開演5分前のアナウンスも独特なので、5分前には席についてるといいと思います。
あと、客席降りがめちゃめちゃ多いです。
そこまで降りますかと思うくらい多い(いや、正直ちょっと多すぎると思う)。
1階最前列は陣内さんと握手する確率がかなり高いと思うし、
1階通路側の人は、頻繁に役者さんが通ります。
1階最前列前の通路をあまりにも多く使うので、宝塚の銀橋がそこにあるように見えたくらいです。

指揮者の塩田明弘さんの開演前のご挨拶、二幕にもご挨拶!
なごみますねー、いい雰囲気作らはります。初日ということもあり、
少しかたくなってた客席があのご挨拶でかなりほぐれたと思う。
そして二幕、塩田さん、着替えてはるし(笑)。。
そしてなにより、私は3人の女性が幕前で歌うシーンでの、
塩田さんの流れるように気持ちよく振ってられる両手にも魅せられてました♪

2007年10月10日

07/10/10 島田歌穂 ONE NIGHT ONLY@東京芸術劇場

2007年10月10日(水) 19:00
島田歌穂 ワンウーマン・シリーズ 2007
『 ONE NIGHT ONLY 』
3階H列50番@東京芸術劇場大ホール

す、素晴らしい!
とっても心地よい、素敵な歌声に包まれたコンサートでした♪

まずは前半。
島田歌穂さんのジキル&ハイドから”あんな人が”で
鳥肌立ちました。3階席の遠さなんてまったく関係ないくらい、
すーっと身体にしみこんでいくような歌声。気持ちよかったー。

そして私も大好きメリーポピンズのメドレーを島田歌穂さんが歌っているところに
スペシャルゲストの井上芳雄さんが袖から歌いながら登場!
バ、バート!!(役名ね)。まさにバート、めっちゃ素敵なバート!
登場と共にぐっと心を掴まれました。すーばらしく響くバートでした。

そして井上君と歌穂さんのトークがとっても面白い。
井上君はトークうまいですねぇ。
舞台ロマンスの井上ひさしさんの話でかなり盛り上がってましたが、
ロマンスの後半最後のあの井上君の歌詞ができあがったのは公演2日前と聞いて驚き。。
それまではずっと「ラララ~」と歌詞なしで歌ってたようです。
こうしたエピソードの話し方や「間」がまたうまいこと。。彼のトークショーとかいきたくなります。

井上君が一番好きというミュージカルナンバーは、
MUSICAL PARADEのナンバー(井上くん、実際観たことはないそうで、
トニー賞の授賞式かなんかで歌ってるのをきいてひとめぼれしたそうです)。
歌詞とかよくわからないけど、とにかくなんかめっちゃ伝わってきました。
振付がこれまた躍動的で、発せられるパワーがすごかった。彼は素敵な歌声に加えて
観る人を魅了する雰囲気というかオーラを持ってますよね。もう一度観たい♪

この後、お互いにリクエストしあっての歌は、歌穂さんから井上君へのリクエストが
ALONE AGAIN島田歌穂さんが邦訳したという訳。とっても素敵でした。
井上君から歌穂さんへのリクエストは映画フォーエバー・フレンズの主題歌。
それをしかも歌穂さん、今回日本語歌詞をつけられたとのことで、これまた素敵な歌詞♪

前半最後は WickedのDefying Gravity
照明も、なんとなくエメラルドグリーン!
劇団四季の濱田さんとはまた違った魅力の島田エルファバを堪能♪

そして後半。

なんと会場に歌穂さんのおばあちゃんが。しかも、なんと今年100歳!す、すごい。
そのおばあちゃんに捧げる歌として、今回島健さんが作ったという
「おばあちゃんのDNA」。これもまたよかった。途中語りが入りながらなのですが、
歌穂さんのお母さん、宝ジェンヌだったんだーとか、おばーちゃんジャズ喫茶してはったんだーとか
そんなことを知って驚き楽しみながら、とっても素敵だなぁと心から思えたひとときでした。

そして次にきたのがミシェル・ルグラン!!”風のささやき”だ!
めっちゃ好きなんですよねーこの曲。あの物悲しいフレーズ大好き!
そしてメドレーで展開して最後は、シェルブールの雨傘
いいっ。めちゃめちゃいい。今書きながら頭の中に鳴り響いてます。

レミゼの”オン・マイ・オウン”も歌ってくれはりまして、ききほれまくりです。
(ただ、オーケストレーションが一部ちょっと変で、えー・・っと思った)

そう、今回、演奏は、なんとフルオーケストラ&ジャズバンド。めっちゃ豪華。
オーケストラは島健ポップスオーケストラということで芸大の方中心みたいです。
島健さんがピアノを弾かはるのですが、いやー、音色が軽やかで綺麗。
なめるように鍵盤をひかれてますが、ぽろろんぽろろん気持ちよかったー♪
島健さんのピアニカがこれまたピアニカ欲しくなる位よかった!
ジャズナンバーの時、島健さん、最後曲が終わる時、右手のこぶしを
びしっとあげて終わる終わり方がかっちょいい。あれ、やってみたい♪

後半、オケが一曲島健さんのピアソラの曲を演奏するのですが、
その演奏前チューニングの時、ピアノがA(ラ)の音を出した後、ん?オーボエか?
というような音がしたと思ったら井上芳雄さんの音(声)でした!
ふざけてすぐにA(ラ)の声をださはったんですねー。
お、おもろい。おもろすぎます。そして間がまたうまい。
笑いのセンスありまくりですね彼は。

そしてカーテンコール、
ミュージカルモーツァルト!の”愛していれば分り合える”!!!
なんとー!井上君モーツァルトと、コンスタンツェ歌穂さん!のデュエット♪
うまい!めっちゃめちゃうまい!
それにしても歌穂さんと井上くん今までミュージカルで
一回も共演されたことないって意外ですね。

そして最後は、12月に歌穂さんが出演されるミュージカル
THE LIGHT IN THE PIAZZAから。実際は新妻聖子さんが
舞台上で歌われる曲とのことですが、大好きで舞台では歌えないから
ここで歌いますと歌穂さん♪ とっても歌うのが難しそうな曲ですが
すてきな曲でした。あなたにひかりを~♪(だったかな)。

大大満足な2時間半でした。
会場は30-40代の女性が中心といった感じ。
ドレスアップされた方も結構いらっしゃいました。
ちなみに開演前にお手洗いにいこうと思ったのですが、
案内板には男性マークが出てたので、
案内板に従い3階上手側のトイレにいったら女性用しかなく、
今度は反対側の案内板に従い下手側のトイレにいっても女性用しかなく、
えーっと思って係員を探して、2階まで降りて。。時間かかりました・・
3階席の男性トイレはすべて女性用になってたんですねぇ。。

2007年10月13日

07/10/13 十月大歌舞伎昼の部@新橋演舞場

2007年10月13日(土) 11:00(遅刻のため12:45から)
錦秋演舞場祭り 中村勘三郎奮闘
十月大歌舞伎 昼の部

素晴らしかった!!!

