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07/09/04 ロマンス@世田谷パブリックシアター

2007年9月4日(火) 13:30
ロマンス (こまつ座)
1階Q列10番@世田谷パブリックシアター

毎回毎回、三軒茶屋駅から世田谷パブリックシアターの誘導は
ほんとわかりにくい。道はほぼ一本なんだけど標識がない!
そして一度地上に出ると、ほんと一本通りが違うだけで現在位置が
全然わからなくなる。。(帰り、地下鉄入り口をもとめて少しさまよいました)

さてこのロマンス!すっごく密度の濃い満足度の高い舞台でした!
ストーリーはロシアの戯曲家チェーホフの一生を描いたものですが、
その描き方がうまい!チェーホフの成長に従って、
井上芳雄さん→生瀬勝久さん→段田安則さん→木場勝己さん
と演じ手が変わっていくんですが、面白い!
井上君から生瀬さんの移り変わりは、ちょっと、ん?って
思いましたが、生瀬さんから段田さん、そして木場さんへの
移り変わりは見事! 直後に別の役ででてきても、自然に
別の役に観えます。役者さんってすごいなって感激いたしました。
特に段田さん、木場さんのチェーホフは、
感情が手にとるように伝わってきました。

この男性陣を支える女性陣がこれまった見事。
大竹しのぶさん、リューマチのおばーちゃん、お、おもろすぎ。
一転、オリガのシーンでは、売れる前と後での演じわけも見事で、
とにかく間の取り方がめちゃめちゃうまかったです。
一幕で生瀬さんと絡む、何いってるかわからないシーンでは、
あれ、アドリブ入ってるのでしょうか?

そして松たか子さん!素敵すぎます。
声も演技ももちろん素晴らしいですが、とにかく表情!
顔のパーツ全てから伝わってくる感じ!
レストランに忘れ物をして戻ってきた時のあの表情、
壁にもたれかけて何気なくしてる場面でのあの表情、
オリガとの微妙な関係の中で見せるあの表情、
チェーホフとオルガが最後ふざけあってるのをみて
こんなに楽しい二人をみたことがないというような台詞を
いった時のあの目。。。(ここ、ちょっと涙がぐっときちゃった)
複雑な心境の表情とかがめちゃめちゃいいのです。
なんというか、表情に嘘がない感じ。
で、またコミカルな場面での表情の切り替えとかもうまいんですよねぇ。
二幕の松さんの歌もとても素晴らしい♪聴き惚れてました。

通して、一番のマイヒットキャラは生瀬勝久さん!!
目立ちすぎず、他の人をたてつつ、でも美味しいところは
きっちりさらっていって、シーンの中でのインパクトは絶大!
安定感、そして間の取り方が大好きです!
いろんな役をされていてどの役も面白いですが、
レストランのウェイター役とか面白すぎです!
(この舞台、オペラグラスを使ってると、反対側で
一瞬にして起こる面白いネタを見逃しがち。
一幕で松さんが井上君をペチって叩くところを見逃してからは、
オペラグラス使いませんでした)

ところで、この舞台でかなりとりいれられていた歌ナンバーですが、
最後の井上君の歌とオルガのレストランシーン以外は、
歌にしなくてもよかったんじゃないかなぁと思ったりも。特に1幕とか。

音楽は生ピアノオンリーなんだけど、素敵に絡んでます。
時間の経過は少し感じましたが、それが不快でなく、濃密で、
贅沢な、心地よい3時間(休憩15分)。

セットはなんかMAっぽいなって思いました。
あんまり変化しないけど、変化してるように思えるセットです。
照明の使い方も綺麗。
ヴォードヴィル。。。この言葉の意味を想像しながら観てましたが、
終わった後に、ヴォードヴィルってなんていう意味?って気になります。
チェーホフ自体は、知らなくても、楽しめます。
でも知っていれば、もっと楽しめる、そんな作品だろうなぁと思います。
(ちなみに私はよく知らない)


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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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