急遽どうしても外せない用事が入り、1幕の「俊寛」を
観劇できなかったのですが(悔やまれます)、
2幕「連獅子」には無事間に合いました!
ほんとーに間に合ってよかった。
終わってみて、心からそう実感しました。

連獅子、素晴らしいです!!
歌舞伎最高と叫びたくなる感じ!
かっちょい!気持ちいい!何度でも観たい!
歌舞伎観たことない人も、これはぜひ観てほしいなと思います。
うーん、ボキャブラリーが貧困でうまく感動を伝えられなくてもどかしい・・・

親獅子が中村勘三郎さん、仔獅子が中村勘太郎さんと中村七之助さん。
そう、実の親子。実の親子でこの演目がみれるってすごいなぁと。
勘太郎さんと七之助さんの動き、二人それぞれにキレ、繊細さ、
ダイナミックさなどの特徴がいろいろ観れて、とっても楽しめました。
どっちもいい!

親獅子が仔獅子を突き落とす場面、突き落とした後の花道での
仔獅子の動き、親の大役を果たせて安心して蝶と戯れる親獅子、
三人揃ってのあの長い毛振り!タイミングもあって、
ほんとに見事というしかありません。

足で床を打つ音の心地よさ、飛び上がった後に片膝を曲げ片足を伸ばして着地
するあの時のあのかっこよさ、みとれます。ぽーっとします。
あの着地の瞬間だけでも、何度も何度もみていたい感じ。

また、三味線をはじめ、太鼓などの音の表現方法がこれまた面白い。
この演目、イヤホンガイドは、ぼそっぼそっ感じで時々解説してくれる感じ
ですが、その解説のおかげで、なーるほどぉーってポイントも多く、
とても楽しめました。ほんっとによかった。この演目を観終わった瞬間、
今日の満足度100%!って実感したくらいです。

そして休憩後の第3幕「人情噺文七元結
これが!ちょっと私、最後、嬉しくてうるっときてしまいましたですよ。
帰り道の気分がほんっとにうきうきするような、ほんっとに素敵すぎる演目。
それを見事に演じきってる主人公が、これまた中村勘三郎さん!
す、すごい、勘三郎さん、昼の部のこの三つの演目で主役ですよ、
で夜の部でこれまたばりばりでまくりの主役ですよ。すごすぎる!

錦秋演舞場祭り、”中村勘三郎奮闘”という副題がついてますが、
中村勘三郎大奮闘!ですよ。すごすぎる。。
しかも、どれもまた勘三郎さんの違った魅力が見える!

人情噺文七元結は、ほんとに、もう、なんといいますか、
最初勘三郎さん演じる長兵衛が勘太郎さん演じる文七に
あの行動に出た時は、”まじっすか!”と驚き、まわりの観客席からも
”えーー!”というような驚きの声がきかれましたが、
その後の展開で、おぉぉぉぉ、なんとーーー、うわーー、じーん、
みたいな、ほんと、なんというか、感動しました。はい。
台詞は基本的に口語調なので、イヤホンガイドの解説もほとんどなく、
この作品はイヤホンガイド無しできいてもいいと思います。

中村扇雀さん、寝坊な豆腐屋の時とは全然違った女房役。
ふすまを外した後の行動、めっちゃおもろい。。
お久、中村芝のぶさん!声も含めて女性と思ってしまうくらい!
前に新版歌祭文でお染を演じられてた時
そのしぐさ声容姿にみとれましたが、今日はまた違った魅力を堪能できました。
赤くいたいたしい手でぼろぼろの着物でのあの吉原のシーン、
ほんと、女性にしかみえませんでした。

見所満載な、ほんとーに素敵なひとときを過ごせました。
一本目の「俊寛」も、観た友人によると、
とっても素敵で心に残る演目だったとのこと、帰り道、
その友人から感想を交えてストーリーを聞いたのですが、
そのストーリーと見所を聞いただけで、妄想感動してしまった位です。

でも、ほんと、2本目の中村勘三郎親子の連獅子、これはぜひ時間がある方は
観とかはるといいと思います!!

07/10/13 劇団SET 昭和クエスト@東京芸術劇場

2007年10月13日(土) 18:30
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
昭和クエスト
1階M列34番@東京芸術劇場中ホール

初日に観て、日々パワーアップしているような気がして
どうにもこうにも観たくなり、いってきました♪

素晴らしい! 予想通りパワーアップしてました!
初日以上に笑いまくりでした!!

まずは最初の小倉久寛さん、今書きながら思い出し笑いしてしまう。。
間というか、あの雰囲気というか、最高。。素敵です。追いかけたい♪

そしてこのオープニングの千手観音。
最高のオープニングです。レベル非常に高いです。
みててとっても気持ちいい。

アドリブっぽい部分も多くて、ほんとにどこまでが
打ち合わせしててどこまでかアドリブかわからないんだけど、
ひっくるめて全て楽しい!笑いまくり。
受けなくても、最終的に受けてしまう、そのフォローがまたうまい。
うますぎる。。

三宅裕司さんのおとぼけに対して小倉さんと野添さんがつっこむシーン、
これも初日に観た時よりもパワーアップ!
一緒に観た友人はこのシーンがツボにはまり、うけまくってました。

野添義弘さんのゼッコーチョーは今日も絶好調!
アクションシーン、めっちゃめちゃかっちょいい。トウーッ!

白土直子さんの歌声、とても素敵♪一番好きな台詞は「安保反対!」。
これ、タイミングと間と言い方が、なんというか、完璧!

また、メインキャスト以外の方達は、いろんな役で登場しはるので
それをみてるだけでも楽しいです!

”MV”ボタン、このシーン、いいわー、ほんと楽しいー。
こういう発想ってほんとに楽しい。嬉しい。舞台って最高だなぁ、
観劇が趣味でよかったなぁなんて思いながら観劇してました。

そして後半、息子に話す場面の小倉さん。いい、いいシーンだ。
ぐっときます。そこから最後にかけてのあの怒涛のライブ、
大竹浩一さんはドラムはじめて間もないそうですが、とってもそうはみえない!
すごい練習しはったんでしょうね。
三宅裕司さんのソロもいい感じ!こうして役者さん自ら演奏して
歌って踊って、まさにミュージカル・アクション・コメディ!
とにかく、アクションのレベルは非常に高いし、ほんとにうけまくりのコメディ。
なんだけど、テーマはきちんと心に響いてくる。うまいなぁ。。

今日は、スクリーンに映った永田耕一さんが「ただ、」といった後
台詞を忘却するシーンがあったのですが、その後のまわりの人の
アドリブフォローがこれまた面白い。さらにカーテンコールで
それをネタにして話すところがいい!
カーテンコールでの小倉さんの手袋反対話も面白かったです。

ほんとに素敵な公演。
休憩無しの2時間15分。最後のカーテンコールでの観客の拍手は、
本当の意味でのカーテンコールの拍手だなと心から思いました。
その拍手に、衣装を着替えはじめてたっぽい状態で幕を上げて
ご挨拶してくださった劇団員の方達、ほんとうに心から拍手です。ありがとー!

この演目、昭和30年代のヒット曲やギャグ、社会背景などが
盛りだくさんなので、この年代を生きた人にはほんとぜひとも
観てほしいと思える作品です。普段観劇をあまりしてない人にもこれはおすすめ!

私も早速、親に大阪公演のチケットを買ってあげようと思ってます

2007年10月17日

07/10/17 THE TAP GUY@博品館劇場

2007年10月17日 13:00
MUSICAL THE TAP GUY ゲネプロ
@博品館劇場

TAP最高!!
めっちゃかっこいい!

玉野和紀さんとHIDEBOHさんのタップ、
これはですね、もう、必見です。ソロでももちろん素敵ですし
二人でのタップシーンがこれまた息もあっててとても気持ちいい。

Mr. Bojangles という伝説のTAPダンサーの物語(フィクション!)
なんだけど、玉野和紀さんのさりげないタップが素敵すぎました。
例えばちょっとトイレいってくるってのも、
GO TO TOILET!って言いながらのTAP。
さりげなく去るシーンでの軽やかなTAP・・・DVD出してほしい。

そして玉野和紀さんとHIDEBOHさんの階段を使ったステアタップ!
こーれーはー、みててほんとに気持ちいいです。

その他にも、ギャンブルTAP、風船TAP、サンド(砂)TAPなど
いろいろなタップがみれて、どんどんのめりこんでいきます。
(風船TAP、これ、気持ちいいんです!)
そして二幕後半TAPバトル、これはすごい!
めちゃめちゃ速い。連射なんてもんじゃないくらい速い!しかもリズム正確!

小堺一機さんも1幕最初でTAPシーン!お、おおおお!すごいです。
小堺一機さんはこの演目、掃除シーン、風船シーンの登場は、お、おもしろいです!
ラストの歌声も素敵♪
そして特に女性陣、衣装が変わる変わる、
しかも女性陣の衣装は毎回ゴージャス!

照明もきれい!セットがあまり大きくは変わらないんだけど、
照明の使い方で同じシーンでも全然違って見えたりして、
スポットライトとか、ライトの消え方とか、印象的で綺麗~でした。

1幕は華やか、2幕はぐっとストーリーに深みがでてきて
観てる人の中には、涙涙してる人もいました。
どんな華やかな時を過ごしても世代交代の時が・・・
そしてカーテンコール、最後の終わり方がこれまた素敵。
余韻が気持ちいいです。

公演プログラムの稽古場写真みて、剱持たまきさん、髪短い~。
何曲も歌われますが、妖精のよう~♪そして動きがとってもお上品。
また、舞台上ではいろいろな髪型をされますが、金髪、に、似合う!

tekkan さんはピアノ伴奏や、歌も聴かせてくれますし、
蘭香レアさん、お美しい!綺麗!かっこいい!
そして足高い!一つ一つの動きや表情に余裕があるというか、
まさに”舞ってる”感じです。

秋山エリサさんは剱持さんや蘭香さんとはまた違った魅力で好演!
小寺利光さん、加賀谷一肇さんもイキイキ!
出演者9名がみんないい感じ!でした。いや、ほんとに。

この演目、玉野さんが作・演出・振付。
しかも最後の3人のご挨拶を聞いててびっくりしたのが、
小堺さん51歳、玉野さん50歳!、HIDEBOHさん40歳!
ま、まじですか。元気すぎます。若すぎます。
その小堺さんがおっしゃってたのが、昔NYでタップショーを観た帰りに、
ショーを観たおじいちゃんが、タップは踏んだことないんだけど、
タップのまねをちょっとしてみてて、それを奥さんにだめーっ
ていわれてた光景をみていいなぁと思ったそうで、
そんな人たちが博品館劇場の近辺でおこったら嬉しいですとおっしゃってました。
うん、きっとそうなると思う!
だって私も帰り際、ドトールによった時、階段を昇る時に
つい「ステアタップ」が頭をよぎり、なんとなくコツコツしながら
あがってしまったくらいですから(笑)

歌あり踊りあり笑いあり泣きあり、そしてTAPありまくり!!
元気がもらえて、タップってかっこいいな、って心から思える楽しいミュージカルでした♪

最後に、会場、花がすごいです!まだ設置されてないお花も
たくさんあったので、多分もっともっと増えると思いますが、
現時点でも、博品館劇場、階段の半分以上がお花です!
しかもいろんなお花お花お花。開演前や20分の休憩時間、
このお花たちみてるのも楽しいですよ!

銀座博品館劇場で10月28日まで。チケットなど詳しくは博品館劇場の公演ページをどうぞ

p.s. おけぴスタッフ akki のブログにもレポ掲載中(写真もいっぱい)

舞台写真は許可をいただいての撮影・掲載となっていますので、引用・転載はご遠慮くださいませ

2007年10月18日

07/10/18 ロイヤルホストクラブ@新国立劇場

2007年10月18日(木) 18:30
ミュージカル座 ロイヤルホストクラブ ★組初日
D4列8番@新国立劇場小ホール

月組、星組とあるうちの星組の初日を観てきました!

まずはダメホスト役の阿部よしつぐさん!に魅せられた!
衣装もどんどん変わっていって、ダンスの見せ場はかっこいい!し
後半、効果音と見事に一致した自己紹介がこれまたかっちょいい!(演出うまい!!)
そしてラストの歌声も素敵。動きが軽やかでかつダイナミックで、アンド、お茶目。
このお茶目さと微妙な声の高さが気持ちいいです。阿部さんの声質、好みです。
稽古場レポの時のインタビュー動画もぜひぜひご覧下さいまし♪

そして、マルちゃん!(中里裕美さん)!!
やっほ!
いい、いいですわー、マルちゃん。
前にコンチェルト観た時も中里さんいいなーって思ったのですが、
今回の役も、とても個性的なんだけど、いいっ!
タイミング、動き、表情、口の形、姿勢、ふっと抜けた時の声もいい!
そして小芝居もいい!
トナカイがトナカイにのって恋人が・・・これもうまい!(笑)
そういえば、ほっけ&ご飯、めっちゃ食べたはりましたね。
え、そんなに食べて大丈夫?ってくらい。
そして最後ポンジュースでごっくん。
マルちゃんをENJOYするなら断然上手席です。
上手前方席。ご飯シーンとか、最前列上手、いいなぁ。。
ちなみにこのシーン(だと思うんですが)、
谷村昴(尾花宏行さん)がずーっと机の下で何かを
探してはる感じだったのですが、あのシーンは
何を探してはったんでしょう。あやとりシーンの前。かな。
あ、リボリボ、あの部分、なにげにめっちゃ好き♪ニコス~。

ジョニー(KAZZさん)、登場とともにやられました。目、いっちゃってます(笑)
めっちゃいい感じでいっちゃっててかなりうけました。
2幕後半の トゥモローズゴナビー、この曲、KAZZさん自身の作曲。
すごくいい曲で KAZZ さんの歌声も素敵。なんですが、私の頭の中では、
前半の KAZZ さんのイメージとこの曲を歌うかっこいいKAZZさんのイメージが
交互に切り替わる感じで、気持ちよく混乱してました♪

青島凛さんと福田奈実さんの異国の女ペア、
登場と共に客席から笑いがおきるくらいうけてました。お、おもしろい!
でも私が一番好きなのは、台詞のやりとりももちろん面白いのですが
後半のシーンで舞台下手での、少し猫背気味でおとなしい青島さんロベリンと、
困ったって表情をした福田さんジャスミンの二人のたたずまいがお気に入りです♪
あ、福田奈実さんのすらっとした手足を使った動きや表情にも注目です!

おなべ二人、かっこいー。丈二(狩俣咲子さん)、スーツ似合うー!
前半で眼鏡っ子役してた方と一緒とは思えない!
剣士郎の梅沢明恵さん、おおおお、男役だー!
しゃべる台詞がぐっと伝わってくる感じ。そして声がとても明瞭で綺麗♪

竹本敏彰さん、脚本・作詞・演出、そして出演!すごいです。
竹本さんは、動きが面白い!目の動きや笑いの間とか、最高ー!
あの髪型でまず私はやられました(笑)

三原康志さんが要所要所で、見た目とのギャップで笑わせてくれはります。
北村がくさん、またこの役あいますねー、声も雰囲気もぴったり♪
No2ホストの角川裕明さん、兄貴!って感じで、このTOP3のホスト3人の
キャラがたっていて、ホストクラブとしてはいいバランスぁ
なんて思ったりしながら観てました(笑)
No3ホストの聖夜、国友よしひろさんは、お、おいしい、いい役だー。
そのいい役を見事に演じきったはります。誕生日の歌もいいっ♪

No1ホスト藤浦功一さん、軽やかでギャグも絶好調の1幕、
そして2幕あの展開。最後は、うーん素敵♪そしてぐっときます。
とてもいいシーンです。かっこいいぞ、豪!
そして最後の最後は、これはロビーの写真に貼られた貼り紙を読んでね♪

この演目、前の方の数列はFLATな感じなんですが、
(多分)ステージとめっちゃ近い。なのでほんとに
このホストクラブ「パラダイス」のお客になった気分になれるのではないでしょうか。

そ、そしてなんと開演前、舞台上に掃除のおばちゃんが!!!
一目見て、あ!会川彩子さんだーっと(そうですよね?)。
前にミュージカル座のファンクラブイベントに参加した際、
会川さんのおばーちゃん役をみて、かなり印象に残っていたんですが
今回はその時よりもも少し若いおばちゃん姿♪
ミュージカル座は、一部キャストが月組と星組にわかれていて今日は星組。
会川さんは月組なので、今日は見れないなぁと思っていたので
しかもお茶目な掃除のおばちゃん姿がみれて得した気分。
2幕開幕前にも再び登場しますので、休憩タイムは
少しはやめに席に着いとくといいと思います。
いやー、でも星組で堪能してしまうと、月組も観たくなりますねこれは。

p.s. ロビーの入り口付近にある、ホスト達の写真に要注目。
開演前、幕間、終演後、見比べてみて♪

舞台写真は許可をいただいての掲載となっていますので、引用・転載はご遠慮くださいませ

おけぴスタッフ akki のブログにもレポ掲載中(写真もいっぱい)

2007年10月19日

07/10/19 籠釣瓶花街酔醒@シアターブラッツ

2007年10月19日(金) 19:30
サニーサイドウォーカー第6回公演
『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』
自由席@シアターブラッツ

演目が面白そうということでお誘い受けていってきました。
お、これは、私の愛読雑誌、モーニングで連載してる
かぶく者”(作:デビッド・宮原 漫画:たなか亜季夫)で
今まさに進行中の演目ですね。
ちなみにこの漫画、今めっちゃ面白い展開になってます。
隔週連載なんだけど、次号がとても待ち遠しい♪

今回の舞台は、籠釣瓶花街酔醒を演じることになった劇団の座長(成瀬優和さん)が
八ツ橋役候補に女性(斉藤範子さん)と出会うシーンからはじまり、
なるほど、現実でも籠釣瓶花街酔醒と同じ展開が起こる感じなのねーと
思い興味度もUP! 以下、ネタばれ含みます。

この作品、劇団が演じてる現代モードの時と、劇中劇として演じてる劇中劇モードの
切り替えがぽんぽんぽんぽん変わっていくので、それが面白くもあるんだけど、
ストーリーに没頭しはじめる直前でモードが突如変わったり、
今どちらのモードかわからなくなったりします。

特に最初の方は、現代モードの時にやくざだった人(阿部丈二さん)が
劇中劇でなぜか役ついてたり(劇団員じゃないのになぜ演じてるのー!と
これ、阿部さんは劇団員とやくざの二役だったってことかな。
手にバンド巻いてる時がやくざで巻いてない時が劇団員??)
また、最初は(もちろん演技として)台詞がたどたどしかった演技素人なはずの八ツ橋(斉藤範子さん)
が、いきなり次のシーンでめちゃくちゃ演技ばりばりモードになっていて、
えー、いつ成長したんだーって心の中でつっこんでしまったり。。

で、これはあまり深く考えずに観た方がいいのだなと思ってからは楽しく観れました♪

親方役の佐藤仁志さんが、ナイス助演!
さりげない表情とかがとってもいい感じ。唇の締まり具合がいいっ!
権八(石原善暢さん)と八ツ橋のいきなりのラブシーンもすごかった。
いきなり急展開でちょっとあせりました。

八ツ橋役の斉藤範子さん、妖艶な感じと(演技上で)やる気ない
だるーい感じがうまく共存したはりました。目力がすごい!

そして次郎役の成瀬優和さん。
次郎の最後の大詰めの斬り殺すシーンは迫真にせまる感じでよかった!
最後は劇中劇モードで終わっちゃうんですが、
個人的には実際の現代モードの人間関係にもけりをつけてほしかったなぁと思ったり。
また、彼の現代モードの演技、つまり歌舞伎歌舞伎してない演技をみてみたいなーと思いました。

全体的には、ちょっと劇中劇モードに入り込めなかった感じ。
歌舞伎調子の言葉が、すんなりと入ってこないというか、
現代モードの台詞だったらきっともっと伝わってきただろうなぁと。。

でも、漫画で作品読んで、今日この作品観て、ぜひとも歌舞伎の演目としての
籠釣瓶花街酔醒を観たくなりました。特に歌舞伎では、最初に次郎左衛門が八ツ橋に
一目ぼれするシーンは見ものとのこと。ぜひとも観たいです!

劇場は満員。19時に当日券を買ったところ、19時20分までお待ち下さいと。
なるほど、前売りの人優先なわけね。そういう文化なんだろうか。
雨の中、20分程劇場の前で待つはめに。。で20分過ぎに案内されると
もう一番前しか空いてなくて。。通常の劇場だったら大喜びなんだけど
小劇場の場合の最前列は、ぎゅうぎゅう詰めの三角座り。
これはですね、けっこーつらいのですよ。しかもお尻痛い痛い。
休憩なしの1時間半。1時間半って短いんだけど三角座りの1時間半は長いです。
隣のおにーちゃんも、時々腰をよじったり浮かせたり。うん、よくわかるよ。

でこうした劇場の場合、荷物スペースは客席にはないに等しいので、
受付で番号札もらって預けるんだけど、貴重品はおとり下さいと。
カバンの中貴重品だらけだったんですが、まー一番大事なパスポートだけは
(この日パスポートの更新でやっとこさ受け取ってきたばかりなので)
と思い、後ろポケットにいれてたら、この最新のパスポート、中に固い紙が
はさまってて、これがまた座り心地を悪くしてて、見終わった後、
はい、今日できたてのパスポート、曲がってました。おぅぅ。。。

2007年10月21日

07/10/21 GENERATIONS稽古場レポ

2007年10月21日(日) 17:00
GENERATIONS ステージ席稽古場
都内某所

今日は、来週末に上演される GENERATIONS という
ロックミュージカルライブの"ステージ席"の人たちの
稽古場にお邪魔してきました♪

ステージ席?
そう、ステージ席。
ステージ上の席?
そう、ステージ上の席。

今回の公演で、”ステージ席”として販売されてる席なんだけど、
この席は、普通のステージ上の席というだけではなく、
なんと、本番で、コーラス隊として豪華キャストと一緒に歌っちゃおう席なのです。

事前に楽譜とCDが送られてきて
そして、ちゃんと練習日があって
しかも、出演者や音楽監督自らの指導!
す、素敵な席だ!

今日は、そんなステージ席の人たちの練習日。
今日歌唱指導されたのは、日本版RENTでトム・コリンズを演じた石原慎一さん、
中山眞美さん、山形ユキオさん、そして音楽監督の寺田鉄生さん。

石原慎一さんが、前で、非常にわかりやすく、
ポイントとなるところを中心に楽しい歌唱指導が1時間。
なるほどー、へぇえええ、そっか英語の歌詞ってそういうふうに歌うんだーとか
私も非常に興味深く聞かせていただきました♪

山形ユキオさんは、ステージ席の人たちの後ろにまわったりして、
盛り上げる盛り上げる!ジェスチャーたっぷりに歌われて
とてもソウルフル!雰囲気がいい!
山形ユキオさんのスーパースター(ジーザス)はめっちゃ気持ちいい!
ソウル・ガールズになりたい!一緒に歌いたい!手拍子たたきたくなります!!

中山眞美さんも、笑顔で、コーラス隊との歌のかけあい、
ほんと、これはねー、観てると、参加したくてたまらなくなる感じ。

稽古ピアノ(荒巻みどりさん)の演奏で、稽古終了後も、
ステージ席の皆さん、ピアノを取り囲んで残って練習♪

今日の稽古に参加されてたステージ席の人たちは20名くらいかな。
中には、小学生、中学生、そして高校生の子達も!
中学生の男の子達は、英語の譜面をカタカナで書いてきてました。
まわりの人たちともお話したりしていい、いい雰囲気ですねー。
特に印象的だったのは、稽古が終わった後、帰る時の皆さんの表情。
笑顔ってこういうのをいうんだなぁって感じる心からの笑顔。
本番ではもっと素敵な笑顔になるんだろうなぁ。

前回ステージ席で歌われた方にステージ席の魅力を伺ったところ、
とにかく気持ちいい、楽しい、そして、キャストの人たちを
後ろから観れるので、普通客席から普段絶対観れない、
歌い終わった後のキャストの方達の一面や、舞台裏、稽古を
実体験できることですとおっしゃってました。

この GENERATIONS、ステージ席とは別に、「G-Chorus(コーラス隊)」も募集していて、
こちらは、年間を通じてレッスンをしながらライブを盛り上げていこう
という趣旨のもので、なんと、オーディションなし(!?)、
毎月2回の都内での練習に参加、未経験者OK!、サークルみたいなものとのことですが、
本番でのチケットもぎりから、いろいろな各種手配のお手伝い、
そしてもちろん本番でのコーラス隊と、舞台に出る方に興味がある人に
とってはたまらないと思います。
しかもお稽古の先生は毎回出演者やアーティストの方などなど!
それで参加費が月3150円!!
このコーラス隊、最初は7人からスタートしたとのことですが、
前回は12人、そして今回は30人と増えていき、まだまだ募集中とのこと。
歌うのが好きな人で月2回都内での練習に参加できる人にはぜひおすすめ!
名古屋から毎回参加してる人もいらっしゃるとのこと!
参加されてる方も、学生からご年配の方まで、職業もさまざま。
G-Chorus に興味ある方は こちらからどうぞ

今回3回目というこの GENERATIONS
FAME、ジーザス、RENTをはじめ、60-80年代のロックミュージカルナンバーを、
14名の豪華なメンバーと、コーラス隊、そしてステージ席の人たち、
さらには会場の観客の人たちも一緒に楽しめるライブ。
キャスト全員による曲も6曲ほどあるとのことですが、
石原慎一さん、TSUKASAさんがいるということはSeasons of Loveも!?
また、曲紹介のMCをはじめ、ソロ、デュエット、本間憲一さんのタップなど、
見所もたくさん!
子供さんからおじーちゃんおばーちゃんまで幅広い人たちに観に来て
ほしいとのことです。私も日曜日に観にいく予定です。
衣装はキャストの方達の自前とのことで、こちらもぜひぜひ要チェック!

今回の公演観て私も参加したい!って人は次回公演のステージ席か、
もしくはコーラス隊"G-Chorus"に入ってしまおう!!
チケットや公演詳細などは公式HPからどうぞ

出演:
安崎求 / 石原慎一 / 北村岳子 / 鈴木ほのか / TSUKASA /
籐子(TOHKO) / 中山眞美 / 渚あき / 花木さち子 / 平澤由美 / 藤岡正明 /
本間憲一 / 真織由季 / 山形ユキオ


おけぴスタッフのakkiのレポにも稽古場の様子が詳しくUPされてます♪

2007年10月22日

07/10/22 シネマ歌舞伎野田版研辰の討たれ

2007年10月22日(月) 16:30
シネマ歌舞伎「野田版研辰の討たれ」試写会

実は試写会場って初めてかも。
目黒にあるソニーPCLの試写会場「シネラピスタ」。
椅子快適ー。4列30席しかなくてちゃんと椅子が前後互い違いになってて、
椅子が非常に深く前の人の座高が高くても気にならない感じ。
座り心地もいい。デジタル映画専用の部屋らしいです。

さてこの野田版研辰の討たれ。2008年1月に全国でロードショーされるとのこと。
2005年5月に撮影されたものなので、中村獅童さんの結婚ネタや、
当時はやったお笑いギャグや、時事ネタが取り入れられたりしますが
歌舞伎を普段あまり観てない人にとっては入門編としてオススメ!
声に出して笑ってしまうシーンもたくさん!
2階席を逃げ回る辰次(勘三郎さん)もスクリーンなら堪能できます!
そしてとにかく出演陣豪華!

最初の中村勘三郎さんの登場シーン、まず目うばわれます。
かなりの台詞量ですね。一部アドリブでつないでいるようなシーンも
あったり(どう転んでも間が非常にうまいので全く気にならない感じ)、
でもそれが逆に生っぽくて新鮮。
三津五郎さんとのやりとり、福助さんへすがる様子、
早口でがんがんしゃべりたてるさま、堪能いたしました。すごいわー。

染五郎さんと勘太郎さんの身のこなしの軽さ!!
道場にて見本で手合わせするシーン、めっちゃかっこいいです。
後半もこの二人が随所に登場しますが、センスというか間というか
とにかく、輝いてる。

中村福助さん、「あっぱれじゃ!」。きまりまくり。
あれ、私にも言ってほしい(笑)。あっぱれじゃ人形とかほしい。

橋之助さんの住職、あれは絶対テロップでないとわからない!すごい変身ぶり。
そして片岡亀蔵さんのからくり人形!す、すごいインパクト!
楽しすぎる!ギャグも満載。最後扉しまる直前に一礼したのがとてもうけた。
中村芝のぶさん、やっぱり綺麗ー。
また、いろいろな人が二役やったりしてるので、そうした楽しみもありますね。

最後、染五郎さんと勘太郎さんがびしっとやっちゃうシーンは
映像効果的にとても美しかった。ストーリー的には物悲しいけどね。
やじ馬の動きやら、少し野田さんらしい風刺を感じたり、
最後の紅葉で、ふっと何かかんがえさせられる、そんな後味。
でも休憩なしの1時間半、見ごたえ、笑いどころたっぷりでした。

最後に、生の舞台をこうしたスクリーンで観ることの印象をいくつか。。

・特にお顔アップになった時に、口の動きと音のずれが気になる
 (最初の方はかなり気になりました。でもそのうちなれました)
・後ろの侍女の方が笑いをこらえてる感じがアップで観れて楽しかった♪
・一番感じたのは、演じてる人以外が観れないのが残念。
 これは仕方ないと思うけど、例えば後半のやじ馬が辰次を
 取り囲んでるシーンで福助さんが手に顎のせた姿勢と表情が
 一瞬スクリーンにうつってとても印象的だったのですが、
 その後は二度と映らず。。。多分生で観てたらオペラでずっと福助さん観てたと思う。
 また、最初の方で、カメラがアップになってる場面で、
 客席で笑いが起きてるのを耳にすると、あぁ今カメラに映ってない
 舞台袖の方で何か起きたんだなぁとか思わされて悔しくなります(笑

今上演中の演舞場の文七元結、そして連獅子も2008年秋公開で
シネマ歌舞伎化される予定みたいで、こちらも楽しみです!

守山辰次:中村勘三郎
粟津奥方萩の江・姉娘およし:中村福助
町田定助・僧良観:中村橋之助
平井九市郎:市川染五郎
小平権十郎・やじ馬の町人:中村獅童
平井才次郎:中村勘太郎
宮田新左衛門・やじ馬の町人:中村七之助
職人市助:中村源左衛門
からくり人形・番人番五郎:片岡亀蔵
八見伝内・宿屋番頭友七:坂東弥十郎
妹娘おみね:中村扇雀
平井市郎右衛門:坂東三津五郎

2007年10月23日

07/10/23 ウェストサイド物語@四季劇場秋

2007年10月23日(火) 18:30
劇団四季 ウェストサイド物語
C席2階8列16番@四季劇場 秋

劇団四季のウェストサイド物語は初の観劇。
前に海外の来日版を観たことはあるのですが、
トニーがぼってりした人で衝撃だったのを思い出しました。

さて、今宵のウェストサイド。
設定の年齢よりメインキャストの方達の年齢が倍くらいなのでは
と余計な心配したりしてましたが、実際観終わって、もうそんなこと
全然感じなかったです!!

リフの松島勇気さん、前にミストフェリーズの時に魅せられましたが、
今日のリフも、いやー、きれがある。かっちょいい。そして歌声も素敵♪

そしてベルナルドの加藤敬二さん。細い!線が綺麗!でやっぱりかっちょいい。
そしてなんというか、雰囲気がある!舞台がぱっと引き締まる感じがします。

そしてトニーの鈴木涼太さん!
最初の歌の出だし「く~る~」を聞いた瞬間、いいーっって思っちゃいました。
トニー、すっごく好青年、若い、かっちょいい。

マリアは、笠松はるさん。ユタで小夜ちゃんを好演してた方ですね。
「おやすみ~、夢でまたあおうー」の鈴木涼太さんとのはもりは、
めーちゃーめーちゃー気持ちよかったです。美しかった。
ただ、マリアとして観ると、残念ながらあまり感情移入できず。。。
結構ぽっちゃりしてみえるのも大きいかも。。あとお化粧かなり濃い目ですよね。。
ダンスシーンでは一人腕がだらりーんとしてたりするのが、ちょっと気になったりも
しましたが、歌もまだまだ伸びそうだしこれからが楽しみな方だと思います。

アンサンブルさん達のダンスシーンもみもの。
私的なツボは、中盤、決闘シーンの前と後に、アンサンブルの人たちの
金網の越え方。トゥーッって感じで足をぴーんと揃えて超えるんですが、
あれがすごくみてて気持ちいい。金網、実は下の方、穴開いてて入れるのに
あえて上から乗り越えていくあたりも素敵♪

休憩20分を挟んで、18:30開演で終わったのは21時過ぎ。
今日は2階C席での観劇でしたが、C席はほぼ満席。
でも2階S席は結構空席が目立ってました。やっぱり値段の差?
C席3150円、S席10500円(会員9450円)。
うん、だったらC席で3回観たい。C席、オペラなしでも全然OKです♪

最後に、正直にいいますと
直前までキャスティングされていた木村花代マリア、樋口麻美アニタ、
の(私の中での)ピコマココンビを観れるとかなり楽しみにしていただけに、
劇場入場直後は、かなりへこみました。。
というわけで、このコンビが観れるならもう一度観にいきたいです。

あ、劇団四季のキャスト問題、いろいろあって、今って前日のキャストは
ネットで観れるんですね。これ、数日前くらいまでは観れるようにしてー。

2007年10月24日

07/10/24 国立能楽堂見学会@国立能楽堂

2007年10月24日(水) 20:00
国立能楽堂見学会@国立能楽堂

国立能楽堂の見学会にお誘いを受けて行って参りました。
今まで何回か国立能楽堂で観たことはあったけど、
舞台上に上るのは初めて!なかなか新鮮な体験でした。

まずは能楽堂の座席に座って能楽堂の方や笛方の方から
説明を受けて笛の演奏を鑑賞。心地よく睡魔がやってきました♪
能楽堂のこの静けさって、居心地よくてふっと脳が休まって
眠気がおそってくる気がします。この感覚がまた気持ちいいんです。
その後、楽屋へ移動。ここで足袋をはきます。
そう、今回、「足袋」を持ってきて下さいと事前に言われ、
もってなかったので、銀座のあづま通りのお店で足袋購入。
楽屋で足袋にはきかえるのですが、これがなかなか新鮮な体験。
普段足袋をはく機会ってそうそうないですからね。

そして能楽堂の本舞台に案内していただいて、
舞台の呼び名や構造などをこれまた能楽師さんから解説。
ちょうど斜めの位置にある、中正面の客席からみると
視界を一部さえぎってる柱も、能面をつけた役者さんが、
舞台の境界線を把握するためにとっても重要なんです
といったことを聞いて、なるほどなぁー、あの柱がないと
落ちてしまう危険性もあるわけだと納得。

その後、五色の揚幕の上げ下げの仕組みなどの解説。
これ、実際に竹の棒を持たせてもらったのですが、
この幕が結構重い。客席でみてる時は、いいタイミングでがばっと
あがるなぁと漠然と思ってましたが、裏で人が竹の棒で
持ち上げていたとは思いませんでした。

また、実際に舞台上を歩いてみると、橋掛かり(本舞台と揚幕との間の通路)
がとても長く感じたり、舞台上って意外に広いな、
客席ってとても近いんだなということがわかったりして面白かったです。

見学時間1時間弱でしたが、直接能楽師さんとも
お話することができ、とても貴重な体験でした。
本舞台上のヒノキの床も、能楽堂によって柔らかい、固い
というのを感じるのだそうです。

今回解説してくださった能楽師さん達、皆さん
若い方ばかりだし、こうした見学会とかって、
能楽に興味持つきっかけにはとてもいいなと思いました。

それにしても、舞台上、客席、劇場内、そして楽屋も、
とっても綺麗に保たれていて驚きました。
ここを足袋をはいて歩いてると、心が洗われる感じになります♪

2007年10月25日

07/10/25 犯さん哉@パルコ劇場

2007年10月25日(木) 14:00
犯さん哉(おかさんかな)
L列13番@パルコ劇場

いやー、よく笑いました。
とにかく出演者の方達の魅力とセンスで最後まで突っ走る感じ。
冒頭は正直、どういう展開の舞台なのか、ついていけるのか少し不安
だったけど、映像が映った後14歳の古田新太さん登場からは、
とにかくノリが楽しい!次から次へとライブ感あふれるコミカルシーンの連続!
ぼけとつっこみ、このつっこみが、うまい。。。
関西人の私としてもとても心地よかった。
ちゃんと1幕、2幕、3幕(?)、そして5幕とあって
ストーリーもなんとなくつながってますが(前半のネタが後半につながったりする)、
そこに感情的に入り込む感じという見方ではなく、
身体をゆるくリラックスさせて、生のライブ感を楽しむ感じ♪
そう、理屈じゃない!(笑)

ただ、ゆるーい感じになんだけど、そんな中から、ふっと考えさせられたりする
場面もあったりして、2時間10分休憩無し、途中、少し時間の経過を
感じたり感じなかったりといった場面があるも、3幕予告編からの展開で
またぐっと引き込まれました。あのテンポ感は気持ちいい。

映像も中央スクリーン、右上部スクリーンをうまく使ってて、
音楽と映像が、また観てて気分をあおってくれる感じでいい♪

下ネタが結構でてくるけど、結構幼稚な下ネタなので
そんなにエロエロではないです。
ミザリ・・・は今でも思い出し笑いしてしまう・・・

即興っぽいシーンも多かったですが、実際アドリブなんでしょうか、
それとも結構台本通りなんでしょうかね。。

以下、各キャストを中心に。
少しネタばれ含みます。

古田新太さん、おぉぉぉぉ、パンツ一丁。
しかも登場シーン、いきなり14歳からスタートです。
ほぼずーっとパンツ一丁。ある意味すごい。

そして冒頭の姜暢雄さん、ス、スタイルいいですねー。
ほんとに女性みたい。その後も登場のたびに、違う魅力に魅せられます。

大倉孝二さん、あのだめだめ大学生(浪人生?)キャラからはじまり、
その後もいろんな衣装でいろんなキャラで登場するけど、
彼はほんとになんというか、雰囲気を持ってますよね。いるだけで面白い。
天使のシーンとか好きですね。

犬山イヌコさん、いやー、おかーちゃんのシーン、
似合いすぎ。はまりすぎ。出産シーンのあの複雑な呼吸法、もう一度聴きたい。
ただ、あの巨大容器(?)をまぜまぜするシーンはちょっとうっときてしまいますが。。

中越典子さん、身軽だー。側転後のアタック、びっくりした。
ぼけシーンは客席がシーンとなってたけど、その後のつっこみ役が
おいしいとこもってくので、これもバランスなんだろうなぁと。

山西惇さん、いい味出されてますねぇ。
象の映像と飼育係みたいな無言の絵、あぁ言うシーン好きです。

入江雅人さん、八十田勇一さんなどなど、
出演者8人が一人何役も演じるのですが、皆さん芸達者なのでどのシーンも面白い。
多分一人でも、うーんっていう演技の人が入ってたらまた全然後味違ったかもです。

いきなりの客席降りもすごい。そして一人の観客へのあの叫び。
叫ばれた人は全キャストからの目線の集中砲火、どんな気分なんだろうなぁ。。

作・演出は NYLON100℃主宰のKERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)さん。
NYLON100℃の舞台も観にいきたいなと思いました。

客席は若い女の子達も多くて、笑い声がストレート。
また、結構若い人でも、舞台上に台詞に対して、
ベタベタのつっこみを客席から声に出してしはるんだなぁ
なんてことを感じながら観てました。
お呪いシーンを一緒に唱えてはった隣の席の方。
つい一緒に唱えたくなっちゃうんでしょうねぇ。

2007年10月26日

07/10/26 宝塚月組MAHOROBA/マジシャンの憂鬱@東京宝塚劇場

2007年10月26日(金) 13:30
宝塚歌劇団月組
MAHOROBA/マジシャンの憂鬱
1階20列60番@東京宝塚劇場

いいっ、お芝居がよかった。
ただ、題名の「マジシャンの憂鬱」ってのがなんかよくない気がする。
すごく面白いお芝居なのに"憂鬱"って・・・

ほんと笑いに溢れたお芝居、いいっ、そしてフィナーレもいいっ!
同じ役柄の中で、かっこいいキャラとゆるいキャラの切り替えが、
これでもかこれでもかという位(そこまでやりますかという位)、
散りばめられていて、楽しい♪ はい、好きですこういうの。

シャンポール瀬奈じゅんさんが、かわいい声を出すシーン、
おおおおおお、声めっちゃかわいい。その後、男役に戻る一瞬がまた素敵。
歌声も優しく太く素敵だし、見た目もかっこいい!白が似合う!

彩乃かなみさんのヴェロニカが、硬派な役なんだけど、
墓場でこわがってるシーン、このシーンで私もヴェロニカに恋しました。
そして最後のベンチツーショットシーン、めっちゃかわいい。。
デュエットダンスも素敵。フィナーレのピンク色もとっても似合う!

このお芝居は、出演者の役どころがいろいろあって楽しめます。

ジグモンド大空祐飛さん、この青い衣装似合う、
そしてラースロの嘉月絵理さんとの掛け合いが楽しい。

皇太子ボンディジャール、霧矢大夢さん、いいキャラだ~。
シャンドールとボンディジャールの間の絆が見えたような気がしました。
ちなみに霧矢大夢さんは、ショーで連続回転(フェッテ?)をされてた方ですよね?

未沙のえるさん、”なーんも知らん”、この台詞だけで面白い!
最初にポケットにカードが入ってるのに気づく仕草だけで面白い。間が最高。
もっともっと登場してしゃべってほしかったなぁ。。

最後の式典シーンでは、舞台に立った娘役さん達の立ち姿の美しさに感動~。
ロケットを式典シーンの流れでもってくるとは、なるほどー。

 

ショーの方は、まほろばの歌がいいですね。我が心のまほろば~。
メロディーが頭に残ります。
”ハイハイハイ”の手拍子3連荘、あぁいう手拍子は楽しいですね♪

ただ、背景のあの電飾、やはり私はちょいと苦手だ。。
でも花びらが落ちる電飾はいい感じ。

このショー、いつもの宝塚のショーとはちょっと路線が違う印象。
華やかなダンス!歌!のショー!という印象ではなく、
ストーリーがあって、衣装もばりばりなんだけど、
客観的な観方になるというか、夢の世界という入り込みが私にはできなかったです。
睡魔に何度か襲われてしまいました。

あ、でも、三貴神がいい!!
この3人の中央にいて超素敵な美声に酔わせてくださったのはどの方なのでしょう?
未沙のえるさんはもうすぐにわかるので、
萬あきらさんか、出雲綾さんかだとは思うのですが。

彩乃かなみさんの高く透通る歌声や、三味線の曲もかっちょよかった。
最後の赤い衣装で左右にひねる動きの群舞からラストにかけては
気持ちいい!やっぱり白は映えますねー。ひらひら衣装もいいっ。
そしてラスト、踊りながらの幕ってのもいいですね。

今回は、まずショーがあって、そしてお芝居、そして短いフィナーレショーという構成。
なんだか二回ショーが楽しめる感じで嬉しいです。
リピートしたい作品です(チケット難とスケジュール難でみれないけど)

同じくらいの年齢の人でひとりで来てる男性みつけると嬉しくなりますが、
今日は人気公演で平日マチネ。さすがに男性客は全然いなかったです。

07/10/26 幸福の王子@新宿LIVE

2007年10月26日(金) 18:00
劇団Cruce 幸福の王子
自由席@新宿LIVE

今まで、舞台を観てて、「mixi」という言葉が台詞で
出てきたりして、おぉぉっと思ったことは何度かありましたが、
今回の舞台、その mixi でのコミュニティが
きっかけになって発足した劇団とのこと。

その第一回公演を観にいってきました。
演目はオスカーワイルドの幸福の王子

王子役の堀口弥生さん、いい感じの存在感。
つばめに「ありがとう」と小さくささやいた時、ぐっときました。
そして目が印象的。特に目を失った後の王子の気持ちが伝わってきて切なかったです。

ツバメ役の中村和之さん、真っ直ぐなツバメさん。
王子が最初に歌を歌った際、途中からツバメも
口をもごもごさせて歌詞をつぶやいていたのは演出かな?
王子とツバメのラストシーンはぐっときました。

最後、心臓と(確か)ツバメが銅像の台にぽつんと置かれて終了
という形だったので、さらに切ない。。。
冒頭の天使達の回想という展開だったのでしょうか。

王子が歌う曲がなかなか素敵な曲だったのですが、
これ、生ピアノで生演奏だったらもっと素敵だったんちゃうかなと
そんなことを思いながら観てました。

2007年10月27日

07/10/27 宝塚雪組シルバー・ローズ・クロニクル@日本青年館

2007年10月27日(土) 15:00
宝塚歌劇団雪組
シルバー・ローズ・クロニクル
1階H列37番@日本青年館

いやー、楽しかった!!
チラシと全然印象違った。
チラシみて、真面目な固いストーリーかと勝手に思い込んでましたが
産経ニュースの見出し「吸血鬼に恋したオタク」。
この見出しの方がまだ印象に近いかな。
そのままとらえると変だけど(笑
ファンタジックコメディーミュージカル♪です。

オープニングの後、舞台に登場したエリオットを観て、
ん?ど、どなた?
つい先ほどステージ中央にいた彩吹真央さん?ですよねー主役だし。
というわけで、私の脳はしばらく同一視できず。インパクト大。
この自信なさげで怪奇映画オタクのエリオットの彩吹さんがめっちゃ面白い。

そんなエリオットを盛り立てる脇の人たちがこれまた素敵。
エリオットにデート方法を伝授するティム(蓮城まことさん)、
かわいい女の子役を演じた時のチャーミングなこと!

アナベルの大月さゆさん、歌素敵~♪
少女と大人のちょうど間のような、ヴァンパイアと人間の間のような魅力は
とてもアナベルにあってますね。

そのアナベルのお兄ちゃんクリストファー役の凰稀かなめさん。
なびく銀髪かっちょいー、足細いー。
二幕途中から、エリオットとの絡みでキャラがいい感じで
やわらかくなっていくのも面白かったです。

ヴァンパイアハンター&ブライアンの緒月遠麻さんも
謎めいてる感じでいいなと思ってましたが、後半、なんと
あなたもそうなのかーという展開。さらに、なんと、
アナベルにあのようにせまったということは好きだったの!?
さらに一瞬でアナベルにやられたのにもびっくり。まさに秒殺。

そしてこのブライアンのお付の二人ジョンとアンディ(愛輝ゆまさんと香綾しずるさん)、
後方での膝かくかく曲げての振り、机の後ろでの頭ぴょこぴょこ、楽しい!
そしてクロスワードパズルの「と・け・た」。うーん、いい響き♪

エリオットとアナベルのデートにいたるまで電車男みたいな展開は
とっても楽しく、「僕のヒロインになってください!」の台詞は、
わーいっちゃったーっ!っと私も心の中で告白のドキドキを共有してました。

深いスリットの入った黒い衣装のダンサーの娘役の方達がこれまたマイ好みの動き。
楽しいー。中でも、後半、エリオットとの絡みがあった方、どなたでしょうか?
(最後に、舞台上手から下手に流れるように踊ってられた方も同じ方?かな)

いろんな人にスポットがあたっていいです!
1幕はコメディシーンにはまり、2幕は展開を堪能♪
舞台袖での小芝居や去り際の台詞も楽しい♪

夜の公園シーンの、なんとなくいるカップルとかもとっても自然。
舞台転換も自然でとても綺麗。
舞台転換といえば、エリオットとアナベルが消えるシーンで、
大きな扉が両側から交差する際、ごんって大きな音たててぶつかったのは、
演出通り?それとも想定外?どっちなんだろうか。。

観終わった後、冒頭の映写シーンをもう一度観てみたくなりました。
冒頭で彩吹さんが演じてたのはアランジョーンズ(祖父)だったんですよねー。
うーん、もう一度観たい。

パンフレットも600円と安い。
カーテンコールの自転車もうけた♪

ちなみに、本日、初の宝塚お忘れ券にて入場。
うーん、チケットの管理はちゃんとしとかないとですよね。
一緒に観る人達が38,39番だったから
「37か40と思うのですが」という曖昧な申し出にも
快く応じていただき、開演直前に無事案内してもらえました。

昨日月組の東宝公演観て、東宝の各公演一回は観るようにしたいと思いましたが、
今日青年館公演を観て、こちらも一回は観るようにしたいと思ってしまいました♪

2007年10月28日

07/10/28 GENERATIONS@東京芸術劇場

2007年10月28日(日) 15:00
GENERATIONS
1階H列1番@東京芸術劇場中ホール

先日稽古場にお邪魔した GENERATIONS の本番を観てきました!
まさに歌力、聞いてて心にばんばん響いてくる歌声が次から次へと!

特に印象的だったのが

本間憲一さんのTAP!めちゃめちゃかっちょいい。

Seasons of Love石原慎一さん、鳥肌たってしまった。MCもうまい♪

花木さち子さん、すごく雰囲気持った歌声堪能~。
トークも含めてかなり心惹かれました。

藤岡正明さん、優しく甘い歌声、素敵すぎます。

鈴木ほのかさん、私、イメージ変わりました。
なんてチャーミングな方なのでしょう。

そして最高だったのが DREAM GIRLS からOne Night Only
中山眞美さん、素晴らしすぎます!
私の個人的な声の好みとかそういう嗜好のレベルではなく、
なんというか、もう理由なんて考える以前にスコーンと気持ちよく陶酔しちゃいました。
この曲が一番歌詞がよく聴こえたし、One Night Only という発音
が特に気持ちよかったり、いや、でもほんと
とにかくすっごく気持ちよかったです。もう一度聴きたい。。。

そして最後、ジーザスからスーパースター!
私も思わずスタンディングでの手拍子。
これは楽しいですねー。山形ユキオさんによる
オリジナルのような独特のスーパースター。
藤岡さんも客席の後ろまでだだーっと走ったり
舞台袖にジャンプしたりと、のりのり。

楽しいフィナーレでした♪
できれば Seasons of Love から手拍子でスタンディングしたかった
ですが、ちょっと勇気なくてお行儀よく観てました。

また、最初、ちょっとバンドやマイクのボリュームがとても大きくて
心臓にひびいちゃう感じで、歌詞もあまり聞き取れず、
グランドピアノの音がグランドピアノに聴こえなかったり、
前の席の女性も耳を押さえたりしててあまり入り込めなかったのですが、
途中から、歌が響いてくるようになって、
後半は、女性陣の歌声は陶酔しまくり、最後は思い切り入り込んでました♪

次は厚生年金会館で3月1日に公演されるとのこと
興味もった人はコーラス隊かステージ席、これはめっちゃおすすめ!
GENERATIONS を堪能したいならぜったいステージ上だと思います!
(参加したい方はこちらをどうぞー)

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